JP2006342542A - 引違いサッシの下枠改装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アルミ製既設サッシにアルミ製新設サッシをカバー工法で設置するに際して,その下枠部分の改装を可及的簡易に行えるようにする。
【解決手段】 既設下枠11の室外側ガイドレール115をレール基板111から除去した上,この既設下枠11をカバーするように新設下枠21を配置して,新設下枠21の室内側額縁213を既設下枠11の室内側額縁113に重合し,新設下枠21の室外側ガイドレール215近傍でレール基板211を既設下枠11の残存した網戸レール116上に載置し,重合した室内側額縁213,113と室外端の室外側固定片217と網戸レール116とをそれぞれネジ6止めする。新設下枠21の平均厚肉より垂直連結部212と室内側額縁213を厚肉化することによって,これらによる厚肉L字部分がネジ6止め状態で新設下枠21のサッシ荷重による変形を防止できるようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は,いわゆるカバー工法による改装サッシに関し,特に引違いサッシの下枠改装構造に関する。
この種のカバー工法による改装サッシは,残存した既設サッシ枠に新設サッシ枠をカバーするように該既設サッシ枠を覆った状態で該新設サッシ枠既設サッシ枠に固定するものとされており,従前はスチールの既設サッシ枠をアルミの新設サッシ枠でカバーするものとされていたが,近年昭和50年代頃からのアルミの既設サッシ枠に対して同じくアルミの新設サッシ枠を用いてそのカバーによる改装を行う傾向が生じている。このようにアルミの既設サッシ,特に引違いサッシの下枠改装構造として,例えば室内外一方のサッシ戸用室外側突出レールをレール基板から除去するとともに室内外他方のサッシ戸用室内側突出レールを残存する一方,新設下枠とは別部材の断面下向きコ字状の長尺支持部材を用い,その室外側起立片を上記残存した室内側突出レールに対接するように該長尺支持部材をレール基板上に載置した上で,上記室外側起立片から室内側突出レールに対してネジ止めしてその固定を行い,該既設下枠に載置固定した長尺支持部材をレール基板上の支持基台として室内側額縁を備えない新設下枠のサッシ戸用室内側突出レール近傍を載置して該新設下枠のレール基板から支持基台に対してネジ止めし,また既設下枠に対して重合した室外側垂直の下向き突片とをネジ止めした構造のものが知られている。
特開2003−328647号公報
この場合,新設下枠が既設下枠から殆ど開口面に突出するのを防止でき,カバー工法における開口の狭まりを可及的に抑制した新設下枠の設置をなし得ることになるとともに新設下枠が支持基台に載置固定されることによってサッシ戸荷重を支持して撓み等のない下枠改装構造とすることが可能となるが,一方で長尺支持部材を支持基台として用い,これを既設下枠の残存した室内側突出レールに対接してネジ止め固定を行う必要が生じる。このため下枠改装の工事は,既設下枠における室内外一方のサッシ戸用室外側レールの除去,レール基板上に設置された戸当りブロック等の除去,室内側レールに対する長尺支持部材の設置,新設下枠の載置とネジ止め固定を経ることになるところ,特に長尺支持部材の設置は,そのネジ止め固定がネジを室内側に向けた状態で長尺支持部材側から突出レールに対して螺入して行うこと,このネジ止め固定を長尺支持部材の長手方向複数箇所で行うことが必要であり,このため改装工事が煩雑となることを避けられず,改装工事の作業性を損なうことになり易い。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,アルミの引違い既設サッシの下枠改装を可及的簡易な作業によってなし得るとともにサッシ戸荷重の支持を確実に支持し得るようにした引違いサッシの下枠構造を提供するにある。
