JP2006312545A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1枚のシートを2組のローラ対で挟持搬送する際の、引っ張りをなくし、たわみを少なくして、シートの姿勢を良好に制御する。
【解決手段】 シートPは、転写ローラ14と定着ローラ16とによって同時に挟持搬送されることがある。このとき、シートPの引っ張りをなくすためたわみを形成する。このときのたわみ量を、搬送路RからのシートPの浮き上がり量に対応して位置変化するセンサフラグ30と、これを検知する超音波センサ31とよって高い精度で検知し、検知結果が所定の閾値内にはいるように、定着ローラ16の回転を制御して、シートPの姿勢を安定させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、回転体対によってシートを挟持搬送するシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
シート搬送装置において、1枚のシートを2組のローラ対が同時に挟持搬送する場合、2組のローラ対間の周速差によるシート搬送速度の違いにより、シートのたわみ、引っ張り合いが生じることがある。
この周速差が発生する原因は、主に2組のローラ対のローラ径の誤差や、ローラ対が定着ローラ等の熱を加えられるものである場合の熱膨張などが考えられる。
シートのたわみや引っ張り合いの対応策として、従来は、シート搬送方向の上流側のローラ対の速度をローラ径公差を含めて下流側のローラ対よりも遅く設定し、その際に発生するシートのたわみを搬送路を広く取ることで吸収する。すなわち搬送路内でシートがたわんだ場合でも、シートが搬送路によって押しつぶされて変形しない程度に、搬送路を広くしたものが提案されている。
また、特許文献1に記載されるようにシートのたわみ量が所定量を超えたときにフラグ式センサで検出し、ローラの駆動速度を切り替える方法なども行われている。特許文献1には、超音波を直接、シートに向けて発振しその反射波を受信することでシートの状態を検知する構成も開示されている。
特開平09−251255号公報
しかしながら、シートのたわみを搬送路で吸収するためには搬送路を大きくとる必要があり、装置を小型化する際の障害となる。
また、定着ローラにおいては、シートのたわみにより定着ローラへのシートの突入姿勢が変化してしまうことにより定着不良が発生するおそれがあるため、常にシートの姿勢を一定に保つ制御が望ましい。
さらに、シートの姿勢を直接的に光学式、超音波センサで検出しようとした場合でも、シートの種類等により、超音波センサ等の検出出力が変わってしまうため、良好な検出結果を得ることができない。
さらにまた、ローラの速度を直接検出する方法もあるが、高温のローラの表面の周速を検出するため、超音波センサへの熱の影響等の課題があった。
そこで、本発明は、シートの姿勢を高い精度で検知し、その検知結果に基づいてシートの姿勢を良好に制御することができシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートの搬送路における上流側に配設されてシートを挟持搬送する第1の回転体対と、下流側に配設されてシートを挟持搬送する第2の回転体対とを備え、シートの後端が前記第1の回転体対を通過し終える前にそのシートの先端が前記第2の回転体対に到達するシート搬送装置において、前記搬送路における前記第1の回転体対と前記第2の回転体対との間に位置する部分に配設されて、前記搬送路からのシートの浮き上がり量に対応して位置が変位するセンサフラグと、前記センサフラグの位置を検知するために前記センサフラグとの距離を検出する超音波センサと、前記第1の回転体対を駆動する第1の駆動手段と、前記第2の回転体対を駆動する第2の駆動手段と、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段とを個別に制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記超音波センサの検知結果に基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段とのうちの少なくとも一方を制御して、前記第1の回転体対と前記第2の回転体対とのうちの少なくとも一方の回転制御を行う、ことを特徴とする。
