JP2009105603A - 原稿読取装置と画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、原稿を読み取り、特定サイズ未満の小サイズ原稿が連続して排紙されて回収されるとき、その状態を給紙トレイの上方から観察しても、視認し易くした操作性の良い原稿読取装置及びそれを装着した画像形成装置を提供することを課題にする。
【解決手段】集積された原稿を給紙する給紙トレイと、該給紙トレイから原稿を給紙する給紙ローラと、給紙される原稿が読み取られる読取部と、読み取られた原稿を排紙する排紙ローラと、排紙された原稿が集積される排紙トレイと、前記原稿を前記給紙トレイから前記読取部を経て前記排紙トレイに案内する搬送路とを有する原稿読取装置であって、
搬送される原稿が特定のサイズ未満であるJOBが行われるときは、前記排紙ローラの周速度を定常速度よりも増速させた速度にすることを特徴とする原稿読取装置。
【選択図】図1

Description

本発明は給紙トレイから原稿を送り出して読取部で原稿を読み取り排紙トレイに排紙する原稿読取装置及びそれを装着した画像形成装置に関する。
一般的に画像形成装置の頂部には原稿読取装置が設けられていて、集積された原稿の読み取りは1枚ずつ搬送されながら表側だけではなく裏側も読み取られるようにしてある。そして、給紙トレイから原稿が給紙されるとき、その原稿の表と裏の読み取りは、まず表側を読取部で読み、その後裏側を読むために原稿の表裏を反転させて、再び読取部に搬送して裏側を読み取る方式のものが用いられている。
そして回収される原稿は排紙トレイに排紙されて集積される。そのとき、レイアウト上の制約で排紙トレイの上部に位置する給紙トレイが、少数の原稿だけを給紙できる仕様のものは、集積される原稿の最上部の原稿を給紙位置に保持するように集積原稿を下から持ち上げる移動台の機能は必要がないので設けられていない。したがって給紙トレイの底部の手前に切り込みを入れておいたり、底部に窓を開けておけば、原稿回収時の排紙トレイの読み取済み原稿は操作する人がその目で見て確認し易くなっている。
しかし、上部にある給紙トレイが多めの原稿を給紙できる仕様のものは、手動の原稿幅規正部材が設けられている他に、集積される原稿の最上部の原稿を給紙位置に保持するように集積原稿を下から持ち上げる移動台の機能が設けられている。そのため、給紙トレイの底部における少なくとも中央部から給紙方向先頭部にかけての領域には窓を開けたり、正面から見て手前側に切り込みを入れておくことができにくくなる。したがって、その場合、原稿回収時の排紙トレイの読取済み原稿であって、特定サイズとして例えばA4判横サイズ未満の原稿は、操作する人がその目で見て上方からは確認することができない状態になる。
このような状勢の中にあって、その排紙トレイへの排紙に際して、特許文献1及び特許文献3では揃えを良くして原稿の状態を痛めないようにすることに着目し、例えば、排紙速度を遅くして排紙するようにしている。また、特許文献2では減速させて更にストッパに当てるような手段を採り原稿の揃えが安定するような処置が採られている。しかし、排紙速度を減速させることは全体の搬送速度を減速させることになり、生産性も低下するし好ましくない。また、特定サイズ未満の原稿が視認しにくい現象を解消しようとする意図は見られず、原稿が安定して読み込まれているかどうかの不安感に基づく操作性の悪さが残されたままになっている。
特開平6−24604号公報 特開平9−86755号公報 特開平10−250944号公報
本発明は上述のような従来技術の欠点を解消し、排紙トレイへの排紙速度を揃えが損なわれない範囲で増速し、特定サイズ未満の小サイズ原稿を連続して読み取るJOBが行われるときでも、排紙されて回収される状態が上方から見て十分視認できるように改良するものである。即ち、特定サイズ未満の原稿を連続して読み取るJOBでも、特定サイズ以上の原稿のJOBが行われるときと同様に、給紙トレイの上方から観察しても、視認し易くした操作性の良い原稿読取装置及びそれを装着した画像形成装置を提供することを課題にする。
