JP6870990B2 - 通気部材 - Google Patents

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本発明は、建物用通気部材に関するものである。
小屋裏の劣化を軽減するため、軒裏に通気部材に設置し、小屋裏を換気する工法が従来より実施されている。
建築基準法施行令では、急激な延焼防止のため、長屋または共同住宅の各戸の界壁は、小屋裏又は天井裏に達せしめなければならない旨規定されている。また住宅の品質確保の促進等に関する法律では、劣化対策として小屋裏換気基準が定められており、この基準を満たすためには、換気口の有効面積は天井面積に対して所定の割合以上であることが求められる。すなわち長屋等の場合、小屋裏は戸毎に界壁により区切られ、ある戸の小屋裏を換気するための通気部材は間口部分のみにしか取り付けられない場合があり、戸建て住宅に比して通気部材の有効換気面積は多く必要になる。
また、長屋等に限らず、通気部材の換気面積を多く設けることは、意匠性上、通気部材を部分的に設置したい場合や、立地や納まりの関係で防水上厳しい部分を避け、通気部材を部分的に設置したい場合に有用である。
特許第4498107号公報 特開2007−146570号公報 特許第5235339号公報
通気部材の換気面積を多くしようとする場合、換気孔のサイズ及び通気部材断面の通気経路を大きくする必要があり、これに伴い通気部材自体が大型化することになる。通気部材は加工性や経済性から薄肉の鋼板や樹脂で成形されることが多いが、大型化すると、自重が増し、また剛性が弱まり設計通りの断面形状を保持し難くなる。故に建屋に安定よく取り付けるためには、複数箇所を留め付ける必要があり、通気部材の設計断面に対応するため下地を精度よく複数設けなければならず、また留付に手間がかかる問題が生ずる。
また通気部材の換気孔のサイズ、通気経路を大きくする程、吹き込む風量が増し、これに伴い雨水が吹き込みやすくなるので、より高い防水性を備えることが望ましい。
特許文献1の技術では、対向した板状の部材が夫々構造材としての機能を期待されているため、強度を補償する点から換気孔の面積を大きくとれないという問題が生じる。
特許文献2の技術について、換気面積を多くするため、通気部材が大型になる場合、防水及び換気性の点で、開閉弁からこの当てとなる軒天材下面までの距離を安定的に設定することを強度面から検討する必要性が生じる。また、開閉弁を応答よく作動させるために、開閉弁の下方に風を受ける空間を設けることが望ましい。また換気孔は、この技術のように虫やコウモリが入り込まないように形成することが好ましいが、換気孔が汚れた場合、通気部材全体を取り外すことなく、換気孔をメンテナンスできることが望ましい。
特許文献3の技術のように、開閉弁を垂下するように構成した場合、設計通りの通気経路を確保することについて、通気部材の設置角度による影響を受けないようにすることが望ましい。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、換気面積を多く設けることができると共に、施工性が優れ、高い防水性を備えうる通気部材を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決する第1の通気部材は、外部側に開放する通気孔を有する外部通気片と、内部側に開放する開口と、前記開口の縁となる縁部を有する内部通気片と、屋の壁側取付面か、天井側取付面か少なくとも一方に固定しうる固定部と、該固定部から延設された延設部と、を備え、前記外部通気片と前記内部通気片とを連結させる補強部材と、を有し、前記内部通気片は、前記補強部材を利用して前記少なくとも一方に固定される、ことを特徴とする。
第2の通気部材は、上記第1の通気部材に加えて、前記通気孔と前記開口との間に配されて前記補強部材の延設部に支持され、風圧力により前記開口方向に可動し、前記開口を閉鎖しうる開閉弁を有することを特徴とする。
