JP6865187B2 - 取付部品が取り付けられた竿体を有する釣竿 - Google Patents

取付部品が取り付けられた竿体を有する釣竿 Download PDF

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Description

本発明は、取付部品が取り付けられた竿体を有する釣竿に関する。
竿体に釣糸ガイドやリールシート等の取付部品が取り付けられた釣竿が知られている。従来、取付部品は、取付糸により竿体に取りつけられている。
取付糸により竿体に取りつけられた取付部品を有する釣竿は、例えば、特開2003−284456号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1では、合成樹脂製の筒状部材にガイドの脚を載置し、当該脚の周りを筒状部材と共に取付糸で巻回し、当該取付糸の上に樹脂コーティング層を形成す
ることで、当該ガイドを竿体に固定している。
特許文献1の図4に示されている通り、樹脂コーティング層はガイドの脚から竿体の軸方向にはみ出して形成される。しかし、樹脂コーティング層の竿体軸方向長さが大きくなると、竿体の調子への影響が甚大となる。また、竿体が撓んだときに、特に、樹脂コーティング層からはみ出して形成される部分に大きな応力がかかってしまい、その結果、当該部分にクラックが発生しやすい。
特開2008−263841号公報
本発明の目的の一つは、コーティング層による竿体の調子への影響を低減すると共に、取付部品の取り付けのために用いられる取付糸を被覆するコーティング層へのクラックの発生を抑止することにある。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態に係る釣竿は、竿体と、該竿体の長手方向の特定の位置において該竿体に移動自在に取り付けられる筒状部材と、取付部を有し、該筒状部材の外周面に該取付部を介して取り付けられる取付部品と、該取付部及び前記筒状部材を共に囲むように第1シートを巻回して又は熱硬化レジンを塗布して形成された第1の固定層と、該第1の固定層の外側に繊維強化樹脂製の第2シートを巻回して形成された第2の固定層と、該第2の固定層の外側に形成された樹脂製のコーティング層と、を備え、該竿体の軸方向でみて一端部側で少なくとも該第2の固定層が露出する。
本発明の一実施形態においては、筒状部材は、樹脂シートや熱硬化レジンにより形成される。本発明の一実施形態においては、第1の固定層は粘着テープを巻回して又は熱硬化レジンを塗布して形成される。本発明の一実施形態において、粘着テープは、プリプレグシート、樹脂シート及び不織布などの粘着テープを含む。本発明の一実施形態においては、コーティング層の少なくとも一端部は、前記筒状部材の外周面と離間して形成される。
釣竿の使用時には、竿体が大きく撓むことがある。取付部品は、一般に、竿体の撓みには完全には追従できないため、竿体が撓んだときにはコーティング層に応力がかかる。上記実施形態によれば、コーティング層の竿体軸方向長さを短くすることで竿体の調子への影響を低減することができる。また、竿体の撓みにより応力が作用しやすいコーティング層のはみ出し部分をなくすことができ、その結果、当該コーティング層へのクラックの発生を抑制することができる。さらに、取付部品の取付部分の竿体軸方向寸法が縮小されるため、軽量化が可能となり、かつ、同径の筒状部材のテーパする竿体に対するがたつきを抑制することができる。
本発明の一実施形態においては、竿体の軸方向でみて一端部側で第1の固定層と第2の固定層が露出する。
上記実施形態によれば、コーティング層の竿体軸方向長さをより短くすることができ、竿体の調子への影響をさらに低減することができる。また、竿体の撓みにより応力が作用しやすいコーティング層のはみ出し部分をなくすことができ、その結果、当該コーティング層へのクラックの発生を抑制することができる。さらに、取付部品の取付部分の竿体軸方向寸法がより縮小されるため、更なる軽量化が可能となり、かつ、同径の筒状部材のテーパする竿体に対するがたつきを抑制することができる。
本発明の一実施形態においては、竿体の軸方向でみて、コーティング層の少なくとも一端部は、筒状部材の外周面と離間して形成される。
上記実施形態によれば、竿体の軸方向でみて、コーティング層の少なくとも一端部は、筒状部材の外周面と離間して形成されており、コーティング層の竿体軸方向長さを短くすることで竿体の調子への影響を低減することができる。また、竿体の撓みにより応力が作用しやすいコーティング層のはみ出し部分をなくすことができ、その結果、当該コーティング層へのクラックの発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、コーティング層は、複数の層から構成される。本発明の一実施形態においては、コーティング層は、その厚さが0.5mm以下である。
