JP6873428B2 - 止水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、配管の接続の際に用いられる止水構造に関するものである。
従来から、配管の接続を行う場合には、接続部分からの漏水を防ぐため、ゴム等の弾性素材から成る止水部材を接続部分に配置する構造が知られている。
特許文献1には、配管の接続に用いられる止水構造が記載されている。当該止水構造において、配管は流し台の底面に形成された開口に取り付けられて排水口を形成する排水器であり、上端に外向きに延設されたフランジ部を有している。又、配管が接続される被接続部材は流し台である。特許文献1において、配管は流し台を介してナットに螺合されており、フランジ部とナットが止水部材を介して流し台底面の開口周縁を挟持することで水密に流し台に接続されている。止水部材はゴム等の弾性素材からなる円環状であり、上面にはフランジ部に向けて突設された環状の凸部を有しており、当該凸部が配管に対して圧接することで水密性を向上させている。
ここで、図10(a)に示すように、排水器のフランジ部にカシメ加工が成されている場合、フランジ部とカシメ部分との隙間Cより配管内部に排水が侵入することがあった。そこで、図10(b)のように、止水部材の外周端部に凸部を形成し、当該凸部を隙間Cよりも外側であるカシメ部分に当接させるように構成することで、隙間Cからの排水の侵入を防ぐことが可能となった。
又、図10に示した従来の止水部材には、凸部の外側に排水や厨芥が堆積してしまうため、不衛生であったが、図11に示した止水部材は外周端部に凸部が形成されていることにより、従来の止水部材のように凸部より外側に排水やゴミ等が堆積することを防ぐことが可能となり、配管又は被接続部材がカシメ部を有していない場合であっても有用であった。
しかし、図12(a)に示すように、上記止水部材を使用して配管の接続を行った際、図12(b)に示すように、配管の接続時において、配管の外側に向けて凸部が倒れた場合、当該倒れた凸部が配管の外側より露出し、意匠性が損なわれるという新たな問題が生じた。
特開2002−13175号公報
本発明は上記問題に鑑み発明されたものであって、配管の接続に用いられる止水構造に関し、接続部分における水密性を向上させつつ、衛生的且つ意匠性の高い止水構造の提供を目的とする。
請求項1に記載の本発明は、配管の接続に用いられる止水構造であって、
配管と、配管が接続される被接続部材との間に挟持され、配管と被接続部材間の止水を行う止水部材と、
止水部材に形成された、配管又は被接続部材に向けて突設された凸部と、
配管の接続時における上記凸部の倒れ方向を規制する規制手段からなり、該規制手段は、凸部の倒れ方向側において、凸部に沿って止水部材に形成された溝部より成ることを特徴とする止水構造。
請求項2に記載の本発明は、前記規制手段は、
配管の接続に用いられる止水構造であって、
配管と、配管が接続される被接続部材との間に挟持され、配管と被接続部材間の止水を行う止水部材と、
止水部材に形成された、配管又は被接続部材に向けて突設された凸部と、
配管の接続時における上記凸部の倒れ方向を規制する規制手段からなり、該規制手段は、上記凸部に形成された倒れ方向に向けて傾斜する傾斜面より成ることを特徴とする止水構造。
請求項3に記載の本発明は、配管の接続に用いられる止水構造であって、
配管と、配管が接続される被接続部材との間に挟持され、配管と被接続部材間の止水を行う止水部材と、
止水部材に形成された、配管又は被接続部材に向けて突設された凸部と、
配管の接続時における上記凸部の倒れ方向を規制する規制手段からなり、
該規制手段は、上記配管又は被接続部材に形成された、止水部材にむけて突出する段部から成ることを特徴とする止水構造。
請求項4に記載の本発明は、配管の接続に用いられる止水構造であって、
配管と、配管が接続される被接続部材との間に挟持され、配管と被接続部材間の止水を行う止水部材と、
止水部材に形成された、配管又は被接続部材に向けて突設された凸部と、
配管の接続時における上記凸部の倒れ方向を規制する規制手段からなり、
該規制手段は、上記凸部が倒れ方向側に向けて傾斜していることにより成ることを特徴とする止水構造。
請求項5に記載の本発明は、配管の接続に用いられる止水構造であって、
配管と、配管が接続される被接続部材との間に挟持され、配管と被接続部材間の止水を行う止水部材と、
止水部材に形成された、配管又は被接続部材に向けて突設された凸部と、
配管の接続時における上記凸部の倒れ方向を規制する規制手段からなり、該規制手段は、上記凸部の倒れ方向側を低剛性部とすることにより成ることを特徴とする止水構造。