第3の通気部材は、上記第1の通気部材に於いて、前記外部通気片は、取り外ししうるように、前記補強部材に装着されていることを特徴とする。
本発明に係る第1の通気部材では、本発明に係る第1の通気部材では、外部通気片と内部通気片を補強部材によって連結すると共に、該補強部材の固定部を、建屋の壁側取付面か、天井側取付面に固定し、補強部材を利用して壁側取付面か、天井側取付面に内部通気片を固定する構成としている。このため、外部通気片及び内部通気片を構造材としての強度を要求することなく、単に通気孔或いは開口を形成するための部材とすることができ、各通気片に充分に大きい面積を有する通気孔或いは開口を形成することができるうえに、通気部材の断面を安定した状態で保持しつつ建屋に容易に固定することができる。
本発明に係る第2の通気部材では、風圧力により可動する開閉弁は、補強部材の支持部により支える構成であるので、開閉弁は通気を阻害することなく安定して、かつ簡単に設けることができる。また開閉弁に風を受ける空間を設けることができ、応答よく開閉弁を作動させることができる。
本発明に係る第3の通気部材では、外部通気片は補強部材に取り外ししうるように、装着されているので、通気孔が汚れた場合や、外部通気片自体が劣化した場合などは、保守作業や交換作業を容易に行うことができる。
本実施例に係る通気部材を軒天井に取り付けた状態を説明する図である。 通気部材の断面図である。 外部通気片の構成を説明する図である。 内部通気片の構成を説明する図である。 開閉弁を構成する閉塞片と支持片を説明する図である。 補強部材の構成を説明する図である。 通気部材の組立構成を示す展開図である。 通気部材の他の例を説明する図である。
以下、本発明に係る通気部材の好ましい実施例について図を用いて説明する。通気部材Aは建物に設定された単位寸法に対応した長さ、幅を有する単位部材として構成されており、対象となる建物の軒天井に長手方向に連続させて、或いは断続的に配置されるように構成されている。
図1、図2において、通気部材Aは、壁側取付面21となる外壁25の下地材に固定されることにより、軒裏に配置され、通常状態では建物の外部と建物の内部に構成された小屋裏空間23との通気を図るように構成されている。図中22は鼻隠し材であり、26は鼻隠し下地材である。なおこれらの図においては通気部材Aは鼻隠し材22と直接取り合う構成としたが、通気部材Aと鼻隠し材22との間に軒天材を介在させる構成としてもよい。また通気部材Aは外壁25の外表面上から固定する構成としてもよい。
通気部材Aは、下方に配置された外部通気片1と、上方に配置された内部通気片2と、によって断面形状がロ字状に構成されており、該ロ字状断面の内部に開閉弁3と、補強部材4が配置されている。そして、外部通気片1に形成された通気孔10と内部通気片2に形成された開口11との間に通気路5が構成されている。
図7に通気部材Aの端部に小口フタ6を装着する構成を示す。この小口フタ6を介して隣り合う通気部材Aや他の軒裏を構成する部材と接続される。または小口フタ6を介さず、これらの部材と接続する構成としてもよい。
通気部材Aは、補強部材4を木ねじや釘などの留付具24によって壁側取付面21に留め付けることで固定されている。このように、通気部材Aが補強部材4を利用して壁側取付面21に固定されることで、該通気部材Aに作用する力を補強部材4によって負担することが可能となる。このため、外部通気片1、内部通気片2に構造部材としての機能を期待することがなく、外部通気片1に形成する通気孔10、及び内部通気片2に形成する開口11を夫々大きい面積をもった開口を設けることができるとともに、これに対応する大きさをもった通気経路(図中a〜cの空隙)を設けることが可能である。
外部通気片1は、図3に示すように、下片1aと、下片1aに対し直角に起立する起立片1bと、下片1aの自由端に起立片1bと平行に形成された折曲片1cと、からなる略L字型に形成されている。