上記課題に沿って本発明は,既設下枠の室内外一方のサッシ戸用室外側突出レールを除去するも,新設下枠の水平の室内側額縁と室外側垂直の下向き突片を残存した既設下枠の同じく水平の室内側額縁と室外端の室内外2箇所における交差方向のネジ止めによって固定して既設下枠に新設下枠をカバーするように設置することによって下枠の改装工事を簡易且つ確実になし得るものとする一方,サッシ戸の荷重,特に室内外他方の室内側サッシ戸の荷重を上記重合固定した室内側額縁及びこれから垂下して新設下枠のレール基板に至る垂直連結部を新設下枠の標準的な肉厚より厚肉化することによって該新設下枠における充分なサッシ戸の耐荷重性を確保するようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,室内外一方のサッシ戸用室外側突出レールをレール基板から除去した既設下枠と,該既設下枠をカバーするように該既設下枠を覆って既設下枠に対して重合した水平の室内側額縁の下向きネジ止め及び室外端の横向きネジ止めによる室内外2箇所でネジ固定した新設下枠とを備え且つ該新設下枠の上記室内側額縁及び該額縁から垂下してレール基板に至る垂直連結部を該新設下枠の標準肉厚より厚肉化することによって上記新設下枠のサッシ戸荷重を支持自在としてなることを特徴とする引違いサッシの下枠改装構造としたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,既設下枠が網戸レールを備えたものであるときに該網戸レールを残存しこれを新設下枠の下支え支持部とすることによって新設下枠における室内外一方の室外側サッシ戸の耐荷重性を同時に確保し,新設下枠の耐荷重性を更に高度化するとともに室外端のネジ固定を該網戸レールに対して行うことによって網戸レール高さ範囲内の任意位置でのネジ受けを自在としてネジ止め作業を容易化するように,これを,上記既設下枠がその上記室外側突出レールの室外端に残存した網戸レールを備え,該網戸レールによって新設下枠におけるレール基板をその室外側突出レール近傍位置において下支え支持自在とするとともに上記新設下枠の室外端の横向きネジ止めを該網戸レールに対して行ってなることを特徴とする請求項1に記載の引違いサッシの下枠改装構造としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,既設下枠の室内外一方のサッシ戸用室外側突出レールを除去するも,新設下枠の水平の室内側額縁と室外側垂直の下向き突片を残存した既設下枠の同じく水平の室内側額縁と室外端の室内外2箇所における交差方向のネジ止めによって固定して既設下枠に新設下枠をカバーするように設置することによって下枠の改装工事を簡易且つ確実になし得るものとする一方,サッシ戸の荷重,特に室内外他方の室内側サッシ戸の荷重を上記重合固定した室内側額縁及びこれから垂下して新設下枠のレール基板に至る垂直連結部を新設下枠の標準的な肉厚より厚肉化することによって該新設下枠における充分なサッシ戸の耐荷重性を確保するようにして,アルミの引違い既設サッシの下枠改装を可及的簡易な作業によってなし得るとともにサッシ戸荷重の支持を確実に支持し得るようにした引違いサッシの下枠構造を提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,既設下枠が網戸レールを備えたものであるときに該網戸レールを残存しこれを新設下枠の下支え支持部とすることによって新設下枠における室内外一方の室外側サッシ戸の耐荷重性を同時に確保し,新設下枠の耐荷重性を更に高度化するとともに室外端のネジ固定を該網戸レールに対して行うことによって網戸レール高さ範囲内の任意位置でのネジ受けを自在としてネジ止め作業を容易化したものとすることができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは上枠10,下枠11,左右の縦枠12を枠組みして建物に設置された既設サッシ,Bは同じく上枠20,下枠21,左右の縦枠22を枠組みして既設サッシAをカバーするようにカバー工法によってサッシ改装を行った新設サッシであり,これら既設サッシA及び新設サッシBはいずれもアルミ押出形材を加工したアルミ材を用いたアルミ製のものとしてあり,これらの枠組みは常法に従って既設サッシAの上枠10及び下枠11,新設サッシBの上枠20及び下枠21のタッピングホールにそれぞれ左右の縦枠12,22からタッピングネジを螺入することによって正面において矩形開口を形成するように行ってある。
