JP6879555B2 - 着脱ヒンジ及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、着脱ヒンジ及び電子機器に関する。
使用者の体などが入らない箇所でも撮像できるように、本体部から撮像部を分離できれば便利である。例えば、特許文献1及び2の着脱式カメラは、撮像部に設けられたフック部を本体部に設けられた溝部に挿入又は当該溝部から抜去することで、撮像部を本体部に対して着脱可能な構成とされている。
実開平2−13365号公報 実開平2−137166号公報
特許文献1及び2の着脱式カメラは、撮像部を本体部に対して着脱することは可能であるが、撮像部を本体部に着装(連結)した状態で、本体部に対して撮像部を回転させることができない。つまり、特許文献1及び2の着脱式カメラは、本体部側の第1の筐体と撮像部側の第2の筐体とが着脱可能であり、且つ第1の筐体と第2の筐体とが相対的に回転可能な着脱ヒンジを用いた構成ではない。
本発明の目的は、第1の筐体と第2の筐体とが着脱可能であり、且つ第1の筐体と第2の筐体とが相対的に回転可能な着脱ヒンジ及び電子機器を提供する。
本発明の一形態に係る着脱ヒンジは、第1の筐体に設けられる連結部と、第2の筐体に設けられ、前記連結部と着脱可能に磁気接続される被連結部と、を備え、
前記連結部は、
第1の凹凸が放射状に形成された第1の嵌め合い部と、
前記第1の凹凸の中心に配置され、前記連結部と前記被連結部との連結状態において、前記被連結部の側に突出する軸部と、
を有し、
前記被連結部は、
前記第1の凹凸と嵌め合わされる第2の凹凸が放射状に形成された第2の嵌め合い部と、
前記第2の凹凸の中心に配置され、前記軸部が挿入される被挿入部と、
を有し、
前記連結部と前記被連結部とは、磁気接続されつつ、前記第1の凹凸の凸部及び前記第2の凹凸の凸部のいずれか一方の凹凸の凸部が他方の凹凸の凸部を乗り越える状態と、前記一方の凹凸の凸部が前記他方の凹凸の凹部に嵌まり込む状態と、を繰り返して相対的に回転可能である。
本発明の一形態に係る着脱ヒンジは、第1の筐体に設けられる連結部と、第2の筐体に設けられる被連結部と、を備え、
前記連結部は、
第1の凹凸が放射状に形成された第1の嵌め合い部と、
前記第1の凹凸の中心に配置され、前記連結部と前記被連結部との連結状態において、前記被連結部の側に突出するラッチ基部と、
前記ラッチ基部から径方向に突出するラッチ部と、
を有し、
前記被連結部は、
前記第1の凹凸と嵌め合わされる第2の凹凸が放射状に形成された第2の嵌め合い部と、
前記第2の凹凸の中心に配置され、前記ラッチ基部が挿入される被挿入部と、
前記被挿入部に形成され、前記ラッチ部が通される切り欠き部と、
前記被挿入部に形成され、前記切り欠き部を介して前記被挿入部の内部に挿入された前記ラッチ部を前記被連結部に対する前記連結部の回転方向に案内する案内溝と、
を有する。
本発明によれば、第1の筐体と第2の筐体とが着脱可能であり、且つ第1の筐体と第2の筐体とが相対的に回転可能な着脱ヒンジ及び電子機器を実現できる。
実施の形態1において、撮像装置が表示装置に着装された状態を示す斜視図である。 実施の形態1において、撮像装置が表示装置から脱去された状態を示す斜視図である。 実施の形態1の表示装置の連結部周辺を示す拡大図である。 実施の形態1の表示装置の連結部を示す分解図である。 実施の形態1の撮像装置の被連結部周辺を示す拡大図である。 実施の形態1の撮像装置の被連結部を示す分解図である。 実施の形態1において、撮像装置を表示装置に着装する様子を示す斜視図である。 実施の形態1において、撮像装置を表示装置に着装した状態を示し、(a)はz軸+側から見た図であり、(b)はx軸+側から見た図である。 (a)は、図8(a)のIX−IX断面図であり、(b)は、(a)のA部分拡大図である。 (a)は、図8(a)のX−X断面図であり、(b)は、(a)のB部分拡大図である。 実施の形態1において、撮像装置を表示装置に対して回転させた状態を示す図である。 実施の形態1において、撮像装置を表示装置に対して回転させた状態を示し、(a)はz軸+側から見た図であり、(b)はx軸+側から見た図である。 (a)は、図12(a)のXIII−XIII断面図であり、(b)は、(a)のC部分拡大図である。 (a)は、図12(a)のXIV−XIV断面図であり、(b)は、(a)のD部分断面図である。 実施の形態2において、撮像装置に表示装置が着装された状態を示す斜視図である。 実施の形態2の撮像装置の被連結部を示す分解図である。 実施の形態2の撮像装置の被連結部のラッチ部を示し、中央の図はラッチ部をx軸+方向に見た図であり、右側の図はy軸−側のラッチ部を矢印E方向に見た図であり、左側の図はy軸+側のラッチ部を矢印F方向に見た図である。 (a)は、実施の形態2の表示装置を示す斜視図であり、(b)は、(a)のG部分拡大図である。 実施の形態2の表示装置の連結部を示す分解図である。 実施の形態2の表示装置の連結部をx軸+側から見た図である。 実施の形態2において、撮像装置を表示装置に着装する様子を示す図である。 実施の形態2において、撮像装置が表示装置に仮組された状態でのラッチ部と切り欠き部との関係を示す図である。 図22のXXIII−XXIII断面図である。 図22のXXIV−XXIV断面図である。 実施の形態2において、撮像装置が表示装置に仮組された状態を示す斜視図である。 実施の形態2において、撮像装置が表示装置に仮組された状態を示す拡大図である。 実施の形態2において、撮像装置が表示装置に着装された直後のラッチ部と切り欠き部との関係を示す図である。 (a)は、ラッチ部が案内溝に引き込まれる様子を示す図であり、(b)は、ラッチ部が案内溝に引き込まれた様子を示す図である。 図27のXXIX−XXIX断面図である。 実施の形態2において、撮像装置を表示装置に対して回転させた状態でのラッチ部と切り欠き部との関係を示す図である。 図30のXXXI−XXXI断面図である。 図30のXXXII−XXXII断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