当該実施形態によれば、コーティング層における残留応力を小さくすることができ、その結果、当該コーティング層とその下層との間に発生する界面応力を小さくすることができる。これにより、コーティング層の剥離を抑制することができると共に、コーティング層へのクラックの発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態においては、コーティング層と第2の固定層は、竿体の長手方向でみて一端部側の端面がほぼ面一となるように形成される。
上記実施形態によれば、コーティング層の竿体軸方向長さを短くすることで竿体の調子への影響を低減することができる。また、竿体の撓みにより応力が作用しやすいコーティング層のはみ出し部分をなくすことができ、その結果、当該コーティング層へのクラックの発生を抑制することができる。さらに、取付部品の取付部分の竿体軸方向寸法が縮小されるため、軽量化が可能となり、かつ、同径の筒状部材のテーパする竿体に対するがたつきを抑制することができる。
コーティング層、第2の固定層及び第1の固定層は、竿体の長手方向でみて一端部側の端面がほぼ面一となるように形成される。
本発明の一実施形態においては、上記実施形態によれば、コーティング層の竿体軸方向長さをより短くすることができ、竿体の調子への影響をさらに低減することができる。また、竿体の撓みにより応力が作用しやすいコーティング層のはみ出し部分をなくすことができ、その結果、当該コーティング層へのクラックの発生を抑制することができる。さらに、取付部品の取付部分の竿体軸方向寸法が縮小されるため、軽量化が可能となり、かつ、同径の筒状部材のテーパする竿体に対するがたつきを抑制することができる。
本発明の上記各実施形態によれば、竿体の調子への影響を低減し、コーティング層へのクラックの発生を抑止することができる。また、本発明の上記各実施形態によれば、取付部品の取付部分の軽量化が可能となり、かつ、同径の筒状部材のテーパする竿体に対するがたつきを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る釣竿を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿をその中心軸を通る面で切断した断面を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿をその中心軸を通る面で切断した断面を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿をその中心軸に垂直な面で切断した断面を模式的に示す断面図である。 竿体へ釣糸ガイドを取り付ける方法の一部を模式的に示す図である。 竿体へ釣糸ガイドを取り付ける方法の一部を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る釣竿の実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。複数の図面において共通する構素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
図1は、本発明に係る釣竿の一実施形態を示す図である。図示のように、本発明の一実施形態による釣竿1は、竿体2と、竿体2にリールシート9を介して取り付けられたリールRと、竿体2に取り付けられた釣糸ガイド10と、を備える。図示の実施形態においては、リールシート9及び釣糸ガイド10の各々が、竿体の外周面に取り付けられる取付部品に該当する。
竿体2は、例えば、元竿3、中竿5、及び穂先竿7等を連結することによって構成されている。これらの各竿体は、例えば、並継ぎ式に継合される。元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、振出方式、逆並継方式、インロー方式、又はこれら以外の公知の任意の継合方式により継合され得る。竿体2は、単一の竿体から構成されていても良い。
元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、例えば、繊維強化樹脂製の管状体で構成されている。この繊維強化樹脂製の管状体は、強化繊維にマトリクス樹脂を含浸させた繊維強化樹脂プリプレグ(プリプレグシート)を芯金に巻回し、このプリプレグシートを加熱して硬化させることにより作成される。このプリプレグシートに含まれる強化繊維として、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、及びこれら以外の任意の公知の強化繊維を用いることができる。当該プリプレグシートに含まれるマトリクス樹脂として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。プリプレグシートが硬化された後には、芯金が脱芯される。また、管状体の外表面は、適宜研磨される。各竿体は、中実状に構成されてもよい。