既設サッシA及び新設サッシBは,それぞれ上枠10,20と下枠11,21に設置した室内外に各一対のガイドレール101,102,114,115,202,214,215によって図示省略のサッシ戸を案内することによって該サッシ戸を引違い開閉自在とする引違いサッシとしてあり,該新設サッシBによるサッシ改装は,既設サッシAの上枠10と左右の縦枠12をそのまま残存し既設サッシAとの間に取付補強板3とその外側の調整ライナー4とを介して新設サッシBの上枠20と左右の縦枠21を配置して相互に重合した室内側の突片103,203間及び上枠基板211,縦枠基板222と上記取り付け補強板3間に交差方向にネジ6を螺入してネジ止めによってその固定を行って新設サッシBを上記既設サッシAをカバーするように配置してあり,これによって既設サッシAの撤去と新設サッシBの新規設置による斫り工法等の煩雑さを解消したものとしてある。
このとき該引違いサッシの下枠改装は,室内外一方のサッシ戸用室外側突出レール115をレール基板111から除去した既設下枠11と,該既設下枠11をカバーするように該既設下枠11を覆って既設下枠11に対して重合した水平の室内側額縁113の下向きネジ止め及び室外端の横向きネジ止めによる室内外2箇所でネジ6固定した新設下枠21とを備え且つ該新設下枠21の上記室内側額縁213及び該額縁213から垂下してレール基板211に至る垂直連結部212を該新設下枠21の標準肉厚より厚肉化することによって上記新設下枠21のサッシ戸荷重を支持自在としたものとしてあり,このとき本例の既設下枠11は,これがその上記室外側突出レール115の室外端に残存した網戸レール116を備え,該網戸レール116によって新設下枠21におけるレール基板211をその室外側突出レール215近傍位置において下支え支持自在とするとともに上記新設下枠21の室外端の横向きネジ止めを該網戸レール116に対して行った構造のものとしてある。
即ち本例の既設下枠11は,階段状のレール基板111と,該レール基板111の室内側に起立した垂直連結部112と,該垂直連結部112と断面L字状をなすようにその上端に室内側に水平に突出した室内側額縁113と,上記レール基板111幅方向中間の上位傾斜部分上に内外に離隔して起立したサッシ戸用室内側突出レール114及び室外側突出レール115と,該室外側突出レール115から段差をなすように室外側に突出したレール基板111の下位突出部分の室外端の先端に起立した網戸レール116とを備え,またレール基板116の下面には図示省略のアンカーを介して既設下枠11をコンクリート躯体に固定したアンカー突起117を備えたものとしてあり,該既設下枠11は,下枠改装に際して,上記室外側一方のサッシ戸用室外側突出レール115を,例えばそのレール基板111の付根から切断乃至剥ぎ取りによって除去する一方,その余の室内側突出レール114及び網戸レール116をそのまま残存したものとしてある。
また本例の新設下枠21は,新設上枠20及び新設縦枠22が既設上枠10及び既設縦枠12をカバーするのと同様に既設下枠11の室内側から室外側の全体をカバーする形状寸法を備えたものとしてあり,このとき該新設下枠21は,上下の段差を大きくした階段状のレール基板211と,該レール基板211の室内側に起立した,既設下枠11より短寸の垂直連結部212と,該垂直連結部212と断面L字状をなすようにその上端に室内側に水平に突出した室内側額縁213と,上記レール基板211の上位水平部分の室外端に起立したサッシ戸用室内側突出レール214及び上記レール基板211の下位傾斜部分上の幅方向中間にしてやや室外端寄りに垂直に起立したサッシ戸用室外側突出レール215と,該室外側突出レール215から段差をなしてL字上に突出して上向きに起立した網戸レール216と,上記レール基板211の先端近傍から下向きに突出した室外側固定片217とを備えるとともに上記レール基板211の垂直連結部下位に既設下枠11の垂直連結部112との間を気密材で封止する気密材受溝218及び上記室内側突出レール214下位のレール基板211垂直部上端近傍から室外側突出レール側215に向けて突出しサッシ戸間を図示省略の気密材で封止する気密材受溝219を備えてものとしてある。
