JP4331632B2 - ガラリ取り付け構造、ガラリ取り付け方法およびガラリ取り付けセット - Google Patents

ガラリ取り付け構造、ガラリ取り付け方法およびガラリ取り付けセット Download PDF

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本発明は換気を行うためのガラリを建屋の外壁に取り付けるためのガラリの取り付け構造に関する。さらに詳しくは、屋内からの取り付け工事のみで容易に施工することができるガラリ取り付け構造に関する。
建屋の外部と屋内の間で換気を行うのに、小風量の場合には、外壁に丸開口を施して丸ダクトと接続するベントキャップが用いられる。また、ある程度風量が大きくなると、角ダクトと接続するガラリが用いられる。それらベントキャップおよびガラリの取り付け工法として以下の公知文献と特許文献がある。
p386〜387 泉忠之、今村量昭 彰国社刊 「図解配管・ダクト施工」 特開平9-221904 特開2000−17962
非特許文献1には、外壁に取り付ける給排気用のガラリの取り付け構造が開示されている。この非特許文献1によると、外壁に設けられた開口部の内部に、ガラリの本体をアンカで固定して、その後、外壁の内周面とガラリの外枠との間を室内および外壁側からモルタルで左官充填している。
また、特許文献1の図2には、壁の内側から施工することができる換気口の取り付け構造が開示されている。図5に示す換気口の取り付け構造100は、ベントキャップ101と、そのベントキャップ101の外周面から外側に向かって延びるツバ102とからなる。一方、ベントキャップ101が取り付けられる外壁103には、その外壁103に設けられた開口部104と、その開口部104と対応するように壁103の内面側に固定器具台座105が施工されている。この換気口の取り付け構造100は、まずベントキャップ101を壁103の室内側から開口部104に差し込む。次いで、前記ツバ102が外壁の内面とぶつかる接触面にドーナツ状のガスケット106を介在させてシールする。そして、そのままツバ102をガスケット106に押さえつけた状態で、ツバ102を貫通させた固定具等107により、壁103の固定器具台座105に固定する。
特許文献2に開示されているガラリ本体110は、ガラリ羽根111と、そのガラリ羽根111を支持し、かつ、建物躯体112に設けられた開口部113内部に固定する取付枠(方立)114とからなる。前記方立114は、コ字状の断面形状で縦長の部材である。その方立114の上下端には、ガラリ本体110を開口部113に固定するための直角に折り曲げられた板状の取り付け金具115が配置されている。前記開口部113の内周面には、前記取り付け金具115と対応する位置に、アンカ116が打ち込まれている。そして、前記ガラリ本体110は、取り付け金具115を介して開口部113に設けられたアンカ116にボルト117を締めこむことにより取り付けられる。また、前記ガラリ羽根111と開口部113との隙間部分には、ガラリ羽根111に取り付けたガスケット118が配置され、雨水の浸入を防止している。さらに、開口部113の下端部分は建物躯体112自体を下方に向かって傾斜させた傾斜面119が形成されており、雨水を外部に排出する構造となっている。
従来の技術においては、ガラリを開口部の内面にアンカボルトにより固定し、そのアンカボルトもろとも外壁の内外部から一気にモルタルなどで埋め固めてしまう工法が用いられている。そのため、ガラリまたは換気口の取り付け時には、外壁面に足場を立ち上げ、外壁側から組み付けし、モルタル充填後、コーキングを施すこととなる。このような施工方法では、高層建物での外部足場での危険作業が必要となり、コストおよび手間もかかる。
また、特許文献1のベントキャップ101は室内側から施工することができるものである。しかし、雨封止のための構造は、室内側に設けられたガスケットのみに頼っているため、さらに大開口の角型のダクトとなると、シール面積が増大するのでシール部分を強固に密閉することができない。またベントキャップ101と開口部との隙間部分を密閉しようとすると、壁の外側からコーキング材等を充填しなければならない。
特許文献2のガラリでは、雨水の排水のために開口内部の下方を傾斜させるように外壁を斜めにするため、その施工に係る労力が大きい。また、開口部の内周面に多数のアンカを設置して方立を固定するため、容易に組み付けすることができない。
