JP7083443B2 - 取付部品が取り付けられた竿体を有する釣竿 - Google Patents

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Description

本発明は、取付部品が取り付けられた竿体を有する釣竿に関する。
竿体に釣糸ガイドやリールシート等の取付部品が取り付けられた釣竿が知られている。従来、取付部品は、糸や樹脂シートにより竿体に取りつけられている。
糸により竿体に取りつけられた取付部品を有する釣竿は、例えば、特開2008-263841号公報(特許文献1)及び特開2004-194563号公報(特許文献2)に開示されている。
糸により竿体に取りつけられた取付部品を有する従来の釣竿においては、当該取付部品に釣糸やリールから力が作用すると、当該糸が緩みやすいという問題がある。
樹脂シートにより竿体に取りつけられた取付部品を有する釣竿は、例えば、実開平2-26474号公報(特許文献3)、国際公開第2018/042856号公報(特許文献4)、及び国際公開第2018/061345号公報(特許文献5)に開示されている。これらの特許文献に記載されている樹脂シートは、熱硬化性樹脂を含むマトリクス樹脂に強化繊維を含浸させたプリプレグシートである。取り付け時には、取付部品の取付部及び竿体にプリプレグシートを巻き付け、この竿体に巻き付けられたプリプレグシートのマトリクス樹脂を硬化させることによって、取付部品が竿体に固定される。このように、取付部品は、プリプレグシートを硬化させて形成される繊維強化樹脂層により、取付部を介して竿体に取り付けられる。
特開2008-263841号公報 特開2004-194563号公報 実開平2-026474号公報 国際公開第2018/042856号公報 国際公開第2018/061345号公報
釣竿の使用時には、竿体が大きく撓んだり捩られたりするため、取付部品が竿体から脱落しないように、繊維強化樹脂層によって取付部品を竿体に対して強固に固定することが望まれている。
本発明の目的の一つは、竿体へ取付部品がより強固に固定された釣竿を提供することである。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
一実施形態による釣竿は、中心軸に沿って伸びる竿体と、取付部を有し、前記竿体の外周面に前記取付部が接するように前記竿体に取り付けられる取付部品と、前記取付部を覆うように前記竿体の周囲に設けられた第1繊維強化樹脂層と、前記第1繊維強化樹脂層の外側に設けられた第2繊維強化樹脂層と、を備える。前記第1繊維強化樹脂層は、第1強化繊維を第1マトリクス樹脂に含浸させた第1プリプレグシートから成り、前記第2繊維強化樹脂層は、第2強化繊維を第2マトリクス樹脂に含浸させた第2プリプレグシートから成る。当該実施形態において、前記第1プリプレグシートにおける前記第1マトリクス樹脂の含有率は、前記第2プリプレグシートにおける前記第2マトリクス樹脂の含有率よりも高い。
一実施形態による釣竿において、前記取付部は、前記竿体の外周面と接する底面を有し、前記取付部の前記底面と前記竿体の外周面との間の空隙に、前記第1プリプレグシートから流動した前記第1マトリクス樹脂が充填されている。
一実施形態による釣竿において、前記取付部は、当該底面と対向する上面を有し、前記上面には、前記竿体の中心軸に向かって凹む凹部が形成されており、前記凹部に、前記第1プリプレグシートから流動した前記第1マトリクス樹脂が充填されている。
一実施形態による釣竿において、前記取付部は、前記底面と前記上面とを接続する第1の側面と、前記第1側面に対向しており、前記底面と前記上面とを接続する第2側面と、を有し、前記第1側面によってその一部が画定される第1空隙及び前記第2側面によってその一部が画定される第2空隙に、前記第1プリプレグシートから流動した前記第1マトリクス樹脂が充填されている。
一実施形態による釣竿において、前記第1プリプレグシートにおける前記第1マトリクス樹脂の樹脂含有率は、40wt%以上85wt%以下とされる。
一実施形態による釣竿において、前記第1強化繊維が有機繊維である。一実施形態による釣竿において、前記第1強化繊維がポリエステル繊維、アラミド繊維、及び芳香族ポリアミド繊維から成る群より選択されたいずれか1つの繊維である。
一実施形態による釣竿において、前記第2強化繊維が炭素繊維またはガラス繊維である。
一実施形態による釣竿において、前記第1繊維強化樹脂層の一端は、前記中心軸の周りの周方向において前記取付部から反時計回りに90°以上180°未満の位置にあるように設けられる。
一実施形態による釣竿において、前記第1繊維強化樹脂層の他端は、前記周方向において前記取付部から時計回りに90°以上180°未満の位置にあるように設けられる。