図示の実施形態において、元竿3、中竿5及び穂先竿7には、リールシート9に装着されるリールRから繰り出される釣糸を案内する複数の釣糸ガイド10(釣糸ガイド10A〜10D)が設けられている。より具体的には、元竿3には釣糸ガイド10Aが設けられ、中竿5には釣糸ガイド10Bが設けられ、穂先竿7には釣糸ガイド10Cが設けられている。穂先竿7の先端には、トップガイド10Dが設けられている。
図示の実施形態において、リールシート9は、元竿3の外周面に取り付けられている。
図2及び図3を参照して、釣糸ガイドを竿体へ取り付けるための構成についてさらに説明する。これらの図では、中竿5に取り付けられた釣糸ガイド10Bが例示されている。釣糸ガイド10B以外の釣糸ガイド(例えば、釣糸ガイド10A、10C、及び10D)についても、釣糸ガイド10Bと同様に対応する竿体に取り付けられ得る。
図2、3はいずれも、図1の釣竿をその中心軸を通る面で切断した断面を模式的に示す断面図である。これらの図に示されているように、釣糸ガイド10Bは、中竿5の軸方向に延びる足10aを有しており、この足10aを介して中竿5の外周面に取り付けられた筒状部材6に取り付けられている。釣糸ガイド10Bの足10aの外側には、第1の固定層20と、第2の固定層30と、コーティング層40と、が設けられている。本明細書における「外側」及び「内側」という用語は、文脈上別の意味に解されるべき場合を除き、中竿5の径方向における「外側」及び「内側」をそれぞれ意味する。このように、釣糸ガイド10Bは、第1の固定層20、第2の固定層30、及びコーティング層40により、足10aを介して、中竿5の外周面に取り付けられた筒状部材6に取り付けられている。
図2、3に示されている積層構造は例示であり、本発明の釣竿は、図2に示されている以外にも様々な層を備えることができる。例えば、足10aの表面にエポキシ樹脂を塗布してもよい。エポキシ樹脂は、例えば、足10aの上面10a1と第1の固定層20との間に配される。これにより、第1の固定層20をエポキシ樹脂を介してより強固に足10aに取り付けることができる。
まず、図2に示すように、第1の固定層20は、足10a及び筒状部材5の外周面の一部を覆うように設けられている。一実施形態において、当該筒状部材は、繊維強化樹脂シートを含む樹脂シート、または熱硬化レジンなどにより形成される。一実施形態において、第1の固定層20は、中竿5の軸方向において足10aの全体を覆うように配される。第1の固定層20は、ガラスや、樹脂からなる繊維に熱硬化性樹脂を含む組成物を含浸させたプリプレグシート、樹脂シート、不織布などの粘着テープにより形成することができる。この場合、第1の固定層20は、足10aの前端から後端までを覆う。本明細書においては、文脈上別の意味に解されるべき場合を除き、釣竿1の穂先側を「前」、「前方」、又は「前側」といい、竿尻側を「後」、「後方」、又は「後側」という。他の実施形態において、第1の固定層20は、中竿5の軸方向において足10aの一部を覆うように配される。後述するように、第1の固定層20は、第1シート20Sから形成される。
プリプレグシートの繊維として、炭素繊維若しくはガラス繊維等の繊維強化樹脂、又は、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、及び、ポリエステル等の合成樹脂からなる繊維などが考えられる。熱硬化性樹脂は、加熱すると化学反応により不可逆的に硬化する樹脂をいう。また、粘着テープとして、ポリエステルテープなどが考えられる。
第1の固定層20が、粘着層を有する樹脂シートである場合、当該樹脂シートとして、例えば、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリル酸メチル、フッ素樹脂(PTFE、PFA、FEP等)等の熱収縮率が2.5%以下のものが考えられる。粘着層はアクリル系、ウレタン系、シリコン系等の公知のものを用いることができる。さらに、第1の固定層20は不織布の層を含んでなるものであってもよい。不織布の材料としては、例えば、ナイロン、ポリエステル(例えば、PET)、アクリル繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等を用いることができる。