下片1aには、下部通気孔となる複数の通気孔10が形成されている。この通気孔10の数や形状は特に限定するものではないが、効率の良い通気性を確保し得るような数と形状であることが好ましい。特に、通気孔10は、虫類やコウモリが小屋裏空間23に侵入することがないような形状と寸法であることが好ましい。図では、通気孔10はブリッジ状に切り起こして形成してあるが、これによらず単純な穴によって形成してもよい。
起立片1bは、補強部材4の固定部4aに対応する位置に留付具24を挿通するための開口1eが形成されている。また、折曲片1cにより外部通気片1の剛性を向上させることができ安定して設置できる。
内部通気片2は、図4に示すように、縦片2aと、縦片2aに対し直角に形成された上片2bと、上片2bに対し直角に垂下し前述の外部通気片1に形成された起立片1bと共に縦片2aと対向する垂下片2cと、縦片2bに対し直角に形成され上片2bと対向する水平片2dと、水平片2dの自由端から下方に向けて垂下形成された折曲片2eと、を有して形成されている。尚、同図に於いて、(e)は(a)の部分拡大図であり、(f)は(c)の部分拡大図である。
縦片2aは、壁側取付面21と接触し補強部材4の固定部4aと共に該壁側取付面21に固定されるものであり、補強部材4の配置位置毎に留付具24を挿通するための複数の穴2fが形成されている。
上片2bには小屋裏空間23との通気をはかるために通気孔となる複数の開口11が形成されている。開口11は、開閉弁3による開閉が確実に行えるように、上片2bに於ける縦片2a側に接近させた位置に形成されている。本実施例では、内部通気片2の上片2bに、長手方向に沿って複数の穴を形成することで開口11を構成している。従って、上片2bに於ける開口11の周縁が開口11の縁11aとなる。
開口11の数や形状は限定するものではない。しかし、開口11の総面積は、外部通気片1に形成した通気孔10の総面積と略等しくなるように設定されている。本実施例では、開閉弁3の位置や形状などの条件に合わせて、前述した通気孔10よりも幅の広い長方形に形成されている。また、上片2bの縦片2a側には、後述する開閉弁3の支持片3aを取り付けるための穴2gが形成されている。
垂下片2cは、下端部分が外部通気片1の起立片1bの上端部分と重なり、両片1b、2cとが取り合う。また、垂下片2cは、補強部材4の起立固定部4cに固定される。このため、垂下片2cに於ける補強部材4の配置位置毎に固定用の穴2hが形成されている。
水平片2dは、通気部材Aを壁側取付面21に取り付けたとき、折曲片2eが外壁25を回避すると共に該折曲片2eと外壁25との間に外部通気片1の折曲片1cを挿入し得るような寸法を有している。
開閉弁3は、外部通気片1と内部通気片2とによって断面がロ字状に形成された通気部材Aの内部に配置され、風圧力によって可動し得るように構成されている。そして、風圧力が小さいときには、図2に実線で示す状態を保持して通気孔10と開口11とを結ぶ通気路5を開放し、風圧力が大きくなったときには、同図に二点鎖線で示すように回動して通気路5を閉塞するものである。
開閉弁3は、支持片3aと、支持片3aに支持されて可動し、すべての開口11を閉塞(通気路5を全長にわたって遮断)し得る寸法を有する閉塞片3bと、支持片3aと閉塞片3bを接続する可撓性を有する接続片3cと、を有して構成されている。
支持片3aは、図5に示すように、固定部3a1と、支持部3a2と、固定部3a1と支持部3a2を接続する接続部3a3と、からなる断面形状がコ字状に形成さている。そして、固定部3a1が内部通気片2の上片2bに固定され、接続部3a3が縦片2aに沿って配置され、支持部3a2が通気路5に突起して配置される。また、固定部3a1の内部通気片2の上片2bに形成した穴2gと対応する位置には、該穴2gを介して固定するための穴3a4が形成されている。
閉塞片3bは、図5に示すように、平坦面からなる閉塞部3b1と、閉塞部3b1の幅方向の一方側の端部に形成された折曲片3b2と、からなる断面形状がL字状に形成されている。このように、閉塞片3bをL字状に形成することで曲げ剛性を向上させ、これにより、長さ寸法が大きくなっても、確実に通気路5を閉塞することが可能である。
