JP5453468B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は給紙を行う給紙回転体を含み、給紙された用紙に印刷を行う画像形成装置に関する。
画像形成装置ではカセットなどに印刷用の用紙が収容される。そして、収容された用紙と接する給紙用の回転体を回転させ、1枚ずつ用紙を送り出す。送り出された用紙は搬送されつつ印刷される。そして、適切な用紙搬送処理を行うため、用紙の搬送路に搬送状況(用紙位置や遅れの有無等)を検知するためのセンサーが設けられる。
このような用紙の搬送路にセンサーを設ける画像形成装置の一例が特許文献1に記載されている。具体的に、特許文献1には、停止中は用紙先端を押し当て画像形成前の用紙の位置決めを行い駆動中は用紙を搬送するローラーと、ローラーの直前に位置する用紙センサーと、使用する用紙のサイズを指定する用紙サイズ指定手段と、用紙センサーからの信号とローラーの駆動開始タイミングとに基づき用紙の長さを測定する用紙長測定手段と、用紙長さが指定された用紙サイズと違っていたときに紙サイズ不一致を検知する紙サイズ不一致検知手段と、搬送中の用紙が紙サイズ不一致と判断されない場合には指定された用紙サイズを基準にあらかじめ設定しているタイミングでローラーの駆動を停止し、紙サイズ不一致と判断された場合には測定した用紙長を基準にして所定時間後にローラーの駆動を停止するローラー制御手段とを有する画像形成装置が記載されている。この構成により、用紙サイズの設定を間違った場合でも用紙をジャムすることを避ける(特許文献1:請求項1、段落[0007]、図1、図6等参照)。
特開平10−194529号公報
画像形成装置には用紙に画像を形成する画像形成部よりも用紙搬送方向上流側にレジストローラー対(レジスト部)が設けられる。用紙到達当初、レジストローラー対を停止させておき、用紙を撓ませる。撓んだ用紙の弾性で、用紙の先端はレジストローラー対のニップに沿う。このように、レジストローラー対は用紙の斜行の矯正に用いられる。
又、従来、レジストローラー対を用いて、紙間(用紙と用紙の間隔)の調整や印刷速度の調整も行われている。尚、画像形成装置では印刷速度を1分間あたりの印刷枚数(PPM=Page per Minute)で示すことがある。
そして、従来、用紙のレジストローラー対への用紙到達の遅れに応じて、レジストローラー対で用紙を停止させる時間を調整して紙間や印刷速度の調整が行われている。従来、レジストローラー対での用紙停止時間の長さは給紙を行う回転体のスリップ等によりレジストローラー対への用紙到達が理想的な時点から遅れても、その遅れを吸収できるように、余裕を持たせた長さに設定されている。言い換えると、レジストローラー対の回転開始までの時間には用紙到達遅れに対応できるだけの余裕が持たされている。具体的に、レジストローラー対への用紙到達が遅れたとき、センサーによるレジストローラー対への用紙の到達検知からレジストローラー対の回転を開始するまでの時間が減る。これにより一定の印刷速度で印刷を続けることができる。
ところで、近年、画像形成装置の印刷速度の向上が図られている。高速に印刷を行うため、従来よりも紙間は狭められつつある。又、用紙到達遅れに対応するためのレジストローラー対の回転開始までの時間的な余裕も惜しくなる。但し、斜行矯正のため、レジストローラー対で用紙の撓みを生成する時間は必要である。
そこで、レジストローラー対に用紙が到達してから撓み生成時間だけ待った後、直ちにレジストローラー対の回転を開始させることが考えられる。これにより、用紙をほとんど停止させることなく搬送し、印刷を行える。しかし、レジストローラー対で紙間や印刷速度を調整しないので、紙間や印刷速度は給紙の進み、遅れに直接的な影響を受ける。
ここで、用紙は用紙カセット等の内部に収容され、載置される。そして、用紙に接する回転体(例えば、ローラーやコロ)が回転し、給紙がなされるが、載置された用紙の先端位置が基準位置(初期位置)よりも前進する(用紙搬送方向下流側にずれる)ことがある。例えば、用紙を補給するとき、用紙の先端位置を前進させた状態でセットしてしまうことがある。又、摩擦力や吸湿の影響により、次以降に供給される用紙が給紙される用紙に引きずられて前進することもある。
基準位置よりも用紙の先端位置が前進すれば、搬送距離は短くなり、用紙のレジストローラー対への到達が早くなる。従って、印刷速度が速くなり、印刷速度が安定しないことがあるという問題がある。又、仕様を越えた速度で印刷を行い続けると、印刷物の画質の劣化が生じかねない。
尚、特許文献1に記載の画像形成装置は指定された用紙のサイズと、実際に用いられている用紙のサイズが異なるときの用紙のジャム回避に関するものである。又、特許文献1には用紙の先端位置の前進による印刷速度の上昇に関する記載は無い。従って、特許文献1記載の技術では上記の問題を解決できない。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、レジスト部での用紙の停止時間を最短化しても、用紙の先端位置の前進により印刷速度が速くなることを防いで印刷速度を一定に保つことを課題とする。
請求項1に係る画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に向けて用紙を搬送するレジスト部と、回転することにより用紙を前記レジスト部に向けて送り出すとともに次の用紙を供給する前に停止する給紙回転体を含み、複数の用紙を収容する給紙部と、前記給紙部と前記レジスト部の間に設けられる中間ローラー対と、前記レジスト部と前記給紙回転体との間の用紙搬送経路に設けられ、用紙到達を検知する検知体と、前記給紙回転体の回転開始から前記検知体が用紙到達を検知するまでの搬送時間を計時する計時部と、を含み、前記中間ローラー対は、1つの印刷ジョブが完了するまで、回転を続け、前記レジスト部は前記検知体で用紙到達が検知されてから予め定められた撓み生成時間が経過すると直ちに用紙搬送を開始するとともに、次の用紙が前記レジスト部に到達する前に用紙搬送を停止し、前記給紙回転体は、予め定められた枚数分連続して前記搬送時間が予め定められた基準時間よりも短いとき、次以降の給紙では先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始し、また、前記検知体で用紙の到達を検知してから、又は、前記レジスト部が用紙の搬送を開始してから待ち時間を経過した後、回転を開始し、前記待ち時間を長くすることにより、先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始することとした。