尚、本発明においてJOBとは、給紙トレイに所定枚数の原稿を載置してスタート釦を押して読み取りを始め、排紙トレイ上に前記所定枚数の原稿を回収する迄になされる連続する一連の仕事のことである。また、本発明において、原稿を搬送する各ローラは駆動ローラとそれを押圧する押圧ローラで構成されるローラ対を指し、該ローラ対は単にローラと呼称する。
この目的は次の技術手段1〜8の何れかによって達成される。
1.集積された原稿を給紙する給紙トレイと、該給紙トレイから原稿を給紙する給紙ローラと、給紙される原稿が読み取られる読取部と、読み取られた原稿を排紙する排紙ローラと、排紙された原稿が集積される排紙トレイと、前記原稿を前記給紙トレイから前記読取部を経て前記排紙トレイに案内する搬送路とを有する原稿読取装置であって、
搬送される原稿が特定のサイズ未満であるJOBが行われるときは、前記排紙ローラの周速度を定常速度よりも増速させた速度にすることを特徴とする原稿読取装置。
2.前記排紙トレイは、前記排紙ローラに近接する位置の前記排紙トレイの内壁に形成される第1の原稿突当面と、底部が前記第1の原稿突当面に交わる位置から排紙方向に高くなる、前記排紙ローラに近い側の第1の傾斜面と、前記排紙ローラから遠い側の第2の傾斜面と、前記第1の傾斜面の前記排紙ローラから遠い側の端部が、前記第2の傾斜面の前記排紙ローラから近い側の端部よりも高くすることにより形成した第2の原稿突当面とを有することを特徴とする1に記載の原稿読取装置。
3.前記排紙トレイは、前記排紙ローラに近接する位置の前記排紙トレイの内壁に形成される第1の原稿突当面と、底部が前記第1の原稿突当面に交わる位置から排紙方向に高くなる第1の傾斜面と、該第1の傾斜面の中間部に前記排紙方向に低くなる第2の傾斜面を形成する凹部とを有し、且つ、該凹部における前記第2の傾斜面の前記排紙ローラから遠ざかる端部と前記第1の傾斜面との間に形成された第2の原稿突当面とを有することを特徴とする1に記載の原稿読取装置。
4.前記読取部は、前記搬送路上を搬送される原稿を前記読取部に送り込む入口ローラと、前記読取部から送り出す出口ローラを有するものであり、前記排紙ローラが定常速度から増速された速度にする期間は、原稿の後端が前記読取部の前記出口ローラを通過した時点から前記排紙ローラを通過した時点までの間の期間であることを特徴とする1〜3の何れか1項に記載の原稿読取装置。
5.前記原稿のサイズ及び枚数の情報は、操作盤に入力されることを特徴とする1〜4の何れか1項に記載の原稿読取装置。
6.前記搬送される原稿のサイズは、前記給紙ローラの下流に設けたセンサが給紙される原稿の先端及び後端を検出してその間の前記給紙ローラの駆動モータのパルス数によって計測されて得られ、前記原稿の枚数はカウンタでカウントされて得られることを特徴とする1〜5の何れか1項に記載の原稿読取装置。
7.前記原稿が特定サイズ未満の原稿と特定サイズ以上の原稿が混じって供給されるJOBの情報が得られるときは、前記排紙ローラの周速度は定常速度にすることを特徴とする1〜6の何れか1項に記載の原稿読取装置。
8.1〜7の何れか1項に記載の原稿読取装置を装着したことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、小サイズの原稿であっても、オペレータは読み取りが完了した原稿を視認できるようになり、原稿を視認しながら、操作を進められるので作業性や操作性が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図を用いて説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
まず、本発明の原稿読取装置が装着された画像形成装置の概要について図1の正面図を用いて説明する。
図1に示す画像形成装置1は、デジタル方式による画像形成装置であって、画像読取部A、画像処理部B、画像形成部C、用紙搬送手段としての用紙搬送部Dから構成されている。