<実施の形態1>
先ず、本実施の形態の着脱ヒンジを用いた電子機器の構成を説明する。図1は、本実施の形態において、撮像装置が表示装置に着装された状態を示す斜視図である。図2は、本実施の形態において、撮像装置が表示装置から脱去された状態を示す斜視図である。図3は、本実施の形態の表示装置の連結部周辺を示す拡大図である。図4は、本実施の形態の表示装置の連結部を示す分解図である。図5は、本実施の形態の撮像装置の被連結部周辺を示す拡大図である。図6は、本実施の形態の撮像装置の被連結部を示す分解図である。ここで、以下の説明では、説明を明確にするために、図1の状態での表示装置及び撮像装置で規定したxyz座標に基づいて説明する。
本実施の形態の電子機器1は、図1及び図2に示すように、表示装置2、撮像装置3及び着脱ヒンジ4を備えている。表示装置2は、図2に示すように、表示部5、筐体6及び連結部7を備えており、有線又は無線により、撮像装置3との間でデータの送受信が可能である。
表示部5は、撮像装置3で撮像された画像データを表示する。ここで、表示部5は、タッチパネルを備え、例えば、撮像装置3を操作するための入力を受け付けてもよい。つまり、表示装置2は、操作装置として機能してもよい。
筐体6は、表示部5、及び図示を省略した処理装置(CPU:Central Processing Unit)や記憶装置(ROM:Read Only Memory、RAM:Random Access Memory)などが搭載された基板などを収容する。筐体6は、z軸+側の面に開口部6aを備えており、当該開口部6aから表示部5が露出している。ここで、筐体6は、例えば、x軸方向が短手方向となり、y軸方向が長手方向となる。
連結部7は、撮像装置3の被連結部とで着脱ヒンジ4を構成する。連結部7は、筐体6に設けられている。連結部7は、例えば、図2に示すように、筐体6のx軸+側の面に設けられている。但し、連結部7の配置は、筐体6に設けられていればよい。
連結部7は、図3及び図4に示すように、第1の嵌め合い部8、軸部9及びボルト10を備えている。第1の嵌め合い部8は、x軸+側の面に形成された第1の凹凸8aを備えている。
第1の凹凸8aは、例えば、図3に示すように、ベース部8bのx軸+側の面に形成されており、各々の凸部8a1及び凹部8a2が交互に放射状に配置されている。詳細には、ベース部8bのx軸+側の面から山型(即ち、二等辺三角形)の凸部8a1が放射状に突出しており、当該凸部8a1の間が凹部8a2となる。
ベース部8bは、例えば、図4に示すように、円柱形状を基本形態としており、凹部8c及びボルト孔8dを備えている。凹部8cは、x軸+側から見て円形状であり、ベース部8bのx軸+側の面からx軸−方向に延在する。そして、凹部8cの中心軸は、大凡、ベース部8bの中心軸上に配置され、且つ第1の凹凸8aの中心を通る。つまり、第1の凹凸8aは、凹部8cの中心軸を略中心に放射状に配置されていることになる。
ボルト孔8dは、凹部8cに対して直径が小さい孔であり、凹部8cのx軸+側の面(底面)からベース部8bのx軸−側の面まで貫通している。ボルト孔8dの中心軸は、大凡、凹部8cの中心軸上に配置されている。
このような第1の嵌め合い部8は、筐体6のx軸+側の面に形成された凹部6bに嵌め込まれて固定されている。このとき、第1の嵌め合い部8のx軸+側の面は、筐体6のx軸+側の面と略面一に配置されている。
軸部9は、図3に示すように、筐体6のx軸+側の面からx軸+側に突出している。軸部9は、例えば、図4に示すように、第1の嵌め合い部8の凹部8cの直径と略等しい直径を有する円柱形状の磁石であり、中央でx軸方向に貫通するボルト孔9aを備えている。
このような軸部9は、第1の嵌め合い部8の凹部8cに嵌め込まれて固定されている。このとき、軸部9の中心軸は、大凡、第1の凹凸8aの中心を通る。また、軸部9は、第1の嵌め合い部8のx軸+側の面からx軸+側に突出している。
ボルト10は、第1の嵌め合い部8のボルト孔8d及び軸部9のボルト孔9aに通され、筐体6の凹部6bに形成されたボルト穴にねじ込まれている。これにより、第1の嵌め合い部8及び軸部9は筐体6に固定されている。このとき、ボルト10のボルト頭は、軸部9のx軸+側の面から突出しないように、軸部9のx軸+側の面に形成されたザグリ部に収容されているとよい。
撮像装置3は、図2に示すように、本体部11及び被連結部12を備えている。撮像装置3は、例えば、赤外線サーモグラフィカメラや一般的なデジタルカメラであり、長手方向の長さが表示装置2の筐体6におけるx軸+側の面のy軸方向の長さに対して短い。
本体部11は、筐体11a内にレンズや撮像素子などが搭載されており、撮像素子が取得した画像データを表示装置2に送信する。また、本体部11は、例えば、表示装置2から送信された指令データに基づいて操作されたり、当該本体部11に設けられた操作ボタンから入力される指令データに基づいて操作されたり、する。
被連結部12は、本体部11の筐体11aに設けられている。被連結部12は、例えば、本体部11の筐体11aのx軸−側の面に設けられている。但し、被連結部12の配置は、本体部11の筐体11aに設けられていればよい。
被連結部12は、図5及び図6に示すように、第2の嵌め合い部13、ワッシャ14及びボルト15を備えている。第2の嵌め合い部13は、x軸−側の面に形成された第2の凹凸13aを備えている。
