JP2017105605A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置において、反転ローラが逆回転するときのシートの後端と分岐部材との距離が、シートの長さによって変わるのを抑制することを可能とする。
【解決手段】画像形成装置は、正回転することで定着器から搬出されたシートを正方向へ搬送し、逆回転することでシートを正方向とは逆の逆方向へ搬送する反転ローラと、逆方向に搬送されたシートを再搬送する再搬送部と、反転ローラにより逆方向に搬送されたシートを再搬送部に導く分岐部材と、分岐部材の反転ローラに最も近い端部である分岐点よりも正方向の上流側に設けられた、シートを検知する第1センサと、制御部と、を備えている。制御部は、シートを再搬送部へ搬送するとき、定着器のシート搬送速度よりも速い周速度で反転ローラを正回転させた後、第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間T後に反転ローラを逆回転させ、待機時間Tをシートが長いほど短い時間に設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートの両面に印刷が可能な画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び画像形成装置を制御するためのプログラムに関する。
従来、シートの両面に印刷が可能な画像形成装置には、シートに現像剤像を形成するプロセス部と、加熱部及び加圧ローラを有し、プロセス部で形成された現像剤像をシートに定着させる定着器と、定着器から搬出されたシートを搬送する反転ローラと、定着器と反転ローラとの間に設けられた、シートを検知するセンサとを備えているものがある。この画像形成装置では、両面印刷をするとき、まず、反転ローラが正回転し、定着器から搬出されたシートが排出される方向へ搬送される。そして、シートの後端がセンサを通過すると、所定の待機時間後に、反転ローラが逆回転する。これにより、シートが排出される方向とは逆方向に搬送され、プロセス部へ再搬送される。
例えば、特許文献1で開示されている画像形成装置は、定着器と反転ローラの間に、逆回転する反転ローラにより搬送されるシートをプロセス部へ向かう経路へ導く分岐部材が設けられている。そして、センサは、分岐部材と反転ローラの間に配置されている。
特開2005−138964号公報
ところで、反転ローラの周速度を、定着器のシート搬送速度よりも速い速度に設定した場合、シートが長いほど、シートが反転ローラに長時間引っ張られるので、短いシートよりも、定着器と反転ローラ間でのシートの弛みが少なくなる。そのため、シートの後端が反転ローラよりもシート搬送方向上流側でシートをニップしている部分、例えば、定着器の加圧ローラを通過した直後において、シートの後端と反転ローラの距離が、シートの長さによって変わる。
この場合において、分岐部材よりもシートの搬送方向上流側にあるセンサでシートの後端を検知したことに基づき、所定時間後に反転ローラが逆回転するときのシートの後端と分岐部材との距離が、シートの長さによって変わってしまう。
そこで、本発明は、反転ローラが逆回転するときのシートの後端と分岐部材との距離が、シートの長さによって変わるのを抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートに現像剤像を形成するプロセス部と、加熱部及び加圧部を有し、シートを正方向に搬送し、プロセス部で形成された現像剤像をシートに定着する定着器と、正回転することで定着器から搬出されたシートを正方向へ搬送し、逆回転することでシートを正方向とは逆の逆方向へ搬送する反転ローラと、逆方向に搬送されたシートをプロセス部に再搬送する再搬送部と、反転ローラにより逆方向に搬送されたシートを再搬送部に導く分岐部材と、分岐部材の反転ローラに最も近い端部である分岐点よりも正方向の上流側に設けられた、シートを検知する第1センサと、制御部と、を備えている。
制御部は、シートを再搬送部へ搬送するとき、定着器のシート搬送速度よりも速い周速度で反転ローラを正回転させた後、第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間後に反転ローラを逆回転させ、待機時間をシートが長いほど短い時間に設定する。
このように構成された画像形成装置によれば、シートが長いほど待機時間が短い時間となるので、第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間後において、シートの後端と分岐点との距離がシートの長さによって変わるのを抑制することができる。
本発明の画像形成装置の制御方法は、シートに現像剤像を形成するプロセス部と、加熱部及び加圧部を有し、シートを正方向に搬送し、プロセス部で形成された現像剤像をシートに定着する定着器と、正回転することで定着器から搬出されたシートを正方向へ搬送し、逆回転することでシートを正方向とは逆の逆方向へ搬送する反転ローラと、逆方向に搬送されたシートをプロセス部に再搬送する再搬送部と、反転ローラにより逆方向に搬送されたシートを再搬送部に導く分岐部材と、分岐部材の反転ローラに最も近い端部である分岐点よりも前記正方向の上流側に設けられた、シートを検知する第1センサと、を備える画像形成装置の制御方法である。
