JP2001106426A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像形成装置

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JP2001106426A
JP2001106426A JP28271599A JP28271599A JP2001106426A JP 2001106426 A JP2001106426 A JP 2001106426A JP 28271599 A JP28271599 A JP 28271599A JP 28271599 A JP28271599 A JP 28271599A JP 2001106426 A JP2001106426 A JP 2001106426A
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predetermined time
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JP28271599A
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Takashi Nakahara
隆 中原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 満載検知を安定して確実に行うシート搬送装
置および画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シートの排紙方向への排出動作または前
記排紙方向とは逆方向へのスイッチバック動作のいずれ
も可能なシート排出手段10と、前記排出手段から排出
された前記シートを積載するシート積載手段9と、排出
された前記シートの通過時間を検知し、所定時間以上検
知した場合に前記シート積載手段上のシートが満載であ
ると判断する満載検知手段(S7、14)とを有したシー
ト搬送装置において、スイッチバック動作時の前記所定
時間である第1所定時間と、排出動作時の前記所定時間
である第2所定時間とを異ならせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチバック経
路でシートを搬送するシート搬送装置及びこのようなシ
ート搬送装置を利用してシート両面への画像形成を行う
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置において、両面印字
を可能にする機構は、比較的大型、高速、高コストの装
置にオプションとして装着する構成が主であった。オプ
ション装着する両面ユニットの場合、用紙反転の搬送路
を新たに設けているため、大型、コストアップの主要因
となっていた。
【0003】ところで近年、環境保全等の目的で、両面
印字への需要が更に高まってきており、小型、低速、低
コストの画像形成装置への両面機構の対応が一層求めら
れている。その為に、小型、低コストの両面印字機構が
求められている。
【0004】そこで、例えば片面印字における画像形成
装置本体の排紙手段を利用し、両面画像形成の際の用紙
のスイッチバックによる反転動作を行い、両面機構の簡
略、小型化を図る技術が考えられている。
【0005】一方、排紙積載部の用紙満載状態を検知し
て、ユーザに認知させる技術がある。例えば排紙積載部
の上部に用紙の存在を検知する検知手段を配置し、排紙
された用紙が想定された高さにまで積み重なった時に、
その積載上部を検知して満載状態と判断する方法があ
る。また、満載検知手段が、排紙積載部の上部でかつ排
紙部近傍に配置された場合には、用紙が排出される度に
検知手段が反応する為、検知手段が、あらかじめ決めら
れた所定時間以上用紙を検出した場合に満載と判断する
方法がある。この設定された所定時間が長すぎると、満
載検知のタイミングが遅れ、許容量以上の用紙が排紙積
載部に排紙され、積載性を損ねる可能性がある。また、
所定時間が短すぎると、検知手段の検出精度や誤差要因
等によって、満載に対する誤判断を起こす可能性があ
る。従って通常は、この所定時間設定を、用紙の搬送方
向のサイズが排出される時間に、若干の余裕を加えた時
間が、予め固定された値として設定されている。このよ
うな技術も、ユーザビリティの向上を目的として採用す
る画像形成装置が増加しつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た、両面画像形成時に排出手段でスイッチバックを行う
画像形成装置の排紙部に、用紙満載状態を検知する検知
手段を用いた場合、以下の問題が起こる可能性があっ
た。
【0007】スイッチバック時には用紙の往復が行われ
る為に、検知手段による用紙の検知時間が片面印字の際
よりも長くなり、従来のような片面印字に対応した所定
時間の設定値のみでは、満載と誤判断する可能性があっ
た。
【0008】更に、レーザビームプリンタの場合におけ