本発明は壁の内外からガラリをシールすることができ、かつ、そのようなシール作業を全て室内側から行うことができるガラリ取り付け構造を提供することを技術課題とする。
本発明のガラリ取り付け構造(請求項1)は、矩形状の開口部を備えた外壁と、その外壁の開口部に装着される、屋内と屋外の間で換気を行うためのガラリとを備えたガラリ取り付け構造であって、前記ガラリが、外壁開口部に屋内側からはめ込まれて固定される、断面矩形筒状の枠体と、その枠体の内部の下端屋内側から取り付けられ、屋内から屋外に向かって下がるように傾斜する斜面部、およびその斜面部の後端から下方に延びて外壁の内面に固定されるブラケットを備えた水切り板と、前記枠体内に屋内側から挿入されて固定される断面矩形筒状のダクト短管およびそのダクト短管の内周面の屋外側の端部に互いに平行に上下に並んで固定された複数枚の根を備えたガラリ本体とからなり、かつ、前記枠体、水切り板およびガラリ本体は、開口部に取り付ける前は別個の部品であり、前記ガラリ本体が、前記水切り板の上に配置されることにより、前記ガラリ本体の下端と前記水切り板の間が屋外側に向かって下方に拡がる排水口となることを特徴とする。
このようなガラリ取り付け構造は、前記水切り板が、外壁の開口部の下端から屋外に向けて突出しているものが好ましい(請求項2)。また、前記ダクト短管の下面に排水口と連通する水抜き穴が設けられたものが好ましい(請求項3)。さらに前記外壁の開口部と枠体の外周との間で、枠体の先端から所定量屋内側に奥まった位置に弾性を有するバックアップ材が介在されており、外壁の開口部の内面と枠体の外面との隙間に、屋外側からバックアップ材までコーキング材が充填されているものが好ましい(請求項4)。また、前記枠体が、その後端から外向きに延びて外壁の屋内側の壁面に固定されるブラケットを備えているものが好ましい(請求項5)。その場合、前記枠体のブラケットが、下部の後端から下向きに延びる下向きブラケットを備えており、その下向きブラケットと前記水切り板のブラケットとが、一緒に外壁の内面に固定されるものであるのが好ましい(請求項6)。
本発明のガラリ取り付け方法(請求項7)は、外壁に形成された矩形状の開口部に、屋内と屋外の間で換気を行うためのガラリを取り付けるガラリ取り付け方法であって、前記開口部に室内側から嵌め込まれる断面矩形筒状の枠体と、その枠体の内部の下端に取り付けられ、屋内から屋外に向かって下がるように傾斜する水切り板と、前記枠体内に屋内側から挿入され、枠体に固定される、断面矩形筒状のダクト短管およびそのダクト短管の内周面の屋外側の端部に互いに平行に上下に配列されて固定された複数枚の羽根とを備えたガラリ本体とを準備し、屋内側から前記開口部に枠体を嵌め込み、ついでその枠体を屋内側から固定し、屋内側から前記枠体の内部スペースを通じて前記開口部と枠体との隙間にコーキングを充填し、屋内側から前記枠体の下端の上に前記水切り板を取り付け、屋内側から、水切り板の斜面部と枠体の内周との隙間にコーキング材を充填し、屋内側から枠体の内部で水切り板の上側に、前記ガラリ本体を挿入し、屋内側から前記ガラリ本体と枠体との隙間およびガラリ本体と水切り板との隙間にコーキング材を充填することを特徴としている。
本発明のガラリ取り付けセット(請求項8)は、断面矩形筒状の枠体と、その枠体の内部の下端に取り付けられ、屋内から屋外に向かって下がるように傾斜する水切り板と、前記枠体内に屋内側から挿入され、枠体に固定される、断面矩形筒状のダクト短管およびそのダクト短管の内周面の屋外側の端部に互いに平行に上下に配列されて固定された複数枚の羽根とを備えたガラリ本体とからなり、前述のガラリ取り付け方法に用いられるものであることを特徴としている。
本発明のガラリ取り付け構造は(請求項1)、枠体、水切り板およびガラリ本体の3つの部分から構成されている。そのため、まず枠体を開口部に挿入すると、枠体の開口内部は大きく開いて屋外へと通じる。つまり、その開口部を作業スペースとして活用することができる。すなわち、そのスペースのおかげで身体および工具を用いて自由に活動することができるので、枠体と外壁との隙間を屋外側から容易にコーキング材等で充填してシールすることができる。次いで、その取り付けられた枠体の内部に水切り板およびガラリ本体を挿入すると、それらガラリ本体および水切り板を、枠体と屋内側からシールさせることができる。すると、屋内側からの作業のみで、外壁の屋外および屋内の両側よりガラリをシールすることができる。
