JP2021065190A - 釣竿及び釣糸ガイド - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明に係る釣竿の一実施形態を示す図である。本実施形態の釣竿1は、元竿3、中竿5及び穂先竿7(各竿を竿杆とも称する)を備えており、各竿杆は、並継ぎ式に継合されている(各竿杆の継合方式は、振出式、インロー継式等であっても良い)。また、本実施形態の釣竿1には、元竿3にリールシート9が設けられており、前記元竿3、中竿5及び穂先竿7には、リールシート9に装着されるリールRから繰り出される釣糸を案内する釣糸ガイドが適所に取着されている。図1では、元竿3に設けられる釣糸ガイドを10Aで示し、中竿5に設けられる釣糸ガイドを10Bで示し、穂先竿7に設けられる釣糸ガイドを10Cで示してある。また、穂先竿7の先端には、トップガイド10Dが取着されている。これらの釣糸ガイド10A〜10C及びリールシート9は、竿杆の表面(外周面)に固定される取付部品を構成する。
図2及び図3は、釣糸ガイド10Bの構成を示す図であり、図2は側面図、図3は正面図である。
本実施形態では、釣糸ガイドの固定部11の固定を2枚のシート部材で行なうように構成している。具体的には、最初に竿杆5に対して熱硬化性樹脂製のシート部材(第1のシート部材)20Aを巻回しておき、その上に釣糸ガイドの固定部11を載置する。そして、その上から熱硬化性樹脂製のシート部材(第2のシート部材)20Bを巻回し、これを緊締テープ(図示せず)によって固定し、その状態で加熱炉に入れて加熱処理を行なう。
なお、強化繊維については、一方向に引き揃えられたもの、平織状に編成されたものであっても良く、複数枚を積層した構造であっても良い。
なお、以下の表1で示す実施例1,2の釣糸ガイドと、従来例1の釣糸ガイドは、同じ繊維強化樹脂材料で形成されたものであり、従来例1は、釣竿の竿杆に固定部を載置して糸巻し、合成樹脂剤を塗布して固めたもの(従来の固定構造)である。また、実施例1,2は、いずれも同じ構成の釣竿の竿杆に、釣糸ガイドと同じ材料の合成樹脂を含浸したプリプレグシートで固定部を覆うように固定したものである。具体的には、強化繊維を斜向方向に引き揃えた1枚のシート部材を固定部で2重になるように1.5巻回しており(図9参照)、従来例1の固定構造と同様、固定部を竿杆に載置して、その上面側を覆うように固定したものである。
表2に示される従来例2の釣糸ガイドは、高さHが比較的低く形成されたチタンフレームで構成されたものであり、従来例3の釣糸ガイドは、高さHが比較的高く形成されたチタンフレームで構成されたものである。一般的に市販されている金属製の釣糸ガイドは、固定強度を十分確保するように、いずれも固定部の軸方向長さLを長く形成しており、十分な固定強度を確保するためには、高さHが高くなると、ある程度の固定部の軸方向長さが必要とされる。
図5のグラフに示されるように、本発明の固定構造では、釣糸ガイドの高さHが高くなっても、固定部の軸方向長さLを短くする(L/Hの比率を抑える)ことができ、釣竿に装着、固定される全ての釣糸ガイドの固定強度を維持しつつ、釣竿の撓みをスムーズにすることができる。
図2に示すように、固定部11の先端側には、先端側に移行するに従って次第に薄肉厚化されるテーパ11aを形成しておくことが好ましい。このようなテーパ11aを形成することで、固定部による竿杆の剛性低下を抑制することができると共に、前記シート部材20A,20Bを固定部11の上下面に巻回することで、固定部に加わる力をシート部材で効果的に受けることができ、釣糸ガイドの破損を防止することができる。
この実施形態では、繊維強化樹脂製の釣糸ガイドのマトリックス樹脂と同一のマトリックス樹脂を含浸した1枚のプリプレグシート20で、釣糸ガイド1の固定部11の上下面を覆うように構成している。
3 竿杆(元竿)
5 竿杆(中竿)
7 竿杆(穂先竿)
9 リールシート(取付部品)
10A〜10C 釣糸ガイド(取付部品)
11 固定部
20,20A,20B シート部材(プリプレグシート)
Claims (9)
- 成形された竿杆に繊維強化樹脂製の取付部品を載置し、前記取付部品の固定部に対して熱硬化性樹脂製のシート部材を巻回し、これを加熱することで前記取付部品を竿杆に固定した釣竿であって、
前記シート部材は、前記固定部の少なくとも上面を覆うように前記竿杆に巻回されており、
前記取付部品及びシート部材のマトリックス樹脂は、同一種類であることを特徴とする釣竿。 - 前記シート部材は、前記固定部を載置する第1のシート部材と、前記固定部の上面を覆う第2のシート部材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
- 前記固定部は、前記竿杆の表面に1つのシート部材が巻回された状態で固定され、前記1つのシート部材は、前記固定部の上面及び下面を覆うように巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
- 前記シート部材は、前記竿杆の軸長方向に対して斜向方向に強化繊維を引き揃えた強化繊維を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の釣竿。
- 前記取付部品は、釣糸を挿通するガイドリングを保持するリング保持部と、前記竿杆に固定される固定部から立ち上がって前記リング保持部に連結される支脚部と、を具備した釣糸ガイドであり、
前記固定部の支脚部の立ち上げ位置から先端位置までの長さをL、前記固定部の裏面からリング保持部の上端までの高さをHとした場合、
前記竿杆に固定される複数の釣糸ガイドには、(L/H)が30%以下となる釣糸ガイドが含まれていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の釣竿。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の釣竿に固定される繊維強化樹脂製の釣糸ガイドであって、
釣糸を挿通するガイドリングを保持するリング保持部と、前記竿杆に固定される固定部から立ち上がって前記リング保持部に連結される支脚部と、を具備しており、
前記固定部の支脚部の立ち上げ位置から先端位置までの長さをL、前記固定部の裏面からリング保持部の上端までの高さをHとした場合、
L≦0.24H+2.12の条件を満足したことを特徴とする釣糸ガイド。 - 前記固定部には、軸方向先端が次第に薄肉厚化されるテーパが形成されており、
前記テーパの軸方向の長さL1は、前記固定部の長さLの25〜75%であることを特徴とする請求項6に記載の釣糸ガイド。 - 前記固定部には、先端位置から、固定部の長さLの25%の位置と40%の位置との間の範囲内に、軸方向に対してアンカー効果を高める表面処理が施されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の釣糸ガイド。
- 前記固定部の上面の幅方向両側には、面取りが形成されており、
前記面取りは、前記支脚部の立ち上げ位置から先端位置に向けて、少なくとも1.8mmよりも先側に形成されていることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の釣糸ガイド。
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