JP2514058Y2 - 電信柱用足場ボルト - Google Patents

電信柱用足場ボルト

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JP2514058Y2
JP2514058Y2 JP2604093U JP2604093U JP2514058Y2 JP 2514058 Y2 JP2514058 Y2 JP 2514058Y2 JP 2604093 U JP2604093 U JP 2604093U JP 2604093 U JP2604093 U JP 2604093U JP 2514058 Y2 JP2514058 Y2 JP 2514058Y2
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正和 寺前
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電信柱に上り下りする
際の足場に利用する電信柱用足場ボルトに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、一般に電信柱Aに
は、工事区間の作業停電、事故区間の検出及び切離し、
事故時停電区間縮小のための逆送並びに負荷移行等の目
的のために柱上に開閉器8が設置されている。上記の開
閉器8には、油入開閉器、気中開閉器、真空開閉器、ガ
ス開閉器等種々のものがあるが、図9に示すように、い
ずれも手動操作を行うための操作ハンドル9が開閉器本
体8aの側面に回動自在に設けてある。この操作ハンド
ル9の両端は環状に形成してあり、ナイロンロープ10
等の紐体を両端部の環9aに通して操作ハンドル9の両
端に固定してある。
【0003】さらに、上記ナイロンロープ10を操作ハ
ンドル9から垂下させており、電信柱Aの途中において
上記ナイロンロープ10を引張操作することによって、
柱上の開閉器8の操作ハンドル9を回動させて開閉器8
を入/切するのである。そして、通常開閉器8の開閉操
作を行わない時には、上記のナイロンロープ10は、電
気工事を行う者が電信柱Aに上り下りする際の足場とし
て利用するために電信柱Aの柱体に螺合して固定された
足場ボルト26に巻き付けてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来例におい
ては、本来電気工事を行う者が電信柱Aに上り下りする
際の足場である足場ボルト26にナイロンロープ10を
巻き付けているために、電気工事を行う者がナイロンロ
ープ10を取り付けた足場ボルト26で滑り、特に雨天
時には雨滴がナイロンロープ10を伝って下りてくるた
めに、さらに足場ボルト26に巻き付けたナイロンロー
プ10が滑り易くなり危険であるという問題がある。ま
た、足場ボルト26に直接巻き付けるのは外観上も見苦
しいという問題がある。
【0005】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、開閉器を操作するための紐体を巻止めておく
ことができ、且つ足場としての安全性を確保するととも
に外観上見苦しくない電信柱用足場ボルトを提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、電信柱の柱体にねじ部を螺合して固定
し電信柱に上り下りする際の足場に利用する電信柱用足
場ボルトにおいて、電信柱の柱上に設置した開閉器の開
閉操作を行う操作ハンドルに固着した紐体を巻止める巻
止部を略U字型に形成し巻止部の底部を足場ボルトの先
端に付設したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案の構成では、電信柱の柱体にねじ部を螺
合して固定し電信柱に上り下りする際の足場に利用する
電信柱用足場ボルトにおいて、電信柱の柱上に設置した
開閉器の開閉操作を行う操作ハンドルに固着した紐体を
巻止める巻止部を略U字型に形成し巻止部の底部を足場
ボルトの先端に付設したので、開閉器の開閉操作を行う
ための紐体を巻止部に巻き付けて固定することができ
る。したがって、電気工事を行う者が電信柱に上り下り
する際に足を置く足場ボルトの足場部分には紐体が巻き
付けられていないために、電気工事を行う者がこの紐体
で足を滑らせることを防止できるものである。
【0008】
【実施例】以下、実施例によって本考案を詳細に説明す
