JP2009256039A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給紙ローラ3等の駆動をためのモータが共通利用される画像形成装置においてモータを別途増設することなく、レジストローラ対4でシートSを適切に撓ませる。
【解決手段】画像形成装置は、制御部8と、感光体ドラム51を有する画像形成部5と、シートSを収容するシート収容部と、レジストローラと、シート収容部からシートSを供給してレジストローラまでシートSを搬送する回転体と、感光体ドラム51や回転体やレジストローラを回転させる1つの駆動源と、レジストローラへのシート到達を検知する検知体と、回転体の回転開始から検知体がシート到達を検知するまでの搬送時間を計時する計時部82と、標準搬送時間を記憶する記憶部83と、を備え、搬送時間が標準搬送時間よりも短い場合、回転体の動作時間を短くする。
【選択図】図2

Description

本発明は、カセット等のシート収容部から搬送されるシートを、一時停止させ、撓ませた後、搬送を開始するレジストローラを有するプリンタ、複写機、複合機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
従来、プリンタ等の画像形成装置に、一対のレジストローラが設けられることがある。レジストローラは、シートが搬送されてきた当初は回転しない。そして、搬送されてきたシートはレジストローラに突き当てられ、その結果、撓んだシートの弾発性を利用し、シートの前端をニップに沿わせ、斜行状態が修正される。その後、レジストローラは、シートへのトナー像の転写のため、適切なタイミングで回転駆動する。このように、レジストローラは、シートの斜行を修正し、シートへのトナー像の転写タイミングを計る。
このような、レジストローラを有する画像形成装置が特許文献1に記載されている。具体的に、特許文献1には、給紙ローラと、給紙ローラから供給された用紙を画像形成部へ一定のタイミングで送るレジストローラと、レジストローラの上流側に用紙搬送時間検出手段と、検出時間と、予め実験等で得られた用紙搬送時間の標準値とを比較し、その比較結果に基づいて給紙動作継続中あるいは給紙動作終了後に、給紙ローラの速度を調整する制御手段と備える画像形成装置の給紙装置が記載されている。これにより、給紙条件の是正を確実に行おうとする(特許文献1:請求項1、要約、段落[0042]等参照)。
特開2001−206583
上記特許文献1は、給紙ローラの速度調整を行うので、確かに、シートの搬送を確実に行い得る点で効果を有する。シートの不送り、重走を防ぎ、又、適切にレジストローラでシートを撓ませることができる場合がある。しかし、特許文献1記載の構成では、給紙ローラの回転速度を変化させるため、感光体ドラム等を回転させるためのモータとは別個独立に、給紙ローラ専用の駆動モータが設けられる(特許文献1、図4、段落[0033]、[0023]等参照)。この構成では、モータが複数必要な上に、別途、駆動回路、制御用の信号線等も必要となり、製造コストが上昇するという問題がある。更に、給紙装置は、複数設けられることが多く、その製造コスト上昇は無視できなくなる。
そのため、一般に、画像形成装置の下位価格帯の機種(低セグメント機と呼ばれることがある)では、感光体ドラム、給紙ローラ、レジストローラ、搬送ローラ等を駆動させるモータは共通とされる。即ち、複数のギアを連結してゆき、1つのモータでこれらの複数の部材を回転させる。ここで、ドラムや各ローラの回転速度は、ギア比により差を設けることは可能であるが、その比率は一定であり、例えば、給紙ローラのみ回転速度を変化させることはできない。
そして、下位価格帯の機種では、上述したように、例えば、給紙速度を変化させるためにモータの回転速度を変化させると、各部材の回転速度比は一定であるから、給紙、シート搬送、画像形成等の全てのプロセスにおいて、速度が変化してしまい、高品質の画像形成が困難となり、整合がとれなくなる。従って、特許文献1のような構成は、下位価格帯の機種では、到底採用できないという問題がある。
しかしながら、下位価格帯の機種であっても、シートの摩擦力で積載されたシートがずれていくことや、摩擦係数がシートの種類や紙質により異なる等により、レジストローラ対にシートが到達するまでの時間に差が生ずるものであり、シートをレジストローラ対で適切に撓ませることができない場合があるという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、感光体ドラムや給紙ローラ等を駆動させるモータが共通利用される画像形成装置において、モータを別途増設することなく、低コストでありながら、レジストローラ対でシートを適切に撓ませ、シートの適切な搬送を行うことを課題とする。
上記課題を解決するため請求項1に係る発明は、画像形成装置であって、装置の各部の動作の制御を行う制御部と、像担持体としての感光体ドラムを有する画像形成部と、画像形成を行うシートを積載して収容するシート収容部と、搬送されるシートを突き当てて撓ませた後、シートの搬送を行うレジストローラと、前記シート収容部から搬送路にシートを供給するために回転され、前記レジストローラまでシートを搬送する1又は複数の回転体と、少なくとも、前記感光体ドラムと、前記回転体と、前記レジストローラと、を回転させる1つの駆動源と、前記レジストローラへのシート到達を検知する検知体と、前記回転体の回転開始から前記検知体がシート到達を検知するまでの搬送時間を計時する計時部と、前記搬送時間の標準値である標準搬送時間を記憶する記憶部と、を備え、前記制御部は、前記搬送時間と前記標準搬送時間を比較するとともに、前記搬送時間が前記標準搬送時間よりも短い場合、前記標準搬送時間でシートが搬送された際の前記回転体の動作時間よりも前記回転体の動作時間を短くすることとした。