このとき本例の新設下枠21における上記水平の室内側額縁213と垂直連結部212は,新設下枠21の他の部位における標準肉厚よりその肉厚を厚肉化してあり,本例にあって該新設下枠21は,例えばレール基板211を1.5mm程度とする如くに,概ねその標準肉厚を1〜1.5mmとするのに対して上記室内側額縁213及び垂直連結部212の設計肉厚を2mm程度,例えば室内側額縁213を2〜2.5mm,本例にあっては2.3mm,垂直連結部212を2〜4mm,本例にあっては2mmとしてあり,このとき本例の垂直連結部212は,その高さの1/3乃至2/3程度の上端乃至中間部分に室外側に向けて部分的肉盛を施すことによって該垂直連結部212を部分突起状の厚肉補強部212aを備えたものとしてあり,本例にあって該厚肉補強部212aは,例えば垂直連結部212高さ13mmに対して1/2強の6mmの高さにして肉盛を2mm程度とすることによって該厚肉補強部212aの合計肉厚を4mm程度としてある。このように室内側額縁213及び垂直連結部212を厚肉化することによって新設下枠21の室内側にこれら室内側額縁213と垂直連結部212による厚肉L字部分を形成し,該厚肉L字部分が後述の如くに新設下枠21の形状を補強維持して,新設下枠21の設置状態においてレール基板211撓み防止機能を発揮するようにしてあり,またこのとき本例の上記室内側額縁213は,その下面,例えば室内側端部と中央位置より室外側に変位した中間位置に離隔一対の同じく厚肉とした下向きの支持突起213aを突設し,該支持突起213aを介してその室内側額縁213を既設下枠11の室内側額縁113に重合配置するものとして同じく新設下枠21の設置状態において上記厚肉L字状部分が更にスプリング機能を発揮するようにしてある。
既設下枠11に対する新設下枠21の設置は,既設下枠11に固定されている戸当ブロック等の引違いサッシの部品を撤去し,工具によってその室外側突出レール115を剥ぎ取るように除去した後に,予め枠組みした新設サッシBの新設下枠21を既設下枠11にこれをカバーするように設置すればよく,このとき工具はニッパー,特に圧搾空気で作動するエアニッパーを使用することによって容易且つ確実に室外側突出レール115の除去を行うことができる。
新設下枠21の既設下枠11に対する設置は,新設下枠21の室内側額縁213と室外端,本例にあっては上記レール基板211先端近傍の室外側固定片217を,既設下枠11の室内側額縁113と室外端,本例にあっては網戸レール116に重合するとともに新設下枠21のレール基板211をその室外側突出レール215近傍位置で網戸レール116上に載置することによって,該新設下枠21が既設下枠11をカバーするように配置し,上記重合した室内側額縁213,113と室外端,即ち室外側固定片217と網戸レール116とをネジ止めし固定することによって行ってある。このとき上記室内側額縁213に支持突起213aを備えた本例の新設下枠21にあって,該室内側額縁213はその一対の支持突起213aを既設下枠11の室内側額縁113に載置するか,新設下枠21の室外側額縁213が既設下枠11の室内側額縁113より突出幅が大のとき,その室外側一方の支持突起213aは,これを窓台上に載置するようにしてあり,また新設下枠21における垂直連結部212下位の気密材受溝218に嵌着した気密材が既設下枠11の垂直連結部112に対して対接するように行うようにしてある。更に本例の新設下枠21におけるレール基板211の既設下枠11の網戸レール116に対する載置は,これを直接に載置するか,納まりの必要に応じて該レール基板 裏面にその長手方向に接着等によって固定したスペーサー5を介して載置するようにしてあり,該スペーサー5を使用することによって納まり上生じることある空隙によって新設下枠 が垂れ下がるのを防止し得るようにしてある。
上記室内側額縁213,113及び室外端のネジ止めはその固定を確実にするように,そのネジ6は,例えばテグスネジを用いて,室内側額縁213においては既設下枠11のタッピングホール位置にこれを螺入し,また室外端においても既設下枠11の網戸レール116下端からレール基板111に至るようにこれを螺入したものとするのが好ましい。
図中204,223はそれぞれ新設サッシBの上枠20及び縦枠22の室内側額縁を示す。