原稿画像の読取手段として、画像形成装置1の本体上部に組み込まれた前記画像読取部Aがある。即ち、プラテンガラス123上に原稿を置いて、それを静止させたまま読み込む手段である。即ち、該原稿の画像は走査光学系を構成する照明ランプ及び第1ミラーから成る第1ミラーユニット125の速度vによる読み取り動作と、V字状に位置した第2ミラー及び第3ミラーから成る第2ミラーユニット126の同方向への速度v/2による移動によって読み取られる。読み取られた画像は、投影レンズ127を通してラインセンサである撮像素子CCDの受光面に結像される。
一方、別の原稿画像の読取手段として集積された原稿を1枚ずつ搬送しながら読み取る本発明の原稿読取装置100が画像形成装置1の本体の上方に装着可能にしてある。該原稿読取装置100では、その上部に置かれた給紙トレイ102から1枚ずつ分離されて送り出される原稿は、順次、搬送されながら撮像素子CCDを有する表面の読取部111A及び裏面の読取部111Bにて原稿画像の表裏が読み取られる。原稿画像の表面及び裏面の読み取りが終了した原稿は原稿排紙ローラ115によって原稿の排紙トレイ117上に排出される。尚、この原稿読取装置100についての詳細については後述する。
前者の読取手段は、後者の読取手段を後方へ跳ね上げて、オペレータが原稿をプラテンガラス上に置いて原稿を読み取って複写に用いることができるもので、読み取りの対象は1枚の紙の形に限らず、書物の任意のページの複写も可能であるようにしてある。
これに対して、後者の読取手段は複数枚の原稿を続けて読み取り、複写することも可能にしてあり、両者は目的に応じて使い分けられることが可能になる。
このように上記何れかの手段によって読み取られた画像、即ち、撮像素子CCD上に結像されたライン状の光学像は、順次電気信号(輝度信号)に光電変換されたのちA/D変換を行い、画像処理部Bにおいて濃度変換、フィルタ処理などの処理が施された後、画像データは一旦メモリに記憶される。
画像形成部Cでは、画像形成ユニットとして、像担持体であるドラム状の感光体21と、その外周に、該感光体21を帯電させる帯電手段22、帯電した感光体の表面電位を検出する電位検出手段220、現像手段23がそれぞれ動作順に配置される。更に、転写分離手段である転写極24及び分離極25、前記感光体21のクリーニング装置26及び光除電手段としてのPCL(プレチャージランプ)27が各々動作順に配置されている。また、現像手段23の下流側には感光体21上に現像されたパッチ像の反射濃度を測定する反射濃度検出手段222が設けられている。感光体21は、光導電性化合物をドラム基体上に塗布形成したもので、例えば有機感光体(OPC)が好ましく使用され、図示の時計方向に駆動回転される。
回転する感光体21へは帯電手段22による一様帯電がなされた後、像露光手段としての露光光学系30により画像処理部Bのメモリから呼び出された画像信号に基づいた像露光が行われる。書き込み手段である像露光手段としての露光光学系30は図示しないレーザーダイオードを発光光源とし、回転するポリゴンミラー31、fθレンズ34、シリンドリカルレンズ35を経て反射ミラー32により光路が曲げられ主走査がなされるものである。そして感光体21に対してAoの位置において像露光が行われ、感光体21の回転(副走査)によって潜像が形成される。本実施の形態の一例では文字部に対して露光を行い潜像を形成する。
感光体21上の潜像は現像手段23によって反転現像が行われ、感光体21の表面に可視像のトナー像が形成される。そのトナー像は後述する転写位置Boで転写材としての用紙P上に転写される。用紙Pはプラスチックのものであっても良い。
用紙搬送部Dでは、画像形成ユニットの下方に異なるサイズの用紙Pが収納された用紙収納手段としての給紙ユニット41(A)、41(B)、41(C)が設けられ、また側方には手差し給紙を行う手差し給紙ユニット42が設けられている。それらの何れかから選択された用紙Pは案内ローラ43によって搬送路40に沿って給紙され、給紙される用紙Pの傾きと偏りの修正を行うレジストローラ対44によって用紙Pは一時停止を行ったのち再給紙が行われる。そして搬送路40、転写前ローラ43a、給紙経路46及び進入ガイド板47に案内され、感光体21上のトナー画像が転写位置Boにおいて転写極24及び分離極25によって用紙P上に転写され、搬送ベルト装置45の搬送ベルト454に載置搬送される。このようにして、前記用紙Pは感光体21面より分離し、前記搬送ベルト装置45により定着手段としての定着装置50に搬送される。
