JP6880883B2 - 粘着付与樹脂エマルジョン及び水系粘・接着剤組成物 - Google Patents

粘着付与樹脂エマルジョン及び水系粘・接着剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、粘着付与樹脂エマルジョン及び水系粘・接着剤組成物に関する。
一般に、食品包装や電子電気製品の外装に用いられているポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂は、官能基を持たず非極性のため、極性分子との親和性が乏しく、粘着剤との密着性や濡れ性が非常に弱く剥がれやすい。そのため、接着面にプライマーを塗布して接着表面を改質する方法が一般に用いられているが、プライマーを用いることなく、ポリオレフィン系樹脂に対する充分な接着力、特に曲面接着性及び定荷重剥離性を有する粘・接着剤が強く求められている。
更に、近年、環境・人体の安全性に対する配慮から揮発性有機溶剤等の含有量が少ない環境負荷が低減された水系の粘・接着剤が求められるようになっている。しかしながら、有機溶剤系の粘・接着剤を水系に変更しようとすると、ポリオレフィン系樹脂に対する曲面接着性及び定荷重剥離性が不充分になるという問題があった。
さらに、水系粘・接着剤組成物には上記のポリオレフィン系樹脂に対する曲面接着性及び定荷重剥離性に加えて、通常、様々な基材に対する粘・接着力等の基本性能や粘・接着剤層の耐熱保持力などが要求される。
様々な基材に対する粘・接着力等の基本性能や粘・接着剤層の耐熱保持力などを保持しつつ、曲面接着性及び定荷重剥離性を改善するには、高軟化点の粘着付与樹脂を用いることが好ましく、例えば、アクリル系共重合体と、高軟化点のロジン系粘着付与樹脂および低軟化点のロジン系粘着付与樹脂を含有するエマルジョン型粘着剤が公知である(特許文献1)。当該エマルジョンには、軟化点95〜130℃のC5/C9石油樹脂を含有されているが、相溶性が悪くなり、曲面接着性及び定荷重剥離性も不充分であった。
また、軟化点130〜180℃の重合ロジンエステル樹脂およびエステル基を含有しない液状炭化水素重合物をそれぞれ特定量からなる粘着付与樹脂エマルジョンも公知である(特許文献2)が、曲面接着性及び定荷重剥離性は向上するものの、改善する余地があった。
特開2008−239871号公報 特開2008−007693号公報
本発明の目的は、様々な基材に対する粘・接着力などの基本性能や粘・接着剤層の耐熱保持力などを保持しつつ、曲面接着性及び定荷重剥離性に優れた水系粘・接着剤組成物を与える粘着付与樹脂エマルジョンを提供することにある。
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、特定の軟化点を有する重合ロジン誘導体と石油樹脂を組み合わせることで前記課題を解決することを見出した。すなわち、本発明は以下の粘着付与樹脂エマルジョン及び水系粘・接着剤組成物に関する。
1.軟化点120〜180℃の重合ロジン誘導体(A)、芳香族系石油樹脂(B)及び乳化剤(C)を含有する粘着付与樹脂エマルジョン。
2.(A)成分が、重合ロジンエステルを含む前記項1の粘着付与樹脂エマルジョン。
3.(B)成分の軟化点が、80〜160℃である前記項1又は2の粘着付与樹脂エマルジョン。
4.(A)成分と(B)成分との含有割合が、固形分換算で(A)/(B)=60/40〜99/1である、前記項1〜3のいずれかの粘着付与樹脂エマルジョン。
5.(C)成分が高分子量乳化剤を含む前記項1〜4のいずれかの粘着付与樹脂エマルジョン。
6.前記項1〜5のいずれかの粘着付与樹脂エマルジョンと、アクリル系重合体エマルジョンとを含有する水系粘・接着剤組成物。
本発明の粘着付与樹脂エマルジョンによれば、様々な基材に対する粘・接着力などの基本性能や粘・接着剤層の耐熱保持力などを保持しつつ、優れた曲面接着性及び定荷重剥離性を発揮する。当該エマルジョンは種々の接着剤に適用できるが、中でも水系粘・接着剤に用いることが好適である。
本発明の粘着付与樹脂エマルジョンは、重合ロジン誘導体(A)(以下、(A)成分という)、芳香族系石油樹脂(B)(以下、(B)成分という)及び乳化剤(C)(以下、(C)成分という)を含有する。
