JP4637552B2 - 鳥害防止具仮支持具及びそれを用いた間接活線工法 - Google Patents

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本発明は、電線上にカラスなどの鳥類が留まり、その電線の直下の家屋や駐車車両等に生じる糞害等を防止するための鳥害防止具を電線に取り付ける際に、その鳥害防止具を支持する鳥害防止具仮支持具に関する。
鳥類は電線や通信ケーブル等の上に留まる性質を有しているため、それらの直下の家屋や駐車車両等への糞公害などを起こすことが知られている。そこで、鳥類が電線の上に留まらないようにするために、さまざまな鳥害防止具が開発されてきた(例えば、特許文献1及び2参照)。
ところが、このような鳥害防止具を電線に取り付ける場合に、その工事区間を一端停電にすると多くの需要者に迷惑をかけるため、通常、電線が活線のままで取り付け工事をする必要がある。このような活線工事においては、作業者が直接電線に鳥害防止具を設置する直接活線工法と、絶縁された遠隔操作棒を使用して電線に鳥害防止具を設置する間接活線工法とが用いられてきた。直接活線工法では、作業者が絶縁手袋などを装着しながら作業を行うので多少の危険を伴う。一方、間接活線工法では、遠隔安全棒であるホットスティックを介して電線に鳥害防止具を設置するのでそのような危険はない。しかし、遠隔安全棒を介して鳥害防止具を取り付けるため、図8に示すような複数の治具220を介して糸210を電線300の上に架設することにより鳥類が電線300に留まれなくすることで鳥害を防止するという構造及びその取り付け方法が比較的単純な鳥害防止具200を使用したとしても、垂れ下がった糸が電線に絡まるなどして鳥害防止具200の取付作業を中断させることがあり、作業効率や安全性について問題があった。
特開平10−304809号公報 特開2000−134777号公報
本発明は、このような事情に鑑み、遠隔安全棒を用いて、複数の治具を介して線条体を電線等の上に架設することにより鳥類が電線上に留まれなくすることで鳥害を防止する鳥害防止具を電線等に取り付ける際に、線条体が垂れ下がるのを防止し、安全でかつ効率よく鳥害防止具の取り付け作業を行うことができるような鳥害防止具仮支持具及びその使用方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための本発明の第1の態様は、鳥類が電線上に留まることを防止するために前記電線の略直上に架設される線条体と当該線条体を所定の間隔で架設するための複数の治具とからなる鳥害防止具を前記電線に取り付ける際に使用される鳥害防止具仮支持具であって、前記電線に沿って移動できるように前記電線に取り付けるための取付部と、前記複数の治具を支持すると共に前記取付部に接続されて一体的に移動できる支持部とを具備することを特徴とする鳥害防止具仮支持具にある。
かかる第1の態様では、線条体が垂れ下がるのを防止し、安全でかつ効率よく鳥害防止具を取り付けることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記複数の治具を支持する前記支持部が前記電線と略平行に配置されるように設けられたことを特徴とする鳥害防止具仮支持具にある。
かかる第2の態様では、支持部に支持された治具をより容易に支持部から取り外すと共に電線に取り付けることができる。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、前記複数の治具を支持する前記支持部に前記線条体を巻き付けることができる糸巻部を設けたことを特徴とする鳥害防止具仮支持具にある。
かかる第3の態様では、鳥害防止具を支持部に支持させる際及び鳥害防止具を支持部から取り外す際に、線条体が絡まりにくくすることができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記支持部に複数の略平行な枝部を設けたことを特徴とする鳥害防止具仮支持具にある。