本発明によれば、凸部の倒れ方向を規制する規制手段を備えることにより、任意の方向に凸部を倒れさせることが可能となる。従って、接続部分における水密性を向上させつつ、配管や被接続部材から止水部材が露出することによる意匠性の低下を防ぐことが可能となる。
本発明の施工状態を示す断面図である。 (a)排水器近傍を示す断面図、(b)図2(a)のA部拡大図である。 止水部材を示す(a)平面図(b)図3(a)のA−A’断面図である。 第二実施形態を示す要部拡大断面図である。 第三実施形態に係る止水部材の要部断面図である。 第四実施形態を示す要部拡大断面図である。 第五実施形態に係る止水部材の要部断面図である。 止水部材が挟圧された際の変形の例を示す要部拡大断面図である。 止水部材が挟圧された際の変形の例を示す要部拡大断面図である。 従来の止水構造を示す(a)断面図(b)図10(a)のA部拡大図である。 止水部材を示す(a)平面図(b)図11(a)のA−A’断面図である。 従来の止水構造を示す(a)断面図(b)図12(a)のA部拡大図である。
以下に、本発明の止水構造を、図面を参照しつつ説明する。尚、以下に記載する説明は実施形態の理解を容易にするものであって、これによって本発明が制限して理解されるものではない。又、以下の実施形態においては、特に断りの無い限り図1に示す施工状態を基準として上下左右を説明する。
図1乃至図3に示すように、第一実施形態に係る止水構造は配管の接続に用いられる止水構造であって、配管Pとしての排水器2と、当該排水器2が接続される被接続部材Sである流し台1と、排水器2と流し台1に挟持され、部材間の止水を行う止水部材4を備えている。又、排水器2はその下流側においてエルボ管5と排水トラップ6が接続されている。
流し台1は上方が開口されたステンレス製の槽体であって、図示しないキャビネット上に載置されている。又、流し台1はその底面において平面視円環状の陥没部11が形成されているとともに、当該陥没部11の内側に円形の開口が形成されている。
排水器2はポリプロピレン等の硬質樹脂から成る排水配管であって、上方が開放された筒状の胴部21を有し、胴部21上端より外側に向けてフランジ部22が形成されているとともに、胴部21の外周にはフランジ部22の下方から胴部21の中程にかけて雄螺子部23が螺刻されている。又、排水器2の底部には側方へ向けて排出口24が延設されており、当該排出口24にはエルボ管5が接続されている。又、排水器2はステンレス製の薄板によってカシメ加工されたカシメ部25を有している。
胴部21の外径は流し台1の底面に形成された開口よりも小径であるが、フランジ部22の外径は上記開口より大径である。又、雄螺子部23には流し台1裏側よりナット3の雌螺子部31が螺合されている。従って、排水器2が流し台1に取り付けられた状態において、フランジ部22の裏面は止水部材4を介して流し台1の開口周縁と当接し、ナット3とフランジ部22によって、流し台1の開口周縁及び止水部材4を挟圧している。
フランジ部22は外周縁において、下面側にテーパ面26が形成されている。当該テーパ面26はフランジ部22の下面よりも上面側が大径となる様、外側に向けて傾斜している。
カシメ部25は、図2に示すように、排水器2の内側からフランジ部22の上面、テーパ面26下端にかけて薄板が覆うことにより形成されている。ここで、カシメ部25の端部とフランジ部22下面の樹脂部分(非カシメ部)との間には隙間Cが形成されている。
止水部材4はゴム等の弾性素材より成る環状の止水パッキンであって、その上面及び下面において環状の凸部41が全周に亘り形成されているとともに、止水部材4はその上面及び下面が排水器2と流し台1によって挟持されている。又、止水部材4は図3に示すように、平面視において環状であって、且つ断面図において上下左右対象形状となっている。
凸部41は止水部材4の外周端部において形成された凸部41aと、凸部41aよりも中央寄りに形成された凸部41bより成る2重の環状であって、配管P又は被接続部材Sとの当接方向、即ち本実施形態においてはフランジ部22下面と流し台1底面に向けて突設されている。又、図2(b)に示すように、施工完了状態において、凸部41aはテーパ面26(カシメ部25)に、凸部41bはフランジ部22下面の樹脂部分(非カシメ部)と当接しており、凸部41aは隙間Cよりも外側において止水を行っている。
凸部41aは凸部41bよりも全高が大きくなるよう形成されている。従って、図3(b)に示すように、止水部材4の上面側に形成された凸部41において、凸部41aは凸部41bよりも上方にまで延設されているとともに、止水部材4の下面側に形成された凸部41において、凸部41aは凸部41bよりも下方にまで延設されている。