この構成によれば、感光体ドラムと、回転体と、レジストローラ等を1つの駆動源で回転させる構成の画像形成装置でも、搬送時間が標準搬送時間よりも短い場合、回転体の動作時間を短くして、回転体を早めに停止させるから、レジストローラで、シートの撓み量が大きくなり過ぎることを防ぐことができる。又、給紙を繰り返すうちに、シートの摩擦力で搬送方向下流側に積載されたシートが傾き、シート収容部からレジストローラへの距離が短くなる現象にも対応することができる。従って、シートの搬送速度が標準より速くなった場合でも、シートを適切に撓ませることができ、シートの斜行の修正が適切に行われ、撓ませすぎによってシートに折り目が付くこともなく、シートのジャム(詰まり)を防ぐこともできる。
又、請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記制御部は、前記搬送時間と前記標準搬送時間を比較した際に、前記搬送時間が前記標準搬送時間よりも長い場合、前記標準搬送時間でシートが搬送された際の前記回転体の動作時間よりも前記回転体の動作時間を長くすることとした。
この構成によれば、レジストローラへのシートの到達が遅れている場合に、回転体の駆動時間を延ばすから、レジストローラでのシートの一定以上の撓み量を確保することができる。即ち、シートの摩擦係数が小さい等の理由により、シート搬送速度が標準より遅くても、シートを十分に撓ませることができる。従って、突き当て不足が無くなり、シートの斜行の修正が適切に行われ、シートのジャム(詰まり)を防ぐことができる。
又、請求項3に係る発明は、請求項1又は2の発明において、前記検知体は、シートごとに前記レジストローラへの到達を検知し、前記計時部は、シートごとに前記搬送時間を計時し、前記制御部は、シートごとに、前記回転体の動作時間を変化させる制御を行うこととした。
この構成によれば、シートごとに搬送時間の検出や、回転体の駆動時間を変化させるから、使用するシート収容部の切替があった場合や、シート収容部内でシートの載置位置がずれている場合や、摩擦係数の異なるシートに切り替わる等により、シートの搬送時間に差が生じても、適切にシートをレジストローラで撓ませることができる。
又、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の発明において、シートのサイズを設定するための入力部、及び/又は、シートのサイズを検出するためのサイズ検出部を有し、前記記憶部は、装置で利用可能なシートの各サイズのそれぞれについて、前記標準搬送時間を記憶し、前記制御部は、シートのサイズごとに、前記搬送時間と前記標準搬送時間の差に基づいて前記回転体の動作時間を変化させる制御を行うこととした。この構成によれば、様々なサイズのシートを使用しても、適切にシートを撓ませることができる。
又、請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の発明において、前記シート収容部が複数設けられ、各前記シート収容部でレジストローラまでの搬送距離が異なる場合、前記記憶部は、各前記シート収容部のそれぞれについて前記標準搬送時間を記憶し、前記制御部は、前記シート収容部ごとに、前記搬送時間と前記標準搬送時間に基づいて、前記回転体の動作時間を変化させる制御を行うこととした。
この構成によれば、複数のシート収容部が設けられ、各シート収容部からレジストローラまでの距離が異なる場合、どのシート収容部からシートが供給されても、レジストローラで適切にシートを撓ませることができる。
又、請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の発明において、装置の状態を表示するための表示部を有し、前記回転体の駆動開始から所定時間を経過しても前記検知体がシートの到着を検出できない場合、前記制御部は、前記表示部にエラー表示を行わせることとした。又、請求項7に係る発明は、請求項1乃至6の発明において、外部に装置の状態を示すデータを送信する通信部を有し、前記回転体の駆動開始から所定時間を経過しても前記検知体がシートの到着を検出できない場合、前記制御部は、エラー状態を示すデータを送信することとした。
請求項6と請求項7の構成によれば、所定時間を経過しても前記検知体がシートの到着を検出できない場合、画像形成装置は、エラー表示又はエラー状態を示すデータを送信するから、シートのジャムが発生したことを伝達できる。
上述したように、本発明によれば、感光体ドラムや給紙ローラ等が1つの駆動源により回転される画像形成装置であっても、レジストローラで適切にシートを撓ませることができる。即ち、適正な撓み量を常に確保することができる。従って、シートの折れ目や斜行
やジャムのない画像形成装置を低コストで提供することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜5を参照しつつ説明する。本実施形態では、プリンタ1(画像形成装置に相当)を例に挙げて本発明を説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(プリンタ1の概略構成)