本発明の(A)成分は、優れた曲面接着性及び定荷重剥離性を発揮する成分である。
(A)成分の物性としては、軟化点が120〜180℃である。120℃を下回ると、耐熱保持力が低下しやすく、180℃を上回ると、タックが低下し、粘・接着力の基本性能のバランスや低温条件下での接着力が低下しやすい。また、水系粘・接着剤組成物の曲面接着性及び定荷重剥離性の点から、130〜180℃が好ましく、140〜180℃がより好ましい。
(A)成分としては、特に限定されないが、アクリル酸変性重合ロジン、フマル酸変性重合ロジン、マレイン酸変性重合ロジン等のα,β−不飽和ジカルボン酸変性重合ロジン;重合ロジン及びアルコールとの反応で得られる重合ロジンエステル等が挙げられる。
(A)成分の原料である重合ロジンとは、二量化された樹脂酸を含むロジン誘導体である。重合ロジンを製造する方法としては、特に限定されず、各種公知の方法を採用できる。例えば、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジンといった未変性ロジン類の樹脂酸モノマーを硫酸、フッ化水素、塩化アルミニウム、四塩化チタン等の触媒を含むトルエン、キシレン等の溶媒中、温度40〜160℃程度で、1〜5時間程度反応させる方法等が挙げられる。得られる反応生成物中に占める樹脂酸ダイマーの割合は反応温度、反応時間等により異なるが、ポリオレフィンに対する接着力、耐熱保持力及び定荷重剥離性を向上させる点から、樹脂酸ダイマーの含有率は60重量%以上とすることが好ましい。
重合ロジンの具体例としては、トール油系重合ロジン(例えば、商品名「シルバタック140」、アリゾナケミカル社製)、ウッド系重合ロジン(例えば、商品名「ダイマレックス」、ハーキュレス社製)、ガム系重合ロジン(例えば、商品名「重合ロジンB−140」、新洲(武平)林化有限公司製)等が挙げられる。
次に、重合ロジンエステルについて説明する。
重合ロジンエステルは、重合ロジンにアルコールを反応させて得られる。重合ロジンとは、二量化された樹脂酸を含むロジン誘導体である。
重合ロジンエステルの製造方法としては、特に限定されないが、例えば、重合ロジン及びアルコールを溶媒の存在下または不存在下に、必要によりエステル化触媒を加えて、250〜280℃程度で、1〜8時間程度加熱脱水反応させるなどが挙げられる。前記溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒が好ましい。なお、アルコールとの反応の際には、重合ロジンに代えて、前述のα,β−不飽和ジカルボン酸変性重合ロジンを用いても良い。
アルコールとしては、特に限定されず、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等の1価のアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール等の2価のアルコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパンなどの3価のアルコール、ペンタエリスリトール、ジグリセリンなどの4価のアルコール、ジペンタエリスリトールなどの6価のアルコール等が挙げられる。
また、重合ロジンおよびアルコール類の仕込み比率は特に制限されず、得られる重合ロジンエステルの水酸基価が5〜100mgKOH/g程度の範囲となるように調整すれば良く、通常は重合ロジンのカルボキシル基当量に対し、0.2〜2倍当量程度の水酸基を有する多価アルコール類(2価以上のアルコール類をいう。以下同様)を使用するのがよい。
得られた重合ロジンエステルは、アクリル酸、フマル酸、マレイン酸等のα,β−不飽和カルボン酸で変性しても良い。