一実施形態による釣竿において、前記第1繊維強化樹脂層は、前記竿体の周囲に1プライ以上巻回されている。
一実施形態において、前記取付部品は、釣糸ガイドである。一実施形態において、前記取付部品は、リールシートである。
本発明の一実施形態によれば、竿体へ取付部品がより強固に固定された釣竿を提供することができる。
本発明に係る釣竿の一実施形態を示す図である。 図1に示す釣竿の釣糸ガイド付近を拡大して示す概略図である。 図2のI-I線に沿う断面図である。 他の実施形態による釣竿の釣糸ガイド付近における断面図である。
以下、適宜図面を参照し、本発明の様々な実施形態を説明する。なお、各図面において共通する構成要素に対しては同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
図1は、本発明に係る釣竿の一実施形態を示す図である。図示のように、本発明の一実施形態による釣竿1は、中心軸に沿って延伸する細長い竿体2と、竿体2にリールシート9を介して取り付けられたリールRと、竿体2に取り付けられた釣糸ガイド10と、を備える。図示の実施形態においては、リールシート9及び釣糸ガイド10の各々が、竿体の外周面に取り付けられる取付部品に該当する。
竿体2は、例えば、元竿3、中竿5、及び穂先竿7等を連結することによって構成されている。これらの各竿体は、例えば、並継ぎ式に継合される。元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、振出方式、逆並継方式、インロー方式、又はこれら以外の公知の任意の継合方式により継合され得る。竿体2は、単一の竿体から構成されていても良い。
元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、例えば、繊維強化樹脂製の管状体で構成されている。この繊維強化樹脂製の管状体は、強化繊維にマトリクス樹脂を含浸させた繊維強化樹脂プリプレグ(プリプレグシート)を芯金に巻回し、このプリプレグシートを加熱して硬化させることにより作成される。このプリプレグシートに含まれる強化繊維として、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、及びこれら以外の任意の公知の強化繊維を用いることができる。当該プリプレグシートに含まれるマトリクス樹脂として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。プリプレグシートが硬化された後には、芯金が脱芯される。また、管状体の外表面は、適宜研磨される。各竿体は、中実状に構成されてもよい。
図示の実施形態において、元竿3、中竿5及び穂先竿7には、リールシート9に装着されるリールRから繰り出される釣糸を案内する複数の釣糸ガイド10(釣糸ガイド10A~10D)が設けられている。より具体的には、元竿3には1つの釣糸ガイド10Aが設けられ、中竿5には3つの釣糸ガイド10Bが設けられ、穂先竿7には3つの釣糸ガイド10Cが設けられている。穂先竿7の先端には、トップガイド10Dが設けられている。竿体2には、任意の数の釣糸ガイド10が取り付けられる。図示の例では、トップガイド10Dも含めて8個の釣糸ガイドが竿体2に取り付けられているが、竿体2に取り付けられる釣糸ガイドの数は9個以上であってもよいし、7個以下であってもよい。
図示の実施形態において、リールシート9は、元竿3の外周面に取り付けられている。リールシート9は、リールRを取り付け可能な任意のリールシートである。
次に、図2及び図3をさらに参照して、中竿5への釣糸ガイド10Bの取付構造及びその取り付け方法について説明する。図2は、釣糸ガイド10Bの中竿5への取付方法を説明するための斜視図であり、図3は、図2のI-I線に沿った模式的な断面図である。竿体5及び釣糸ガイド10Bの上下方向及び左右方向に言及する際には、図3の上下方向及び左右方向を基準とする。
これらの図に示されているように、釣糸ガイド10Bは、中竿5の軸方向に延びる足10aを有しており、この足10aを介して中竿5の外周面に取り付けられている。釣糸ガイド10Bの足10aは、取付部品の取付部の例である。釣糸ガイド10Bの足10aは、断面視において、上面11aと、上面11aと対向する底面11bと、この上面11aと底面11bとを接続する側面11c,11dと、を有する。
図示のように、足10aの側面11cと、中竿5の外周面と、後述する第1繊維強化樹脂層20の内周面と、により、空隙G1が画定される。また、足10aの側面11dと、中竿5の外周面と、第1繊維強化樹脂層20の内周面と、により、空隙G2が画定される。