まず、図1により本発明の第1の実施形態に係るプリンタ1の概略構成を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタ1の模型的垂直断面左側面図である。図1の右方がプリンタ1の前面側、左方が背面側である。
図1に示すように、プリンタ1の本体の内部下方に、各サイズのプリンタ用紙やOHPシート等の印刷を行う際の各種記録媒体としてのシートSを積載して収容するカセット2(シート収容部に相当)が、複数配される。例えば、カセット2は、1段当たり250〜500枚程度収容可能である。そして、カセット2の搬送方向下流側上方に、給紙ローラ3(回転体に相当)が配される。この給紙ローラ3は、カセット2からシート搬送路30にシートSを供給し、レジストローラ対4までシートSを搬送するため回転し、シートSを図1においてカセット2の右上方に送り出す。又、給紙ローラ3の近傍には、重送を防止するため、シートSの下面と接するパッド21が設けられる。又、カセット2は、標準として1〜2台程度付属するが、オプション装置として用意されるカセット2を装着することで、更に複数段(図1では3段)積み重ねることが可能である。
各カセット2内部には、シートSを載置する載置板22が設けられる。載置板22は、ばね等により、給紙ローラ3に最上位のシートSが接するように上方に向け付勢される。そして、載置板22には、載置するシートSのサイズに合わせてスライド移動し、シートの載置位置を規制する規制部材23が設けられる。規制部材23は、シートSを縦方向で規制するものと、横方向で規制するものとの2種類設けることができる(図1では、紙面奥行方向でシートSを規制する規制部材23を図示)。この2種の規制部材23の位置を検出するサイズ検知センサ24(サイズ検出部に相当)を設けることで、載置板22上のシートSのサイズを検出することができる。尚、サイズ検知センサ24には、例えば、可変抵抗式のものや、光センサ方式のものを用いることができる。
カセット2のシート搬送方向下流側には、シート搬送路30、レジストローラ対4、画像形成部5が配される。カセット2から送り出されたシートSは、シート搬送路30に設けられるガイド板31に案内されつつ、レジストローラ対4に到達する。尚、シート搬送路30には、下段のカセット2からでもレジストローラ対4に到達するように、適宜、回転してシートSを搬送する搬送ローラ対32(回転体に相当)を設けることができる。
レジストローラ対4は、シート到達当初は回転せず、シートSはニップに突き当てられ、シートSは撓む。そのシートSの撓みをガイドする撓みガイド板41がレジストローラ対4の手前に設けられる。シートSを撓ませると、シートSの弾発力により、シートSの前端がレジストローラ対4のニップに進入し、前端がニップに沿う。これにより、シートSの斜行が修正される。その後、レジストローラ対4は、画像形成部5で形成されるトナー像とのタイミングを計り、シートSを画像形成部5へと送り出す。即ち、レジストローラ対4は、搬送されるシートSを突き当てて撓ませた後、シートSの搬送を行う。
そして、レジストローラ対4のシート搬送方向上流側の近傍に、シートSのレジストローラ対4への到達を検知する検知センサ6(検知体に相当)が設けられる。この検知センサ6は、例えば、発光部と受光部からなる光センサとし、発光部と受光部の間に、搬送されるシートSと接するように扇型や半月状の遮光板を設け、この遮光板はシート搬送方向に垂直な方向を軸線方向として回動可能とする。搬送されてきたシートSが遮光板に突き当たり、搬送が継続されて遮光板が回動し、受光部に光が入射する。例えば、このような構成により、検知センサ6は、レジストローラ対4へのシートSの到達を検知するが、上記のような形式のものに限定されず、シートSの到着・存在を検出できればよい。
次に、画像形成部5は、像担持体としての感光体ドラム51と、その周囲に、帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラ55等を有する。
帯電装置52は、感光体ドラム51の上方に配され、ワイヤによる放電や、ローラ、ブラシ等の接触により感光体ドラム51を所定電位に帯電させる。露光装置53は、帯電装置52の更に上方に配され、プリンタ1にユーザ端末100(例えば、パーソナルコンピュータ、図2参照)から送信された文字や図形、模様等の画像データ信号に基づき、レーザ(図1中の一点鎖線で図示)の点消灯を制御しつつ、レーザ光を感光体ドラム51に照射する。これにより、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。現像装置54は、感光体ドラム51の右側方に配され、静電潜像にトナーを供給し、静電潜像はトナー像として現像される。転写ローラ55は、感光体ドラム51の下方で圧接し転写ニップを形成する。前記レジストローラ対4によって同期をとって送られてきたシートSとトナー像がニップに進入した際に、転写ローラ55には、転写用のバイアス電圧が印加され、最終的に、トナー像は、シートSに転写される。
画像形成部5の用紙搬送方向下流には、定着装置56、シート搬送路57、及び排出トレイ58が配される。トナー像が転写されたシートSは、定着装置56へと送られ、加熱ローラ56aと加圧ローラ56bのニップに進入し、トナー像が定着される。定着装置56から排出された用紙等は、シート搬送路57を通って上方へ送られ、排出口から、本体の最上部の排出トレイ58に排出される。
