JP6878016B2 - 画像形成システム - Google Patents

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本発明は、画像形成装置と記録材の排出装置を備える画像形成システムに関し、特に記録材の搬送安定性に関する。
画像形成装置に搭載される定着装置の加熱方式として、定着フィルムによるフィルム加熱方式があり、定着フィルムの対向側には、弾性体であり熱膨張する回転体である加圧ローラが用いられる。フィルム加熱方式を用いる場合、加圧ローラは定着フィルムからの加熱により熱膨張し、外径が変動する。ここで、定着装置の加圧ローラの搬送路の上流側及び下流側に設けられた回転体が僅かしか熱膨張しない場合には、加圧ローラによる記録材の搬送速度が速くなるため、回転体と加圧ローラとの周速関係が変動し、記録材の搬送が不安定になる。その結果、記録材の紙詰まりや画像不良が発生するおそれがある。
そこで、加圧ローラより搬送路上流側の転写部が、加圧ローラと異なる駆動源で駆動される場合には、転写部と定着装置との間の搬送路に設けられたループセンサを用いて、転写部と定着装置間での記録材の撓み具合を検知する。そして、検知結果に基づいて、加圧ローラの駆動源の駆動速度を変化させることにより、加圧ローラによる記録材の搬送速度を加圧ローラの外径変動に依らず、ほぼ一定にする(以下、この制御をループ制御と呼ぶ)。これにより、記録材の引っ張り合いや撓み過ぎを回避しつつ、記録材の搬送を安定化させる技術が、例えば特許文献1にて開示されている。
また、加圧ローラより搬送路下流に設けられた定着排出ローラについても、上述したループ制御と同様に、加圧ローラと定着排出ローラがそれぞれ異なる駆動源により駆動される場合には、加圧ローラと定着排出ローラとの間にループセンサを配置する。そして、ループセンサの検知結果に基づいてループ制御することにより、記録材の搬送を安定させる構成が、例えば特許文献2にて開示されている。
特開2001−106380号公報 特開2013−105125号公報
しかしながら、上述した従来例は、画像形成装置内部の搬送ローラ間の記録材の搬送速度を制御するものである。例えば、画像形成装置の記録材の搬送路下流側に記録材の排出装置などを設置した場合には、画像形成装置側の搬送路の最下流のローラと、排出装置側の搬送路の最上流のローラ間の搬送速度を制御することは難しい。このため、画像形成装置側の最下流のローラの記録材の搬送速度の変化により、排出装置側の最上流の搬送ローラとの間で記録材の押し合いや引っ張り合いが生じる。その結果、搬送路の搬送ガイドに記録材が擦れることによる画像不良が発生することがある。また、用紙の後端が画像形成装置側の搬送路の最下流のローラを通過した際に、排出装置側の搬送路の最上流の搬送ローラにショックが発生し、瞬間的にモータの駆動トルクが上昇したりすることもある。
本発明はこのような状況のもとでなされたもので、画像形成装置と排出装置との間の記録材の搬送を安定させることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)記録材に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置により画像が形成された記録材を排出する排出装置と、を備える画像形成システムであって、前記画像形成装置は、記録材を搬送する第1の回転体を有し、前記排出装置は、前記画像形成装置から搬送された記録材を搬送する第2の回転体と、前記第2の回転体の駆動を制御する第1の制御手段と、を有し、前記第1の回転体により第1の搬送速度で搬送される記録材の先端が前記第2の回転体に到達するよりも前に、前記第1の制御手段は前記第2の回転体を停止もしくは前記第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で駆動させ、前記記録材の先端が前記第2の回転体に到達した後であって、前記記録材の後端が前記第1の回転体を通過するよりも前に、前記第1の制御手段は前記第2の回転体を前記第の搬送速度と略同じ速度の第3の搬送速度で駆動させることを特徴とする画像形成システム。
本発明によれば、画像形成装置と排出装置との間の記録材の搬送を安定させることができる。
実施例1、2の画像形成システムの構成を示す模式図 実施例1、2の画像形成装置と排出装置とのインタフェース部の略断面図 実施例1の画像形成装置及び排出装置の動作を説明するタイミングチャート 実施例1、2の排出トレイへの排出動作を説明する分解図 実施例1の排出装置の制御シーケンスを示すフローチャート 実施例1、2の搬送路上の用紙の状態を説明する図 実施例1の排出ローラのトルク状態を示す波形図 実施例2の画像形成装置及び排出装置の動作を説明するタイミングチャート
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成システムの構成]
図1は、実施例1の画像形成装置の本体1(以下、装置本体1という)と記録材の排出装置2により構成される画像形成システムの模式図である。装置本体1は、用紙を収容し、給紙部によって用紙を画像形成部へ搬送する給紙装置3を備えている。また、装置本体1では、トナー像を画像形成する画像形成部は、給紙装置3より搬送された用紙にトナー像を転写し、用紙に転写されたトナー像は、定着装置によって加熱・加圧されて用紙に定着される。トナー像が定着された用紙は、排出トレイ4又は排出装置2に搬送される。また、装置本体1は制御部7を有し、制御部7は、上述した給紙装置3、画像形成部、定着装置の制御や、排出トレイ4又は排出装置2への用紙の搬送を制御する。
排出装置2は用紙を排出、積載するための排出トレイ5、6を備え、装置本体1から搬送された用紙の搬送先を後述する切替フラッパにより切替えて、排出トレイ5又は排出トレイ6に排出する。また、排出装置2は制御部8を有し、制御部8は、装置本体1より搬送された用紙の受取動作や排出トレイ5、6への排紙動作の制御を行う。なお、制御部8は、時間測定を行うためのタイマを有している。また、装置本体1の制御部7と排出装置2の制御部8との間には、情報送受信用の通信路9が設けられている。
[画像形成装置本体と排出装置のインタフェース部の構成]
図2は、本実施例の装置本体1と排出装置2とのインタフェース部分の断面を示す図である。図2において、中央部の一点鎖線Lcを境に、上側は排出装置2の構成を示す断面図であり、下側は、装置本体1の定着装置10から搬送路下流側の構成を示す断面図である。以下では、定着装置10を構成する加圧ローラ11から排出装置2の排出ローラ21までの搬送路における用紙の搬送制御について説明する。