かかる第4の態様では、鳥害防止具の線条体を複数の枝部間で所定回数往復させたところで治具に接続させるようにすれば、各枝部間の距離が略一定であることから、容易に各治具間の線条体の長さを略一定にすることができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記治具は前記電線を狭着することにより前記電線に取り付けられるものであり、前記複数の治具を支持する前記支持部は前記複数の略平行な枝部の少なくとも一つを径が異なる枝部に交換することができることを特徴とする鳥害防止具仮支持具にある。
かかる第5の態様では、鳥害防止具仮支持具に支持された治具をあまり調節することなく、電線に取り付けることができる。
本発明の第6の態様は、第1の態様において、前記支持部が、二つの棒状体が平行に配置された第1の枝部と第2の枝部と、第1の枝部の一端に連結されるL字型接続部と第2の枝部の一端に連結されるL字型接続部とを棒状体で連結した枝部連結部と、一端が前記連結部の略中央から略鉛直上方向に接続される棒状体で連結した垂直連結部と、当該垂直連結部の他端に前記第1の枝部及び前記第2の枝部と略平行でかつ前記第1の枝部及び前記第2の枝部の他端方向へ屈曲するL字型接続部とを棒状体で連結した平行連結部とからなり、前記取付部が前記平行連結部の略直上に設けられたことを特徴とする鳥害防止具仮支持具にある。
かかる第6の態様では、第1の枝部又は第2の枝部に支持された治具をより容易に第1の枝部又は第2の枝部から取り外すと共に電線に取り付けることができ、かつ、鳥害防止具の線条体を第1の枝部及び第2の枝部の間で所定回数往復させたところで治具に接続させるようにすれば、第1の枝部と第2の枝部との間の距離が一定であることから、容易に各治具間の線条体の長さを略一定にすることができ、さらに、より容易に線条体が垂れ下がるのを防止し、安全でかつ効率よく鳥害防止具を取り付けることができる。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記第1の枝部、前記第2の枝部及び前記枝部連結部が前記垂直連結部の軸方向に自在に回動できることを特徴とする鳥害防止具仮支持具にある。
かかる第7の態様では、鳥害防止具仮支持具に鳥害防止具を取り付ける際に、第1の枝部、第2の枝部及び枝部連結部を水平方向に回動させることによって、鳥害防止具仮支持具に鳥害防止具を取り付ける作業を効率的に行うことができる。
本発明の第8の態様は、第1の態様において、前記支持部が、二つの棒状体が平行に配置された第1の枝部と第2の枝部と、第1の枝部の一端に連結されるL字型接続部と第2の枝部の一端に連結されるL字型接続部とを棒状体で連結した枝部連結部と、一端が前記連結部の略中央から前記第1の枝部及び第2の枝部の一端方向に接続されると共に略鉛直方向に屈曲する棒状体で連結した垂直連結部と、当該垂直連結部の他端に前記第1の枝部及び前記第2の枝部と略平行でかつ前記第1の枝部及び前記第2の枝部の他端方向へ屈曲するL字型接続部とを棒状体で連結した平行連結部とからなり、前記取付部が前記平行連結部の略直上に設けられており、前記第1の枝部、前記第2の枝部及び前記枝部連結部が前記垂直連結部の軸方向に自在に回動できると共に前記枝部連結部に対する前記第1の枝部と前記第2の枝部との相対位置を変更できることを特徴とする鳥害防止具仮支持具にある。
かかる第8の態様では、第1の枝部又は第2の枝部に支持された治具をより容易に第1の枝部又は第2の枝部から取り外すと共に電線に取り付けることができ、かつ、鳥害防止具の線条体を第1の枝部及び第2の枝部の間で所定回数往復させたところで治具に接続させるようにすれば、各枝部間の距離が略一定であることから、容易に各治具間の線条体の長さを略一定にすることができ、さらに、より容易に線条体が垂れ下がるのを防止し、安全でかつ効率よく鳥害防止具を取り付けることができ、加えて、第1の枝部又は第2の枝部を交換した場合と同様の効果が得られる。
本発明の第9の態様は、第6〜8の何れかの態様において、前記第1の枝部及び前記第2の枝部が前記線条体を巻き付けることができる糸巻部でもあることを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