第1の固定層20が、熱硬化レジンである場合、当該熱硬化レジンとして、例えば、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂及びウレタン樹脂を用いることができるが、これらの中でもエポキシ樹脂が好ましい。
第2の固定層30は、第1の固定層20の外側に、当該第1の固定層30を覆うように設けられる。第2の固定層30は、例えば、繊維強化樹脂シートにより形成される。一実施形態において、第2の固定層30は、中竿5の軸方向において第1の固定層20の全体を覆うように配される。この場合、第2の固定層30は、第1の固定層20の前端から後端までを覆う。後述するように、第2の固定層30は、第2シート30Sから形成される。
一実施形態において、コーティング層40は、樹脂製のコーティング膜であり、第2の固定層30の外側に、当該第2の固定層30をほぼ覆うように設けられているが、当該コーティング層40は、当該第2の固定層30の一端部分(例えば、第2の固定層30の、中竿5の軸方向でみて後側の端部の一部分)を覆うことなく設けられている。そのため、図2に示すように、第2の固定層30の、中竿5の軸方向でみて後側の端部は露出するようにして形成されている。
このような露出する第2の固定層30のため、コーティング層の少なくとも一端部(コーティング層の、中竿5の軸方向でみて後側の端部)は、筒状部材の外周面とは離間して形成される。一実施形態において、コーティング層と第2の固定層の、中竿5の軸方向でみて後側端部の端面は、ほぼ面一となるように形成することができる。一実施形態において、コーティング層と第2の固定層と筒状部材の、中竿5の軸方向でみて後側端部の端面は、ほぼ面一となるように形成してもよい。
コーティング層40は、例えば、エポキシ、ウレタン、又はUV硬化性樹脂(例えば、ウレタンアクリレート、アクリル樹脂アクリレート、エポキシアクリレート)等の様々な樹脂材料から形成される。コーティング層40の材料は、本明細書で例示したものに限られず、様々な樹脂をその材料として用いることができる。コーティング層40は、透明であってもよく着色されていてもよい。
コーティング層は、その厚さが0.5mm以下である。また、コーティング層40は、単一の層から構成されていてもよく、中竿5の径方向に積層された複数の層から構成されていてもよい。
本発明の一実施形態において、コーティング層40は、第2の固定層30の外側に概ね一定の厚さで形成されるが、コーティング層40の厚さを不均一としてもよい。
本発明の実施形態により、コーティング層の竿体軸方向長さを短く形成することで竿体の調子への影響を低減することができる。また、竿体の撓みにより応力が作用しやすいコーティング層のはみ出し部分をなくすことができ、その結果、当該コーティング層へのクラックの発生を抑制することができる。さらに、取付部品の取付部分の竿体軸方向寸法が縮小されるため、軽量化が可能となり、かつ、同径の筒状部材のテーパする竿体に対するがたつきを抑制することができる。
次に、他の実施形態として図3に示す構成を備えることもできる。当該図3に示すように、第1の固定層20が、足10a及び筒状部材5の外周面の一部を覆うように設けられている。一実施形態において、当該筒状部材は、繊維強化樹脂シートにより形成される。一実施形態において、第1の固定層20は、中竿5の軸方向において足10aの全体を覆うように配される。第1の固定層20は、プリプレグ(例えば、ガラス繊維プリプレグ)により形成することができる。この場合、第1の固定層20は、足10aの前端から後端までを覆う。他の実施形態において、第1の固定層20は、中竿5の軸方向において足10aの一部を覆うように配される。後述するように、第1の固定層20は、第1シート20Sから形成される。
図3において、第2の固定層30は、第1の固定層20の外側に、当該第1の固定層30をほぼ覆うように設けられるが、第2の固定層30は、当該第1の固定層20の一端部分(例えば、第1の固定層20の、中竿5の軸方向でみて後側の端部の一部分)を覆うことなく設けられている。第2の固定層30は、例えば、繊維強化樹脂シートにより形成される。後述するように、第2の固定層30は、第2シート30Sから形成される。
一実施形態において、コーティング層40は、樹脂製のコーティング膜であり、第2の固定層30の外側に、当該第2の固定層30をほぼ覆うように設けられているが、コーティング層40は、当該第2の固定層30の一端部分(例えば、第2の固定層30の、中竿5の軸方向でみて後側の端部の一部分)を覆うことなく設けられている。そのため、図3に示すように、第1の固定層20及び第2の固定層30の、中竿5の軸方向でみて後側の端部は露出するようにして形成されている。なお、コーティング層40の材料や厚さ等は既述の通りである。