第2の凹凸13aは、例えば、図5に示すように、ベース部13bのx軸−側の面に形成されており、各々の凸部13a1及び凹部13a2が交互に放射状に配置されている。詳細には、ベース部13bのx軸−側の面から山型(即ち、二等辺三角形)の凸部13a1が放射状に突出しており、当該凸部13a1の間が凹部13a2となる。そして、凸部13a1は、凹部8a2と嵌め合い可能であり、凹部13a2は、凸部8a1と嵌め合い可能である。
ベース部13bは、例えば、図6に示すように、円柱形状を基本形態としており、凹部13c及びボルト孔13dを備えている。凹部13cは、x軸−側から見て円形状であり、ベース部13bのx軸−側の面からx軸+方向に延在する。そして、凹部13cの中心軸は、大凡、ベース部13bの中心軸上に配置され、且つ第2の凹凸13aの中心を通る。つまり、第2の凹凸13aは、凹部13cの中心軸を略中心に放射状に配置されていることになる。
ボルト孔13dは、凹部13cに対して直径が小さい孔であり、凹部13cのx軸−側の面(底面)からベース部13bのx軸+側の面まで貫通している。ボルト孔13dの中心軸は、大凡、凹部13cの中心軸上に配置されている。
このような第2の嵌め合い部13は、筐体11aのx軸−側の面に形成された凹部11bに嵌め込まれて固定されている。このとき、第2の嵌め合い部13のx軸−側の面は、筐体11aのx軸−側の面と略面一に配置されている。
ワッシャ14は、第2の嵌め合い部13の凹部13cに嵌め込まれて固定されており、軸部9と磁気接続可能な部材から成る。ワッシャ14は、例えば、図6に示すように、第2の嵌め合い部13の凹部13cの直径と略等しい直径を有する円柱形状を基本形態としており、中央でx軸方向に貫通するボルト孔14aを備えている。そして、ワッシャ14のx軸方向の厚さは、第2の嵌め合い部13の凹部13cにおけるx軸方向の深さに対して薄い。
ボルト15は、第2の嵌め合い部13のボルト孔13d及びワッシャ14のボルト孔14aに通され、筐体11aの凹部11bに形成されたボルト穴11cにねじ込まれている。これにより、第2の嵌め合い部13及びワッシャ14は筐体11aに固定されている。
このとき、ボルト15のボルト頭は、ワッシャ14のx軸−側の面から突出しないように、ワッシャ14のx軸−側の面に形成されたザグリ部に収容されているとよい。そして、第2の嵌め合い部13の凹部13c及びワッシャ14で囲まれた空間16は、後述するように、軸部9が挿入される被挿入穴とされる。
次に、本実施の形態の表示装置2に撮像装置3が着装された状態を説明する。図7は、本実施の形態において、撮像装置を表示装置に着装する様子を示す斜視図である。図8は、本実施の形態において、撮像装置を表示装置に着装した状態を示し、(a)はz軸+側から見た図であり、(b)はx軸+側から見た図である。図9(a)は、図8(a)のIX−IX断面図であり、図9(b)は、図9(a)のA部分拡大図である。図10(a)は、図8(a)のX−X断面図であり、図10(b)は、図10(a)のB部分拡大図である。なお、図9及び図10では、表示装置2及び撮像装置3の内部構造を省略している。
使用者は、図7に示すように、撮像装置3の空間16に表示装置2の軸部9を挿入する。これにより、図9(a)及び(b)に示すように、撮像装置3のワッシャ14と表示装置2の軸部9とが磁気接続される。このとき、図10(a)及び(b)に示すように、撮像装置3の第2の凹凸13aと表示装置2の第1の凹凸8aとが嵌め合わされる。
その結果、撮像装置3は、図8(a)及び(b)に示すように、表示装置2に着装される。このとき、表示装置2の第1の凹凸8aと第2の凹凸13aとが嵌め合わされた状態で、表示装置2の軸部9のx軸+側の面は、撮像装置3のワッシャ14のx軸−側の面に略面接触する。そのため、撮像装置3の空間16のx軸方向の深さは、表示装置2の軸部9が筐体6のx軸+側の面から突出する突出量と略等しい。
ここで、図8(a)及び(b)に示すように、撮像装置3の長手方向をy軸方向に配置した状態で、撮像装置3のy軸方向の両端部が表示装置2のx軸+側の面から突出しないように、撮像装置3が表示装置2に着装されるとよい。これにより、撮像装置3を表示装置2に着装した状態で、電子機器1を小型化することができる。
次に、本実施の形態の撮像装置3を表示装置2に対して回転させた状態を説明する。図11は、本実施の形態において、撮像装置を表示装置に対して回転させた状態を示す図である。図12は、本実施の形態において、撮像装置を表示装置に対して回転させた状態を示し、(a)はz軸+側から見た図であり、(b)はx軸+側から見た図である。図13(a)は、図12(a)のXIII−XIII断面図であり、図13(b)は、図13(a)のC部分拡大図である。図14(a)は、図12(a)のXIV−XIV断面図であり、図14(b)は、図14(a)のD部分断面図である。なお、図13及び図14では、表示装置2及び撮像装置3の内部構造を省略している。
使用者は、図11に示すように、軸部9を中心に撮像装置3を表示装置2に対して回転させると、例えば、図10(a)及び(b)に示すように、第1の凹凸8aと第2の凹凸13aとが嵌め合わされた状態と、図14(a)及び(b)に示すように、第1の凹凸8aの凸部8a1が第2の凹凸13aの凸部13a1に乗り上げた状態と、を繰り返す。
つまり、第1の凹凸8aの凸部8a1が第2の凹凸13aの凸部13a1への乗り上げと第2の凹凸13aの凹部13a2への嵌まり込みとを繰り返す。言い換えると、第2の凸部13a1が第1の凹凸8aの凸部8a1への乗り上げと第1の凹凸8aの凹部8a2への嵌まり込みとを繰り返す。