かかる第9の態様では、鳥害防止具を第1の枝部又は第2の枝部に支持させる際及び鳥害防止具を第1の枝部又は第2の枝部から取り外す際に、線条体が絡まりにくくすることができる。
本発明の第10の態様は、第6〜9の何れかの態様において、前記治具は前記電線を狭着することにより前記電線に取り付けられるものであり、前記第1の枝部及び前記第2の枝部の少なくとも一方は径が異なる枝部に交換することができることを特徴とする鳥害防止具仮支持具にある。
かかる第10の態様では、第1の枝部及び第2の枝部の少なくとも一方に支持された治具をあまり調節することなく、電線に取り付けることができる。
本発明の第11の態様は、鳥類が電線上に留まることを防止するために前記電線の略直上に架設される線条体と当該線条体を所定の間隔で架設するための複数の治具とからなる鳥害防止具を前記電線に取り付ける際に使用される鳥害防止具仮支持具であって、前記電線に沿って移動できるように前記電線に取り付けるための取付部と、前記複数の治具を支持すると共に前記取付部に接続されて一体的に移動できる支持部とを具備することを特徴とする鳥害防止具仮支持具を用いて、遠隔操作棒を介して前記電線に前記鳥害防止具を設置する間接活線工法であって、前記取付部を介して前記鳥害防止仮支持具を前記電線に取り付け、前記支持部に支持された前記鳥害防止具を前記支持部から取り外すと共に前記鳥害防止具を前記電線に取り付け、前記鳥害防止具仮支持装置を前記電線に沿って移動させることを特徴とする前記鳥害防止仮支持具を用いた前記鳥害防止具の間接活線工法にある。
かかる第11の態様では、線条体が垂れ下がるのを防止し、安全でかつ効率よく鳥害防止具の取り付け作業を行うことができる。
本発明によれば、遠隔安全棒を用いて、複数の治具を介して線条体を電線等の上に架設することにより鳥類が電線上に留まれなくすることで鳥害を防止する鳥害防止具を電線等に取り付ける際に、線条体が垂れ下がるのを防止し、安全でかつ効率よく鳥害防止具の取り付け作業を行うことができ、結果的に、鳥害防止具の設置及びメンテナンスにかかるコストを抑えることができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本実施形態の説明は例示であり、本発明の構成は以下の説明に限定されない。
(実施形態1)
本発明に係る鳥害防止具仮支持具1は、鳥類が電線上に留まることを防止するために電線の直上に架設される糸とその糸を所定の間隔で架設するための複数の治具とからなる鳥害防止具を電線に取り付ける際に使用されるものである。
図1は、本発明の実施形態1に係る鳥害防止具仮支持具1の概略図である。図1に示すように、本発明に係る鳥害防止仮支持具1は、複数の治具を支持する支持部2と、電線に沿って移動できるように電線に取り付けるための取付部であるフック3とを具備するものである。支持部2は、二つの棒状体が平行に配置された糸巻部でもある第1の枝部10及び第2の枝部11と、第1の枝部10の一端に連結されるL字型接続部12と第2の枝部11の一端に連結されるL字型接続部13とを棒状体で連結した枝部連結部14とからなるコ字状部を具備する。さらに、支持部2は、このようなコ字状部と、一端が枝部連結部14の中央に設けられたT字型接続部15と鉛直上方向に接続される棒状体で連結した垂直連結部16と、垂直連結部16の他端に第1の枝部10及び第2の枝部11と平行でかつ第1の枝部10及び第2の枝部11の他端方向へ屈曲するL字型接続部17とを棒状体で連結した平行連結部18とからなるものである。