(B)成分としては、特に限定されず各種公知のものを使用できる。例えば、インデン、メチルインデン、ビニルトルエン、スチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、クマロン等のナフサのC9留分から得られるC9系石油樹脂、前記C9系石油樹脂を単独又は複数重合させた共重合体等が挙げられる。これらの中でも、ベースポリマーへの相溶性の点から、C9系石油樹脂が好ましい。なお、他の石油樹脂として、C5系石油樹脂、C5−C9系石油樹脂などの脂肪族系石油樹脂を含有するものを使用すると、ベースポリマーに対する相溶性が低下し、タックや粘・接着剤としての性能バランスが低下するため、好ましくない。
(B)成分の物性としては、特に限定されないが、ポリオレフィンに対する接着力、耐熱保持力、曲面接着性、定荷重剥離性を向上させる点から、軟化点が80〜160℃程度であり、好ましくは120〜145℃程度である。
(A)成分と(B)成分との含有割合としては、特に限定されないが、ポリオレフィンに対する接着力、耐熱保持力、曲面接着性及び定荷重剥離性を向上させる点から、(A)/(B)=60/40〜99/1が好ましく、(A)/(B)=60/40〜90/10がより好ましい。
(C)成分は、(A)成分及び/又は(B)成分を乳化するときに用いる成分であり、特に限定されず、各種公知のものを使用できる。具体的には、モノマーを重合させて得られる高分子量乳化剤、低分子量アニオン性乳化剤、低分子量ノニオン性乳化剤等が挙げられる。これらは単独でも2種以上を組み合わせてもよい。
高分子量乳化剤の製造に用いられるモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル等の(メタ)アクリル酸エステル系モノマー類、;(メタ)アクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸系ビニルモノマー類、;マレイン酸、無水マレイン酸等のジカルボン酸系ビニルモノマー類、;ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、等のスルホン酸系ビニルモノマー類;及びこれら各種有機酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機塩基類の塩(メタ)アクリロニトリル等のニトリル系モノマー類;酢酸ビニル等のビニルエステル系モノマー類;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル等のヒドロキシ基含有(メタ)アクリル酸エステル系モノマー類;メチルビニルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート、ウレタンアクリレート、炭素数6〜22のα−オレフィン、ビニルピロリドン等のその他のモノマー類などが挙げられる。これらは単独でも2種以上組み合わせても良い。
重合方法としては、溶液重合、懸濁重合、後述する高分子量乳化剤以外の反応性乳化剤、高分子量乳化剤以外の非反応性乳化剤などを用いた乳化重合などが挙げられる。
かくして得られた高分子量乳化剤の重量平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC法)におけるポリスチレン換算値をいう)は特に限定されないが、通常1000〜500000程度とすることで効率良く乳化でき、かつ得られたエマルジョンが比較的低粘度で、かつ貯蔵安定性に優れる点で好ましい。
上記高分子量乳化剤以外の反応性乳化剤としては、例えば、スルホン酸基、カルボキシル基などの親水基と、アルキル基、フェニル基などの疎水基を有するものであって、分子中に炭素−炭素二重結合を有するものをいう。
上記低分子量アニオン性乳化剤としては、例えばジアルキルスルホコハク酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホコハク酸エステル塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルスルホコハク酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンジアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレントリアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩等が挙げられる。これらは単独でも2種以上を組み合わせても良い。