この制御方法は、シートを再搬送部へ搬送するとき、定着器のシート搬送速度よりも速い周速度で反転ローラを正回転させた後、第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間後に反転ローラを逆回転させる逆回転制御と、待機時間をシートが長いほど短い時間に設定する待機時間設定制御と、を実行する。
このように構成された画像形成装置の制御方法によれば、シートが長いほど待機時間を短い時間に設定するので、第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間後において、シートの後端と分岐点との距離がシートの長さによって変わるのを抑制することができる。
本発明のプログラムは、シートに現像剤像を形成するプロセス部と、加熱部及び加圧部を有し、シートを正方向に搬送し、プロセス部で形成された現像剤像をシートに定着する定着器と、正回転することで定着器から搬出されたシートを正方向へ搬送し、逆回転することでシートを正方向とは逆の逆方向へ搬送する反転ローラと、逆方向に搬送されたシートをプロセス部に再搬送する再搬送部と、反転ローラにより逆方向に搬送されたシートを再搬送部に導く分岐部材と、分岐部材の反転ローラに最も近い端部である分岐点よりも正方向の上流側に設けられた、シートを検知する第1センサと、を備える画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるプログラムである。
このプログラムは、コンピュータに、シートを再搬送部へ搬送するとき、定着器のシート搬送速度よりも速い周速度で反転ローラを正回転させた後、第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間後に反転ローラを逆回転させる逆回転制御と、待機時間をシートが長いほど短い時間に設定する待機時間設定制御と、を実行させる。
このように構成されたプログラムによれば、シートが長いほど待機時間を短い時間に設定するので、第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間後において、シートの後端と分岐点との距離がシートの長さによって変わるのを抑制することができる。
本発明によれば、第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間後において、シートの後端と分岐点との距離がシートの長さによって変わるのを抑制することができる。
レーザプリンタの概略構成を示す図である。 第1センサ、第2センサ、制御部及び排紙ローラの関係を示す図である。 用紙の長さに応じた、コールドスタートからの印刷枚数と待機時間の関係を示すマップである。 制御部の制御動作を示すフローチャートである。 待機時間設定を実行するときの制御部の制御動作を示すフローチャートである。 定着器と排出ローラにより搬送されているときの用紙の状態を示す図(a)と、後端が第1センサを通り抜けた直後の用紙の状態を示す図(b)である。 排出ローラが逆回転する直前の用紙の状態を示す図である。 分岐部にフラッパを設けたレーザプリンタを示す図である。 コールドスタートからの印刷枚数と待機時間の関係を示す図である。
図1には、一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示した。以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、実施形態に係る画像形成装置の概略構成について説明し、その後、本発明の特徴部分の詳細な構成について説明する。また、以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。具体的には、図1の右側を「前」とし、図1の左側を「後」とし、図1の紙面手前側を「左」とし、図1の紙面奥側を「右」とする。また、図1の上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1は、本体筐体2と、シートの一例としての用紙Sを供給する給紙部3と、給紙された用紙Sに画像を形成する画像形成部Gと、画像形成部Gから搬出された用紙Sを搬送する搬送部9とを主に備えている。本明細書において、用紙Sの搬送経路上における、用紙Sに画像形成部Gを通って、搬送部9から本体筐体2の外へ排出する方向を「正方向」、「正方向」とは逆の方向を「逆方向」と呼ぶ。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Sを収容する給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33と、第1搬送ローラの一例としてのレジストレーションローラ34とを主に備えている。