第1の枝部10及び第2の枝部11は、鳥害防止具の治具を支持するものであると共に鳥害防止具の糸を巻き付ける糸巻部でもある。具体的には、図2に示すように、第1の枝部10及び第2の枝部11は、複数の治具32を介して糸31を電線等の上に架設することにより鳥類が電線上に留まれなくすることで鳥害を防止する鳥害防止具30の治具32を支持すると共に鳥害防止具30の糸31を巻き付ける糸巻部でもある。このような構成とすることにより、鳥害防止具30の糸31を第1の枝部10と第2の枝部11との間で往復させるように糸31を巻き付けることによって、鳥害防止具30の糸31を第1の枝部10と第2の枝部11とに巻き付ける際、又はそのように巻き付けられた鳥害防止具30の糸31を第1の枝部10と第2の枝部11とから取り外す際に、鳥害防止具30の糸31が絡まないようにすることができる。また、この鳥害防止具仮支持具1を用いて、鳥害防止具30の糸31を第1の枝部10と第2の枝部11との間で所定回数往復させたところで治具32に接続させるようにすれば、第1の枝部10と第2の枝部11との距離が一定であることから、各治具32の間の糸31の長さを容易に一定に保つことができる。
また、第1の枝部10及び第2の枝部11は、それぞれの枝部に接続されているL字型接続部12、13において脱着可能となっている。したがって、第1の枝部10及び第2の枝部11は、鳥害防止具30を取り付ける電線などの径と同程度の径を有する枝部に交換された後、その枝部に鳥害防止具30の治具32を支持させることができる。すると、図3に示すような上部把持部41と下部把持部42とで電線を狭着することより鳥害防止具30を電線に取り付ける治具40を用いる場合には、取り付け先の電線と同程度の径を有する枝部を用いることにより、枝部から治具40を取り外したときの上部把持部41と下部把持部42との間の距離dを、それ程調節せずに電線に治具40を固定することができる。なお、図1又は図2に示すように、第1の枝部10の径と第2の枝部11の径とは異なっていても、同じであってもよい。
さらに、本実施形態では、支持部2は2つの枝部10、11を有しているが、鳥害防止具30を取り付けることができるならば、支持部2は枝部を設けなくても、3つ以上の枝部を設けてもよい。また、本実施形態では、鳥害防止具仮支持具1を電線に取り付けたときに第1の枝部10及び第2の枝部11が電線と略平行になるように配置しているので、鳥害防止具30の取付作業を効率よく行うことができるが、必ずしも枝部10、11は電線と略平行に配置されていなくともよい。
なお、第1の枝部及び第2の枝部11は、それらによって支持される鳥害防止具30の重量を支えることができるものであれば特に限定されない。
次に、図1に示すように、枝部連結部14は、T字型接続部15において垂直連結部16の軸方向周りに自在に回動することができるようになっている。枝部連結部14は垂直連結部16の軸方向に回動することができるので、枝部連結部14に接続されている第1の枝部10及び第2の枝部11も枝部連結部14と連動して垂直連結部16の軸方向、すなわち水平方向に自在に回動することができる。すると、第1の枝部10、第2の枝部11及び枝部連結部14の上方に位置する平行連結部18が鳥害防止具仮支持具1に鳥害防止具30を取り付ける作業の障害となる場合に、第1の枝部10、第2の枝部11及び枝部連結部14を水平方向に回動させることによって、鳥害防止具仮支持具1に鳥害防止具30を取り付ける作業を効率的に行うことができる。
フック3は、支持部2及び支持部2に支持される鳥害防止具30の重量を支えることができるものであれば特に限定されない。なお、本実施形態ではフック3を用いているが、電線に沿って移動できるように電線に取り付けることができるものであれば特に限定されない。
L字型接続部12、13、17、T字型接続部15及び棒状の連結部14、16、18は、それらに接続されるもの及び鳥害防止具30の重量を支えることができるものであれば特に限定されない。
次に、本発明の鳥害防止具仮支持具1を用いて、鳥類が電線上に留まることを防止するために電線の直上に架設される糸31とその糸31を所定の間隔で架設するための複数の治具32とからなる鳥害防止具30を電線50に取り付ける方法を説明する。まず、図2に示すように、鳥害防止具30の治具32が第1の枝部10にのみ支持されると共に鳥害防止具30の糸31が第1の枝部10と第2の枝部11との間を往復するように巻き付けるようにする。なお、本実施形態では、鳥害防止具30の治具32を第1の枝部10にのみ取り付けたが、鳥害防止具30の治具32を取り付ける枝は第2の枝部11のみに取り付けても、両方の枝部10、11に鳥害防止具30の治具32を交互に取り付けてもよい。
