JP6859589B2 - エレクトロクロミック化合物を含むエレクトロクロミック素子およびその製造方法 - Google Patents

エレクトロクロミック化合物を含むエレクトロクロミック素子およびその製造方法 Download PDF

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Description

本出願は、2017年7月10日付で韓国特許庁に出願された韓国特許出願第10−2017−0087179号の出願日の利益を主張し、その内容のすべては本明細書に組み込まれる。
本出願は、エレクトロクロミック化合物を含むエレクトロクロミック素子に関する。
エレクトロクロミズム(Electrochromism)技術は、電気化学的な反応で物質の色を変化させる技術で、エレクトロクロミズム(Electrochromism)は、加えられた電圧の変化によって発生する電気化学的酸化/還元反応によって、電極構造内で陽イオンの挿入または脱着とともに、電子密度が変化しながら物質の色が可逆的に変化する特性をいう。
エレクトロクロミック素子(electrochromic device)は、電気化学反応によって、色の変化をもたらす素子である。エレクトロクロミック素子は、外部の電気刺激によって電位差が発生すると、電解質に含まれているイオンや電子がエレクトロクロミック層の内部に移動して酸化・還元反応が起こる。エレクトロクロミック層の酸化還元反応によって、エレクトロクロミック素子の色が変化する。還元変色物質は、還元反応(cathodic reaction)が起こる時に着色され、酸化反応(anodic reaction)が起こる時に脱色される物質を意味する。酸化変色物質は、酸化反応時に着色され、還元反応時に脱色される物質を意味する。
エレクトロクロミック素子は、高い対照比を示し、駆動電圧によって透過度調節の容易性、低い駆動電圧、双安定(bistability)、広い視野角によって、光シャッタ、ディスプレイ、スマートウィンドウ、または自動車用変色ミラー(electrochromic mirror)応用分野で非常に活発に研究されている。
本出願は、安定性に優れたエレクトロクロミック化合物を含むエレクトロクロミック素子を提供することを目的とする。
[技術的解決方法]
本出願の一実施態様は、基材と、前記基材上に形成された第1電極と、前記第1電極に対向して備えられた第2電極と、前記第1電極と第2電極との間に形成された電解質層と、前記電解質層と前記第2電極との間に形成されたエレクトロクロミック層とを含み、前記エレクトロクロミック層のうちの1層以上は、下記化学式1によるエレクトロクロミック化合物を含むものであるエレクトロクロミック素子を提供する。
[化学式1]
Figure 0006859589
前記化学式1において、
RaおよびRbは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、電子受容体として作用する基であり、
Y1〜Y5は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CRR'、NR、O、SiRR'、PR、S、GeRR'、Se、またはTeであり、
Y6およびY7は、互いに異なり、それぞれ独立に、直接結合、NR、O、SiRR'、PR、S、GeRR'、Se、またはTeであり、
aは、0または1であり、
aが0の場合、Y6は、直接結合であり、Y7は、CRR'、NR、O、SiRR'、PR、S、GeRR'、Se、またはTeであり、
aが1の場合、Y7は、直接結合であり、Y6は、CRR'、NR、O、SiRR'、PR、S、GeRR'、Se、またはTeであり、
nおよびmは、それぞれ0〜5の整数であり、
nおよびmが2以上の場合、括弧内の構造は、互いに同一または異なり、
Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CRR'R''、NRR'、OR、SiRR'R''、PRR'、SR、GeRR'R''、SeR、またはTeRであり、
R1、R2、R、R'およびR''は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;イミド基;アミド基;ヒドロキシ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアルキルアミン基;置換もしくは非置換のアラルキルアミン基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のヘテロアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロアリール基である。
また、本出願の一実施態様は、基材を用意するステップと、前記基材上に第1電極を形成するステップと、前記第1電極に対向して第2電極を形成するステップと、前記第1電極と第2電極との間に電解質層を形成するステップと、前記電解質層と前記第2電極との間にエレクトロクロミック層を形成するステップとを含み、前記エレクトロクロミック層のうちの1層以上は、前記化学式1によるエレクトロクロミック化合物を含むものであるエレクトロクロミック素子の製造方法を提供する。
本出願の一実施態様に係るエレクトロクロミック化合物は、アルキルチェーンに硫黄(S)などを導入可能で、分子内のカルコゲン−カルコゲン相互作用(chalcogen−chalcogen interaction)により電子の移動を向上させることで、電気変色応答速度および電気変色変換効率(coloration efficiency)を向上させることができる。
本出願の一実施態様に係るエレクトロクロミック化合物は、酸化安定性に優れて、エレクトロクロミック素子への適用時、寿命に優れる。
本出願の一実施態様に係るエレクトロクロミック素子の側面図である。 化合物A−2のMSスペクトルを示す図である。 化合物1のMSスペクトルを示す図である。 化合物B−2のMSスペクトルを示す図である。 化合物B−3のMSスペクトルを示す図である。 化合物2のMSスペクトルを示す図である。 化合物3のUVスペクトルを示す図である。 化合物3のCV測定結果を示す図である。 化合物3のMSスペクトルを示す図である。 化合物3のエレクトロクロミック素子における実験結果を示す図である。