足10aの上面11aは、中心軸Aに向かって凹むように形成されている。このため、足10aの上面11aと第1繊維強化樹脂層20の内周面とにより空隙G3が画定される。
図示のように、足10aは、その底面11bが中竿5の外表面とは異なる曲率を有するように構成されている。このため、足10aの底面11bと中竿5の外表面とにより空隙G4が画定される。
後述する第1シート20sが加熱される際に、当該第1シート20sに含まれるマトリクス樹脂が流動して空隙G1、空隙G2、空隙G3、及び空隙G4の各々に流れ込む。よって、空隙G1~空隙G4の各々の少なくとも一部は、第1シート20sに含まれるマトリクス樹脂に由来する補強樹脂21により充填されている。補強樹脂21は、第1シート20sを加熱することにより、当該第1シート20sに含まれていたマトリクス樹脂を流動させ、その流動させた樹脂が空隙G1~空隙G4に流れ込んだ後に当該空隙G1~空隙G4内で硬化することにより得られる。空隙G1~空隙G4の各々は、その体積の70%以上が補強樹脂21によって充填されていることが望ましい。補強樹脂21には、第2シート30sのマトリクス樹脂の成分が含まれていても良い。
釣糸ガイド10Bは、足10aの底面11bが中竿5の外周面と接するように、中竿5に取り付けられる。足10aの底面11bは、その一部が中竿5の外周面と接する。
足10aは、その上面11aと側面11cとが接続される部位、及び、その上面11aと側面11cとが接続される部位においてそれぞれ切り欠かれている。図示の実施形態では、足10aの上面11aの左右端にはそれぞれ、切欠面11e及び切欠面11fが形成されている。切欠面11eは、上面11aと側面11cとを連結する面である。切欠面11fは、上面11aと側面11dとを連結する面である。上面11aは、その左端E1において切欠面11eと接続され、その右端E2において切欠面11fと接続される。図3に示されているように、上面11aの左端E1は、中心軸A周りの周方向における上面11aの一方の端に位置し、上面11aの右端E2は、当該周方向における上面11aの他方の端に位置する。上面11aの左端E1は、第1エッジの例であり、上面11aの右端E2は、第2エッジの例である。側面11cは、その上端E3において切欠面11eと接続され、側面11dは、その上端E4において切欠面11eと接続されている。
一態様において、切欠面11e及び切欠面11fの少なくとも一方は、上面11aの一部であってもよい。つまり、切欠面11e及び切欠面11fを含む領域を上面11aと呼んでもよい。この場合、側面11cの上端E3が上面11aの左端(第1エッジ)と一致し、側面11dの上端E4が上面11aの右端(第2エッジ)と一致する。
釣糸ガイド10Bの足10aの外側には、第1繊維強化樹脂層20と、第2繊維強化樹脂層30と、コーティング層40と、が設けられている。本明細書における「外側」及び「内側」という用語は、文脈上別の意味に解されるべき場合を除き、中竿5の径方向における「外側」及び「内側」をそれぞれ意味する。
第1繊維強化樹脂層20は、足10aを覆うように、中竿5の周囲に設けられる。一実施形態において、第1繊維強化樹脂層20の巻回数は、釣糸ガイド10Bの確実な固定のために1プライ以上とされ、また、軽量化のために2プライ未満とされる。第2繊維強化樹脂層30は、第1繊維強化樹脂層20の外側に設けられる。一実施形態において、第2繊維強化樹脂層30の巻回数は、1プライ以上2プライ未満とされる。
一実施形態において、第1繊維強化樹脂層20の一端20aは、図3に示されているように、中心軸Aの周りの周方向において、釣糸ガイド10B(例えば、釣糸ガイド10Bの足10aの周方向における中央であるセンター部11g)から反時計回りに90°以上180°未満の位置にあるように設けられる。図示の実施形態においては、第1繊維強化樹脂層20の一端20aは、センター部11gから周方向に反時計回りに90°+θ1a(0≦θ1a<90°)の位置にある。
一実施形態において、第1繊維強化樹脂層20の他端20bは、中心軸Aの周りの周方向において、釣糸ガイド10Bのセンター部11gに対して、一端20aとは反対側にある。一実施形態において、第1繊維強化樹脂層20の他端20bは、釣糸ガイド10Bのセンター部11gから時計回りに90°以上180°未満の位置にある。図示の実施形態においては、第1繊維強化樹脂層20の他端20bは、センター部11gから周方向に時計回りに90°+θ1b(0≦θ1b<90°)の位置にある。θ1bは、θ1aと同じ角度であってもよいし異なる角度であってもよい。図示の実施形態では、θ1a=θ1bとされているため、第1繊維強化樹脂層20の他端20bは、中心軸Aの周りの周方向において、釣糸ガイド10Bのセンター部11gに対して、一端20aと対称な位置にある。このように第1繊維強化樹脂層20の一端20aと他端20bとを、中心軸Aの周りの周方向において、釣糸ガイド10Bのセンター部11gに対して対象な位置に配置することにより、中竿5の重心が中心軸Aに対して左右いずれかに偏ることを防止できる。
