JP4185655B2 - 電柱上開閉器の開閉操作装置、およびその操作方法 - Google Patents

電柱上開閉器の開閉操作装置、およびその操作方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の目的】
この発明は、高所に設置された電力用の開閉器における開閉操作装置に関するものであって、特に、地上またはその近傍からの遠隔操作を実現可能とする新規な構造からなる電柱上開閉器の開閉操作装置、および、新規な電柱上開閉器の開閉操作装置の操作方法を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
電力の保安上の責任分界点に設けられる区分開閉器や分岐開閉器等は、電柱上に設置され、野外高所にあって電気技術者のみが操作できるよう管理されなければならず、受変電設備の点検・清掃および電気工事等に伴う停電操作の際に、開閉器外側に露出状となっている開閉操作用ハンドルを開放操作して電力の投入を停止させ、作業終了後に受電操作し、電力の供給を開始させるものである。
【0003】
一般に、このような区分開閉器には高圧引込み線が接続されており、開閉操作中の不注意で作業員が感電してしまう虞れがある外、工具類を開閉操作綱や把持環に不用意に引っ掛けて開閉操作用ハンドルを誤って開閉操作してしまう危険がある上、不安定な高所での作業となるので、安全の確保のため別の作業者が立会い、事前に充分な打合せを行って呼称,確認しながら慎重に作業を進める必要があり、高所や足場の悪い所での作業には、体力があって熟練した作業員を人選し、開放操作中は「投入禁止」の標示を行う等、作業責任者は、多方面に渡って細心の注意を払わなければならない。
【0004】
そこで、この区分開閉器の開閉操作用ハンドルは、例えば、本願出願人自らによる特許第2855138号公報や、特開平9−147693号公報等に開示された発明に見られる如く、当該開閉操作用ハンドルの左右端夫々に、下端に把持環を繋着した開閉操作綱が垂れ下がり状に吊着され、その把持環部分を電柱中途に仮固定状となるようにしたものとしておき、作業の都度、電気用帽子や高圧ゴム手袋、電気用長靴、その他防災面等の安全用具を完全装備した作業員が電柱中途、把持環部分が仮固定されている箇所まで登り、作業内容に応じて何れか一方の把持環を直接把持して引き下げ操作することにより、区分開閉器の開閉操作がなし得る構造となっている。
【0005】
このように、従前からの開閉操作用ハンドルの開閉操作綱は、関係者以外の故意による、あるいは悪戯等による事故を防ぐ目的から、電柱の上側中途部に吊り下げられ、仮固定されるようにした構造となし、一般の人が簡単には近付けず、誤って操作されることがないよう配慮されたものとなっており、そのため、電気技術者が開閉操作を行う際には、開閉操作綱に届く高さ位置まで電柱に登って開閉操作する必要を生じてしまうこととなるが、こうした高所における不安定な姿勢での操作は、暴風雨や積雪等の天候や作業員自身の体調不良等によって不慮の事故を招く虞れがある上、複数箇所の区分開閉器を開閉操作するような場合には、頻繁に電柱への登り降りを繰り返さなければならないことになって、作業員への労働負担を増大させ、点検・清掃作業や工事を遅延させる要因となっていた。
【0006】
この発明は、以上のとおり、高所に設置された区分開閉器の開閉操作には、これまでのところ電柱の登り降りが不可欠であって、不安定な高所での作業とならざるを得ず、その都度、安全性の確保に努めなければならず、しかもその安全な作業の遂行については、専ら電気技術者の熟練技術と体力とに頼らざるを得なかったという事情に疑問を抱き、区分開閉器の開閉操作の効率化と安全性の向上とを実現できる電柱上開閉器の開閉操作装置を得ることはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造からなる電柱上開閉器の開閉操作装置、および新規な電柱上開閉器の開閉操作装置の操作方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
【0007】
【発明の構成】