低分子量ノニオン性乳化剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。これらは単独でも2種以上を組み合わせても良い。
これらの(C)成分の中でも、アニオン性乳化剤が好ましく、アニオン性高分子量乳化剤がより好ましい。アニオン性乳化剤を用いることで、効率良く乳化でき、得られたエマルジョンが比較的低粘度で、貯蔵安定性にも優れやすい。更に該エマルジョンは、水系粘・接着剤用のベースポリマーと混合した際も容易に相溶し、各種基材に対して、塗工性に優れる粘・接着剤となりやすい。
(C)成分の使用量は、特に限定されないが、耐水性や粘着性能の点から、(A)成分と(B)成分との合計重量部を100重量部(固形分換算)にして、通常、1〜20重量部であり、2〜10重量部が好ましい。
乳化方法としては、特に限定されず、高圧乳化法、転相乳化法等の公知の乳化法を採用することができる。
上記高圧乳化法は、(A)成分及び/又は(B)成分を溶融状態とした上で、乳化剤と水を予備混合して、高圧乳化機を用いて微細乳化した後、必要に応じて溶剤を除去する方法である。被乳化物を溶融状態とする方法は、加熱のみでも、溶剤に溶解してから加熱しても、可塑剤等の非揮発性物質を混合して加熱してもよいが、加熱のみで行うことが好ましい。なお、溶剤としては、トルエン、キシレン、メチルシクロヘキサン、酢酸エチル等の被乳化物を溶解できる有機溶剤が挙げられる。
上記転相乳化法は、(A)成分及び/又は(B)成分を加熱溶融した後、撹拌しながら乳化剤・水を加え、まずW/Oエマルジョンを形成させ、次いで、水の添加や温度変化等によりO/Wエマルジョンに転相させる方法である。
このようにして得られた粘着付与樹脂エマルジョンの固形分濃度は特に限定されないが、通常20〜70重量%程度となるように適宜に調整して用いる。また、得られた樹脂エマルジョンの体積平均粒子径は、通常0.1〜2μm程度であり、大部分は1μm以下の粒子として均一に分散しているが、0.7μm以下とすることが、貯蔵安定性の点から好ましい。また、樹脂エマルジョンは白色ないし乳白色の外観を呈し、pHは2〜10程度で、粘度は通常10〜1000mPa・s程度(温度25℃、固形分濃度50重量%)である。
本発明は、粘着付与樹脂エマルジョンを含有する水系粘・接着剤組成物でもある。本発明の水系粘・接着剤組成物は、前記エマルジョンおよびベースポリマーを混合することにより得ることができる。また、本発明の水系粘・接着剤組成物は水系粘・接着剤として使用することができる。
上記ベースポリマーとして、アクリル系重合体エマルジョン、ゴム系ラテックス及び合成樹脂系エマルジョン等が挙げられ、またそれぞれを併用することもでき、さらに必要に応じて、架橋剤、消泡剤、増粘剤、充填剤、酸化防止剤、耐水化剤、造膜助剤等を使用することもできる。これらは水系粘・接着剤組成物の固形分濃度に対して、通常1〜50重量%程度であり、好ましくは5〜20重量%程度である。
上記混合方法としては、特に限定されず、粘着付与剤をそのままベースポリマーへ混合してもよいし、粘着付与剤をベースポリマーに添加し、高せん断回転ミキサーを使用混合してもよい。
上記アクリル系重合体エマルジョンとしては、一般に各種のアクリル系粘・接着剤に用いられているものを使用でき、(メタ)アクリル酸エステル等のモノマーの一括仕込み重合法、モノマー逐次添加重合法、乳化モノマー逐次添加重合法、シード重合法等の公知の乳化重合法により容易に製造することができる。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等をあげることができ、これらを単独で又は二種以上を混合して用いる。また、得られるエマルジョンに貯蔵安定性を付与するため上記(メタ)アクリル酸エステルに代えて(メタ)アクリル酸を少量使用してもよい。さらに所望により(メタ)アクリル酸エステル重合体の接着特性を損なわない程度において、たとえば、酢酸ビニル、スチレン等の共重合可能なモノマーを併用できる。なお、アクリル系重合体エマルジョンに用いられる乳化剤にはアニオン系乳化剤、部分ケン化ポリビニルアルコール等を使用でき、その使用量は重合体100重量部に対して0.1〜5重量部程度、好ましくは0.5〜3重量部程度である。