図2において、装置本体1の制御部7は、CPU7a、ROM7b、RAM7cを有している。CPU7aは、ROM7bに格納された制御プログラム等に基づいて、装置本体1の画像形成動作を一括して制御する。また、RAM7cは、CPU7aの主メモリ、ワークエリア等として使用される。更に、制御部7は、CPU7aにより制御される、時間を計測するためのタイマを有している。装置本体1には定着モータ36(図中、Mで表示)が設けられ、定着モータ36は制御部7によって制御される。また、図2に記載されている通り、定着モータ36は加圧ローラ11と定着排出ローラ14を駆動する。同様に、排出装置2の制御部8は、CPU8a、ROM8b、RAM8cを有している。CPU8aは、ROM8bに格納された制御プログラム等に基づいて、排出装置2の用紙の排紙動作を一括して制御する。また、RAM8cは、CPU8aの主メモリ、ワークエリア等として使用される。更に、制御部8は、CPU8aにより制御される、時間を計測するためのタイマを有している。排出装置2には排出モータ37(図中、Mで表示)が設けられ、排出モータ37は制御部8によって制御される。また、図2に記載されている通り、排出モータ37は排出ローラ21を駆動する。また、制御部7と制御部8は通信路9を介して接続され、装置本体1より排出装置2に搬送される用紙の排出トレイへの排出制御に伴う各種制御情報(例えば用紙の搬送速度)の送受信が行われる。なお、加圧ローラ11による用紙の搬送速度(以下、加圧ローラ11の搬送速度という)に応じた排出ローラ21による用紙の搬送速度(以下、排出ローラ21の搬送速度という)の調整は、排出装置2の制御部8が行うものとする。
(画像形成装置本体の用紙の排出制御)
定着装置10は、回転体である加圧ローラ11と、ヒータ部(不図示)により加熱される定着フィルム12とから構成され、定着装置10の搬送路上流側より搬送される用紙上の未定着トナー像を加熱・加圧処理を行うことにより、用紙に定着させる。そして、定着装置10を通過した用紙は、搬送ガイド32及び搬送ガイド33の定着装置10側の搬送ガイド33aにより、回転体である定着排出ローラ14へと案内される。定着排出ローラ14による用紙の搬送速度(以下、定着排出ローラ14の搬送速度という)は、加圧ローラ11の搬送速度よりも速い。ところが、加圧ローラ11の用紙の搬送力は、定着排出ローラ14の用紙の搬送力に対して十分大きい。そのため、定着排出ローラ14の搬送速度は、用紙が加圧ローラ11に挟持搬送されている間は、加圧ローラ11の搬送速度に倣い、加圧ローラ11と同じ搬送速度となる。
搬送ガイド33には、検知手段である定着排出センサ13が軸支されている。定着排出センサ13には、発光部からの光を受光部で検知するフォトインタラプタ(不図示)が設けられている。フォトインタラプタは、発光部からの光を受光部で検知している透光状態から、定着排出センサ13により遮光されることにより、搬送される用紙の先端を検知する。また、フォトインタラプタは、発光部からの光を定着排出センサ13により遮光されている状態から、発光部からの光を受光部で検知する透光状態への変化により、搬送される用紙の後端の通過を検知する。
定着排出ローラ14の搬送路の下流には、両面印刷時に用紙が再給紙される搬送路に用紙を選択的に導くための切替フラッパ30が搬送ガイド34に回転自在に軸支されている。ここで、両面印刷時に使用される搬送路は、2つの搬送路から構成される。1つは、排出装置2の搬送ガイド26と搬送ガイド25の両面印刷時の搬送路の搬送ガイド25bで構成される、用紙を反転させる搬送路である。もう1つは、装置本体1の搬送ガイド33の定着装置10から遠い側の搬送ガイド33bと搬送ガイド35で構成される、用紙を再給紙する搬送路である。
また、搬送ガイド34と搬送ガイド35には、反転ローラ31が回転自在に軸支されている。切替フラッパ30が、切替フラッパ30の回転中心38を中心に時計回り方向に回転することで、反転ローラ31は定着排出ローラ14より搬送される用紙を受け入れる。そして、受け入れられた用紙は、搬送ガイド26、25bにより構成される搬送路に一時的に収容される。そして、用紙後端が所定位置、少なくとも切替フラッパ30を通過した位置に到達すると、反転ローラ31は停止し、その後逆方向に回転することで、搬送ガイド33b、35によって構成される搬送路へ用紙が搬送される。また、搬送ガイド32の搬送路下流には排出ローラ16が配置され、切替フラッパ15が、切替フラッパ15の回転中心39を中心に反時計回り方向に回転することで、搬送された用紙を排出ローラ16へと搬送することが可能となる。そして、排出ローラ16に搬送された用紙は、排出トレイ4に排出され、排出トレイ4上に積載される。また、切替フラッパ30及び切替フラッパ15が図2に示す状態、すなわち定着排出ローラ14により搬送された用紙が、上述した両面印刷用の搬送路や排出トレイ4に排出されない場合には、排出装置2の搬送路へと搬送される。
(排出装置の用紙の排出制御)
装置本体1から搬送された用紙は、排出装置2の搬送ガイド29と搬送ガイド25の排出トレイ5への搬送路側の搬送ガイド25aにより構成される搬送路へと搬送される。検知手段である入口センサ28は、切替フラッパ20の搬送路上流側に設けられ、搬送ガイド25に回転自在に軸支されている。また、上述した定着排出センサ13と同様に、入口センサ28には、発光部からの光を受光部で検知するフォトインタラプタ(不図示)が設けられている。フォトインタラプタは、発光部からの光を受光部で検知している透光状態から、入口センサ28により遮光されることにより、搬送される用紙の先端を検知する。また、フォトインタラプタは、発光部からの光を入口センサ28により遮光されている状態から、発光部からの光を受光部で検知する透光状態への変化により搬送される用紙の後端の通過を検知する。
切替フラッパ20が図2に示す状態の場合には、入口センサ28を通過した用紙は、搬送ガイド29、27、切替フラッパ20で構成される搬送路に案内されて、回転体である排出ローラ21へと搬送され、排出トレイ5に排出される。一方、切替フラッパ20が、切替フラッパ20の回転中心40を中心に時計回り方向に回転することで、搬送された用紙は排出トレイ6(図1)へ排出される。すなわち搬送された用紙は、切替フラッパ20、搬送ガイド24、25aにより構成される搬送路へ導かれ、搬送ローラ22により排出トレイ6へ排出される。
図2において、二点鎖線で示す直線Lpは、定着排出ローラ14を構成する2つのローラのニップ部と、排出ローラ21を構成する2つのローラのニップ部とを結んだ直線である。直線Lp上には、搬送ガイド29、34が交差しており、定着排出ローラ14と排出ローラ21の搬送路はループ形成が可能なパス構成になっている。
[用紙排出動作の概要]