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の電柱上開閉器の開閉操作装置は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、電柱上に設置された区分開閉器における開閉操作用ハンドルの左右両端側に、所定長さの操作用索条の両端を夫々繋いで垂れ下がり状に吊着すると共に、該操作用索条の折り返し部分となる巻掛け部を挟む両側であって、少なくとも開閉操作用ハンドルの開または閉操作ストローク長を超える距離を隔てた位置に夫々牽引用係合部を設けた上、当該操作用索条巻掛け部を、巻掛け装置部の巻掛け車に捲回して同操作用索条全体が緊張状となる如く組み合わせる一方、巻掛け装置部には、外部からロックおよびアンロック可能とする回転仮止め機構が組み込まれてなる構成を要旨とする電柱上開閉器の開閉操作装置である。
【0008】
この基本的な構成による電柱上開閉器の開閉操作装置を、より具体的な構成によるものとして示せば、電柱上に設置された区分開閉器における開閉操作用ハンドルの左右両端側に、少なくとも中間部分所定範囲が屈曲変形自在な巻掛け部で形成されてなる所定長さの操作用索条の両端を夫々繋いで垂れ下がり状に吊着すると共に、該操作用索条の折り返し部分を挟む両側であって、少なくとも開閉操作用ハンドルの開または閉操作ストローク長を超える距離を隔てた位置に夫々牽引用係合部を設けた上、当該操作用索条巻掛け部を、電柱中途部に配した巻掛け装置部の巻掛け車に捲回して同操作用索条全体が緊張状となる如く組み合わせる一方、巻掛け装置部には、その巻掛け車単独か、または巻掛け車とそれを経由する操作用索条巻掛け部との双方かの何れかを外部からロックおよびアンロック可能とする回転仮止め機構が組み込まれてなるようにした電柱上開閉器の開閉操作装置ということができる。
【0009】
操作用索条は、電柱上に設置された区分開閉器の開閉操作用ハンドルを遠隔操作可能とする機能を果たすものであって、開閉操作用ハンドルを開閉操作するに充分な強度を有し、地上または地上付近の電柱中途部まで登った箇所から、遠隔操作杆を使用して遠隔操作可能な位置まで垂れ下がり状に吊着された構造とするものであり、その巻掛け部を含む全体がロープやワイヤ、またはチェーン等の屈曲変形自在な素材構造のもので形成されてなるものとすることが可能である外、開閉操作用ハンドルの左右両端側に繋がる部分については棒材や管材を採用し、巻掛け部または巻掛け部を含むその余の部分だけをロープやワイヤ、またはチェーン等といった屈曲変形自在な素材構造のものによって形成されてなるものとすることもでき、巻掛け部は、その操作用索条の中途部、折り返し部分辺りであって、巻掛け装置部の巻掛け車に巻掛け状に装着可能とする機能を果たす部分であり、回転仮止め機構による仮止めを受けて開閉操作用ハンドルを固定するに充分な強度をもつ構造とすべきであって、それらの要求を満たすロープ、ベルト、ワイヤ、またはチェーン等から形成される。
【0010】
牽引用係合部は、操作用索条の中途部、特に、上記巻掛け部の左右であって、夫々当該巻掛け部の機能に支障を来すことのない所定高さ位置部分に配され、後述の遠隔操作杆の操作鈎を係合可能とする機能を果たすものであり、区分開閉器の開閉操作用ハンドルを操作するに要する牽引力に耐える強度をもって操作用索条の中途部所定箇所に固着または連結する等して設けられたものとすべきであり、遠隔操作杆の操作鈎を直接係合可能とする構造のもの、例えば環状、鈎状等の金具類によるものとしたり、あるいは、ロープ、ベルト、ワイヤ、またはチェーン等の索条自体を小さなループ状に結んだり止めたもの、あるいはまた、上記したとおり、操作用索条として、開閉操作用ハンドルの左右両端側に繋がる部分を棒材や管材を採用するようにしたものにあっては、その棒材や管材の下端近傍を鉤状に形成したり、刳り抜き孔に形成したもの等とすることができる。
【0011】
巻掛け装置部は、操作用索条の折返し中途部を、その軸芯方向に進退可能に巻掛け可能とし、操作用索条全体が、その巻掛け部を中心に所定距離、即ち開閉操作用ハンドルの開閉操作に必要とする距離分だけ確実に移動し得るようにする機能を果たすものであって、そのため、巻掛け車を組み合わせた構造とした上、操作用索条全体を緊張状となるようにしたものでなければならず、また、所定の状態に維持するために回転仮止め機構を組み込んでなるものとしなければならず、全体は、電柱の中途部所定箇所に強固に固定されるようにした構造とすべきであって、巻掛け車および回転仮止め機構の夫々が同一の取付け構造によって固定されるようにするのが望ましいが、場合に因っては、巻掛け車と回転仮止め機構とを、夫々個別の固定構造によって電柱所定箇所に取着、固定するようにしたものとすることも可能である。
【0012】