アクリル系重合体エマルジョンに対する粘着付与樹脂エマルジョンの含有量は、特に限定されないが、耐熱保持力の低下を引き起こさない点から、アクリル系重合体エマルジョン100重量部(固形分換算)に対して、粘着付与樹脂エマルジョンを通常1〜50重量部程度(固形分換算)、好ましくは1〜40重量部程度とするのが良い。
また、ゴム系ラテックスとしては、水系粘・接着剤組成物に用いられる各種公知のものを使用できる。例えば天然ゴムラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、クロロプレンラテックス等が挙げられる。
ゴム系ラテックスに対する粘着付与樹脂エマルジョンの含有量は、特に限定されないが、粘着付与樹脂エマルジョンによる改質の効果が充分に発現でき、かつ、耐熱保持力、定荷重剥離性及び曲面接着性の低下を引き起こさない点から、ゴム系ラテックス100重量部(固形分換算)に対して、粘着付与樹脂エマルジョンを通常10〜150重量部程度(固形分換算)、好ましくは50〜150重量部程度とするのが良い。
また、合成樹脂系エマルジョンとしては、水系接着剤組成物に用いられる各種公知のものを使用でき、例えば酢酸ビニル系エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、ウレタン系エマルジョン等の合成樹脂エマルジョンが挙げられる。
合成樹脂系エマルジョンに対する粘着付与樹脂エマルジョンの含有量は、特に限定されないが、粘着付与樹脂エマルジョンによる改質の効果が充分に発現でき、かつ、耐熱保持力、定荷重剥離性、曲面接着性の低下を引き起こさない点から、合成樹脂系エマルジョン100重量部(固形分換算)に対して、粘着付与樹脂エマルジョンを通常2〜40重量部程度(固形分換算)、好ましくは5〜30重量部程度とするのが良い。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例中の「部」及び「%」は特に断りがない限り、重量基準である。
(軟化点)
JIS K 2531の環球法により測定した。
(重量平均分子量)
(C)成分の重量平均分子量(Mw)はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により、標準ポリスチレンの検量線から求めた、ポリスチレン換算値として算出した。なお、GPC法は以下の条件で測定した。
分析装置:HLC−8120(東ソー(株)製)
カラム:TSKgelSuperHM−L×3本
溶離液:テトラヒドロフラン
注入試料濃度:5mg/mL
流量:0.6mL/min
注入量:100μL
カラム温度:40℃
検出器:RI
製造例1−1(重合ロジンエステル1の製造)
撹拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、重合ロジン(樹脂酸ダイマー65%、酸価145mgKOH/g、軟化点140℃)100部、ペンタエリスリトール13部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で14時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を4時間吹き込み、重合ロジンエステル1を得た。得られた重合ロジンエステル1の軟化点を表1に示す(以下同様)。
製造例1−2(重合ロジンエステル2の製造)
製造例1−1と同様の反応装置に、重合ロジン(製造例1−1と同一のもの)100部、ペンタエリスリトール14部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を3時間吹き込み、重合ロジンエステル2を得た。
製造例1−3(重合ロジンエステル3の製造)
製造例1−1と同様の反応装置に、重合ロジン(製造例1−1と同一のもの)75部、ガムロジン25部(酸価160mgKOH/g、軟化点70℃)、ペンタエリスリトール12部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を3時間吹き込み、重合ロジンエステル3を得た。