次に、装置本体1から搬送された用紙を排出装置2の排出トレイ5に排出する場合の用紙排出動作について、図を参照して説明する。図3は、装置本体1の定着装置10から搬送された用紙が排出装置2の排出トレイ5に排出されるまでの、排出ローラ21の状態、定着排出センサ13及び入口センサ28における用紙の検知状態を示すタイミングチャートである。図3の縦軸のV23、V21、V22は、排出モータ37により駆動される排出ローラ21の搬送速度を示し、停止は排出ローラ21の停止状態を示している。また、定着排出センサ13、入口センサ28のON(オン)、OFF(オフ)は、それぞれ用紙を検知している状態(用紙が通過中の状態)、用紙を検知していない状態(通過中の用紙がない状態)を示している。一方、横軸は時間を示し、t1〜t10は時刻(タイミング)を示す。図4は、装置本体1の定着装置10から排出装置2の排出ローラ21までの搬送路を搬送される用紙の状態を説明する模式図である。なお、図4に示す各部材については、図2と同じ符号を用いて説明することで、ここでの部材の説明は省略する。
図3において、用紙S1の先端が定着装置10を構成する加圧ローラ11及び定着フィルム12を通過して、定着排出センサ13に設けられたフォトインタラプタを遮光すると、定着排出センサ13はOFF状態からON状態に変化する(時刻t1)。そして、加圧ローラ11により搬送路を搬送される用紙S1は定着排出ローラ14を通過し、搬送路を構成する搬送ガイド33a、切替フラッパ30、搬送ガイド32、切替フラッパ15、搬送ガイド34により案内され、排出装置2の入口センサ28へと進む。用紙S1の先端が排出装置2の入口センサ28に到達すると、入口センサ28に設けられたフォトインタラプタを遮光し、入口センサ28はOFF状態からON状態に変化する(時刻t2)。このときの用紙S1の状態を図4(a)に示す。図中、実線で示された用紙S1は、先端が入口センサ28に到達している。また、用紙S1は、切替フラッパ15、切替フラッパ30に接触し、定着排出ローラ14、加圧ローラ11と定着フィルム12に挟持された状態である。なお、加圧ローラ11及び定着排出ローラ14の搬送速度は、搬送速度V1とする。詳しくは後述するが、搬送速度V1は搬送速度V21と略同じ速度である。
時刻t2で用紙S1の先端を入口センサ28が検知すると、排出モータ37が起動され、排出ローラ21は、搬送速度V22で回転を開始する。そして、入口センサ28を通過した用紙S1は、定着排出ローラ14により搬送ガイド25a、切替フラッパ20、搬送ガイド29で構成される搬送路を搬送され、排出ローラ21に到達する(時刻t3)。このときの用紙S1の状態を図4(b)に示す。図中、実線で示された用紙S1は、先端が排出ローラ21に到達している。また、用紙S1は搬送ガイド29、搬送ガイド34に接触し、定着排出ローラ14、定着装置10を構成する加圧ローラ11と定着フィルム12に挟持された状態、すなわち用紙S1は用紙自体のコシにより搬送路内で最短距離となるパスを通るような姿勢となる。
排出ローラ21に到達した用紙S1は、排出ローラ21により排出トレイ5に排出するために搬送される。ところが、このときの排出ローラ21の搬送速度V22は、定着排出ローラ14の搬送速度V21よりも遅い速度である(搬送速度V22<搬送速度V21)。その結果、用紙S1は、排出ローラ21により搬送される速度よりも、定着排出ローラ14により搬送される速度の方が速いため、用紙S1は搬送路内でループ状態を形成する。そして、用紙S1のループ量が所定量になると、排出ローラ21の搬送速度をV22からV21へと変更し、用紙S1の搬送速度を上昇させる(時刻t4)。このときの用紙S1の状態を図4(c)に示す。図中、実線で示された用紙S1は、排出ローラ21に挟持されると共に、搬送ガイド27、切替フラッパ20、切替フラッパ15に接触し、定着排出ローラ14、加圧ローラ11と定着フィルム12に挟持された状態で、ループを形成した状態となっている。なお、破線部は、排出ローラ21に到達直後の用紙S1の姿勢(図4(b))を示しており、搬送路内でのループ状態が成長した様子を示している。
時刻t4で、排出ローラ21の搬送速度が定着排出ローラ14の搬送速度と略同じ速度の搬送速度V21に設定されることで、用紙S1の搬送路内のループ量は所定量以上に増加することなく、用紙S1は排出ローラ21により排出トレイ5へと搬送される。そして、用紙S1の後端が定着排出センサ13を通過すると、定着排出センサ13に設けられたフォトインタラプタは遮光状態から透光状態に変化し、定着排出センサ13はON状態からOFF状態に変化する(時刻t5)。そして、定着排出センサ13を通過した用紙S1の後端は、定着排出ローラ14を通過する(時間t6)。このときの用紙S1の状態を図4(d)に示す。図中、実線で示された用紙S1は、後端が定着排出ローラ14、加圧ローラ11と定着フィルム12から構成される定着装置10を通過した状態である。用紙S1の先端は、図4(c)に比べて、排出ローラ21により更に排出トレイ5側に搬送されている。なお、このとき、用紙S1の後続の用紙である用紙S2が、加圧ローラ11及び定着フィルム12を通過して、定着排出センサ13へ向かって搬送されている。時刻t6で、排出ローラ21の搬送速度は、定着排出ローラ14の搬送速度V21よりも速い速度である搬送速度V23に設定され、用紙S1のループ形成により一時的に詰まった紙間を解消する。
用紙S1の後続の用紙である用紙S2の先端が加圧ローラ11及び定着フィルム12を通過して、定着排出センサ13に設けられたフォトインタラプタを遮光すると、定着排出センサ13はOFF状態からON状態に変化する(時刻t7)。一方、用紙S1は、排出ローラ21により更に搬送され、用紙S1の後端が入口センサ28を通過すると、入口センサ28に設けられたフォトインタラプタは遮光状態から透光状態に変化し、入口センサ28はON状態からOFF状態に変化する(時刻t8)。このときの用紙S1、S2の状態を図4(e)に示す。図中、用紙S1の大部分は、排出ローラ21により排出トレイ5へと搬送され、排出ローラ21の搬送路上流側の用紙S1は搬送ガイド27と切替フラッパ20に接触している状態で、後端は入口センサ28を通過した状態である。一方、後続の用紙S2の先端は、定着排出センサ13を通過し、更に定着排出ローラ14よりも搬送路下流側に進んだ状態となっている。
