JPH0755012B2 - 吊上げ式仮腕木 - Google Patents

吊上げ式仮腕木

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JPH0755012B2
JPH0755012B2 JP7817491A JP7817491A JPH0755012B2 JP H0755012 B2 JPH0755012 B2 JP H0755012B2 JP 7817491 A JP7817491 A JP 7817491A JP 7817491 A JP7817491 A JP 7817491A JP H0755012 B2 JPH0755012 B2 JP H0755012B2
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JP
Japan
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lifting
arm
electric wire
fixing
arm member
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Application number
JP7817491A
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JPH06153343A (ja
Inventor
宏 河野
泰 神代
成利 小川
弘樹 伊沢
正康 今井
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Tokyo Electric Power Co Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧架空配電線路の
電柱における腕金について行われる、碍子の交換や腕金
そのものの交換等の作業の際に電線を仮に保持するため
に用いられる仮腕木に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の仮腕木としては、例えば、特開
平2‐164211号に示されるようなものが知られて
いる。この特開平2‐164211号の仮腕木(両引留
変更工具)は、複数のローラ及びフックが取り付けられ
た細長いスライドアームを備えおり、スライドアームの
ローラを介して張線器により吊り上げた電線をスライド
アームのフックに仮保持させるようになっている。この
ように、この仮腕木は、張線状態を緩めることなく電線
の仮保持を行え、作業の合理化に大きく寄与しているも
のであるが、ただ、両引留変更工法用として開発され、
この工法に特徴的な張線器を電線の吊上げに用いるよう
になっているので、その他の碍子の交換や腕金の交換作
業等については、必ずしも満足のゆくものでない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、張線器等を用いずとも張線状態のまま電線の仮保持
を行えるようにした吊上げ式仮腕木の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】具体的には、電柱に固定
するための固定部材に対し細長いアーム部材を着脱自在
とし且つ、このアーム部材に対し、一方向間欠回動が可
能な回動軸により吊上げベルトを巻取り・巻戻し自在と
した複数個の吊上げ部材を選択的に間隔を定めて取付け
自在としてなる仮腕木を提供し、またこのような仮腕木
であって、固定部材が、架空地線用キャップの側面に突
き出ている重ねフランジに係合する係合部を備えている
吊上げ式仮腕木を提供する。
【0007】
【作用】この吊上げ式仮腕木は、電線の吊上げについて
はその先端部を電線に巻き付けるようにしてこれを保持
させた吊上げベルトを一方向間欠回動が可能な回動軸に
より巻き取って行い、また電線の吊下げについては吊上
げベルトを回動軸から巻き戻して行うもので、回動軸を
例えばラチェットスパナのような適宜の手段で回動させ
れば僅かな力で張線状態のまま電線の吊上げ・吊下げを
簡単に行える。また、この吊上げ式仮腕木は、固定部材
がその係合部で架空地線用キャップの側面に突き出てい
る重ねフランジに係合するようになっているので、緊線
状態のままの電線を仮保持することにより大きな荷重が
掛かっても、固定部材が回ったり緩んだりすることがな
くより安全に作業を進められる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。この吊
上げ式仮腕木1は、図1及び図2に示すように、固定部
材2、アーム部材3、及び吊上げ部材4を主な要素とし
ている。固定部材2は、図1〜図4に示すように、保持
部11と固定部12よりなっている。保持部11は、ア
ーム部材3を保持するためのもので、角筒状に形成され
ており、その一側面にロックピン13を抜き差しするこ
とにより開閉できる開閉扉14が設けられており、この
開閉扉14を開いてアーム部材3を保持させることがで
きるようになっている。また、保持部11の内部には係
合ピン15が突設されており、アーム部材3を保持させ
た際に、この係合ピン15が後述するアーム部材3の係
止孔16に挿通してアーム部材3の横ズレを防止するよ
うになっている。
【0009】また、固定部12は、図9に示すような架
空地線用キャップCに抱き付けて固定するための部分
で、保持部11の側面より突設させたブラケット部17
に、細長い一対の抱持片18、18が架空地線用キャッ
プCの側面の円弧形状に合うように並べて取り付けられ
ており、抱持片18、18の後ろ側を通して架空地線用
キャップCの周囲をぐるっと廻した抱持ベルト19によ
り架空地線用キャップCに固定されるようになってい
る。また、この固定部12には、架空地線用キャップC
の側面に凸条として出っ張っている重ねフランジFの厚
みに対応する幅の挟持溝21を形成するようにしてブラ
ケット部17に固定された一対の挟持片22、22にて
係合部23が形成されており、架空地線用キャップCに
抱き付けた際に、この係合部23の挟持溝21に架空地
線用キャップCの重ねフランジFが係合するようになっ
ている(図8)。このように、係合部23と架空地線用
キャップCの重ねフランジFとが係合することにより、
後述するように緊線状態のままの電線を吊り上げて大き
な荷重が掛かっても、固定部材2が回ったり緩んだりす
ることがなくより安全に作業を進められる。
【0010】アーム部材3は、電柱の腕金に一定の配列
状態で支持されている電線の配列状態に対応させて吊上
げ部材4を配列させて取り付けるためのもので、絶縁性
を与えるためにFRP(繊維強化プラスチックス)製の
角筒で作られ、各側面には複数の係止孔16、16、…
…が所定の間隔で穿設されており、これらの係止孔1
6、16、……を介して、前述の保持部11への固定、
あるいは吊上げ部材4の配列・取付けを行えるようにな