定着装置50は加熱源を持つ、回転体加熱部材としての定着ローラ51と加圧部材としての加圧ローラ59とを有しており、用紙Pを定着ローラ51と加圧ローラ59との間を通過させることにより、加熱、加圧によってトナーを定着させる。トナー画像の定着を終えた用紙Pは排出ローラ63により排紙トレイ64上に排出される。
以上は用紙Pの片側への画像形成を行う状態を説明したものであるが、両面複写の場合は2方向切換ゲートとしての排紙切換部材170が切り替わり、用紙案内部177が開放され、用紙としての用紙Pは破線矢印の方向に搬送される。
更に、搬送機構178により用紙Pは下方に搬送され、用紙反転部179によりスイッチバックさせられ、用紙としての用紙Pの後端部は先端部となって両面複写用給紙ユニット130内に搬送される。
用紙Pは両面複写用給紙ユニット130に設けられた搬送ガイド131を給紙方向に移動し、給紙ローラ132で用紙Pを再給紙し、用紙Pを搬送路40に案内する。
再び、上述したように感光体21の方向に用紙Pを搬送し、用紙Pの裏面にトナー画像を転写し、定着装置50で定着した後、排出ローラ63により排紙トレイ64上に排紙する。
次に本発明の画像形成装置1に装着される、本発明の原稿読取装置100について図1と共に、図2及び図3の原稿読取装置における給紙トレイ及び排紙トレイの部分を示す図を用いて詳細に説明する。ここに、図2(a)は原稿読取装置における一実施例の給紙トレイ及び排紙トレイの部分の平面図であり、図2(b)はその正面図である。図3(a)は原稿読取装置における別の実施例の給紙トレイ及び排紙トレイの部分の平面図であり、図3(b)はその正面図である。
この原稿読取装置100には、集積された原稿を給紙する給紙トレイ102と、給紙される原稿の読取部111として、表面画像が読み取られる表面読取部111A及び裏面画像が読み取られる裏面読取部111Bと、読み取られた原稿が集積される排紙トレイ117とが設けられている。更に、前記原稿を前記給紙トレイ102から前記表面読取部111A、裏面読取部111Bを経て前記排紙トレイ117に案内する搬送路104と、該搬送路104内を原稿を搬送させる複数の搬送ローラが設けられている。尚、読取部111にはCCDのラインセンサが用いられている。
前記搬送ローラとして上流側から給紙ローラ105、レジストローラ107、前記表面読取部111Aへの入口ローラ109、裏面読取部111Bの出口に設けた出口ローラ113及び排紙トレイ117への排紙ローラ115が配列されている。
また、給紙ローラ105には、それを直結駆動するパルスモータM1が、レジストローラ107にはそれを駆動するモータM2が、入口ローラ109及び出口ローラ113にはそれ等を共に駆動するパルスモータM3が、排紙ローラ115には加減速可能なモータM4が直結されて設けられている。上記各モータで駆動されるローラ間の間隔は最小原稿サイズの長さより短い寸法にしてある。
また、前記給紙ローラ105及び前記入口ローラ109に近接した下流側並びに前記レジストローラ107及び排紙ローラ115に近接した上流側に原稿の先端又は後端を検出するセンサ106、110、108、116が設けられている。
このような原稿読取装置100の各機能は、表面読取部111Aを除いて筐体101の中に収納されている。表面読取部111Aは画像形成装置の本体部の中に組み込まれている。しかし、筐体101の中に組み込まれる構造にしても良い。
なお、給紙された原稿の先端をセンサ108が検出するとレジストローラ107が一旦停止し、原稿の先端が揃えられて入口ローラ109を経て表面読取部111A及び裏面読取部111Bからなる読取部111に送り込まれる。したがって、原稿の表裏が正しい位置で正確に読みとれる。