レジストレーションローラ34は、給紙機構33よりも正方向の下流側、かつ、画像形成部Gの感光体ドラム61よりも正方向の上流側に設けられている。そして、レジストレーションローラ34は、給紙機構33から送られてきた用紙Sの先端を一旦停止させ、これにより用紙Sの斜行を修正するとともに、用紙Sにおける画像形成のタイミング等を調整するものである。また、レジストレーションローラ34と感光体ドラム61は、周速度が同じになっている。これにより、レジストレーションローラ34と感光体ドラム61の間では、用紙Sが撓んだり引っ張られたりせず、安定して搬送されるようになっている。
給紙部3は、給紙トレイ31内の用紙Sを、用紙押圧板32によって上方に寄せ、給紙機構33とレジストレーションローラ34によって1枚ずつ送り出して画像形成部Gに供給する。
画像形成部Gは、露光装置4と、プロセス部の一例としてのプロセスカートリッジ5と、定着器8とを備えている。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光装置4は、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)を、感光体ドラム61の表面で高速走査することで、感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、用紙Sに現像剤像の一例としてのトナー像を形成するように構成されている。プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に構成されている。プロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とを備えている。ドラムユニット6は、感光体の一例としての感光体ドラム61と、スコロトロン型の帯電器62と、転写ローラ63とを主に有している。現像ユニット7は、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、現像剤としての正帯電性のトナーを収容する収容部74と、収容部74内で回転するアジテータ75とを主に有している。
プロセスカートリッジ5は、回転駆動される感光体ドラム61の表面を、帯電器62によって一様に帯電し、露光装置4からのレーザ光によって露光することで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像を形成する。アジテータ75は、収容部74の中で回転することで、収容部74内のトナーを攪拌しながら現像ローラ71側に向けて搬送する。供給ローラ72は、現像ローラ71に接触して回転することで、アジテータ75によって収容部74から排出されたトナーを現像ローラ71に供給する。現像ローラ71は、層厚規制ブレード73に接触して回転することで、層厚規制ブレード73との間で一定の厚さに規制されたトナーを表面に担持する。
その後、現像ユニット7は、現像ローラ71上に担持されたトナーを、感光体ドラム61に供給することで静電潜像を可視像化し、感光体ドラム61上にトナー像を形成する。そして、給紙部3から供給された用紙Sを、感光体ドラム61と転写ローラ63との間で搬送することで、感光体ドラム61上のトナー像を用紙Sに転写する。
定着器8は、プロセスカートリッジ5の後方に配置されている。定着器8は、ハロゲンヒータ81A、定着ベルト81B、ニップ板81C等を有する加熱部81と、加圧部の一例としての加圧ローラ82とを備えている。
加圧ローラ82は、左右方向に延びる軸82Aと、軸82Aを中心に軸82Aと一体に回転するローラ本体82Bとを有している。ローラ本体82Bは、例えば、ゴムローラ等の弾性変形可能な部材であり、変形した状態でニップ板81Cとの間で定着ベルト81Bを挟んでいる。加圧ローラ82には回転駆動力が入力される。
定着器8は、トナー像が転写された用紙Sを、加熱部81と加圧ローラ82との間で正方向に搬送することで、プロセスカートリッジ5で形成されたトナー像を用紙Sに熱定着する。
搬送部9は、定着器8から搬出された用紙Sを、本体筐体2の上部に設けられた排紙トレイ22に排出する排出機構として機能するとともに、定着器8から搬出された用紙Sを、裏表を反転させた状態でプロセスカートリッジ5へ再搬送する再搬送機構として機能している。搬送部9は、搬送路91と、再搬送路92と、反転ローラの一例としての排紙ローラ23と、分岐部材の一例としてのガイド部材25と、第1ガイド26と、ガイドの一例としての第2ガイド27と、再搬送部の一例としての再搬送ユニット100とを主に備えている。また、搬送部9には、搬送ローラ24が設けられている。
搬送路91は、定着器8から搬出された用紙Sが通る経路であり、本体筐体2の後部に設けられている。搬送路91は、定着器8の後方から上方に向けて延びた後、進路を前方へ湾曲させるように延びている。
再搬送路92は、定着器8から搬出された用紙Sを、再びプロセスカートリッジ5へ搬送するための経路である。再搬送路92は、搬送路91から後側へ分岐して下方へ延びた後、前方に向けて折れ曲がり、給紙トレイ31の上を通って前方へ延び、さらに上方に向けて折れ曲がってレジストレーションローラ34に対して正方向の上流側の位置まで延びている。
搬送ローラ24は、第2搬送ローラの一例であり、加熱部81及び加圧ローラ82と搬送部9のガイド部材25の分岐点25Bとの間に設けられ、加熱部81及び加圧ローラ82から搬出された用紙Sを搬送するようになっている。このように搬送ローラ24を設けることで、加熱部81及び加圧ローラ82から搬出された用紙Sの搬送を安定させることが可能となっている。搬送ローラ24は、本体筐体2に設けられた駆動源から駆動力が伝達される第1ローラ24Aと、第1ローラ24Aとの間で用紙Sを挟む第2ローラ24Bとを有している。