本発明によると、シートの姿勢を検知手段によって直接検知するのではなく、シートの浮き上がり量に対応して位置が変位するセンサフラグの位置を超音波センサで検知することでシートの姿勢を検知するので、検知精度を向上させることができる。そして、高い精度の検知結果に基づいて、第1の回転体対と第2の回転体対とのうちの少なくとも一方の回転制御を行うので、きめの細かい制御が可能となり、シートの姿勢を良好に制御することができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の図面又は異なる図面において同一の符合を付したものは、同様の構成あるいは同様の作用をなすものであり、これらについては、適宜、重複説明を省略している。
<実施の形態1>
図1に、本発明を適用することができるシート搬送装置及び画像形成装置1を示す。同図に示す画像形成装置1は、電子写真方式、中間転写体方式の4色フルカラーの画像形成装置1であり、同図は、この画像形成装置1を正面側、すなわち画像形成装置1の操作時にユーザやサービスマンが位置する側から見た縦断面図に相当する模式図である。なお、4色フルカラーの画像形成装置においては、画像形成部は、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色のトナー像を形成する4個のものがあるが、これらはいずれも同じ構成であるので、同図では1個の画像形成部20のみを図示し、他の3個は省略している。ここで、画像形成装置1としては、例えば、複写機,プリンタ,ファクシミリ等があげられる。
同図を参照して、画像形成装置全体の構成及び動作の概略を説明する。
画像形成装置1は、4個(4色)の画像形成を備えている。ただし図1ではそのうちの1個の画像形成部20のみを図示している。画像形成部20には、像担持体としての感光ドラム21が配設されている。感光ドラム21は、駆動手段(不図示)によって矢印R21方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転される。
感光ドラム21の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、帯電ローラ(帯電器)22、露光器23、現像器24、一次転写ローラ25、クリーニング装置26が配設されている。
矢印R21方向に回転駆動された感光ドラム21は、その表面が帯電ローラ22によって所定の極性・電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム21表面は、露光器23によって画像情報に応じた露光が行われ、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器24のトナー(現像剤)によって現像されてトナー像となる。このトナー像は、一次転写部T1において、一次転写ローラ25により中間転写ベルト(中間転写体)15上に一次転写される。トナー像転写後に感光ドラム21上に残ったトナー(転写残トナー)は、クリーニング装置26によって除去される。
他の3つの画像形成部(不図示)においても同様にして感光ドラム上にトナー像が形成され、これらトナー像は順次、中間転写ベルト15上に一次転写される。こうして中間転写ベルト15上に葉、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色のトナー像が重ね合わされる。中間転写ベルト15上の4色のトナー像は、二次転写部T2において、二次転写ローラ14aにより、シートP上に一括で二次転写される。
同図に示す画像形成装置1では、画像形成部20の右側において、シートPの搬送路Rがほぼ上下方向に形成されており、この搬送路Rに沿ってシート搬送装置が配設されている。シートPは、シート搬送装置によって搬送路Rに沿って下方から上方に向けて搬送されるようになっている。
搬送路Rの最上流側(同図中の下部)には、シートPを積層状態で収納する給紙カセット10が配設されている。また、搬送路Rには、シート搬送方向に沿って上流側から順に、給紙ローラ11、引き抜きローラ12、レジストローラ13、二次転写ローラ14a、二次転写対向ローラ14b、定着器16、内排紙ローラ17、外排紙ローラ18、排紙トレイ19等が配設されている。