上記のように、第1繊維強化樹脂層20の一端20aの位置を釣糸ガイド10Bのセンター部11gから反時計回りに90°+θ1aの位置とし、他端20bの位置を当該センター部11gから時計回りに90°+θ1bの位置とすることにより、第1繊維強化樹脂層20の巻回数を、1.5プライ以上で2.0プライ未満とすることができる。
釣竿1の使用時には、釣糸から釣糸ガイド10Bに対して、当該釣糸ガイド10Bを竿体の中心軸A周りに揺動させる方向の力が作用する。この力により、足10aの底面11bの左端及び右端が中竿5の外周面から浮き上がろうとする。第1繊維強化樹脂層20の一端20aの位置を釣糸ガイド10Bのセンター部11gから反時計回りに90°+θ1aの位置とし、他端20bの位置を当該センター部11gから時計回りに90°+θ1bの位置とすることにより、釣糸からの力により足10aが浮き上がろうとするときに、第1繊維強化樹脂層20の一端20a付近の部位及び他端20b付近の部位がフックとなって、足10aの左端及び右端の浮き上がりを抑制することができる。
一実施形態において、第2繊維強化樹脂層30は、その一端30aがセンター部11gから周方向に反時計回りに90°+θ1a(0≦θ1a<90°)の位置にあり、その他端30bがセンター部11gから時計回りに90°+θ1bの位置にあるように、第1繊維強化樹脂層20の外側に設けられる。このように、図示の実施形態においては、中心軸Aの周りの周方向において、第1繊維強化樹脂層20の一端20aが第2繊維強化樹脂層30の一端30aと周方向において同じ位置にあるが、第1繊維強化樹脂層20の一端20aの周方向位置と第2繊維強化樹脂層30の一端30aの周方向位置とは互いに異なっていてもよい。同様に、図示の実施形態においては、第1繊維強化樹脂層20の他端20bが第2繊維強化樹脂層30の他端30bと同じ位置にあるが、第1繊維強化樹脂層20の他端20bの周方向位置と第2繊維強化樹脂層30の他端30bの周方向位置とは互いに異なっていてもよい。
このように、釣糸ガイド10Bは、第1繊維強化樹脂層20及び第2繊維強化樹脂層30により、足10aを介して中竿5の外周面に取り付けられている。図3においては、各部材の見やすさのために、第1繊維強化樹脂層20と中竿5の外表面との間、及び、第1繊維強化樹脂層20と第2繊維強化樹脂層30との間に隙間があるように各部材が描かれているが、実際には、第1繊維強化樹脂層20は中竿5の外表面に密着しており、また、第1繊維強化樹脂層20と第2繊維強化樹脂層30とも互いに密着している。
コーティング層40は、第2の固定層30の外側に、当該第2の固定層30を覆うように設けられた樹脂製のコーティング膜である。コーティング層40は、図示のように、第2の固定層30の全体を覆うように設けられてもよい。図3においては、便宜上、コーティング層40の図示を省略している。
コーティング層40は、例えば、エポキシ、ウレタン、アクリル、又はUV硬化性樹脂(例えば、ウレタンアクリレート、アクリル樹脂アクリレート、エポキシアクリレート)等の様々な樹脂材料から形成される。コーティング層40の材料は、本明細書で例示したものに限られず、様々な樹脂をその材料として用いることができる。コーティング層40は、透明であってもよく着色されていてもよい。
続いて、釣糸ガイドB10を中竿5へ取り付ける方法の一例を説明する。釣糸ガイドB10を中竿5へ取り付ける際には、まず、竿体5、釣糸ガイド10B、第1シート20s、及び第2シート30sを準備する。
竿体5は、上述したように、芯金に巻回されたプリプレグシートを加熱して硬化させることにより作成される。
釣糸ガイド10Bとしては、任意の固定ガイドを用いることができる。釣糸ガイド10Bは、図示されているシングルフットタイプのものでもよいし、ダブルフットタイプのものでもよい。
第1シート20sは、強化繊維にマトリクス樹脂を含浸させたプリプレグシートである。第1シート20sに含まれる強化繊維は第1強化繊維の例であり、第1シート20sに含まれるマトリクス樹脂は、第1マトリクス樹脂の例である。
