JP6875956B2 - 固定補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、間柱等の被取付け部の取付け対象側面に、磁性材料製の取付け材の取付け部をねじ止めするための施工支援技術に関する。
被取付け部の一例である軽量形鋼製の間柱の取付け対象側面には、磁性材料製の取付け材の一例で、壁内部に配置される配線ボックス等の機器を支持する金属製の間仕切用の固定金具が取付けられる。この固定金具は、例えば、特許文献1に示すように、機器を支持する板状の支持部と、間柱の取付け対象側面にねじ止めされる板状の取付け部とをL字状に屈曲形成して構成されている。また、取付け部には、取付けねじの一例であるタッピンねじが挿入される取付け孔が貫通形成されている。
そして、固定金具を間柱に取付けるにあたっては、固定金具の取付け位置を間柱の取付け対象側面にマーキングし、このマーキング位置に固定金具の取付け部を当て付ける。この状態で取付け部の取付け孔に配置したタッピンねじをインパクトドライバー等の工具で捻じ込み、固定金具の取付け部を間柱の取付け対象側面に締め付け固定する。
また、特許文献2に示す固定金具は、上述の特許文献1に示す固定金具と基本構成は同一で、取付け孔を備えた板状の取付け部の相対向する側縁の一方に、板状の支持部がL字状に屈曲形成されている。さらに、取付け部の他方の側縁には、間柱の取付け対象側面に直交する隣接側面に当て付け可能な板状の突出部が折り曲げ形成されている。
特開2015−023626号公報 特開2008−005687号公報
特許文献1に示す固定金具では、タッピンねじの捻じ込み時に、固定金具の支持部を一方の手で時把持して、取付け部を間柱の取付け対象側面に対して垂直方向から押し付けている。しかし、垂直方向からの押し付けだけでは位置保持力が弱くて不安定であるため、他方の手で工具を操作してタッピンねじを捻じ込む際、軽量形鋼製の間柱に当接したタッピンねじの動き回りによって取付け部が簡単に位置ずれを起こし易く、その都度、取付け部を取付け対象側面のマーキング位置に位置合わせし直す必要があり、取付け部のねじ止めに手間取る不都合がある。
特許文献2に示す固定金具では、取付け部と突出部とが、間柱の直交する取付け対象側面と隣接側面とに当接するため、取付け部を間柱の取付け対象側面のマーキング位置に保持する位置保持力が向上する。反面、固定金具の取付け部に突出部を折り曲げ形成する必要があり、固定金具のコストが高くなる。しかも、間柱の取付け対象側面に直交する隣接側面は、石膏ボード等の壁材の取付け面になるため、取付け部を間柱の取付け対象側面にねじ止めしたのち、突出部を壁材の取付けに邪魔にならない反対側位置に折り曲げるか、突出部を切断分離する必要がある。そのため、固定金具のねじ止め後における突出部の処理に手間取る不都合がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、取付け材自体のコスト上昇を回避しながら、取付け材の取付け部を被取付け部の取付け対象側面に能率良く容易に取付けることのできる固定補助具を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、被取付け部の取付け対象側面に、磁性材料製の取付け材の取付け部をねじ止めするための固定補助具であって、
前記被取付け部の取付け対象側面に当て付け可能な第1基部と、前記取付け対象側面に直交する前記被取付け部の隣接側面に当て付け可能な第2基部とを直交状態で一体形成し、
前記第1基部には、前記第2基部の内側面を基準にして前記取付け材の取付け部を設定取付け位置に位置規制する位置規制部と、当該位置規制部で位置規制された前記取付け部を磁着して当該取付け部を設定取付け位置に保持する磁石と、前記取付け部に形成されている取付け孔をねじ止め操作方向の外方側に露出させる開口部と、が設けられている点にある。
上記構成によれば、取付け材の取付け部を被取付け部の取付け対象側面に取付ける際、固定補助具の第1基部と第2基部とを、被取付け部の取付け対象側面とこれに直交する隣接側面とに当て付けることにより、取付け部を取付け対象側面の設定取付け位置に保持する位置保持力が向上する。
