JP6007675B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録シートを搬送するベルトと定着器を備える画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置には、記録シートを搬送しながら当該記録シートに現像剤像を転写するベルトと、記録シートの現像剤像を定着し、ベルトよりも記録シートの搬送速度が遅い定着器とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された画像形成装置では、温度や湿度に応じて、ベルトの搬送速度と定着器の搬送速度の差を変更することで、ベルトと定着器の間で生じる記録シートの撓み量を調節している。
特開2005−338562号公報
しかしながら、上述した技術では、記録シートが長い場合、搬送ベルトが記録シートの後端部付近を搬送しているときには、ベルトと定着器の間で記録シートの弛みが大きくなり、記録シートの後端部がベルト表面から浮き上がることがある。
そこで、本発明は、記録シートがベルトの搬送面から浮き上がるのを抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、感光ドラムとの間で記録シートを挟むことで、記録シートを搬送しながら、当該記録シートに現像剤像を転写するベルトと、加熱部材と加圧部材とにより記録シートをニップして記録シートの現像剤像を定着し、ベルトよりも記録シートの搬送速度が遅く、ニップの位置がベルトの搬送面に対し感光ドラム側に配置された定着器と、ベルトを駆動させる第1駆動部と、定着器を駆動させる第2駆動部と、第1駆動部および第2駆動部を制御し、ベルトおよび定着器の少なくとも一方の記録シートの搬送速度を変化させる制御部と、を備える。
この画像形成装置において、制御部は、搬送される記録シートが所定値よりも長い場合は、所定値よりも短い場合よりも、少なくとも記録シートの後端付近をベルトが搬送しているときに、定着器の搬送速度とベルトの搬送速度の差を小さくするように構成される。
ベルトの搬送速度よりも定着器の搬送速度の方が遅い構成においては、ベルトと定着器の間で記録シートがベルトから押し込まれ、記録シートが長い場合、後端部付近を搬送しているときには弛みが発生するおそれがある。そのため、記録シートの後端部がベルトの搬送面から浮き上がって、ベルトと記録シートの間に放電が起こるおそれが高まるが、上記の構成によれば、記録シートが長い場合に、短い場合よりも、ベルトの搬送速度と定着器の搬送速度の差を小さくするので、ベルトと感光ドラムが記録シートを挟む部分と定着器との間での記録シートの弛みを抑制し、記録シートの後端部がベルトの搬送面から浮き上がることを抑制することができる。
前記した画像形成装置は、第1の種類の記録シートと、第1の種類の記録シートよりもコシが弱い第2の種類の記録シートとに画像形成が可能である構成とすることができる。この場合、制御部は、搬送される記録シートが、第1の種類の記録シートである場合に、ベルトおよび定着器の少なくとも一方の記録シートの搬送速度を変化させるように構成することができる。
そして、前記した画像形成装置において、制御部は、搬送される記録シートが第1の種類の記録シートであり、かつ、所定値よりも長い場合、搬送される記録シートが第2の種類の記録シートである場合よりも、少なくとも記録シートの後端部付近をベルトが搬送しているときに、定着器の搬送速度とベルトの搬送速度の差を小さくし、搬送される記録シートが第1の種類の記録シートであり、かつ、所定値よりも短い場合、搬送される記録シートが第2の種類の記録シートである場合よりも、定着器の搬送速度とベルトの搬送速度の差を大きくすることが望ましい。
記録シートのコシが強い場合には、特に上記した後端部がベルトから離れやすいため、本発明が有効である。また、記録シートのコシが強く長さ(搬送方向の長さ)が短い場合には、記録シートがベルトと定着器の間で弛むのとは別に、記録シートが撓みにくいことを要因としてベルトから離れやすい。そこで、記録シートが短い場合には、ベルトの搬送速度と定着器の搬送速度の差を大きくすることにより、記録シートを定着器側に押し込むことで撓ませてベルトの搬送面から浮き上がることを抑制することができる。
前記した画像形成装置において、所定値は、279.4mmより小さくすることができる。また、所定値は、148mmより大きくすることができ、また、210mmよりも大きくすることができる。
前記した画像形成装置は、搬送面に対し感光ドラムと同じ側であって、装置上部に配置される排出トレイと、定着器を通過した記録シートを上方に向けた後、水平方向に向けるように方向転換させて排出トレイに搬出するように構成された排出部とを備えることができる。