そして連続して搬送される原稿が特定のサイズ未満であるJOBが行われるとき、前記排紙ローラ115の周速度を所定期間定常速度よりも増速させた速度に切換えて排紙させている。そして排紙トレイ117に集積される原稿の後端位置が、連続して搬送される特定サイズ以上の原稿のJOBが行われるときの、前記排紙トレイ117に集積される原稿の後端位置よりも、前記排紙ローラの位置から遠ざかる位置にしてある。
ここに、排紙トレイ117の実施例の1つとして、排紙トレイ117Aは、図1の他に図2(a)、(b)にも示すように、前記排紙ローラに近接する位置の前記排紙トレイ117Aの内壁に形成される第1の原稿突当面119Lを有する。更に、該排紙トレイ117Aは、底部が前記第1の原稿突当面119Lに交わる位置から排紙方向に高くなる、前記排紙ローラ115に近い側の第1の傾斜面118Aを有する。更に、該排紙トレイ117Aは、前記排紙ローラ115から遠い側の第2の傾斜面118Bを有する。更に、該排紙トレイ117Aは、前記第1の傾斜面118Aの前記排紙ローラ115から遠い側の端部が、前記第2の傾斜面118Bの前記排紙ローラ115から近い側の端部よりも高くすることにより形成した第2の原稿突当面118Sを有するものである。
この第1の原稿突当面119L及び第2の原稿突当面118Sが原稿の端面を揃える面となっている。
即ち、前記連続して搬送される原稿が特定のサイズ未満であるJOBが行われるとき、前記原稿の後端部は、前記排紙トレイの底部の傾斜部118Bに載置されながら設けられた第2の原稿突当面118Sまで滑り戻されて揃えられるようにしてある。
第1の原稿突当面119Lは連続して搬送される原稿が特定のサイズ以上の原稿及びそれが混じった原稿が揃えられる対象となる。
また、別の実施例として、排紙トレイ117Bは、図3(a)、(b)に示すように、前記排紙ローラ115に近接する位置の前記排紙トレイ117Bの内壁に形成される第1の原稿突当面119Lを有する。更に、該排紙トレイ117Bは、底部が前記第1の原稿突当面119Lに交わる位置から排紙方向に高くなる第1の傾斜面119Aを有する。更に、該排紙トレイ117Bは、該第1の傾斜面119Lの中間部に前記排紙方向に低くなる第2の傾斜面119Bを形成する凹部119Dを有する。且つ、該排紙トレイ117Bは、該凹部119Dにおける前記第2の傾斜面119Bの前記排紙ローラ115から遠ざかる端部と前記第1の傾斜面119Aとの間に形成された第2の原稿突当面119Sを有する。
そして連続して搬送される原稿が特定のサイズ未満であるJOBが行われるとき、原稿の先端部は、原稿突当面119Sに前記原稿の先端を突き当てて第2の傾斜面119S上に揃えられるようにすることができる。
なお、特定のサイズ以上の原稿及びそれが混じったJOBが行われるとき、原稿は排紙ローラ115に近い位置に設けられた第1の原稿突当面壁面119Lに揃えられて集積される。
前記読取部111は原稿表面の表面読取部111A及び原稿裏面の裏面読取部111Bを備えているが表面又は裏面の一方だけを働かすことも可能である。
前記入口ローラ109の近くに設けた前記センサ110により原稿の先端及び後端が検知されると共に、前記入口ローラ109のパルスモータにより、前記センサ110から出口ローラ113迄の距離のパルス数がカウントされる。このようにして原稿の読み取りが完了して原稿の後端が、前記出口ローラ113を通過した時点が検知される。これによって前記排紙ローラ115の周速度、即ち排紙速度は、定常速度から増速された速度に切換わる。そして前記排紙ローラ115の上流側の位置に設けられた排紙センサ116により原稿の後端が検知され、その時点より前記排紙ローラ115を通過する時間差を加算した時点において、増速された速度から定常速度に切り換えるようにしてある。
尚、原稿の排紙速度を増速するとき、原稿の揃えが乱れることは好ましくないので、その乱れが発生しない範囲内の速度として本実施例においては定常速度を32cm/sとし、これに対し増速の場合の速度を40cm/sにした。しかし、これに限定されるものではない。