しかも、固定補助具の第1基部に設けた位置規制部及び磁石により、第2基部の内側面を基準にして取付け材の取付け部を設定取付け位置に位置規制すると同時に、位置規制部で位置規制された取付け部を磁着して当該取付け部を設定取付け位置に保持することができる。これにより、固定補助具と取付け材とを一体物として取り扱うことができるばかりでなく、第1基部に対する取付け材の取付け部の位置ずれを強固に阻止することができる。特に、固定補助具の第1基部及び第2基部を、被取付け部の取付け対象側面及び隣接側面に当て付けるだけで、取付け材の取付け部を、被取付け部の取付け対象側面における設定取付け位置に正確に配置することができる。
さらに、固定補助具の第1基部には、取付け部に形成されている取付け孔をねじ止め操作方向の外方側に露出させる開口部が設けられているので、被取付け部の取付け対象側面における設定取付け位置に配置された取付け材の取付け部のネジ止め操作を容易に行うことができる。
したがって、取付け材の取付け部側には特別な加工は一切不要で、しかも、取付け材の取付け部がねじ止めされたのちには固定補助具を自由に撤去することができるので、取付け材自体のコスト上昇を回避しながら、取付け材の取付け部を被取付け部の取付け対象側面に能率良く容易に取付けることができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記第2基部には、前記取付け材を磁着した固定補助具を前記被取付け部に脱着自在に位置保持する位置保持部が設けられている点にある。
上記構成によれば、固定補助具の第2基部に設けた位置保持部により、取付け材を磁着した固定補助具を、被取付け部の取付け対象側面及び隣接側面に当て付けた状態で位置保持することができる。それ故に、固定補助具に加える人為押付け力の軽減化を図りながら、ねじの動き回りに起因する取付け部の位置ずれを抑制した状態で容易にねじ止めすることができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記位置規制部は、前記第1基部に窪み形成され、且つ、前記取付け部が移動規制状態で嵌合装着可能な位置規制凹部から構成されている点にある。
上記構成によれば、固定補助具の第1基部に窪み形成された位置規制凹部に、取付け材の取付け部を嵌合装着するだけで、第2基部の内側面を基準にして取付け材の取付け部を設定取付け位置に正確に位置規制することができる。
本発明による第4の特徴構成は、少なくとも前記第2基部は透明な樹脂で製作され、前記第2基部には、前記被取付け部の隣接側面のマーキング線と位置合わせする指標線が形成されている点にある。
上記構成によれば、取付け材の取付け部を被取付け部の取付け対象側面に取付ける際、固定補助具の透明な第2基部の指標線を、被取付け部の隣接側面において設定取付け相当位置にマーキングされているマーキング線に簡単、正確に位置合わせすることができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記第2基部の内側面には、前記被取付け部の隣接側面に当接する滑り止め部が設けられ、前記第2基部の外側面には、前記第1基部及び前記第2基部に対して前記被取付け部の取付け対象側面及び隣接側面への押し付け力を付与可能な指掛け用の突起部が形成されている点にある。
上記構成によれば、固定補助具の第1基部と第2基部とを、被取付け部の取付け対象側面とこれに直交する隣接側面とに当て付けたとき、固定補助具の第2基部の内側面に設けられている滑り止め部によって、第2基部が被取付け部の隣接側面における設定取付け相当位置からずれ動くことを抑制することができる。
しかも、このとき、第2基部の外側面に形成されている突起部に指を掛けることにより、第1基部及び第2基部に対して被取付け部の取付け対象側面及び隣接側面への押し付け力を付与することができるので、ねじの動き回りに起因する取付け部の位置ずれを抑制した状態で容易にねじ止めすることができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記位置保持部が、磁性材料製の前記被取付け部の隣接側面に磁着する第2磁石から構成されている点にある。
上記構成によれば、固定補助具の第2基部に設けた位置保持部を構成する第2磁石により、取付け材を磁着してある固定補助具を、被取付け部の取付け対象側面及び隣接側面に当て付けた瞬間、第2磁石が被取付け部の隣接側面に磁着する。これにより、固定補助具の第2基部の大型化を抑制しながら、被取付け部に対する固定補助具の位置保持を迅速に行うことができる。