以下、本出願についてより詳細に説明する。
本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように、本発明の実施例について添付した図面を参照して詳細に説明する。しかし、本発明は種々の異なる形態で実現可能であり、ここで説明する実施例に限定されない。
本出願の一実施態様は、基材と、前記基材上に形成された第1電極と、前記第1電極に対向して備えられた第2電極と、前記第1電極と第2電極との間に形成された電解質層と、前記電解質層と前記第2電極との間に形成されたエレクトロクロミック層とを含み、前記エレクトロクロミック層のうちの1層以上は、前記化学式1によるエレクトロクロミック化合物を含むものであるエレクトロクロミック素子を提供する。
本出願において、ある部分がある構成要素を「含む」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに包含できることを意味する。
本出願において、ある部材が他の部材の「上に」位置しているとする時、これは、ある部材が他の部材に接している場合のみならず、2つの部材の間にさらに他の部材が存在する場合も含む。
本出願において、「置換もしくは非置換の」という用語は、重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;イミド基;アミド基;カルボニル基;エステル基;ヒドロキシ基;アルキル基;シクロアルキル基;アルコキシ基;アリールオキシ基;アルキルチオキシ基;アリールチオキシ基;アルキルスルホキシ基;アリールスルホキシ基;アルケニル基;シリル基;シロキサン基;ホウ素基;アミン基;アリールホスフィン基;ホスフィンオキシド基;アリール基;およびヘテロアリール基からなる群より選択された1または2以上の置換基で置換されているか、前記例示された置換基のうちの2以上の置換基が連結された置換基で置換されるか、もしくはいずれの置換基も有しないことを意味する。例えば、「2以上の置換基が連結された置換基」は、ビフェニル基であってもよい。すなわち、ビフェニル基は、アリール基であってもよく、2個のフェニル基が連結された置換基と解釈されてもよい。
本出願において、
Figure 0006859589
は、他の置換基または結合部に結合する部位を意味する。
本出願において、ハロゲン基は、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素になってもよい。
本出願において、イミド基の炭素数は特に限定されないが、炭素数1〜30のものが好ましい。
本出願において、アミド基は、アミド基の窒素が水素、炭素数1〜30の直鎖、分枝鎖もしくは環鎖アルキル基、または炭素数6〜30のアリール基で置換されていてもよい。
本出願において、カルボニル基の炭素数は特に限定されないが、炭素数1〜30のものが好ましい。
本出願において、エステル基は、エステル基の炭素または酸素が炭素数1〜25の直鎖、分枝鎖もしくは環鎖アルキル基、または炭素数6〜30のアリール基で置換されていてもよい。
本出願において、前記アルキル基は、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、1〜30のものが好ましい。具体例としては、メチル、エチル、プロピル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ブチル、1−メチル−ブチル、1−エチル−ブチル、ペンチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、n−ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、4−メチル−2−ペンチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘプチル、n−ヘプチル、1−メチルヘキシル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、オクチル、n−オクチル、tert−オクチル、1−メチルヘプチル、2−エチルヘキシル、2−プロピルペンチル、n−ノニル、2,2−ジメチルヘプチル、1−エチル−プロピル、1,1−ジメチル−プロピル、イソヘキシル、2−メチルペンチル、4−メチルヘキシル、5−メチルヘキシルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本出願において、シクロアルキル基は特に限定されないが、炭素数3〜30のものが好ましく、具体的には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、3−メチルシクロペンチル、2,3−ジメチルシクロペンチル、シクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、2,3−ジメチルシクロヘキシル、3,4,5−トリメチルシクロヘキシル、4−tert−ブチルシクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本出願において、アルコキシ基は、直鎖、分枝鎖もしくは環鎖であってもよい。アルコキシ基の炭素数は特に限定されないが、炭素数1〜30のものが好ましい。具体的には、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロピルオキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、sec−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ、3,3−ジメチルブチルオキシ、2−エチルブチルオキシ、n−オクチルオキシ、n−ノニルオキシ、n−デシルオキシ、ベンジルオキシ、p−メチルベンジルオキシなどになってもよいが、これらに限定されるものではない。