製造例1−4(重合ロジンエステル4の製造)
製造例1−1と同様の反応装置に、重合ロジン(製造例1−1と同一のもの)50部、ガムロジン50部(製造例1−3と同一のもの)、ペンタエリスリトール12部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を3時間吹き込み、重合ロジンエステル4を得た。
比較製造例1−1(比較用重合ロジンエステル1の製造)
製造例1−1と同様の反応装置に、重合ロジン(製造例1−1と同一のもの)100部、ペンタエリスリトール14部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を6時間吹き込み、比較用重合ロジンエステル1を得た。
比較製造例1−2(比較用重合ロジンエステル2の製造)
製造例1−1と同様の反応装置に、重合ロジン(製造例1−1と同一のもの)25部、ガムロジン75部(製造例1−3と同一のもの)、ペンタエリスリトール12部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を3時間吹き込み、比較用重合ロジンエステル2を得た。
比較製造例1−3(不均化ロジンエステル1の製造)
製造例1−1と同様の反応装置に、不均化ロジン(酸価160mgKOH/g、軟化点75℃)100部、グリセリン12部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、不均化ロジンエステル1を得た。
比較製造例1−4(不均化ロジンエステル2の製造)
製造例1−1と同様の反応装置に、不均化ロジン(比較製造例1と同一のもの)100部、ペンタエリスリトール12部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、不均化ロジンエステル2を得た。
比較製造例1−5(ガムロジンエステルの製造)
製造例1−1と同様の反応装置に、ガムロジン(酸価160mgKOH/g、軟化点70℃)100部、フマル酸を1部仕込んだ後、窒素ガス気流下に系内温度が220℃となるまで加熱し、1時間反応させた。その後、ペンタエリスリトール13部を仕込んだ後、250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ガムロジンエステルを得た。
製造例2−1(乳化剤(C−1)の製造)
窒素ガス導入管、温度計、還流冷却器および攪拌装置を備えた四つ口フラスコに、アクリル酸30部、メタクリル酸メチル12部、ポリオキシエチレンフェニルエーテル系の反応性乳化剤(商品名「アクアロンRN−20」、第一工業製薬(株)製)30部(固形分換算)、スチレンスルホン酸ソーダ15部、およびスチレン13部を仕込み、更にイオン交換水10部を加えて単量体水溶液とした。次いで該単量体水溶液に、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテンを10部、過硫酸アンモニウム2.4部、イオン交換水72部を添加した。次いで、反応系を85℃まで昇温してから2時間保持し、ラジカル重合反応を行った。次いで、反応系に過硫酸アンモニウムを1部を添加し、更に1時間保温した。その後、反応系に48%水酸化ナトリウム水溶液を18部添加してからよく攪拌し、常温まで冷却した。こうして、固形分21.0%、重量平均分子量15,000の共重合体(C−1)の水溶液を得た。
製造例2−2(乳化剤(C−2)の製造)
製造例2−1と同様の反応装置に、アクリル酸30部、メタクリル酸メチル12部、ポリオキシエチレンフェニルエーテル系の反応性乳化剤(商品名「アクアロンRN−20」、第一工業製薬(株)製)30部(固形分換算)、スチレンスルホン酸ソーダ15部、およびスチレン13部を仕込み、更にイオン交換水10部を加えて単量体水溶液とした。次いで該単量体水溶液に、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテンを15部、過硫酸アンモニウム2.4部、イオン交換水72部を添加した。次いで、反応系を85℃まで昇温してから2時間保持し、ラジカル重合反応を行った。次いで、反応系に過硫酸アンモニウムを1部を添加し、更に1時間保温した。その後、反応系に48%水酸化ナトリウム水溶液を18部添加してからよく攪拌し、常温まで冷却した。こうして、固形分21.0%、重量平均分子量10,000の共重合体(C−2)の水溶液を得た。