固定補助具の第1実施形態を示す使用時の斜視図 固定金具を磁着した固定補助具の内面側の斜視図 固定金具を分離した固定補助具の内面側の斜視図 固定補助具の内面側の拡大斜視図 固定補助具の外面側の拡大斜視図 固定補助具の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、右側面図(d)、底面図(e) 固定補助具の第2実施形態を示す斜視図 固定補助具の第3実施形態を示す一部切欠き平面図
〔第1実施形態〕
図1は、磁性材料製の被取付け部の一例である軽量形鋼製の間柱1の取付け対象側面1aに、磁性材料製の取付け材の一例で、軽量間仕切壁3の内部に配置される配線ボックスやスイッチ等の機器4を支持する金属製の間仕切用の固定金具2をねじ止め固定するための施工支援技術として開発された固定補助具Aを示す。
軽量間仕切壁3は、図1に示すように、建物の間仕切壁構築予定箇所に沿って複数の間柱1を所定間隔で配置し、複数の間柱1の壁幅方向両側部に、石膏ボード等の壁材5を取付けて構成されている。尚、図1においては、固定補助具Aの配置を例示する関係で片面側の壁材5のみを表示している。
また、間柱1を構成する軽量形鋼としては、従来から種々の形態のものが存在し、そのいずれの形態の軽量形鋼も好適に用いることができる。本実施形態の間柱1は、軽量形鋼の一例であるリップ溝形鋼が用いられている。このリップ溝形鋼製の間柱1は、図1に示すように、壁幅方向に沿う底板部1Aと、当該底板部1Aの壁幅方向両側から壁面方向に沿って直角に折り曲げ形成される一対の側板部1Bと、両側板部1Bの先端から壁幅方向の内方側に直角に折り曲げ形成される一対のリップ部1Cとから構成されている。
本実施形態においては、図1に示すように、底板部1Aの外面が、固定金具2を取付ける取付け対象側面1aとなり、底板部1Aに連続する一方の側板部1Bの外面が、取付け対象側面1aに直交する隣接側面1bとなる。
尚、一方のリップ部1Cの外面を、固定金具2を取付ける取付け対象側面1aとし、一方のリップ部1Cに連続する一方の側板部1Bの外面を、取付け対象側面1aに直交する隣接側面1bとして実施することも可能である。要するに、間柱1の直交状態で連続する二面であれば、取付け対象側面1aと隣接側面1bとして自由に使用することができる。
さらに、固定金具2としては、従来から種々の形態のものが存在し、そのいずれの形態の固定金具2も好適に用いることができる。本実施形態の固定金具2では、図1、図3に示すように、機器4を支持する板状の支持部2Aと、間柱1の取付け対象側面1aにねじ止め固定される板状の取付け部2BとをL字状に屈曲形成して構成されている。
また、図2、図3に示すように、取付け部2Bの4箇所には、取付けねじの一例であるタッピンねじ20が挿入される取付け孔21が貫通形成されている。取付け孔21は、三角形の各頂点に配置される三つの丸孔と三角形の中心側に配置される一つの長孔とから構成されている。
図3に示すように、取付け部2Bの幅方向両側縁で、且つ、支持部2A側に近接位置する丸孔形状の取付け孔21の形成相当位置又はその近傍位置には、取付け部2Bの幅方向外方側に開口する一対の長方形状の係合凹部22が切欠き形成されている。取付け部2Bの先端の幅方向中央位置には、センター位置合わせ用のV字状凹部23が切欠き形成されている。
次に、固定補助具Aについて詳述する。
固定補助具Aは、図2〜図6に示すように、間柱1の取付け対象側面1aに当て付け可能な板状の第1基部6と、間柱1の取付け対象側面1aに直交状態で連続する隣接側面1bに当て付け可能な板状の第2基部7とを直交状態で一体形成して構成されている。本実施形態においては、第1基部6と第2基部7とは、透明な樹脂(例えば、アクリル樹脂)で一体成形されている。
固定補助具Aの第1基部6には、図3、図4に示すように、第2基部7の第2内側面7aを基準にして固定金具2の取付け部2Bを設定取付け位置に位置規制する位置規制部8と、当該位置規制部8で位置規制された取付け部2Bを磁着して当該取付け部2Bを設定取付け位置に保持する磁石9と、取付け部2Bに形成されている取付け孔21をねじ止め操作方向の外方側に露出させる開口部10と、が設けられている。