また、連続して搬送される原稿が特定のサイズ未満であるとき、そのサイズと共に枚数を設定するJOBの内容が、操作盤に入力されることによって、原稿の読み取りと排紙トレイの視認し易い位置(図2では118B、図3では119Bの位置)への集積が自動的に行われる。
前記原稿のサイズは、このように前記給紙トレイ102に載置される原稿の情報を操作盤に入力させて決めることができると共に次の手段によって行うこともできる。
即ち、前記原稿のサイズは、前記給紙ローラ105の下流に設けたセンサ106が給紙される原稿の先端及び後端を検出してその間に給紙ローラを駆動する駆動モータのパルス数を計測して得ることもできる。即ち1パルス当たりの定数である前記給紙ローラの走行距離と前記パルス数の積によって求められる。
このようにすると、JOBのスタート時にJOB内容を操作盤に入力することなく、原稿サイズを計測しながら排紙トレイに集積させることが可能になる。また、入力したJOBの原稿サイズを再確認しながら進めることも可能になる。
このように原稿サイズを計測するには、センサ106の位置から入口ローラ109迄の長さは、少なくとも使用する原稿の最大長さが必要になる。そして画像形成装置1の総高さを大きくすることは操作性の観点から制限があり、原稿読取装置は必然的に画像形成装置1の上部で水平方向に伸びた扁平な形になる。したがって、図1に示すように給紙トレイ102と入口ローラ109までの長さが長くなり、排紙トレイ117は給紙トレイ102の直下に近く配置されるようになる。
このような配置が行われると、給紙トレイ102の底部に設けた集積原稿を下から持ち上げる移動台102Aやサイド規正板102Bを装着した中容量タイプの給紙トレイでは、それらの部分には窓や切り欠きを設けることができない。したがって、排紙トレイ上に集積される原稿の後端位置が従来のような位置であると、排紙された特定サイズ未満の原稿の状態を視認するのが困難になる。
しかし、その場合、給紙トレイの給紙方向と反対方向の端部の底部に設ける窓102Wや幅方向正面に設ける切欠き部102Vを施すことができるので、特定サイズ未満の原稿の後端位置を排紙ローラの位置から離した位置に集積し、排紙トレイ117上の原稿の視認がし易くできる。
したがって、本発明においては特定サイズ未満の小サイズの原稿を特定サイズ以上の大サイズの原稿の一部が視認できる位置まで輸導して揃えるようにして、操作し易くなるようにした。そのために前述のように、連続して搬送される特定サイズ未満の原稿を排紙トレイ117に集積するJOBが行われる場合は、そのサイズを予め検知して排紙ローラ115の周速を切り換えて増速する。但し、原稿の後端が出口ローラ113を通過するまでは、排紙ローラ115の排紙速度は定常速度にしておくことが必要である。また、原稿の後端が排紙ローラ115を通過するのをセンサ116による検知と、検知後の排紙ローラ115までの到達時間差をカウントして排紙ローラ115の通過を確認して、該排紙ローラ115を定常速度に戻しておくことが必要である。
そして、原稿の後端又は先端が排紙ローラ115の位置から、通常よりも離れた位置に揃えて集積できるようにしたものである。
しかし、先行した特定サイズ以上の原稿が排紙トレイ117に残っているままで、特定サイズ未満の原稿の排紙速度を増速しても、突起部118や凹部119Dを特定サイズ以上の原稿で塞いでしまうので特定サイズ以上の原稿と同じ位置に後端が揃えられるように集積される。
したがって、前記特定サイズ未満の原稿と特定サイズ以上の原稿が混じって供給されるJOBが検知される場合には、特定サイズ以上の原稿だけが供給されるJOBと同じように、前記排紙速度は定常速度のままにすることが好ましい。
以上説明した本発明の原稿読取装置の作動プロセスを図4のフローチャートで示すと次のようになる。
S1でスタートされ、S2でJOBが入力される。このJOBの入力は操作盤に原稿サイズと枚数を入力して行われる。S3で搬送される原稿が特定サイズ未満であるかどうかを判定する。そうであればS5に進み、そうでなければS4の連続して搬送される原稿が特定サイズ以上の原稿又はそれの混じったサイズとなる。