巻掛け車は、操作用索条の巻掛け部を巻き付けけて左右に略U字状に折り返すようにし、当該巻掛け部を中心に操作用索条を軸芯方向に進退操作されるように支持する機能を果たすものであり、外周面を平面状または溝状に形成し、ロープ、ワイヤ、ベルト、チェーン等を巻掛け可能に構成したものとする外、操作用索条の少なくとも巻掛け部にチェーンを採用するようにしたもの場合には、それを巻掛け可能とするようにしたスプロケット状または歯車状に形成したものとすることも可能である。
【0013】
回転仮止め機構は、操作用索条の状態を一時的に固定し、その軸芯方向への移動を停止させて仮止めした状態とすることにより、開閉操作した操作用ハンドル姿勢をその状態に維持し続けるようにする機能を果たすものであって、後述の実施例に取り上げている事例に代表されるように、ロープ、ワイヤ、ベルト等を巻掛け車との間に押圧し、その摩擦力で仮止めするようにした構造のものとすることができる外、チェーンの目に噛合する係止体を進退動作させ、近接して係止、後退して開放する構造のものとしたり、あるいは、巻掛け車に直接当接し、巻掛け車自体の回転を阻止することにより、結果的に操作用索条の移動を仮止めするようにした構造、例えば、巻掛け車自体にブレーキ構造を設け、巻掛け車円周縁に直接当接して仮止めする構造や、巻掛け車両側面を挟圧したり、その軸棒に直接当接、あるいは軸棒に軸裝したギアに噛合するようにした構造のもの等とすることができる。
【0014】
更に具体的には、この回転仮止め機構の構造は、その巻掛け車の下方に略鉛直状に配置、組み合わされるようにしたものであって、上端に押圧用端部を有し、下端に遠隔操作杆の操作鈎を係合可能とする係合端部を形成し、その間を雄ネジ部に形成してなるロックネジと、該ロックネジを螺着させるロックナットとを具備し、当該ロックネジの係合端部を外部から回動操作してその押圧用端部を巻掛け車の軸芯方向に上下動することにより、同押圧用端部が巻掛け車または巻掛け車に捲回した操作用索条巻掛け部に当接、または同所から離反するようにした構造としたものである。
【0015】
あるいは、その巻掛け車の下方に略鉛直状に配置、組み合わされるようにしたものであって、上端に押圧用端部を有し、下端に遠隔操作杆の操作鈎を係合可能とする係合端部を形成し、その間を雄ネジ部に形成してなるロックネジと、該ロックネジを螺着させるロックナットとを具備するものとした上、当該ロックネジは、少なくとも係合端部を含む下方外側が有底筒状の隠蔽用外匡体で包囲状とされ、該隠蔽用外匡体の底面部には、遠隔操作杆の操作鈎の平面形に略一致する形状の操作鈎専用孔が穿設されてなるものに形成され、該操作鈎専用孔を通じて遠隔操作杆操作鈎をロックネジ係合端部に係合し、当該ロックネジの係合端部を外部から回動操作してその押圧用端部を巻掛け車の軸芯方向に上下動することにより、同押圧用端部が巻掛け車または巻掛け車に捲回した操作用索条巻掛け部に当接、または同所から離反するようにした回転仮止め機構である。
【0016】
また、この回転仮止め機構には、その巻掛け車の下方に略鉛直状に配置、組み合わされるようにしたものであって、上端に押圧用端部を有し、下端に遠隔操作杆の操作鈎を係合可能とする係合端部を形成し、その間を雄ネジ部に形成してなるロックネジと、該ロックネジを螺着させるロックナットとを具備するものとした上、当該ロックネジの係合端部が、その下端側の円錐状の案内開放口に続き、その奥部に遠隔操作杆の操作鈎の平面形に略一致する形状の専用係合孔が穿設されてなるものに形成され、当該案内開放口によって遠隔操作杆操作鈎の姿勢を専用係合孔に強制的に誘導して遠隔操作杆操作鈎をロックネジ係合端部の専用係合孔に係合し、当該ロックネジの係合端部を外部から回動操作してその押圧用端部を巻掛け車の軸芯方向に上下動することにより、同押圧用端部が巻掛け車または巻掛け車に捲回した操作用索条巻掛け部に当接、または同所から離反するようにした構成からなるもの等も包含している。
【0017】
【関連する発明】
この発明の基本をなす、上記した電柱上開閉器の開閉操作装置に関連して、この発明には、その電柱上開閉器の開閉操作装置の操作方法も包含しており、その構成の要旨は、基本的に次のとおりのものである。
即ち、地上、または地上付近の電柱中途部まで登った箇所において遠隔操作杆を把手、立設状にして、該操作杆操作鈎で回転仮止め機構のロックネジ係合端部を回動操作してアンロックした上、開閉操作用ハンドルの左右両端部の中、引き倒したい側の端部に繋がれている操作用索条に設けられている牽引用係合部に遠隔操作杆の操作鈎を係合させ、一気に引き下ろして区分開閉器の開閉操作用ハンドルを開または閉操作した後、該遠隔操作杆を用いて回転仮止め機構のロックネジ係合端部を回動操作してロックし、巻掛け車単独か、または巻掛け車とそれを経由する操作用索条巻掛け部との双方かの何れかを外部からロックまたはアンロックすることによって操作用索条の動きを制御し、一旦操作した開閉操作用ハンドルの姿勢を仮固定状に保持するようにしたものである。
