JP2008178280A - ケーブル留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】架空での光ケーブル配線にケーブルの引っ張り強度の保証と、取付け取り扱い作業に手数と時間が掛からず、作業者による施工上での差異がなく、配線工事の均一化と耐久性をはかり、ケーブル接続配線の信頼性を高める。
【解決手段】支持線Aに沿ったガイドレール1を有する支持線取付部1と前記支持線Aに沿った配線ケーブルを把持するケーブル把持部4とを備えた留め具本体片40と、該留め具本体片の前記支持線取付部1に対向し締着固定子3によって前記支持線Aを挟圧自在に連結締着される支持線押え片2と、前記留め具本体片40のケーブル把持部4に対向し前記支持線押え片2に摺動自在或いは回動自在に連結装備されるケーブル取付片5と、前記ケーブル把持部と前記ケーブル取付片との間に締着固定子によって前記配線ケーブルを挟圧圧接するように把持力50〜100kgfをもつ弾性把持部材6とを備えた。
【選択図】 図12

Description

本発明は、市街地などにおける一般住宅の家屋、オフィス、工場、その他の建物などの屋外に配線される情報通信用の光ケーブルなどのケーブルを支持線或いは吊線に引き留めたり、或いはケーブル自体に他のケーブルを引留め或いは補助引留めるために使用するケーブル留め具に関するものである。
一般に、市街地などにおける光ケーブルによる架空光ネットワークは、光ケーブルの多重架渉ができるように、電柱間に鋼撚り線の支持線を張りスパイラルハンガーを通すことにより、ケーブルリングを使用しないでスパイラルハンガーの中に光ケーブルを何条も敷設できるようになっている。(例えば、特許文献1参照)
従来、光ケーブルの後分岐では光ケーブルの配線点になる位置に架空用クロージャを入れて分岐配線されるが、該架空用クロージャ内に光ケーブルを入れる時、光ケーブルを支持線と水平で平行に入れて維持するために光ケーブルをケーブルしばり紐で抱縛することが行われている。
特に、光ケーブルの弾性でケーブルスラックが伸びてクロージャ端面シールのケーブル装着部分がめくれまたはズレて隙間が生じないように光ケーブルを引留めさらには架空用クロージャ取付け後に光ケーブルが左右に動かないようにするためには、光ケーブルを支持線或いは吊線にケーブルしばり紐によって抱縛することが必要となる。
このため図10に示すように電柱D間に張装される支持線Aと光ケーブルBとを水平で平行に維持するためにケーブルしばり紐Cを用いて架空用クロージャEの前後を抱縛することが行われている。(特許文献1、2参照)
ところが、このケーブルしばり紐を用いる抱縛固定ではケーブルの把持力が約5kgf程度と低く大きな把持力を期待することができず、温度変化や風圧荷重変化など環境条件の変動に対応してケーブルの防護には十分満足するものではなくなる。また、作業上でもケーブルしばり紐の取付作業はむずかしく熟練者でも作業時間がかかり、取り外しにも時間がかかって、作業性が頗る悪く、さらに取り扱いには両手での作業となって片手では出来ない不便がある。しかもケーブルしばり紐は合成繊維ロープ等のために耐用年数から取り替える必要があり、耐久強度の保証や架空に設置することから紫外線など環境による劣化など寿命や信頼性に問題があり、その上作業者による抱縛固定に差異が生じたり作業員の組立て相違で、工事にバラツキが生じやすいので、均一性がなく信頼性の上で満足したものにならなくなるなどの欠点もあった。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
特開2002−345116号公報 実開平5−96805号公報
本発明は、これら従来の諸欠点を解決しようとするもので、架空での光ケーブルの把持力を50〜100kgfに強化して光ケーブルを支持線に確実に引留め保持し光ケーブルの滑り止めを含めてクロージャ端面シールの防雨性確保やケーブル把持金具の強度維持を図り、さらにクロージャ端面シール部分の変形を防止し、かつ光ケーブルの固定を強固なものとしクロージャ内での心線接続などの配線作業もしやすく安全でスピーディに行なえ、ケーブル留め作業も簡便でしかも環境による劣化も少なく耐久性を大巾に向上でき信頼性も高いケーブル留め具を取扱易い形態で提供することを課題としている。