S5で原稿サイズとして長さが検知され、JOBの入力内容が再確認される。これは給紙ローラ105の近傍に設けられたセンサ106により原稿の先端及び後端を検出すると共にその間の原稿のサイズを給紙ローラ105及びそれに直結したパルスモータM1のパルス数によって得られる。S6で原稿の先端揃えがなされる。即ち、センサ108でレジストローラ107を一旦停止して原稿先端を正しい位置に調整した上で搬送を続ける。S7で原稿の入口ローラ109に達し、その近くにあるセンサ110と共に原稿の読み取り開始と終了のプログラムが設定される。即ち、センサ110による原稿の先端、後端の検出と入口ローラ109に直結したパルスモータM3によって読取部111における原稿読み取りから、出口ローラ113を原稿の後端が通過するまでのタイミングがプログラムとして設定される。S8でそのプログラムが実行される。読取部111の読み取りの開始と終了がなされ、出口ローラ113を原稿後端が通過する。S9で出口ローラ113を原稿の後端が通過したかどうかが判断される。通過が確認されると、S10で直ちに通過信号が排紙ローラ115に直結したモータM4に伝達される。モータMが通過を確認することによって排紙ローラを定常速度から増速した速度に切換える。S11で排紙ローラ115を原稿の後端が通過したかどうか判断される。センサ116の検知と排紙ローラ115までの時間差の加算による通過情報を得て通過判断がなされ、S12で、排紙ローラの増速した速度をもとの定常速度に切換える。S13でJOBの所定枚数が全て集積し終わったかどうかを確認しながら、S8からS13迄の間のステップを繰り返す。S14でJOB設定時に入力の原稿枚数がカウンタにより全て排紙トレイ117へ集積終了をしたことを確認する。即ち、連続して搬送される特定サイズ未満の原稿のJOBの終了を確認する。そして次のJOBに移行するためS1のスタートに戻る。
一方、S3で連続して搬送される原稿が特定サイズ未満でなく、特定サイズ以上の原稿又はそれの混じったJOBであることが判定された場合には、S4に進む。更に、S16,S17、S18,S19の各ステップがS5,S6、S7,S8の各ステップと全く同じように進む。そしてS20において、JOB中、排紙ローラの定常速度を変更することなく原稿を排紙トレイの特定サイズ以上の原稿の集積位置に集積する。S21にて、設定枚数の原稿の排紙トレイへの集積終了したかどうか確認する。S22にてそれを確認することによって特定サイズ以上の原稿又はそれの混じったJOBを終了する。そして次のJOBに移行するためS1のスタートに戻る。
このような原稿読取装置100を装着した画像形成装置1は、排紙トレイ117に読み取られた原稿が回収されるとき、プリントの生産性が向上するばかりでなく、容易に目で見て確認できるので安心感があり操作性が向上する。
本発明の原稿読取装置が装着された画像形成装置の正面図である。 原稿読取装置における給紙トレイ及び排紙トレイの部分を示す一実施例の図であり、(a)は平面図であり、(b)はその正面図である。 原稿読取装置における給紙トレイ及び排紙トレイの部分を示す別の実施例の図であり、(a)は平面図であり、(b)はその正面図である。 本発明の原稿読取装置の作動プロセスを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
100 原稿読取装置
102 給紙トレイ
102A 移動台
102B サイド規正板
102W 窓
102V 切り欠き
104 搬送路
105 給紙ローラ
107 レジストローラ
106,110,108,116 センサ
109 入口ローラ
111 読取部
111A 表面読取部
111B 裏面読取部
113 出口ローラ
115 排紙ローラ
117,117A,117B 排紙トレイ
118A,119A 第1の傾斜面
118B,119B 第2の傾斜面
118S,119S 第2の原稿突当面