る画像展開を待つ状態や、その他の要因等で、排出手段
において用紙が一旦停止して待機状態になるような場合
もあり、満載と判断するための所定時間の設定が非常に
難しく、安定した満載検知の判断が難しかった。
【0009】したがって、本発明は上記問題点に鑑みて
なされたものであり、本発明の目的は、両面画像形成時
に排出手段でスイッチバックを行う画像形成装置の排紙
部に、用紙満載状態を検知する検知手段を用いた場合に
おいても、満載検知を安定して確実に行えるシート搬送
装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は、シートの排紙方向への排出動作または前記排紙方向
とは逆方向へのスイッチバック動作のいずれも可能なシ
ート排出手段と、前記排出手段から排出された前記シー
トを積載するシート積載手段と、排出された前記シート
の通過時間を検知し、所定時間以上検知した場合に前記
シート積載手段上のシートが満載であると判断する満載
検知手段とを有したシート搬送装置において、スイッチ
バック動作時の前記所定時間である第1所定時間と、排
出動作時の前記所定時間である第2所定時間とを異なら
せることを特徴とする。
【0011】本出願に係る第2の発明は、請求項1に記
載のシート搬送装置において、前記第1所定時間は、前
記第2所定時間よりも長いことを特徴とする。
【0012】本出願に係る第3の発明は、請求項1また
は請求項2に記載のシート搬送装置において、前記シー
トが前記排出手段において停止している期間は、前記満
載検知手段による前記シートの通過時間の検知を行わな
いことを特徴とする。
【0013】本出願に係る第4の発明は、シートを供給
するシート供給手段と、前記供給された前記シートに画
像を形成する画像形成手段と、画像が形成された前記シ
ートの排紙方向への排出動作または前記排紙方向とは逆
方向へのスイッチバック動作のいずれも可能なシート排
出手段、前記排出手段から排出された前記シートを積載
するシート積載手段、排出された前記シートの通過時間
を検知し、所定時間以上検知した場合に前記シート積載
手段上のシートが満載であると判断する満載検知手段と
からなるシート搬送装置と、前記シート排出手段からス
イッチバックされた前記シートを前記シート供給手段に
搬送する搬送路とを有し、前記シートの両面への画像形
成可能な画像形成装置において、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載のシート搬送装置を用いることを特
徴とする。
【0014】本出願に係る第5の発明は、シートを供給
するシート供給手段と、前記供給された前記シートに画
像を形成する画像形成手段と、画像が形成された前記シ
ートの排紙方向への排出動作または前記排紙方向とは逆
方向へのスイッチバック動作のいずれも可能なシート排
出手段と、前記排出手段から排出された前記シートを積
載するシート積載手段と、排出された前記シートの通過
時間を検知し、所定時間以上検知した場合に前記シート
積載手段上のシートが満載であると判断する満載検知手
段と、前記シート排出手段からスイッチバックされた前
記シートを前記シート供給手段に搬送する搬送路とを有
し、前記シートの両面への画像形成可能な画像形成装置
において、両面画像形成モード時の前記所定時間である
第1所定時間と、片面画像形成モード時の前記所定時間
である第2所定時間とを異ならせることを特徴とする。
【0015】本出願に係る第6の発明は、請求項5に記
載の画像形成装置において、前記第1所定時間は、前記
第2所定時間よりも長いことを特徴とする。
【0016】本出願に係る第7の発明は、請求項5また
は請求項6に記載の画像形成装置において、前記シート
が前記排出手段において停止している期間は、前記満載
検知手段による前記シートの通過時間の検知を行わない
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明を以下の実施例にもとづい
て詳しく説明していく。
【0018】(第1の実施例)図1は本発明のシート搬
送装置及びそれを用いた画像形成装置であるところのレ
ーザビームプリンタの構成を表した断面図である。
【0019】図1において、1は画像形成装置であると
ころのレーザビームプリンタ本体、2は1面目印字後の
シートを再び2面目に印字するよう給紙部にシートを搬
送するための搬送路であるところの両面印字用搬送路、
3はシートであるところの用紙を収納するペーパーカセ
ットである。カセット用紙有無検知センサS1により、カ
セット内の用紙有無を検出する。シートを供給するシー
ト供給手段であるところのカセット給紙ローラ3aおよび
搬送ローラ対3bの駆動により、シートであるところの用
紙はL1の方向へ給紙される。搬送ローラ対3cの駆動によ
り用紙をプリンタ内の搬送路上L2の方向へ搬送し、給紙
センサS2で画像書き込みタイミング及び用紙の先端と後
端を検出する。