上述の給紙カセット10に収納されているシートPは、給紙ローラ11によって給紙され、引き抜きローラ12によってレジストローラ13に搬送される。搬送されたシートPは、停止中のレジストローラ13に先端を突き当てることによって斜行が矯正された状態で一時停止される。その後、このシートPは、中間転写ベルト15上のトナー像が二次転写部T2に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ13の回転により二次転写部T2に搬送される。ここで、二次転写部T2は、二次転写ローラ14aとこれに対向する位置に配置された二次転写対向ローラ14bに掛け渡された中間転写ベルト15との間に形成されている。二次転写部に供給されたシートPは、二次転写ローラ14によって、中間転写ベルト15上の4色のトナー像が一括で二次転写される。なお、以下の説明では、二次転写ローラ14aと二次転写対向ローラ14bとを合わせて転写ローラ14というものとする。
トナー像が二次転写されたシートPは、ヒータ(不図示)が内蔵された加熱ローラ16aとこれに圧接された加圧ローラ16bとの間に形成された定着部(定着ニップ部)Nを通過する際に、加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。なお、以下の説明では、加熱ローラ16aと加圧ローラ16bとを合わせて、定着ローラ16というものとする。ここで、定着ローラ16は、熱膨張の作用によりシートPの搬送動作中にローラ径が変化(増加)するため、上流側の転写ローラ14との間でシートPを引っ張り合うことになる。このような引っ張り合いをなくすために、一般に、定着ローラ16の駆動速度を転写ローラ14の駆動速度よりも遅く設定している。
トナー像定着後のシートPは、内排紙ローラ17、外排紙ローラ18によって、画像形成装置1上面に形成されている排紙トレイ19上に排出される。
以上で、シート搬送装置及び画像形成装置1の構成及び動作の概略説明を終える。
次に、図2を参照して、転写ローラ14と定着ローラとの間におけるシート搬送部について詳細に説明する。ここで、図2は、図1中の転写ローラ14と定着ローラ16との間を拡大した図である。
なお、本実施の形態においては、転写ローラ14が第1の回転体対に相当し、定着ローラ16が第2の回転体対に相当する。ただし、厳密には、第1の回転体対は、二次転写ローラ14aと、これに直接、当接している中間転写ベルト15とによって構成されることになるが、本実施の形態では、二次転写ローラ14と対を成す回転体が中間転写ベルト15ではなく二次転写対向ローラ14bであるものとしても、発明自体に影響を与えないので、以下では、転写ローラ14が第1の回転体対に相当するものとして説明をつづける。また二次転写ローラ14aを回転駆動するモータ(不図示)が第1の駆動手段に相当し、定着モータ44が第2の駆動手段に相当する。
図2に示すように、転写ローラ14と定着ローラ16との間には、センサフラグ30が配設されている。このセンサフラグ30は、シートPのたわみ(搬送路Rからの浮き上がり)に応じて図2中の位置Aと位置Bとの間の範囲内で変位するよう構成されている。つまり、センサフラグ30の位置は、シートPのたわみ量に対して1対1で対応している。ここで、位置Aは、たわみが0の位置であり、また位置Bは、許容最大たわみの位置であるものとする。センサフラグ30は、シートPにおける画像が形成されないほうの面に軽く接触していおり、画像には影響を与えないようになっている。
センサフラグ30の背面側、すなわち搬送路Rとは反対側には、センサフラグ30に対向するように検知手段としての超音波センサ31が配設されている。この超音波センサ31はセンサフラグ30との距離Dを検出するものである。例えばセンサフラグ30が同図中の位置Aにあるときの距離をD2、位置Bにあるときの距離をD1とすると、このときのシートPのたわみ量δは、距離D2と距離D1との距離の差に等しく、δ=D2−D1となる。したがって、この超音波センサ31が距離Dを検出したときには、このときのシートPのたわみ量δは、δ=D2−Dとなる。
次に図3,図4を用いて超音波センサ31による距離検出の方法を説明する。図3に示すように、超音波センサ31は、送信器32と受信器33とを有していて、図3,図4に示すように、送信器32から発した音波がセンサフラグ30で反射されて受信器33に戻ってきた際の時間の遅れを検出することで、距離Dを測定する。音速は0℃付近で331.45m/secであり、温度による変動は無視できる程度のものであるので、例えば時間tの200μsecに相当する距離は、6.6mmとなる。実際にはセンサフラグ30と超音波センサ31の間の往復の距離になるため6.6mm÷2=3.3mmが超音波センサ31とセンサフラグ30との距離Dとなる。