このような露出する第1の固定層20及び第2の固定層30のため、コーティング層の少なくとも一端部(コーティング層の、中竿5の軸方向でみて後側の端部)は、筒状部材の外周面とは離間して形成される。一実施形態において、コーティング層と第2の固定層と第1の固定層20の、中竿5の軸方向でみて後側端部の端面は、ほぼ面一となるように形成することができる。一実施形態において、コーティング層と第2の固定層と第1の固定層と筒状部材の、中竿5の軸方向でみて後側端部の端面は、ほぼ面一となるように形成してもよい。
本発明の実施形態により、コーティング層の竿体軸方向長さをより短くすることができ、竿体の調子への影響をさらに低減することができる。また、竿体の撓みにより応力が作用しやすいコーティング層のはみ出し部分をなくすことができ、その結果、当該コーティング層へのクラックの発生を抑制することができる。さらに、取付部品の取付部分の竿体軸方向寸法がより縮小されるため、更なる軽量化が可能となり、かつ、同径の筒状部材のテーパする竿体に対するがたつきを抑制することができる。
次に、図4は、筒状部材6をその中心軸に垂直な面に沿って切断した断面を模式的に示すものである。同図を参照して、釣糸ガイドを竿体へ取り付ける場合における巻回体を形成する方法につき説明する。
なお、釣糸ガイドを竿体へ取り付ける際、筒状部材6は竿体5の外周に載置されるが、釣糸ガイドが遊動ガイドであることから、筒状部材6は竿体5に対して移動自在に取り付けられることとなる。
図示のように、筒状部材6の外周には、足10aが載置される。第1シート20Sは、筒状部材6及び足10aを覆うように、筒状部材6の周囲に約1.5プライ分巻回される。さらに、第2シート30Sは、第1シート20Sを覆うように、筒状部材6の周囲に約1.5プライ分巻回される。コーティング層40は、第2シート30Sを覆うように設けられる。
第1シート20S及び第2シート30Sの巻回数は、本明細書で明記されたものに限られない。第1シート20S及び第2シート30Sは、任意のプライ数だけ巻回される。例えば、第1シート20S及び第2シート30Sは、2プライ以上巻回されてもよい。
次に、図5及び図6は、竿体5へ釣糸ガイド10Bを取り付けるための方法の一部を模式的に示す図であり、これらの図を参照して、竿体5へ釣糸ガイド10Bを取り付けるための方法についてより詳細に説明する。図5は、図2に示す態様に対応し、図6は、図3に示す態様に対応する。
釣糸ガイド10Bを中竿5へ取り付けるにあたり、まず、筒状部材6、釣糸ガイド10B、第1シート20S、及び第2シート30Sを準備する。
筒状部材6は、上述のように、繊維強化樹脂シートにより筒状に形成される。
釣糸ガイド10Bとしては、任意の遊動ガイドを用いることができる。釣糸ガイド10Bは、図示されているシングルフットタイプのものでもよいし、ダブルフットタイプのものでもよい。
第1シート20Sとして、プリプレグ(例えば、ガラス繊維プリプレグ)を使用することができる。また、第2シート30Sは、繊維強化樹脂シート(例えば、カーボンクロス)により形成することができる。勿論、第1シート20S、第2シート30Sはこれらに限られない。
竿体5へ釣糸ガイド10Bを取り付けるにあたり、まず、図5(a)に示すように、筒状部材6を用意する。次に、筒状部材6に沿って、複数の釣糸ガイド10Bの足10aを載置する。図5(b)では、筒状部材6に沿って2つの釣糸ガイド10Bの足10aが載置されているが、3つ以上の釣糸ガイド10Bの足10aを載置できるよう筒状部材の軸方向長さを調整しても構わない。
次に、図5(c)に示すように、筒状部材6の外周面を囲むように第1シート20Sを巻回する。これにより、図示のように、足10aは、筒状部材6と共に、第1シート20Sによって覆われる。第1シート20Sとして、プリプレグ(例えば、ガラス繊維プリプレグ)を使用する場合、ナイロン糸などの取付糸よりも収縮が小さいため、筒状部材にかかるテンションを低くすることができるため、筒状部材の変形を最小限とすることができる。
さらに、図5(d)に示すように、筒状部材6に巻回された第1シート20Sの外側に、第2シート30Sを巻回して、巻回体を得る。
なお、筒状部材6の周囲に第1シート20S及び第2シート30Sが巻回されている巻回体は加熱される。上記巻回体の加熱は、公知の加熱炉を用いて行うことができる。例えば、所定の温度に保たれた加熱炉に所定時間当該巻回体を入れることにより、当該巻回体へ対して、第1の固定層20及び第2の固定層30を得るために必要な加熱が行われる。加熱炉の温度は、例えば、約95℃とされるが、硬化温度に応じて当該温度以外の温度で加熱を行ってもよい。巻回体の加熱炉における加熱時間は、例えば、2時間とされるが、当該時間以外の加熱時間だけ巻回体を加熱してもよい。巻回体の加熱時には、中竿5に巻回されている第1シート20S及び第2シート30Sが加熱時に移動しないように、当該巻回体の周囲に緊締テープが巻回されてもよい。