排紙ローラ23は、定着器8の上方で搬送路91の出口に設けられている。排紙ローラ23は、正回転することで定着器8から搬出された用紙Sを正方向へ搬送し、逆回転することで用紙Sを逆方向へ搬送するように構成されている。この排紙ローラ23は、本体筐体2内に設けられた駆動源から駆動力が伝達されて回転する第1排紙ローラ23Aと、第1排紙ローラ23Aとの間で用紙Sを挟む第2排紙ローラ23Bとを有している。
ガイド部材25は、定着器8の後方で搬送路91と再搬送路92の間に配置されている。ガイド部材25は、搬送路91を通る用紙Sを排紙ローラ23へ向けてガイドするとともに、排紙ローラ23により逆方向に搬送された用紙Sを再搬送ユニット100に導くように構成されている。
具体的に、ガイド部材25は、定着器8側を向くガイド面25Aを有している。ガイド面25Aは、定着器8の後方から後斜め上方へ向けて延びている。そして、ガイド面25Aは、加圧ローラ82の軸方向である左右方向から見て、加熱部81側が内側となる円弧形状を有している。このガイド面25Aは、定着器8から搬出された用紙Sの加圧ローラ82側の面に接して、用紙Sを加熱部81側に湾曲させるようになっている。また、ガイド部材25は、排紙ローラ23に最も近い端部、つまり、上端部が搬送路91と再搬送路92が分岐する分岐点25Bとなっている。
第1ガイド26は、搬送路91を搬送される用紙Sをガイドする部材であり、ガイド部材25の上方でガイド部材25と離間して設けられている。第1ガイド26は、ガイド部材25の上方から前方へ向けて延び、ガイド面25Aにより湾曲した用紙Sに上側から接してガイドするように形成されている。
第2ガイド27は、再搬送路92を通る用紙Sをガイドする部材である。第2ガイド27は、ガイド部材25を挟んで定着器8とは反対側にガイド部材25から離間して設けられ、上下方向に延びている。この第2ガイド27は、排紙ローラ23により逆方向に搬送される用紙Sに接し、下方へガイドするようになっている。
再搬送ユニット100は、給紙トレイ31と画像形成部Gの間に設けられている。再搬送ユニット100は、再搬送路92の下部を構成し、第2ガイド27にガイドされながら逆方向に搬送された用紙Sをプロセスカートリッジ5へ再搬送するように構成されている。再搬送ユニット100は、前後方向に複数並ぶ再搬送ローラ110と、第2ガイド27の下方から前方へ向けてレジストレーションローラ34の下方まで延び、用紙Sをガイドするガイド板120とを備えている。
搬送部9では、画像形成が終了した場合には、定着器8から搬出された用紙Sは、定着器8により搬送路91を搬送されて、正回転する排紙ローラ23によって本体筐体2の外部に排出されて排紙トレイ22上に載置される。また、一方の面に画像が形成された用紙Sの他方の面に画像を形成する場合には、用紙Sの全体が本体筐体2の外部に完全に排出される前に排紙ローラ23を逆回転することで、用紙Sを再度本体筐体2内に引き戻し、搬送路91から再搬送路92に搬送される。その後、破線で示すように、用紙Sは、再搬送路92を搬送されて、プロセスカートリッジ5に再搬送される。
なお、プロセスカートリッジ5において他方の面に画像が形成された用紙Sは、定着器8から搬送路91に搬出され、正回転する排紙ローラ23によって本体筐体2の外部に排出される。
本実施形態において、搬送ローラ24の周速度は、加熱部81及び加圧ローラ82のシート搬送速度の一例としての用紙搬送速度より速く、かつ、排紙ローラ23の周速度以下となるように設定されている。
また、搬送ローラ24と用紙Sとの間に生じる摩擦力は、加熱部81及び加圧ローラ82と用紙Sとの間に生じる摩擦力よりも小さい。具体的に、搬送ローラ24の第2ローラ24Bは、用紙Sとの間に生じる摩擦力が小さくなるように、POM(ポリアセタール)等の樹脂からなる。このように摩擦力を設定することで、搬送ローラ24の周速度と加熱部81及び加圧ローラ82の用紙搬送速度に差があっても、加熱部81及び加圧ローラ82との間で用紙Sが滑ることがないため、定着器8の用紙搬送速度が変動することが抑制される。かつ、定着器8と搬送ローラ24の間で用紙Sに張力が加えられることで、定着器8と搬送ローラ24との間における用紙Sの搬送が安定する。
図2に示すように、レーザプリンタ1は、第1センサSE1と、第2センサSE2と、制御部10とをさらに備えている。
図1に示すように、第1センサSE1は、ガイド部材25の分岐点25Bよりも正方向の上流側、かつ、加熱部81及び加圧ローラ82よりも正方向の下流側に設けられている。本実施形態において、第1センサSE1は、加熱部81及び加圧ローラ82と搬送ローラ24との間に設けられている。
第2センサSE2は、定着器8よりも正方向の上流側に設けられている。具体的に、第2センサSE2は、レジストレーションローラ34と感光体ドラム61の間に設けられている。