次に、図5に示すブロック図を参照して、本実施の形態におけるシートPの搬送制御について説明する。CPU(制御手段)41は、シートPの搬送制御全般を制御するメインCPUであり、超音波センサ31の入力状態の判断を行ったり、レジストローラ13や定着ローラ16を回転駆動するレジストモータ46や定着モータ44の制御を行ったりする。センサ制御回路42は、超音波センサ31を制御する制御回路であり、CPU41からの指令により、超音波センサ31に対して送信器32の駆動/停止の制御を行うための駆動信号を出力したり、また受信器33からの受信信号を検出して検出エッジ信号としてCPU41へ出力したりする。CPU41は、この検出エッジ信号の間隔を検出することにより前述したようにセンサフラグ30と超音波センサ31との距離を算出する。定着モータ制御回路43は、CPU41からの駆動速度制御信号によって指定された速度で定着モータ44を駆動し、定着ローラ16を回転させる。レジストモータ制御回路45は、CPU41からの駆動制御信号に基づいてレジストローラ13を回転駆動するためのレジストモータ46を駆動する。CPU41は、レジストモータ制御回路45に駆動指令を送った後、搬送するシートPの長さ分の搬送時間に応じた時間をカウントしたら、レジストモータ制御回路45に駆動停止指令を送る。
次に、図6に示すフローチャートを参照して、本実施の形態におけるシートPの搬送制御の動作を説明する。CPU41は、シート搬送要求が発生した場合にシート搬送処理を開始し(S1)、給紙カセット10内のシートを給紙ローラ11と引き抜きローラ12とによってレジストローラ13へ給送し、斜行を補正した後、レジストモータ制御回路45に駆動開始指令を送信してレジストローラ13からシートPの給送を開始する。次に、CPU41はレジストローラ13の駆動を開始してから所定時間T1が経過したか否かを検出する(S2)。この所定時間T1は、シートPがレジストローラ13がONしてから転写ローラ14の位置を通過し、定着ローラ16の位置に達するまでの時間より長く設定されている。これは、シート先端が定着ローラ16まで達していないときに超音波センサ31が駆動させてしまうことを防止して、超音波センサ31の駆動時間を必要最低限することや、定着ローラ16に到達する前のシートPの先端のばたつきに起因する超音波センサ31の誤検知を防ぐことなどを目的とするものである。例えば、シートPの搬送速度が100mm/secでレジストローラ13から転写ローラ14までの搬送距離が100mmであった場合、所定時間T1は、100/100=1秒以上の時間となる。
次に、所定時間T1が経過したと判断された場合(S2のYES)、CPU41は、センサ制御回路42に駆動指令を送信し(S3)、超音波センサ31によるセンサフラグ30との距離の検出が開始される(S4)。CPU41は、センサ制御回路42から得られた検出エッジから距離Dを算出し、距離Dが所定の範囲内であるか否かを判断する(S5)。ここで所定の範囲内とは、距離Dが図2で示したD1〜D2の範囲内である場合、つまりD1≦D≦D2である場合をいう。所定の範囲内にある判断された場合は(S5のYES)、そのままS9に進む。一方、所定の範囲を外れていると判断された場合は(S5のNO)、CPU41は、所定の範囲より近い状態(D<D1)であるのか否かを判断する(S6)。所定の範囲より近いと判断された場合は(S6のYES)、CPU41は、定着モータ制御回路43に速度アップの指令を送信し、シートPのたわみをキャンセルするように定着ローラ16の周速を上げる(S7)。一方、S6において、所定の範囲より遠い(D>D2)と判断された場合は(S6のNO)、CPU41は定着モータ制御回路43に速度ダウンの指令を送信し、シートPをたわませるように定着ローラ16の周速を下げる(S8)。
その後、CPU41は、レジストローラ13をオンしてから所定時間T2が経過したか否かを判断する(S9)。ここで所定時間T2とは、レジストローラ13がONしてからシートPの後端が転写ローラ14の位置を通過するまでの時間とする。シート後端が転写ローラ14を通過した後は、転写ローラ14と定着ローラ16との間でのシートPのたわみ、引っ張り合いが起こらないため、超音波センサ31の駆動時間を必要最低限することと、転写ローラ14を抜けたシートPの後端のばたつきによる誤検知を防ぐこととが目的である。例えば、シートPの搬送速度が100mm/secでレジストローラ13から転写ローラ24までの搬送距離が100mm、搬送するシートPの搬送方向長さが210mm(A4サイズのシートPの短辺)であった場合、所定時間T2は、(210+100)/100=3.1秒以上の時間となる。