る。 (実施例1) 本考案の電信柱用足場ボルトの一実施例を図2に示す。
図2(a)に示すように、この足場ボルト1は、端部に
ねじ部2を備え、ねじ部2から続くボルトの胴部を電信
柱Aに上り下りする際に足を載せるための足場部3とし
ている。そして、略U字型に形成し、2つの腕4a,4
aと、これら2つの腕4a,4aを支持する基部4bと
から成る巻止部4をナット5に接着等の方法によって固
定している。なお、巻止部4には基部4bから先端に向
けてテーパがつけてある。図2(b)に示すように、2
つの腕4a,4aは対向させてあり、先端部の対向する
側に突起部4cが設けてあって、先端部における2つの
腕4a,4aの間隔は先端部以外における間隔よりも狭
くしてある。そして、足場部3の端部に設けたねじ部
(図示せず)に巻止部4の基部4bに固定したナット5
を締めつけ、巻止部4を足場部3に締めつけ固定して、
足場ボルト1を形成している。なお、巻止部4は、足場
部3と一体に形成してもよい。
【0009】上記のようにして形成した足場ボルト1
を、図1に示すように電信柱Aの柱体に設けたボルト孔
6にスプリングワッシャ27を介して螺合し、ナット7
で締めつけ固定する。そして、電信柱Aの柱上に設置し
た開閉器8の開閉操作を行うための操作ハンドル9に
は、ナイロンロープ10等の紐体を固定し、このナイロ
ンロープ10を開閉器から垂下している。ナイロンロー
プ10の先端には表示ラベル11が取り付けてあって、
この表示ラベル11には、開閉器8の開閉操作の入/切
に対応して入、切等の文字が刻印等の方法で記されてい
る。表示ラベル11は平板状に形成してあって端部付近
に取付け孔11aを設け、この取付け孔11aにナイロ
ンロープ10の先端を通して縛り、表示ラベル11をナ
イロンロープ10に取付け固定している。
【0010】上述のような構成では、電気工事を行う者
が開閉器8の入/切を操作する場合は、その電気工事を
行う者が電信柱Aに上った場所で上記のナイロンロープ
10を引張操作することによって、開閉器8の操作ハン
ドル9を回動させて開閉器8を入または切するのであ
る。しかして、通常開閉器8を操作しない状態では、ナ
イロンロープ10は、図1に示すように、巻止部4の腕
4aに巻き付けて固定している。ここで、巻止部4の先
端部における2つの腕4a,4aの間隔は他の部分にお
ける間隔よりも狭くしてあるので、先端に表示ラベル1
1を取り付け固定したナイロンロープ10が巻止部4か
ら外れるのを防ぐことができるものである。上記のよう
にしてナイロンロープ10を足場ボルト1の巻止部4に
巻き付け固定することによって、足場部3に足を載せた
時にナイロンロープ10で足を滑らせるのを防止するこ
とができるのである。
【0011】(実施例2) 本実施例の足場ボルト12の外観図を図3に示す。本実
施例は、実施例1において巻止部の形状を変えたもので
ある。本実施例においては、図3に示すように、巻止部
13にテーパをつけずに2つの腕13a,13aを略平
行に対向させ、2つの腕13a,13aの先端部13b
を外方へ反らせるとともに、2つの腕13a,13aの
対向する側を隆起させてある。
【0012】また、図4に示すように、巻止部13の2
つの腕13a,13aの対向する面に凹凸部13cを設
けてもよい。この凹凸部13cによって、ナイロンロー
プ10を巻止部13の腕13aに巻き付けた時に、ナイ
ロンロープ10が抜けてしまうのを防止することができ
る。他の構成については実施例1と共通である。なお、
上記実施例1〜2の足場ボルト以外にも、図5〜図7に
示すような変形例も考えられる。すなわち、図5に示す
足場ボルト14は、両端付近の外径を端部付近以外の外
径よりも大きくして形成した巻止部15を足場部3の先
端部に設けて成るものであり、ナイロンロープ10を両
端部付近の外径の大きい部分以外のところに巻き付けて
固定するもので、両端部付近の外径を端部付近以外の外
径よりも大きくしているので、巻止部15に巻き付けた
ナイロンロープ10が巻止部15から抜けるのを防止で
きる。
【0013】また、図6に示す足場ボルト16は、両端
部付近の外径が異なる棒状の突起部18を、棒状の突起
部18の大きくない方の外径を有する端部を棒体17の
側面に固着し、棒体17を挟んで棒状の突起部18をそ
れぞれ対向させて2対立設して巻止部19を形成し、こ
の巻止部19を足場部3の先端部に設けて成るものであ
る。そして、この棒状の突起部18にナイロンロープ1