第1センサSE1と第2センサSE2は、それぞれ、公知の構成を備え、用紙Sを検知するように構成されている。例えば、第1センサSE1と第2センサSE2は、用紙Sを検知しているときに、制御部10にON信号を出力するようになっている。
図2に示すように、制御部10は、CPU,ROM,RAMなどを有し、予め用意されたプログラムと第1センサSE1及び第2センサSE2の検知結果に基づいて、排紙ローラ23を制御するように構成されている。また、制御部10は、接続されたパーソナルコンピュータなどから印刷ジョブを受信するインターフェースIFを備えている。
制御部10は、用紙Sを再搬送ユニット100へ搬送するとき、具体的には、インターフェースIFを通じて両面印刷の印刷ジョブが入力されたとき、定着器8の加熱部81及び加圧ローラ82の用紙搬送速度よりも速い周速度で排紙ローラ23を正回転させた後、第1センサSE1が用紙Sの後端を検知してから所定の待機時間T後に排紙ローラ23を逆回転させる逆回転制御を実行する。さらに、制御部10は、排紙ローラ23を逆回転させ始めてから所定時間後に、再び排紙ローラ23を正回転させるようになっている。なお、制御部10による排紙ローラ23の回転の制御は、例えば、排紙ローラ23に駆動力を伝達する駆動源の制御により行うことができる。
そして、制御部10は、待機時間Tを用紙Sが長いほど短い時間に設定し、定着器8の用紙搬送速度が速いほど、待機時間Tを長い時間に設定する待機時間設定制御を実行する。
制御部10は、第2センサSE2の検知結果から用紙Sの長さを取得するようになっている。本実施形態では、制御部10は、第2センサSE2がONになっている時間から用紙Sの長さを判断する。具体的に、搬送される用紙Sの先端が第2センサSE2を通過したときに第2センサSE2がONになり、用紙Sの後端が第2センサSE2を通過したときに第2センサSE2がOFFになることで、制御部10は、用紙Sの搬送速度と第2センサSE2がONになっている時間とから用紙Sの長さを判断する。そして、制御部10は、用紙Sの長さが所定長さ以上であれば、長さフラグLをL1とし、用紙Sの長さが所定長さ未満であれば、長さフラグLをL2とする。なお、所定長さは、例えば、A4サイズの長手方向の寸法とすることができる。
また、制御部10は、印刷ジョブが入力されると、コールドスタートからの印刷枚数Nをカウントしている。ここで、コールドスタートとは、例えば、レーザプリンタ1の電源が長時間OFFになっていたとき等の、定着器8の温度が室温とほぼ同じ温度になっている状態である。コールドスタートであるか否かは、例えば、定着器8の温度を検知する温度検知部材と、レーザプリンタ1に設けられた機外の温度を検知する温度計との比較から判定することができる。そして、コールドスタートからの印刷枚数Nが増加していくと、定着器8の加圧ローラ82に熱が溜まっていく。定着器8に熱が溜まると、加圧ローラ82のローラ本体82Bが膨張する。ここで、加圧ローラ82が一定の回転速度で回転されるとき、ローラ本体82Bが膨張すると、定着器8の用紙搬送速度が速くなる。そのため、コールドスタートからの印刷枚数Nが多いほど、定着器8の用紙搬送速度が速いと推定することができる。
本実施形態において、制御部10は、図3に示すようなマップを記憶しており、このマップを参照して、用紙Sの長さとコールドスタートからの印刷枚数Nとから待機時間Tを設定するようになっている。このマップは、コールドスタートからの印刷枚数Nが所定枚数N1未満のとき、長さフラグLがL1であれば、待機時間Tを第1時間T1に設定し、長さフラグLがL2であれば、待機時間Tを第1時間T1よりも長い第2時間T2に設定するように構成されている。また、マップは、コールドスタートからの印刷枚数Nが所定枚数N1以上のとき、長さフラグLがL1であれば、待機時間Tを第1時間T1より長い第3時間T3とし、長さフラグLがL2であれば、待機時間Tを第3時間T3より長い第4時間T4とするように構成されている。
次に、制御部10の制御動作について説明する。
図4に示すように、制御部10は、両面印刷を指示する印刷ジョブを受信すると(S1)、排紙ローラ23を正回転させる(S2)。
次に、制御部10は、待機時間設定を行う(S3)。図5に示すように、制御部10は、待機時間設定を実行すると、まず、コールドスタートであるか否かを判定する(S31)。
ステップS31で、コールドスタートであると判定すると(S31,Yes)、制御部10は、コールドスタートからの印刷枚数Nをリセットする、すなわち、ゼロにする(S32)。次に、制御部10は、用紙Sの長さを取得する(S33)。
一方、ステップS31で、コールドスタートでないと判定すると(S31,No)、制御部10は、コールドスタートからの印刷枚数Nはそのままにして、ステップS33に進んで用紙Sの長さを取得する。
ステップS33で用紙Sの長さを取得すると、制御部10は、用紙Sの長さが所定長さ以上か否かを判定する(S34)。
ステップS34で、用紙Sの長さが所定長さ以上であると判定すると(S34,Yes)、制御部10は、長さフラグLをL1に設定する(S35)。一方、ステップS34で、用紙Sの長さが所定長さ以上でないと判定すると(S34,No)、制御部10は、長さフラグLをL2に設定する(S36)。