製造例3(ロジンエステルの粘着付与樹脂エマルジョン(A−1)の製造)
撹拌機、冷却管、温度計および滴下ロートを備えた容器に重合ロジンエステル1を100部、トルエンを70部仕込み、80℃にて3時間かけて溶解させた後、乳化剤C−1を5部(固形分換算)および水140部を添加し、1時間攪拌した。次いで、高圧乳化機(マントンガウリン社製)により400kg/cmの圧力で高圧乳化して乳化物を得た。次いで、70℃、2.93×10−2MPaの条件下に6時間減圧蒸留を行い、固形分50%の粘着付与樹脂エマルジョン(A−1)を得た。
表1に示す組成で、製造例3と同様に製造し、粘着付与樹脂エマルジョン(A−2)〜(A−6)、(D−1)〜(D−5)を得た。
製造例4(石油樹脂の粘着付与樹脂エマルジョン(B−1)の製造)
撹拌機、冷却管、温度計および滴下ロートを備えた容器に、C9系石油樹脂(商品名「日石ネオポリマー140」、JX日鉱日石エネルギー(株)製、軟化点140℃)100部を仕込み、トルエン70部に80℃にて3時間かけて溶解させた後、乳化剤C−1を5部(固形分換算)および水140部を添加し、1時間攪拌した。次いで、高圧乳化機(マントンガウリン社製)により400kg/cmの圧力で高圧乳化して乳化物を得た。次いで、70℃、2.93×10−2MPaの条件下に6時間減圧蒸留を行い、固形分50%の粘着付与樹脂エマルジョン(B−1)を得た。
表1に示す組成で、製造例4と同様に製造し、粘着付与樹脂エマルジョン(B−2)〜(B−4)、(E−1)〜(E−4)を得た。
製造例5
撹拌機、冷却管、温度計および滴下ロートを備えた容器に、重合ロジンエステル1を60部及びC9系石油樹脂(商品名「日石ネオポリマー140」、JX日鉱日石エネルギー(株)製、軟化点140℃)を40部仕込み、トルエン70部に80℃にて3時間かけて溶解させた後、乳化剤C−1を5部(固形分換算)および水140部を添加し、1時間攪拌した。次いで、高圧乳化機(マントンガウリン社製)により400kg/cmの圧力で高圧乳化して乳化物を得た。次いで、70℃、2.93×10−2MPaの条件下に6時間減圧蒸留を行い、固形分50%の粘着付与樹脂エマルジョン(AB−1)を得た。
Figure 0006880883
[被乳化物質について]
<(A)成分>
重合ロジンエステル1:製造例1−1を参照(軟化点180℃)
重合ロジンエステル2:製造例1−2を参照(軟化点160℃)
重合ロジンエステル3:製造例1−3を参照(軟化点135℃)
重合ロジンエステル4:製造例1−4を参照(軟化点125℃)
<(D)成分>
比較用重合ロジンエステル1:比較製造例1−1を参照(軟化点190℃)
比較用重合ロジンエステル2:比較製造例1−2を参照(軟化点115℃)
不均化ロジンエステル1:比較製造例1−3を参照(軟化点115℃)
不均化ロジンエステル2:比較製造例1−4を参照(軟化点125℃)
ガムロジンエステル:比較製造例1−5を参照(軟化点100℃)
<(B)成分>
C9系石油樹脂1:商品名「日石ネオポリマー140」、JX日鉱日石エネルギー(株)製(軟化点140℃)
C9系石油樹脂2:商品名「日石ネオポリマー120」、JX日鉱日石エネルギー(株)製(軟化点120℃)
<(E)成分>
C5/C9系石油樹脂:商品名「クイントンU−185」、日本ゼオン(株)製(軟化点85℃)
C5系石油樹脂:商品名「クイントンR−100」、日本ゼオン(株)製(軟化点100℃)
水素化C9石油樹脂:商品名「アルコンM−100」、荒川化学工業(株)製(軟化点100℃)
テルペン系石油樹脂:商品名「YSレジンPX−1000」、ヤスハラケミカル(株)製(軟化点100℃)
[乳化剤(C)について]
C−1:製造例3−1を参照(重量平均分子量15,000)