そして、図1に示すように、固定金具2の取付け部2Bを間柱1の取付け対象側面1aに取付ける際、固定補助具Aの第1基部6と第2基部7とを、間柱1の取付け対象側面1aとこれに直交する隣接側面1bとに当て付けることにより、固定金具2の取付け部2Bを間柱1の取付け対象側面1aの設定取付け位置に保持する位置保持力を向上することができる。
しかも、図2〜図4に示すように、固定補助具Aの第1基部6に設けた位置規制部8及び磁石9により、第2基部7の第2内側面7aを基準にして固定金具2の取付け部2Bを設定取付け位置に位置規制すると同時に、位置規制部8で位置規制された取付け部2Bを磁着して、当該取付け部2Bを取付け対象側面1aの設定取付け位置に位置保持することができる。これにより、固定補助具Aと固定金具2とを一体物として取り扱うことができるばかりでなく、第1基部6に対する固定金具2の取付け部2Bの位置ずれを強固に阻止することができる。特に、固定補助具Aの第1基部6及び第2基部7を、間柱1の取付け対象側面1a及び隣接側面1bに当て付けるだけで、固定金具2の取付け部2Bを、間柱1の取付け対象側面1aにおける設定取付け位置に正確に配置することができる。
さらに、固定補助具Aの第1基部6には、図1、図3〜図5に示すように、取付け部2Bに形成されている取付け孔21をねじ止め操作方向の外方側に露出させる開口部10が設けられているので、間柱1の取付け対象側面1aにおける設定取付け位置に配置された固定金具2の取付け部2Bのネジ止め操作を容易に行うことができる。
位置規制部8は、図2〜図4に示すように、取付け部2Bの先端から係合凹部22までの輪郭に略沿う形状で第1基部6の第1内側面6aに窪み形成され、且つ、取付け部2Bが移動規制状態で脱着自在に嵌合装着可能な位置規制凹部8Aから構成されている。この位置規制凹部8Aは、第1基部6の板厚方向の内面側と先端側に開口するとともに、取付け部2Bの厚み寸法と同一の深さ寸法で窪み形成されている。位置規制凹部8Aの窪み壁面8aの先端側開口部には、取付け部2Bの両係合凹部22に係合する一対の係合突起8Bが一体形成されている。
図2に示すように、固定金具2の取付け部2Bが第1基部6の位置規制凹部8Aに嵌合装着された状態では、位置規制凹部8Aの窪み壁面8aの一対の係合突起8Bが取付け部2Bの両係合凹部22に係合しているため、固定金具2の取付け部2Bは、第1基部6の第1内側面6aの面方向への移動は阻止された移動規制状態にある。
図2〜図4、図6に示すように、第1基部6の位置規制凹部8Aの底面8bの4隅相当位置には、窪み壁面8aに半円状に食い込む状態で円形状の磁石装着凹部11が形成され、各磁石装着凹部11には、円柱状に形成された磁石(例えば、永久磁石の一例であるネオジウム磁石)9が接着剤等で固着されている。各磁石9の磁着面となる外側端面は、位置規制凹部8Aの底面8bと面一又はそれよりも磁石装着凹部11内の奥側に少し入り込んだ位置に配置されている。
位置規制凹部8Aの底面8bの4隅相当位置に配置された磁石9は、第1基部6の位置規制凹部8Aに嵌合装着された固定金具2の取付け部2Bを磁着固定し、固定補助具Aの自重では分離されないだけの十分な磁着力に設定されている。
第1基部6の開口部10は、図4〜図6に示すように、取付け部2Bの4箇所の取付け孔21がねじ止め操作方向の外方側に露出する状態で略三つ葉状に切欠き形成され、この開口部10の開口内側壁10aは、第1基部6の第1外側面6b側ほど開口寸法が拡大する傾斜面に構成されている。この開口部10の開口内側壁10aの外方拡がりにより、インパクトドライバー等の工具の先端に磁着されたタッピンねじ20を間柱1の取付け対象側面1aに捻じ込み固定する際、作業者が選択した取付け部2Bの取付け孔21に対するタッピンねじ20の挿入操作及び捻じ込み操作を容易に行うことができる。
第2基部7の第2内側面7aの四隅近傍位置には、間柱1の隣接側面1bに当接する滑り止め部の一例である柱状の滑り止め用のゴム部12が突出状態で設けられている。この構成により、固定補助具Aの第1基部6と第2基部7とを、間柱1の取付け対象側面1a及び隣接側面1bに当て付けたとき、固定補助具Aの第2基部7の第2内側面7aに設けられている滑り止め用のゴム部12によって、第2基部7が間柱1の隣接側面1bにおける設定取付け相当位置からずれ動くことを抑制することができる。