【0018】
この基本的な構成による電柱上開閉器の開閉操作装置の操作方法は、更に具体的には、地上、または地上付近の電柱中途部まで登った箇所において遠隔操作杆を把手、立設状にして、該操作杆の操作鈎を、隠蔽用外匡体の操作鈎専用孔を潜らせてからロックネジ係合端部に係合状とするか、ロックネジ係合端部の案内開放口によってその姿勢を強制誘導して専用係合孔に係合状にするかしてから、回転仮止め機構のロックネジ係合端部を回動操作してアンロックした上、開閉操作用ハンドルの左右両端部の中、引き倒したい側の端部に繋がれている操作用索条に設けられている牽引用係合部に遠隔操作杆の操作鈎を係合させ、一気に引き下ろして区分開閉器の開閉操作用ハンドルを開または閉操作した後、該遠隔操作杆を用いて回転仮止め機構のロックネジ係合端部を回動操作してロックし、巻掛け車単独か、または巻掛け車とそれを経由する操作用索条巻掛け部との双方かの何れかを外部からロックまたはアンロックすることによって操作用索条の動きを制御し、一旦操作した開閉操作用ハンドルの姿勢を仮固定状に保持するようにした構成を要旨とするものであるということができる。
【0019】
なお、この発明における電柱上開閉器とは、所謂電柱上に設置された開閉器に限定するものではなく、当該開閉器を所定高さ位置に設置するものの総称としての電柱であって、したがって、鉄塔やその外の建築物等の高所に設置された開閉器全てを対象としており、この発明には、高所に設置された開閉器の開閉操作用ハンドルを地上、もしくは地上付近等から操作可能とする開閉操作装置、およびその操作方法の全てが包含されていることは言うまでもないことである。
以下、上記したこの発明の構成がより一層明確になるよう、図面に示すこの発明を代表する実施例について詳述することとする。
【0020】
【実施例1】
図1の電柱上開閉器の開閉操作装置の斜視図、図2の巻掛け装置部の斜視図、および図3の牽引用係合部の斜視図に示される事例は、回転仮止め機構に隠蔽用外筐体を設けた構成からなるものであって、この発明に包含される電柱上開閉器の開閉操作装置における代表的な実施例を示している。
当該電柱上開閉器の開閉操作装置1は、電柱9上に設置された区分開閉器91における開閉操作用ハンドル92の左右両端側に、所定長さの天然繊維または合成樹脂製のロープからなる操作用索条2の両端を夫々繋いで垂れ下がり状に吊着し、該操作用索条2中間部分の所定範囲である巻掛け部21を、電柱9中途部に配した巻掛け装置部3に対して回転自在に軸着された巻掛け車31に巻掛け、操作用索条2の全体が緊張状となる如く組み合わせたものとしており、操作用索条2の巻掛け部21両側の、開閉操作用ハンドル92の開または閉操作ストローク長を越える距離を隔てた位置の夫々に、図3中に示すように、中心に操作用索条2を通した状態で、短柱状の牽引用係合部22,22を夫々固着している。
【0021】
巻掛け車31の下方には、上端に押圧用端部51、中途部に雄ネジ部52、下端に遠隔操作杆8の操作鈎81を係合可能とする環状の係合端部53を形成したロックネジ5が鉛直状に配され、雄ネジ部52を、巻掛け装置部3に一体に固着されたロックナット6に螺合し、回動操作することにより、該押圧用端部51を巻掛け車31に巻き掛けられた操作用索条2を側方から押圧可能に構成された回転仮止め機構4が設けられている。
【0022】
ロックナット6には、有底筒状をなしてロックネジ5の全体を包囲する隠蔽用外筐体7の上端面中央部が固着され、ロックネジ5係合端部53の鉛直下方に位置する底部中央には、遠隔操作杆8の操作鈎81の平面形に略一致する長方形状の操作鈎専用孔71が肉厚方向に貫通状に穿孔されたものとなっている。
【0023】
開閉操作装置1の操作用索条2は、上述の構造の外に、図4の電柱上開閉器の開閉操作装置の斜視図に示すように、操作用索条2の巻掛け部21を除く範囲であって、牽引用係合部22,22よりも上側に位置する部分の、開閉操作用ハンドル92までの範囲を、上下端に連結構造部を有する金属棒材23,23に置き替えた構造としたものとすることができる。
【0024】
【実施例2】
図5のチェーンを巻き掛けた巻掛け装置部の斜視図、および図6の環型の牽引用係合部の斜視図に示される事例は、操作用索条の、少なくとも巻掛け部となる範囲にチェーンを用いた構成を特徴とするものであって、この発明に包含される他の実施例による電柱上開閉器の開閉操作装置を示してある。