この場合、定着器を搬送される記録シートのうち加熱部材と加圧部材とによりニップされている部分は、ベルトの記録シートの搬送面に対し、15°以上傾いた構成とすることができる。
このように、定着器を搬送される記録シートのうち加熱部材と加圧部材とによりニップされている部分が、ベルトの搬送面に対し、15°以上傾いている場合、定着器の後の搬送経路を短くして装置の小型化を図ることが可能である。また、ベルトから定着器にコシが強い用紙が搬送されてきたときに、搬送面またはその延長面から離れ易いが、このような場合に、本発明が特に有効である。
前記した画像形成装置において、制御部は、ユーザによって入力された信号に基づいて、搬送される記録シートの長さおよびコシを判断する構成とすることができる。このような構成によれば、センサを別途設けずに制御を実行可能である。
本発明によれば、記録シートの後端部をベルトで搬送しているときに、ベルトと定着器の間での記録シートの弛みを抑制して、ベルトの搬送面から記録シートが浮き上がることを抑制することができ、これにより、ベルトと記録シートの間での望ましくない放電を抑制して良好な画像を形成することができる。
一実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 制御部による搬送ベルトおよび定着器の搬送速度の制御を説明するブロック図である。 制御部による定着器の搬送速度の変更パターンを示す表である。 制御部による処理を示すフローチャートである。 ベルトと定着器においてコシが強く、長さが短い用紙の(a)用紙前半を搬送しているときと、(b)用紙後半を搬送しているときの図である。 ベルトと定着器においてコシが強く、長さが長い用紙の(a)用紙前半を搬送しているときと、(b)用紙後半を搬送しているときの図である。 長さが長い用紙において、第2の速度V2で搬送し続けた場合の、用紙の搬送状態を示す比較例である。 変形例に係る実施形態において、制御部による定着器の搬送速度の変更パターンを示す表である。 変形例に係る実施形態において、制御部による処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の概略構成について説明した後、本願発明の特徴部分について詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ1の使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側(手前側)」、紙面に向かって右側を「後側(奥側)」とし、紙面に向かって手前側を「右側」、紙面に向かって奥側を「左側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
<カラープリンタの概略構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体2内に、給紙部3、画像形成部4および排出部9を備えている。
給紙部3は、装置本体2内の下部に設けられており、用紙Sを収容する給紙トレイ31と、給紙機構32とを備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、給紙機構32によって画像形成部4に供給される。
画像形成部4は、給紙部3から搬送されてくる用紙Sに画像を形成するための構成であり、露光ユニット41と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、定着器80とを備えている。
露光ユニット41は、装置本体2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源と、符号を省略して示すポリゴンミラー、複数のレンズおよび複数の反射鏡とを備えている。画像データに基づいてレーザ光源から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラーや反射鏡で反射され、レンズを通過して、各感光ドラム53の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ50は、給紙トレイ31と露光ユニット41との間で前後に並んで配置され、感光ドラム53と、帯電器54と、現像カートリッジ61とを備えている。
現像カートリッジ61は、現像ローラ63と、符号を省略して示す供給ローラおよび層厚規制ブレードとを備え、トナーを収容するトナー収容室66を有している。