【0020】画像形成手段としては、例えば以下の形態
が挙げられる。4はレーザスキャナユニットであり、画
像データに基づいてレーザ光をラスタスキャニングし、
折り返しミラー4aによって、感光体ドラム5a上に走査し
ながら静電潜像を形成する。感光ドラム表面はあらかじ
め帯電器5bにより帯電してあり、感光体ドラム5aに形成
された静電潜像は現像器5cでトナーによって現像され、
転写部5dで用紙に転写される。転写用紙上のトナー像
は、熱定着装置6で用紙に定着される。熱定着装置6
は、不図示の加熱体および加熱体の温度を検知するサー
ミスタ等によって構成され、転写プロセスの終了した用
紙に熱と圧力を加えて像を用紙に定着させる。排紙セン
サS3で用紙が定着部6を通過したタイミングを検出し、
フェースアップ排紙ローラ対7で定着部6を通過した用
紙を搬送し、シート積載手段であるところのフェースア
ップトレイ8または同じくシート積載手段であるところ
のフェースダウン排紙部9へ排出する。フェースアップ
トレイ8の開閉をフェースアップトレイ開閉検知センサ
S4で検出し、開いている場合には用紙をフェースアップ
トレイ8へ排出する。本図ではフェースアップトレイ8
が閉じられた状態を示しており、フェースダウン排紙部
9との搬送路が形成され、シート排出手段であるところ
のフェースダウン排紙ローラ対10の駆動により、用紙
をフェースダウン排紙部9へ排出する。本図ではフェー
スダウン排紙部9の上に用紙Pが積載されている様子を
示してある。
【0021】両面画像形成モードを行う場合には、フェ
ースアップトレイは閉じられた状態にて行い、フェース
ダウン排紙ローラ対10により所定量だけフェースダウ
ン排紙部9の方向へ搬送された用紙は、フェースダウン
排紙ローラ対10に用紙が挟まれた状態でフェースダウ
ン排紙ローラ対10の逆回転により、搬送方向L3を逆進
し、反転用紙誘導ローラ11により両面印字搬送路2へ
搬送される。反転用紙導入検知センサS5によって用紙が
両面印字搬送路2へ搬送されたタイミングおよび用紙の
先端と後端を検出する。両面印字搬送路2へ誘導された
用紙は、反転用紙搬送ローラ対12により搬送方向L4の
方向へ搬送された後、反転用紙再給紙ローラ対13の手
前にて停止され、両面印字の2面目(裏面)用の用紙と
して再給紙されるのを待機する。反転用紙の停止および
再給紙は、再給紙センサS6の検出タイミングにて行われ
る。反転用紙搬送ローラ対12および反転用紙再給紙ロ
ーラ対13の駆動により、両面印字搬送路に待機してい
る用紙が再給紙され、搬送ローラ対3cへと搬送されるこ
とにより、前述したカセットからの印字動作と同様の搬
送路にて両面印字の2面目(裏面)の印字動作が行わ
れ、フェースダウン排紙部9に両面印字された用紙が排
出される。
【0022】また、両面印字搬送路2は開閉可能な構成
であり、反転用紙が両面印字搬送路上で詰まったことを
再給紙センサS6にて検出し、両面印字搬送路を開放する
ことにより両面搬送路上の用紙を取り除き、両面印字搬
送路を閉じることにより用紙詰まりを解消し、再び両面
搬送路が確保される。
【0023】なおセンサS1、S2、S3、S4、S5、S6はシー
トの検知が可能なものであれば、特に構成や方式を問わ
ない。
【0024】センサS7およびフラグ部材14は、フェー
スダウン排紙部9上のシートが満載であるかを検知でき
る満載検知手段である。その構成としては例えば以下よ
うなものがある。回転中心14aを中心に回動可能なフラ
グ部材14は、通常はフェースダウン排紙部9上に積載
された用紙束Pの上面に先端部14bを当接して安定するよ
うになっている。後端部14cは、フォトインタラプタ方
式のセンサS7に出入りすることでフラグの状態を検知で
きるようになっている。動作の状態を図2と図3も用い
て説明する。図2は用紙が排出されている時または、用
紙が満載になった時のフラグ部材の位置を示している。
図2において、用紙が排出されている時は先端部14bが
排出されている用紙に押し上げられる為、また満載時は
用紙束の高さに従って、図2に示すフラグの位置にな
る。この時後端部14cは、センサS7から出ている為、セ
ンサの状態としてはON状態となる。図3は用紙が排出さ
れていない時または、用紙の積載量が少ない時のフラグ
部材の位置を示している。図3において、先端部14bは
用紙によって押し上げられないため、自重で先端部14b
が下部で安定するようになっている。この時後端部14c
は、センサS7中に入る為、センサの状態としてはOFF状
態となる。
【0025】本実施例においては、上記のような満載検
知手段を述べたが、勿論本例に限るものではない。例え
ば、フォトインタラプタの代わりにマイクロスイッチを
用い、フラグ部材でマイクロスイッチを押す方式でもよ
い。あるいは、フラグ部材を用いず、センサによって直
接に用紙の有無を検知してもよい。
【0026】次に本実施例の動作を説明する。図4に片
面画像形成モードの一例として片面連続印字モードでの