一方、上述のS9において、CPU41が、レジストローラ13のオンから所定時間T2が経過していないと判断した場合は(S9のNO)、S4に戻って上述の処理(ステップ)を繰り返す。所定時間T2が経過したと判断された場合は(S9のYES)、CPU41は、センサ制御回路42に駆動停止信号を送信して超音波センサ31の駆動を停止するとともに、定着モータ制御回路43へ駆動速度を初期値に戻すように速度制御信号を与えて、定着モータ44の駆動速度を初期値に戻す(S10)。その後、CPU41は、次の搬送シートがあるか否かを判断し(S11)、ある場合(S11のYES)はS2に戻って処理を繰り返し、ない場合は(S11のNO)、搬送シートの排出が終了した後、搬送処理を終了する(S12)。
上述のようなシートPの搬送制御を行うことで、転写ローラ14と定着ローラ16との間のシートPのたわみをD1〜D2の間に抑えることができる。さらに、D1とD2の範囲を狭めて搬送制御を行えば、定着前のシートPの姿勢を規制することができるため、定着前のシートPの引っ張り合い、たわみにより発生する画像不良を防止して、安定したシート搬送を行うことができる。
<実施の形態2>
図7に、本発明を適用することができるシート搬送装置及び画像形成装置2を示す。図7に示す画像形成装置2と図1に示す画像形成装置1との異なる点は、図1のものでは、転写ローラ14と定着ローラ16との間に配設されていたセンサフラグ30、超音波センサ31が、図7のものでは、引き抜きローラ12とレジストローラ13との間に配設され、さらに図7のものでは、引き抜きローラ12とセンサフラグ30との間に、レジスト前センサ47が配設されている点である。図1,図7の画像形成装置1,2は、他の点については同様であるので、同じ構成や作用の部材等については、同じ符号を付して適宜、重複説明は省略するものとする。
なお、本実施の形態では、引き込みローラ12が第1の回転体対に相当し、レジストローラ13が第2の回転体対に相当する。また、引き込みローラ12を駆動するモータ(不図示)が第1の駆動手段に相当し、レジストモータ46が第2の駆動手段に相当する。
次に、図8を参照して、引き抜きローラ12とレジストローラ13との間におけるシート搬送部について詳細に説明する。ここで、図8は、図7中の引き抜きローラ12とレジストローラ13との間を拡大した図である。なお、引き抜きローラ12は、2個のローラ12a,12bを圧接させることで構成され、同様に、レジストローラ13は、2個のローラ13a,13bを圧接させることで構成されている。
同図に示すように、引き抜きローラ12とレジストローラ13との間には、センサフラグ30が配設されている。このセンサフラグ30は、シートPのたわみ(搬送路Rからの浮き上がり)に応じて図8中の位置Aと位置Bとの間の範囲内で変位するよう構成されている。つまり、センサフラグ30の位置は、シートPのたわみ量に対して1対1で対応している。ここで、位置Aは、たわみが0の位置であり、また位置Bは、許容最大たわみの位置であるものとする。
センサフラグ30の背面側、すなわち搬送路Rとは反対側には、センサフラグ30に対向するように超音波センサ31が配設されている。この超音波センサ31はセンサフラグ30との距離Dを検出するものである。例えばセンサフラグ30が同図中の位置Aにあるときの距離をD2、位置Bにあるときの距離をD1とすると、このときのシートPのたわみ量δは、距離D2と距離D1との距離の差に等しく、δ=D2−D1となる。したがって、この超音波センサ31が距離Dを検出したときには、このときのシートPのたわみ量δは、δ=D2−Dとなる。
さらに、引き抜きローラ12とセンサフラグ30との間には、搬送路Rを搬送されるシートPを検知するレジスト前センサ47が配設されている。引き抜きローラ12によいって搬送されてきたシートPは、その先端がレジスト前センサ47で検知された後、所定時間後に引き抜きローラ12を停止させることで、レジストローラ13に突き当てられる時間が制御されるようになっている。