用紙S1の後端が排出ローラ21よりも搬送路上流側の所定の位置を通過すると、排出ローラ21の搬送速度をV23からV21へと減速させ、用紙S1の排出トレイ5への排出動作を継続する(時刻t9)。なお、排出ローラ21の搬送速度をV23からV21に減速させることにより、用紙S1が排出トレイ5から外側に排出されることを防止することができる。そして、後続の用紙S2の先端が入口センサ28に到達すると、入口センサ28に設けられたフォトインタラプタを遮光し、入口センサ28はOFF状態からON状態に変化する(時刻t10)。時刻t10で、排出ローラ21の搬送速度は、定着排出ローラ14と同じ速度のV21から、搬送速度V21よりも遅い速度の搬送速度V22へと減速を開始し、後続の用紙S2の受け入れ準備を行う。ここでは、後続の用紙S2が入口センサ28に到達したタイミングで排出ローラ21の搬送速度をV21からV22に変更している。例えば、排出ローラ21の搬送速度をV21に変更してから、所定の時間(第1の時間)が経過したことにより、排出ローラ21の搬送速度をV21からV22へ変更してもよい。なお、この所定の時間は、後述する図5のS11に示す後続の用紙の有無を検知するための所定の時間T0(第2の時間)よりも短い時間である。
ところで、上述した図3のタイミングチャートでは、時刻t9で、排出ローラ21の搬送速度をV23からV21に減速を行い、用紙S1を排出トレイ5に排出している。例えば、用紙S1が比較的厚手の用紙の場合には、排出ローラ21の搬送速度を減速することにより、次のような効果がある。すなわち、比較的厚手の用紙は、排出トレイ5に排出された際に用紙の後端が排出トレイ5の排出ローラ21側の立壁部にもたれかかるように積載されることが少ない用紙である。そのため、排出ローラ21の搬送速度をV21とすることで、用紙の排出時の飛び出しを抑制し、排出トレイ5上の排紙整列性を向上させることができる。
[排出装置の用紙排出の制御シーケンス]
図5は、装置本体1から搬送された用紙Sを排出装置2の排出トレイ5に排出するときの排出装置2の制御シーケンスを示すフローチャートである。図5に示す処理は、装置本体1において画像形成が行われる際に起動され、排出装置2の制御部8により実行される。なお、後述する用紙Sの後端が排出ローラ21の搬送路上流側の所定の位置を通過したかどうかを監視するための監視メモリは、制御部8のRAM8cに設けられ、予め0が設定されているものとする。
図5のステップ(以下、Sという)11では、制御部8は、通信路9を介して装置本体1の制御部7から用紙受入要求を受信したかどうかを判断する。制御部8は、用紙受入要求を受信したと判断した場合には、装置本体1から搬送される用紙Sを受け入れるために処理をS12に進め、用紙受入要求を受信していないと判断した場合には、処理をS11に戻す。なお、装置本体1から排出装置2に送信される用紙受入要求のデータには、用紙Sを排出装置2に搬送する際の用紙Sの搬送速度情報(平均速度)が設定されているものとする。ここで、用紙Sの搬送速度情報とは、使用する用紙の種類に応じて選択される搬送速度情報を示しており、例えば、普通紙を使用する場合は通常速度(1分の1速)が選択され、厚紙を使用する場合は半速(2分の1速)が選択される。
S12では、制御部8は、入口センサ28の用紙Sの検知状態に基づいて、装置本体1から搬送された用紙Sが入口センサ28に到達したかどうかを判断する。前述したように、入口センサ28は、用紙Sが通過している状態ではON状態となり、用紙Sが通過していない状態ではOFF状態となる。制御部8は、入口センサ28がON状態の場合には、用紙Sが入口センサ28に到達したと判断し、処理をS13に進め、入口センサ28がOFF状態の場合には、用紙Sが入口センサ28に到達していないと判断し、処理をS12に戻す。
S13では、制御部8は排出モータ37を起動して、排出ローラ21を搬送速度V22で回転を開始させる。なお、搬送速度V22は、用紙Sを排出装置2に搬送する装置本体1の加圧ローラ11の搬送速度(後述する搬送速度V1)よりも遅い速度である。S14では、制御部8は、用紙Sの先端の入口センサ28からの搬送距離Lを測定するため、タイマをリセットしスタートさせる。本実施例では、用紙Sの入口センサ28からの搬送距離は、上述した用紙受入要求のデータに設定されていた装置本体1の用紙Sの搬送速度と、入口センサ28がON状態になってからの経過時間とに基づいて算出するものとする。
ここで、用紙Sの搬送距離と用紙Sが搬送路内で形成するループ量との関係について、図を用いて説明する。図6は、装置本体1の定着装置10から排出装置2の排出ローラ21までの搬送路における用紙Sの状態を示す模式図である。図6(a)は、定着排出ローラ14と排出ローラ21間で、用紙S3(破線で表示)は曲率の大きな内側の搬送ガイド34、29に沿うように、弛みのない状態(ループが形成されていない状態)を示している。このときの破線で示される用紙S3の長さ(距離)が、定着排出ローラ14と排出ローラ21間の搬送路長L1である。一方、図6(b)は、定着排出ローラ14と排出ローラ21間で、用紙S4(破線で表示)は曲率の小さな外側の搬送ガイド32、切替フラッパ15の搬送ガイド群、切替フラッパ20、搬送ガイド27に沿うような状態(ループが形成された状態)を示している。
用紙Sの搬送距離をLとすると、搬送距離Lは、上述した入口センサ28と排出ローラ21の搬送路長L1に、搬送路内に形成された用紙Sのループ量を加算したものである。図6(b)に示す入口センサ28から排出ローラ21までの用紙Sの長さをL3、このときの用紙Sのループ量をL2とすると、ループ量L2の最大値L2(max)は、L2(max)=(L3−L1)により算出することができる。また、図6(b)に示す用紙Sのループ状態は、用紙Sの先端が排出ローラ21に到達した後に、排出ローラ21と装置本体1の加圧ローラ11の搬送速度の差に応じて形成される。したがって、用紙Sの先端が、排出ローラ21に到達後のループ形成時間を時間tとすると、用紙Sの排出ローラ21到着後の排出ローラ21の用紙送り量(用紙Sの搬送距離)はt×V22で表すことができる。一方、このとき加圧ローラ11と同じ搬送速度V1で用紙Sを搬送する定着排出ローラ14による用紙送り量(用紙Sの搬送距離)は、t×V1で表すことができる。そして、排出ローラ21の用紙送り量と定着排出ローラ14による用紙送り量の差がループ量L2であり、搬送速度V1と搬送速度V22との大小関係は、V1>V22であるから、ループ量L2は、以下の式(1)により求めることができる。
L2=t×V1−t×V22・・・(1)
また、時間tは、式(1)を変形した式(2)により求めることができる。
t=L2/(V1−V22)・・・(2)
ループ量L2の最大値がL2(max)であるから、最大ループ量L2(max)は次の式(3)のように大小関係を表すことができる。
L2(max)≧t×V1−t×V22・・・(3)
そして、式(2)を時間tについて変形すると、次の式(4)のように表すことができる。
t≦L2(max)/(V1−V22)・・・(4)
制御部8は、式(4)により、ループ形成時間tは式(5)を満足する時間に設定される。
