JPH0736225Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0736225Y2
JPH0736225Y2 JP10194290U JP10194290U JPH0736225Y2 JP H0736225 Y2 JPH0736225 Y2 JP H0736225Y2 JP 10194290 U JP10194290 U JP 10194290U JP 10194290 U JP10194290 U JP 10194290U JP H0736225 Y2 JPH0736225 Y2 JP H0736225Y2
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JP
Japan
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pipe
joint
stopper
pedestal portion
stopper member
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JP10194290U
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博彦 矢野
重幸 伊藤
昌博 塚本
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、例えば農業用水管、下水管、排水管等の接続
に使用される継手、特に継手本体の内面に管挿入後の管
端位置を規制するストッパー部材が設けられた管継手の
改良に関する。
【従来の技術】
例えば、下水管などの比較的大径の管と管とを接続する
場合、それらの接続部を覆うカラー継手と称せられる管
継手が使用される。その場合、接続後の地盤沈下や土圧
変化による管の損傷ないし破損等を回避するため、当該
接続部で一方の管が他方の管に対して所定量だけ傾動し
得るように構成される。しかし、そのような状態で管同
士を接続しても、管継手に接続された一方の管の端面と
他方の管の端面とが該継手内で当接していると、管の傾
動によって当接面が損傷したり破損したりする恐れがあ
る。 このような問題に対処する従来技術として、従来におい
ては、例えば実開昭55-3023号公報に記載された管継手
がある。これは、継手本体の内面に管挿入後の管端位置
を規制するゴム等の弾性体でなるL字状断面を有する環
状のストッパー部材を設けたもので、これによれば、管
継手に一方の管を挿入した時に、その挿入側の管端面が
上記ストッパー部材におけるストッパー部に当接するこ
とによって、他方の管の端面との当接を回避されるの
で、管の傾動等による管端部の損傷を未然に防止するこ
とができ、しかもストッパー部に管端シール機能を受け
持たせることができる。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の管継手においては、
ストッパー部材が比較的硬いゴム等の弾性体で構成され
ていると共に、その全部位の硬さが一様で、しかも表面
が平滑とされていたため、管継手内に挿入された管の管
端をストッパー部に例え十分に圧接させた状態にセット
しておいても、管が傾動するような場合には、あまり高
い止水性能は期待できないという難点があった。 このような問題に対処するには、比較的軟らかい弾性体
でストッパー部材を形成すればよいが、このようにした
場合、ストッパー部材の剛性が一様に低下するため、例
えば台座部による管端固定が不十分なものとなったり或
いはストッパー部が管端によって押された時に倒れやす
くなる等の不具合が生じる。 本考案は、管継手における上記のような問題に対処する
もので、継手本体内に装着されるストッパー部材を改良
することにより、管が傾動するような場合にも高い止水
性能を確保することができ、しかも挿入された管の端部
を所定状態に確実にセットすることができる管継手を提
供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案は、継手本体の内面に管挿
入後の管端位置を規制する弾性体でなるストッパー部材
が設けられた管継手において、次のように構成したこと
を特徴とする。 即ち、上記ストッパー部材を、継手本体内面に対する固
定用の台座部と管端位置規制用のストッパー部とでなる
断面L字状に構成し、そのうちの台座部の内周面に、該
台座部を構成する弾性体よりも硬度の小さな(つまり軟
らかい)弾性体でなる止水部を管挿入時にその管端部外
面に密接するように設ける。 この場合、管継手に挿入された管の管端部外面に止水部
が確実に密接するように、該止水部は、例えばリップ状
に形成するか又は台座部の内方に僅かに膨出させるのが
好ましい。
【作用】
上記構成の管継手によれば、継手本体内に管を挿入した
時にその管端がストッパー部材におけるストッパー部に
当接することにより、その管端位置が規制されると共
に、その管端部の外側に位置する比較的硬い弾性体でな
る台座部によって該管端部が所定の状態に保持される。
そして、ストッパー部の上記管の挿入側に位置する台座
部の内周面には、該台座部を構成する弾性体よりも硬度
の小さな(つまり比較的軟らかい)弾性体でなる止水部
が設けられて管挿入時にその管端部外面に密接するよう
になっているから、該台座部ないし止水部と管端部外面
との間に十分な水密性が確保される。これにより、従来
のものに比べて高い止水性能を有する管継手が実現され
ることになる。
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 第1図に示すように、この実施例に係る管継手1は、両
端が開口された円筒状の継手本体2を有し、該継手本体
2における両開口端2a、2bの内側にゴムでなるシール部
材3、3を夫々設けると共に、それらのシール部材3、