さらに前記3つの部分を組みあげたときに、枠部と水切り板とで排水用の開口を形成する。そのため、外壁の開口部を別途、斜めに形成するような作業を省くことができる。つまり、改修等で後から外壁の窓をガラリ取り付け用の開口として利用する場合には、容易にガラリを取り付けることができる。
また、前記水切り板が開口部の下端から屋外に向けて下方に突出している場合は(請求項2)、枠体の下側から排出される雨水が再び浸入するのを防止する。さらに、前記枠部の下部に排水口と連通する水抜き穴が設けられた場合は(請求項3)、ガラリ内部に侵入してきた雨水を確実に屋外へと排出することができる。
つぎに図面を参照しながら本発明のガラリ取り付け構造の実施形態を説明する。図1は本発明のガラリ取り付け構造の側面断面図、図2aはガラリ本体を示す斜面図、図2bは枠体を示す斜面図、図2cは水きり板を示す斜面図、図3aは枠体を取り付ける様子を示す概略図、図3bは水切り板を取り付ける様子を示す概略図、図3cはガラリ本体を取り付ける様子を示す概略図、図4aは図3bのX−X線断面図、図4bは図3cのY−Y線断面図を示す。
まず、図1を用いて本発明のガラリ取り付け構造の一実施形態について説明する。図1のガラリ取り付け構造Aは、外壁Gに設けられた開口部Wに配置されるガラリ本体1と、そのガラリ本体1を開口部W内部に固定するための、ガラリ1の外周と開口部Wの内周面との間に介在される枠体4と、その枠体4と前記ガラリ本体1の下部との間に配置され、屋内側から屋外側に向けて傾斜している水切り板5とからなる。なお、このようなガラリ取り付け構造Aには、ステンレス等の雨水に対する耐腐食性のある鋼材ないしアルミ材を用いるのが好ましい。
次に、図2の斜面図を用いてそれぞれの部分について詳細に説明する。図2aに示すガラリ本体1は、屋内と屋外の間で空気を換気するための枠状の連通路を形成するダクト短管2と、そのダクト短管2の内周面の屋外側の端部に設けられ、屋外に向けて縁を低くするように傾斜し、平行に上下に複数枚並んで固定される羽根3とからなる。
前記ダクト短管2には、屋内側で、その端部から外側に向けて垂直に折り曲げられた鍔2aと、開口部Wに設置されたときに、枠状の内部で下方に相当する面2dから垂直に延びる壁2bが設けられている。また、前記下方の面2dには、壁2bの屋外側に水抜き穴2cが形成されている。前記鍔2aはダクト短管2をさらに屋内側へと導く他のダクトを接続するための部分である。また、前記水抜き穴2cは、壁2bと共に、羽根3の隙間からダクト短管2内部にまで侵入してきた雨水を壁2bで遮断して、さらに水抜き穴2cから外部へと排水して、屋内への雨水の侵入を阻止するものである。
前記羽根3はダクト短管2の屋外側の端部付近で上下に平行に複数枚並べて固定される板状の部材であり、空気の流れを整えると共に、ダクト短管2内部への雨水の浸入を防止する。
次に図2bに示す枠体4について説明する。枠体4は、外壁Gに設けられた開口部Wの内周面に沿う枠状の部材である。その枠体4は、枠状を形成する側壁4aと、その側壁4aの屋内側の端部から外側に垂直に延びて外壁Gの屋内側の面と当接するブラケット4bとからなる。そのブラケット4bには枠体4を外壁Gと固定するための固定穴4cが形成されている。
次に図2cに示す水切り板5について説明する。水切り板5は、板状部材であって、屋内から屋外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面5aと、その傾斜面5aを折り曲げて外壁Gの屋内側の面と当接するブラケット5bとからなる。そのブラケット5bには、水切り板5を外壁Gに固定するための固定穴5cが配置されている。その固定穴5cは枠体4を外壁Gと係止するための固定穴4cとピッチがそろうように設けられているため、両方の部材をまとめて外壁に固定することができる。
次に、図3を用いて枠体4を外壁Gに差し込む様子を説明する。まず、図3aの図中の左側に示す開口部Wの周囲に枠体4に設けられた固定穴4cとピッチを対応させた位置にホールインアンカ6を器具Kにより打ち込む。そうすると、枠体4を締結具Bなどで締結するための台座となる。