この構成によれば、レジスト部は検知体で用紙到達が検知されてから予め定められた撓み生成時間が経過すると用紙搬送を開始するとともに、次の用紙がレジスト部に到達する前に用紙搬送を停止し、給紙回転体は搬送時間が予め定められた基準時間よりも短いとき、次以降の給紙では先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始する。これにより、レジスト部に撓み生成(斜行矯正)に要する時間だけ用紙を停止させ用紙の停止時間を最短化するとき、給紙部に収容された用紙の先端位置が前進していても、レジスト部への用紙の到達を遅らせることができる。従って、用紙の先端位置が前進し、給紙部からレジスト部への用紙搬送距離が短い状態でも、印刷速度の上昇を防ぎ、印刷速度を基準の速度(仕様上予め定められた速度)で安定させることができる。又、印刷速度が仕様より速くなることにより、印刷物での画質低下を防ぐことができる。また、この構成によれば、給紙回転体は予め定められた枚数分連続して搬送時間が基準時間よりも短いとき、次以降の給紙では先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始する。これにより、複数枚の用紙の先端位置がまとまって(用紙の束の単位で)前進していると認められるとき、給紙回転体の回転開始タイミングを遅らせ、印刷速度を落とすことができる。また、この構成によれば、給紙回転体は検知体で用紙の到達を検知してから、又は、レジスト部が用紙の搬送を開始してから待ち時間を経過した後、回転を開始し、待ち時間を長くすることにより、先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始する。これにより、印刷速度が基準の速度(仕様上の速度)で安定するように給紙回転体の回転を開始させるべきタイミングが取られる。
尚、基準時間は給紙開始から検知体が用紙到達を検知するまでの理想的な時間である。言い換えると、印刷速度(PPM)を基準の速度で保つうえで、適切な給紙開始から検知体が用紙到達を検知するまでの時間である。例えば、給紙部内での用紙の基準位置(基準の載置位置)から検知体までの用紙搬送距離を理想的な用紙搬送速度で除して得られる時間である。尚、基準時間は実験等によって、経験的に得られた時間に基づき定めても良い。
又、請求項2に係る発明は請求項1の発明において、前記給紙回転体は予め定められた枚数分の前記搬送時間のうちの何れかの前記搬送時間と前記基準時間と時間差の絶対値、又は、予め定められた枚数分の搬送時間の平均値と前記基準時間の時間差の絶対値だけ、先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始することとした。
この構成によれば、給紙回転体は予め定められた枚数分の搬送時間のうちの何れかの搬送時間と基準時間と時間差の絶対値、又は予め定められた枚数分の搬送時間の平均値と基準時間の時間差の絶対値だけ、先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始する。これにより、印刷速度が速くなっても、基準の速度に戻すように、印刷速度を落とすことができる。
又、請求項に係る発明は請求項1又は2の発明において、前記給紙回転体は前記搬送時間が前記基準時間よりも長いとき、次以降の給紙では先の給紙よりも早いタイミングで回転を開始することとした。
用紙表面の特性や給紙回転体の摩耗や汚れ等によって、給紙(給紙部からの用紙の送り出し)が遅れる傾向が現れることがある。そこで、この構成によれば、給紙回転体は搬送時間が予め定められた基準時間よりも長いとき次以降の用紙では、現在よりも遅いタイミングで回転を開始する。これにより、給紙回転体の回転を開始させるタイミングを早め、印刷速度を基準の速度で維持することができる。
又、請求項に係る発明は請求項の発明において、前記給紙回転体は、前記待ち時間を短くすることにより、先の給紙よりも早いタイミングで回転を開始することとした。
この構成によれば、給紙回転体は検知体で用紙の到達を検知してから、又は、レジスト部が用紙の搬送を開始してから待ち時間を経過した後、回転を開始し、待ち時間を短くすることにより、先の給紙よりも早いタイミングで回転を開始する。これにより、印刷速度が基準の速度(仕様上の速度)で安定するように給紙回転体の回転を開始させるべきタイミングが取られる。
又、請求項に係る発明は請求項1乃至の発明において、前記画像形成部が形成したトナー像を搬送される用紙に転写する転写部と、前記転写部によって転写されたトナー像を用紙に定着させる定着部と、を含むこととした。
この構成によれば、画像形成装置は画像形成部が形成したトナー像を搬送される用紙に転写する転写部と、転写部によって転写されたトナー像を用紙に定着させる定着部と、を含む。これにより、印刷速度が仕様上の速度(仕様上のPPM)で保たれるので、印刷速度が速い状態が続くことによる転写不良や定着不良が生じない。従って、高画質の画像形成装置を提供することができる。
上述したように、本発明によれば、レジスト部での用紙の停止時間を最短化することによって、給紙部の用紙の先端位置の前進の程度により印刷速度に影響が出る場合でも、印刷速度が速くなることを防いで印刷速度を一定に保つことができる。
プリンターの概略構造を示す模型的断面左側面図である。 プリンターのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 プリンターでの用紙の撓み生成を説明するための説明図である。 用紙の撓み生成を説明するためのタイミングチャートである。 給紙部の給紙ローラー付近を拡大した模型的断面図である。 用紙の先端位置の前進による印刷速度の上昇を説明するためのタイミングチャートである。 給紙ローラーの回転開始のタイミング調整の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7を用いて説明する。以下の説明では画像形成装置として電子写真方式でデジタル式のプリンター100を例に挙げる。但し、各実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概要)
まず、図1を用いて、実施形態に係る画像形成装置であるプリンター100の概要を説明する。尚、そして、図1はプリンター100の概略構造を示す模型的断面左側面図である。
図1に示すように、プリンター100の正面上方に操作パネル1が設けられる。そして、操作パネル1はプリンター100の状態や各種メッセージを表示する液晶表示部11を備える。操作パネル1にはプリンター100の各種機能の設定(例えば、印刷に用いる用紙Pのサイズ設定)などを行うためのキー12や、プリンター100の状態(ジョブ実行中やエラー発生等)に伴い点消灯するインジケーター13なども設けられる。