第1シート20sに含まれる強化繊維は、有機繊維である。この有機繊維は、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、及び、ポリエステルからなる群より選択される一または複数の繊維である。マトリクス樹脂は、例えば、熱硬化性樹脂である。熱硬化性樹脂は、加熱すると化学反応により不可逆的に硬化する樹脂をいう。第1シート20s用のマトリクス樹脂として用いることが可能な熱硬化性樹脂としては、例えば、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂及びウレタン樹脂がある。第1シート20sの厚さは、例えば、20μm~300μmである。第1シート20sとして、適切な市販品を用いることができる。
第1シート20sに含まれるマトリクス樹脂の樹脂含有率は、第1シート20s中の強化繊維の質量とマトリクス樹脂の質量の合計を100wt%としたときに、例えば、40wt%以上85wt%以下とされる。
第1シート20sに含まれる強化繊維は、竿体2の中心軸Aに沿った軸方向に対して所定の角度をなす方向に引き揃えられていてもよい。例えば、第1シート20sに含まれる強化繊維は、竿体2の中心軸Aに沿った軸方向に対して45°傾けて引き揃えられてもよい。第1シート20sに含まれる強化繊維は、平織状に編成されていてもよい。1シート20sに含まれる強化繊維は、不織布であってもよい。
第2シート30sは、例えば、強化繊維にマトリクス樹脂を含浸させたプリプレグシートである。第2シート30sに含まれる強化繊維は第2強化繊維の例であり、第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂は、第2マトリクス樹脂の例である。
第2シート30sに含まれる強化繊維には、例えば、炭素繊維またはガラス繊維が含まれる。第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂には、例えば、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂及びウレタン樹脂が含まれる。
一実施形態において、第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂は、第2シート30sの強化繊維よりも第1シート20sの強化繊維と濡れやすい。言い換えれば、第1シート20sに含まれる強化繊維と第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂との濡れ性は、第2シート30sに含まれる強化繊維と第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂との濡れ性よりも高い。第2シート30sのマトリクス樹脂がエポキシ樹脂である場合、第1シート20sの強化繊維としてポリオレフィン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、及び、ポリエステルからなる群より選択される一または複数の有機繊維を用い、第2シート30sの強化繊維として炭素繊維またはガラス繊維を用いることにより、第1シート20sに含まれる有機繊維とエポキシ樹脂との濡れ性が、第2シート30sに含まれる炭素繊維またはガラス繊維とエポキシ樹脂との濡れ性よりも高くなる。
本発明の一実施形態において、第1シート20sのマトリクス樹脂は、第2シート30sのマトリクス樹脂よりも硬化温度が高くてもよい。例えば、第2シート30sのマトリクス樹脂として80℃硬化タイプのエポキシ樹脂が用いられる場合には、第1シート20sのマトリクス樹脂として、120℃硬化タイプのエポキシ樹脂を用いることができる。第2シート30sの厚さは、例えば、20μm~300μmであってもよい。第2シート30sとして、適切な市販品を用いることができる。
第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂の樹脂含有率は、第2シート30s中の強化繊維の質量とマトリクス樹脂の質量の合計を100wt%としたとき、例えば、20wt%~50wt%、又は、30質量%~40質量%とされる。
以上説明したように、第1シート20sにおけるマトリクス樹脂の樹脂含有率は、第2シート30sにおけるマトリクス樹脂の樹脂含有率よりも高くされる。
第2シート30sに含まれる強化繊維は、竿体2の中心軸Aに沿った軸方向に対して所定の角度をなす方向に引き揃えられていてもよい。例えば、第2シート30sに含まれる強化繊維は、竿体2の中心軸Aに沿った軸方向に対して45°傾けて引き揃えられてもよい。第2シート30sに含まれる強化繊維は、平織状に編成されていてもよい。2シート30sに含まれる強化繊維は、不織布であってもよい。
第1シート20s又は第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂は、熱硬化性樹脂を主成分として含む組成物である。この樹脂組成物には、公知の添加剤を含んでよい。当該樹脂組成物が熱硬化性樹脂と添加剤とを含む場合、当該樹脂組成物の全質量を100%としたときに、この全質量に占める熱硬化性樹脂の質量の割合は、例えば、50%以上、60%以上、70%以上、80%以上、又は90%以上とされる。