次に、図4に示すように、鳥害防止具30が取り付けられた鳥害防止具仮支持具1を電線50に吊り下げる。そして、図4及び図5に示すように、鳥害防止具30の一方の端部にある治具32aを遠隔安全棒であるホットスティック51を用いて第1の枝部10から取り外し、電線50の所定の位置に取り付ける。
そして、鳥害防止具仮支持具1を図5に示すA方向に移動させ、図6に示すように、その治具32aから糸31を介して接続されている治具32bを治具32aのときと同様に第1の枝部10から取り外し、電線50の所定の位置に取り付ける。そして、これらの動作を繰り返すことによって、電線50の上に鳥害防止具30を取り付けることができる。
このように、本発明の鳥害防止具仮支持具1を用いると、ホットスティック51を用いて、鳥害防止具30を電線50に取り付ける際に、糸31が垂れ下がるのを防止することができ、結果的に安全でかつ効率よく鳥害防止具30を取り付けることができる。
(他の実施形態)
本実施形態1では、枝部連結部14に対して第1の枝部10及び第2の枝部12の位置は固定されていたが、それぞれの枝部の位置を相対的に変化できるように、例えば図7に示すようにT字型接続部15を鉛直上方向に屈曲させて垂直連結部16に接続させると共に、その屈曲させた部分の下方にT字型接続部15の軸方向に自在に回動できる回動部60を設けてもよい。この構成とすることにより、本実施形態1の効果に加え、第1の枝部10又は第2の枝部11を交換することなく、第1の枝部10と第2の枝部11の相対位置を変更することができる。なお、本実施形態1では、T字型接続部15を屈曲させたが、垂直連結部16を同様に屈曲させ、その屈曲させた部分の上方に垂直連結部16の軸方向に自在に回動できる回動部を設けてもよい。この形態でも同様の効果が得られる。
本発明の実施形態1に係る鳥害防止具仮支持具の概略図である。 本発明の実施形態1に係る鳥害防止具仮支持具に鳥害防止具を取り付けた場合の概略図である。 本発明の実施形態1に用いる鳥害防止具を構成する治具の概略図である。 本発明の実施形態1に係る鳥害防止具仮支持具を用いて電線に鳥害防止具を取り付ける際の概略図である。 本発明の実施形態1に係る鳥害防止具仮支持具を用いて電線に鳥害防止具を取り付ける際の概略図である。 本発明の実施形態1に係る鳥害防止具仮支持具を用いて電線に鳥害防止具を取り付ける際の概略図である。 本発明のその他の実施形態に係る鳥害防止具仮支持具の概念図である。 鳥害防止具が取り付けられた電線を示す概略図である。
符号の説明
1 鳥害防止具仮支持具
2 支持部
3 フック
10 第1の枝部
11 第2の枝部
12,13,17 L字型接続部
14 枝部連結部
15 T字型接続部
16 垂直連結部
18 平行連結部
30 鳥害防止具
31 糸
32,40 治具
41 上部把持部
42 下部把持部
50 電線
51 ホットスティック
60 回動部

Claims (11)

  1. 鳥類が電線上に留まることを防止するために前記電線の略直上に架設される線条体と当該線条体を所定の間隔で架設するための複数の治具とからなる鳥害防止具を前記電線に取り付ける際に使用される鳥害防止具仮支持具であって、
    前記電線に沿って移動できるように前記電線に取り付けるための取付部と、前記複数の治具を支持すると共に前記取付部に接続されて一体的に移動できる支持部とを具備することを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
  2. 請求項1において、前記複数の治具を支持する前記支持部が前記電線と略平行に配置されるように設けられたことを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
  3. 請求項1又は2において、前記複数の治具を支持する前記支持部に前記線条体を巻き付けることができる糸巻部を設けたことを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