前記課題を達成するため、請求項1記載のケーブル留め具は、支持線に沿ったガイドレールを有する支持線取付部と前記支持線に沿った配線ケーブルを把持するケーブル把持部とを備えた留め具本体片と、該留め具本体片の前記支持線取付部に対向し締着固定子によって前記支持線を挟圧自在に連結締着される支持線押え片と、前記留め具本体片のケーブル把持部に対向し前記支持線押え片に摺動自在或いは回動自在に連結装備されるケーブル取付片と、前記ケーブル把持部と前記ケーブル取付片との間に締着固定子によって前記配線ケーブルを挟圧圧接するように把持力50〜100kgfをもつ弾性把持部材とを備えたことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のケーブル留め具において、支持線押え片は、上端に支持線に沿った折曲支片を有し、かつ下端に前記折曲支片と同方向へL字状に折り曲げた折曲平板を有するとともに、該支持線押さ片の中央部から折曲平板の一部にかけて前記留め具本体片のケーブル把持部および前記ケーブル取付片を嵌合する嵌合孔を備えるとともに、該嵌合孔に突起片を一対突設して前記ケーブル留め具片の抜止機構としたことを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、支持線押え片は、上端に支持線に沿った折曲支片を有し、かつ下端に前記折曲支片と逆方向へL字状に折り曲げた折曲平板を有するとともに、該支持線押さ片の中央部から折曲平板の一部にかけて前記ケーブル取付片を嵌合する嵌合孔を備え、該嵌合孔に突起片を一対突設して前記ケーブル留め具片の抜止機構及びケーブル径(弾性把持部材径)への調整機構としたことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3記載のケーブル留め具において、前記留め具本体片のケーブル把持部は、円筒形の弾性把持部材を抱持する湾曲面部を有するとともに、前記ケーブル取付片も前記ケーブル把持部に対向した湾曲面部を有し、締着固定子によって前記弾性把持部材を挟持圧着するようにしたことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4記載のケーブル留め具において、前記ケーブル取付片は、湾曲面部の一端に支持線押え片に形成した嵌合孔に挿入する長孔のある支片を有し、かつ他端にはつば付き端部を有し、前記留め具本体片のケーブル把持部に締着固定子によって取り外し自在に固着するように構成したことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1、請求項3記載のケーブル留め具において、前記弾性把持部材は、前記配線ケーブルの外周面に接触する挿通孔を有する円筒形合成ゴムからなり、配線ケーブルを挿入する切れ目を挿通孔に連通して設け、前記ケーブル把持部に着脱自在に嵌挿するようにしたことを特徴としている。
請求項7記載のケーブル留め具は、一本の配線ケーブルに取付け、該配線ケーブルに平行して配線される他の配線ケーブルを把持するケーブル留め具であって、配線ケーブルに沿って該配線ケーブルの一面を把持する湾曲面部を有するケーブル把持部及び平行して配線される他の配線ケーブルの一面を把持する同じく湾曲面部を有するケーブル把持部とを備えた留め具本体片と、該留め具本体片の前記各配線ケーブル把持部に対向し締着固定子によって配線ケーブルを挟圧自在に連結締着される一対のケーブル取付片と、前記各ケーブル把持部と前記各ケーブル取付片との間に締着固定子によって前記配線ケーブルを挟圧圧接するように把持力50〜100kgfをもつ弾性把持部材とを備えたことを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項7記載のケーブル留め具において、前記留め具本体片は、中央部が矩形の板状部として形成され、かつ該板状部に前記ケーブル取付片を嵌合する一対の嵌合孔が並設されているとともに、該嵌合孔に突起片が一対突設され前記ケーブル取付片の抜止機構及びケーブル径への調整機構とし、さらに該板状部の端部から上方及び下方にケーブル把持部が延設され、かつ各ケーブル把持部に端部には締着固定子用の略U字状切り欠きが形成されていることを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載のケーブル留め具において、前記ケーブル取付片は、一端につば部を有するとともに、前記ケーブル把持部に対向した湾曲面部を有し、かつ湾曲面部から延設され前記留め具本体片の矩形の板状部に形成された嵌合孔に挿入する長孔のある支片を有し、締着固定子によって留め具本体片との間で前記弾性把持部材を挟持圧着するようにしたことを特徴としている。
請求項1〜6の発明によれば、架空でのケーブルを支持線に保持するのに強固に定着でき、ケーブルの把持力をも一定にして把持することができ、ケーブル及び心線に損傷が生じないし、引っ張り強度の保証を確実化して信号伝送特性を充分維持できるほか、接続作業の取り扱い並びに配線工事の安全簡便化をはかり、ケーブルの信頼性を高めることができる。
また、本発明では留め具本体片のケーブル把持部が弾性把持部材を介してケーブルを支持するので、ケーブルの管理保安が容易であるし、組立て作業も簡便に行なうことができ、安全なケーブル留め具を構成簡単で、製造コストも安価な形態で提供できる。
さらに本発明のケーブル留め具では、前記ケーブル把持部が弾性把持部材を圧接するケーブル取付片を摺動自在或いは回動自在に備えられ、締着固定子によって取り外し自在に固着したことにより、締着固定子の止めを緩めてケーブル取付片を外すだけでケーブルを取付けることができ、ケーブルに損傷をあたえないで取り扱いが簡便で、ケーブルを収めるのに、ケーブルの把持力を一定にして把持することができるため、引っ張り強度の保証を確実化するし、接続余長の取り扱い並びに配線工事の安全簡便化がはかられる。