センサS7とフェースダウン排紙ローラ10(図中FD排紙
ローラ)の動作タイミングチャートを示す。同図におい
て、例えば1枚目が印字終了して排出された時を「1
排」と示した。同図において、センサS7がONしているタ
イミングは用紙がフラグ部材14を押し上げている時間
である。これはほぼ用紙の搬送方向長さにわたってONし
続け、その検知時間をTaとする。また片面連続印字モー
ドの場合、フェースダウン排紙ローラ10は常に正転し
ている。仮に排紙枚数がn枚の時点で満載の状態になる
とすると、時刻t1でセンサS7がONし、フェースダウン排
紙部9上の用紙積載枚数が規定量になり、センサS7がそ
のままONし続ける。図中の破線は満載でない場合のセン
サタイミングである。ここで、時刻t1から所定時間Ts経
過した時刻t2の時点で、フェースダウン排紙部9上の用
紙が満載であると判断する。片面印字における満載と判
断する所定時間Tsは、用紙の搬送方向の長さ通過時に要
する時間Taに、検知誤差等の要因を除く為の余裕分を加
えた値が採用される。
【0027】次に両面連続印字モード時の満載検知方法
について述べる。図5は両面画像形成モードの一例とし
て両面連続印字モード時のセンサS7とフェースダウン排
紙ローラ10の動作タイミングチャートを示す。本実施
例では両面連続印字の順番を、例えば特開昭63-313172
に記載された方法で行った例を示しており、1枚目表、
2枚目表、1枚目裏、3枚目表、2枚目裏、4枚目表…
といった順番に印字が行われていく。図5において、例
えば1枚目の表面が印字された後にフェースダウン排紙
ローラ10によって一旦排出方向に搬送された後にスイ
ッチバックされる時を「1SB」、1枚目が印字終了して
排出された時を「1排」と示した。両面印字時において
は、センサS7で検出される用紙通過時間が、排出時とス
イッチバック時で異なる。排出時は、ほぼ用紙の搬送方
向長さにわたってONし続け、その検知時間はTaである
が、スイッチバック時は、用紙が一旦所定量排出方向に
排紙された後にフェースダウン排紙ローラ10によって
スイッチバックを行われる為、単なる排出時の検知時間
Taよりも長くなり、Tbとなる。仮に排紙枚数がn枚の時
点で満載の状態になるとすると、時刻t3でセンサS7がON
し、フェースダウン排紙部9上の用紙積載枚数が規定量
になり、センサS7がそのままONし続ける。そして所定時
間Tdが経過した時間t4の時点で満載と判断する。ここで
の満載であると判断する所定時間Tdは、片面印字の時の
所定時間Tsよりも長い値が採用される。それは、両面印
字時の用紙通過時間は、スイッチバック時の用紙検知時
間Tbと排紙時間Taが混在する為、長い方の検知時間Tbに
余裕分を加えた値を所定時間Tdとして設定して、誤検知
を防ぐ必要がある為である。
【0028】図6は以上の動作を表したフローチャート
である。画像形成動作の前に、片面画像形成モードか両
面画像形成モードかの指定を行うことで、満載検知の判
断の為の所定時間が、片面印字の場合にはTs、両面印字
の場合にはTdと決定し、これを元に満載検知の判断を行
う。
【0029】これにより片面画像形成モードから両面画
像形成モードに変更になっても、満載検知の誤検知が防
止できる。
【0030】ところで仮に片面画像形成モード時と両面
画像形成モード時の所定時間を同じTdにした場合、片面
画像形成時の満載検知タイミングが遅れる為、積載性を
損なう恐れがあり、好ましくない。
【0031】なお、本実施例においてはフェースダウン
排紙部9における満載検知手段について説明したが、フ
ェースアップ排紙部においても同様な構成で用いること
ができる。
【0032】以上のように、満載検知の判断となる所定
時間を、両面画像形成モード時の第1の所定時間Tsと、
片面画像形成モード時の第2の所定時間Tdとに異ならせ
ることで、印字モードに合わせた最適な満載検知が行
え、満載検知動作を安定して確実に行うことができる。
【0033】(第2の実施例)図7は本発明の第2実施
例を表したフローチャートである。
【0034】本実施例の特徴は、画像形成が終了した用
紙が、フェースダウン排紙ローラ10に到達する度に、
そのまま排出を行うか、スイッチバックを行うかに応じ
て、満載状態を判断するための所定時間を変更する点に
ある。
【0035】先の実施例を同じ内容のものには、同符号
をつけた。
【0036】同図において、画像形成動作が終了した用
紙が、フェースダウン排紙ローラ10に到達し、スイッ
チバックを開始する送り量だけ排出方向に送られる以前
に、到達した用紙をスイッチバックするかどうかを判断
し、スイッチバック動作を実施する場合には所定時間を
Tdとし、スイッチバック動作を実施しない、つまり排出
動作を行う場合には所定時間をTsとする。その後センサ
S7で用紙の通過時間を検知し、定められた所定時間と比
較して満載状態の判断を行う。
【0037】スイッチバックするかどうかの判断は、以
下のとおりである。片面印字の命令が出ている場合、ま