当該電柱上開閉器の開閉操作装置は、区分開閉器91の開閉操作用ハンドル92両端に繋がれた操作用索条2の全体、または、巻掛け部21だけをチェーンによって形成したものであって、必要に応じて該巻掛け部21の両端部から開閉操作用ハンドル92両端までの間に金属製あるいは牽引操作に耐え得る充分な強度を有する他の素材からなる棒材23,23や管材等の棒状素材からなる連結部材を設けた構成とすることが可能であり、操作用索条2巻掛け部21両側の、開閉操作用ハンドル92の開閉操作ストローク長を越える距離を隔てた中途位置の夫々に、図6に示すような環型であって、金属製の牽引用係合部22,22が、夫々強固に結着されたものとなっている。また、隠蔽用外筐体7の底部外周縁を下方に向けて延伸した筒状延伸部72を設け、操作鈎専用孔71を周囲から隠蔽するよう構成したものとしている。
【0025】
隠蔽用外筐体7は、ロックナット6または巻掛け装置部3の何れかの箇所に固定的に固着する構造の外、図7の案内開放口を形成した隠蔽用外筐体を設けた巻掛け装置部の斜視図に示されるように、ロックネジ5の中途部に回動自在な状態で吊り下げられた構造とすることが可能であり、更にまた、隠蔽用外筐体7底部に形成された操作鈎専用孔71の下方には、同操作鈎専用孔71の開口形状を下方に向かうに従って次第に拡大する案内開放口73を一体に設けたものとすることが可能であり、遠隔操作杆8操作鈎81の平面形状が、長方形状の場合には、下方に行くほど開口部平面形状の四辺が長くなる錐状の案内開放口73となるように形成するとよい。
【0026】
【実施例3】
図8の遠隔操作杆の斜視図に示された事例は、この発明における開閉操作装置1を遠隔操作する代表的な構造からなる操作杆を示すものであり、ここに取り上げた遠隔操作杆8は、一端にグリップ部83が設けられ、他端側に仮固定用締付け冠84を螺着してなる操作杆本体82と、該操作杆本体82の仮固定用締付け冠84端面を貫通した状態であって、基端側を操作杆本体82内に進退自在に装着し、突出した先端部を鈎状に折曲することにより、操作鈎81が形成された伸縮杆部85とから形成されたものであり、該仮固定用締付け冠84を螺解方向に回動操作することにより、操作杆本体82の他端側が拡開され、伸縮杆部85が進退移動自在となり、仮固定用締付け冠84を螺合方向に操作すれば、操作杆本体82の他端側が縮径され、伸縮杆部85を仮固定するよう構成されたものとなっている。
【0027】
【実施例4】
図9の斜視図に示される事例は、この発明における開閉操作装置1を遠隔操作する操作杆の、上記した実施例と異なる構造からなるものであって、クランクハンドルを設けた遠隔操作杆の一実施例であり、遠隔操作杆8は、操作杆本体82一端側に、外周回りに回動自在なグリップ部83を設け、同他端側に仮固定用締付け冠84を螺着し、先端に操作鈎81が形成された伸縮杆部85の基端側を該仮固定用締付け冠84に貫通する状態に装着し、仮固定用締付け冠84を緩めると伸縮杆部85が伸縮自在となり、締め付けると仮固定される構造となっており、更に、操作杆本体82のグリップ部83の末端側に延長された端部には、クランクハンドル86が一体に設けられ、グリップ部83を保持した状態で、クランクハンドル86を回転操作すれば、操作鈎81が連動して回転する構造となっている。
【0028】
【作用】
以上のとおりの構成からなるこの発明の電柱上開閉器の開閉操作装置は、この発明に包含される電柱上開閉器の開閉操作装置の操作方法のとおり、以下に示すような手順で操作される。
即ち、図8または図9に示すような遠隔操作杆8の伸縮杆部85を伸縮、仮固定することにより、地上から電柱9の中途部に設けられた開閉操作装置1に達する適宜長さに調節し、図2中に鎖線で示されるように、操作鈎専用孔71を通じて操作鈎81をロックネジ5の係合端部53に係合させ、押圧用端部51が巻掛け車31から後退するよう回動操作し、操作用索条2が自在に移動できる状態にアンロックした後、操作鈎81を係合端部53から外して操作鈎専用孔71を通じて抜き外し、区分開閉器91開閉操作用ハンドル92の開閉何れか操作目的側の牽引用係合部22上部に、同遠隔操作杆8の操作鈎81を、図3中に示すよう係合させ、矢印方向に一気に引き下ろして開閉操作用ハンドル92を遠隔操作し、再度、操作鈎専用孔71に潜らせた操作鈎81をロックネジ5の係合端部53に係合させて回動操作し、押圧用端部51を巻掛け車31に巻掛けられた操作用索条2の巻掛け部21に圧接させ、その摩擦力で、操作用索条2が軸芯方向に移動してしまうのを阻止して仮止めされる。