ステップS35またはステップS36で長さフラグLを設定した後、制御部10は、マップを参照してコールドスタートからの印刷枚数N及び長さフラグLから待機時間Tを取得して(S37)、待機時間設定を終了する。
図4に示すように、待機時間設定の後、制御部10は、用紙Sのおもて面に画像を形成し(S11)、コールドスタートからの印刷枚数Nを1加算する(S12)。
次に、制御部10は、第1センサSE1が用紙Sの後端を検知したか否かを判定する(S4)。ステップS4で、用紙Sの後端を検知していないと判定すると(S4,No)、制御部10は、第1センサSE1が用紙Sの後端を検知するまで待機する。
ステップS4で、用紙Sの後端を検知したと判定すると(S4,Yes)、制御部10は、第1センサSE1が用紙Sの後端を検知してから待機時間Tが経過したか否かを判定する(S5)。ステップS5で、待機時間Tが経過していないと判定すると(S5,No)、制御部10は、待機時間Tが経過するまで待機する。
ステップS5で、用紙で待機時間Tが経過したと判定すると(S5,Yes)、制御部10は、排紙ローラ23を逆回転させる(S6)。
次に、制御部10は、排紙ローラ23を逆回転させてから所定時間が経過したか否かを判定する(S7)。ステップS7で、所定時間が経過していないと判定すると(S7,No)、制御部10は、排紙ローラ23を逆回転させてから所定時間が経過するまで待機する。
ステップS7で、所定時間が経過したと判定すると(S7,Yes)、制御部10は、排紙ローラ23を正回転させる(S8)。
ステップS8の後、制御部10は、用紙Sの裏面に画像を形成し(S13)、コールドスタートからの印刷枚数Nを1加算する(S14)。そして、排紙ローラ23によって用紙Sを排出すると、制御部10は、処理を終了する。
以上のように構成されたレーザプリンタ1の作用及び効果について説明する。
レーザプリンタ1に両面印刷を指示する印刷ジョブが入力されると、定着器8、排紙ローラ23が駆動する。このとき、排紙ローラ23は、正回転する。そして、排紙ローラ23は、加熱部81及び加圧ローラ82の用紙搬送速度と搬送ローラ24の周速度よりも速い周速度で回転する。
定着器8から搬出された用紙Sは、ガイド部材25のガイド面25Aに当接することで、先端を上方に向けて湾曲する。この状態で搬送されると、用紙Sは、加圧ローラ82側の面をガイド面25Aに向けた状態になる。
そして、用紙Sが、定着器8と排紙ローラ23の両方により搬送されているとき、排紙ローラ23の周速度が定着器8の用紙搬送速度よりも速いので、用紙Sは、排紙ローラ23に引っ張られるように搬送される。これにより、用紙Sが搬送路91で大きく弛まない。そのため、用紙Sの加圧ローラ82側の面に画像が形成されていても、この面がガイド面25Aに強く当たって画像が乱れるのを抑制することができる。
図6(a)に示すように、用紙Sの長さが所定長さ以上のとき(二点鎖線参照)、用紙Sの長さが所定長さ未満のとき(実線参照)よりも、定着器8と排紙ローラ23の両方に搬送されている時間が長いため、排紙ローラ23に長時間引っ張られることになる。そのため、用紙Sの長さが所定長さ以上のとき、用紙Sの長さが所定長さ未満のときよりも、用紙Sの搬送路91内での弛みが小さい。このように用紙Sの弛みに差があると、図6(b)に示すように、用紙Sの後端が第1センサSE1を通り抜けた直後における用紙Sの後端の位置が、用紙Sの長さが所定長さ以上のときの方が、用紙Sの長さが所定長さ未満のときよりも排紙ローラ23に近い位置にある。
仮に、待機時間Tが用紙Sの長さによらずに一定であるとすると、第1センサSE1が用紙Sの後端を検知してから待機時間Tが経過したとき、用紙Sの後端の位置は、用紙Sの長さが長いときと、用紙Sの長さが短いときとで、ガイド部材25の分岐点25Bとの距離が異なる。そのため、待機時間Tが用紙Sの長さによらず一定である場合は、用紙Sの再搬送路92に正しく搬送できない可能性がある。
本実施形態では、用紙Sの長さが所定長さ未満のときの待機時間Tと比較して、用紙Sの長さが所定長さ以上のときに待機時間Tを短い時間に設定するため、図7に示すように、用紙Sの長さが所定長さ以上のときと、用紙Sの長さが所定長さ未満のときとで、排紙ローラ23が逆回転し始めるときの用紙Sの後端と分岐点25Bの距離が略同じになる。
本実施形態では、コールドスタートからの印刷枚数Nが多いほど定着器8の用紙搬送速度が速い場合であっても、コールドスタートからの印刷枚数Nが所定枚数N1未満である場合、用紙Sの長さが所定長さ未満のとき、待機時間Tが第2時間T2に設定され、用紙Sの長さが所定長さ以上のとき、待機時間Tが第2時間T2より短い第1時間T1に設定される。また、コールドスタートからの印刷枚数Nが所定枚数N1以上である場合、用紙Sの長さが所定長さ未満のとき、待機時間Tが第4時間T4に設定され、用紙Sの長さが所定長さ以上のとき、待機時間Tが第4時間T4より短い第3時間T3に設定される。そのため、図7に示すように、用紙Sの長さが所定長さ以上のときと、用紙Sの長さが所定長さ未満のときとで、排紙ローラ23が逆回転し始めるときの用紙Sの後端と分岐点25Bの距離が略同じになる。