巻回体は、所定時間の加熱後に加熱炉から取り出され、室温で所定時間冷却される。図5(e)に示すように、当該巻回体が十分に冷却された後、当該巻回体に形成された第2の固定層30を覆うように、コーティング層40が形成される。具体的には、エポキシ、ウレタン、又はUV硬化性樹脂(例えば、ウレタンアクリレート、アクリル樹脂アクリレート、エポキシアクリレート)等の樹脂組成物を、第2の固定層30を覆うように塗布し、この塗布された樹脂組成物を所定の時間経過、加熱又は紫外線照射等を経て硬化させることで、コーティング層40を形成することができる。
次に、筒状部材6の軸方向に垂直な断面X1、X2、X3、X4で当該巻回体を切断すると、図5(f)に示すような積層体が得られる。当該X1、X3の位置では、コーティング層40の一部が取り除かれ、かつ第2の固定層30が露出するようにして切断される。このようにして、第2の固定層30の、中竿5の軸方向でみて後側の端部は、積層体から露出する。上述の通り、図5の例では、2つの積層体を得ることを例として説明したが、筒状部材6の長さに応じて、3つ以上の積層体を同行程で得ることも可能である。
その後、釣糸ガイドを竿体へ取り付ける際、当該積層体の筒状部材6が竿体5の外周に載置されることとなるが、釣糸ガイドが遊動ガイドであることから、筒状部材6は竿体5に対して移動自在に取り付けられる。
上記露出する第2の固定層30のため、コーティング層40の少なくとも一端部(コーティング層の、中竿5の軸方向でみて後側の端部)は、筒状部材6の外周面とは離間して形成される。一実施形態において、コーティング層40及び第2の固定層30の、中竿5の軸方向でみて後側端部の端面は、ほぼ面一となるように形成してもよい。
コーティング層40の竿体軸方向長さを短く形成ことで竿体の調子への影響を低減することができる。また、竿体の撓みにより応力が作用しやすいコーティング層のはみ出し部分をなくすことができ、その結果、当該コーティング層へのクラックの発生を抑制することができる。さらに、取付部品の取付部分の竿体軸方向寸法が縮小されるため、軽量化が可能となり、かつ、同径の筒状部材のテーパする竿体に対するがたつきを抑制することができる。
次に、他の実施形態において、図6に釣糸ガイド10Bを中竿5へ取り付けるための方法を説明する。図5で説明したのと同様、まず、筒状部材6、釣糸ガイド10B、第1シート20S、及び第2シート30Sを準備する。
筒状部材6は、同様に、繊維強化樹脂シートにより筒状に形成される。
釣糸ガイド10Bとしては、任意の遊動ガイドを用いることができる。釣糸ガイド10Bは、図示されているシングルフットタイプのものでもよいし、ダブルフットタイプのものでもよい。
第1シート20Sとして、プリプレグ(例えば、ガラス繊維プリプレグ)を使用することができる。また、第2シート30Sは、繊維強化樹脂シート(例えば、カーボンクロス)により形成することができる。勿論、第1シート20S、第2シート30Sはこれらに限られない。
竿体5へ釣糸ガイド10Bを取り付けるにあたり、まず、図6(a)に示すように、筒状部材6を用意する。次に、筒状部材6に沿って、複数の釣糸ガイド10Bの足10aを載置する。図6(b)では、筒状部材6に沿って2つの釣糸ガイド10Bの足10aが載置されているが、3つ以上の釣糸ガイド10Bの足10aを載置できるよう筒状部材の軸方向長さを調整しても構わない。
次に、図6(c)に示すように、筒状部材6の外周面を囲むように第1シート20Sを巻回する。これにより、図示のように、足10aは、筒状部材6と共に、第1シート20Sによって覆われる。
さらに、図6(d)に示すように、筒状部材6に巻回された第1シート20Sの外側に、第2シート30Sを巻回して、巻回体を得る。
なお、筒状部材6の周囲に第1シート20S及び第2シート30Sが巻回されている巻回体の加熱や冷却及びコーティング層40の形成は、図5における例と同様である。
次に、筒状部材6の軸方向に垂直な断面X1、X2、X3、X4で当該巻回体を切断すると、図6(f)に示すような積層体が得られる。当該X1、X3の位置では、コーティング層40及び第2の固定層30の一部が取り除かれ、かつ第2の固定層30及び第1の固定層20が露出するようにして切断される。このようにして、第2の固定層30に加えて、第1の固定層20の、中竿5の軸方向でみて後側の端部は、積層体から露出する。上述の通り、図6の例では、2つの積層体を得ることを例として説明したが、筒状部材6の長さに応じて、3つ以上の積層体を同行程で得ることも可能である。