図4、図6に示すように、第2基部7の第2外側面7bの先端側の幅方向中央部には、第1基部6及び第2基部7に対して間柱1の取付け対象側面1a及び隣接側面1bへの押し付け力を付与可能な指掛け用の突起部13が形成されている。この突起部13と第2基部7の第2外側面7bとで形成される入隅側部位に、間柱1を把持した一方の手の親指を掛け止め、その状態で手指に力を加えると、図1に示すように、固定補助具Aの第1基部6及び第2基部7が間柱1の取付け対象側面1a及び隣接側面1bに強く当て付けられる。これにより、インパクトドライバー等の工具で捻じ込み操作されるタッピンねじ20の動き回りに起因する固定金具2の取付け部2Bの位置ずれを抑制した状態で容易にねじ止めすることができる。
図4、図5に示すように、第2基部7の第2内側面7aの取付け中心相当位置には、間柱1の隣接側面1bにおいて設定取付け相当位置にマーキングされている水平方向のマーキング線と位置合わせする直線状の指標線14が形成されている。この指標線14は、横断面形状が三角形の突条に構成されている。
図4、図6に示すように、第2基部7の第2内側面7aのうち、三角形突条の指標線14の形成箇所を含み、且つ、位置規制凹部8Aの幅よりも大なる幅の中間領域W1は、滑り止め用のゴム部12が設けられている上下の両側部に対して指標線14の高さ寸法よりも若干深い凹状溝に形成されている。
そして、固定金具2の取付け部2Bを間柱1の取付け対象側面1aに取付ける際、固定補助具Aの透明な第2基部7の指標線14を、間柱1の隣接側面1bのマーキング線に簡単、正確に位置合わせすることができる。
図4、図5に示すように、第2基部7の第2内側面7aのうち、滑り止め用のゴム部12が分散配置されている両側部領域W2の長手方向中央部には、ストラップ(図示省略)を取付けるための貫通孔15と、貫通孔15に装着されたストラップの一部が第2内側面7a側に張り出すのを防止する張出防止凹部16とが形成されている。
〔第2実施形態〕
図7に示す別実施形態の固定補助具Aには、固定金具2の取付け部2Bを磁着してある固定補助具Aを間柱1に脱着自在に位置保持する磁着構造の位置保持部30が備えられている。
位置保持部30は、第2基部7の第2内側面7aの四隅近傍位置の各々に円形状の第2磁石装着凹部31が形成され、各第2磁石装着凹部31には、円柱状に形成された第2磁石(例えば、永久磁石の一例であるネオジウム磁石)32が接着剤等で固着されている。各第2磁石32の磁着面となる外側端面は、第2基部7の第2内側面7aにおける両側部領域W2と面一又はそれよりも第2磁石装着凹部31内の奥側に少し入り込んだ位置に配置されている。
固定補助具Aの第2基部7に設けた位置保持部30の第2磁石32により、固定金具2の取付け部2Bを磁着してある固定補助具Aを、間柱1の取付け対象側面1a及び隣接側面1bに当て付けた状態で位置保持することができる。それ故に、固定補助具Aに加える人為押付け力の軽減化を図りながら、タッピンねじ20の動き回りに起因する固定金具2の取付け部2Bの位置ずれを抑制した状態で容易にねじ止め固定することができる。
しかも、位置保持部30を複数の第2磁石32から構成してあるので、固定金具2の取付け部2Bを磁着してある固定補助具Aを、間柱1の取付け対象側面1a及び隣接側面1bに当て付けた瞬間、第2磁石32が間柱1の隣接側面1bに磁着する。これにより、固定補助具Aの第2基部7の大型化を抑制しながら、間柱1に対する固定補助具Aの位置保持を迅速に行うことができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第3実施形態〕
図8に示す別実施形態の固定補助具Aには、固定金具2の取付け部2Bを磁着してある固定補助具Aを間柱1に脱着自在に位置保持する締め付け固定構造の位置保持部30が備えられている。
位置保持部30を構成するに、固定補助具Aの第2基部7に、第1基部6の第1内側面6aを間柱1の取付け対象側面1aに当て付けた状態で、間柱1の一方のリップ部1Cの第3外側面1cよりも外方に突出する延長部35を一体形成する。この延長部35には、一方のリップ部1Cの第3外側面1cに対面する突片36が一体形成され、この突片36には、一方のリップ部1Cの第3外側面1cに当接する締結具としてのボルト37が螺合されている。このボルト37の締め付け操作により、当該ボルト37と第1基部6の第1内側面6aとの間で間柱1の取付け対象側面1aと第3外側面1cとが挾持固定される。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、固定補助具Aの第1基部6と第2基部7とを透明な樹脂で一体成形したが、固定補助具Aの第2基部7のみを透明な樹脂で製作してもよい。