超音波センサ31による距離検出の方法については、上述の実施の形態1において、図3,図4を参照して説明したものと同様なので説明を省略する。
次に、図9のブロック図を参照して、本実施の形態におけるシートPの搬送制御について説明する。CPU51は、シートPの搬送制御全般を制御するメインCPUであり、超音波センサ31の入力状態の判断を行ったり、給紙モータ54の制御を行ったりする。センサ制御回路52は、超音波センサ31を制御する制御回路であり、CPU51からの指令により、超音波センサ31に対して送信器32の駆動/停止の制御を行うための駆動信号を出力したり、また受信器33からの受信信号を検出して検出エッジ信号としてCPU51へ出力したりする。CPU51は、このエッジ信号の間隔を検出することにより前述したようにセンサフラグ30と超音波センサ31との距離を算出する。給紙モータ制御回路53は、CPU51からの駆動制御信号によって指定されたタイミングで給紙モータ54を駆動して、引き抜きローラ12を回転させる。レジスト前センサ(レジストローラ前紙センサ)47は、シート先端を検出してCPU51へ出力する。CPU51は、レジスト前センサ47がシートPの先端を検出したタイミングから所定時間T経過したタイミングに基づいて、引き抜きローラ12を回転駆動するための給紙モータ54の駆動を停止する給紙モータ制御回路53に指令を送信する。ここで所定時間Tは、レジスストローラ13にシートPを突き当てる時間+レジスト前センサ47からレジストローラ13までの搬送時間となり、この時間が増えると突き当て時間が長くなり、レジストローラ13の前でのシートPのたわみ量が増えることになる。この所定時間Tは、不揮発性のメモリ56に記憶され、CPU51により順次更新される。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、本実施の形態におけるシートPの搬送制御の動作を説明する。CPU51は、シート搬送要求が発生した場合に紙搬送処理を開始し(S21)、給紙カセット10内のシートPを給紙ローラ11と引き抜きローラ12とによってレジストローラ13へ給送する。次に、レジスト前センサ47がシートPを検知するまで待ち(S22のNO)、検知後(S22のYES)、メモリ56に記憶されている所定時間Tだけ経過した後(S23のYES)、CPU51は、給紙モータ制御回路52に駆動停止指令を送信し、レジストローラ13にシートPを突き当て斜行補正を行う(S24)。次に、CPU51は、センサ制御回路52に駆動開始の指令を送信し、超音波センサ31の駆動を開始するとともに、センサフラグ30の距離の検出を行う(S25)。CPU51は、センサ制御回路52から得られた検出エッジから距離Dを算出し、距離Dが所定の範囲であるかどうかを判断する(S26)。ここで所定の範囲内とは、距離Dが図8で示したD1〜D2の範囲内である場合、つまりD1≦D≦D2である場合をいう。所定の範囲内にある判断された場合は(S26のYES)、そのままS30に進む。一方、所定の範囲を外れていると判断された場合は(S26のNO)、CPU41は、所定の範囲より近い状態(D<D1)であるのか否かを判断する(S27)。所定の範囲より近いと判断された場合は(S27のYES)、CPU51は所定時間Tを小さくし、シートPのたわみをキャンセルするように引き抜きローラ12の停止タイミングを次回から早める(S28)。一方、所定の範囲より遠いと判断された場合は(S27のNO)、CPU51は所定時間Tを長くし、シートPのたわみを増やすように引き抜きローラ12の停止タイミングを次回から遅くする(S29)。その後、CPU51は、超音波センサ31の駆動を停止するとともに、所定時間Tの値をメモリ56に更新する(S30)。その後、CPU41は、次の搬送シートがあるか否かを判断し(S31)、ある場合(S31のYES)はS22に戻って処理を繰り返し、無い場合は(S31のNO)、搬送シートの排出が終了した後、搬送処理を終了する(S32)。
上述のようなシートPの搬送制御を行うことにより、斜行補正のためのレジストローラへ13の突き当て量を、シートPのたわみ量に換算してD1〜D2の間に抑えることができる。このD1とD2の範囲を狭めて制御を行えば、突き当て量を細かく限定することができるため、引き抜きローラ12の径の振れや搬送路Rのばらつき等に起因する突き当て量過多によるシートPの折れや、突き当て量不足による斜行補正不良をなくすことができる。