そして、図1に示すように、プリンター100の本体の内部下方に、給紙部2が配置される。給紙部2は挿脱可能なカセット21を含む。カセット21は複数枚の用紙Pを積載して収容する。カセット21内部には用紙搬送方向下流側が上方に付勢され、用紙Pが載置される載置板23が設けられる。又、カセット21には用紙Pの後端位置を規制する後端規制部材24が設けられる。後端規制部材24は用紙Pのサイズに応じてスライド可能である。
そして、給紙ローラー22(給紙回転体に相当。「ピックローラー」と呼ばれることもある)が給紙部2に設けられる。そして、給紙ローラー22は積載された用紙Pのうち最上位の用紙Pと接し、搬送モーター35(図2参照)の駆動を受けて回転駆動する。この給紙ローラー22の駆動により、印刷に用いられる用紙Pはカセット21から送り出される。
又、搬送部3(用紙搬送経路)が給紙部2の用紙搬送方向下流に接続される。搬送部3は給紙部2から供給された用紙Pを画像形成部6に向けて搬送する。搬送部3には用紙搬送方向上流側から、捌き部31、中間ローラー対34、レジストセンサー4(検知体に相当)、レジストローラー対5(レジスト部に相当)が配される。
捌き部31は用紙重送(2枚以上重なった用紙Pの給紙、搬送)を防ぐために設けられる。捌き部31は一対のローラーを含む。捌き部31の、上側のフィードローラー32は用紙Pを画像形成部6に向けて送る方向に回転駆動する。下側のリタードローラー33は重送された用紙Pを給紙部2に送り返す方向に回転する。重送された複数の用紙Pのうち、下側の用紙Pは給紙部2に送り返され、最も上の用紙Pのみレジストローラー対5に向けて搬送される。これにより、用紙Pの重送が解消される。尚、用紙Pを搬送する力はフィードローラー32の方が強い。
中間ローラー対34はレジストローラー対5や画像形成部6に向けて用紙Pを搬送する。そして、レジストローラー対5は用紙Pの斜行を矯正する(詳細は後述)。そして、レジストローラー対5は用紙到達後、予め定められた撓み生成時間T1だけ待った後、回転を開始し、用紙Pを画像形成部6へと送り出す。
中間ローラー対34の下流側であって、レジストローラー対5の上流側かつ近傍に用紙Pの到達、通過を検知するためのレジストセンサー4が設けられる。レジストセンサー4により、レジストローラー対5への用紙Pの到達も検知することができる。又、レジストセンサー4はレジストローラー対5の回転開始のタイミングや、次の用紙Pの給紙のために給紙ローラー22を開始させるタイミングや、後述の画像形成部6でのトナー像の形成開始のタイミングを計るために用いることができる(詳細は後述)。
画像形成部6でのトナー像形成を説明する。画像形成部6には所定の速度で回転しトナー像を担持する感光体ドラム61が設けられる。感光体ドラム61の上部の帯電部62は感光体ドラム61を一定の電位に帯電させる。そして、画像形成部6上方の露光部63はコンピューター200(図2参照)等からプリンター100に送信された画像データや印刷での設定データに基づき、レーザ光Lを感光体ドラム61に照射する。これにより、静電潜像が感光体ドラム61上に形成される。感光体ドラム61の右側方の現像装置64は静電潜像にトナーを供給する。これにより、トナー像が現像される。転写ローラー65(転写部に相当)が感光体ドラム61の下方に設けられる。転写ローラー65は感光体ドラム61と圧接する。転写ローラー65と感光体ドラム61とのニップにトナー像と用紙Pが進入しているとき、転写ローラー65に、転写用の電圧が印加される。これにより、用紙Pにトナー像が転写される。
画像形成部6の用紙搬送方向下流側に定着部7aが設けられる。定着部7aはトナー像が転写された用紙Pの加熱・加圧を行う。定着部7aは発熱体71を内蔵する加熱ローラー72と、加熱ローラー72に圧接してニップを形成する加圧ローラー73を含む。未定着トナー像を担持した用紙Pは定着部7aに送られ、用紙Pはニップに進入する。これにより、トナーが加熱、加圧により溶融し用紙Pに定着する。定着がなされた用紙Pは排出搬送路7bを通って上方へ送られ、本体の最上部の排出トレイ74に排出される。尚、回転駆動して排出トレイ74に向けて用紙Pを搬送する搬送ローラー対75や排出ローラー対76が排出搬送路7bに設けられる。
(プリンター100のハードウェア構成)
次に、図2に基づき、実施形態に係るプリンター100のハードウェア構成を説明する。図2はプリンター100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態のプリンター100は内部に主制御部8を有する。主制御部8は全体制御や通信制御や画像処理を行い、プリンター100の各部を制御する。例えば、主制御部8はCPU81、画像処理部82等を含む基板である。
そして、主制御部8は記憶部83と接続される。記憶部83はROM、RAM、フラッシュROM、HDD等の不揮発性と揮発性の記憶装置を組み合わせたものである。例えば、記憶部83はプリンター100の制御プログラム、制御データ等を記憶する。又、CPU81は中央演算処理装置であり、記憶部83に格納される制御プログラムや設定データに基づきプリンター100の各部の制御や演算を行う。
画像処理部82はASICや画像処理用RAM等を含む回路である。画像処理部82は画像データに、設定に合わせ拡大、縮小、濃度変換、データ形式変換等、各種画像処理を施す。そして、画像処理部82は露光部63に画像処理後の画像データを送る。露光部63はこの画像データを受けて走査、露光を行い、感光体ドラム61に静電潜像を形成する。
又、主制御部8は操作パネル1と接続される。主制御部8は操作パネル1でなされた入力を認識する。又、主制御部8はキー12による入力内容を認識する。又、主制御部8は操作パネル1での液晶表示部11やインジケーター13による表示を制御する。例えば、ジャムなどのエラーが発生したとき、主制御部8はインジケーター13を点灯させ、エラー発生の旨を表示させる。
又、主制御部8は通信I/F部84と接続される。通信I/F部84は印刷を行う画像データや印刷における設定データを含む印刷データの送信元となるコンピューター200(例えば、パーソナルコンピューターやサーバー等)等とネットワークやケーブルを介して通信を行うための通信インターフェイスである。プリンター100は通信I/F部84に入力されたコンピューター200からの画像データや印刷の設定データに基づき、印刷を行う。
プリンター100の内部のうち、エンジン部9(画像形成に関する部分、例えば、給紙部2、搬送部3、画像形成部6、定着部7a、排出搬送路7b)を制御するため、エンジン制御部90が機内に設けられる。