(2)上述の第1実施形態では、透明な第2基部7の第2内側面7aに指標線14を形成したが、透明な第2基部7の第2外側面7bに指標線14を形成してもよい。
(3)上述の第1実施形態では、指標線14を横断面形状が三角形の突条に構成したが、指標線14をI字溝やV字溝等の溝状に構成してもよい。さらに、指標線14をインクで印刷してもよい。
(4)固定補助具Aの第1基部6の端面、又は第2基部7の端面、若しくは第1基部6及び第2基部7の各端面に、間柱1の隣接側面1bにおいて設定取付け相当位置にマーキングされているマーキング線と位置合わせする指標線14を形成してもよい。この場合、第1基部6及び第2基部7を不透明材料から構成してもよい。
(5)上述の第1実施形態では、取付け材として、機器4を支持する金属製の固定金具2を例に挙げて説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば、取付け材を機器4の筐体から構成して、筐体に一部を取付け材の取付け部に構成してもよい。
(6)上述の第1実施形態では、間柱1の隣接側面1bに当接する滑り止め部を、第2基部7の第2内側面7aの四隅近傍位置に設けた柱状のゴム部12から構成したが、この柱状のゴム部12をゴムシートから構成してもよい。さらに、滑り止め部を、第2基部7の第2内側面7aに層状に形成された高摩擦弾性層から構成してもよい。
1 被取付け部(間柱)
1a 取付け対象側面
1b 隣接側面
2 取付け材(固定金具)
2B 取付け部
6 第1基部
7 第2基部
7a 内側面(第2内側面)
7b 外側面(第2外側面)
8 位置規制部
8A 位置規制凹部
9 磁石
10 開口部
12 滑り止め部(ゴム部)
13 突起部
14 指標線
21 取付け孔
30 位置保持部
32 第2磁石
A 固定補助具

Claims (6)

  1. 被取付け部の取付け対象側面に、磁性材料製の取付け材の取付け部をねじ止めするための固定補助具であって、
    前記被取付け部の取付け対象側面に当て付け可能な第1基部と、前記取付け対象側面に直交する前記被取付け部の隣接側面に当て付け可能な第2基部とを直交状態で一体形成し、
    前記第1基部には、前記第2基部の内側面を基準にして前記取付け材の取付け部を設定取付け位置に位置規制する位置規制部と、当該位置規制部で位置規制された前記取付け部を磁着して当該取付け部を設定取付け位置に保持する磁石と、前記取付け部に形成されている取付け孔をねじ止め操作方向の外方側に露出させる開口部と、が設けられている固定補助具。
  2. 前記第2基部には、前記取付け材を磁着した固定補助具を前記被取付け部に脱着自在に位置保持する位置保持部が設けられている請求項1記載の固定補助具。
  3. 前記位置規制部は、前記第1基部に窪み形成され、且つ、前記取付け部が移動規制状態で嵌合装着可能な位置規制凹部から構成されている請求項1又は2記載の固定補助具。
  4. 少なくとも前記第2基部は透明な樹脂で製作され、前記第2基部には、前記被取付け部の隣接側面のマーキング線と位置合わせする指標線が形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の固定補助具。
  5. 前記第2基部の内側面には、前記被取付け部の隣接側面に当接する滑り止め部が設けられ、前記第2基部の外側面には、前記第1基部及び前記第2基部に対して前記被取付け部の取付け対象側面及び隣接側面への押し付け力を付与可能な指掛け用の突起部が形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の固定補助具。
  6. 前記位置保持部が、磁性材料製の前記被取付け部の隣接側面に磁着する第2磁石から構成されている請求項2記載の固定補助具。
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