このとき、図9(a)及び(b)に示すように、撮像装置3のワッシャ14が表示装置2の軸部9に略接触した状態と、図13(a)及び(b)に示すように、撮像装置3のワッシャ14が表示装置2の軸部9から離間した状態と、を繰り返すが、撮像装置3のワッシャ14と表示装置2の軸部9との磁気接続は維持される。
そのため、表示装置2と撮像装置3との磁気接続を維持しつつ、撮像装置3を表示装置2に対して回転させることができる。そして、撮像装置3を表示装置2に対して回転させた際に、第1の凹凸8aと第2の凹凸13aとが嵌め合わされると、表示装置2に対する撮像装置3の回転位置を保持することができる。
ちなみに、本実施の形態では、第1の凹凸8aの凸部8a1及び第2の凹凸13aの凸部13a1のピッチを5°に設定しており、第1の凹凸8aと第2の凹凸13aとが嵌め合わされた状態から、図12(a)及び(b)に示すように、撮像装置3を表示装置2に対して2.5°回転させると、第1の凹凸8aの凸部8a1が第2の凹凸13aの凸部13a1に乗り上げる。但し、第1の凹凸8aの凸部8a1及び第2の凹凸13aの凸部13a1のピッチは、適宜、変更することができる。
このような電子機器1は、撮像装置3を表示装置2に対してx軸+側に引っ張ると、表示装置2の軸部9と撮像装置3のワッシャ14との磁気接続が解除され、使用者は一方の手で表示装置2を保持しつつ、他方の手で撮像装置3を保持して、例えば、使用者の体が入らない箇所などを撮像することができる。
本実施の形態の電子機器1は、表示装置2の軸部9と撮像装置3のワッシャ14とによって着脱可能に磁気接続されており、且つ表示装置2と撮像装置3とが軸部9を中心に相対的に回転可能である。そして、撮像装置3を表示装置2に対して回転させた際に、第1の凹凸8aと第2の凹凸13aとが嵌め合わされると、撮像装置3における表示装置2に対する回転位置を保持することができる。
しかも、撮像装置3を表示装置2に対してx軸+側に引っ張ると、表示装置2の軸部9と撮像装置3のワッシャ14との磁気接続が解除され、簡単に撮像装置3を表示装置2に対して脱去(分離)することができる。これにより、使用者は一方の手で表示装置2を保持しつつ、他方の手で撮像装置3を保持することができる。
なお、本実施の形態では、表示装置2に連結部7を設け、撮像装置3に被連結部12を設けたが、表示装置2に被連結部を設け、撮像装置3に連結部を設けてもよい。
また、本実施の形態では、軸部9を磁石で構成し、ワッシャ14を軸部9と磁気接続可能な材料で構成したが、ワッシャ14を磁石で構成し、軸部9をワッシャ14と磁気接続可能な材料で構成してもよい。但し、表示装置2と撮像装置3とを着脱可能に磁気接続できる構成であればよい。
<実施の形態2>
本実施の形態の着脱ヒンジを用いた電子機器の構成を説明する。なお、本実施の形態の電子機器は、着脱ヒンジの構造を除いて、実施の形態1の電子機器1と等しい構成とされているため、重複する説明は省略し、等しい部材には等しい符号を用いて説明する。
図15は、本実施の形態において、撮像装置に表示装置が着装された状態を示す斜視図である。図16は、本実施の形態の撮像装置の被連結部を示す分解図である。図17は、本実施の形態の撮像装置の被連結部のラッチ部を示し、中央の図はラッチ部をx軸+方向に見た図であり、右側の図はy軸−側のラッチ部を矢印E方向に見た図であり、左側の図はy軸+側のラッチ部を矢印F方向に見た図である。図18(a)は、本実施の形態の表示装置を示す斜視図であり、図18(b)は、図18(a)のG部分拡大図である。図19は、本実施の形態の表示装置の連結部を示す分解図である。図20は、本実施の形態の表示装置の連結部をx軸+側から見た図である。ここで、以下の説明では、説明を明確にするために、図15の状態での表示装置及び撮像装置で規定したxyz座標に基づいて説明する。
本実施の形態の電子機器21も、図15乃至図20に示すように、撮像装置22、表示装置23及び着脱ヒンジ24を備えている。撮像装置22は、図16に示すように、連結部25を備えている。
連結部25は、表示装置23の被連結部32とで着脱ヒンジ24を構成する。連結部25は、筐体11aに設けられている。連結部25は、例えば、図16に示すように、x軸−側の面に設けられている。但し、連結部25の配置は、筐体11aに設けられていればよい。
連結部25は、第1の嵌め合い部26、ラッチ基部27及びラッチ部28を備えている。第1の嵌め合い部26は、x軸−側の面に形成された第1の凹凸26aを備えている。第1の凹凸26aは、例えば、ベース部26bのx軸−側の面に形成されており、各々の凸部26a1及び凹部26a2が交互に放射状に配置されている。つまり、ベース部26bのx軸−側の面から山型(即ち、二等辺三角形)の凸部26a1が放射状に突出しており、当該凸部26a1の間が凹部26a2となる。
ベース部26bは、例えば、図16に示すように、円筒形状を基本形態としており、x軸−側の端部から径方向外側に突出するフランジ部26cを備えている。フランジ部26cのx軸−側の面には、ベース部26bの中心軸を中心とした放射状に第1の凹凸26aが形成されている。
このような第1の嵌め合い部26は、本体部11の凹部11bに嵌め込まれて固定されている。このとき、第1の嵌め合い部26のx軸−側の面は、筐体11aのx軸−側の面と略面一に配置されている。
ここで、第1の嵌め合い部26が本体部11の凹部11bに嵌め込まれた状態で、筐体11aに対する第1の嵌め合い部26の回転が抑制される構成であるとよい。例えば、ベース部26bからx軸+側に突出する突出部26dが凹部11bに形成された係合溝11dに係合されるとよい(図23を参照)。但し、筐体11aに対する第1の嵌め合い部26の回転を抑制できる構成であればよく、例えば、第1の嵌め合い部26に形成された係合溝に凹部11bから突出する突出部を係合させてもよい。