S15では、制御部8は、用紙Sの搬送距離Lが、搬送距離の目標値L0より大きいか(L>L0)どうかを判断する。ここで、目標値L0は、入口センサ28から排出ローラ21までの搬送路長L1に、所定のループ量L2を加算した距離である。制御部8は、S11で用紙受入要求のデータにより通知された用紙Sの搬送速度情報(平均速度)に基づいて、予め用紙Sが搬送路長L1を搬送されるのに要する時間と、所定のループ量L2が形成されるために要する時間の合計時間を算出しておく。そして、制御部8は、S14でスタートさせたタイマを参照して、予め算出しておいた合計時間を経過しているかどうかに基づいて、用紙Sの搬送距離Lが、搬送距離の目標値L0より大きいかどうかを判断する。制御部8は、用紙Sの搬送距離Lが搬送距離の目標値L0より大きいと判断した場合には、処理をS16に進め、用紙Sの搬送距離Lが、搬送距離の目標値L0より大きくない(目標値L0以下である)と判断した場合には、処理をS15に戻す。
S16では、制御部8は、用紙Sのループ量が所定のループ量L2となったため、排出ローラ21の搬送速度をV22からV21に変更し、排出ローラ21による用紙Sの搬送速度を上昇させる。S17では、制御部8は、本体1からの通知に基づいて、用紙Sの後端が装置本体1の定着排出センサ13を通過したかどうかを判断する。装置本体1の制御部7は、定着排出センサ13の用紙Sの検知状態に基づいて、用紙Sの後端が定着排出センサ13を通過したかどうかを判断する。前述したように、定着排出センサ13は、用紙Sが通過している状態ではON状態となり、用紙Sが通過していない状態ではOFF状態となる。制御部8は、定着排出センサ13がON状態からOFF状態に変化した場合には、用紙Sの後端が定着排出センサ13を通過したと判断し、通信路9を介して、排出装置2の制御部8に用紙Sの後端が定着排出センサ13を通過したことを通知する。制御部8は、装置本体1の制御部7からこの通知を受信した場合には、用紙Sの後端が定着排出ローラ14を通過したかどうかを判断するために、タイマをリセットしスタートさせた後に処理をS18に進め、通知を受信していない場合には、処理をS17に戻す。
S18では、制御部8は、タイマを参照して、用紙Sの後端が、定着排出センサ13から定着排出ローラ14までの距離を搬送されるための所定の時間が経過したかどうかを判断する。制御部8は、所定の時間が経過したと判断した場合には処理をS19に進め、経過していないと判断した場合には、処理をS18に戻す。なお、所定の時間は、用紙受入要求のデータにより通知された用紙Sの搬送速度情報(平均速度)と、定着排出センサ13から定着排出ローラ14までの距離に基づいて算出される。また、定着排出センサ13から定着排出ローラ14までの距離は、用紙受入要求のデータに設定されているものとするが、S17の本体1からの通知情報に含まれていてもよい。
S19では、制御部8は、排出ローラ21の搬送速度をV21からV23に変更し、排出ローラ21による用紙Sの搬送速度を上昇させる。これにより、制御部8は、用紙Sのループ形成により、一時的に詰まった紙間を解消させ、入口センサ28のON/OFF応答に必要な紙間を再び確保する。S20では、制御部8は、後続の用紙の有無を検知するために、タイマをリセットしスタートさせる。S21では、制御部8は、タイマを参照して所定時間T0が経過したかどうかを判断し、所定時間T0を経過していない(T<T0)と判断した場合には処理をS22に進め、所定時間T0を経過した(T≧T0)と判断した場合には、処理をS28に進める。なお、第2の時間である所定時間T0は、紙間時間に100msec(ミリ秒)程度を加算した時間とする。
S22では、制御部8は、入口センサ28の用紙Sの検知状態に基づいて、装置本体1から搬送された用紙Sの後端が入口センサ28を通過したかどうかを判断する。制御部8は、入口センサ28がON状態からOFF状態に変化した場合には、用紙Sの後端が入口センサ28を通過したと判断し、処理をS23に進める。一方、制御部8は、入口センサ28がON状態の場合には、用紙Sの後端は入口センサ28を通過していないと判断し、処理をS21に戻す。S23では、制御部8は、用紙Sの後端が排出ローラ21の搬送路上流側の所定の位置を通過したかどうかを監視するためのタイマ値が監視メモリに設定されているかどうかを判断する。制御部8は、監視メモリにタイマ値が設定されていると判断した場合には処理をS25に進め、タイマ値が設定されていないと判断した場合には処理をS24に進める。なお、所定の位置は、例えば排出ローラ21から搬送路上流側に向かって10〜20mm程度離れた位置とする。
S24では、制御部8は、タイマを参照して用紙Sの後端が入口センサ28を通過したときのタイマ値を取得する。制御部8は、用紙Sの後端が入口センサ28から排出ローラ21の搬送路上流側の所定の位置までの搬送路距離と、排出ローラ21の搬送速度(V23)とにより、用紙Sの後端が入口センサ28から所定の位置まで搬送される時間を算出する。制御部8は、取得したタイマ値に算出した搬送時間を加算した時間を監視メモリに設定し、処理をS21に戻す。なお、入口センサ28から所定の位置までの搬送路距離は、入口センサ28から排出ローラ21の搬送路距離(固定値)から、排出ローラ21の搬送路上流側の所定の位置から排出ローラ21までの搬送路距離を減ずることにより算出することができる。
S25では、制御部8は、タイマのタイマ値と監視メモリに設定されたタイマ値とに基づいて、用紙Sの後端が排出ローラ21の搬送路上流側の所定の位置に到達したかどうかを判断する。制御部8は、タイマのタイマ値が監視メモリに設定されたタイマ値以上であれば、用紙Sの後端が排出ローラ21の搬送路上流側の所定の位置に到達したと判断し、処理をS26に進める。一方、制御部8は、タイマのタイマ値が監視メモリに設定されたタイマ値未満であれば、用紙Sの後端が排出ローラ21の搬送路上流側の所定の位置に到達していないと判断し、処理をS21に戻す。
S26では、制御部8は、排出ローラ21の搬送速度をV23からV21に変更し、排出ローラ21による用紙Sの搬送速度を減速させる。S27では、制御部8は、排出ローラ21の搬送速度をV21からV22に変更し、排出ローラ21による用紙Sの搬送速度を減速させて後続の用紙Sの受け入れ準備を行い、処理をS14に戻す。S28では、制御部8は、排出モータ37の駆動を停止し、排出ローラ21の回転を停止させ、処理を終了する。
なお、上述したS23〜S25の処理では、用紙Sの後端が排出ローラ21の搬送路上流側の所定の位置を通過したかどうかを監視するために監視メモリを設けて、処理を行った。例えば、制御部8が複数のタイマを有していれば、監視メモリの代わりに、後続の用紙の有無を検知するために使用しているタイマとは異なるタイマを用いて、用紙Sの後端が排出ローラ21の搬送路上流側の所定の位置を通過したかどうかを判断してもよい。
