JPH0910344A - フック取付金具 - Google Patents

フック取付金具

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JPH0910344A
JPH0910344A JP16507395A JP16507395A JPH0910344A JP H0910344 A JPH0910344 A JP H0910344A JP 16507395 A JP16507395 A JP 16507395A JP 16507395 A JP16507395 A JP 16507395A JP H0910344 A JPH0910344 A JP H0910344A
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JP
Japan
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hook
rod
metal fitting
annular rod
rope
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JP16507395A
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Masamichi Ito
勝通 伊藤
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Itoi Seisakusho KK
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Itoi Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フックを掛け止めることができると共に、ロ
ープを結び付けたりフックに連設しているロープをフッ
クを掛け止めたままで一時的に巻回係止してこのロープ
の長さも調整できるフック取付金具を提供すること。 【構成】 取付部1に締め付け固定し得る締付固定部2
を設けた金具本体3にフック4を掛け止めし得るフック
掛部5を設けたフック取付金具において、前記金具本体
3に環状杆6を突設して前記フック掛部5を設け、この
環状杆6の突出外面部にフック4に連設するロープやワ
イヤーなどの連繋体7を巻回し得る若しくは環状杆6外
周に巻回した連繋体7を係止し得る角杆8を突設したフ
ック取付金具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フックを掛け止めるた
めのフック取付金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
フック取付金具は、取付部に締め付け固定し得る締付固
定部を設けた金具本体にフックを掛け止めし得るフック
掛部を設けたもので、締付固定部により取付部に本金具
を取り付け、この金具のフック掛部にフックを掛け止め
して使用するものである。
【0003】例えば、その使用例を示した図1,図2に
示すように使用するタイプのものもある。
【0004】具体的に説明すると、図1に示す使用例1
においては、建築現場において左右の支柱に親綱10を架
設する場合、図面で左側の支柱11に本金具(図面は本発
明に係る実施例に示す構成の金具3を示している)を取
り付け、この金具に親綱10の一端を結び付け、反対の右
側の支柱12にも本金具3を取り付け、親綱10の他端に付
設したフック4をこの金具のフック掛部5に掛け止め
る。(本実施例と同一機能を果たす部分には同一符号を
付して説明している。) その上で、張設金具13に垂下した引綱14を下方へ引き下
げて張設し、この張設した親綱10に作業者15に付設した
命綱16の先端に設けたフック4を掛け止めて使用する。
【0005】また、図2に示す使用例2においては、本
金具3を建築現場の適所の取付部1、この場合はH鋼1
に取り付け、この金具3のフック掛部5に命綱16の先端
のフック4を直接掛け止めて使用する。
【0006】このようにフック取付金具は、フックを取
り付けたい場所に取り付けることで、その位置にフック
を掛け止めることができるようにする金具であるが、従
来のこのフック取付金具のフック掛部の構造は単にフッ
クを掛け止めるためのリング部を形成した構成に過ぎな
い。
【0007】そのため、例えばフックでなく図1に示す
使用例1の左側の支柱11への連結のようにロープを巻き
付けて止着するように使用できなかったり、また、フッ
クに連設した連繋体が長すぎて邪魔になるような場合に
これを巻回止めするようなこともできない。
【0008】例えば、図2に示す使用例においては、本