前記枠体4の枠体分を開口部Wに向けてはめ込む前に、その枠体4の先端部の外周に、弾性のあるバックアップ材7を貼付する。そのバックアップ材7は枠体4の先端から所定量だけ屋内側に貼付され、そのまま、開口部Wにはめ込まれる。次いで、ブラケット4bを外壁Gの内側の面に当接させて前記固定穴4cより外壁Gにボルトまたはネジ等の締結具Bにより固定される(図3b参照)。なお、前記バックアップ材7は、弾性のあるゴム状の材質である。
次に、図4aに図3bのX−X断面図を示す。図4aに示すように枠体4の屋外側の先端部はバックアップ材7の弾性により強固に密着して当接しており、枠体4を開口部Wの内周面に係止する。前記バックアップ材7は枠体4の先端から所定量だけ屋内側に向けて奥まって配置されている。そのため、開口部Wへの挿入時には、枠体4、バックアップ材7および開口部Wの内周面との間に囲まれる隙間部8が形成される。次いで、その隙間部8に屋内側から手を伸ばしてコーキング材9を、枠体4の外周に沿って充填する。
このように枠体4を開口部Wに挿入しても、その大きく開口したスペースより屋内側から身体や工具を伸ばして容易に屋外側からコーキング材9を充填してシールすることができる。
次に図3bを用いて前記水切り板5を取り付ける様子を説明する。まず、前記斜面部5aを前記枠体4の下方の面2dに屋内側から屋外側に向けて傾斜するように配置する。そして、その斜面部5aと連続しているブラケット5bを外壁Gの内面と当接させる。次いで、ブラケット5bの固定穴5cが枠体の固定穴4cと重なるように配置し、共通のボルトなどの締結具Bで枠体4と水切り板5を固定する。その後、斜面部5aと枠体4の内周との隙間に屋内側からコーキング材9を充填してシールする(図3c参照)。
そのとき図4bに示すように、水切り板5の傾斜部5aは開口部Wの下端部から屋外側に向けて所定量だけはみ出した状態で配置される。このとき斜面部5aの端部が開口部Wの下端より下方に配置されるようにする(図4b中の符号L)。そうすると、仮に雨水が枠体4の内部に侵入してきても前記斜面部5aに沿って屋外へと確実に排水させることができる。また、斜面部5aを下方の面2d上に設けることによって形成される斜面部5aと枠体4の内底面の間にできる隙間部5dに雨水が浸入するのも防止する。
次に、図3cに示すようにガラリ本体1のダクト短管2の上面側および側面側が前記枠体4の内部の上面および側面と接するように差し込む。このとき、ダクト短管2の下面側は前記斜面部5aの最も上方に位置する屈曲した部分(図3c中のP)に当接している。
次いで、図1に示すようにダクト短管2が前記枠体4と水切り板5との間に差し込まれると、ダクト短管2の下面側には斜面部5aとの間に屋外側に向けて下方に拡がる排水口10が形成される。その排水口10とガラリ本体1は前記水抜き穴2cにより連通し、かつ、屋内側とは隔てられている。このとき、水抜き穴2cを前記屈曲部分Pより屋外側に配置する。その後、ダクト短管2と枠体4の鍔2aの面とで形成させる角部に屋内側からコーキング材9を盛ってシールする。一方、ダクト短管2の下面では、ダクト短管2とブラケット5bで形成される角部に屋内側からコーキング材9を盛ってシールする。
そうすると、取り付けられるガラリ本体1は、仮に前記羽根3を越えて雨水がガラリ本体1内部に侵入しても、前記壁2bにより行く手を阻まれて、屋内側まで到達できない。さらに、水抜き穴2cより排水口10に流れ込み、斜面部5aを伝わって、屋外へと誘導される。
図1に示すガラリ取り付け構造Aは屋内側および屋外側からガラリ本体1をコーキング材等でシールする作業を、全て屋内側から施工することができる。そのため、建物の改修工事において、新たに外壁の屋外側に足場を組まなくともガラリ本体1を容易に取り付けることができ、安全に作業を行うことができる。また、前記3つの部分を組みあげたときに、枠部と水切り板とで排水用の開口を形成する。そのため、外壁の開口部は水平であってもよく、別途、斜めに削るような作業を省くことができる。つまり、改修等で後から外壁の窓をガラリ取り付け用の開口として利用する場合には、容易にガラリを取り付けることができる。さらに、ガラリ本体1、枠体4および水切り板5の3つの部分に分かれているので、いずれかの部分を交換する際にも、全てを取り外さなくともよい。
本発明のガラリ取り付け構造の側面断面図である。 図2aはガラリを示す斜面図、図2bは枠体を示す斜面図、図2cは水きり板を示す斜面図である。 図3aは枠体の取り付け要領を示す概略図、図3bは水切り板の取り付け要領を示す概略図、図3cはガラリの取り付け要領を示す概略図である。 図4aは図3bのX−X線断面図、図4bは図3cのY−Y線断面図である。 従来の技術を示す側面断面図である。 従来の技術を示す側面断面図である。