ここで、凸部41aは倒れ方向の規制手段として、内周側の立ち上がり部分において形成された溝部42、42と、凸部41の上端に形成された傾斜面43を備えている。溝部42は止水部材4が上下方向に肉薄となるよう形成された凹状部であり、凸部41aが内側に倒れるように誘導する。又、傾斜面43は凸部41aの倒れ方向、即ち外側から内側に向けて凸部41aの先端が先細りとなるように傾斜しており、傾斜面43に対して天地方向に応力が加わった際、当該応力の一部を止水部材4の内周方向への応力へと変換する。
エルボ管5は側面視略L字状の排水配管であって、上端側が排出口24に接続された水平管部と、水平管部から約90度屈曲して形成され、下端が排水トラップ6と接続された垂直管部から構成されている。
排水トラップ6は側面視略S字形状であって、内部の排水流路を貯留された排水で満たし、下流側からの悪臭や害虫が屋内へと侵入することを防ぐトラップ機能を有する排水配管である。
上記本発明の第一実施形態に係る止水構造は以下のようにして接続される。
まず、排水器2のフランジ部22下方に止水部材4を配置した状態で、流し台1底面に形成された開口に、上方から排水器2を挿通する。次に、排出口24側から胴部21にナット3を通し、雄螺子部23にナット3の雌螺子部31を螺合させて、ナット3を流し台1裏面に取り付ける。この時、止水部材4がフランジ部22下面と流し台1上面によって、上下方向より挟圧される。又、図2(b)に示すように、凸部41の内、凸部41aはフランジ部22のカシメ部25であるテーパ面26に当接し、凸部41bは非カシメ部である硬質樹脂部分に当接する。
尚、上記止水部材4がフランジ部22に当接する際、凸部41aはテーパ面26と当接するため、凸部41よりもフランジ部22との当接位置が上方となるが、上述の通り凸部41aは凸部41bよりも上方まで延設されているため、凸部41aと凸部41bはほぼ同時にフランジ部22に当接する。
そして、止水部材4とフランジ部22が当接した状態よりナット3と排水器2の螺合が進められると、止水部材4がフランジ部22と流し台1によって挟圧され、凸部41a及び凸部41bには上下方向より圧力が加わることで排水器2と流し台1との間の止水が行われる。尚、上記挟圧により押し潰された止水部材4は上下方向が圧縮される一方で径方向外側に広がるが、凸部41はフランジ部22や流し台に当接しているとともに、倒れ方向の規制手段を備えていることから内側に向けて倒れようとする。即ち、凸部41aは上方に傾斜面43を備えており、フランジ部22から受ける下方への応力の一部を凸部41aの倒れ方向、即ち周方向内側への応力へと変換する。又、凸部41aは内周側の立ち上がり部分に溝部42が形成されていることから、外側よりも内側に倒れ易くなっている。従って、フランジ部22と流し台1によって挟圧された際、凸部41aの倒れ方向は内側へと規制される。従って、排水器2が流し台1に接続された状態において、止水部材4がフランジ部22の外側より露出することはない。
最後に、排出口24にエルボ管5と排水トラップ6を接続し、排水配管の接続が完了する。
上記本発明の止水構造においては、凸部41aがフランジ部22のカシメ部25と当接するため、カシメ部25と非カシメ部分(硬質樹脂部分)との隙間Cからの排水の侵入を防ぐことができる。
又、本発明は凸部41の倒れ方向の規制手段として傾斜面43と溝部42を備えており、凸部41は配管Pの接続時に内側に倒れるよう規制されている。従って、凸部41が外側に倒れることによって、フランジ部22の外側から凸部41が露出することによる意匠性の低下を防ぐことが可能となる。
以下に、本発明の第二実施形態について説明する。尚、以下に記載する止水構造は、排水器2以外は上記第一実施形態と同じ部材であるため、第一実施形態と同一の番号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、第二実施形態に係る止水構造は排水配管の接続に用いられる止水構造であって、配管Pとしての排水器2と、当該排水器2が接続される被接続部材Sである流し台1と、排水器2と流し台1に挟持され、部材間の止水を行う止水部材4を備えている。又、排水器2はその下流側においてエルボ管5と排水トラップ6が接続されている。
排水器2はポリプロピレン等の硬質樹脂から成る排水配管であって、上方が開放された筒状の胴部21を有し、胴部21上端より外側に向けてフランジ部22が形成されているとともに、胴部21の外周にはフランジ部22の下方から胴部21の中程にかけて雄螺子部23が螺刻されている。又、排水器2の底部には側方へ向けて排出口24が延設されており、当該排出口24にはエルボ管5が接続されている。又、排水器2はステンレス製の薄板によってカシメ加工されたカシメ部25を有している。