しかも、本発明のケーブル留め具では、電柱間の支持線のどの位置でも簡単に組立てが可能で、組立て時にいずれの作業員が施工しても均一で信頼性が得られると共に、バケット車上などでの一人作業に適し、片手でケーブル把持部本体を仮締め後は部品類の脱落がないので配線工事作業も容易であって信頼性を大幅に高めることができ、取り扱いも簡便で安全な形態でケーブル余長の収納ができるケーブル留め具とすることができる。
また本発明のケーブル留め具は、支持線に沿ったガイドレールのある支持線取付部と、該支持線取付部に対向して支持線押え片を連結締着しうる締着固定子によって挟圧自在に配備すると共に、前記支持線に沿った配線ケーブルを把持するケーブル把持部を前記支持線取付部に連設し、該ケーブル把持部に対向して配備されるケーブル取付片を前記支持線押え片に摺動自在或いは回動自在に連結装備したことで、ケーブルを支持線と水平で平行に配線維持しやすくケーブルの滑り止めも確実にでき、ケーブルの弾性でケーブルスラックが伸びることを防ぎクロージャのケーブル装着部分がめくれたりズレないのでシール部分の変形がなく隙間が生じないで端面シールの防雨性確保ができ安全に用いられる。しかもクロージャ取付後に光ケーブルが左右に動かないのでクロージャ内の心線接続や修理作業もしやすい。
また本発明では、留め具本体片のケーブル把持部に介在される弾性把持部材を光ケーブルの把持力を50〜100kgfに強化して光ケーブルを支持線に確実に引留め保持し光ケーブルの滑り止めを含めてクロージャ端面シールの防雨性確保やケーブル把持金具の強度維持を図り、さらにクロージャ端面シール部分の変形を防止し、かつ光ケーブルの固定を強固なものとしクロージャ内での心線接続などの配線作業もしやすく安全でスピーディに行なえ、ケーブル留め作業も簡便でしかも環境による劣化も少なく耐久性を大巾に向上でき信頼性も高いケーブル留め具とすることができる。
本発明のケーブル留め具では、前記弾性把持部材をケーブル取付片によって挟圧配備する際に、前記ケーブルへの取付け部品が弾性把持部材を除いて脱落防止構造になっているので、取付け部品が弾性把持部材を除いて脱落しないで取り扱われ、作業での安全性を容易に高めることができる。
また本発明では、前記ケーブル取付片を前記支持線押え片に摺動自在或いは回動自在に連結配備してあるので、ケーブル把持のための弾性把持部材の径寸法を多種類に適用できるようにケーブル取付片の位置調整でき、確実に異なるケーブル径に応じた使用が可能で把持力強固で一定にして安全に用いられるように構成している。
また、請求項7〜9記載のケーブル留め具は、配線ケーブルに取り付けて、他の配線ケーブルを増設することできるようにしたので、配線ケーブルの下側にほぼ並行させて二重三重にとケーブルの増設が可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1から図5は、この発明の第1実施例に係るケーブル留め具を示し、図1は全体を、図2はその使用状態を、図3から図5はその部品図であり、図6から図9は、この発明の第2実施例に係るケーブル留め具を示し、図6は全体を、図7から図9はその部品図である。また、図10は従来の工法の説明正面図である。また、図11から図16はこの発明の第3実施に係るケーブル留め具を示し、図11は全体を、図12は支持線に配線ケーブルを留めるケーブル留め具の使用状態を、図13から図15はその部品であり、図16は配線ケーブルに配線ケーブルを留めるための一部の部品を示す。
〔第1実施例〕
この発明に係るケーブル留め具の第1実施例を図1〜図5の例を用いて説明すると、このケーブル留め具100は、支持線Aに沿ったガイドレール1例えば支持線Aに沿って長手方向に形成した長溝のある支持線取付部1と該支持線Aに沿った配線ケーブルBを把持するケーブル把持部4を備えた留め具本体片20と、該留め具本体片20の支持線取付部1に対向し締着固定子3により支持線を挟圧自在に連結締着しうる支持線押え片2と、前記留め具本体片20のケーブル把持部4に対向して前記支持線押え片2に摺動自在に連結装備されるケーブル取付片5と、さらに前記配線ケーブルBに圧接するように前記ケーブル把持部4とケーブル取付片5との間に把持力50〜100kgf好ましくは70〜80kgfを持つ弾性把持部材6を介在させている。この弾性把持部材6は締着固定子7によって締圧配備されている。〔図1〕
前記留め具本体片20の支持線取付部1には、下端両側に支持線押え片2を受け止める折曲げ受片1を設け、これに当接する折り曲げ平板2がある支持線押え片2の先端にある舌片2によって支持線Aが支持線取付部1のガイドレール1に挟持されて位置決め保持できるようにされている。