たは両面印字の命令が出ていて裏面印字が終わった用紙
が搬送されてきた場合にはスイッチバック動作は行わ
ず、そのまま排出する。一方両面印字の命令が出てい
て、表面印字が終わった用紙が搬送されてきた場合に
は、スイッチバック動作を行う。
【0038】本実施例によれば、搬送されてきた用紙ご
とにスイッチバックするかどうかを考慮し、毎回所定時
間を変更することで、用紙ごとにより最適な満載検知を
行うことが可能となる。つまり、先の実施例では、両面
印字を指定すると一律に所定時間がTdとなり、スイッチ
バックを行わない時には、満載検知のタイミングが若干
遅れることがあるが、本実施例においては、より最適な
タイミングで満載検知の判断を行うことができる。
【0039】(第3の実施例)図8は本発明第3実施例
の特徴を表したタイミングチャートである。先の実施例
と同じ内容については同符号で表した。
【0040】本実施例の特徴は、フェースダウン排紙ロ
ーラ10部において用紙が挟まれた状態で一時的に停止
している場合、停止している期間はセンサS7による通過
時間の検知を行わない点にある。
【0041】フェースダウン排紙ローラ10部におい
て、一時的に用紙搬送が停止する場合としては、例えば
先行した用紙に印字するための画像データが画像展開に
時間がかかり、再給紙ができずに搬送路2において待機
している時、これに続く用紙をフェースダウン排紙ロー
ラ10部で待機させておくような状況がある。
【0042】このような状況が生じる時、用紙の動きが
停止している間も、センサS7により用紙検知が行われて
時間が計測されており、先の実施例によれば所定時間が
経過すると満載と誤判断してしまう場合がある。
【0043】図8において、表面印字が終了してフェー
スダウン排紙ローラ10に用紙が搬送され、フェースダ
ウン排紙ローラ10に挟まれて排出され、センサS7が用
紙を検知し始めた時をt5、フェースダウン排紙ローラ1
0によって所定量だけ排出され停止した時をt6とする。
時刻t7まで停止していた用紙がスイッチバックを開始
し、用紙検知が終わる時をt8とする。この場合、t6〜t7
の間のTwの期間だけ用紙搬送が停止していたことにな
る。
【0044】この場合、Twの期間だけは、センサS7によ
って用紙を検知している時間の計測を停止する。つま
り、t5〜t8の間のTfの期間から、前記停止期間Twの期間
を除いた期間、つまりTf−Twの期間を満載検知の為の判
断領域とする。
【0045】本実施例は、先の第1実施例及び第2実施
例のいずれにおいても用いることができ、同様な効果を
得ることができる。
【0046】このように本実施例によれば、フェースダ
ウン排紙ローラ10の停止期間も考慮に入れることで、
満載検知をより確実に行うことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、満載検知の判断となる所定時間を、スイッチバ
ック動作時の第1の所定時間と、排出動作時の第2の所
定時間とを異ならせることで、印字モードに合わせた最
適な満載検知が行え、満載検知動作を安定して確実に行
えるシート搬送装置が提供できる。
【0048】請求項2の発明によれば、第1の所定時間
の方を第2の所定時間よりも長くすることで、印字モー
ドに合わせた最適な満載検知が行え、満載検知動作を安
定して確実に行えるシート搬送装置が提供できる。
【0049】請求項3の発明によれば、排出手段が停止
している期間は通過時間の検知を行わないことで、満載
検知をより確実に行えるシート搬送装置が提供できる。
【0050】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載のシート搬送装置を用いるこ
とで、満載検知動作を安定して確実に行える画像形成装
置が提供できる。
【0051】請求項5の発明によれば、満載検知の判断
となる所定時間を、両面画像形成モード時の第1の所定
時間と、片面画像形成モード時の第2の所定時間とを異
ならせることで、印字モードに合わせた最適な満載検知
が行え、満載検知動作を安定して確実に行える画像形成
装置が提供できる。
【0052】請求項6の発明によれば、第1の所定時間
の方を第2の所定時間よりも長くすることで、印字モー
ドに合わせた最適な満載検知が行え、満載検知動作を安
定して確実に行える画像形成装置が提供できる。
【0053】請求項7の発明によれば、排出手段が停止
している期間は通過時間の検知を行わないことで、満載
検知をより確実に行える画像形成装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の断面図。
【図2】フラグ部材の動作図(センサON時)。
【図3】フラグ部材の動作図(センサOFF時)。
【図4】片面連続印字モード時のタイミングチャート。
【図5】両面連続印字モード時のタイミングチャート。
【図6】本発明第1実施例のフローチャート。
【図7】本発明第2実施例のフローチャート。