本出願において、アミン基は、−NH;アルキルアミン基;N−アリールアルキルアミン基;アリールアミン基;N−アリールヘテロアリールアミン基;N−アルキルヘテロアリールアミン基およびヘテロアリールアミン基からなる群より選択されてもよいし、炭素数は特に限定されないが、1〜30のものが好ましい。アミン基の具体例としては、メチルアミン基、ジメチルアミン基、エチルアミン基、ジエチルアミン基、フェニルアミン基、ナフチルアミン基、ビフェニルアミン基、アントラセニルアミン基、9−メチル−アントラセニルアミン基、ジフェニルアミン基、N−フェニルナフチルアミン基、ジトリルアミン基、N−フェニルトリルアミン基、トリフェニルアミン基などがあるが、これらに限定されるものではない。
本出願において、アルキルアミン基、N−アリールアルキルアミン基、アルキルチオキシ基、アルキルスルホキシ基、N−アルキルヘテロアリールアミン基中のアルキル基は、前述したアルキル基の例示の通りである。
本出願において、前記アルケニル基は、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、2〜30のものが好ましい。具体例としては、ビニル、1−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、3−メチル−1−ブテニル、1,3−ブタジエニル、アリル、1−フェニルビニル−1−イル、2−フェニルビニル−1−イル、2,2−ジフェニルビニル−1−イル、2−フェニル−2−(ナフチル−1−イル)ビニル−1−イル、2,2−ビス(ジフェニル−1−イル)ビニル−1−イル、スチルベニル基、スチレニル基などがあるが、これらに限定されるものではない。
本出願において、シリル基は、具体的には、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、ビニルジメチルシリル基、プロピルジメチルシリル基、トリフェニルシリル基、ジフェニルシリル基、フェニルシリル基などがあるが、これらに限定されるものではない。
本出願において、ホウ素基は、−BR100200であってもよいし、前記R100およびR200は、同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン;ニトリル基;置換もしくは非置換の炭素数3〜30の単環もしくは多環のシクロアルキル基;置換もしくは非置換の炭素数1〜30の直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基;置換もしくは非置換の炭素数6〜30の単環もしくは多環のアリール基;および置換もしくは非置換の炭素数2〜30の単環もしくは多環のヘテロアリール基からなる群より選択されてもよい。
本出願において、ホスフィンオキシド基は、具体的には、ジフェニルホスフィンオキシド基、ジナフチルホスフィンオキシドなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本出願において、アリール基は、単環式もしくは多環式であってもよい。
前記アリール基が単環式アリール基の場合、炭素数は特に限定されないが、炭素数6〜30のものが好ましい。具体的には、単環式アリール基としては、フェニル基、ビフェニル基、ターフェニル基などになってもよいが、これらに限定されるものではない。
前記アリール基が多環式アリール基の場合、炭素数は特に限定されないが、炭素数10〜30のものが好ましい。具体的には、多環式アリール基としては、ナフチル基、アントラセニル基、フェナントリル基、ピレニル基、ペリレニル基、クリセニル基、フルオレニル基などになってもよいが、これらに限定されるものではない。
本出願において、アリールオキシ基、アリールチオキシ基、アリールスルホキシ基、N−アリールアルキルアミン基、N−アリールヘテロアリールアミン基、およびアリールホスフィン基中のアリール基は、前述したアリール基の例示の通りである。
本出願において、アリールアミン基の例としては、置換もしくは非置換のモノアリールアミン基、置換もしくは非置換のジアリールアミン基、または置換もしくは非置換のトリアリールアミン基がある。前記アリールアミン基中のアリール基は、単環式アリール基であってもよいし、多環式アリール基であってもよい。前記アリール基が2以上を含むアリールアミン基は、単環式アリール基、多環式アリール基、または単環式アリール基と多環式アリール基を同時に含んでもよい。例えば、前記アリールアミン基中のアリール基は、前述したアリール基の例示の中から選択されてもよい。
本出願において、ヘテロ環基は、炭素でない原子、異種原子を1以上含むものであって、具体的には、前記異種原子は、O、N、Se、およびSなどからなる群より選択される原子を1以上含むことができる。炭素数は特に限定されないが、炭素数2〜30のものが好ましく、前記ヘテロ環基は、単環式もしくは多環式であってもよい。ヘテロ環基の例としては、チオフェン基、フラニル基、ピロール基、イミダゾリル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジル基、ビピリジル基、ピリミジル基、トリアジニル基、トリアゾリル基、アクリジル基、ピリダジニル基、ピラジニル基、キノリニル基、キナゾリニル基、キノキサリニル基、フタラジニル基、ピリドピリミジル基、ピリドピラジニル基、ピラジノピラジニル基、イソキノリニル基、インドリル基、カルバゾリル基、ベンズオキサゾリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾカルバゾリル基、ベンゾチオフェン基、ジベンゾチオフェン基、ベンゾフラニル基、フェナントロリニル基(phenanthroline)、チアゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、フェノチアジニル基、およびジベンゾフラニル基などがあるが、これらに限定されるものではない。
本出願において、ヘテロアリールアミン基の例としては、置換もしくは非置換のモノヘテロアリールアミン基、置換もしくは非置換のジヘテロアリールアミン基、または置換もしくは非置換のトリヘテロアリールアミン基がある。前記ヘテロアリール基が2以上を含むヘテロアリールアミン基は、単環式ヘテロアリール基、多環式ヘテロアリール基、または単環式ヘテロアリール基と多環式ヘテロアリール基を同時に含んでもよい。例えば、前記ヘテロアリールアミン基中のヘテロアリール基は、前述したヘテロアリール基の例示の中から選択されてもよい。