そして、プリンタ1の正面上方には、操作パネル7(入力部、表示部に相当)が設けられる。操作パネル7には、例えば、LEDの点灯により装置の状態を表示するインジケータ71や、印刷を行う際の使用するカセット2やシートサイズの設定等のプリンタ1への操作、入力を行うためのキー72が設けられる。
(プリンタ1の制御基板やハードウェア構成)
次に、図2に基づき、本発明の第1の実施形態に係るプリンタ1のハードウェア構成について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタ1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
まず、本実施形態に係るプリンタ1は、プリンタ1の各部の動作の制御を行うため、プリンタ1内に適宜配される制御部8を有する。
制御部8には、例えば、CPU81(Central Processing Unit)や、計時部82、記憶部83が配される。計時部82は、カウンタ等で構成され、各種時間の計時を行うが、本発明に関し、給紙ローラ3のONから(動作開始から)、検知センサ6がレジストローラ対4へのシートSの到着を検知するまでの時間(以下、「搬送時間」という。)を計時する。尚、CPU81が計時を行ってもよいが、この場合、CPU81が計時部となる。
記憶部83は、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等の複数種の記憶装置で構成される。そして、CPU81は、記憶部83に記憶されるプログラムや制御用データ、画像データ等に基づき、プリンタ1の各部の動作の制御を行う。尚、記憶部83は、本発明に関し搬送時間の標準値である標準搬送時間を記憶する。
例えば、制御部8には、画像形成部5、定着装置56、操作パネル7等が接続される。制御部8は、感光体ドラム51の露光開始タイミングの制御等や定着装置56の加熱ローラ56aの発熱体のON/OFF制御により、画像形成部5や定着装置56の動作制御を行う。又、操作パネル7の表示制御や操作パネル7で行われた設定・入力の内容が制御部8に送信される。更に、制御部8には、検知センサ6の出力が入力され、制御部8は、レジストローラ対4へのシートSの到達を検知・認識する。
そして、プリンタ1には、I/F部84(通信部に相当)等が設けられる。I/F部84は、外部とのデータの送受信を行うインターフェイスであり、各種コネクタやソケットが設けられる。例えば、このI/F部84を使用して、ユーザ端末100(例えば、PC)とプリンタ1をケーブル等で直接、又は、ネットワーク経由で接続することができる。そして、プリンタ1は、ユーザ端末100等から印刷すべき画像データや印刷設定データの送信を受け、画像形成(印刷)を行うことができる。又、一方で、制御部8からI/F部84を介して、エラー発生や印刷状況等の状態を示すデータを、ユーザ端末100等、外部に送信することができる。これにより、ユーザ端末100のディスプレイに、エラー発生等の表示を行うことができる。
次に、図2に基づき、各ローラ等の回転駆動制御について、説明する。
プリンタ1内には、各ローラ等を回転させるためのメインモータ9(駆動源に相当)が設けられ、メインモータ9と制御部8は接続される。制御部8は、このメインモータ9への電力供給制御を行って、メインモータ9のON/OFF等の制御を行う。そして、このメインモータ9の駆動軸にギアをシート搬送方向と平行な方向に複数連結していくことにより、メインモータ9は、各給紙ローラ3、搬送ローラ対32、レジストローラ対4、感光体ドラム51、加圧ローラ56b等の回転の駆動力を供給する。即ち、メインモータ9の1台により、少なくとも、感光体ドラム51と給紙ローラ3、搬送ローラ対32、レジストローラ対4を回転させる。
尚、ギアの歯数を異ならせる等により、例えば、給紙ローラ3の回転速度を、感光体ドラム51の回転速度よりも速くすることは可能であるが、本実施形態のプリンタ1では、メインモータ9の1台で、駆動力をまかなうので、その速度比は一定である。
そして、給紙ローラ3等の各部材の回転のON/OFFを制御するため、電磁クラッチ等の複数のクラッチ91が設けられる。各クラッチ91のON/OFFを制御部8が制御する。この制御により、例えば、感光体ドラム51やレジストローラ対4は回転しているが、給紙ローラ3は回転させないという制御や、レジストローラ対4は、シート到達当初には回転せず、シートSを撓ませた後、回転を開始するという制御を行うことができる。
(シート撓み量調整制御)
次に、図3乃至5に基づき、本発明の第1の実施形態に係るシート撓み量調整制御について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係るシート撓み量調整制御の一例を示すタイミングチャートである。図4は、シート撓み量調整の必要性を説明するための説明図である。図5は、本発明の第1の実施形態に係るシート撓み量調整制御の一例を示すフローチャートである。
まず、図3(a)に基づき、本実施形態のプリンタ1の標準時(通常時)のシート搬送について説明する。プリンタ1にユーザ端末100から画像データが入力された場合等、印刷の開始時、給紙ローラ3の回転が開始され、シートSが供給される(この時点を、図3においてT1で図示)。この時、シートSの供給を行うカセット2が、2又は3段目である場合や、収容されるシートSが小さい場合等を考慮して、搬送ローラ対32の回転も開始させてもよい。