転写ユニット70は、給紙部3と4つのプロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73および転写ローラ74を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73(ベルト)が張設されている。また、搬送ベルト73の内側には、各感光ドラム53との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光ドラム53に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。
定着器80は、プロセスカートリッジ50の後方に設けられ、加熱ローラ81と、加熱ローラ81に対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。また、加熱ローラ81の下流側には、用紙Sを排出部9に向けて搬送する搬送ローラ83が設けられ、加熱ローラ81の上流側には、搬送ベルト73上を搬送されてきた用紙Sを加熱ローラ81と加圧ローラ82の間へ案内するため、後方に行くほど上に位置するように傾斜したガイド84が設けられている。
なお、定着器80は、用紙Sをニップする部分が、搬送ベルト73の搬送面73Aに対し感光ドラム53が存在する側、すなわち、上側にある。そして、定着器80で搬送される用紙Sのうち加熱ローラ81と加圧ローラ82とによりニップされている部分は、搬送ベルト73の搬送面(上側の面)73Aに対し30°以上(つまり、15°以上)傾いている。本実施形態では、この角度は約35°である。この傾きが大きい場合には、搬送ベルト73から定着器80にコシが強い用紙Sが搬送されてきたときに、搬送面73Aまたはその延長面73Bから浮き上がり易くなる。これは、コシが強い用紙Sほど、撓みにくく、撓ませたときに小さな曲率で変形するからである。本発明は、この用紙Sの加熱ローラ81と加圧ローラ82にニップされている部分の搬送面73Aに対する角度が大きい場合に特に有効である。また、この角度が大きい場合、定着器80を通過した用紙Sをすぐ上に向けて搬送することで装置の前後方向の大きさを小さくすることができるので、装置本体2のコンパクト化を図ることができる。
画像形成部4では、感光ドラム53の表面が、帯電器54により一様に帯電された後、露光ユニット41からのレーザ光によって露光されることで、感光ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容室66内のトナーは、供給ローラを介して現像ローラ63に供給され、現像ローラ63と層厚規制ブレードの間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ63上に担持される。
そして、現像ローラ63上に担持されたトナーが、静電潜像が形成された感光ドラム53に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光ドラム53上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から供給された用紙Sが、感光ドラム53と搬送ベルト73(転写バイアスが印加された転写ローラ74)との間で挟まれながら搬送されることで、各感光ドラム53上に担持されたトナー像が用紙S上に順次重ね合わせて転写される。
トナー像が転写された用紙Sは、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を搬送されることでトナー像が熱定着され用紙Sに画像が形成される。
排出部9は、装置本体2の後部に設けられ、定着器80を通過した用紙Sを排出トレイ95に搬出する部分である。排出トレイ95は、搬送ベルト73の搬送面73Aに対し感光ドラム53と同じ側にあり、装置本体2の上部に配置されている。排出部9は、用紙Sの搬送方向を案内するガイド91により排出経路97を形成しており、このガイド91は、定着器80を通過した用紙Sを上方に向けた後、水平方向に向けるように方向転換させるように構成されている。排出経路97上には、複数の搬送ローラ92が設けられており、定着器80を通過した用紙Sは、搬送ローラ92により排出経路97上を搬送されて排出トレイ95に排出される。
そして、カラープリンタ1は、用紙Sに応じて定着器80の搬送速度VFを制御するため、図2に示すように制御部200を有している。具体的には、カラープリンタ1は、搬送ベルト73の駆動ローラ71を駆動するための第1駆動部110と、加熱ローラ81を駆動するための第2駆動部120とを備えており、制御部200は、第1駆動部110および第2駆動部120を制御することで、駆動ローラ71と加熱ローラ81の速度を制御する。第1駆動部110は、図示しないモータや複数のギヤを有し、転写ユニット70の駆動ローラ71に接続されている。また、第2駆動部120は、第1駆動部110とは独立した図示しないモータや複数のギヤを有し、加熱ローラ81に接続されている。なお、第1駆動部110と第2駆動部120は、互いに完全に独立である必要はなく、モータなど一部の部材を共通にしてもよい。