C−2:製造例3−2を参照(重量平均分子量10,000)
C−3:商品名「ネオハイテノールF−13」、第一工業製薬(株)製、重量平均分子量5,000)
[粘着付与樹脂エマルジョンの調製]
実施例1
(A−1)成分60部と(B−1)成分40部とを配合し、粘着付与樹脂エマルジョンを得た。
実施例2〜13、比較例1〜9
表2に示す組成で配合し、粘着付与樹脂エマルジョンをそれぞれ得た。
[アクリル系重合体エマルジョンの製造]
撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を備えた反応容器に、窒素ガス気流下、水43.4部及びポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩(アニオン性乳化剤:商品名「ハイテノールLA−16」,第一工業製薬(株)製)0.92部からなる水溶液を仕込み、70℃に昇温した。次いで、アクリル酸ブチル90部、アクリル酸2−エチルヘキシル7部及びアクリル酸3部からなる混合物と、過硫酸カリウム(重合開始剤)0.24部、重曹(pH調整剤)0.11部及び水8.83部からなる開始剤水溶液の1/10量を反応容器に添加し、窒素ガス気流下にて70℃、30分間予備重合反応を行った。次いで、上記混合物と上記開始剤水溶液の残りの9/10量を2時間にわたり反応容器に添加して乳化重合を行い、その後70℃で1時間保持して重合反応を完結させた。こうして得られたアクリル系重合体エマルジョンを室温まで冷却した後100メッシュ金網を用いてろ過し、固形分47.8%のアクリル系重合体エマルジョンを得た。
評価例1〜13、比較評価例1〜9
前記アクリル系重合体エマルジョン100部(固形分換算)と、実施例1の粘着付与樹脂エマルジョン10部(固形分換算)とを混合し、水系粘・接着剤組成物を得た。また実施例2〜13及び比較例1〜9の粘着付与樹脂エマルジョンでも同様に行い、水系粘・接着剤組成物を得た。
(試料テープの作製)
評価例1の水系粘・接着剤組成物をポリエステルフィルム(商品名「S−100」、三菱化学ポリエステルフィルム(株)製)厚み:38μm)に、サイコロ型アプリケーター(大佑機材(株)製)にて乾燥膜厚が35μm程度となるように塗布し、次いで105℃の循風乾燥機で5分間乾燥させて試料テープを作成した。評価例2〜13、比較評価例1〜9の水系粘・接着剤組成物についても、同様に塗布し、試料テープをそれぞれ作製した。
(相溶性)
分光光度計((株)日立製作所製、商品名「U−3210形自記分光光度計」)を用い、試料テープに500nmの光を照射し、透過率(%)を測定した。結果を表2に示す(以下同様)
(曲面接着性)
試料テープ(巾20mm×長さ28mm)を直径が12mmのポリプロピレン製円柱に屈曲して貼り付け、40℃で3日間後のテープの浮き(mm)を測定した。
(定荷重剥離性)
試料テープ(巾25mm×長さ150mm)をポリプロピレン板に2kgのローラーで2往復させて貼り合せ、テープ末端に200gの荷重をかけ、90°剥離となるように固定し、23℃で1時間あたりの剥離距離(mm)を測定した。
Figure 0006880883

Claims (5)

  1. 軟化点120〜180℃の重合ロジン誘導体(A)、芳香族系石油樹脂(B)及び乳化剤(C)を含有する粘着付与樹脂エマルジョンであって、
    (C)成分が高分子量乳化剤のみからなり、前記高分子量乳化剤をなすモノマーとして、スチレンを含み、かつ、(メタ)アクリルアミド系モノマー類を含まない、粘着付与樹脂エマルジョン
  2. (A)成分が、重合ロジンエステルを含む請求項1の粘着付与樹脂エマルジョン。
  3. (B)成分の軟化点が、80〜160℃である請求項1又は2の粘着付与樹脂エマルジョン。
  4. (A)成分と(B)成分との含有割合が、固形分換算で(A)/(B)=60/40〜99/1である、請求項1〜3のいずれかの粘着付与樹脂エマルジョン。
  5. 請求項1〜のいずれかの粘着付与樹脂エマルジョンと、アクリル系重合体エマルジョンとを含有する水系粘・接着剤組成物。
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