ラッチ基部27は、筐体11aのx軸−側の面からx軸−方向に突出している。ラッチ基部27は、例えば、円筒形状を基本形態としており、第1の筒状部27a、第2の筒状部27b及びフランジ部27cを備えている(図23を参照)。第1の筒状部27aは、第1の嵌め合い部26のベース部26bの内径と略等しい外径を有する。
第2の筒状部27bは、第1の筒状部27aに対してx軸−側に配置されている。第2の筒状部27bの内径は、第1の筒状部27aの内径と略等しく、第2の筒状部27bの外径は、第1の筒状部27aの外径に対して小さい。そして、第2の筒状部27bの中心軸は、大凡、第1の筒状部27aの中心軸上に配置されている。
フランジ部27cは、第1の筒状部27aのx軸+側の端部から径方向内側に向かって突出しており、円環状である。このようなラッチ基部27は、x軸方向に移動可能に、第1の嵌め合い部26の内部に挿入されている。このとき、ラッチ基部27の中心軸は、大凡、第1の嵌め合い部26の中心軸上に配置され、且つ第1の凹凸26aの中心を通る。つまり、第1の凹凸26aは、ラッチ基部27の中心軸を中心とした放射状に配置されていることになる。
ここで、ラッチ基部27は、案内軸29及び弾性体30によってx軸方向への移動が案内されるとよい。案内軸29は、図16に示すように、x軸−側にフランジ部29aを有するシャフトである。案内軸29は、ラッチ基部27及び第1の嵌め合い部26を貫通しており、案内軸29のx軸+側の端部が筐体11aに固定されている(図23を参照)。そして、案内軸29の中心軸は、大凡、ラッチ基部27の中心軸上に配置されている。
このとき、例えば、案内軸29のx軸+側の端部にネジ部が形成されており、案内軸29のx軸+側の部分に嵌め込まれたストッパーワッシャ31によって、当該ネジ部における筐体11aへのねじ込み量が制限されている。
弾性体30は、例えば、コイルバネである。弾性体30は、案内軸29に通されており、案内軸29のフランジ部29aとラッチ基部27のフランジ部27cとの間で圧縮された状態で配置されている。これにより、ラッチ基部27は、x軸−側に付勢されている。
ここで、ラッチ基部27が第1の嵌め合い部26の内部に嵌め込まれた状態で、第1の嵌め合い部26に対するラッチ基部27の回転が抑制される構成であるとよい。例えば、ラッチ基部27に形成された切り欠き部27dが第1の嵌め合い部26の内周面に形成された凸部26eに係合されるとよい。但し、第1の嵌め合い部26に対するラッチ基部27の回転を抑制できる構成であればよい。
ラッチ部28は、図16に示すように、ラッチ基部27のx軸−側の端部から径方向に突出している。本実施の形態では、ラッチ部28として、図17の中央の図に示すように、第1のラッチ部28a及び第2のラッチ部28bを備えており、第1のラッチ部28aと第2のラッチ部28bとは、ラッチ基部27の中心軸を中心として約180°の間隔で配置されている。つまり、第1のラッチ部28aと第2のラッチ部28bとは、対向するように配置されている。但し、ラッチ部28の個数及び配置は、限定されない。
第1のラッチ部28aは、例えば、図17の右側の図に示すように、ラッチ基部27の周方向(詳細には、表示装置23に対する撮像装置22の回転方向)に向かうに従ってx軸−側に近づく傾斜面28cをx軸+側の面に備えている。そして、傾斜面28cの間は、平坦面28dとされている。
第2のラッチ部28bは、例えば、図17の左側の図に示すように、第1のラッチ部28aに対してラッチ基部27の周方向の幅寸法が大きく、当該ラッチ基部27の径方向の長さが短い。そして、第2のラッチ部28bは、ラッチ基部27の周方向(詳細には、表示装置23に対する撮像装置22の回転方向)に向かうに従ってx軸−側に近づく傾斜面28eをx軸+側の面に備えている。そして、傾斜面28eの間は、平坦面28fとされている。
表示装置23は、被連結部32を備えている。被連結部32は、筐体6に設けられている。被連結部32は、例えば、図18に示すように、筐体6のx軸+側の面に設けられている。但し、被連結部32の配置は、筐体6に設けられていればよい。
被連結部32は、図18及び図19に示すように、第2の嵌め合い部33、被挿入部34及びボルト35を備えている。第2の嵌め合い部33は、x軸+側の面に形成された第2の凹凸33aを備えている。
第2の凹凸33aは、例えば、図18(a)に示すように、ベース部33bのx軸+側の面に形成されており、各々の凸部33a1及び凹部33a2が交互に放射状に配置されている。詳細には、ベース部33bのx軸+側の面から山型(即ち、二等辺三角形)の凸部33a1が放射状に突出しており、当該凸部33a1の間が凹部33a2となる。凸部33a1は、凹部26a2と嵌め合い可能であり、凹部33a2は、凸部26a1と嵌め合い可能である。
ベース部33bは、例えば、図19に示すように、円筒形状を基本形態としており、x軸−側の端部から径方向内側に突出するフランジ部33cを備えている。フランジ部33cは、円環状である。そして、ベース部33bのx軸+側の面には、ベース部33bの中心軸を略中心とした放射状に第2の凹凸33aが形成されている。
このような第2の嵌め合い部33は、筐体6の凹部6bに嵌め込まれて固定されている。このとき、第2の嵌め合い部33も、筐体6に対して回転が抑制される構成であるとよい。
被挿入部34は、例えば、図19に示すように、円筒形状を基本形態としており、x軸−側の端部から径方向内側に突出する第1のフランジ部34a、及びx軸+側の端部から径方向内側に突出する第2のフランジ部34bを備えている。第1のフランジ部34aは、円環状であり、当該第1のフランジ部34aの中央にボルト孔34cが形成されている。