実施の形態1の画像形成装置の、正面側から見た縦断面を模式的に示す図である。 実施の形態1の、転写ローラから定着ローラまでの搬送路の拡大図である。 超音波センサによってセンサフラグの距離を検出する方法を説明する図である。 超音波センサの発信波と受信波とを示す図である。 実施の形態1の搬送制御を行うための構成を説明するブロック図である。 実施の形態1の搬送制御の流れを説明するフローチャートである。 実施の形態2の画像形成装置の、正面側から見た縦断面を模式的に示す図である。 実施の形態2の、引き込みローラからレジストローラまでの搬送路の拡大図である。 実施の形態2の搬送制御を行うための構成を説明するブロック図である。 実施の形態2の搬送制御の流れを説明するフローチャートである。
符号の説明
1,2 画像形成装置
12 引き抜きローラ(第1の回転体対)
13 レジストローラ(第2の回転体対)
14 転写ローラ(第1の回転体対)
16 定着ローラ(第2の回転体対)
20 画像形成部
30 センサフラグ
31 超音波センサ(検知手段)
41 CPU(制御手段)
44 定着モータ(第2の駆動手段)
46 レジストモータ(第2の駆動手段)
D センサフラグと超音波センサとの距離
P シート
R シートの搬送路

Claims (6)

  1. シートの搬送路における上流側に配設されてシートを挟持搬送する第1の回転体対と、下流側に配設されてシートを挟持搬送する第2の回転体対とを備え、シートの後端が前記第1の回転体対を通過し終える前にそのシートの先端が前記第2の回転体対に到達するシート搬送装置において、
    前記搬送路における前記第1の回転体対と前記第2の回転体対との間に位置する部分に配設されて、前記搬送路からのシートの浮き上がり量に対応して位置が変位するセンサフラグと、
    前記センサフラグの位置を検知するために前記センサフラグとの距離を検出する超音波センサと、
    前記第1の回転体対を駆動する第1の駆動手段と、
    前記第2の回転体対を駆動する第2の駆動手段と、
    前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段とを個別に制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記超音波センサの検知結果に基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段とのうちの少なくとも一方を制御して、前記第1の回転体対と前記第2の回転体対とのうちの少なくとも一方の回転制御を行う、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記超音波センサは、シートが前記第1の回転体対と前記第2の回転体対との双方によって搬送されている状態で前記センサフラグの位置を検知し、
    前記制御手段は、前記超音波センサの検知結果が所定の閾値内に収まるように前記第2の駆動手段を介して前記第2の回転体対の回転速度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の駆動手段を介して前記第1の回転体対の回転速度を定速に維持する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記超音波センサは、前記第1の回転体対で挟持搬送したシートの先端が停止状態の前記第2の回転体対に突き当てられて停止された状態で前記センサフラグを検知し、
    前記制御手段は、前記超音波センサの検知結果が所定の閾値内に収まるように前記第1の駆動手段を介して前記第1の回転体対の停止タイミングを調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で画像形成される画像を搬送するシート搬送装置とを備えた画像形成装置において、
    前記シート搬送装置が、請求項1ないし4のいずれか記載のシート搬送装置である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記シート搬送装置のセンサフラグが、シートにおける、前記画像形成部で画像が形成されない方の面に接触するように配設されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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