【図8】本発明第3実施例のタイミングチャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 搬送路 3 ペーパーカセット 8 シート積載手段(フェースアップトレイ) 9 シート積載手段(フェースダウン排紙部) 10 シート排出手段 14 フラグ部材 S7 センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの排紙方向への排出動作または前
    記排紙方向とは逆方向へのスイッチバック動作のいずれ
    も可能なシート排出手段と、前記排出手段から排出され
    た前記シートを積載するシート積載手段と、排出された
    前記シートの通過時間を検知し、所定時間以上検知した
    場合に前記シート積載手段上のシートが満載であると判
    断する満載検知手段とを有したシート搬送装置におい
    て、 スイッチバック動作時の前記所定時間である第1所定時
    間と、排出動作時の前記所定時間である第2所定時間と
    を異ならせることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシート搬送装置におい
    て、 前記第1所定時間は、前記第2所定時間よりも長いこと
    を特徴とするシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のシート
    搬送装置において、 前記シートが前記排出手段において停止している期間
    は、前記満載検知手段による前記シートの通過時間の検
    知を行わないことを特徴とするシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 シートを供給するシート供給手段と、前
    記供給された前記シートに画像を形成する画像形成手段
    と、画像が形成された前記シートの排紙方向への排出動
    作または前記排紙方向とは逆方向へのスイッチバック動
    作のいずれも可能なシート排出手段、前記排出手段から
    排出された前記シートを積載するシート積載手段、排出
    された前記シートの通過時間を検知し、所定時間以上検
    知した場合に前記シート積載手段上のシートが満載であ
    ると判断する満載検知手段とからなるシート搬送装置
    と、前記シート排出手段からスイッチバックされた前記
    シートを前記シート供給手段に搬送する搬送路とを有
    し、前記シートの両面への画像形成可能な画像形成装置
    において、 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のシート搬送
    装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 シートを供給するシート供給手段と、前
    記供給された前記シートに画像を形成する画像形成手段
    と、画像が形成された前記シートの排紙方向への排出動
    作または前記排紙方向とは逆方向へのスイッチバック動
    作のいずれも可能なシート排出手段と、前記排出手段か
    ら排出された前記シートを積載するシート積載手段と、
    排出された前記シートの通過時間を検知し、所定時間以
    上検知した場合に前記シート積載手段上のシートが満載
    であると判断する満載検知手段と、前記シート排出手段
    からスイッチバックされた前記シートを前記シート供給
    手段に搬送する搬送路とを有し、前記シートの両面への
    画像形成可能な画像形成装置において、 両面画像形成モード時の前記所定時間である第1所定時
    間と、片面画像形成モード時の前記所定時間である第2
    所定時間とを異ならせることを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像形成装置におい
    て、 前記第1所定時間は、前記第2所定時間よりも長いこと
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の画像形
    成装置において、 前記シートが前記排出手段において停止している期間
    は、前記満載検知手段による前記シートの通過時間の検
    知を行わないことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007230778A (ja) * 2006-01-31 2007-09-13 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置
US8371582B2 (en) 2009-06-29 2013-02-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
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