また、上述した図5に示す処理では、制御部8は、S26の処理の実行後、続けて、S27の排出ローラ21の搬送速度をV21からV22に変更する処理を実行している。例えば、前述した図3の時刻t10のように、次のような条件が満足された場合に、S27の処理を制御部8は実行するようにしてもよい。すなわち、制御部8は、S26の処理の実行後、所定の時間が経過した後にS17の処理を実行するようにしてもよい。また、制御部8は、S26の処理を実行後、入口センサ28が後続の用紙の先端を検知した後、S27の処理を実行するようにしてもよい。
[排出ローラのトルク]
図7は、排出ローラ21の搬送速度の違いによる軸トルクの変化を説明する波形図である。図7(a)は、従来の排出ローラ21の搬送速度の制御を行った場合のローラ軸トルクの変化を示す図であり、図7(b)は、本実施例の排出ローラ21の搬送速度の制御を行った場合のローラ軸トルクの変化を示す図である。図7(a)、(b)において、縦軸は排出ローラ21のローラ軸トルク(単位:Ncm)を示し、横軸は時間(単位:sec(秒))を示す。なお、図中、t6は、用紙Sの後端が定着排出ローラ14を通過したタイミング(図3の時刻t6)を指している。
図7(a)、(b)に示すローラ軸トルクは、用紙Sの後端が定着排出ローラ14を通過する前後(図4(d))のトルクデータである。ここでは、画像形成を実施する際の用紙搬送速度を100%としたとき、各ローラの用紙の搬送速度は、次のように設定されるものとする。加圧ローラ11及び定着排出ローラ14の搬送速度は、98.2%(V1)、排出ローラ21の定常時の搬送速度は101.2%(V21)、排出ローラ21の用紙Sの受取時の搬送速度は81%(V22)としている。また、紙間で排出ローラ21の搬送速度を増速させたときの搬送速度は142.6%(V23)としている。なお、通紙した用紙は、163g/mのLTR(レター)サイズの用紙である。
図7(a)は、従来の排出ローラ21の搬送速度の制御を行った場合のローラ軸トルクの時系列トルクの変化を示す波形図であり、従来の制御では、排出ローラ21の用紙Sの受取速度時の搬送速度は定常時の搬送速度101.2%(V21)に設定されている。そのため、時刻t6では、用紙Sの後端が定着排出ローラ14を通過したことにより、ローラ軸トルクが上昇していることが分かる。一方、図7(b)は、本実施例のローラ軸トルクの時系列トルクの変化を示す波形図であり、排出ローラ21の用紙Sの受取時の搬送速度は81%(V22)に設定されている。これにより、用紙Sはループ状態を形成しているため、用紙Sの後端が定着排出ローラ14を通過したことによるローラ軸トルクの上昇が小さい。その結果、図7(a)、(b)中のt6で示される時刻t6近傍のローラ軸トルク(ピーク値)を比較すると、従来例の図7(a)では約5Ncmであるが、本実施例の図7(b)では約2.5Ncmであり、約50%のトルク低減効果があることが分かる。
上述した排出ローラの搬送速度の制御により、その結果、排出ローラ21を駆動するモータに供給する電流を削減することができ、省電力化を図ることができる。また、一般的にモータのサイズ(外形、厚さ)は出力トルクの大きさに比例する。そのため、ローラを駆動するために必要なトルクが下がれば、モータのサイズは小さくすることができる。同様に、モータに供給する電流値と出力トルクも比例する関係にあり、ローラを駆動するのに必要なトルクが下がれば、電流値を下げることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、画像形成装置と排出装置との間の記録材の搬送を安定させることができる。本実施例では、湾曲した搬送路に対して、用紙の受入速度を遅くし、搬送路内にループを形成することにより用紙後端がローラを抜けた際に発生するショックの発生を抑制することができる。また、用紙後端がローラを抜けた際のショックを低減させたことにより、より小さなモータの採用、又はより少ない電流でモータを駆動することが可能となり、駆動部の小型化、省電力化を図ることが可能となる。更に、ショックが少なくなったことにより、用紙と搬送路の搬送ガイドとの当接が柔らかになることで、当接による用紙上の画像に対するダメージを低減させることができる。
実施例1は、画像形成装置本体での用紙の搬送速度が通常速度の場合の排出装置の排出ローラの速度制御について説明した。画像形成装置本体では、使用する用紙の種類に応じて、用紙の搬送速度が変更される。そこで、実施例2では、用紙の搬送速度が遅い場合の排出装置の排出ローラの速度制御について説明する。なお、装置本体1及び排出装置2の構成については、実施例1と同様であり、ここでの説明を省略する。
[用紙排出動作の概要]
装置本体1から搬送された用紙を排出装置2の排出トレイ5に排出する場合の用紙排出動作について、図を参照して説明する。図8は、装置本体1の定着装置10から搬送された用紙が排出装置2の排出トレイ5に排出されるまでの、排出ローラ21の状態、定着排出センサ13及び入口センサ28における用紙の検知状態を示すタイミングチャートである。本実施例の図8では、実施例1の図3のタイミングチャートと比べて、排出ローラ21の搬送速度がV22に設定されない点を除けば、図8は、実施例1の図3と同様であり、ここでの説明を省略する。
画像形成装置の本体1での用紙の搬送速度が遅い場合には、搬送速度が通常速度の場合に比べて、排出装置2に搬送された用紙Sが搬送路上に所定量のループを形成するのに時間が長くなる。そのため、本実施例では、排出装置2の制御部8は、排出ローラ21の搬送速度をV22に設定する処理を実行しないこととする。そのため、本実施例では、実施例1で排出ローラ21の搬送速度をV22に設定したタイミング(時刻t2)では、制御部8は、排出モータ37の起動を行わない。そして、本実施例では、実施例1で排出ローラ21の搬送速度をV22からV21に変更するタイミング(時刻t4)、すなわち搬送路上に所定量のループが形成されたタイミングで、制御部8は、次の処理を行う。すなわち制御部8は、排出モータ37の起動を行い、排出ローラ21の搬送速度をV21に設定して回転開始する処理を行う。
本実施例での搬送路上に所定量のループが形成されるタイミングは、次のようにして求めることができる。用紙Sの先端が、排出ローラ21に到達後のループ形成時間を時間tとする。排出ローラ21は停止状態であるため、このとき加圧ローラ11と同じ搬送速度V1で用紙Sを搬送する定着排出ローラ14による用紙送り量(用紙Sの搬送距離)は、t×V1で表すことができる。その結果、ループ量L2は、以下の式(5)により求めることができる。
L2=t×V1・・・(5)
そして、時間tは、次の式(6)により求めることができる。
t=L2/V1・・・(6)
また、ループ量L2の最大値がL2(max)とすると、最大ループ量L2(max)は次の式(7)のように大小関係を表すことができる。