接続片3cは支持片3aと閉塞片3bを接続するものであり、通気孔10から入り込んだ風圧力の大きさに対応して閉塞片3bを可動させるものである。従って、このような機能、即ち蝶番としての機能を有するものであれば構造を限定することなく利用することが可能である。しかし、風圧力の作用によって閉塞片3bを可動させるためには、回動或いは曲げに対する抵抗は適度な値であることが好ましい。即ち、接続片3cの抵抗が大きいと、開閉弁3の開閉に要する風圧力も大きいことが必要となる。
本実施例では、接続片3cとして接着性、弾性を有するテープを利用している。このテープの種類を特に限定するものではなく、小屋裏空間23に対する通気を開閉すべき風速、或いは外部と屋内側の圧力差に対応させて設定することが好ましい。
補強部材4は通気部材Aの複数の箇所に配置され、該補強部材4を介して通気部材Aを壁側取付面21に固定するものである。この補強部材4はピース状の金物として構成されており、該補強部材4に外部通気片1、内部通気片2を固定し、或いは取り付けることで通気部材Aを構成している。このように構成された通気部材Aは、作用する力を補強部材4を介して壁側取付面21に伝えることで、各通気片1、2に強度的な負担をかけることがない。
補強部材4は、図6に示すように、縦片2aと対向して重なる固定部4aと、固定部4aの一方の端部(上端部)から内部通気片2の垂下片2cに向けて延設された延設部4bと、延設部4bの自由端に形成され垂下片2cと平行に形成された起立固定部4cと、固定部4aの他方の端部(下端部)から延設部4bと並行してクランク状に形成され外部通気片1を取り付けるための取付部4dと、からなる断面形状が略コ字状に形成されている。
補強部材4の固定部4aには、通気部材Aを壁側取付面21に取り付ける際に留付具24を挿通するための留付穴4eが形成されている。また、起立固定部4cには、垂下片2cを取り付けるための取付穴4fが形成されており、更に、取付部4dには外部通気片1を取り付ける際にねじを螺合するためのねじ穴4gが形成されている。
延設部4bは、起立固定部4c側が固定部4a側よりも低い段差部4b1が形成されており、段差部4b1に後述するパッキン12bを取り付け、該パッキン12bによって開閉弁3が開口10を開放しているときの閉塞片3bを支持し得るように構成されている。
補強部材4に於ける通気部材Aの長手方向に沿った寸法は特に限定するものではなく、通気部材Aの長さ寸法、外部通気片1、内部通気片2の材質や板厚等の条件や、通気部材Aに対する補強部材4の配置数等の条件に対応させて適宜設定することが好ましい。
内部通気片2の上片2bの、閉塞片3bが可動して当接する可能性のある部位に、長手方向の全長にわたってクッション12aを設けることにより、閉塞片3bが接触するときに音が発生することを防止することができ、また閉塞片3bと上片2bとの接する部分の水密性を向上させることができる。また同様に、補強部材4の延設部4bの、閉塞片3bと当接する部位にクッション12bを設けることにより、閉塞片3bが接触したときに音が発生することを防止することができる。このようなクッションの材質としては、EPDM等ゴムやポリ塩化ビニル等樹脂からなる発泡体が好適である。
補強部材4の起立固定部4cに内部通気片2の垂下片2cを固定する固定具15、上片2bに開閉弁3の支持片3aを固定する固定具15は特に限定するものではなく、小ねじやリベットを利用することが可能である。本実施例では、固定具15として、外部に突起する部分が少なく且つ確実な固定を実現するためにリベットを用いている。
補強部材4の取付部4dに形成されたねじ穴4bと、外部通気片1の下片1aに形成された穴1dとを対向させ、ねじ16を締結することで、外部通気片1が補強部材4に取り付けられている。従って、外部通気片1は補強部材4に対し着脱可能に構成されている。このため、通気部材Aの点検や、換気孔の交換などのメンテナンスを容易に行うことが可能である。