金具3のそばで作業するような場合、命綱16が長すぎる
とかえって作業の邪魔となり、この命綱16を短くして使
用したい場合がある。
【0009】本発明は、このような現状に鑑み従来の構
造を改良し、フックを掛け止めることができると共に、
ロープを結び付けたり、フックに連設しているロープを
このフックを掛け止めたままで一時的に巻回係止してこ
のロープの長さも調整できる実用性に秀れた画期的なフ
ック取付金具を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0011】取付部1に締め付け固定し得る締付固定部
2を設けた金具本体3にフック4を掛け止めし得るフッ
ク掛部5を設けたフック取付金具において、前記金具本
体3に環状杆6を突設して前記フック掛部5を設け、こ
の環状杆6の突出外面部にフック4に連設するロープや
ワイヤーなどの連繋体7を巻回し得る若しくは環状杆6
外周に巻回した連繋体7を係止し得る角杆8を突設した
ことを特徴とするフック取付金具に係るものである。
【0012】また、前記金具本体3の外面部3AにU字
状やコ字状の環状杆6を突設して、この環状杆6と金具
本体3の外面部3Aとでフック4を掛け止めし得る閉塞
環口を形成し前記フック掛部5を設け、この環状杆6の
突出先端部に前記環状杆6の突出方向と交差する方向で
あって、金具本体3の外面部3Aと並設する方向に前記
角杆8を環状杆6と一体に突設したことを特徴とする請
求項1記載のフック取付金具に係るものである。
【0013】前記環状杆6の側部外面が底部となり左右
立上辺部が前記金具本体3の外面部3Aと前記角杆8と
で構成される巻回用受凹部9が形成されるように構成し
たことを特徴とす請求項2記載のフック取付金具に係る
ものである。
【0014】
【作用】環状杆6により形成したフック掛部5にフック
4を掛け止め、場合によってはこの掛け止めた状態でフ
ック4に連設されているロープやワイヤーなどの連繋体
7を角杆8に巻回若しくは環状杆6外周に巻回して角杆
8により係止させ、連繋体7の長さを調整する。
【0015】また、請求項2記載の発明においては、角
杆8が環状杆6に一体に形成されるから製作コストもか
からず、また環状杆6に連繋体7を巻回すれば、連繋体
7は左右の外面部3Aと角杆8との間により横ズレ係止
され、連繋体7を環状杆6に巻き付け係止できることと
なる。
【0016】また、請求項3記載の発明においては、環
状杆6の側部外周部に巻回用受凹部9が形成され、この
巻回用受凹部9に連繋体7を巻回収納でき、前記作用が
良好に果たされる。
【0017】
【実施例】本実施例は、図3に示すように、コ字状の金
具本体3のコ字状開口側の上部に形成した雌ネジ部3B
に締付ボルト2Aを螺着し、この締付ボルト2Aの下端
とコ字状開口側の下部あご部3Cとの間に取付部1を挾
持して締め付け固定する締付固定部2を構成している。
【0018】この一側に締付固定部2を設けた金具本体
3の反対側の外面部3AにΠ形杆を突設している。
【0019】即ち、金具本体3の外面部3Aにコ字状の
環状杆6を突設して、この環状杆6と金具本体3の外面
部3Aとでフック4を掛け止めし得る閉塞環口を形成し
前記フック掛部5を設け、この環状杆6の突出先端側の
左右角部に、前記環状杆6の突出方向と交差する方向で
あって、金具本体3の外面部3Aと並設する方向に前記
角杆8を環状杆6と一体に突設している。
【0020】従って、本実施例では、前記環状杆6の側
部外面が底部となり左右立上辺部が前記金具本体3の外
面部3Aと前記角杆8とで構成される巻回用受凹部9が
両側に形成されることとなる。
【0021】よって、本実施例では金具本体3の先端左
右に角杆8が突設されているため、いずれの角杆8にも
フック4に連設して連繋体7を巻回係止することができ
るし、また角杆8に巻き付けなくても角杆8と金具本体
3の外面部3Aとの間の巻回用受凹部9に巻回して結果
的に角杆8に係止することもできる。
【0022】尚、本発明で言うフック4とは、フック金
具のみならず、ロープなどの連繋体7の先端を輪状に形
成した場合をも含むものである。
【0023】従って、例えばフック4に連設した連繋体
7の長さを短く調整したい場合には、このように連繋体
7を巻き付け、再び長くしたい場合にはほどくことがで
き、フック4は従来通り閉塞環口のフック掛部5に掛け
止めできる非常に実用性に秀れたフック取付金具とな
る。
【0024】また、図1の使用例1の支柱11,12への連
結のように単なるロープなども巻回して結び連結するこ
ともできる。
【0025】また、本実施例のように金具本体3,環状
杆6,角杆8をすべてを一体成形できるため、製造コス
トもかからない。