L2(max)≧t×V1・・・(7)
そして、式(7)を時間tについて変形すると、次の式(8)のように表すことができる。
t≦L2(max)/V1・・・(8)
制御部8は、式(8)により、ループ形成時間tは式(8)を満足する時間に設定される。
制御部8は、時刻t4で排出ローラ21の搬送速度をV21に設定して回転開始する処理を行った後、時刻t9までは、実施例1の図3で説明した制御を実行する。そして、制御部8は、用紙Sの後端が排出ローラ21よりも搬送路上流側の所定の位置を通過すると(時刻t9)、実施例1の場合には用紙S1が排出トレイ5から外側に排出されることを防止するため、排出ローラ21の搬送速度をV23からV21に減速する。そして、その後、制御部8は、排出ローラ21の搬送速度をV21からV22へ(時刻t10)、V22から停止状態へと移行する。一方、本実施例では、制御部8は、用紙Sの後端が排出ローラ21よりも搬送路上流側の所定の位置を通過すると(時刻t9)、排出モータ37の駆動を停止させ、排出ローラ21の回転を停止させる。用紙Sが排出トレイに排出されると、後続の用紙が排出装置2に搬送されるまでに時間がかかるので、その間、制御部8は、排出モータ37の駆動を停止させる。
用紙の搬送速度が低速、例えば100mm/s以下程度で、装置本体1より排出装置2に用紙が搬送される場合、受け取り速度V22を0mm/s(停止速度)とし、図8の時刻t4で排出ローラ21を立ち上げることにより用紙Sの所定のループを形成させる。すなわち、用紙Sの搬送速度が低い場合には、所定量のループ形成に時間がかかるため、実施例1での排出ローラ21の用紙Sの受け取り速度であるV22を停止速度(排出ローラ21を停止状態)とすることで、迅速なループ形成を可能とする。これにより、排出ローラ21の速度制御もシンプルになるため、用紙Sの搬送状態が安定する。また、排出ローラ21の用紙Sの受け取り速度が0mm/sとなるため、排出ローラ21を駆動する排出モータ37が起動されないため、紙間でのモータの稼働音を低減させることが可能となる。
以上説明したように、本実施例によれば、画像形成装置と排出装置との間の記録材の搬送を安定させることができる。特に本実施例では、排出装置の排出ローラの速度制御がシンプルになると共に、排出ローラを駆動するモータの稼働音を低減させることができる。
1 画像形成装置本体
2 排出装置
8 制御部
11 加圧ローラ
21 排出ローラ

Claims (24)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置により画像が形成された記録材を排出する排出装置と、を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    記録材を搬送する第1の回転体を有し、
    前記排出装置は、
    前記画像形成装置から搬送された記録材を搬送する第2の回転体と、
    前記第2の回転体の駆動を制御する第1の制御手段と、を有し、
    前記第1の回転体により第1の搬送速度で搬送される記録材の先端が前記第2の回転体に到達するよりも前に、前記第1の制御手段は前記第2の回転体を停止もしくは前記第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で駆動させ、前記記録材の先端が前記第2の回転体に到達した後であって、前記記録材の後端が前記第1の回転体を通過するよりも前に、前記第1の制御手段は前記第2の回転体を前記第の搬送速度と略同じ速度の第3の搬送速度で駆動させることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像形成装置は、
    前記第1の回転体よりも搬送路の流に位置する第3の回転体と、
    前記第1の回転体と前記第3の回転体との間に設けられ、記録材の検知を行う第1の検知手段と、
    前記第1の回転体及び前記第3の回転体の駆動を制御する第2の制御手段と、
    を有し、
    前記排出装置は、前記第2の回転体の搬送路の上流に位置し、前記画像形成装置から搬送された記録材の検知を行う第2の検知手段を有し、
    前記第の回転体が記録材を搬送する前記第1の搬送速度を搬送速度V1とし、前記第2の回転体が記録材を搬送する前記第2の搬送速度を搬送速度V22とし、前記第2の検知手段から前記第2の回転体までの搬送路内に形成される記録材の所定のループ量をL2とすると、
    前記第1の制御手段は、記録材の先端が前記第2の回転体に到達してからの時間tが
    t=L2/(V1−V22)
    を満足する時間tに、前記第2の回転体の搬送速度を前記第3の搬送速度である搬送速度V21に変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記第1の制御手段は、前記第2の検知手段が記録材の先端を検知した場合には、前記第2の回転体を前記搬送速度V22で回転することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記第2の検知手段から前記第2の回転体までの搬送路上に形成される記録材のループ量の最大値をL2(max)とすると、
    前記時間tは、
    t≦L2(max)/(V1−V22)
    であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記第1の制御手段は、記録材の先端が前記第2の回転体に到達するまでの時間を、前記第2の検知手段が記録材の先端を検知した時間と、前記第2の検知手段から前記第2の回転体までの搬送路距離を前記第の回転体の前記搬送速度V1で除することにより求めた記録材の搬送時間と、に基づいて算出することを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記第1の制御手段と前記第2の制御手段との間には、情報送受信のための通信路が設
    けられ、