エンジン制御部90はメモリー92内の印刷に関する制御プログラムや制御データに基づき、適切に画像形成が行われるようにエンジン部9の各部の動作を制御する。尚、本実施形態では主制御部8とは別途、画像形成を行う部分を専門的に制御するエンジン制御部90を設ける例を説明するが、エンジン制御部90と主制御部8を統合し、主制御部8や記憶部83にエンジン制御部90の機能、処理を負わせてもよい。
エンジン制御部90はエンジンCPU91やメモリー92や計時部93などを含む基板である。エンジンCPU91はメモリー92内のプログラムやデータに基づき、演算や処理を行う演算処理装置である。メモリー92は画像形成に関する制御用のプログラムやデータを記憶するROMやRAMである。計時部93は制御に関する時間を計時する。尚、計時はエンジンCPU91で行うこともできる。
エンジン制御部90はエンジン部9内の各種回転体を回転させるモーター等のON/OFF等を行って用紙Pの供給、搬送制御や、画像形成部6でのトナー像形成制御や、定着部7aでの定着温度制御などを行って、印刷に関する制御を司る。
図2に示すように、例えば、給紙や用紙搬送に関し、搬送部3には例えば、上述のレジストセンサー4の他、搬送モーター35、レジストクラッチ36、中間クラッチ37が設けられる。又、給紙部2には給紙ローラー22に対して給紙クラッチ25が設けられる。
レジストセンサー4は例えば、光センサーである。光センサーとして、搬送部3に向けて光を照射する発光部と、用紙Pで反射された光を受光する受光部を備える反射型光センサーを用いることができる。又、光センサーとして、発光部と受光部と搬送される用紙Pと接して動くアクチュエーターを備えた透過型光センサーを用いることもできる。例えば、透過型光センサーは用紙Pが到達、通過中でないとき、アクチュエーターが発光部から受光部への光を遮り、用紙Pが到達、通過中ではアクチュエーターの位置が変わり発光部から受光部に光が到達し、出力が変化する。尚、用紙Pの到達、通過を検知できれば、光センサーとは限らず、他種のセンサーでもよい。
レジストセンサー4は用紙Pの存在を検知しているときと検知していないときで、出力(出力電圧値)が切り替わる。そして、レジストセンサー4の出力はエンジン制御部90に入力される。エンジン制御部90はレジストセンサー4の出力により(例えば、HighかLowか、及び、High→Low、Low→Highの切り替わりにより)、各センサーの設置された位置(レジストローラー対5の位置)に用紙Pが到達したか、到達した用紙Pが通過したか、といった点を認識できる。
搬送モーター35はレジストローラー対5や中間ローラー対34や給紙ローラー22を回転させる駆動源である。搬送モーター35に対して複数のギア(不図示)が接続され、レジストローラー対5や中間ローラー対34や給紙ローラー22や捌き部31に駆動力が伝達される。尚、給紙用や搬送部3での搬送用など、給紙や搬送を行うモーターは複数設けるようにしても良い。そして、エンジン制御部90はレジストローラー対5や中間ローラー対34や給紙ローラー22が予め定められた速度で回転するように、搬送モーター35を回転させる。
そして、レジストクラッチ36はレジストローラー対5の回転を制御するためのものであり、駆動力の伝達経路に設けられる。レジストクラッチ36は例えば、電磁式のクラッチである。レジストクラッチ36はエンジン制御部90からの信号に応じて、連結状態又は開放状態となる。エンジン制御部90は搬送モーター35からレジストローラー対5への駆動力の伝達のON/OFFを行い、レジストローラー対5の回転を制御する。
エンジン制御部90はレジストローラー対5を回転させるとき、搬送モーター35を回転させつつ、レジストクラッチ36を連結状態とする。これにより、レジストローラー対5は回転する。一方、エンジン制御部90はレジストローラー対5を停止させるとき、搬送モーター35を停止させるか、レジストクラッチ36を開放状態とする。これにより、レジストローラー対5は停止した状態で保たれる。
又、中間クラッチ37は中間ローラー対34の回転を制御するためのものであり、駆動力の伝達経路に設けられる。中間クラッチ37は例えば、電磁式のクラッチである。中間クラッチ37はエンジン制御部90からの信号に応じて、連結状態又は開放状態となる。これにより、エンジン制御部90は搬送モーター35から中間ローラー対34への駆動力の伝達のON/OFFを行い、中間ローラー対34の回転を制御する。
エンジン制御部90は中間ローラー対34を回転させるとき、搬送モーター35を回転させつつ、中間クラッチ37を連結状態とする。これにより、中間ローラー対34は回転する。一方、エンジン制御部90は中間ローラー対34を停止させるとき、搬送モーター35を停止させるか、中間クラッチ37を開放状態とする。これにより、中間ローラー対34は停止する。尚、中間クラッチ37を設けないようにして、印刷中(搬送モーター35の回転中)、中間ローラー対34を回転させ続けるようにしてもよい。
尚、本実施形態のプリンター100では捌き部31の各ローラーに対しては駆動のON/OFFを行うクラッチを設けてもよいし、設けなくても良い。
又、給紙クラッチ25は給紙ローラー22の回転を制御するためのものであり、駆動力の伝達経路に設けられる。給紙クラッチ25は例えば、電磁式のクラッチである。給紙クラッチ25はエンジン制御部90からの信号に応じて、連結状態又は開放状態となる。これにより、エンジン制御部90は搬送モーター35から給紙ローラー22への駆動力の伝達のON/OFFを行い、給紙ローラー22の回転を制御する。
エンジン制御部90は給紙ローラー22を回転させるとき、搬送モーター35を回転させつつ給紙クラッチ25を連結状態とする。これにより、給紙ローラー22は回転する。一方、エンジン制御部90は給紙ローラー22を停止させるとき、搬送モーター35を停止させるか、給紙ローラー22を開放状態とする。これにより、給紙ローラー22は停止する。
(用紙Pの撓み生成)
次に、図3、図4を用いて、実施形態に係るプリンター100での用紙Pの撓み生成を説明する。図3はプリンター100での用紙Pの撓み生成を説明するための説明図である。図4は用紙Pの撓み生成を説明するためのタイミングチャートである。
図3は中間ローラー対34から画像形成部6までの用紙搬送経路を模式的に示した図である。具体的に、図3には左から中間ローラー対34、レジストセンサー4、レジストローラー対5、画像形成部6の感光体ドラム61や転写ローラー65を示している。便宜上、図3では中間ローラー対34、レジストローラー対5、画像形成部6の上下方向の位置をほぼ同じ位置として、用紙搬送経路を一直線上で示している。更に、図3では便宜上、中間ローラー対34とレジストローラー対5間の距離や、レジストローラー対5と画像形成部6間の距離もほぼ同じとして示している。