っている。
【0011】吊上げ部材4は、電線を緊線状態のまま電
柱の腕金から吊り上げるためのもので、図5〜図6に示
すように、取付け部24と巻取り部25を備えている。
取付け部24は、アーム部材3を挟持できるように一側
面開放の角筒状に形成されており、アーム部材3を挟持
した状態において固定ボルト26をアーム部材3の係止
孔16及び取付け部24自体に設けられている係止孔2
7に挿通させて締め付けることによりアーム部材3に固
定されるようになっている。
【0012】巻取り部25は、吊上げベルト28を回動
軸29で巻取り・巻戻し自在としてなるもので、回動軸
29は、ラチェット機構及びこのラチェット機構に組み
合わされたネジブレーキ機構により一方向間欠回動が可
能なようにされている。具体的には、回動軸29は、図
7に示すように、吊上げベルト28の端を引っ掛けるた
めの引っ掛け孔31を有する巻取り部32、押接フラン
ジ部33、及びネジ部34より形成されており、そし
て、押接フランジ部33と、ネジ部34に螺合するスパ
ナ受け35の押接フランジ部36とによりラチェット機
構の爪車37を挟持する状態にされている。
【0013】すなわち、巻取り時には、適宜なスパナで
スパナ受け35を図の右側から見て右回りに回せば、こ
れにより押接フランジ部33とスパナ受け35が爪車3
7側に前進し、回動軸29とスパナ受け35の両押接フ
ランジ部33、36により爪車37が強圧される状態に
なり、回動軸29は、戻り止め爪38で一方向への回動
のみを許容された爪車37により規制されて右回りの一
方向回動を行い、吊上げベルト28を巻き取る。逆に、
巻戻し時には、スパナ受け35を左回りに回してそのネ
ジ部34に対する螺合状態を適当に緩めれば、回動軸2
9は、緩んだ分だけ爪車37による規制が解かれて、電
線の重量により左回りに一方向回動を行い、吊上げベル
ト28を巻き戻す。なお吊上げベルト28による仮上げ
対象の電線の保持は、図1に見られるように、吊上げベ
ルト28の先端部分に形成する環で電線を巻く状態にし
て行なう。より具体的には、吊上げベルト28はその先
端部に小さなループを有しており、このループに基端側
を通して環を作るようにして電線を巻くことで保持する
(図1中に現されている吊上げベルト28の先端の環は
このようにして電線を保持した状態を示している)。そ
してこのようにして電線を先端部に保持させた後にその
基端部を巻取り部25の引っ掛け孔31に通すように引
っ掛けて巻き取りを行なう。
【0014】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明による吊上
げ式仮腕木によれば、張線器のような別の工具を用いず
とも張線状態のまま電線の仮保持を行え、碍子の交換や
腕金の交換等の作業の合理化に大きく寄与できる。ま
た、固定部材がその係合部で架空地線用キャップの側面
に突き出ている重ねフランジに係合するようになってい
るので、緊線状態のままの電線を仮保持することにより
大きな荷重が掛かっても、固定部材が回ったり緩んだり
することがなくより安全に作業を進められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊上げ式仮腕木の側面図である。
【図2】吊上げ式仮腕木の平面図である。
【図3】固定部材の側面図である。
【図4】図3中の矢示X方向から見た保持部の側面図で
ある。
【図5】吊上げ部材の側面図である。
【図6】図5中の矢示Y方向から見た吊上げ部材の側面
図である。
【図7】吊上げ部材の要部を示す破断図である。
【図8】架空地線用キャップと固定部材との関係を示す
説明図である。
【図9】架空地線用キャップの斜視図である。
【符号の説明】
1 吊上げ式仮腕木 2 固定部材 3 アーム部材 4 吊上げ部材 23 係合部 28 吊上げベルト 29 回動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 成利 千葉県市川市市川南3−14−37 株式会社 電洋社内 (72)発明者 伊沢 弘樹 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式会 社安田製作所内 (72)発明者 今井 正康 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式会 社安田製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電柱に固定するための固定部材に対し細
    長いアーム部材を着脱自在とし且つ、このアーム部材に
    対し、一方向間欠回動が可能な回動軸により吊上げベル
    トを巻取り・巻戻し自在とした複数個の吊上げ部材を選
    択的に間隔を定めて取付け自在としてなる吊上げ式仮腕
    木。
  2. 【請求項2】 固定部材が、架空地線用キャップの側面
    に突き出ている重ねフランジに係合する係合部を備えて
    いる請求項1の吊上げ式仮腕木。
JP7817491A 1991-03-19 1991-03-19 吊上げ式仮腕木 Expired - Lifetime JPH0755012B2 (ja)

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JP7817491A JPH0755012B2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 吊上げ式仮腕木

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JP7817491A JPH0755012B2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 吊上げ式仮腕木

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JPH06153343A JPH06153343A (ja) 1994-05-31
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CN102570351A (zh) * 2012-02-22 2012-07-11 河南省电力公司漯河供电公司 一种导线提升工具
CN103532042B (zh) * 2013-09-22 2016-06-15 国家电网公司 一种配电网用的便携式简易跨越架
CN105186360B (zh) * 2015-08-27 2017-07-14 国网上海市电力公司 一种可预设拱形的绝缘子用托瓶架
CN105375389B (zh) * 2015-11-30 2017-09-29 国网北京市电力公司 导线固定装置

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