    前記第2の制御手段は、前記通信路を介して前記第1の制御手段に、前記搬送速度V1を通知することを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1の制御手段は、記録材の後端が前記第の回転体を通過すると、前記第2の回転体の搬送速度を前記搬送速度V21から、前記搬送速度V21より速い搬送速度V23に変更することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記第1の制御手段は、前記記録材の後端が前記第1の検知手段を通過したタイミングと、前記第1の検知手段と前記第の回転体との搬送路距離と、前記第の回転体の前記搬送速度V1と、に基づいて、記録材の後端が前記第の回転体を通過するタイミングを算出することを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 前記第2の制御手段は、前記第1の検知手段が記録材の後端が通過したことを検知すると、前記通信路を介して前記第1の制御手段に、前記第1の検知手段と前記第の回転体との搬送路距離と、前記第の回転体の前記搬送速度V1を通知することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記第1の制御手段は、記録材の後端が前記第2の回転体の搬送路上流の所定の位置を通過すると、前記第2の回転体の搬送速度を前記搬送速度V23から前記搬送速度V21に減速することを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記第1の制御手段は、記録材の後端が前記所定の位置を通過するタイミングを、前記第2の検知手段が記録材の後端が通過したことを検知したタイミングと、前記第2の検知手段から前記所定の位置までの搬送路距離を前記第2の回転体の前記搬送速度V23で除して求めた時間と、に基づいて算出することを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記第1の制御手段は、前記第2の回転体の搬送速度を前記搬送速度V21に減速してから第1の時間が経過した場合、又は前記第2の検知手段が後続の記録材の先端を検知した場合には、前記第2の回転体の搬送速度を前記搬送速度V21から前記搬送速度V22に減速することを特徴とする請求項11に記載の画像形成システム。
  13. 前記第1の制御手段は、記録材の後端が前記所定の位置を通過するタイミングから、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過するまでに、前記第1の検知手段が後続の記録材の先端を検知しない場合には、前記第2の回転体を停止することを特徴とする請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記画像形成装置は、
    前記第1の回転体よりも搬送路の流に位置する第3の回転体と、
    前記第1の回転体と前記第3の回転体との間に設けられ、記録材の検知を行う第1の検知手段と、
    前記第1の回転体及び前記第3の回転体の駆動を制御する第2の制御手段と、
    を有し、
    前記排出装置は、前記第2の回転体の搬送路の上流に位置し、前記画像形成装置から搬送された記録材の検知を行う第2の検知手段を有し、
    前記第の回転体が記録材を搬送する前記第1の搬送速度を搬送速度V1とし、前記第2の検知手段から前記第2の回転体までの搬送路内に形成される記録材の所定のループ量をL2とすると、
    前記第1の制御手段は、記録材の先端が前記第2の回転体に到達してからの時間tが
    t=L2/V1
    を満足する時間tに、前記第2の回転体を停止状態から前記第3の搬送速度である搬送速度V21で回転することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  15. 前記第2の検知手段から前記第2の回転体までの搬送路上に形成される記録材のループ量の最大値をL2(max)とすると、
    前記時間tは、
    t≦L2(max)/V1
    であることを特徴とする請求項14に記載の画像形成システム。
  16. 前記第1の制御手段は、記録材の先端が前記第2の回転体に到達するまでの時間を、前記第2の検知手段が記録材の先端を検知した時間と、前記第2の検知手段から前記第2の回転体までの搬送路距離を前記第の回転体の前記搬送速度V1で除することにより求めた記録材の搬送時間と、に基づいて算出することを特徴とする請求項15に記載の画像形成システム。
  17. 前記第1の制御手段と前記第2の制御手段との間には、情報送受信のための通信路が設けられ、
    前記第2の制御手段は、前記通信路を介して前記第1の制御手段に、前記搬送速度V1を通知することを特徴とする請求項16に記載の画像形成システム。
  18. 前記第1の制御手段は、記録材の後端が前記第の回転体を通過すると、前記第2の回転体の搬送速度を前記搬送速度V21から、前記搬送速度V21より速い搬送速度V23に変更することを特徴とする請求項17に記載の画像形成システム。
  19. 前記第1の制御手段は、前記記録材の後端が前記第1の検知手段を通過したタイミングと、前記第1の検知手段と前記第の回転体との搬送路距離と、前記第の回転体の前記搬送速度V1と、に基づいて、記録材の後端が前記第の回転体を通過するタイミングを算出することを特徴とする請求項18に記載の画像形成システム。
  20. 前記第2の制御手段は、前記第1の検知手段が記録材の後端が通過したことを検知すると、前記通信路を介して前記第1の制御手段に、前記第1の検知手段と前記第の回転体との搬送路距離と、前記第の回転体の前記搬送速度V1を通知することを特徴とする請求項19に記載の画像形成システム。
  21. 前記第1の制御手段は、記録材の後端が前記第2の回転体の搬送路上流の所定の位置を通過すると、前記第2の回転体を停止することを特徴とする請求項20に記載の画像形成システム。
  22. 前記第1の制御手段は、記録材の後端が前記所定の位置を通過するタイミングを、前記第2の検知手段が記録材の後端が通過したことを検知したタイミングと、前記第2の検知手段から前記所定の位置までの搬送路距離を前記第2の回転体の前記搬送速度V23で除して求めた時間と、に基づいて算出することを特徴とする請求項21に記載の画像形成システム。
  23. 前記画像形成装置は、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により記録材に形成された画像を定着する定着装置と、前記定着装置から搬送される記録材を前記排出装置に排紙する排出ローラと、を有し、
    前記定着装置は、ヒータ部と、前記ヒータ部により加熱されるフィルムと、前記フィルムに当接してニップ部を形成し、前記ニップ部に搬送される記録材を加圧しながら搬送する加圧ローラと、を有し、
    前記第1の回転体は、前記排出ローラであり、前記第3の回転体は、前記加圧ローラであることを特徴とする請求項から請求項22のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  24. 前記第2の回転体は、記録材を排出トレイに排出する排出ローラであることを特徴とする請求項1から請求項23のいずれか1項に記載の画像形成システム。
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