制御部200は、CPU,ROM,RAMなどを有し、予め用意されたプログラムに従い、ユーザによって入力された信号の受信、第1駆動部110および第2駆動部120の制御を行うように構成されている。
具体的に、制御部200は、印刷を行うとき、搬送ベルト73の搬送速度VTが一定になるように、第1駆動部110を制御するように構成されている。また、制御部200は、印刷を行うとき、用紙Sのサイズおよび種類を取得し、用紙Sのサイズから判定される用紙Sの長さおよび用紙Sの種類から推定される用紙Sのコシの強さに応じて、定着器80の搬送速度VFを変化させるように構成されている。なお、本実施形態では、用紙Sのコシは、用紙Sの厚さに対応することを前提として説明するが、OHPシートなど、紙と異なる材質の記録シートについても印刷する場合には、記録シートの種類にコシの強さを関連づけて記憶装置に記憶させておくとよい。
図3は、制御部200による、定着器80の搬送速度VFの変更パターンをまとめた表である。図3に示すように、制御部200は、搬送される用紙Sの種類が、第1の種類の記録シートの一例としての厚紙であり、かつ、所定の長さより長い場合(A4ロング参照)、定着器80の搬送速度VFを第1の速度V1とする。ここで、所定の長さは、レターサイズの長さである279.4mmより小さいことが望ましく、ハガキサイズである148mmやA5サイズである210mmよりも大きいことが望ましい。本実施形態では、所定の長さは一例として250mmとする。そして、制御部200は、搬送される用紙Sが、厚紙であり、かつ、所定の長さより短い場合(ハガキ参照)、定着器80の搬送速度VFを第2の速度V2とする。また、制御部200は、搬送される用紙Sが、厚紙よりもコシが弱い第2の種類の記録シートの一例としての普通紙である場合(A4参照)、定着器80の搬送速度VFを第3の速度V3とする。第1の速度V1、第2の速度V2および第3の速度V3は、搬送ベルト73の搬送速度VTよりも遅く設定されている。また、第1の速度V1は、第3の速度V3よりも速く、第2の速度V2は、第3の速度V3よりも遅く設定されている。すなわち、これらの速度は、V2<V3<V1<VTの関係にある。
一例として、第1の速度V1は、171.7mm/sec、第2の速度V2は168.7mm/sec、第3の速度V3は170mm/sec、搬送ベルト73の搬送速度VTは、172mm/secである。すなわち、第1の速度V1、第2の速度V2、第3の速度V3は、±1%の範囲(V1,V2がV3に対し±1%以内の範囲)で異ならせるとよい。
制御部200は、上記のように搬送速度を変更するため、図示しない記憶部を有しており、用紙Sのサイズに対応させて長さを記憶している。この長さは、例えば、図3に示したように、用紙SのサイズがA4であれば297mm、ハガキであれば148mm、A4ロングであれば445mmなどである。もっとも、これらの具体的な長さは、記憶部に記憶しておかなくてもよく、これらのサイズの用紙が所定値よりも長いか短いかだけの情報を用紙のサイズに対応させて記憶してもよい。
このような速度の設定により、搬送される用紙Sが、厚紙であり、かつ、所定の長さより長い場合、搬送される用紙Sが、普通紙である場合よりも、搬送ベルト73の搬送速度VTと定着器80の搬送速度VFの差が小さくなるように、第1の速度V1と第3の速度V3が設定されている。
そして、搬送される用紙Sが、厚紙であり、かつ、所定の長さより短い場合、搬送される用紙Sが、普通紙である場合よりも、搬送ベルト73の搬送速度VTと定着器80の搬送速度VFの差が大きくなるように、第2の速度V2と第3の速度V3が設定されている。
以上のように構成されたカラープリンタ1の動作について説明する。
図4に示すように、制御部200は、印刷ジョブがユーザのコンピュータなどから入力されると、この印刷ジョブに含まれている用紙Sのサイズと種類の情報を取得する(S101)。用紙Sのサイズの情報は、例えば、図3に示したような「A4」、「ハガキ」、「A4ロング」などであり、このサイズの情報に応じて記憶部から用紙Sの長さを取得する。