続いて、竿体5への釣糸ガイド10Bへ取り付け方法を説明する。まず、図2に示されているように、中竿5の外周面に釣糸ガイド10Bの足10aを載置する。次いで、当該中竿5の外周面に第1シート20sの一端を載置し、中竿5の外周面を囲むように第1シート20sを所定プライ数分巻回する。一実施形態においては、第1シート20sは、図3に示されているように、センター部11gから反時計回りに90°+θ1aの位置から巻き始められ、センター部11gから時計回りに90°+θ1bの位置で巻き終えられる。この巻き始め及び巻き終わりの位置は適宜調整される。これにより、足10aは、竿体5とともに、第1シート20sによって覆われる。中竿5に第1シート20sが巻回されると、足10aの左側に空隙G1に対応する空隙が生じ、足10aの右側に空隙G2に対応する空隙が生じる。
次に、竿体5に巻回された第1シート20sの外側に、第2シート30sを巻回して巻回体を得る。第2シート30sは、第1シート20sを覆うように、竿体5の周囲に所定プライ数分巻回される。第2シート30sは、図3に示されているように、センター部11gから反時計回りに90°+θ1aの位置から巻き始められ、センター部11gから時計回りに90°+θ1bの位置で巻き終えられる。
第1シート20s及び第2シート30sの巻回数は、本明細書で明記されたものに限られない。第1シート20s及び第2シート30sは、任意のプライ数だけ巻回される。例えば、第1シート20s及び第2シート30sは、2プライ以上巻回されてもよい。
次に、竿体5の周囲に第1シート20s及び第2シート30sが巻回されている巻回体を加熱することで、第1シート20sに含まれるマトリクス樹脂が流動し、その後硬化することで第1繊維強化樹脂層20が形成され、第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂が流動し、その後硬化することで第2繊維強化樹脂層30が形成される。この第1繊維強化樹脂層20及び第2繊維強化樹脂層30によって釣糸ガイド10Bが竿体5に固定される。
巻回体は、所定時間の加熱後に加熱炉から取り出され、室温で所定時間冷却される。当該巻回体が十分に冷却された後、当該巻回体に形成された第2繊維強化樹脂層30を覆うように、耐候性を向上させるための又は装飾性を高めるためのコーティング層が形成されてもよい。
上記巻回体の加熱は、公知の加熱炉を用いて行うことができる。例えば、所定の温度に保たれた加熱炉に所定時間当該巻回体を入れることにより、第1シート20s及び第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂の硬化に必要な加熱が行われる。加熱炉の温度は、例えば、70~170℃、80~160℃、85~150℃、又は90~120℃とされるが、マトリクス樹脂の硬化温度に応じてこれら以外の温度で加熱を行ってもよい。巻回体の加熱炉における加熱時間は、例えば、5分~3時間、15分~2.5時間、又は30分~2時間とされるが、これら以外の加熱時間だけ巻回体を加熱してもよい。巻回体の加熱時には、中竿5に巻回されている第1シート20s及び第2シート30sが加熱時に移動しないように、当該巻回体の周囲に緊締テープが巻回されてもよい。
上記の巻回体の加熱時には、第1シート20sに含まれているマトリクス樹脂が流動し、空隙G1~空隙G4に流れ込む。これにより、空隙G1~空隙G4の少なくとも一部は、第1シート20sから流れ込んだ補強樹脂21により充填される。この空隙G1~空隙G4に充填された補強樹脂21により、第1繊維強化樹脂層20及び第2繊維強化樹脂層30以外の部材を用いることなく、釣糸ガイド10Bをより強固に中竿5に取り付けることができる。したがって、重量を増加させずに、釣糸ガイド10Bの固定力を向上させることができる。