そして、給紙ローラ3等の回転開始後、シートSはレジストローラ対4まで到着する。この到着を検知センサ6が検知する(この時点を、図3においてT2で図示)。即ち、検知センサ6の出力状態が反転する(Low→High状態)。その後、給紙ローラ3等は、回転を続け、シートSの搬送動作を継続する。そうすると、シートSは、レジストローラ対4に突き当てられたまま、シートSの後端側が搬送されることになり、撓む。シートSを撓ませた後、給紙ローラ3等の回転は停止する(この時点を、図3においてT3で図示)。言い換えると、T2からT3の時間でシートSが撓み、その撓み量が調整される。
シートSを撓ませ、シートSの弾性を利用して、レジストローラ対4のニップにシートSの前端を進入させることで、レジストローラ対4のニップに沿ってシートSの前端が揃えられる。これにより、シートSの斜行が修正され、レジストローラ対4が回転を開始したときに、遅れることなくシートSの搬送が開始される。そして、その後、レジストローラ対4の回転が開始され(この時点を、図3においてT4で図示)、感光体ドラム51と転写ローラ55のニップに向けて、シートSが搬送される。
ここで、図3(a)では、標準の場合について説明したが、標準の場合とは、給紙ローラ3の駆動開始から検知センサ6が到達を検知するまでのシート搬送における搬送時間が、標準とされる範囲に収まる場合、又は、標準とされる値である場合である(以下、この場合の搬送時間を「標準搬送時間」という。)。例えば、標準搬送時間は、製造者の推奨用紙を用いて、予め実験を繰り返すことにより得られた搬送時間の平均時間と定めることができる。尚、標準搬送時間の定め方は、これに限らず、適宜設定することができる。言い換えると、標準搬送時間は目安としての時間であり、適切にシートSを撓ませることができる範囲で定められればよい。
そして、シートサイズによって搬送時間が異なり得るため、シートSの各種サイズ(A4、A3、B5、B4、レターサイズ等)ごとに、標準搬送時間を定めることができる。又、カセット2の位置が下段になるほど、カセット2からレジストローラ対4までの搬送距離は長くなるので、標準搬送時間は、カセット2の位置ごとに定めることができる。そして、各カセット2の位置、各シートSのサイズごとの標準搬送時間は、データテーブル化され、例えば、記憶部83の不揮発性メモリに記憶される。
次に、シートSが、図3(a)で示した場合よりも早くレジストローラ対4に到達する場合のシート搬送についての制御を図3(b)と図4に基づき、説明する。
まず、レジストローラ対4へのシートSの到着が早くなる理由について図4に基づき説明する。図4(a)に示すように、各カセット2にシートSを補給直後の段階では、シートSは、ずれなく積み上げられる。しかし、給紙ローラ3による給紙動作が繰り返されるにつれて、シートSの有する摩擦力のため、積載されたシートSのうち上部が、シート搬送方向下流側に移動していく。言い換えると、シートSが供給されるごとに、シートSの摩擦力の作用により、その下位のシートSを引きずり、積載されるシートSのうち、上部のシートSは、シート搬送方向下流側にずれてゆく(この状態を図4(b)に図示)。
この上部のシートSのシート搬送方向下流側への傾き・ずれにより、カセット2からレジストローラ対4までのシートSの搬送距離が変化する。即ち、搬送距離が短くなる。そのため、カセット2にシートSを満杯まで補給した後、次第に、レジストローラ対4に到着するまでの時間が短くなる、
又、各カセット2に収容されるシートSは、常に、摩擦係数が同じではなく、材質、紙質等により、摩擦係数が高いシートSが収容されることもある。シートSの摩擦係数が高ければ、給紙ローラ3や搬送ローラ対32での滑りが少なくなり、シートSはレジストローラ対4に早く到達することがある。
そして、シートSが標準よりも早く到着したのにもかかわらず、給紙ローラ3等の動作時間が標準時と同じならば、シート撓み量が大きくなりすぎてしまう。そうすると、シートSの折れ目の発生や、ジャムの原因となる。そこで、本実施形態のプリンタ1では、シートSが標準よりも早く到着した場合、給紙ローラ3等の駆動時間を短縮する。即ち、制御部8は、搬送時間と標準搬送時間を比較するとともに、搬送時間が標準搬送時間よりも短い場合、標準搬送時間でシートSが搬送された際の給紙ローラ3等の動作時間よりも給紙ローラ3等の動作時間を短くする。
しかも、記憶部83は、装置で利用可能なシートSの各サイズのそれぞれについて、標準搬送時間を記憶するので、制御部8は、シートSのサイズごとに、搬送時間と標準搬送時間の差に基づいて給紙ローラ3等の回転体の動作時間を変化させる制御を行うことができる。又、カセット2が複数設けられ、各カセット2でレジストローラ対4までの搬送距離が異なる場合、記憶部83は、各カセット2のそれぞれについて標準搬送時間を記憶するので、制御部8は、カセット2ごとに、搬送時間と標準搬送時間に基づいて、回転体の動作時間を変化させる制御を行うことができる。
この動作を図3(b)に基づき、具体的に説明する。まず、給紙ローラ3等がT1で回転を開始する点は、図3(a)と同様である。次に、シートSのレジストローラ対4までの搬送時間が短くなるので、検知センサ6は、シートSの到着を標準時(T2の時点)よりも、はやく検知する(この時点を、図3においてT5で図示)。