また、用紙Sが定着器8と排紙ローラ23との両方により搬送されている状態では、定着器8の用紙搬送速度が速いほど搬送路91で用紙Sが弛む。本実施形態では、コールドスタートからの印刷枚数Nが所定枚数N1以上である、つまり、定着器8の用紙搬送速度が所定速度以上であると推定されるとき、コールドスタートからの印刷枚数Nが所定枚数N1未満である、つまり、定着器8の用紙搬送速度が所定速度未満であると推定されるときよりも、待機時間Tを長い時間に設定する。これにより、定着器8の用紙搬送速度が変化しても、排紙ローラ23が逆回転し始めるときの用紙Sの後端と分岐点25Bの距離を略同じにすることができる。
用紙Sの長さは、第2センサSE2の検知結果から取得するが、第2センサSE2が定着器8よりも正方向の上流側に設けられており、用紙Sの後端が定着器8を通過する前に用紙Sの長さを実測することになるので、適切な制御を実行することができる。
また、第2センサSE2が、用紙搬送速度が等しいレジストレーションローラ34と感光体ドラム61の間に設けられているので、用紙Sの長さを正確に取得することができる。
そして、第1センサSE1が、加熱部81及び加圧ローラ82と搬送ローラ24の間に設けられており、用紙Sの搬送が安定しているところで用紙Sを検知するので、用紙Sの後端の検知が安定する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。なお、前記実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
前記実施形態では、分岐部材としてガイド部材25を例示したが、分岐部材はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、分岐部材は、搬送路91と再搬送路92の分岐部に設けられたフラッパ200であってもよい。
具体的に、フラッパ200は、ガイド部材25の上端部に揺動可能に支持されている。そして、フラッパ200は、揺動軸から前斜め上方へ延びている。フラッパ200は、搬送路91を開放する第1姿勢(実線参照)と、第1姿勢から前方へ揺動して搬送路91を塞ぐとともに再搬送路92を開放する第2姿勢(二点鎖線参照)とに移動可能となっている。このフラッパ200においては、排紙ローラ23に最も近い端部である先端部が、搬送路91と再搬送路92の分岐点210となる。
前記実施形態では、コールドスタートからの印刷枚数Nが所定枚数N1以上である場合と印刷枚数Nが所定枚数N1未満である場合とで、待機時間Tを変更していたが、待機時間Tの設定はこれに限定されるものではない。例えば、所定枚数を複数設定し、各所定枚数間で異なる待機時間Tが設定されるようになっていてもよい。また例えば、図9に示すように、コールドスタートからの印刷枚数Nと待機時間Tとが一対一対応しており、コールドスタートからの印刷枚数Nが多いほど、待機時間Tを長い時間に設定するようになっていてもよい。
前記実施形態では、コールドスタートからの印刷枚数Nで定着器8の用紙搬送速度を推定するように構成されていたが、用紙搬送速度を推定する方法はこれに限定されるものではない。例えば、第2センサSE2で検知した用紙Sの長さと、第1センサSE1で検知した用紙Sの長さの違いから、用紙搬送速度を推定してもよい。具体的には、制御部10は、第2センサSE2がONになっていた時間と第1センサSE1がONになっていた時間の差が大きいほど、待機時間Tを長くするように構成されていてもよい。
前記実施形態では、第2センサSE2がレジストレーションローラ34と感光体ドラム61の間に設けられていたが、第2センサSE2の位置はこれに限定されるものではなく、定着器8より正方向の上流側にある他の位置に設けられていてもよい。
1 レーザプリンタ
5 プロセスカートリッジ
8 定着器
10 制御部
23 排紙ローラ
24 搬送ローラ
25 ガイド部材
25A ガイド面
25B 分岐点
27 第2ガイド
34 レジストレーションローラ
61 感光体ドラム
81 加熱部
82 加圧ローラ
100 再搬送ユニット
SE1 第1センサ
SE2 第2センサ

Claims (12)

  1. シートに現像剤像を形成するプロセス部と、
    加熱部及び加圧部を有し、シートを正方向に搬送し、前記プロセス部で形成された現像剤像をシートに定着する定着器と、
    正回転することで前記定着器から搬出されたシートを前記正方向へ搬送し、逆回転することでシートを前記正方向とは逆の逆方向へ搬送する反転ローラと、
    前記逆方向に搬送されたシートを前記プロセス部に再搬送する再搬送部と、
    前記反転ローラにより前記逆方向に搬送されたシートを前記再搬送部に導く分岐部材と、
    前記分岐部材の前記反転ローラに最も近い端部である分岐点よりも前記正方向の上流側に設けられた、シートを検知する第1センサと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    シートを前記再搬送部へ搬送するとき、前記定着器のシート搬送速度よりも速い周速度で前記反転ローラを正回転させた後、前記第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間後に前記反転ローラを逆回転させ、