符号の説明
1 ガラリ
2 ダクト短管
2a 鍔
2b 壁
2c 水抜き穴
2d 下方の面
3 羽
4 枠体
4a 側壁
4b フランジ
4c 固定穴
5 水切り板
5a 斜面部
5b ブラケット
5c 固定穴
5d 隙間部
6 固定部
7 バックアップ材
8 隙間
9 コーキング材
10 排水口
A ガラリ取り付け構造
B 締結具
G 外壁
L 間隔
P 屈曲部
W 開口部






















Claims (8)

  1. 矩形状の開口部を備えた外壁と、
    その外壁の開口部に装着される、屋内と屋外の間で換気を行うためのガラリとを備えたガラリ取り付け構造であって、
    前記ガラリが、外壁開口部に屋内側からはめ込まれて固定される、断面矩形筒状の枠体と、
    その枠体の内部の下端屋内側から取り付けられ、屋内から屋外に向かって下がるように傾斜する斜面部、およびその斜面部の後端から下方に延びて外壁の内面に固定されるブラケットを備えた水切り板と、
    前記枠体内に屋内側から挿入されて固定される断面矩形筒状のダクト短管およびそのダクト短管の内周面の屋外側の端部に互いに平行に上下に並んで固定された複数枚の根を備えたガラリ本体とからなり
    かつ、前記枠体、水切り板およびガラリ本体は、開口部に取り付ける前は別個の部品であり、
    前記ガラリ本体が、前記水切り板の上に配置されることにより、前記ガラリ本体の下端と前記水切り板の間が屋外側に向かって下方に拡がる排水口とな
    ガラリ取り付け構造。
  2. 前記水切り板が、外壁の開口部の下端から屋外に向けて突出している請求項1記載のガラリ取り付け構造。
  3. 前記ダクト短管の下面に排水口と連通する水抜き穴が設けられた請求項1または2記載のガラリ取り付け構造。
  4. 前記外壁の開口部と枠体の外周との間で、枠体の先端から所定量屋内側に奥まった位置に弾性を有するバックアップ材が介在されており、
    外壁の開口部の内面と枠体の外面との隙間に、屋外側からバックアップ材までコーキング材が充填されている請求項1、2または3記載のガラリ取り付け構造。
  5. 前記枠体が、その後端から外向きに延びて外壁の屋内側の壁面に固定されるブラケットを備えている請求項1〜4のいずれかに記載のガラリ取り付け構造。
  6. 前記枠体のブラケットが、下部の後端から下向きに延びる下向きブラケットを備えており、その下向きブラケットと前記水切り板のブラケットとが、一緒に外壁の内面に固定される請求項5記載のガラリ取り付け構造。
  7. 外壁に形成された矩形状の開口部に、屋内と屋外の間で換気を行うためのガラリを取り付けるガラリ取り付け方法であって、
    前記開口部に室内側から嵌め込まれる断面矩形筒状の枠体と、その枠体の内部の下端に取り付けられ、屋内から屋外に向かって下がるように傾斜する水切り板と、前記枠体内に屋内側から挿入され、枠体に固定される、断面矩形筒状のダクト短管およびそのダクト短管の内周面の屋外側の端部に互いに平行に上下に配列されて固定された複数枚の羽根とを備えたガラリ本体とを準備し、
    屋内側から前記開口部に枠体を嵌め込み、
    ついでその枠体を屋内側から固定し、
    屋内側から前記枠体の内部スペースを通じて前記開口部と枠体との隙間にコーキングを充填し、
    屋内側から前記枠体の下端の上に前記水切り板を取り付け、
    屋内側から、水切り板の斜面部と枠体の内周との隙間にコーキング材を充填し、
    屋内側から枠体の内部で水切り板の上側に、前記ガラリ本体を挿入し、
    屋内側から前記ガラリ本体と枠体との隙間およびガラリ本体と水切り板との隙間にコーキング材を充填する、
    ガラリ取り付け方法。
  8. 断面矩形筒状の枠体と、その枠体の内部の下端に取り付けられ、屋内から屋外に向かって下がるように傾斜する水切り板と、前記枠体内に屋内側から挿入され、枠体に固定される、断面矩形筒状のダクト短管およびそのダクト短管の内周面の屋外側の端部に互いに平行に上下に配列されて固定された複数枚の羽根とを備えたガラリ本体とからなる、請求項7記載のガラリ取り付け方法に用いられるガラリ取り付けセット。
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