そして、制御部200は、取得した用紙Sの種類から、厚紙か否かを判定し(S1022)、厚紙でないとき(普通紙のとき)には(S102,No)、定着器80の搬送速度VFを第3の速度V3とする(S103)。一方、用紙Sの種類が厚紙であった場合には(S102,Yes)、長さLが250mmより長いか否かを判定し(S104)、長くない場合には(S104,No)、搬送速度VFを第2の速度V2とし(S105)、長い場合には(S104,Yes)、搬送速度VFを第1の速度V1とする(S106)。
そして、図示は省略するが、制御部200は、既定の搬送速度VTで搬送ベルト73により用紙Sを搬送するとともに、設定した搬送速度VFで定着器80において用紙Sを搬送しながら印刷処理を行う。そして、一枚の用紙Sの印刷後に、次の用紙Sのジョブが残っていて印刷が終了していなければ(S107,No)、ステップS101からの処理を行い、次の用紙Sのジョブが残っておらず、印刷が終了していれば(S107,Yes)、処理を終了する。
以上のような制御部200の処理により、各種の用紙Sに印刷処理を行う場合の搬送ベルト73と定着器80の間での用紙Sの搬送状態について図5から図7を参照しながら説明する。
長さが短い厚紙であるハガキの印刷をする場合、図5(a)の実線に示すように、用紙Sの前端が定着器80の加熱ローラ81と加圧ローラ82の間に到達したところで、用紙Sのコシの強さにより用紙Sは小さな曲率で湾曲し、搬送ベルト73の搬送面73Aの延長面73Bから比較的離れた状態で搬送され始める。用紙Sがハガキである場合には、前記した制御部200の動作により、定着器80の搬送速度VFは第2の速度V2とされるから、搬送ベルト73の搬送速度VTと定着器80の搬送速度VFの差は大きく、用紙Sは、定着器80と搬送ベルト73(詳細には、感光ドラム53と搬送ベルト73で挟まれている部分)との間で、搬送ベルト73により押し込まれて、図5(b)に示すように、搬送ベルト73と感光ドラム53が用紙Sの後端付近を搬送しているときには、用紙Sが延長面73Bから離れる量は小さくなる。このように、用紙Sが、長さの短い厚紙である場合には、定着器80の搬送速度VFと搬送ベルト73の搬送速度VTの差を大きくすることで、用紙Sが搬送ベルト73の搬送面73Aから浮き上がるのを抑制することができる。
普通紙の印刷をする場合、図5(a)において、二点鎖線で示したように、用紙Sの前端が定着器80の加熱ローラ81と加圧ローラ82の間に到達したところで、用紙Sは大きな曲率で湾曲し、搬送面73Aの延長面73Bからの離間量は小さくなる。このとき、制御部200の動作により、定着器80の搬送速度VFは、第3の速度V3とされるから、搬送ベルト73の搬送速度VTと定着器80の搬送速度VFの差は中程度となり、用紙Sは、定着器80と搬送ベルト73との間で、搬送ベルト73により少量押し込まれて、図5(b)に示すように、搬送ベルト73が用紙Sの後端付近を搬送しているときには、用紙Sが延長面73Bから離れる量は小さくなる。このように、用紙Sが、普通紙である場合には、定着器80の搬送速度VFと搬送ベルト73の搬送速度VTの差を中程度にすることで、用紙Sが搬送ベルト73の搬送面73Aから浮き上がるのを抑制することができる。
長さが長い厚紙の印刷をする場合、図6(a)の実線に示すように、用紙Sの前端が定着器80の加熱ローラ81と加圧ローラ82の間に到達したところで、用紙Sのコシの強さにより用紙Sは小さな曲率で湾曲し、搬送ベルト73の搬送面73Aの延長面73Bから比較的離れた状態で搬送され始める。この状態は、ハガキの印刷の場合とほぼ同様である。用紙Sが、長さの長い厚紙である場合には、前記した制御部200の動作により、定着器80の搬送速度VFは第1の速度V1とされるから、搬送ベルト73の搬送速度VTと定着器80の搬送速度VFの差は小さく、用紙Sは、定着器80と搬送ベルト73との間で、搬送ベルト73によりわずかに押し込まれて、図6(b)に示すように、搬送ベルト73と感光ドラム53が用紙Sの後端付近を搬送しているときには、用紙Sが延長面73Bから離れる量は少し小さくなる。このように、用紙Sが、長さが長い厚紙である場合には、定着器80の搬送速度VFと搬送ベルト73の搬送速度VTの差を小さくすることで用紙Sの弛みを抑制し、用紙Sが搬送ベルト73の搬送面73Aから浮き上がるのを抑制することができる。
この長さが長い厚紙の印刷を、仮に、ハガキの場合と同様に、定着器80の搬送速度VFを第2の速度V2として行った場合、用紙Sは前端から後端までが搬送される長い間、定着器80と搬送ベルト73との間で搬送ベルト73により押し込まれ続ける。すると、図7に示すように、搬送ベルト73と感光ドラム53で挟まれる部分と定着器80の加熱ローラ81および加圧ローラ82でニップされる部分との間で用紙Sが弛み、後端付近が搬送ベルト73の搬送面73Aから浮き上がるおそれがある。しかし、本実施形態のカラープリンタ1では、前記したように長さが長い厚紙の印刷をする場合、定着器80の搬送速度VFを第1の速度V1とすることで、搬送ベルト73が用紙Sを押し込む速度を長さが短い厚紙の場合よりも減らし、このような弛みが発生する可能性を低減することができる。