胴部21の外径は流し台1の底面に形成された開口よりも小径であるが、フランジ部22の外径は上記開口より大径である。又、雄螺子部23には流し台1裏側よりナット3の雌螺子部31が螺合されている。従って、排水器2が流し台1に取り付けられた状態において、フランジ部22の裏面は止水部材4を介して流し台1の開口周縁と当接し、ナット3とフランジ部22によって、流し台1の開口周縁及び止水部材4を挟圧している。
フランジ部22は外周縁において、下面側にテーパ面26が形成されている。当該テーパ面26は下面側よりも上面側が大径となる様、外側に向けて傾斜している。又、フランジ部22は下面において、テーパ面26下端より内側に向けて、傾斜面7が形成されている。傾斜面7は本実施形態における凸部41aの倒れ方向の規制手段であり、凸部41aの倒れ方向、即ち傾斜面7が内周側を向くように形成されている。従って、フランジ部22はテーパ面26下端から内側に進むにつれて、上方へ向かうよう傾斜面7が形成されている。
カシメ部25は、排水器2の内側からフランジ部22の上面、テーパ面26及び傾斜面7にかけて薄板が覆うことにより形成されている。ここで、カシメ部25の端部とフランジ部22下面の樹脂部分(非カシメ部)との間には隙間Cが形成されている。
尚、施工完了状態において、止水部材4の凸部41aは傾斜面7(カシメ部25)に、凸部41bはフランジ部22下面の樹脂部分(非カシメ部)と当接しており、凸部41aは隙間Cよりも外側において止水を行っている。
上記本発明の第二実施形態に係る止水構造は以下のようにして接続される。
まず、排水器2のフランジ部22下方に止水部材4を配置した状態で、流し台1底面に形成された開口に、上方から排水器2を挿通する。次に、排出口24側から胴部21にナット3を通し、雄螺子部23にナット3の雌螺子部31を螺合させて、ナット3を流し台1裏面に取り付ける。この時、止水部材4がフランジ部22下面と流し台1上面によって、上下方向より挟圧される。又、に示すように、凸部41の内、凸部41aはフランジ部22のカシメ部25である傾斜面7に当接し、凸部41bは非カシメ部である硬質樹脂部分に当接する。
そして、止水部材4とフランジ部22が当接した状態よりナット3と排水器2の螺合が進められると、止水部材4がフランジ部22と流し台1によって挟圧され、凸部41a及び凸部41bには上下方向より圧力が加わることで排水器2と流し台1との間の止水が行われる。尚、上記挟圧により押し潰された止水部材4は上下方向が圧縮される一方、径方向外側に広がるよう力が働くが、凸部41はフランジ部22や流し台に当接しているとともに、倒れ方向の規制手段を備えていることから内側に向けて倒れようとする。即ち、フランジ部22は下面において傾斜面7を備えており、凸部41aへ与える下方への応力の一部を凸部41aの倒れ方向である周方向内側への応力へと変換する。従って、フランジ部22と流し台1によって挟圧された際、凸部41aの倒れ方向は内側へと規制される。従って、排水器2が流し台1に接続された状態において、止水部材4がフランジ部22の外側より露出することはない。
最後に、排出口24にエルボ管5と排水トラップ6を接続し、排水配管の接続が完了する。
上記本発明の止水構造においては、凸部41aがフランジ部22の傾斜面7と当接するため、カシメ部25と非カシメ部分(硬質樹脂部分)との隙間Cからの排水の侵入を防ぐことができる。
又、本発明は凸部41の倒れ方向の規制手段として傾斜面7を備えており、凸部41は排水配管の接続時に内側に倒れるよう規制されている。従って、凸部41が外側に倒れることによって、フランジ部22の外側から凸部41が露出することによる意匠性の低下を防ぐことが可能となる。
本発明は上記第一実施形態及び第二実施形態以外にも、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。
例えば上記第一実施形態及び第二実施形態において、傾斜面43、傾斜面7は直線状に形成されていたが、傾斜面43、傾斜面7が断面視略弧状に形成されていても良いものであり、凸部41aに圧力が加わった際に、当該圧力の方向を凸部41aの倒れ方向へと変換可能な形状であれば良い。
又、溝部42は凸部41aの立ち上がり部分において上下方向に凹状となるよう形成されていたが、図5に示す第三実施形態のように、凸部41aに向けて凹状となるよう形成されていても良い。