【0029】
隠蔽用外筐体7は、ロックネジ5を包囲して、外部からその仮止め構造を理解できない状態に隠蔽し、操作鈎専用孔71を通過可能な操作鈎81によってのみ操作可能な構造とされている。また、図4に示される開閉操作装置1のように、操作用索条2の開閉操作用ハンドル92側の一部を金属製棒材23,23から形成すれば、操作用索条2の耐久性を高めると共に、強風によるバタツキを阻止することが可能である。
【0030】
また、図5に示されるように,操作用索条2の巻掛け部21をチェーンで形成すれば、巻掛け車31との接触による磨耗を低減させて耐久性を高め、ロックネジ5の押圧用端部51が確実に係合され、開閉操作装置1の仮止めを強固且つ確実に行うものとし、更に隠蔽用外筐体7の底面外周縁を延伸させ、筒状延伸部72としたことから、操作鈎専用孔71を包囲して外部に露出しないよう隠すことが可能となる。
【0031】
また、図7中の隠蔽用外筐体7のように、操作鈎専用孔71の下方に延伸された拡開状の案内開放口73を形成すれば、地上から上向きで遠隔操作杆8を操作するという作業にも拘らず、操作鈎81が案内開放口73のテーパ状壁面に案内され、操作鈎専用孔71の形状や向きに応じて操作鈎81が誘導され、操作鈎専用孔71を確実に通過するものとなる。更にまた、図9に示す遠隔操作杆8は、グリップ部83を把持して操作杆本体82を鉛直状に立てた状態に支え、クランクハンドル86を回転操作すれば、これに連動して伸縮杆部85先端側に形成された操作鈎81が回転するので、操作杆本体82を手送りで回転させる必要がなくなる。
【0032】
【効果】
以上のとおり、この発明の電柱上開閉器の開閉操作装置によれば、開閉器の開閉操作用ハンドルに繋いだ操作用索条中途部の巻掛け部を、電柱中途部に配した巻掛け装置部の巻掛け車に捲回し、緊張状となるよう組み合わせたことにより、暴風雨等の悪天候の際の操作用索条のバタツキを無くし、操作用索条の折り返し部分を挟む両側に設けられた牽引用係合部に、遠隔操作杆の操作鈎を係合して一気に引き下げることにより、地上から、あるいは電柱の地上付近に登った位置から容易に遠隔開閉操作することが可能となり、従前までであれば、安全ベルトや命綱の準備や高所作業車の利用等、電柱高所までの登り降りに多大な労力と経費とを割かなければならなかったが、このような非効率さを一気に解消することができるものとなり、開閉操作に要していた手間が省かれると共に、高所で高電圧を取り扱うという危険な作業を不要となし、作業効率を大幅に高めることができるようになるという極めて秀れた特徴が得られるものである。
【0033】
また、この発明の電柱上開閉器の開閉操作装置の操作方法によれば、遠隔操作杆を用い、地上から、もしくは地上付近から遠隔操作することにより、電柱の高所まで登り降りすることもなく、回転仮止め機構のロック・アンロック操作を行うことができる上、遠隔操作杆の操作鈎を所望する開閉操作側にある牽引用係合部に係合させ、一気に引き下ろせば、開閉器の開閉操作用ハンドルを確実に開閉操作することができ、更に、回転仮止め機構を隠蔽状とする隠蔽用外箱体底部に形成された操作鈎専用孔に、遠隔操作杆の操作鈎を潜らせ、ロックネジの係合端部に係合させて回動操作することによって隠蔽状となり、部外者である一般の人々には内部構造が理解できない構造であり、操作鈎専用孔形状に合致する操作鈎しか使用できないので、関係者以外の操作が不可能となり、無用な悪戯を未然に防止して安全に保つことができるという秀れた効果を奏するものとなる。
【0034】
特に、実施例に説明した開閉操作装置1は、上記した特徴に加え、操作用索条2の一部に、図4中に示すような金属製の棒材23,23を用いることにより、操作用索条2の耐久強度を高め、暴風によるバタツキを無くして、より確実な開閉操作性を確保できるものとすることができ、図5に示されるように、操作用索条2の巻掛け部21を金属製のチェーンによって形成すれば、操作用索条2の強度を高め、回転仮止め機構4による仮止めを確実に行うことができるという利点が得られるものとなる。
【0035】
また、隠蔽用外筐体7底部に形成した操作鈎専用孔71付近に、図7中に示すような案内開放口73を形成したことにより、延伸させた遠隔操作杆8の操作鈎81であっても、容易に操作鈎専用孔71に潜らせることが可能となり、開閉操作用ハンドル92のロック・アンロック作業が、一段と簡単になって作業効率を大幅に改善することができ、更にまた、図8および図9に示すような伸縮型の遠隔操作杆8を採用するようにしたものでは、作業に際して折り畳んで運搬することを可能にするものであって、その取り扱い性に秀れたものとなる上、クランクハンドル86を操作してロックネジ5を効率的に回転操作できることから、作業性に富んだものになるという実用的な効果が発揮されるものとなる。