第1シート20sからマトリクス樹脂が空隙G1~空隙G4に流れ込むことにより、第1シート20sの一部の領域(特に、中心軸A周りの周方向において空隙G1~G4の各々と対向する領域)においてマトリクス樹脂が減少又は枯渇する。第1シート20sの外側には第2シート30sが設けられているため、第1シート20sにおいてマトリクス樹脂が失われた領域には、第2シート30sのマトリクス樹脂が流れ込む。上記の一実施形態においては、第1シート20sに含まれる強化繊維と第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂との濡れ性が第2シート30sに含まれる強化繊維と第2シート30sに含まれるマトリクス樹脂との濡れ性よりも高いため、第2シート30sのマトリクス樹脂は、第1シート20sの強化繊維に沿って濡れ拡がりやすい。よって、第1シート20sにおいてマトリクス樹脂が不足している領域が存在する場合には、加熱によって流動性が高くなった第2シート30sのマトリクス樹脂は、当該第2シート30sの外側にはみ出る方向ではなく第1シート20sの内部へ流動しやすくなる。この結果、空隙G1~空隙G4へのマトリクス樹脂の流動により生じた第1シート20s内の空隙の少なくとも一部が第2シート30sから流れ込むマトリクス樹脂によって充填される。これにより、加熱時に第2シート30sのマトリクス樹脂が釣糸ガイド10Bの足10aの前後にはみ出すことを防止できるとともに、外観品質の劣化の要因となるようなピンホールやボイドの発生を抑制することができる。
一実施形態においては、図3に示されているように、第1繊維強化樹脂層20は、周方向において空隙G1~空隙G4と対向する領域において、第1シート20sの2層分の厚さを有している。同様に、第2繊維強化樹脂層30は、周方向において空隙G1~空隙G4と対向する領域において、第2シート30sの2層分の厚さを有している。これにより、空隙G1~空隙G4に第1シート20sからマトリクス樹脂が流れ込むことによるピンホールやボイドの発生を抑制することができる。
次に、図4を参照して、本発明の別の実施形態による釣竿について説明する。図4の実施形態においては、第1繊維強化樹脂層20及び第2繊維強化樹脂層30の両端の位置が図3の実施形態と異なっている。
図4に示されている実施形態において、第1繊維強化樹脂層20は、その一端20aが、中心軸A周りの周方向において、上面11aの左端E1から中竿5の外周面に引かれた接線L1の当該外周面との接点P1に対して足10aと反対側にあるように設けられる。図示の実施形態において、第1繊維強化樹脂層20の一端20aは、接点P1から中心軸A周りの周方向において反時計回りに5°程度回転した位置にある。第1繊維強化樹脂層20は、その一端20aが、中心軸A周りの周方向において、接点P1から反時計回りに回転した位置(ただし、釣糸ガイド10Bのセンター部11gから反時計回りに180°未満の位置)にあるように設けられる。
一実施形態において、第1繊維強化樹脂層20は、その他端20bが、中心軸A周りの周方向において、上面11aの右端E2から中竿5の外周面に引かれた接線L2の当該外周面との接点P2に対して足10aと反対側にあるように設けられる。図示の実施形態において、第1繊維強化樹脂層20の他端20bは、接点P2から中心軸A周りの周方向において時計回りに5°程度回転した位置にある。第1繊維強化樹脂層20は、その他端20bが、中心軸A周りの周方向において、接点P2から時計回りに回転した位置(ただし、釣糸ガイド10Bのセンター部11gから時計回りに180°未満の位置)にあるように設けられる。
図示の実施形態において、第2繊維強化樹脂層30は、その一端30a及び他端30bが、中心軸A周りの周方向において、第1繊維強化樹脂層20の一端20a及び他端20bと同様の位置にあるように設けられている。第2繊維強化樹脂層30の一端30aは、第1繊維強化樹脂層20の一端20aと周方向において同じ位置にあってもよいし異なる位置にあってもよい。第2繊維強化樹脂層30の他端30bは、第1繊維強化樹脂層20の他端20bと周方向において同じ位置にあってもよいし異なる位置にあってもよい。一実施形態において、第2繊維強化樹脂層30は、その一端30aが、中心軸A周りの周方向において、接点P1から反時計回りに回転した位置(ただし、釣糸ガイド10Bのセンター部11gから反時計回りに180°未満の位置)にあるように設けられる。一実施形態において、第2繊維強化樹脂層30は、その他端30bが、中心軸A周りの周方向において、接点P2から時計回りに回転した位置(ただし、釣糸ガイド10Bのセンター部11gから時計回りに180°未満の位置)にあるように設けられる。
上記の実施形態において、接線L1は、足10aの側面11cの上端E3から中竿5の外周面に引かれた接線であってもよい。同様に、接線L2は、足10aの側面11dの上端E4から中竿5の外周面に引かれた接線であってもよい。
図4の実施形態によれば、第1繊維強化樹脂層20の一端20a付近の部位(周方向において接点P1よりも反時計回りに回転した領域にある部位)及び他端20b付近の部位(周方向において接点P2よりも時計回りに回転した領域にある部位)の中竿5の外表面との密着力により、足10aの底面11bの左端及び右端の浮き上がりを抑制することができる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