通気経路に面して、長手方向に沿い、グラファイト系等からなる熱により膨張する不燃性体積膨張材13を設けることにより、熱を受けた際、不燃性体積膨張材13が通気経路内に膨張される。これにより、小屋裏空間23側の温度上昇を抑制することができ防火性を向上させることができる。
また、符号14は内部通気片2の垂下片2bに設けた、前述のクッションと同様の材質からなる水密材であり、換気部材Aとこれに取り合う部材との間に形成される隙間を遮断して雨水等の浸入を阻止し得るように構成されている。
次に、図8(a)により、通気部材Aを天井側取付面28となる天井側下地材に取り付けた例について説明する。尚、図に於いて、27は外壁、破風、鼻隠し材等の外装材であり、29は軒天材、30は軒天材下地(野縁)である。また、前述の実施例と同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する(以下同じ)。
図に示すように、通気部材Aは勾配天井を構成する外装材27と軒天材29の間に配置され、補強部材4の留付片4hを介して留付具24によって天井側取付面28に留め付けることで固定されている。留付片4hは、段差部4b1を延設させて形成することが可能である。本図は、勾配天井に通気部材Aを設置した構成であるが、開閉弁3は補強部材4により支える構成としてあるので、設置角度に影響されず、設計通りの換気面積を確保することができる。
図8(b)に開口11の変形例を示す。この通気部材Aには、長手方向に連続した開口11が形成されている。開口11は、内部通気片2を、縦片2aから上片2bの一部にかけての形状と縁2iを有する略コ字状の片と、垂下片2cから上片2bの一部にかけての形状と縁2jを有する略L字状の片とに分割し、夫々の片を補強部材4を利用して固定することで、縁2i、2jの間隔を有する開口11を形成している。
図8(c)に開口11の他の変形例を示す。この通気部材Aには、長手方向に連続した開口11が形成されている。開口11は、縦片2aの上端側を補強部材4の延設部4bに沿って折り曲げて開閉弁3の閉塞片3bの支持片とした片と、垂下片2cから上片2bの一部にかけての形状と縁2jを有する略L字状の片とに分割し、夫々の片を補強部材4を利用して固定することで、縁2jと開放状態に於ける閉塞片3bとの間隔を有する開口11を形成している。
本発明に係る通気部材は、軒天井を有する建物に利用して有利である。
A 通気部材
1 外部通気片
2 内部通気片
3 開閉弁
4 補強部材
5 通気路
6 小口フタ
10 通気孔
11 開口
12a、12b クッション
13 不燃性体積膨張材
14 水密材
15 固定具
16 ねじ
21 壁側取付面
22 鼻隠し材
23 小屋裏空間
24 留付具
25 外壁
26 鼻隠し下地材
27 外装材
28 天井側取付面
29 軒天材
30 軒天材下地

Claims (3)

  1. 外部側に開放する通気孔を有する外部通気片と、
    内部側に開放する開口と、
    前記開口の縁となる縁部を有する内部通気片と、
    屋の壁側取付面か、天井側取付面か少なくとも一方に固定しうる固定部と、該固定部から延設された延設部と、を備え、前記外部通気片と前記内部通気片とを連結させる補強部材と、
    を有し、
    前記内部通気片は、
    前記補強部材を利用して前記少なくとも一方に固定される、
    ことを特徴とする通気部材。
  2. 前記通気孔と前記開口との間に配されて前記補強部材の延設部に支持され、風圧力により前記開口方向に可動し、前記開口を閉鎖しうる開閉弁を有することを特徴とする請求項1に記載した通気部材。
  3. 前記外部通気片は、取り外ししうるように、前記補強部材に装着されていることを特徴とする請求項1に記載した通気部材。
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