この場合、制御部8は、通常時と同様に給紙ローラ3等をT3の時点まで回転させず、その前に回転を停止させる(この時点を、図3においてT6で図示)。このように、給紙ローラ3等の回転時間をカセット2からレジストローラ対4までの搬送時間によって変化させることで、シート撓み量を適切なものとすることができる。
次に、図5に基づき、シート撓み量調整制御の流れの一例を説明する。
まず、スタートは、ユーザ端末100等から画像データが制御部8に入力された時点(印刷指示がなされた時点)である。次に、制御部8は、サイズ検知センサ24の出力や、操作パネル7や、ユーザ端末100での印刷設定を確認して、シートサイズと使用するカセット2とを確認する(ステップ♯1)。次に、CPU81は、シートサイズ、使用カセット2に対応して、標準搬送時間を記憶部83から読み出しておく(ステップ♯2)。その後、制御部8はメインモータ9を駆動させ、クラッチ91をONさせ、給紙を行うカセット2の給紙ローラ3の回転が開始される(ステップ♯3)。この時、給紙を行うカセット2がレジストローラ対4から遠い等を勘案して、搬送ローラ対32を適宜回転させる。
そして、次に、制御部8は、検知センサ6がシートSの到達をジャム時間までに検知したかの確認を行う(ステップ♯4)。ここで、ジャム時間とは、給紙ローラ3等の駆動開始後、レジストローラ対4への到着が遅すぎるため、シートSのジャムが発生したと判断される時間である(請求項6及び請求項7での所定時間に相当)。例えば、ジャム時間は、標準搬送時間に0.5〜数秒加えた時間と設定することができる。そして、給紙ローラ3等の駆動開始からの時間は、計時部82がカウントしており、例えば、計時部82が、ジャム時間に到達した旨の信号をCPU81に送信し、CPU81は検知する。
もし、ジャム時間までに検知センサ6が検知していなければ(ステップ♯4のNo)、ジャムが発生したとCPU81は判断し、制御部8は、操作パネル7のインジケータ71を点灯させて、ジャムが発生した旨のエラー表示する(ステップ♯5→エンド)。即ち、給紙ローラ3等の駆動開始から所定時間を経過しても検知センサ6がシートSの到着を検出できない場合、制御部8は、表示部にエラー表示を行わせる。
更に、制御部8は、ユーザ端末100にジャムが発生した旨のデータを、I/F部84を介して送信し、ユーザ端末100のディスプレイにジャム発生のエラーのメッセージを表示せしめる(ステップ♯5→エンド)。即ち、給紙ローラ3等の駆動開始から所定時間を経過しても検知センサ6がシートSの到着を検出できない場合、制御部8は、エラー状態を示すデータを送信する。
一方、ジャム時間までに検知センサ6がシートSの到達を検知した場合(ステップ♯4のYes)、制御部8は、搬送時間が標準搬送時間未満かを確認する(ステップ♯6)。
もし、標準搬送時間よりも搬送時間が短い(搬送時間<標準搬送時間)場合は、(ステップ♯6のYes)、給紙ローラ3等の駆動時間を標準の給紙ローラ3等の駆動時間よりも短くする(ステップ♯7)。ここで、給紙ローラ3等の搬送時間を短くする時間は、一定時間(例えば、0.1秒)とすることができるし、搬送時間と標準搬送時間の時間差分とすることもできる。
尚、標準搬送時間よりも搬送時間が短い場合、常に、給紙ローラ3等の搬送時間を短くする必要はなく、一定以上の時間差がある場合にのみ、給紙ローラ3等の搬送時間を短くするようにすることができる。
一方、もし、標準搬送時間よりも搬送時間が短くない(搬送時間≧標準搬送時間≧ジャム時間)場合(ステップ♯6のNo)、給紙ローラ3の駆動時間を短くしない(ステップ♯8)。このようにシートSを一定量撓ませた後、制御部8は、レジストローラ対4の回転を開始させる(ステップ♯9)。そして、制御部8は、印刷すべきジョブが全て完了したかを確認し(ステップ♯10)、完了していなければ(ステップ♯10のNo)、ステップ♯1に戻る。このように、シートSの送り量制御は、印刷を行うシートSごとに行われる。即ち、検知センサ6は、シートSごとにレジストローラ対4への到達を検知し、計時部82は、シートSごとに搬送時間を計時し、制御部8は、シートSごとに、給紙ローラ3等の動作時間を変化させる制御を行うことになる。一方、完了していれば、シートSの送り量制御は完了する(エンド)。
次に、図6及び図7に基づき、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係るシート送り量調整制御の一例を示すタイミングチャートである。図7は、本発明の第2の実施形態に係るシート送り量調整制御の一例を示すフローチャートである。
上述の第1の実施形態では、標準搬送時間よりも搬送時間が短い場合のシート搬送制御を説明したが、本実施形態では、標準搬送時間よりも搬送時間が長い場合にも給紙ローラ3等の駆動時間を変化させるシート搬送制御について説明する。尚、本実施形態は、標準搬送時間よりも搬送時間が長い場合の給紙ローラ3等の動作時間を変化させる点が、第1の実施形態と異なるのみであり、その他の点は同様に適用できる。そのため、同一部材には、同じ符号を用い、同一内容は、説明、図示を基本的に省略する。
まず、図6に基づき、シートSのレジストローラ対4への到着検知が標準搬送時間よりも長い場合のシート搬送制御を説明する。尚、図6(a)は、標準時のシート搬送制御を示し、図3(a)と同一であり、説明を省略する。