釣糸ガイド10以外にリールシート9も、釣糸ガイド10Bについて説明したのと同様の手法で対応する竿体へ取り付けることができる。例えば、リールシート9は、第1繊維強化樹脂層20及び第2繊維強化樹脂層30により元竿3に取り付けられる。
1 釣竿
2 竿体
3 元竿
5 中竿
7 穂先竿
9 リールシート
10 釣糸ガイド
20 第1繊維強化樹脂層
21 補強樹脂
30 第2繊維強化樹脂層
20s 第1シート
30s 第2シート
40 コーティング層

Claims (13)

  1. 中心軸に沿って伸びる竿体と、
    取付部を有し、前記竿体の外周面に前記取付部が接するように前記竿体に取り付けられる取付部品と、
    前記取付部を前記竿体の径方向の外側から覆うように前記竿体の周囲に設けられた第1繊維強化樹脂層と、
    前記第1繊維強化樹脂層の外側に設けられた第2繊維強化樹脂層と、
    を備え、
    前記第1繊維強化樹脂層の内周面と前記竿体の前記外周面との間に空隙を有し、
    前記第1繊維強化樹脂層は、第1強化繊維を第1マトリクス樹脂に含浸させた第1プリプレグシートから成り、
    前記第2繊維強化樹脂層は、第2強化繊維を第2マトリクス樹脂に含浸させた第2プリプレグシートから成り、
    前記第1プリプレグシートにおける前記第1マトリクス樹脂の含有率が前記第2プリプレグシートにおける前記第2マトリクス樹脂の含有率よりも高い、
    釣竿。
  2. 前記取付部は、前記竿体の外周面と接する底面を有し、
    前記取付部の前記底面と前記竿体の外周面との間の空隙の一部のみに、前記第1プリプレグシートから流動した前記第1マトリクス樹脂が充填されている、
    請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記取付部は、当該底面と対向する上面を有し、
    前記上面には、前記竿体の中心軸に向かって凹む凹部が形成されており、
    前記凹部に、前記第1プリプレグシートから流動した前記第1マトリクス樹脂が充填されている、
    請求項1又は請求項2に記載の釣竿。
  4. 前記取付部は、前記底面と前記上面とを接続する第1の側面と、前記第1側面に対向しており、前記底面と前記上面とを接続する第2側面と、を有し、
    前記空隙は、前記第1側面によってその一部が画定される第1空隙及び前記第2側面によってその一部が画定される第2空隙を有し、
    前記第1空隙及び前記第2空隙の各々の一部のみに、前記第1プリプレグシートから流動した前記第1マトリクス樹脂が充填されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の釣竿。
  5. 前記第1プリプレグシートにおける前記第1マトリクス樹脂の樹脂含有率は、40wt%以上85wt%以下とされる、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の釣竿。
  6. 前記第1強化繊維が有機繊維である、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の釣竿。
  7. 前記第1強化繊維がポリエステル繊維、アラミド繊維、及び芳香族ポリアミド繊維から成る群より選択されたいずれか1つの繊維である、
    請求項6に記載の釣竿。
  8. 前記第2強化繊維が炭素繊維またはガラス繊維である、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の釣竿。
  9. 前記第1繊維強化樹脂層の一端は、前記中心軸の周りの周方向において前記取付部から反時計回りに90°以上180°未満の位置にあるように設けられる、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の釣竿。
  10. 前記第1繊維強化樹脂層の他端は、前記周方向において前記取付部から時計回りに90°以上180°未満の位置にあるように設けられる、
    請求項9に記載の釣竿。
  11. 前記第1繊維強化樹脂層は、前記竿体の周囲に1プライ以上巻回されている、
    請求項9または請求項10に記載の釣竿。
  12. 前記取付部品が釣糸ガイドである、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の釣竿。
  13. 前記取付部品がリールシートである、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の釣竿。
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