119L 第1の原稿突当面
119D 凹部

Claims (8)

  1. 集積された原稿を給紙する給紙トレイと、該給紙トレイから原稿を給紙する給紙ローラと、給紙される原稿が読み取られる読取部と、読み取られた原稿を排紙する排紙ローラと、排紙された原稿が集積される排紙トレイと、前記原稿を前記給紙トレイから前記読取部を経て前記排紙トレイに案内する搬送路とを有する原稿読取装置であって、
    搬送される原稿が特定のサイズ未満であるJOBが行われるときは、前記排紙ローラの周速度を定常速度よりも増速させた速度にすることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記排紙トレイは、前記排紙ローラに近接する位置の前記排紙トレイの内壁に形成される第1の原稿突当面と、底部が前記第1の原稿突当面に交わる位置から排紙方向に高くなる、前記排紙ローラに近い側の第1の傾斜面と、前記排紙ローラから遠い側の第2の傾斜面と、前記第1の傾斜面の前記排紙ローラから遠い側の端部が、前記第2の傾斜面の前記排紙ローラから近い側の端部よりも高くすることにより形成した第2の原稿突当面とを有することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記排紙トレイは、前記排紙ローラに近接する位置の前記排紙トレイの内壁に形成される第1の原稿突当面と、底部が前記第1の原稿突当面に交わる位置から排紙方向に高くなる第1の傾斜面と、該第1の傾斜面の中間部に前記排紙方向に低くなる第2の傾斜面を形成する凹部とを有し、且つ、該凹部における前記第2の傾斜面の前記排紙ローラから遠ざかる端部と前記第1の傾斜面との間に形成された第2の原稿突当面とを有することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  4. 前記読取部は、前記搬送路上を搬送される原稿を前記読取部に送り込む入口ローラと、前記読取部から送り出す出口ローラを有するものであり、前記排紙ローラが定常速度から増速された速度にする期間は、原稿の後端が前記読取部の前記出口ローラを通過した時点から前記排紙ローラを通過した時点までの間の期間であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の原稿読取装置。
  5. 前記原稿のサイズ及び枚数の情報は、操作盤に入力されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の原稿読取装置。
  6. 前記搬送される原稿のサイズは、前記給紙ローラの下流に設けたセンサが給紙される原稿の先端及び後端を検出してその間の前記給紙ローラの駆動モータのパルス数によって計測されて得られ、前記原稿の枚数はカウンタでカウントされて得られることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の原稿読取装置。
  7. 前記原稿が特定サイズ未満の原稿と特定サイズ以上の原稿が混じって供給されるJOBの情報が得られるときは、前記排紙ローラの周速度は定常速度にすることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の原稿読取装置。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の原稿読取装置を装着したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012233985A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Brother Ind Ltd 印刷装置
US9946211B2 (en) 2015-12-10 2018-04-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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