以上のように、本実施形態のカラープリンタ1によれば、搬送ベルト73の搬送速度VTよりも定着器80の搬送速度VFの方が遅い構成において、用紙Sが長い場合に、短い場合よりも搬送ベルト73の搬送速度VTと定着器80の搬送速度VFの差を小さくするので、搬送ベルト73と感光ドラム53が用紙Sを挟む部分と定着器80との間での用紙Sの弛みを抑制し、用紙Sの後端部が搬送ベルト73の搬送面73Aから浮き上がることを抑制することができる。
そして、カラープリンタ1は、厚さが普通紙よりも厚く、長さが短いハガキの印刷時において、普通紙の印刷時よりも搬送ベルト73の搬送速度VTと定着器80の搬送速度VFの差を大きくするので、定着器80と搬送ベルト73の間に用紙Sを多く押し込み、搬送ベルト73の搬送面73Aから用紙Sが浮き上がるおそれを低減することができる。
また、カラープリンタ1は、定着器80を搬送される用紙Sのうち加熱ローラ81と加圧ローラ82とによりニップされている部分は、搬送面73Aに対し、15°以上傾いているので、定着器80を出た後の用紙Sを速やかに上に向けることができ、装置本体2の前後方向の大きさを小さくして小型化を図ることができる。
そして、カラープリンタ1は、上述の制御のための用紙Sの長さおよびコシの判断を、ユーザが入力した情報に基づいて行うので、センサなどを別途設ける必要がなく、コストの上昇を抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、長さが長い厚紙の印刷時に、用紙Sの搬送時の全体にわたって定着器80の搬送速度VFを第1の速度V1としていたが、少なくとも、搬送ベルト73と感光ドラム53が用紙Sの後端部付近を搬送している時に定着器80の搬送速度VFと搬送ベルト73の搬送速度VTの差を、長さが短い厚紙の印刷時よりも小さくしていればよい。図8の速度の変更パターンの表は、この場合を示す一例であり、A4ロングの厚紙の印刷時には、搬送ベルト73と感光ドラム53が用紙前半の搬送をしているときに、定着器80の搬送速度VFを第2の速度V2とし、搬送ベルト73と感光ドラム53が用紙後半の搬送をしているときに、定着器80の搬送速度VFを第1の速度V1とすることを示している
このとき、図9に示すように、ステップS104で、用紙Sの長さLが250mmよりも大きいと判定された後(S104,Yes)、定着器80の搬送速度VFをV2とし(S111)、この搬送速度VFで搬送しながら用紙前半の印刷処理を行う。そして、用紙Sの全長の半分くらいに相当する所定時間が経過したか否かを判断し続け(S112)、所定時間が経過する前は(S112,No)、搬送速度VFを変更せずに印刷処理を行い、所定時間が経過した後は(S112,Yes)、搬送速度VFを第1の速度V1に変更して(S106)、その用紙Sの最後まで印刷処理を行う。
このような構成によれば、長さが長い厚紙の印刷時に、用紙前半の印刷をしている間は、長さが短い厚紙の場合と同様に、用紙Sが搬送面73Aから浮き上がるのを抑制し、用紙後半の印刷をしている間は、搬送ベルト73と感光ドラム53が用紙Sを挟んでいる部分と定着器80との間で用紙Sが弛むのを抑制することができる。
また、前記実施形態においては、搬送される用紙の種類とサイズに応じて定着器の搬送速度を変更するように構成していたが、定着器の搬送速度を一定にして、搬送ベルトの搬送速度のみを変更するように構成してもよいし、定着器と搬送ベルトの両方の搬送速度を変更してもよい。
前記実施形態においては、制御部は、ユーザが入力した情報に基づいて、用紙Sの長さおよびコシを判断していたが、用紙Sの長さを検出するセンサや、厚さを検出するセンサを設けて、制御部がこれらのセンサの出力に基づいて用紙Sの長さおよびコシを判断してもよい。また、ユーザが入力した情報は、印刷ジョブではなく、装置本体の操作パネルから操作ボタンにより入力された情報であってもよい。
前記実施形態においては、発明の理解のため、ハガキとA4ロングが同じコシの強さであることを前提として説明した。実際の用紙のコシの強さはものにより少しずつ異なるが、コシの強さが若干異なる用紙を、画像形成装置においては、同じコシの強さであるとして扱って構わない。
前記実施形態においては、画像形成装置の一例としてカラープリンタを示したが、画像形成装置は、モノクロタイプであってもよく、また、コピー機や、複合機であってもよい。