この前記支持線押え片2としては、上端に支持線に沿った折り曲げ支片の舌片2があって、下端を舌片2と同方向へ略L状に折り曲げ平板2がある金属板からなり、該支持線押え片2の中央部から折曲平板の一部にかけて前記留め具本体片20のケーブル把持部4および前記ケーブル取付片5の一部を嵌合する嵌合孔13を備え、この嵌合孔13に前記留め具本体片20の該ケーブル把持部4を嵌合して折り曲げ平板2上に前記留め具本体片20の支持線取付部1を載置した状態で支持線押え片2ともに締着固定子3によって支持線Aを圧接する。
この支持線押え片2には上述したようにケーブル取付片5を挿入する嵌合孔13を備え、該嵌合孔13には舌片状の突起片14を一対突設して前記留め具本体20の抜止機構としている。
また、前記ケーブル取付片5としては、湾曲面部の一端に前記支持線押え片2に形成した嵌合孔13に挿入するつば付き端部15を備え、他端に長孔10のある支片5を備えて、該支片を留め具本体片20のケーブル把持部4に締着固定子7によって取り外し自在に固着すれば、前記つば付き端部15を支持線押え片の嵌合孔13に挿入した際に、ケーブル取付片のつば下端の凹欠5が嵌合孔13にある突起片14に嵌入してケーブル取付片5を水平方向に摺動できて、選ばれた弾性把持部材6の直径に対応した寸法で締着固定子によって挟圧配備できるようにして、ケーブル把持のための弾性把持部材6の径寸法を多種類に適用できるようにケーブル取付片5の位置調整でき、確実に異なるケーブル径に応じた使用が可能で把持力強固で一定にして安全に用いられる。
例えば、前記ケーブル取付片5を支持線押え片2にある嵌合孔13に挿入して前方にスライドさせておき締着固定子7で仮止めしておく。さらに留め具本体片20のケーブル把持部4を前記嵌合孔13に挿入して締着固定子3によって仮止めすれば、ケーブル取付片5が抜けなくなる。そして需要に応じて、このケーブル取付片5の位置を嵌合孔13にある突起片14上にずらせて前後方向に調節してスペーサとしての弾性把持部材6の直径寸法に合わせた挟持圧着ができ所定の把持力をもってケーブルを定着することができる。
前記支持線押え片2は、断面略コ字状の金属板、合金板或いは硬質合成樹脂からなり折曲げ両端を金属板、合金板或いは硬質合成樹脂からなる前記留め具本体片20の支持線取付部1の側面にボルト3とナット3からなる締着固定子3によって圧接配備する。
さらに、前記留め具本体片20のケーブル把持部4は支持線取付部1に一体に連設され、円筒形の合成ゴム材の弾性把持部材6を抱持する湾曲面部のある金属板からなり、また湾曲面部のある金属板からなるケーブル取付片5とで弾性把持部材6を締着固定子7によって挟持圧着してケーブルに損傷を与えず引き張り強度の保証を確実化するようにしている。
さらに、前記留め具本体片20のケーブル把持部4は、円筒形の弾性把持部材6を圧接するケーブル取付片5を前記支持線押え片2に形成した嵌合孔13に挿脱自在に構成され、締着固定子7によって取り外し自在に固着して、弾性把持部材6を挟圧してケーブルの外周を圧着し、把持力50〜100kgを持つてケーブル止めとする。
前記ケーブル取付片5は、湾曲面部の両端に折り曲げ支片5,5を備え、一方の支片5、例えば端部を折り曲げてつば付き端部15とするか或いは端部を丸めてヒンジ部としたものを前記支持線押え片2に形成した嵌合孔13に嵌入支持させ、他方の支片5をケーブル把持部4に締着固定子7によって取り外し自在に装着する。この締着固定子7は、ケーブル把持部4の一端4の折曲げ受部に形成した切欠9に挿入し締着固定子7のボルト頭を掛止めし、前記ケーブル取付片5の支片5に設けた長孔10に締着固定子7のネジ杆を挿入して座金7及びバネ座金7を介してナット7で固着する。該ナット7をゆるめ移動するだけで前記切欠9に挿入したネジ杆をケーブル把持部4から外すことができ支持線押え片2の嵌合孔13に嵌入した支片5を中心として回動してケーブル取付片5を開くことができ弾性把持部6を取り外せ、弾性把持部材6の交換を可能にする。
前記弾性把持部材6としては、前記配線ケーブルの外周面に接触する挿通孔6を有する円筒状合成ゴムからなり、配線ケーブルを挿入する切れ目6を挿通孔6に連通して設け、前記ケーブル把持部4とケーブル取付片5との間にスペーサとして着脱自在に嵌挿するようにし、ボルト及びナットからなる締着固定子7によってケーブル取付片5を締め付け定着して弾性把持部材6が挟持圧着され各部材が該締着固定子7で仮締可能に配備され、弾性把持部材6を除いて、各部材が分離して脱落しないように連結状態を保った構造として、脱落しにくい形態で取り扱われ、作業での安全性を高めることができるようになっている。
また前記ケーブルBに取り付けられるスペーサとしての弾性把持部材6は、その形状及び硬度(60±5Hs)からケーブル径の20種類例えばφ8.5,11.0、φ12.5,14.0、φ15.5,16.5,20.0など種々の径のものを大中小等の数種類に統合して、組付けて用いられ、それぞれ選ばれた弾性把持部材6の直径に対応して前記ケーブル取付片5を折り曲げ受片4より離れた状態で締着固定子7によって挟圧取り付ければよい。