【0026】また、本実施例は角杆8を左右に設け、巻
回用受凹部9も左右に設けたため、本金具が上下方向に
取り付けられても必ず一方が上方へ突設されるから、こ
の角杆8に巻き付け可能で、また双方の角杆8が左右に
水平突設されるように取り付けても巻回用受凹部9に捲
回することで角杆8により係止されるから非常に実用性
に秀れたフック取付金具となる。
【0027】尚、本発明は本実施例に限らず、各構成部
の形状,具体的構造などは適宜設計し得るものである。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、従
来通り環状杆により形成したフック掛部にフックを掛け
止めでき、しかも必要に応じてこの掛け止めた状態でフ
ックに連設されているロープやワイヤーなどの連繋体を
角杆に巻回若しくは環状杆外周に巻回して角杆により係
止させることができるため、フック4に連設した連繋体
の長さを簡単に調整できる。
【0029】従って、例えば図2に示す使用例において
も本金具を取り付けたそばで作業する場合には不要に弛
み邪魔となる連繋体を本金具に巻回係止でき、離れて作
業する場合にはこれをほどいて長くすることができるな
ど非常に便利なフック取付金具となる。
【0030】また、請求項2記載の発明においては、環
状杆と角杆とを一体に設けるため、製作コストもかから
ず、また角杆を環状杆の突出先端部に前記環状杆の突出
方向と交差する方向であって、金具本体の外面部と並設
する方向に設けたため、環状杆に巻回した連繋体は外面
部を角杆との間に横ズレ係止され、連繋体を環状杆に巻
き付けても係止できる画期的なフック取付金具となる。
【0031】また、請求項3記載の発明においては、環
状杆の側部外周部に巻回用受凹部が形成され、この巻回
用受凹部に連繋体を巻回収納できるため、前記作用・効
果が一層確実にして良好に発揮される極めて秀れたフッ
ク取付金具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フック取付金具の使用例1を示す説明図であ
る。
【図2】フック取付金具の使用例2を示す説明図であ
る。
【図3】本実施例の説明斜視図である。
【符号の説明】
1 取付部 2 締付固定部 3 金具本体 3A 外面部 4 フック 5 フック掛部 6 環状杆 7 連繋体 8 角杆 9 巻回用受凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部に締め付け固定し得る締付固定部
    を設けた金具本体にフックを掛け止めし得るフック掛部
    を設けたフック取付金具において、前記金具本体に環状
    杆を突設して前記フック掛部を設け、この環状杆の突出
    外面部にフックに連設するロープやワイヤーなどの連繋
    体を巻回し得る若しくは環状杆外周に巻回した連繋体を
    係止し得る角杆を突設したことを特徴とするフック取付
    金具。
  2. 【請求項2】 前記金具本体の外面部にU字状やコ字状
    の環状杆を突設して、この環状杆と金具本体の外面部と
    でフックを掛け止めし得る閉塞環口を形成し前記フック
    掛部を設け、この環状杆の突出先端部に前記環状杆の突
    出方向と交差する方向であって、金具本体の外面部と並
    設する方向に前記角杆を環状杆と一体に突設したことを
    特徴とする請求項1記載のフック取付金具。
  3. 【請求項3】 前記環状杆の側部外面が底部となり左右
    立上辺部が前記金具本体の外面部と前記角杆とで構成さ
    れる巻回用受凹部が形成されるように構成したことを特
    徴とす請求項2記載のフック取付金具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019032082A (ja) * 2018-08-22 2019-02-28 積水化学工業株式会社 固定用金具およびその使用方法
CN110604880A (zh) * 2019-10-30 2019-12-24 国网宁夏电力有限公司检修公司 作业范围可调的防坠安全保护装置
JP2021029792A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 イーグルクランプ株式会社 水平親綱取付用クランプ
JP2021052822A (ja) * 2019-09-26 2021-04-08 キョーワ株式会社 親綱掛着金具
CN113144456A (zh) * 2021-04-02 2021-07-23 李东帅 一种电力水泥杆登杆时的防坠落装置

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