このように構成した本例の下枠改装構造にあっては,既設下枠11の室内側額縁113及び網戸レール116に重合した新設下枠21の水平の室内側額縁213と室外端,本例にあっては垂直の室外側固定片217とが室内外2箇所で交差方向にネジ6によって固定される一方,新設下枠21のレール基板211をその室外側突出レール215近傍位置で網戸レール116上に載置し,新設下枠21のレール基板211が網戸レール116に下支え支持された状態とされる。このとき該室内外2箇所の交差方向のネジ6固定と網戸レール116によるレール基板211の下支え支持の状態で,室内側額縁213と厚肉補強部212aを備えた垂直連結部212が標準肉厚より厚肉化され,これによって形成される厚肉L字部分が室内側にあってサッシ戸荷重を受ける新設下枠21の形状,特にレール基板211を補強維持することにより新設下枠21の保形性を高度に確保し,サッシ戸荷重によってレール基板211が垂れ下がり状に下向きに撓むのを防止するようにレール基板211の撓み防止機能を発揮するものとなり,またこのとき一対の支持突起213aを介して厚肉の室内側額縁213が既設下枠11の室内側額縁113と重合固定されることによって上記厚肉L字状部分がスプリング機能を発揮し,サッシ戸荷重を受ける上記レール基板211を更に補強し,その保形性を更に高度化することができる。また本例の下枠改装構造は,既存下枠11の室外側突出レール115を除去し,新設下枠21を配置して2箇所のネジ6固定によって新設下枠21の設置を行うことができ,サッシ戸荷重を支持するために従来技術のように長尺支持部材を用いてその室内側に向けたネジ固定を行う等煩雑な作業を不要とし,引違いサッシの改装工事を簡易且つ確実になし得るものとすることができる。
図示した例は以上のとおりとしたが,室外端の固定を,上記既設下枠の網戸レールに代えて,網戸レールのない既設下枠の,例えばレール基板に垂下するように設置された水切片やレール基板下位の垂下片に対して行うようにすること,新設下枠の垂直連結部の厚肉化をその高さ方向全体について行うようにすること,室内側額縁の上記支持突起の設置を省略して既設下枠の室外側額縁に直置きしてネジ固定するようにすること等を含めて,本発明の実施に当って,既設下枠,そのレール基板,突出レール,新設下枠,その室内側額縁,垂直連結部,室外端,これらのネジ固定,厚肉化,必要に応じて用いる既設下枠の網戸レール,新設下枠の下支え支持等の各具体的形状,構造,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
改装サッシの縦断面図である。 改装サッシの横断面図である。 図1の下枠部分の拡大縦断面図である。
符号の説明
A 既設サッシ
B 新設サッシ
10 既設上枠
11 既設下枠
111 レール基板
112 垂直連結部
113 室内側額縁
114 室内側ガイドレール
115 室外側ガイドレール
116 網戸レール
12 既設縦枠
20 新設上枠
21 新設下枠
211 レール基板
212 垂直連結部
213 室内側額縁
214 室内側ガイドレール
215 室外側ガイドレール
216 網戸レール
217 室外側固定片
22 新設縦枠

Claims (2)

  1. 室内外一方のサッシ戸用室外側突出レールをレール基板から除去した既設下枠と,該既設下枠をカバーするように該既設下枠を覆って既設下枠に対して重合した水平の室内側額縁の下向きネジ止め及び室外端の横向きネジ止めによる室内外2箇所でネジ固定した新設下枠とを備え且つ該新設下枠の上記室内側額縁及び該額縁から垂下してレール基板に至る垂直連結部を該新設下枠の標準肉厚より厚肉化することによって上記新設下枠のサッシ戸荷重を支持自在としてなることを特徴とする引違いサッシの下枠改装構造。
  2. 上記既設下枠がその上記室外側突出レールの室外端に残存した網戸レールを備え,該網戸レールによって新設下枠におけるレール基板をその室外側突出レール近傍位置において下支え支持自在とするとともに上記新設下枠の室外端の横向きネジ止めを該網戸レールに対して行ってなることを特徴とする請求項1に記載の引違いサッシの下枠改装構造。
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