又、上記第二実施形態において、フランジ部22は下面に形成された傾斜面43によって凸部41aの倒れ方向を規制していたが、図6に示す第四実施形態のようにフランジ部22の外端より下方に向けて形成された段部27よって規制手段が構成されても良い。当該第四実施形態においては、凸部41aは段部27の内側に配置されており、凸部41aの外側と当接しているため、凸部41aが外側に向けて倒れることを防ぐことができる。尚、第二実施形態における傾斜面43や第四実施形態における段部27は配管Pであるフランジ部22(排水器2)ではなく、被接続部材S側に形成しても良い。
又、図7に示す第五実施形態のように、倒れ方向の規制手段を凸部41が倒れ方向に向けて傾斜するように形成しても良い。
又、倒れ方向の規制手段を、凸部41の倒れ方向側を低剛性部とし、配管Pと被接続部材Sによって挟持された際に低剛性側へと倒れるよう構成しても良い。
本発明の実施形態は以上であるが、本発明においては、凸部の倒れ方向の規制手段を備えているため、凸部が配管等から露出することを防ぐことができる。
尚、各実施形態において示した凸部の倒れ方は一例であり、止水部材の形状、剛性、部材同士の形状、施工方法等によって異なるものである。従って、例えば図8に示すように、凸部41aの立ち上がり部分が一旦外側へと撓んだ後に先端部にかけて内側に倒れる場合もあり、更に図9に示すように、凸部41aが上下方向に押し潰された際に、凸部41aの立ち上がり部分が左右方向に肉厚となるよう変形することによって外側へ倒れることを防ぐ様に変形する場合もある。
又、本発明の止水構造は上記実施形態において挙げた排水器2と流し台1との接続に限定されるものでは無く、その他の配管と被接続部材との接続に用いられても良いものである。
又、凸部の倒れ方向の規制手段は、常に凸部が内側に向けて倒れるよう規制する手段に限られるものではない。接続する配管の用途等に応じて、凸部が外側に向けて倒れる様規制する構造であっても良い。
1 流し台
11 陥没部
2 排水器
21 胴部
22 フランジ部
23 雄螺子部
24 排出口
25 カシメ部
26 テーパ面
27 段部
3 ナット
31 雌螺子部
4 止水部材
41、41a、41b 凸部
42 溝部
43 傾斜面
5 エルボ管
6 排水トラップ
7 傾斜面
P 配管
S 被接続部材
C 隙間

Claims (5)

  1. 配管の接続に用いられる止水構造であって、
    配管と、配管が接続される被接続部材との間に挟持され、配管と被接続部材間の止水を行う止水部材と、
    止水部材に形成された、配管又は被接続部材に向けて突設された凸部と、
    配管の接続時における上記凸部の倒れ方向を規制する規制手段からなり、該規制手段は、凸部の倒れ方向側において、凸部に沿って止水部材に形成された溝部より成ることを特徴とする止水構造。
  2. 配管の接続に用いられる止水構造であって、
    配管と、配管が接続される被接続部材との間に挟持され、配管と被接続部材間の止水を行う止水部材と、
    止水部材に形成された、配管又は被接続部材に向けて突設された凸部と、
    配管の接続時における上記凸部の倒れ方向を規制する規制手段からなり、該規制手段は、上記凸部に形成された倒れ方向に向けて傾斜する傾斜面より成ることを特徴とする止水構造。
  3. 配管の接続に用いられる止水構造であって、
    配管と、配管が接続される被接続部材との間に挟持され、配管と被接続部材間の止水を行う止水部材と、
    止水部材に形成された、配管又は被接続部材に向けて突設された凸部と、
    配管の接続時における上記凸部の倒れ方向を規制する規制手段からなり、
    該規制手段は、上記配管又は被接続部材に形成された、止水部材にむけて突出する段部から成ることを特徴とする止水構造。
  4. 配管の接続に用いられる止水構造であって、
    配管と、配管が接続される被接続部材との間に挟持され、配管と被接続部材間の止水を行う止水部材と、
    止水部材に形成された、配管又は被接続部材に向けて突設された凸部と、
    配管の接続時における上記凸部の倒れ方向を規制する規制手段からなり、
    該規制手段は、上記凸部が倒れ方向側に向けて傾斜していることにより成ることを特徴とする止水構造。
  5. 配管の接続に用いられる止水構造であって、
    配管と、配管が接続される被接続部材との間に挟持され、配管と被接続部材間の止水を行う止水部材と、
    止水部材に形成された、配管又は被接続部材に向けて突設された凸部と、
    配管の接続時における上記凸部の倒れ方向を規制する規制手段からなり、該規制手段は、上記凸部の倒れ方向側を低剛性部とすることにより成ることを特徴とする止水構造。
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