まず、レジストローラ対4へのシートSの到着が遅くなる理由について説明する。各カセット2に収容されるシートSは、常に、摩擦係数が同じわけではなく、摩擦係数が小さいシートSが収容されることもある。シートSの摩擦係数が小さければ、給紙ローラ3や搬送ローラ対32での滑りが多くなり、シートSのレジストローラ対4への到達が遅れることがある。
又、給紙ローラ3や搬送ローラ対32が摩耗してしまうことがある。摩耗が生ずると、給紙ローラ3等のローラ径が短くなり、周長が短くなる、従って、摩耗が進むほど、レジストローラ対4まで到達させるための給紙ローラ3等の回転数は多くなる。
これらの理由により、標準搬送時間よりも給紙ローラ3の駆動開始からレジストローラ対4に到着したことを検知するまでの時間が長くなることがある。標準搬送時間よりも遅く到着したのにもかかわらず、給紙ローラ3等の動作時間が標準時と同じならば、シート撓み量が少なくなる。このことは、斜行状態の修正不足や、レジストローラ対4のシート搬送タイミングの遅れ等につながる。そこで、本実施形態のプリンタ1では、シートSが標準よりも遅く到着した場合、給紙ローラ3等の駆動時間を延長する。即ち、制御部8は、搬送時間と標準搬送時間を比較した際に、搬送時間が標準搬送時間よりも長い場合、標準搬送時間でシートSが搬送された際の給紙ローラ3等の動作時間よりも給紙ローラ3等の動作時間を長くする。
この動作を図6(b)に基づき、具体的に説明する。まず、給紙ローラ3等がT1で回転を開始する点は、標準時を示す図6(a)と同様である。次に、シートSのレジストローラ対4までの搬送時間が長くなるので、検知センサ6は、シートSの到着を標準時(T2の時点)よりも、遅く検知する(この時点を、図3においてT7で図示)。
この場合、制御部8は、通常時と同様に給紙ローラ3等をT3の時点までではなく、より長く回転させてから停止させる(この時点を、図3においてT8で図示)。即ち、シート撓み量を確保する。このように、給紙ローラ3等の回転時間をカセット2からレジストローラ対4までの搬送時間によって変化させるので、シート撓み量を適切なものとすることができる。
次に、図7に基づき、本実施形態のシート撓み量調整制御の流れの一例を説明する。
尚、ステップ♯1〜ステップ♯10までは、図5にて説明した各ステップと共通するので説明を省略する。本実施形態において追加されたステップ♯11と12について説明する。標準搬送時間よりも搬送時間が長い(ジャム時間≧搬送時間≧標準搬送時間)場合(ステップ♯6のNo)、制御部8は、搬送時間が標準搬送時間を超えているか否かを確認する(ステップ♯11)。
もし、搬送時間が標準搬送時間を超えていれば(ステップ♯11のYes)、給紙ローラ3等の駆動時間を標準の給紙ローラ3等の駆動時間よりも長くする。ここで、給紙ローラ3等の駆動時間を長くする時間は、一定時間(例えば、0.1秒)とすることができるし、搬送時間と標準搬送時間の時間差分とすることもできる。
尚、標準搬送時間よりも搬送時間が長い場合、常に、給紙ローラ3等の搬送時間を長くする必要はなく、一定以上の時間差がある場合にのみ、給紙ローラ3等の搬送時間を長くするようにすることができる。
一方、搬送時間が標準搬送時間を超えていなければ(ステップ♯11のNo)、給紙ローラ3等の駆動時間を変えない点は第1の実施形態と同様である。
このようにして、上記第1及び第2実施形態に記載の本発明によれば、感光体ドラム51と、給紙ローラ3等(回転体)と、レジストローラ対4等を1つのメインモータ9(駆動源)で回転させる構成のプリンタ1(画像形成装置)でも、搬送時間が標準搬送時間よりも短い場合、回転体の動作時間を短くして、回転体を早めに停止させるから、レジストローラ対4で、シート撓み量が大きくなり過ぎることを防ぐことができる。又、給紙を繰り返すうちに、シートSの摩擦力により搬送方向下流側に積載されたシートSが傾き、シート収容部からレジストローラ対4への距離が短くなる現象にも対応することができる。従って、シートSの搬送速度が標準より速くなった場合でも、シートSを適切に撓ませることができ、シートSの斜行の修正が適切に行われ、シートSに折り目が付くこともなくなり、シートSのジャム(詰まり)を防ぐこともできる。
又、レジストローラ対4へのシートSの到達が遅れている場合に、回転体の駆動時間を延ばすから、レジストローラ対4でのシートSの一定以上の撓み量を確保することができる。即ち、シートSの摩擦係数が小さい等の理由により、シート搬送速度が標準より遅くても、シートSを十分に撓ませることができる。従って、突き当て不足が無くなり、シートSの斜行の修正が適切に行われ、シートSのジャム(詰まり)を防ぐことができる。
又、シートSごとに搬送時間の検出や、回転体の駆動時間を変化させるから、使用するカセット2(シート収容部)の切替があった場合や、シート収容部内でシートSの載置位置がずれている場合や、摩擦係数の異なるシートSに切り替わる等により、シートSの搬送時間に差が生じても、適切にシートSをレジストローラで撓ませることができる。又、様々なサイズのシートSを使用しても、適切にシートSを撓ませることができる。又、複数のシート収容部が設けられ、各シート収容部からレジストローラ対4までの距離が異なる場合、どのシート収容部からシートSが供給されても、レジストローラ対4で適切にシートSを撓ませることができる。又、所定時間(エラー時間)を経過しても検知体がシートSの到着を検出できない場合、画像形成装置は、エラー表示又はエラー状態を示すデータを送信するから、シートSのジャムが発生したことを伝達できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