    前記待機時間をシートが長いほど短い時間に設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1センサは、前記定着器よりも前記正方向の下流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着器よりも前記正方向の上流側に設けられ、シートを検知する第2センサを備え、
    前記制御部は、前記第2センサの検知結果からシートの長さを取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記プロセス部よりも前記正方向の上流側に設けられた第1搬送ローラを備え、
    前記プロセス部は、感光体を有し、
    前記第1搬送ローラと前記感光体は、周速度が同じであり、
    前記第2センサは、前記第1搬送ローラと前記感光体の間に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記分岐部材は、前記定着器から搬出されたシートの前記加圧部側の面に接して、シートを前記加熱部側に湾曲させるガイド面を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記分岐部材を挟んで前記定着器とは反対側に前記分岐部材から離間して設けられ、前記反転ローラにより逆方向に搬送されるシートをガイドするガイドを備えていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記加熱部及び前記加圧部と前記分岐点との間に設けられた、前記加熱部及び前記加圧部から搬出されたシートを搬送する第2搬送ローラを備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1センサは、前記加熱部及び前記加圧部と前記第2搬送ローラとの間に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2搬送ローラの周速度は、前記加熱部及び前記加圧部のシート搬送速度より速く、かつ、前記反転ローラの周速度以下であり、
    前記第2搬送ローラとシートとの間に生じる摩擦力が、前記加熱部及び前記加圧部とシートとの間に生じる摩擦力よりも小さいことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記定着器のシート搬送速度が速いほど、前記待機時間を長い時間に設定することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. シートに現像剤像を形成するプロセス部と、加熱部及び加圧部を有し、シートを正方向に搬送し、前記プロセス部で形成された現像剤像をシートに定着する定着器と、正回転することで前記定着器から搬出されたシートを前記正方向へ搬送し、逆回転することでシートを前記正方向とは逆の逆方向へ搬送する反転ローラと、前記逆方向に搬送されたシートを前記プロセス部に再搬送する再搬送部と、前記反転ローラにより前記逆方向に搬送されたシートを前記再搬送部に導く分岐部材と、前記分岐部材の前記反転ローラに最も近い端部である分岐点よりも前記正方向の上流側に設けられた、シートを検知する第1センサと、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    シートを前記再搬送部へ搬送するとき、前記定着器のシート搬送速度よりも速い周速度で前記反転ローラを正回転させた後、前記第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間後に前記反転ローラを逆回転させる逆回転制御と、
    前記待機時間をシートが長いほど短い時間に設定する待機時間設定制御と、を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. シートに現像剤像を形成するプロセス部と、加熱部及び加圧部を有し、シートを正方向に搬送し、前記プロセス部で形成された現像剤像をシートに定着する定着器と、正回転することで前記定着器から搬出されたシートを前記正方向へ搬送し、逆回転することでシートを前記正方向とは逆の逆方向へ搬送する反転ローラと、前記逆方向に搬送されたシートを前記プロセス部に再搬送する再搬送部と、前記反転ローラにより前記逆方向に搬送されたシートを前記再搬送部に導く分岐部材と、前記分岐部材の前記反転ローラに最も近い端部である分岐点よりも前記正方向の上流側に設けられた、シートを検知する第1センサと、を備える画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるプログラムであって、前記コンピュータに、
    シートを前記再搬送部へ搬送するとき、前記定着器のシート搬送速度よりも速い周速度で前記反転ローラを正回転させた後、前記第1センサがシートの後端を検知してから所定の待機時間後に前記反転ローラを逆回転させる逆回転制御と、
    前記待機時間をシートが長いほど短い時間に設定する待機時間設定制御と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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