その後、釣糸ガイドを竿体へ取り付ける際、当該積層体の筒状部材6が竿体5の外周に載置されることとなるが、釣糸ガイドが遊動ガイドであることから、筒状部材6は竿体5に対して移動自在に取り付けられる。
上記露出する第2の固定層20及び第1の固定層30のため、コーティング層の少なくとも一端部(コーティング層の、中竿5の軸方向でみて後側の端部)は、筒状部材の外周面とは離間して形成される。一実施形態において、コーティング層、第2の固定層及び第1の固定層の、中竿5の軸方向でみて後側端部の端面は、ほぼ面一となるように形成することができる。
コーティング層の竿体軸方向長さをより短くすることができ、竿体の調子への影響をさらに低減することができる。また、竿体の撓みにより応力が作用しやすいコーティング層のはみ出し部分をなくすことができ、その結果、当該コーティング層へのクラックの発生を抑制することができる。さらに、取付部品の取付部分の竿体軸方向寸法がより縮小されるため、更なる軽量化が可能となり、かつ、同径の筒状部材のテーパする竿体に対するがたつきを抑制することができる。
釣糸ガイド10B以外の釣糸ガイド10も、釣糸ガイド10Bについて説明したのと同様の手法で対応する竿体へ取り付けることができる。例えば、釣糸ガイド10Aは、第1の固定層20、第2の固定層30、及びコーティング層40により元竿3に取り付けられる。
釣糸ガイド10以外にリールシート9も、釣糸ガイド10Bについて説明したのと同様の手法で対応する竿体へ取り付けることができる。例えば、リールシート9は、第1の固定層20、第2の固定層30、及びコーティング層40により元竿3に取り付けられる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
1 釣竿
2 竿体
3 元竿
5 中竿
7 穂先竿
9 リールシート
10 釣糸ガイド
20 第1の固定層
30 第2の固定層
20S 第1シート
30S 第2シート
40 コーティング層

Claims (10)

  1. 竿体と、
    該竿体の長手方向の特定の位置において該竿体に移動自在に取り付けられる筒状部材と、
    取付部を有し、該筒状部材の外周面に該取付部を介して取り付けられる取付部品と、
    該取付部及び前記筒状部材を共に囲むように第1シートを巻回して又は熱硬化レジンを塗布して形成された第1の固定層と、
    前記第1の固定層の外側に繊維強化樹脂製の第2シートを巻回して形成された第2の固定層と、
    前記第2の固定層の外側に形成された樹脂製のコーティング層と、
    を備え、
    前記竿体の軸方向でみて一端部側で少なくとも前記第2の固定層が露出する、釣竿。
  2. 前記竿体の軸方向でみて一端部側で前記第1の固定層と前記第2の固定層が露出する、請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記筒状部材は、繊維強化樹脂シートにより形成される、請求項1又は2に記載の釣竿。
  4. 前記第1の固定層は、粘着テープを巻回して形成される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の釣竿。
  5. 前記粘着テープは、プリプレグシート、樹脂シート又は不織布を含む、請求項4に記載の釣竿。
  6. 前記竿体の軸方向でみて、前記コーティング層の少なくとも一端部は、前記筒状部材の外周面とは離間して形成される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の釣竿。
  7. 前記コーティング層は、複数の層から構成される、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の釣竿。
  8. 前記コーティング層は、その厚さが0.5mm以下である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の釣竿。
  9. 前記コーティング層と前記第2の固定層は、前記竿体の長手方向でみて一端部側の端面がほぼ面一となるように形成される、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の釣竿。
  10. 前記コーティング層、前記第2の固定層及び前記第1の固定層は、前記竿体の長手方向でみて一端部側の端面がほぼ面一となるように形成される、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の釣竿。
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