この場合、前記弾性把持部材6としては、弾性に優れた加硫ゴムなどの合成ゴムや、ニトリルゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、オレフィン系のエチレン−プロピレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムなどの高性能特殊ゴム、熱可塑性エラストマー(TPE)が選んで用いられる。
特に、弾性把持部材6は、引張強度50〜300kgf/cmで、(ショアー硬度20〜90)を用いるが、好ましくは引張応力の大きい硬質ゴム(ショアー硬度40〜70)を用い、即ち引張応力100%・70〜80kgf/cmの熱可塑性ゴム組成物、例えば石油系軟化材を含むEEPM、EPDM、シリコーンゴム、ブチルゴム、スチレン・ブタジェンゴム或いはフッ素ゴムなどの硬度(Hs)のもの、さらに詳しくは比重1.0〜1.5、引張強度60.0kgf/cmで、圧縮永久歪(70℃×22H)は、50%以下例えば45.0%のものを用いケーブルの外周の摩擦抵抗によって所定の引っ張り強度に耐え、弾性変形してケーブルを密着して把持力50〜100kgfを持って把持性を確保できるようにするのがよい。
このように、前記留め具本体片20のケーブル把持部4は、ケーブル押え片5とによって硬度20〜90の合成ゴムから構成された弾性把持部材6を把持するものである。該弾性把持部材6は、ケーブルを貫通させる挿通孔6のある円筒体が二つ割りの切れ目6を外周から前記挿通孔6まで形成されていて、ケーブルを挿入しやすくしてあるが、このケーブル挿通路としては、ケーブルを密着して把持力50〜100kgf好ましくは70〜80kgfを持つて把持できるように、見かけの接触面積の大小並びに、垂直荷重の大小を適宜配慮して構成される。
この第1実施例のケーブル留め具では、前記支持線取付部1とケーブル把持部4を一体に構成して留め具本体片20として、支持線押え片2とケーブル取付片5を一括して備えたものとを組み合わせて、配線ケーブルBを挿入した弾性把持部材6を挟圧保持するようにしている。
そして、前記配線ケーブルBの施行処理手順の一例としては、クロージャEのある配線点となる予定の電柱Dに配線されている支持線Aに留め具本体片20の支持線取付部1を支持線取付片2によって締着固定子3で取付け、該支持線Aにつり下げられている配線ケーブルBの外周に弾性把持部材6をクロージャEの両側近傍に挿入して、該弾性把持部材6をケーブル把持部4においてケーブル取付片5によって緩めた状態で仮止めしたのち、前記ケーブル把持部4間のケーブルの位置で所定量のケーブル接続を行って分岐する。この分岐ケーブルBをケーブル把持部4で、前記ケーブル取付片5を締めつけ前記弾性把持部材6内に挟持固定する。〔図2〕
また、前記ケーブル把持部4およびケーブル取付片5には、湾曲面部の外面に補強用エンボス部4,5を設けて強度を増してあり、さらに前記留め具本体片20の支持線取付部1及び前記支持線押え片2には前記締着固定子3のボルトを挿入する取付孔11,12をそれぞれ穿設し両者を連結しやすくしてあり組立が容易で支持線Aへの取付作業が簡便にできるようにしている。〔図3〜図5〕
〔第2実施例〕
本発明の第2実施例では、図6〜図9に示すように支持線Aに沿った配線ケーブルBを弾性把持部材6を介して挟持するための留め具本体片30はケーブル把持部4を支持線取付部1に連設し、該ケーブル把持部4に対向して配備されるケーブル取付片5を前記支持線取付片2に回動自在に装備したもので、例えばケーブル取付片5の支片5の端部を丸めてヒンジ部としたものを前記支持線取付片2に形成した挿入孔8に回動自在に装着してあり、締着固定子7によって挟圧配備して取扱作業性の向上と耐久性を高めて長期使用に耐えうるようになっている。
また、前記支持線取付部1及び支持線押え片2には前記締着固定子3のボルトを挿入する取付孔11,12をそれぞれ穿設し両者を連結しやすくしてあり組立が容易で支持線Aへの取付作業が簡便にできるようにしている。〔図7及び図9〕
この発明に係るケーブル留め具は、前記支持線取付部1で支持線押え片2によって支持線Aに定着できるので、該支持線Aの備えたスパイラルハンガーF内の他のケーブルに損傷を与えないで安全に用いられ、しかも電柱D間のどこの位置でも組立てが可能で、バケット車上での作業で一人作業も簡便にできる。
なお、図示しないが前記ケーブル把持部4を2連或いはそれ以上に連設し、それぞれに前記ケーブル取付片5及び弾性把持部材6を付設して複数のケーブルBを支持線Aに吊設することもできる。
また図示しないが前記支持線取付部1とケーブル把持部4とを連設した第1実施例に代えて、支持線1とケーブル把持部4との間にハンガー、例えば略コ字状の支杆を介在配備して支持線Aと配線ケーブルBとの間隔が離れている配線状態の場合に対応できるようにすることも好適例の一つである。
これらの場合も前記ケーブル取付片5は、支持線押え片2とは別部材で、弾性把持部材
6を嵌入しうる湾曲面部の両端に折り曲げ支片をそれぞれ備え、ケーブル取付片を個別に