  4. 請求項3において、前記支持部に複数の略平行な枝部を設けたことを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
  5. 請求項4において、前記治具は前記電線を狭着することにより前記電線に取り付けられるものであり、前記複数の治具を支持する前記支持部は前記複数の略平行な枝部の少なくとも一つを径が異なる枝部に交換することができることを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
  6. 請求項1において、前記支持部が、二つの棒状体が平行に配置された第1の枝部と第2の枝部と、第1の枝部の一端に連結されるL字型接続部と第2の枝部の一端に連結されるL字型接続部とを棒状体で連結した枝部連結部と、一端が前記連結部の略中央から略鉛直上方向に接続される棒状体で連結した垂直連結部と、当該垂直連結部の他端に前記第1の枝部及び前記第2の枝部と略平行でかつ前記第1の枝部及び前記第2の枝部の他端方向へ屈曲するL字型接続部とを棒状体で連結した平行連結部とからなり、前記取付部が前記平行連結部の略直上に設けられたことを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
  7. 請求項6において、前記第1の枝部、前記第2の枝部及び前記枝部連結部が前記垂直連結部の軸方向に自在に回動できることを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
  8. 請求項1において、前記支持部が、二つの棒状体が平行に配置された第1の枝部と第2の枝部と、第1の枝部の一端に連結されるL字型接続部と第2の枝部の一端に連結されるL字型接続部とを棒状体で連結した枝部連結部と、一端が前記連結部の略中央から前記第1の枝部及び第2の枝部の一端方向に接続されると共に略鉛直方向に屈曲する棒状体で連結した垂直連結部と、当該垂直連結部の他端に前記第1の枝部及び前記第2の枝部と略平行でかつ前記第1の枝部及び前記第2の枝部の他端方向へ屈曲するL字型接続部とを棒状体で連結した平行連結部とからなり、前記取付部が前記平行連結部の略直上に設けられており、前記第1の枝部、前記第2の枝部及び前記枝部連結部が前記垂直連結部の軸方向に自在に回動できると共に前記枝部連結部に対する前記第1の枝部と前記第2の枝部との相対位置を変更できることを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
  9. 請求項6〜8の何れかにおいて、前記第1の枝部及び前記第2の枝部が前記線条体を巻き付けることができる糸巻部でもあることを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
  10. 請求項6〜9の何れかにおいて、前記治具は前記電線を狭着することにより前記電線に取り付けられるものであり、前記第1の枝部及び前記第2の枝部の少なくとも一方は径が異なる枝部に交換することができることを特徴とする鳥害防止具仮支持具。
  11. 鳥類が電線上に留まることを防止するために前記電線の略直上に架設される線条体と当該線条体を所定の間隔で架設するための複数の治具とからなる鳥害防止具を前記電線に取り付ける際に使用される鳥害防止具仮支持具であって、前記電線に沿って移動できるように前記電線に取り付けるための取付部と、前記複数の治具を支持すると共に前記取付部に接続されて一体的に移動できる支持部とを具備することを特徴とする鳥害防止具仮支持具を用いて、遠隔操作棒を介して前記電線に前記鳥害防止具を設置する間接活線工法であって、
    前記取付部を介して前記鳥害防止仮支持具を前記電線に取り付け、前記支持部に支持された前記鳥害防止具を前記支持部から取り外すと共に前記鳥害防止具を前記電線に取り付け、前記鳥害防止具仮支持装置を前記電線に沿って移動させることを特徴とする前記鳥害防止仮支持具を用いた前記鳥害防止具の間接活線工法。

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