本実施形態のプリンター100ではエンジン制御部90はレジストローラー対5に用紙Pを突き当てつつ、中間ローラー対34に用紙搬送を行わせて、用紙Pを撓ませる(図3参照)。撓まされた用紙Pの弾性により、レジストローラー対5のニップに用紙Pが沿い、斜行が矯正される。
そこで、図4を用いて、撓み生成やレジストローラー対5の動作を説明する。図4は複数枚の用紙Pに対して連続して印刷を行うときのタイミングチャートである。尚、給紙ローラー22を回転させる時間の長さや、レジストローラー対5を回転させる時間の長さや、レジストセンサー4が用紙Pを検知している時間や、給紙開始からレジストセンサー4が用紙Pを検知するまでの時間は用紙Pのサイズや搬送速度や搬送距離などによって異なり、図4のタイミングチャートは一例である。
まず、図4での最上段のチャート(「給紙クラッチ」と付されたチャート)は給紙クラッチ25の連結、開放を示す。そして、エンジン制御部90が給紙クラッチ25を連結させる状態(給紙ローラー22を回転させる状態)をHighとして示している。エンジン制御部90が給紙クラッチ25を開放する状態(給紙ローラー22を停止させる状態)をLowとして示している。図4ではt1、t4、t7の時点でエンジン制御部90が給紙クラッチ25を連結状態としている。言い換えると、t1、t4、t7が給紙開始の時点である。
そして、エンジン制御部90は中間ローラー対34を回転させ、給紙部2から供給された用紙Pをレジストローラー対5に向けて搬送させる。尚、エンジン制御部90は次の用紙Pの給紙開始前に給紙クラッチ25をOFFし給紙ローラー22の回転を停止させる。
次に、図4での上から2段目のチャート(「レジストセンサー出力」と付されたチャート)はレジストセンサー4の出力変化の一例を示している。本説明ではレジストセンサー4は用紙Pの存在を検知しているときHighを出力し、用紙Pの存在を検知していないときLowを出力する。図4では時点t2、t5、t8で、エンジン制御部90はレジストセンサー4の出力に基づき、レジストセンサー4に用紙Pが到達したことを認識する。例えば、エンジン制御部90はレジストセンサー4による用紙到達検知に応じて、トナー像形成開始のタイミングを計る。
更に、図4での最下段のチャート(「レジストクラッチ」と付されたチャート)はレジストクラッチ36の連結、開放を示す。そして、エンジン制御部90がレジストクラッチ36を連結させる状態(レジストローラー対5を回転させる状態)をHighとして示している。エンジン制御部90がレジストクラッチ36を開放する状態(レジストローラー対5を停止させる状態)をLowとして示している。図4ではt3、t6、t9の時点でエンジン制御部90がレジストクラッチ36を連結状態としている。言い換えると、t3、t6、t9の時点がレジストローラー対5による二次給紙開始の時点である。
図4の最下段のチャートに示すように、レジストセンサー4に用紙Pが到達したとき、エンジン制御部90はレジストローラー対5を停止状態としておく。そして、エンジン制御部90はレジストローラー対5を停止させたまま、中間ローラー対34に用紙搬送を継続させる。その結果、用紙Pの先端がレジストローラー対5に突き当たり、用紙Pが撓められる。
図4に示すように、エンジン制御部90はレジストセンサー4による用紙到達検知から、予め定められた撓み生成時間T1だけ待った後(撓み生成時間T1が経過すると)、レジストクラッチ36をONしてレジストローラー対5の回転を開始させる。具体的に、図4のt2〜t3、t5〜t6、t8〜t9が撓み生成時間T1となる。そして、エンジン制御部90はレジストローラー対5を回転させ、用紙Pを感光体ドラム61と転写ローラー65のニップに向けて搬送させる。尚、エンジン制御部90は次の用紙Pの到達前にレジストクラッチ36をOFFしてレジストローラー対5の回転を停止させる。
尚、エラーが発生などの特段の理由が無い限り、1つの印刷ジョブ(複数枚の印刷)が完了するまで、中間ローラー対34は回転を続けさせればよい(中間ローラー対34を停止させる必要はない)。
(用紙Pの先端位置)
次に、図5を用いて、用紙Pの先端位置のずれを説明する。図5は給紙部2の給紙ローラー22付近を拡大した模型的断面図である。
図1に示すように、給紙部2には用紙Pを載置する載置板23や後端規制部材24が設けられる。この後端規制部材24の位置にあわせ、載置板23に用紙Pがセットされる。後端規制部材24よりも用紙搬送方向上流側には用紙Pを載置できない。従って、用紙Pの後端側が後端規制部材24に規制された状態(接する状態)での用紙位置が収容された用紙Pの基準位置となる。用紙Pが基準位置で載置されているとき、例えば、用紙Pの先端位置は給紙ローラー22の下方(直下)に位置する。用紙Pが基準位置にある状態を図5の上方に示す。
しかし、用紙Pの先端位置が用紙搬送方向下流側(捌き部31側)に前進することがある。例えば、用紙Pの補給時、先端位置が前方にずれた状態で用紙束がカセット21にセットされることにより、用紙Pの先端位置が前進することがある。
又、給紙時、最上位の用紙Pの送り出し(供給)に引きずられ、最上位よりも下方の用紙Pが前進することもある。例えば、用紙表面が粗いなど、用紙間の摩擦力が大きいほど、給紙される用紙Pに引きずられて、他の用紙Pが前進しやすくなる。又、用紙Pの吸湿により用紙同士の吸着力が強くなり、給紙される用紙Pに引きずられて、他の用紙Pが前進しやすくなることもある(特に表面が樹脂等でコートされた用紙)。又、用紙Pの重送で捌き部31により送り返された用紙Pの先端位置は前進した状態となる。
このように、様々に要因により、給紙部2に収容された用紙Pの先端位置の前進が生ずる。そして、用紙Pが前進した状態の一例を図5の下方に示す。図5に示すように、複数枚の用紙Pが前進した状態となり得る。
(用紙Pの先端位置の前進による印刷速度の上昇)
次に、図6を用い、用紙Pの先端位置の前進による印刷速度の上昇を説明する。図6は用紙Pの先端位置の前進による印刷速度の上昇を説明するためのタイミングチャートである。
まず、図6での最上段のチャートは給紙クラッチ25の連結(High)、開放(Low)を示す。従って、Highは給紙ローラー22の回転を示し、Lowは給紙ローラー22の停止を示す。図6ではt10の時点が給紙開始の時点である。
次に、図6での「レジストセンサー出力(1)」と付されたチャート(上から2段目のチャート)は給紙部2での用紙Pの位置が基準位置にあるときのレジストセンサー4の出力変化の一例を示している。尚、本説明ではレジストセンサー4は用紙Pの存在を検知しているときHighを出力し、用紙Pの存在を検知していないときLowを出力する(以下、同様)。