取り外し自在に固着し、前記弾性把持部材を確実に挟み込んでケーブルを圧着するように
し、さらに左右に振り分けたケーブル接続余長を支えて、確保しやすくし、ケーブルの繰
り出しの際に案内をも兼ねケーブルの損傷が生じないようにするのがよい。
〔第3実施例〕
図11から図15は本発明の第3実施例のケーブル留め具100を示し、図11は使用状態を、図12は全体を、図12から図15は部品を示している。なお、実施例1に示したケーブル留め具100と同一または相当する部分には同一符号を付し説明を省略する場合がある。
これらの図に示すように、ケーブル留め具100は、支持線Aに沿ったガイドレール1例えば支持線Aに沿って長手方向に形成した長溝のある支持線取付部1と該支持線Aに沿った配線ケーブルBを把持するケーブル把持部4を備えた留め具本体片40と、該留め具本体片40の支持線取付部1に対向し締着固定子3により支持線を挟圧自在に連結締着しうる支持線押え片2と、前記留め具本体片40のケーブル把持部4に対向して前記支持線押え片2に摺動自在に連結装備されるケーブル取付片5と、さらに前記配線ケーブルBに圧接するように前記ケーブル把持部4とケーブル取付片5との間に把持力50〜100kgf好ましくは70〜80kgfを持つ弾性把持部材6と備えている。この弾性把持部材6は締着固定子7によって締圧配備されている。
留め具本体片40は、図13に示すように、長手方向に形成した長溝のある支持線取付部1と支持線Aに沿った配線ケーブルBを把持する湾曲したケーブル把持部4を備えている。支持線取付部1には、締着固定子3を挿通するボルト孔11が穿設されており、その周辺には締着固定子3のボルト頭用の周り止めとしてエンボス突起41がそれぞれ2個ずつ設けられている。また、ケーブル把持部4の下端4には切欠9が設けられていて、その左右にもボルト頭用の周り止めとしてアーチ状突起42が設けられている。なお、図13(a)は正面図、(b)は側面図である。
また、前記支持線押え片2は、図14に示すように、上端に支持線に沿った折曲支片2を有し、かつ下端に折曲支片2と逆方法へL字状に折り曲げた折曲平板2を有するとともに、該折曲平板2の一部には前記ケーブル取付片5を嵌合する嵌合孔13を備えている。該嵌合孔13には突起片14を一対突設して前記ケーブル取付片5の抜止機構及びケーブル径(弾性把持部材径)への調整機構とした。なお、図14(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は側面図である。
そして、留め具本体片40の前記支持線押え片2の先端にある折曲支片2と前記留め具本体40の支持線取付部1のガイドレール1とによって支持線Aが挟持された状態で位置決め保持する。
また、留め具本体片40の前記ケーブル取付片5は、図15に示すように、湾曲面部の一端に前記支持線押え片2に形成した嵌合孔13に挿入するつば付き端部15を備え、他端に長孔10のある支片5を備えて、該支片を留め具本体片40のケーブル把持部4に締着固定子7によって取り外し自在に固着すれば、前記つば付き端部15を支持線押え片の嵌合孔13に挿入した際に、ケーブル取付片のつば下端の凹欠5が嵌合孔13にある突起片14に嵌入してケーブル取付片5を水平方向に摺動できて、選ばれた弾性把持部材6の直径に対応した寸法で締着固定子によって挾圧配備できる。これにより、ケーブル把持のための弾性把持部材6の径寸法を多種類に適用できるようにケーブル取付片5の位置調整でき、確実に異なるケーブル径に応じた使用が可能で把持力強固で一定にして安全に用いられる。なお、図15(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
例えば、前記ケーブル取付片5を支持線押え片2にある嵌合孔13に挿入して前方にスライドさせておき、留め具本体片40と支持線押え片2とにより支持線Aを挟持して締着固定子3により仮止めし、配線ケーブルBに弾性把持部材6を被せた状態のものを留め具本体片40のケーブル把持部4とケーブル取付片5によって挟んで、締着固定子7によって仮止めしておき、両方の締着固定子3,7いわゆるボルト・ナットで締め付けることで支持線Aへの配線ケーブルの引留が完了する。
また、前記弾性把持部材6としては、前記配線ケーブルの外周面に接触する挿通孔を有する円筒状合成ゴムからなり、該円筒状合成ゴムに螺旋状の切り込みを入れたものである。通常の状態では、円筒状になっていて、配線ケーブルに装着するときには螺旋状の切り込みを利用して巻き付けるようにする。一旦装着すると、自然には分離脱落せず装着状態を保つ構造となっている。弾性把持部材6の材質については、第1実施例で示したものと変わらないので説明を省略する。
〔第4実施例〕
第4実施例に係るケーブル留め具200は、既に架設されている配線ケーブルがあり、この配線ケーブルを利用して新たに配線ケーブルを増設することができるケーブル留め具である。
このケーブル留め具200は、図16に示す留め具本体片50と、この留め具本体片50と組み合わせる2個の図15に示すケーブル取付片5と、2個の弾性把持部材6と2個の締着固定子7とで構成されている。