【0036】
叙述の如く、この発明の電柱上開閉器の開閉操作装置、およびその操作方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの開閉操作装置と略同等の単価で製造可能であって、電柱への登り降りを解消し、開閉作業の効率を大幅に高めることができることから、費用の削減と工期の短縮とを確実に達成可能にするものであり、効率的な作業が求められる電気設備業界において高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の電柱上開閉器の開閉操作装置、およびその操作方法の技術的思想を具現化した幾つかの代表的な実施例を示すものである。
【図1】電柱上開閉器の開閉操作装置を示す斜視図である。
【図2】巻掛け装置部の構造を示す斜視図である。
【図3】牽引用係合部の構造を示す斜視図である。
【図4】操作用索条の変形例を示す斜視図である。
【図5】チェーンを使用した開閉操作装置を示す斜視図である。
【図6】環状に形成した牽引用係合部を示す斜視図である。
【図7】案内開放口を設けた隠蔽用外筐体を示す斜視図である。
【図8】伸縮構造を有する遠隔操作杆を示す斜視図である。
【図9】クランクハンドルを設けた遠隔操作杆を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 開閉操作装置
2 操作用索条
21 同 巻掛け部
22 同 牽引用係合部
23 同 金属製の棒材
3 巻掛け装置部
31 同 巻掛け車
4 回転仮止め機構
5 ロックネジ
51 同 押圧用端部
52 同 雄ネジ部
53 同 係合端部
6 ロックナット
7 隠蔽用外筐体
71 同 操作鈎専用孔
72 同 筒状延伸部
73 同 案内開放口
8 遠隔操作杆
81 同 操作鈎
82 同 操作杆本体
83 同 グリップ部
84 同 仮固定用締付け冠
85 同 伸縮杆部
86 同 クランクハンドル
9 電柱
91 同 区分開閉器
92 同 開閉操作用ハンドル

Claims (10)

  1. 電柱上に設置された区分開閉器における開閉操作用ハンドルの左右両端側に、所定長さの操作用索条の両端を夫々繋いで垂れ下がり状に吊着すると共に、該操作用索条の折り返し部分となる巻掛け部を挟む両側であって、少なくとも開閉操作用ハンドルの開または閉操作ストローク長を超える距離を隔てた位置に夫々牽引用係合部を設けた上、当該操作用索条巻掛け部を、巻掛け装置部の巻掛け車に捲回して同操作用索条全体が緊張状となる如く組み合わせる一方、巻掛け装置部には、外部からロックおよびアンロック可能とする回転仮止め機構が組み込まれてなるものとしたことを特徴とする電柱上開閉器の開閉操作装置。
  2. 電柱上に設置された区分開閉器における開閉操作用ハンドルの左右両端側に、少なくとも中間部分所定範囲が屈曲変形自在な巻掛け部で形成されてなる所定長さの操作用索条の両端を夫々繋いで垂れ下がり状に吊着すると共に、該操作用索条の折り返し部分を挟む両側であって、少なくとも開閉操作用ハンドルの開または閉操作ストローク長を超える距離を隔てた位置に夫々牽引用係合部を設けた上、当該操作用索条巻掛け部を、電柱中途部に配した巻掛け装置部の巻掛け車に捲回して同操作用索条全体が緊張状となる如く組み合わせる一方、巻掛け装置部には、その巻掛け車単独か、または巻掛け車とそれを経由する操作用索条巻掛け部との双方かの何れかを外部からロックおよびアンロック可能とする回転仮止め機構が組み込まれてなるものとしたことを特徴とする電柱上開閉器の開閉操作装置。
  3. 操作用索条は、その巻掛け部を含む全体がロープやワイヤ、またはチェーン等の屈曲変形自在な素材構造のもので形成されてなる、請求項1記載の柱上開閉器の開閉操作装置。
  4. 操作用索条は、その開閉操作用ハンドルの左右両端側に繋がる部分が棒材や管材で形成され、巻掛け部または巻掛け部を含むその余の部分が屈曲変形自在な素材構造のもので形成されてなる、請求項1記載の電柱上開閉器の開閉操作装置。
  5. 操作用索条は、その巻掛け部だけがチェーンにて形成されてなるものとした、請求項1ないし3何れか記載の電柱上開閉器の開閉操作装置。
