JP7104601B2 - パッキンとこれを用いた止水方法及び止水構造 - Google Patents
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Description
排水部材の壁面に設けられた開口に配管を挿通して下水管路系を形成するために、前記排水部材の開口の周縁に取り付けられ、前記排水部材と前記配管との間を止水するパッキンであって、
前記排水部材の端面と対向する環状の本体部と、
前記本体部に突設され、前記排水部材の内側面と対向する第一突条部と、
前記本体部に突設され、前記排水部材の外側面と対向する第二突条部と、を具備して構成され、
前記本体部の開口側の面と前記第一突条部の前記排水部材内部に対向した面とが、平面及び/又は曲面により、連続して略弧状に形成されること、
を特徴とするパッキンを提供する。
前記本体部の開口側の面が、膨出部を具備することが好ましい。
前記膨出部が、前記本体部の開口側の面の略中央が膨出することにより形成されることが好ましい。
前記第一突条部側から前記第二突条部側に切断して該切断面を正面視した際、前記本体部の開口側の輪郭線が、前記膨出部の頂点を基準として、前記第一突条部側と前記第二突条部側それぞれが略対称に形成されることが好ましい。
前記本体部の前記排水部材の端面と対向する面の端部が隆起していることが好ましい。
排水部材の壁面に設けられた開口に配管を挿通して下水管路系を形成するために、前記排水部材の開口の周縁にパッキンを取り付け、前記排水部材と前記排水配管との間を止水する止水方法であって、
前記パッキンは、
前記排水部材の端面と対向する環状の本体部と、
前記本体部に突設され、前記排水部材の内側面と対向する第一突条部と、
前記本体部に突設され、前記排水部材の外側面と対向する第二突条部と、を有し、
前記本体部の開口側の面と前記第一突条部の前記排水部材内部に対向した面とが、平面及び/又は曲面により、連続して略弧状に形成され、
前記パッキンを前記開口の周縁に嵌合させ、前記配管を前記パッキンの内側に挿通し、前記排水部材の内側において前記本体部の端面と前記配管とが離隔すること、
を特徴とする止水方法を提供する。
図1を用いて、本実施形態に係るパッキン1の概要について説明する。図1は、本実施形態に係るパッキン1を用いた下水管路系の一部を示す斜視図である。パッキン1は、雨水ます等の排水部材51に設けた開口55の周縁61に配設して使用するものであって、このパッキン1を介して排水用の配管53を排水部材51に挿通することで配管53と排水部材51間の止水を好適に行う。
次に、図2~図4を用いて、本実施形態に係るパッキン1の構造について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係るパッキン1の構造を示す図であって、図2(a)は、パッキン1の平面図であり、図2(b)は、パッキン1の底面図である。また、図3は、図2(a)における矢視Aの断面図であり、図4は、図2(a)における矢視Bの端面図である。
続いて、図5及び図6を用いて本実施形態に係るパッキン1の使用方法について詳細に説明する。図5は、本実施形態のパッキン1を排水部材51に配設する工程を示す図であって、図5(a)は、配設前を示す模式図であり、図5(b)は、配設後を示す模式図である。また、図6は、本実施形態のパッキン1を介して配管53を排水部材51に挿通する工程を示す図であって、図6(a)は、挿通前を示す模式図であり、図6(b)は、挿通後を示す模式図である。
図5(a)及び(b)に示すとおり、まず排水部材51に設けた開口55に対してパッキン1の上方向Z1(第一突条部5側)を対向させつつ排水部材51の形状に合わせてパッキン1全体を湾曲させ、徐々に開口55にパッキン1を接近させる。
次に、図6(a)及び(b)に示すとおり、パッキン1を配設した開口55に対して配管53の端部開口を対向させ、パッキン1を介して下方向Z2側(第二突条部7側)から上方向Z1側(第二一突条部5側)に向かって開口55に挿通する。
次に、図7を用いて本実施形態に係るパッキン1の効果について詳細に説明する。図7は、パッキン1を介して配管53を排水部材51に挿通した状態を部分的に拡大視した模式図である。上述したとおり本実施形態のパッキン1は、本体部3の中心方向D1に向う面から第一突条部5の上方向Z1に向う面にかけて滑らかな略弧状に形成されていることにより、配管53から受けた押圧力を分散させず確実にパッキン1を排水部材51に押圧し、止水性を好適に向上することができる。
上述したとおり、膨出部9は本体部3の中心方向D1に向う面(開口側の面)の種々の位置に形成してもよい。図9(a)及び(b)に示すとおり、例えば膨出部9を本体部3の中心方向D1に向う面の上方向Z1又は下方向Z2のいずれかに寄せて形成すれば、排水部材51の形状、開口55の形状、及び配管53の形状に応じて膨出部9を配管53に当接させ、好適に止水性を担保することができる。
3 本体部
5 第一突条部
7 第二突条部
9 膨出部
51 排水部材
53 配管
55 開口
57 内側面
59 外側面
61 周縁
Claims (6)
- 排水部材の壁面に設けられた開口に配管を挿通して下水管路系を形成するために、前記開口の周縁に取り付けられ、前記排水部材と前記配管との間を止水するパッキンであって、
前記開口の端面と対向する環状の本体部と、
前記本体部に突設され、前記排水部材の内側面と対向する第一突条部と、
前記本体部に突設され、前記排水部材の外側面と対向する第二突条部と、を具備して構成され、
前記本体部の前記開口側の面と前記第一突条部の前記排水部材内部に対向した面とが、平面及び/又は曲面により、連続して略弧状に形成されており、
前記本体部において前記開口の端面と対向する面の端部が隆起していること、
を特徴とするパッキン。 - 前記本体部の前記開口側の面が、膨出部を具備すること、
を特徴とする請求項1に記載のパッキン。 - 前記膨出部が、前記本体部の前記開口側の面の略中央が膨出することにより形成されること、
を特徴とする請求項2に記載のパッキン。 - 前記第一突条部側から前記第二突条部側に切断して該切断面を正面視した際、前記本体部の前記開口側の輪郭線が、前記膨出部の頂点を基準として、前記第一突条部側と前記第二突条部側それぞれが略対称に形成されること、
を特徴とする請求項3に記載のパッキン。 - 排水部材の壁面に設けられた開口に配管を挿通して下水管路系を形成するために、前記排水部材と前記配管との間を止水する止水構造であって、
壁面に開口を有する排水部材と、
前記開口の周縁に取り付けられた請求項1~4のいずれかに記載のパッキンと、
前記開口に前記パッキンを介して挿通された配管と、
を具備することを特徴とする止水構造。 - 排水部材の壁面に設けられた開口に配管を挿通して下水管路系を形成するために、前記開口の周縁にパッキンを取り付け、前記排水部材と前記配管との間を止水する止水方法であって、
前記パッキンは、
前記開口の端面と対向する環状の本体部と、
前記本体部に突設され、前記排水部材の内側面と対向する第一突条部と、
前記本体部に突設され、前記排水部材の外側面と対向する第二突条部と、を有し、
前記本体部の前記開口側の面と前記第一突条部の前記排水部材内部に対向した面とが平面及び/又は曲面により連続して略弧状に形成され、かつ、前記本体部において前記開口の端面と対向する面の端部が隆起しており、
前記パッキンを前記開口の周縁に嵌合させ、前記配管を前記パッキンの内側に挿通し、前記排水部材の内側において、前記本体部の前記開口側の端部と前記配管とが離隔していること、
を特徴とする止水方法。
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JPH0624465Y2 (ja) * | 1989-05-12 | 1994-06-29 | タキロン株式会社 | 排水ます用継手 |
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