そして、本実施形態のプリンター100では仕様上の印刷速度を維持しているかを確認する観点から、エンジン制御部90の計時部93は、給紙ローラー22の回転開始から(給紙クラッチ25のON、連結から)レジストセンサー4が用紙Pの先端を検知するまでの時間(以下、「搬送時間」)を計測する。
又、理想的な搬送時間として基準時間が定められる。例えば、エンジン制御部90のメモリー92や記憶部83などが基準時間を示すデータを記憶する。
基準時間は用紙Pが基準位置にある状態で給紙を開始してからレジストセンサー4が用紙Pの到達を検知するまでの基準となる時間(理想的な時間)である。言い換えると、印刷速度(PPM)を基準の速度で保つうえで、適切な給紙開始から検知体が用紙到達を検知するまでの時間である。例えば、基準位置にある用紙Pの先端位置からレジストセンサー4までの搬送距離を予め定められた仕様上の用紙搬送速度を除して求めることができる。尚、実験等によって搬送時間を測り、経験的に基準時間を定めても良い。
用紙Pの先端位置が基準位置にあり、理想的に用紙Pの搬送が行われれば、図6の「レジストセンサー出力(1)」のチャートに示すように、計測される搬送時間は基準時間と同じ、又はほぼ同じとなる。
そして、図6での「レジストセンサー出力(2)」と付されたチャート(上から2段目のチャート)は給紙部2での用紙Pの位置が前進しているときのレジストセンサー4の出力変化の一例を示している。
用紙Pの先端位置が前進していれば、搬送距離が短くなるので「レジストセンサー出力(2)」のチャートに示すように、計測される搬送時間は基準時間よりも短くなる。
本実施形態のプリンター100では連続して給紙を行うとき、レジストセンサー4への用紙到達から、又はレジストローラー対5の回転開始から、次の用紙Pの給紙開始のタイミングが測られる。言い換えると、レジストセンサー4への用紙到達から、又はレジストローラー対5の回転開始から待ち時間が経過すると、給紙ローラー22の回転が開始され、次の用紙Pの給紙がなされる。
先端位置が前進している用紙Pが1枚だけであれば、印刷速度に与える影響は少ない。しかし、複数枚の用紙Pが連続して前進した位置から供給されると、紙間は狭くなり、又、レジストローラー対5が回転を開始する単位時間あたりの回数が増える。従って、複数枚の用紙Pが連続して前進した位置から供給されると、仕様上の印刷速度を越えた状態が続く。
仕様よりも印刷速度が速い状態が続くと、トナー消費量が多くなり十分に帯電していないトナーが現像に用いられやすくなる。従って、転写不良が生じ、トナー像の濃度が本来の濃度よりも薄くなることがある。又、仕様よりも印刷速度が速い状態が続くと、定着部7aの温度低下に対してヒーター(発熱体71)による昇温が追いつかず、定着に必要な温度を維持し難くなる。従って、定着不良が生じ、印刷物に未定着のトナーが残ってしまうこともある。
具体的な例を挙げて説明する。例えば、本実施形態のプリンター100は仕様上、1分間に60枚印刷可能であるとする(60PPM)。そして、基準位置の用紙Pの先端から捌き部31までの距離は20〜30mm程度である。もし、用紙Pの先端位置が前進していれば、給紙部2からレジストローラー対5までの搬送距離は理想的な距離よりも短くなる。従って、用紙Pの先端位置が前進している状態で印刷を続けると、本実施形態のプリンター100の印刷速度は例えば、3〜4PPM程度、速くなることがある。印刷速度が仕様よりも速い状態が続くと、転写不良や定着不良が生じかねない。
そこで、本実施形態のプリンター100のエンジン制御部90は搬送時間と基準時間を比較する。そして、エンジン制御部90は給紙部2内の用紙Pの先端位置が前進しているか否かを認識する。更に、エンジン制御部90は前進していると認識すれば、印刷速度を落とすため、給紙開始タイミングを遅らせる。
尚、図6での「レジストセンサー出力(3)」と付されたチャート(最下段のチャート)は基準時間よりも搬送時間が長く、給紙に遅れがあるときのレジストセンサー4の出力変化の一例を示している。
例えば、用紙Pが滑りやすい場合や、給紙ローラー22が摩耗している場合や、給紙ローラー22にゴミが付着している場合等、給紙ローラー22がスリップすることで給紙が遅れることもある。給紙が遅れると、プリンター100の印刷速度は仕様を満たさなくなる。そこで、給紙の遅れにより印刷速度が低下していれば、エンジン制御部90は給紙ローラー22の回転開始タイミングを早める。
(給紙ローラー22の回転開始のタイミングの調整の流れ)
次に、図7を用い、給紙ローラー22の回転開始のタイミング調整の一例を説明する。図7は給紙ローラー22の回転開始のタイミング調整の一例を示すフローチャートである。
例えば、図7のスタートはプリンター100の主電源が投入された時点である。そして、エンジン制御部90は印刷で給紙が行われるごとに、給紙ローラー22の回転開始(給紙クラッチ25の連結)からレジストセンサー4の用紙到達検知までの時間を計測する。そして、エンジン制御部90は予め定められた枚数分の搬送時間を計測する(ステップ♯1)。
予め定められた枚数は複数の用紙Pがまとまって(用紙束で)、前進しているか否かを確認するための枚数であり、任意に定めることができる。しかし、予め定められた枚数を多く設定すると(例えば、11枚以上に設定すると)、給紙ローラー22の回転開始タイミングの調整の周期が長くなる。そうすると、回転開始タイミングの調整時点が適切なものでは無くなる可能性がある。そこで、例えば、予め定められた枚数を2〜10枚程度、より好ましくは2〜3枚程度とし、比較的少ない枚数の周期とすることができる。
そして、エンジン制御部90は給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを遅らせるべきか否かを確認する(ステップ♯2)。例えば、エンジン制御部90は予め定められた枚数分の搬送時間のうちの何れかの搬送時間が基準時間よりも短いとき、給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを遅らせると判断してもよい。あるいはエンジン制御部90は予め定められた枚数分の搬送時間の平均値が基準時間よりも短いとき、給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを遅らせると判断してもよい。
又、突発的に1枚だけ用紙Pが早くレジストローラー対5に到達しても、給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを遅らせないようにするため、エンジン制御部90は予め定められた枚数分連続して搬送時間が基準時間よりも短いとき、給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを遅らせると判断してもよい。