第2のフランジ部34bは、扇状であり、当該第2のフランジ部34bの中央に、後述するように、ラッチ基部27の第2の筒状部27bが挿入される被挿入孔34dが形成されている。そして、第2のフランジ部34bには、図18(b)及び図20に示すように、連結部25のラッチ部28が通される切り欠き部34eが形成されている。
本実施の形態では、切り欠き部34eとして、図20に示すように、連結部25の第1のラッチ部28aが通される第1の切り欠き部34f、及び連結部25の第2のラッチ部28bが通される第2の切り欠き部34gを備えている。そして、x軸方向において第1のフランジ部34aと第2のフランジ部34bとの間は、後述するように、被挿入部34の中心軸を中心とした周方向に第1のラッチ部28a及び第2のラッチ部28bを案内する案内溝34hとされる。
このような被挿入部34は、第2の嵌め合い部33の内部に嵌め込まれて固定されている。そして、被挿入部34のボルト孔34c及び第2の嵌め合い部33のフランジ部33cの内部にボルト35を通して筐体6にねじ込むことで、第2の嵌め合い部33及び被挿入部34は、筐体6に固定されている。
このとき、被挿入部34の中心軸は、大凡、第2の嵌め合い部33の中心軸上に配置され、且つ第2の凹凸32aの中心を通る。つまり、第2の凹凸32aは、被挿入部34の中心軸を中心とした放射状に配置されていることになる。
ここで、筐体6の凹部6bに第2の嵌め合い部33のフランジ部33cと略等しい高さを有する突出部6cを形成しておき、当該突出部6cを第2の嵌め合い部33のフランジ部33cの内部に挿入するとよい。これにより、第2の嵌め込み部33を位置決めしつつ、第2の嵌め込み部33を被挿入部34と筐体6とで挟み込んで固定することができる。
また、被挿入部34が第2の嵌め合い部33の内部に嵌め込まれた状態で、第2の嵌め合い部33に対する被挿入部34の回転が抑制される構成であるとよい。例えば、図19に示すように、被挿入部34に形成された切り欠き部34iが第2の嵌め合い部33の内周面に形成された凸部33dに係合されるとよい。但し、第2の嵌め合い部33に対する被挿入部34の回転を抑制できる構成であればよい。
さらに、ボルト35のボルト頭は、被挿入部34の第1のフランジ部34aのx軸+側の面から突出しないように、第1のフランジ部34aのx軸+側の面に形成されたザグリ部に収容されているとよい。
次に、本実施の形態の撮像装置22を表示装置23に着装する流れ及び着装後の状態を説明する。図21は、本実施の形態において、撮像装置を表示装置に着装する様子を示す図である。図22は、本実施の形態において、撮像装置が表示装置に仮組された状態でのラッチ部と切り欠き部との関係を示す図である。図23は、図22のXXIII−XXIII断面図である。図24は、図22のXXIV−XXIV断面図である。図25は、本実施の形態において、撮像装置が表示装置に仮組された状態を示す斜視図である。図26は、本実施の形態において、撮像装置が表示装置に仮組された状態を示す拡大図である。図27は、本実施の形態において、撮像装置が表示装置に着装された直後のラッチ部と切り欠き部との関係を示す図である。図28(a)は、ラッチ部が案内溝に引き込まれる様子を示す図であり、図28(b)は、ラッチ部が案内溝に引き込まれた様子を示す図である。図29は、図27のXXIX−XXIX断面図である。図30は、本実施の形態において、撮像装置を表示装置に対して回転させた状態でのラッチ部と切り欠き部との関係を示す図である。図31は、図30のXXXI−XXXI断面図である。図32は、図30のXXXII−XXXII断面図である。なお、図23、図24、図29、図31及び図32では、撮像装置22及び表示装置23の内部構造を省略している。
使用者は、図21に示すように、撮像装置22を表示装置23に対してx軸+側から当該表示装置23に近づける。そして、使用者は、図22及び図23に示すように、撮像装置22のラッチ基部27を表示装置23の被挿入部34の被挿入孔34dに挿入しつつ、第1のラッチ部28aを第1の切り欠き部34fに挿入し、第2のラッチ部28bを第2の切り欠き部34gに挿入する。
このとき、第1のラッチ部28aのx軸+側の面は、図23に示すように、案内溝34hに到達しておらず、第1の切り欠き部34fのx軸方向の途中位置に配置される。同様に、第2のラッチ部28bのx軸+側の面も、案内溝34hに到達しておらず、第2の切り欠き部34gのx軸方向の途中位置に配置される。そして、図24に示すように、第1の凹凸26aと第2の凹凸33aとは、嵌め合わされる。
これにより、図25に示すように、撮像装置22と表示装置23とが仮組された状態となる。ここで、撮像装置22と表示装置23とをスムーズに仮組することができるように、撮像装置22及び表示装置23は各々、位置合わせ用の目印36a、36bを備えているとよい。
例えば、図26に示すように、撮像装置22の筐体11aに形成された目印36aと、表示装置23の筐体6に形成された目印36bと、をx軸方向で並ぶように、撮像装置22を表示装置23に近づけると、撮像装置22のラッチ部28が表示装置23の切り欠き部34eに挿入されるとよい。
そして、使用者が撮像装置22を回転させると、図27に示すように、撮像装置22の回転に伴って第1のラッチ部28aが第1の切り欠き部34fに対して回転し、同様に第2のラッチ部28bが第2の切り欠き部34gに対して回転する。
このとき、第1のラッチ部28aの傾斜面28cは、図28(a)に示すように、第1の切り欠き部34fのx軸−側の角部に接触し、撮像装置22のラッチ基部27の回転に連動するように第1のラッチ部28aをx軸−側に引き込む。同様に、第2のラッチ部28bの傾斜面28eも、第2の切り欠き部34gのx軸−側の角部に接触し、撮像装置22の回転に連動するように第2のラッチ部28bをx軸−側に引き込む。