留め具本体片50は、図16に示すように、配線ケーブルに沿って該配線ケーブルの一面を把持する湾曲面部を有するケーブル把持部51及び平行して配線される他の配線ケーブルの一面を把持する同じく湾曲面部を有するケーブル把持部51とを備えている。また、中央部は矩形の板状部52として形成され、かつ該板状部52に前記ケーブル取付片5を嵌合する一対の嵌合孔53が並設されている。この該嵌合孔には突起片54が一対突設され前記ケーブル取付片5の抜止機構及びケーブル径への調整機構としている。また、前記ケーブル把持部51は、前記板状部52の端部から上方及び下方にへと延設され、かつ各ケーブル把持部51に端部には締着固定子用の略U字状切り欠59きが形成されている。なお、図16(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
また、前記ケーブル取付片5は、図15に示すように、前記ケーブル把持部51に対向した湾曲面部を有し、該湾曲面部の一端に前記留め具本体片50の嵌合孔53に挿入するつば付き端部15を備え、かつ湾曲面部から延設され前記留め具本体片50の矩形の板状部52に形成された嵌合孔53に挿入する長孔10のある支片5を有している。
装着方法は、先ず上方に配線されているケーブルBの所定位置に弾性把持部材6を装着し、次に留め具本体片50の矩形の板状部52に形成された嵌合孔53にケーブル取付片5の支片5を嵌入させて、両方の湾曲面部にて弾性把持部材を挟持し締着固定子7にて仮止めする。
続いて、留め具本体片50の矩形の板状部52に形成された他方の嵌合孔53にもう一つのケーブル取付片5の支片5を嵌入させて、下側に配線されているケーブルBにも所定位置に弾性把持部材6を装着して、留め具本体片50とケーブル取付片5の両方の湾曲面部で締着固定子7によって弾性把持部材6を挟持圧着する。
また、ケーブル取付片5のつば下端の凹欠5が嵌合孔53にある突起片54に嵌入してケーブル取付片5を水平方向に摺動できて、選ばれた弾性把持部材6の直径に対応した寸法で締着固定子によって挾圧配備できる。これにより、ケーブル把持のための弾性把持部材6の径寸法を多種類に適用でき、ケーブル径に応じた使用が可能で把持力強固で一定にして安全に用いられる。
なお、上記締着固定子3,7の締着固定は、所定のトルクに設定されたトルクレンチによって行われる。
本発明の第1実施例を示すケーブル留め具を示し、(a)はその分離状態の斜視図、(b)はその使用状態の側面図である。 図1の例の施行状態の正面図である。 図1の例で用いられるケーブル留め具の留め具本体片示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。 図1の例で用いられるケーブル留め具のケーブル取付片を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図、(c)はその平面図である。 図1の例のケーブル留め具の支持線押え片を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はその平面図である。 本発明の第2実施例を示すケーブル留め具を示し、(a)はその使用状態の斜視図、(b)はその分離状態の斜視図、(c)はその組立側面図である。 図6の例で用いられるケーブル留め具のケーブル把持部本体を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。 図6の例で用いられるケーブル留め具のケーブル取付片を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。 図6の例のケーブル留め具の支持線押え片を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はその平面図である。 従来の工法の説明正面図である。 本発明の第3実施例と第4実施例の施行状態の斜視図である。 本発明の第3実施例を示すケーブル留め具を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図12の例で用いられるケーブル留め具の留め具本体片を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。 図12の例で用いられるケーブル留め具の支持線押え片を示し、(a)はその正面図、(b)はその底面図、(c)は側面図である。 図12または図16の例で用いられるケーブル留め具のケーブル把持片を示し、(a)はその平面、(b)はその正面図、(c)は側面図である。 本発明の第4実施例を示すケーブル留め具の留め具本体片を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
符号の説明
A 支持線
B ケーブル
C ケーブルしばり紐
D 電柱
E クロージャ
F スパイラルハンガー