給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを遅らせるとき(ステップ♯2のYes)、エンジン制御部90は給紙ローラー22の回転を遅らせる量(調整量)を定める(ステップ♯3)。具体的に、エンジン制御部90は予め定められた枚数分の搬送時間のうちの何れかの搬送時間と基準時間と時間差の絶対値を調整量と定めても良い。あるいはエンジン制御部90は予め定められた枚数分の搬送時間の平均値と基準時間の時間差の絶対値を調整量と定めても良い。
そして、求めた調整量に基づき、エンジン制御部90は給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを遅らせる方向に調整する(ステップ♯4)。これにより、給紙ローラー22は搬送時間が予め定められた基準時間よりも短いとき、次以降の給紙では先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始することになる。
具体的に、本実施形態のプリンター100ではエンジン制御部90はレジストセンサー4で用紙Pの到達を検知してから、又はレジストローラー対5が用紙Pの搬送を開始してから、待ち時間を経過した後、給紙ローラー22の回転を開始させる。そこで、エンジン制御部90はこの待ち時間を長くすることにより、給紙ローラー22の回転開始タイミングを遅らせる。
そして、エンジン制御部90は次の給紙ローラー22の回転開始タイミングに備え、調整後の給紙ローラー22の回転開始タイミングを示すデータをメモリー92に記憶させる(ステップ♯5)。例えば、待ち時間の長さを示すデータが調整後の給紙ローラー22の回転開始タイミングを示すデータとして記憶される。ステップ♯5の後、フローはステップ♯1に戻る。
一方、給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを遅らせるべきで無ければ(ステップ♯2のNo)、エンジン制御部90は給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを早くすべきか否かを確認する(ステップ♯6)。
ほぼ理想的に給紙や用紙搬送が行われていれば、給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングは現状維持のままとすればよい。そこで、エンジン制御部90は予め定められた枚数分の搬送時間のうちの何れかの搬送時間が基準時間と同じか、ほぼ同じとき(何れかの搬送時間と基準時間の差が予め定められた許容範囲におさまるとき)、給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを早くする必要はないと判断してもよい。あるいはエンジン制御部90は予め定められた枚数分の搬送時間の平均値が基準時間と同じか、ほぼ同じとき(搬送時間の平均値と基準時間の差が予め定められた許容範囲におさまるとき)、給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを早くする必要はないと判断してもよい。
早くする必要が無ければ(ステップ♯6のNo)、フローはステップ♯1に戻る。一方、早くする必要があれば(ステップ♯6のYes)、エンジン制御部90は給紙ローラー22の回転を早くする量(調整量)を定める(ステップ♯7)。具体的に、エンジン制御部90は予め定められた枚数分の搬送時間のうちの何れかの搬送時間と基準時間と時間差の絶対値、又は予め定められた枚数分の搬送時間の平均値と基準時間の時間差の絶対値を調整量と定めても良い。
そして、求めた調整量に基づき、エンジン制御部90は給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを早める方向に調整する(ステップ♯8)。これにより、給紙ローラー22は搬送時間が予め定められた基準時間よりも長いとき(給紙や用紙搬送で遅れが出ているとき)、次以降の給紙では先の給紙よりも早いタイミングで回転を開始することになる。
具体的に、エンジン制御部90は上述の待ち時間を時間差の絶対値だけ短くすることにより、給紙ローラー22の回転開始タイミングを早める。そして、フローはステップ♯5に移行する。
尚、給紙ローラー22の回転開始タイミングを示すデータ(レジストセンサー4への用紙到達やレジストローラー対5の回転開始から給紙ローラー22の回転開始までの待ち時間を示すデータ)は、メモリー92に記憶される。そして、基準となる待ち時間を予め定めておき、メモリー92に記憶させておいてもよい。予め定められた基準の待ち時間は搬送時間が基準時間と同じか、ほぼ同じとき、仕様上の印刷速度となるように(予め定められた単位時間あたりの印刷枚数となるように)定められる。そして、予め定められた枚数の印刷や、プリンター100の電源投入や、カセット21の挿脱など、予め定められた条件が満たされると、エンジン制御部90はメモリー92の調整された給紙ローラー22の回転開始タイミングを示すデータ(待ち時間を示すデータ)をリセットし、給紙ローラー22の回転開始タイミング(待ち時間)を基準に戻すようにしてもよい。これにより、例えば、給紙ローラー22の回転を開始させるタイミングを遅らせる方向に調整した状態が続くことにより、仕様上の印刷速度を満たさない状態が続くことを避けることができる。
このようにして、本発明に係る画像形成装置(例えば、プリンター100)は用紙Pに画像を形成する画像形成部6と、画像形成部6に向けて用紙Pを搬送するレジスト部(レジストローラー対5)と、回転することにより用紙Pをレジスト部に向けて送り出すとともに次の用紙Pを供給する前に停止する給紙回転体(給紙ローラー22)を含み、複数の用紙Pを収容する給紙部2と、レジスト部と給紙回転体との間の用紙搬送経路に設けられ、用紙到達を検知する検知体(レジストセンサー4)と、給紙回転体の回転開始から検知体が用紙到達を検知するまでの搬送時間を計時する計時部93と、を含み、レジスト部は検知体で用紙到達が検知されてから予め定められた撓み生成時間T1が経過すると用紙搬送を開始するとともに、次の用紙Pがレジスト部に到達する前に用紙搬送を停止し、給紙回転体は搬送時間が予め定められた基準時間よりも短いとき、次以降の給紙では先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始する。
これにより、レジスト部(レジストローラー対5)に撓み生成(斜行矯正)に要する時間だけ用紙Pを停止させ用紙Pの停止時間を最短化するとき、給紙部2に収容された用紙Pの先端位置が前進していても、レジスト部への用紙Pの到達を遅らせることができる。従って、用紙Pの先端位置が前進し、給紙部2からレジスト部への用紙搬送距離が短い状態でも、印刷速度の上昇を防ぎ、印刷速度を基準の速度(仕様上予め定められた速度)で安定させることができる。又、印刷速度が仕様より速くなることにより、印刷物での画質低下を防ぐことができる。