レジストローラ対でシートを撓ませ、1つのモータで、給紙ローラや他の複数の部材を回転させる画像形成装置に利用可能である。
第1の実施形態に係るプリンタの模型的垂直断面左側面図である。 第1の実施形態に係るプリンタのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るシート撓み量調整制御の一例を示すタイミングチャートである。 シート撓み量調整の必要性を説明するための説明図である。 第1実施形態に係るシート撓み量調整制御の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るシート撓み量調整制御の一例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係るシート撓み量調整制御の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ(画像形成装置) 2 カセット(シート収容部)
24 サイズ検知センサ(サイズ検出部) 3 給紙ローラ(回転体)
32 搬送ローラ対(回転体) 4 レジストローラ対(レジストローラ)
5 画像形成部 51 感光体ドラム
6 検知センサ(検知体) 7 操作パネル(入力部、表示部)
8 制御部 82 計時部
83 記憶部 84 I/F部(通信部)
9 メインモータ(駆動源) S シート

Claims (7)

  1. 装置の各部の動作の制御を行う制御部と、
    像担持体としての感光体ドラムを有する画像形成部と、
    画像形成を行うシートを積載して収容するシート収容部と、
    搬送されるシートを突き当てて撓ませた後、シートの搬送を行うレジストローラと、
    前記シート収容部から搬送路にシートを供給するために回転され、前記レジストローラまでシートを搬送する1又は複数の回転体と、
    少なくとも、前記感光体ドラムと、前記回転体と、前記レジストローラと、を回転させる1つの駆動源と、
    前記レジストローラへのシート到達を検知する検知体と、
    前記回転体の回転開始から前記検知体がシート到達を検知するまでの搬送時間を計時する計時部と、
    前記搬送時間の標準値である標準搬送時間を記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、前記搬送時間と前記標準搬送時間を比較するとともに、前記搬送時間が前記標準搬送時間よりも短い場合、前記標準搬送時間でシートが搬送された際の前記回転体の動作時間よりも前記回転体の動作時間を短くすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記搬送時間と前記標準搬送時間を比較した際に、前記搬送時間が前記標準搬送時間よりも長い場合、前記標準搬送時間でシートが搬送された際の前記回転体の動作時間よりも前記回転体の動作時間を長くすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記検知体は、シートごとに前記レジストローラへの到達を検知し、
    前記計時部は、シートごとに前記搬送時間を計時し、
    前記制御部は、シートごとに、前記回転体の動作時間を変化させる制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. シートのサイズを設定するための入力部、及び/又は、シートのサイズを検出するためのサイズ検出部を有し、
    前記記憶部は、装置で利用可能なシートの各サイズのそれぞれについて、前記標準搬送時間を記憶し、
    前記制御部は、シートのサイズごとに、前記搬送時間と前記標準搬送時間の差に基づいて前記回転体の動作時間を変化させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記シート収容部が複数設けられ、各前記シート収容部でレジストローラまでの搬送距離が異なる場合、
    前記記憶部は、各前記シート収容部のそれぞれについて前記標準搬送時間を記憶し、
    前記制御部は、前記シート収容部ごとに、前記搬送時間と前記標準搬送時間に基づいて、前記回転体の動作時間を変化させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 装置の状態を表示するための表示部を有し、
    前記回転体の駆動開始から所定時間を経過しても前記検知体がシートの到着を検出できない場合、
    前記制御部は、前記表示部にエラー表示を行わせることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に画像形成装置。
  7. 外部に装置の状態を示すデータを送信する通信部を有し、
    前記回転体の駆動開始から所定時間を経過しても前記検知体がシートの到着を検出できない場合、
    前記制御部は、エラー状態を示すデータを送信することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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