1 カラープリンタ
2 装置本体
3 給紙部
4 画像形成部
9 排出部
41 露光ユニット
50 プロセスカートリッジ
53 感光ドラム
71 駆動ローラ
73 搬送ベルト
73A 搬送面
74 転写ローラ
80 定着器
81 加熱ローラ
82 加圧ローラ
83 搬送ローラ
91 ガイド
92 搬送ローラ
95 排出トレイ
110 第1駆動部
120 第2駆動部
200 制御部
S 用紙

Claims (5)

  1. 記録シートを所定の搬送方向にベルト搬送速度で搬送しながら、当該記録シートに現像剤像を転写するベルトと、
    前記ベルト搬送速度よりも遅い定着搬送速度で記録シートを搬送しながら記録シートの現像剤像を定着し、加熱部材と加圧部材とにより記録シートをニップする位置が前記ベルトの搬送面に対し感光ドラム側に配置された定着器と、
    前記ベルトを駆動させる第1駆動部と、
    前記定着器を駆動させる第2駆動部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1駆動部および前記第2駆動部の少なくとも一方を制御して、
    記録シートの前記搬送方向における長さが所定値以下である場合は、当該記録シートが前記ベルトと前記定着器の間を移動しているときの前記定着搬送速度と前記ベルト搬送速度の差を一定の第1速度差とし、
    記録シートの前記搬送方向における長さが所定値より大きい場合は、当該記録シートの前端側が前記ベルトと前記定着器の間を移動しているときの前記定着搬送速度と前記ベルト搬送速度の差を第2速度差とし、当該記録シートの後端側が前記ベルトと前記定着器の間を移動しているときの前記定着搬送速度と前記ベルト搬送速度の差を前記第2速度差よりも小さい第3速度差とすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第3速度差は、前記第1速度差よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録シートを所定の搬送方向にベルト搬送速度で搬送しながら、当該記録シートに現像剤像を転写するベルトと、
    前記ベルト搬送速度よりも遅い定着搬送速度で記録シートを搬送しながら記録シートの現像剤像を定着し、加熱部材と加圧部材とにより記録シートをニップする位置が前記ベルトの搬送面に対し感光ドラム側に配置された定着器と、
    前記ベルトを駆動させる第1駆動部と、
    前記定着器を駆動させる第2駆動部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1駆動部および前記第2駆動部の少なくとも一方を制御して、
    第1の種類の記録シートを搬送する場合には、当該記録シートが前記ベルトと前記定着器の間を移動しているときの前記定着搬送速度と前記ベルト搬送速度の差を第4速度差とし、
    第1の種類の記録シートよりもコシが強い第2の種類の記録シートを搬送する場合には、当該記録シートが前記ベルトと前記定着器の間を移動しているときの前記定着搬送速度と前記ベルト搬送速度の差を前記第4速度差よりも大きな第5速度差とし、
    前記記録シートが第2の種類の記録シートである場合において、当該記録シートの前記搬送方向における長さが所定値より大きい場合は、当該記録シートの前端側が前記ベルトと前記定着器の間を移動しているときの前記定着搬送速度と前記ベルト搬送速度の差を前記第5速度差とし、当該記録シートの後端側が前記ベルトと前記定着器の間を移動しているときの前記定着搬送速度と前記ベルト搬送速度の差を前記第5速度差よりも小さい第6速度差とし、前記第6速度差は前記第4速度差よりも小さく、
    前記記録シートが第2の種類の記録シートである場合において、当該記録シートの前記搬送方向における長さが所定値以下である場合は、当該記録シートが前記ベルトと前記定着器の間を移動しているときの前記定着搬送速度と前記ベルト搬送速度の差を前記第7速度差とし、前記第6速度差は、前記第7速度差よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記所定値は、210mmより大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 記録シートの前記搬送方向における長さが所定値より大きい場合は、記録シートがA4ロング紙の場合であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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