0を巻き付けて固定すれば、ナイロンロープ10の抜け
防止が可能となる。
【0014】さらに、図7に示す足場ボルト20は、平
板状の基体21の一方の端部近傍に平板状の可動部22
の端部を回動自在に軸支して成る巻止部23を足場部3
の先端部に設けたものである。可動部22の軸支されて
いない方の端部には、略半円状の切り欠き部24が設け
てあり、他方、巻止部23の基体21には、この切り欠
き部24と重なる位置にちょうナット25が螺合してあ
る。したがって、基体21の上端面に設けた係止環28
にナイロンロープ10を通し、可動部22の切り欠き部
24を基体21に螺合したちょうナット25に嵌合し、
ちょうナット25を締めつけることによって基体21と
可動部22とでナイロンロープ10を挟持して、ナイロ
ンロープ10の抜け防止を行うものである。
【0015】
【考案の効果】本考案は、電信柱の柱体にねじ部を螺合
して固定し電信柱に上り下りする際の足場に利用する電
信柱用足場ボルトにおいて、電信柱の柱上に設置した開
閉器の開閉操作を行う操作ハンドルに固着した紐体を巻
止める巻止部を略U字型に形成し巻止部の底部を足場ボ
ルトの先端に付設したので、開閉器の開閉操作を行うた
めの紐体を巻止部に巻き付けて固定することができる。
その結果、電気工事を行う者が電信柱に上り下りする際
に足を置く足場ボルトの足場部分で、電気工事を行う者
が紐体で足を滑らせることを防止することができ、足場
としての安全性を確保することができるという効果があ
る。また、紐体を足場部分に巻き付けることによって外
観上見苦しくなるのを防ぐことができるという効果があ
る。さらに、巻止部は略U字型に形成してあるので、複
数の紐体を片手でも同時に且つ容易に巻き付けて固定す
ることができ、電信柱上で行う作業時間を短縮すること
ができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示すものであり、足場ボルトを電信
柱に取付けた状態を示す図である。
【図2】同上を示すものであり、(a)は外観側面図、
(b)は外観正面図である。
【図3】実施例2を示す外観側面図である。
【図4】足場ボルトの巻止部を別の形状にした外観側面
図である。
【図5】足場ボルトの巻止部の変形例を示す外観側面図
である。
【図6】足場ボルトの巻止部の別の変形例を示す外観側
面図である。
【図7】足場ボルトの巻止部のさらに別の変形例を示す
外観側面図である。
【図8】従来例を説明するための概略構成図である。
【図9】開閉器の外観正面図である。
【符号の説明】
1 足場ボルト 2 ねじ部 3 足場部 4 巻止部 4a 腕 4b 基部 4c 突起部 5 ナット 6 ボルト孔 7 ナット 10 ナイロンロープ 11 表示ラベル 11a 取付け孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電信柱の柱体にねじ部を螺合して固定し
    電信柱に上り下りする際の足場に利用する電信柱用足場
    ボルトにおいて、電信柱の柱上に設置した開閉器の開閉
    操作を行う操作ハンドルに固着した紐体を巻止める巻止
    部を略U字型に形成し巻止部の底部を足場ボルトの先端
    に付設したことを特徴とする電信柱用足場ボルト。
JP2604093U 1993-05-19 1993-05-19 電信柱用足場ボルト Expired - Lifetime JP2514058Y2 (ja)

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JP2604093U JP2514058Y2 (ja) 1993-05-19 1993-05-19 電信柱用足場ボルト

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JPH0683845U JPH0683845U (ja) 1994-12-02
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KR102397149B1 (ko) * 2017-11-09 2022-05-12 삼성전자 주식회사 통신장비 고정장치
KR101940630B1 (ko) * 2018-03-26 2019-01-21 주식회사 신신전력 철탑 추락방지용 안전장치

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