3の間に位置する継手本体内周面にゴムでなる環状のス
トッパー部材4を設けた構成である。 該ストッパー部材4は、図例では、外周面が継手本体内
周面に密着された台座部4aと、この台座部4aの一端部か
ら内方に向けて突設されたストッパー部4bとからなり、
断面L字状とされている。そして、継手本体2の各開口
端2a、2bから管5、6をそれぞれ挿入して接続した時に
各管5、6の外面と継手本体2の内面との間がシール部
材3、3によってシールされると共に、そのうちの一方
の管(図例で右側の管)5の管端がストッパー部4bに当
接することにより、該管端位置が規制されて所定の状態
で接続されるようになっている。 然して、この管継手1においては、本考案の特徴部分と
して、上記ストッパー部材4を構成している台座部4aの
内周面に止水部4cが設けられている。この止水部4cは、
第2図に拡大して示すように、上記台座部4aを構成する
弾性体よりも硬度の小さな(つまり軟らかい)弾性体で
なる止水部4cが設けられている。そして、上述のごとく
右側の管5の管端をストッパー部4bに当接させた時に、
その管端部の外面に止水部4cが密接するようになってい
る。 ここで、台座部4aを構成するゴムの硬度はHs=80程度、
止水部4cを構成するゴムの硬度はHs=55±5程度が望ま
しい。 尚、図例の管継手1においては、継手本体2の中央から
右側に所定量だけ寄った位置(つまり非対称位置)にス
トッパー部材4が設けられているが、この種のストッパ
ー部材を設ける位置は、上記のような部位に限らず、中
央部(つまり左右対称位置)であってもよいことは勿論
である。 上記構成の管継手1によれば、継手本体2内に台座部4a
とストッパー部4bとを有する断面L字状のゴム製ストッ
パー部材4が装着されているから、第1図の状態で継手
本体2の右開口端2aから一方の管5を所定量だけ挿入し
た時に、その挿入側の管端が台座部4aの内側に入り込ん
でストッパー部4bに当接する。この時、台座部4aの内周
面に設けられた止水部4cは上記管5によって押圧される
が、台座部4aを構成するゴムよりも軟らかいゴムで構成
されているから、該管5の押圧力に応じて変形されつつ
該管5の管端部外周面に密接する。これにより、ストッ
パー部材4における止水部4cつまり台座部4aと管5の管
端部外面との間に十分な水密性が確保されるから、従来
のものに比べて高い止水性能が得られることになる。 また、この場合において、台座部4aは比較的硬いゴムで
構成されているから、管5の挿入によって変形せず、或
いは変形してもその変形量は僅かであるから、管5の管
端部は台座部4a内に所定状態に確実に保持される。 尚、止水部の構成は第1、2図に示したものに限定され
ない。例えば第3図に示す他の実施例のように、ストッ
パー部材14における台座部14aのストッパー部14b側とは
反対側の端部に近い内周面に止水部14cを設け、この止
水部14cに管挿入時に管によって倒されるように複数の
リップ14d・・・14dを形成する構成としてもよい。 また、上記第1実施例では止水部4cの内径が台座部4aの
ストッパー部14b側とは反対側の端部に行くにつれて僅
かに小さくなるように形成されているが、一定の内径を
有する構成としてもよい。その場合、管5の挿入時に台
座部4bと止水部4cとを合わせた部分が非管挿入時に比べ
て10%前後圧縮される程度の内径とするのが好ましい。
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、継手本体内に台座部とス
トッパー部とを有する断面L字状の弾性体でなるストッ
パー部材が装着された管継手において、上記台座部の内
周面に、該台座部を構成する弾性体よりも硬度の小さな
(つまり比較的軟らかい)弾性体でなる止水部が設けら
れて管挿入時にその管端部外面に密接するようになって
いるから、ストッパー部材と管端部外面との間に十分な
水密性が確保される。これにより、従来のものに比べ
て、管が傾動するような場合にも高い止水性能を有する
管継手が実現されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す管継手の軸方向の断
面図、第2図はその要部拡大図、第3図は本考案の第2
実施例に係る管継手の要部拡大断面図である。 1……管継手、2……継手本体、4,14……ストッパー部
材、4a,14a……台座部、4b,14b……ストッパー部、4c,1
4c……止水部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】継手本体の内面に管挿入後の管端位置を規
    制する弾性体でなるストッパー部材が装着された管継手
    であって、上記ストッパー部材が継手本体内面に対する
    固定用の台座部と管端位置規制用のストッパー部とでな
    る断面L字状に形成されており、そのうちの台座部の内
    周面に、該台座部を構成する弾性体よりも硬度の小さな
    弾性体でなる止水部が管挿入時にその管端部外面に密接
    するように設けられていることを特徴とする管継手。
JP10194290U 1990-09-27 1990-09-27 管継手 Expired - Fee Related JPH0736225Y2 (ja)

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JPH0458693U JPH0458693U (ja) 1992-05-20
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JP4583614B2 (ja) * 2001-01-24 2010-11-17 積水化学工業株式会社 管継手の構造

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