  6. 回転仮止め機構は、その巻掛け車の下方に略鉛直状に配置、組み合わされるようにしたものであって、上端に押圧用端部を有し、下端に遠隔操作杆の操作鈎を係合可能とする係合端部を形成し、その間を雄ネジ部に形成してなるロックネジと、該ロックネジを螺着させるロックナットとを具備し、当該ロックネジの係合端部を外部から回動操作してその押圧用端部を巻掛け車の軸芯方向に上下動することにより、同押圧用端部が巻掛け車または巻掛け車に捲回した操作用索条巻掛け部に当接、または同所から離反するようにした、請求項1ないし4何れか記載の電柱上開閉器の開閉操作装置。
  7. 回転仮止め機構は、その巻掛け車の下方に略鉛直状に配置、組み合わされるようにしたものであって、上端に押圧用端部を有し、下端に遠隔操作杆の操作鈎を係合可能とする係合端部を形成し、その間を雄ネジ部に形成してなるロックネジと、該ロックネジを螺着させるロックナットとを具備するものとした上、当該ロックネジは、少なくとも係合端部を含む下方外側が有底筒状の隠蔽用外匡体で包囲状とされ、該隠蔽用外匡体の底面部には、遠隔操作杆の操作鈎の平面形に略一致する形状の操作鈎専用孔が穿設されてなるものに形成され、該操作鈎専用孔を通じて遠隔操作杆操作鈎をロックネジ係合端部に係合し、当該ロックネジの係合端部を外部から回動操作してその押圧用端部を巻掛け車の軸芯方向に上下動することにより、同押圧用端部が巻掛け車または巻掛け車に捲回した操作用索条巻掛け部に当接、または同所から離反するようにした、請求項1ないし4何れか記載の電柱上開閉器の開閉操作装置。
  8. 回転仮止め機構は、その巻掛け車の下方に略鉛直状に配置、組み合わされるようにしたものであって、上端に押圧用端部を有し、下端に遠隔操作杆の操作鈎を係合可能とする係合端部を形成し、その間を雄ネジ部に形成してなるロックネジと、該ロックネジを螺着させるロックナットとを具備するものとした上、当該ロックネジの係合端部が、その下端側の円錐状の案内開放口に続き、その奥部に遠隔操作杆の操作鈎の平面形に略一致する形状の専用係合孔が穿設されてなるものに形成され、当該案内開放口によって遠隔操作杆操作鈎の姿勢を専用係合孔に強制的に誘導して遠隔操作杆操作鈎をロックネジ係合端部の専用係合孔に係合し、当該ロックネジの係合端部を外部から回動操作してその押圧用端部を巻掛け車の軸芯方向に上下動することにより、同押圧用端部が巻掛け車または巻掛け車に捲回した操作用索条巻掛け部に当接、または同所から離反するようにした、請求項1ないし4何れか記載の電柱上開閉器の開閉操作装置。
  9. 地上、または地上付近の電柱中途部まで登った箇所において遠隔操作杆を把手、立設状にして、該操作杆操作鈎で回転仮止め機構のロックネジ係合端部を回動操作してアンロックした上、開閉操作用ハンドルの左右両端部の中、引き倒したい側の端部に繋がれている操作用索条に設けられている牽引用係合部に遠隔操作杆の操作鈎を係合させ、一気に引き下ろして区分開閉器の開閉操作用ハンドルを開または閉操作した後、該遠隔操作杆を用いて回転仮止め機構のロックネジ係合端部を回動操作してロックし、巻掛け車単独か、または巻掛け車とそれを経由する操作用索条巻掛け部との双方かの何れかを外部からロックまたはアンロックすることによって操作用索条の動きを制御し、一旦操作した開閉操作用ハンドルの姿勢を仮固定状に保持するようにしたことを特徴とする、請求項1ないし8何れか記載の電柱上開閉器の開閉操作装置の操作方法。
  10. 地上、または地上付近の電柱中途部まで登った箇所において遠隔操作杆を把手、立設状にして、該操作杆の操作鈎を、隠蔽用外匡体の操作鈎専用孔を潜らせてからロックネジ係合端部に係合状とするか、ロックネジ係合端部の案内開放口によってその姿勢を強制誘導して専用係合孔に係合状にするかしてから、回転仮止め機構のロックネジ係合端部を回動操作してアンロックした上、開閉操作用ハンドルの左右両端部の中、引き倒したい側の端部に繋がれている操作用索条に設けられている牽引用係合部に遠隔操作杆の操作鈎を係合させ、一気に引き下ろして区分開閉器の開閉操作用ハンドルを開または閉操作した後、該遠隔操作杆を用いて回転仮止め機構のロックネジ係合端部を回動操作してロックし、巻掛け車単独か、または巻掛け車とそれを経由する操作用索条巻掛け部との双方かの何れかを外部からロックまたはアンロックすることによって操作用索条の動きを制御し、一旦操作した開閉操作用ハンドルの姿勢を仮固定状に保持するようにしたことを特徴とする、請求項1ないし8何れか記載の電柱上開閉器の開閉操作装置の操作方法。
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