使用者は、さらに撮像装置22を表示装置23に対して回転させると、図28(b)及び図29に示すように、第1のラッチ部28a及び第2のラッチ部28bは、案内溝34h内に導かれる。これにより、撮像装置22の連結部25と表示装置23の被連結部32とが連結され、その結果、撮像装置22は表示装置23に着装される。
このとき、第1のラッチ部28a及び第2のラッチ部28b、ひいてはラッチ基部27がx軸−方向に引き込まれることで、弾性体30はさらに圧縮された状態となる。その結果、第1のラッチ部28aの平坦面28d及び第2のラッチ部28bの平坦面28fは、案内溝34hのx軸+側の面(即ち、被挿入部34の第2のフランジ34bのx軸−側の面)に押圧される。
このような着脱ヒンジ24は、第1のラッチ部28a及び第2のラッチ部28bと案内溝34hとの係合構造によって撮像装置22と表示装置23とが着装された状態で、第1のラッチ部28a及び第2のラッチ部28bが案内溝34h内を移動することで、ラッチ基部27、ひいては表示装置23に対する撮像装置22の回転を許容する。
ここで、撮像装置22を表示装置23に対して回転させると、図30に示すように、第1のラッチ部28a及び第2のラッチ部28bが案内溝34h内で移動するが、このとき、図24に示すように、第1の凹凸26aと第2の凹凸33aとが嵌め合った状態と、図31に示すように、第1の凹凸26aの凸部26a1が第2の凹凸33aの凸部33a1に乗り上げた状態と、を繰り返す。
そして、上述のように、第1のラッチ部28aの平坦面28d及び第2のラッチ部28bの平坦面28fが案内溝34hのx軸+側の面に接触しているため、第1の凹凸26aの凸部26a1が第2の凹凸33aの凸部33a1に乗り上げる際に、第1の嵌め合い部26を介して撮像装置22の本体部11をx軸+方向に押し出す。
これにより、ラッチ基部27は、図32に示すように、第1の嵌め合い部26に対して相対的にx軸−方向に移動することになり、ストッパーワッシャ31とラッチ基部27のx軸+側の面との間隔Tが広くなる。つまり、案内軸29のフランジ部29aとラッチ基部27のフランジ部27cとの間隔が狭くなる。その結果、弾性体30が収縮し、第1のラッチ部28aの平坦面28d及び第2のラッチ部28bの平坦面28fが案内溝34hのx軸+側の面に強く押圧されることになる。
一方、第1の凹凸26aと第2の凹凸33aとが嵌め合わされた状態では、第1の凹凸26aの凸部26a1が第2の凹凸33aの凸部33a1に乗り上げた状態に対して、撮像装置22の本体部11がx軸−側に配置されており、ストッパーワッシャ31とラッチ基部27のx軸+側の面との間隔Tが狭くなる。つまり、案内軸29のフランジ部29aとラッチ基部27のフランジ部27cとの間隔が広くなる。
その結果、第1の凹凸26aと第2の凹凸33aとが嵌め合わされた状態では、第1の凹凸26aの凸部26a1が第2の凹凸33aの凸部33a1に乗り上げた状態に対して、弾性体30の付勢力は弱くなる。
そこで、第1の凹凸26aと第2の凹凸33aとが嵌め合わされた状態でも、第1のラッチ部28aの平坦面28d及び第2のラッチ部28bの平坦面28fが案内溝34hのx軸+側の面に押圧されるように、撮像装置22が表示装置23に着装される前の弾性体30の圧縮量が設定されるとよい。これにより、ラッチ基部27のガタツキを抑制することができる。
このような着脱ヒンジ24は、x軸方向から見て、第1のラッチ部28aと第1の切り欠き部34fとが重なり、且つ第2のラッチ部28bと第2の切り欠き部34gとが重なるように、撮像装置22を表示装置23に対して回転させ、撮像装置22を表示装置23に対してx軸+側に引き込むと、撮像装置22を表示装置23から脱去できる。
ここで、本実施の形態の第1のラッチ部28a及び第2のラッチ部28bは、上述のように異なる形状とされているので、撮像装置22を表示装置23に着装した状態に対して、撮像装置22を360°回転させないと、撮像装置22が表示装置23から脱去されない。そのため、撮像装置22の回転許容範囲が広く、撮像の自由度が高い。
本実施の形態の電子機器21は、撮像装置22のラッチ部28を表示装置23の案内溝34hに挿入又は当該案内溝34hから抜去することで、撮像装置22と表示装置23とを着脱可能な構成とされており、且つラッチ部28が案内溝34h内を移動することで、撮像装置22がラッチ基部27を中心に表示装置23に対して回転可能である。そして、撮像装置22を表示装置23に対して回転させた際に、第1の凹凸26aと第2の凹凸33aとが嵌め合わされると、撮像装置22における表示装置23に対する回転位置を保持することができる。
しかも、撮像装置22のラッチ部28を表示装置23の案内溝34hから抜去すると、簡単に撮像装置22を表示装置23に対して脱去することができる。これにより、使用者は一方の手で表示装置23を保持しつつ、他方の手で撮像装置22を保持することができる。
ここで、第1の嵌め合い部26のx軸−側の面に被挿入部34のx軸+側の端部を挿入可能な凹部26fが形成されているとよい。これにより、被挿入部34も撮像装置22と表示装置23とを相対的に回転させる際の軸部として用いることができ、撮像装置22を表示装置23に対して回転させる際のガタツキを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、撮像装置22に連結部25を設け、表示装置23に被連結部32を設けたが、撮像装置22に被連結部を設け、表示装置23に連結部を設けてもよい。
また、切り欠き部34eのx軸−側の角部に表示装置23に対する撮像装置22の回転方向に向かうに従ってx軸−側に近づく傾斜面を備えているとよい。これにより、ラッチ部28の傾斜面を省略することもできる。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 電子機器