又、給紙回転体(給紙ローラー22)は予め定められた枚数分の搬送時間のうちの何れかの搬送時間と基準時間と時間差の絶対値、又は予め定められた枚数分の搬送時間の平均値と基準時間の時間差の絶対値だけ、先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始する。これにより、複数枚の用紙Pの先端位置がまとまって前進し、印刷速度が速くなっても、基準の速度に戻すように、印刷速度を落とすことができる。
又、給紙回転体(給紙ローラー22)は予め定められた枚数分の搬送時間のうちの何れかの搬送時間、又は予め定められた枚数分の搬送時間の平均値が基準時間よりも短いとき、先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始する。これにより、用紙Pの先端位置が前進している可能性が高いとき、印刷速度を落とすことができる。
又、給紙回転体(給紙ローラー22)は予め定められた枚数分連続して搬送時間が基準時間よりも短いとき、次以降の給紙では先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始する。これにより、複数枚の用紙Pの先端位置がまとまって(用紙Pの束の単位で)前進していると認められるとき、給紙回転体(給紙ローラー22)の回転開始タイミングを遅らせ、印刷速度を落とすことができる。
又、用紙Pの表面の特性や給紙回転体の摩耗や汚れ等によって、給紙(給紙部2からの用紙Pの送り出し)が遅れる傾向が現れることがある。そこで、給紙回転体は搬送時間が基準時間よりも長いとき、次以降の給紙では先の給紙よりも早いタイミングで回転を開始する。これにより、給紙回転体の回転を開始させるタイミングを早め、印刷速度を基準の速度で維持することができる。
又、給紙回転体(給紙ローラー22)は検知体(レジストセンサー4)で用紙Pの到達を検知してから、又はレジスト部(レジストローラー対5)が用紙Pの搬送を開始してから待ち時間を経過した後、回転を開始し、待ち時間を長く、又は短くすることにより、先の給紙よりも早いタイミング、又は遅いタイミングで回転を開始する。これにより、印刷速度が基準の速度(仕様上の速度)で安定するように給紙回転体(給紙ローラー22)の回転を開始させるべきタイミングが取られる。
又、画像形成装置(例えば、プリンター100)は画像形成部6が形成したトナー像を搬送される用紙Pに転写する転写部と、転写部によって転写されたトナー像を用紙Pに定着させる定着部7aと、を含む。これにより、印刷速度が仕様上の速度(仕様上のPPM)で保たれるので、印刷速度が速い状態が続くことによる転写不良や定着不良が生じない。従って、高画質の画像形成装置を提供することができる。
次に、他の実施形態を説明する。上記の実施形態では給紙ローラー22の回転開始からレジストセンサー4が用紙到達を検知するまでの時間を測定した。しかし、検知体としては、レジストセンサー4に限られない。例えば、レジストセンサー4よりも用紙搬送方向上流側に用紙の到達を検知するセンサーがあれば、給紙ローラー22の回転開始からセンサーが用紙到達を検知するまでの時間を計測し、給紙ローラーの回転開始のタイミングを調整してもよい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は用紙を撓ませた後送り出すレジストローラー対を含む画像形成装置に利用可能である。
100 プリンター(画像形成装置) 2 給紙部
22 給紙ローラー(給紙回転体) 3 搬送部(用紙搬送経路)
4 レジストセンサー(検知体) 5 レジストローラー対(レジスト部)
6 画像形成部 65 転写ローラー(転写部)
7a 定着部 93 計時部
P 用紙 T1 撓み生成時間

Claims (5)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に向けて用紙を搬送するレジスト部と、
    回転することにより用紙を前記レジスト部に向けて送り出すとともに次の用紙を供給する前に停止する給紙回転体を含み、複数の用紙を収容する給紙部と、
    前記給紙部と前記レジスト部の間に設けられる中間ローラー対と、
    前記レジスト部と前記給紙回転体との間の用紙搬送経路に設けられ、用紙到達を検知する検知体と、
    前記給紙回転体の回転開始から前記検知体が用紙到達を検知するまでの搬送時間を計時する計時部と、を含み、
    前記中間ローラー対は、1つの印刷ジョブが完了するまで、回転を続け、
    前記レジスト部は前記検知体で用紙到達が検知されてから予め定められた撓み生成時間が経過すると直ちに用紙搬送を開始するとともに、次の用紙が前記レジスト部に到達する前に用紙搬送を停止し、
    前記給紙回転体は、予め定められた枚数分連続して前記搬送時間が予め定められた基準時間よりも短いとき、次以降の給紙では先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始し、また、前記検知体で用紙の到達を検知してから、又は、前記レジスト部が用紙の搬送を開始してから待ち時間を経過した後、回転を開始し、前記待ち時間を長くすることにより、先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記給紙回転体は予め定められた枚数分の前記搬送時間のうちの何れかの前記搬送時間と前記基準時間と時間差の絶対値、又は、予め定められた枚数分の搬送時間の平均値と前記基準時間の時間差の絶対値だけ、先の給紙よりも遅いタイミングで回転を開始することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記給紙回転体は前記搬送時間が前記基準時間よりも長いとき、次以降の給紙では先の給紙よりも早いタイミングで回転を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記給紙回転体は、前記待ち時間を短くすることにより、先の給紙よりも早いタイミングで回転を開始することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成部が形成したトナー像を搬送される用紙に転写する転写部と、
    前記転写部によって転写されたトナー像を用紙に定着させる定着部と、を含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
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