G 支線金具
1 支持線取付部
ガイドレール
折曲げ受片
2 支持線押え片
舌片
折り曲げ平板
3 ボルト
ナット
4 ケーブル把持部
折曲げ支片
ボス部
5 ケーブル取付片
,5 支片
ボス部
凹欠
6 弾性把持部材
挿通孔
切れ目
7 締着固定子
ナット
座金
バネ座金
8 挿入孔
9 切欠
10 長孔
11,12 取付孔
13 嵌合孔
14 突起片
15 つば付き端部
20、30,40,50 留め具本体片
51 ケーブル把持部
52 板状部
53 嵌合孔
54 突起片
100 ケーブル留め具
200 ケーブル留め具

Claims (9)

  1. 支持線に沿ったガイドレールを有する支持線取付部と前記支持線に沿った配線ケーブルを把持するケーブル把持部とを備えた留め具本体片と、該留め具本体片の前記支持線取付部に対向し締着固定子によって前記支持線を挟圧自在に連結締着される支持線押え片と、前記留め具本体片のケーブル把持部に対向し前記支持線押え片に摺動自在或いは回動自在に連結装備されるケーブル取付片と、前記ケーブル把持部と前記ケーブル取付片との間に締着固定子によって前記配線ケーブルを挟圧圧接するように把持力50〜100kgfをもつ弾性把持部材とを備えたことを特徴とするケーブル留め具。
  2. 請求項1記載のケーブル留め具において、前記支持線押え片は、上端に支持線に沿った折曲支片を有し、かつ下端に前記折曲支片と同方向へL字状に折り曲げた折曲平板を有するとともに、該支持線押さ片の中央部から折曲平板の一部にかけて前記留め具本体片のケーブル把持部および前記ケーブル取付片を嵌合する嵌合孔を備えるとともに、該嵌合孔に突起片を一対突設して前記ケーブル留め具片の抜止機構としたことを特徴とするケーブル留め具。
  3. 請求項1記載のケーブル留め具において、前記支持線押え片は、上端に支持線に沿った折曲支片を有し、かつ下端に前記折曲支片と反対方向へL字状に折り曲げた折曲平板を有するとともに、該支持線押さ片の中央部から折曲平板の一部にかけて前記ケーブル取付片を嵌合する嵌合孔を備え、該嵌合孔に突起片を一対突設して前記ケーブル留め具片の抜止機構及びケーブル径への対応機構としたことを特徴とするケーブル留め具。
  4. 請求項1乃至請求項3記載のケーブル留め具において、前記留め具本体片のケーブル把持部は、円筒形の弾性把持部材を抱持する湾曲面部を有するとともに、前記ケーブル取付片も前記ケーブル把持部に対向した湾曲面部を有し、締着固定子によって前記弾性把持部材を挟持圧着するようにしたことを特徴とするケーブル留め具。
  5. 請求項1乃至請求項4記載のケーブル留め具において、前記ケーブル取付片は、湾曲面部の一端に支持線押え片に形成した嵌合孔に挿入する長孔のある支片を有し、かつ他端にはつば付き端部を有し、前記留め具本体片のケーブル把持部に締着固定子によって取り外し自在に固着するように構成したことを特徴とするケーブル留め具。
  6. 請求項1、請求項3記載のケーブル留め具において、前記弾性把持部材は、前記配線ケーブルの外周面に接触する挿通孔を有する円筒形合成ゴムからなり、配線ケーブルを挿入する切れ目を挿通孔に連通して設け、前記ケーブル把持部に着脱自在に嵌挿するようにしたことを特徴とするケーブル留め具。
  7. 一本の配線ケーブルに取付け、該配線ケーブルに平行して配線される他の配線ケーブルを把持するケーブル留め具であって、配線ケーブルに沿って該配線ケーブルの一面を把持する湾曲面部を有するケーブル把持部及び平行して配線される他の配線ケーブルの一面を把持する同じく湾曲面部を有するケーブル把持部とを備えた留め具本体片と、該留め具本体片の前記各配線ケーブル把持部に対向し締着固定子によって配線ケーブルを挟圧自在に連結締着される一対のケーブル取付片と、前記各ケーブル把持部と前記各ケーブル取付片との間に締着固定子によって前記配線ケーブルを挟圧圧接するように把持力50〜100kgfをもつ弾性把持部材とを備えたことを特徴とするケーブル留め具。
  8. 請求項7記載のケーブル留め具において、前記留め具本体片は、中央部が矩形の板状部として形成され、かつ該板状部に前記ケーブル取付片を嵌合する一対の嵌合孔が並設されているとともに、該嵌合孔に突起片が一対突設され前記ケーブル取付片の抜止機構及びケーブル径への調整機構とし、さらに該板状部の端部から上方及び下方にケーブル把持部が延設され、かつ各ケーブル把持部に端部には締着固定子用の略U字状切り欠きが形成されていることを特徴とするケーブル留め具。
  9. 請求項7または8記載のケーブル留め具において、前記ケーブル取付片は、一端につば部を有するとともに、前記ケーブル把持部に対向した湾曲面部を有し、かつ湾曲面部から延設され前記留め具本体片の矩形の板状部に形成された嵌合孔に挿入する長孔のある支片を有し、締着固定子によって留め具本体片との間で前記弾性把持部材を挟持圧着するようにしたことを特徴としている。
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