2 表示装置
3 撮像装置
4 着脱ヒンジ
5 表示部
6 筐体、6b 凹部、6c 突出部、
7 連結部
8 第1の嵌め合い部
8a 第1の凹凸、8a1 凸部、8a2 凹部
8b ベース部、8c 凹部、8d ボルト孔
9 軸部、9a ボルト孔
10 ボルト
11 本体部
11a 筐体、11b 凹部、11c ボルト穴、11d 係合溝
12 被連結部
13 第2の嵌め合い部
13a 第2の凹凸、13a1 凸部、13a2凹部
13b ベース部、13c 凹部、13d ボルト孔
14 ワッシャ、14a ボルト孔
15 ボルト
16 空間
21 電子機器
22 撮像装置
23 表示装置
24 着脱ヒンジ
25 連結部
26 第1の嵌め合い部
26a 第1の凹凸、26a1 凸部、26a2 凹部
26b ベース部、26c フランジ部、26d 突出部、26e 凸部、26f 凹部
27 ラッチ基部、27a 第1の筒状部、27b 第2の筒状部、27c フランジ部、27d 切り欠き部
28 ラッチ部
28a 第1のラッチ部、28c 傾斜面、28d 平坦面
28b 第2のラッチ部、28e 傾斜面、28f 平坦面
29 案内軸、29a フランジ部
30 弾性体
31 ストッパーワッシャ
32 被連結部、32a 第2の凹凸
33 第2の嵌め合い部
33a 第2の凹凸、33a1 凸部、33a2 凹部
33b ベース部、33c フランジ部、33d 凸部
34 被挿入部、34a 第1のフランジ部、34b 第2のフランジ部、34c ボルト孔、34d 被挿入孔
34e 切り欠き部、34f 第1の切り欠き部、34g 第2の切り欠き部
34h 案内溝
34i 切り欠き部
35 ボルト
36a、36b 目印

Claims (6)

  1. 第1の筐体に設けられる連結部と、第2の筐体に設けられ、前記連結部と着脱可能に磁気接続される被連結部と、を備え、
    前記連結部は、
    第1の凹凸が放射状に形成された第1の嵌め合い部と、
    前記第1の凹凸の中心に配置され、前記連結部と前記被連結部との連結状態において、前記被連結部の側に突出する軸部と、
    を有し、
    前記被連結部は、
    前記第1の凹凸と嵌め合わされる第2の凹凸が放射状に形成された第2の嵌め合い部と、
    前記第2の凹凸の中心に配置され、前記軸部が挿入される被挿入部と、
    を有し、
    前記連結部と前記被連結部とは、磁気接続されつつ、前記第1の凹凸の凸部及び前記第2の凹凸の凸部のいずれか一方の凹凸の凸部が他方の凹凸の凸部を乗り越える状態と、前記一方の凹凸の凸部が前記他方の凹凸の凹部に嵌まり込む状態と、を繰り返して相対的に回転可能である、着脱ヒンジ。
  2. 第1の筐体に設けられる連結部と、第2の筐体に設けられる被連結部と、を備え、
    前記連結部は、
    第1の凹凸が放射状に形成された第1の嵌め合い部と、
    前記第1の凹凸の中心に配置され、前記連結部と前記被連結部との連結状態において、前記被連結部の側に突出するラッチ基部と、
    前記ラッチ基部から径方向に突出するラッチ部と、
    を有し、
    前記被連結部は、
    前記第1の凹凸と嵌め合わされる第2の凹凸が放射状に形成された第2の嵌め合い部と、
    前記第2の凹凸の中心に配置され、前記ラッチ基部が挿入される被挿入部と、
    前記被挿入部に形成され、前記ラッチ部が通される切り欠き部と、
    前記被挿入部に形成され、前記切り欠き部を介して前記被挿入部の内部に挿入された前記ラッチ部を前記被連結部に対する前記連結部の回転方向に案内する案内溝と、
    を有する、着脱ヒンジ。
  3. 前記連結部は、
    前記被連結部との連結状態において、前記ラッチ基部を前記被連結部に接近又は当該被連結部から離間する方向に案内する案内軸と、
    前記ラッチ基部を前記被連結部から離間する方向に付勢する弾性体と、
    を有し、
    前記ラッチ部は、前記連結部と前記被連結部との連結状態において、前記弾性体の付勢力によって前記案内溝の側面に押圧される、請求項2に記載の着脱ヒンジ。
  4. 前記ラッチ部における前記ラッチ基部の根元側の面は、前記連結部と前記被連結部との連結状態において、前記被連結部に対する前記連結部の回転方向に向かうに従って当該被連結部の側に近づく傾斜面を有し、
    前記切り欠き部に前記傾斜面を接触させつつ前記連結部を前記被連結部に対して回転させて前記ラッチ部を前記案内溝内に案内し、且つ前記第1の凹凸と前記第2の凹凸とを嵌め合わせた状態で、前記弾性体は前記ラッチ部における前記ラッチ基部の根元側の面を前記案内溝の側面に押圧する、請求項3に記載の着脱ヒンジ。
  5. 前記ラッチ部として、第1のラッチ部と、前記第1のラッチ部に対して前記ラッチ基部の周方向の幅が広く、且つ前記第1のラッチ部に対して前記ラッチ基部の径方向の長さが短い第2のラッチ部と、を有し、
    前記切り欠き部として、前記第1のラッチ部が通される第1の切り欠き部と、前記第2のラッチ部が通される第2の切り欠き部と、を有する、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の着脱ヒンジ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の着脱ヒンジと、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体のいずれか一方の筐体を有する表示装置と、
    他方の筐体を有する撮像装置と、
    を備える電子機器。
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