本出願において、N−アリールヘテロアリールアミン基およびN−アルキルヘテロアリールアミン基中のヘテロアリール基の例示は、前述したヘテロアリール基の例示の通りである。
本明細書において、N−アリールヘテロアリールアミン基およびN−アルキルヘテロアリールアミン基中のヘテロアリール基の例示は、前述したヘテロアリール基の例示の通りである。
本明細書の一実施態様において、nおよびmは、それぞれ0〜5の整数である。
本明細書の一実施態様において、nおよびmは、それぞれ0〜4の整数である。
本明細書の一実施態様において、nおよびmは、それぞれ0〜3の整数である。
本明細書の一実施態様において、nおよびmは、それぞれ0〜2の整数である。
本明細書の一実施態様において、nおよびmは、それぞれ0または1である。
本明細書の一実施態様において、nおよびmは、互いに同一であり、それぞれ0または1である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1で表される化合物は、ベンゼン環を中心に両側対称であってもよい。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1で表される化合物は、下記化学式2または3で表されてもよい。
[化学式2]
Figure 0006859589
[化学式3]
Figure 0006859589
前記化学式2または3において、
RaおよびRbは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、電子受容体として作用する基であり、
Y1〜Y7は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CRR'、NR、O、SiRR'、PR、S、GeRR'、Se、またはTeであり、
nおよびmは、それぞれ0〜5の整数であり、
nおよびmが2以上の場合、括弧内の構造は、互いに同一または異なり、
Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CRR'R''、NRR'、OR、SiRR'R''、PRR'、SR、GeRR'R''、SeR、またはTeRであり、
R1、R2、R、R'およびR''は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;イミド基;アミド基;ヒドロキシ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアルキルアミン基;置換もしくは非置換のアラルキルアミン基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のヘテロアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロ環基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式3で表される化合物は、下記化学式1−1または化学式1−2で表されてもよい。
[化学式1−1]
Figure 0006859589
[化学式1−2]
Figure 0006859589
前記化学式1−1または化学式1−2において、
RaおよびRbは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、電子受容体として作用する基であり、
Y1〜Y6は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CRR'、NR、O、SiRR'、PR、S、GeRR'、Se、またはTeであり、
Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CRR'R''、NRR'、OR、SiRR'R''、PRR'、SR、GeRR'R''、SeR、またはTeRであり、
R1、R2、R、R'およびR''は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;イミド基;アミド基;ヒドロキシ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアルキルアミン基;置換もしくは非置換のアラルキルアミン基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のヘテロアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロ環基である。
本明細書の一実施態様において、前記RaおよびRbは、下記の構造のうちのいずれか1つであってもよい。
Figure 0006859589
前記構造において、
cは、1〜4の整数であり、
cが2以上の場合、2以上の括弧内の構造は、互いに同一または異なり、
R10〜R13は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;イミド基;アミド基;ヒドロキシ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアルキルアミン基;置換もしくは非置換のアラルキルアミン基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のヘテロアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロ環基である。
本明細書の一実施態様において、R1およびR2は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;ハロゲン基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロ環基である。
本明細書の一実施態様において、R1およびR2は、水素である。
本明細書の一実施態様において、R10〜R13は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;ハロゲン基;ニトリル基;アミド基;ヒドロキシ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロ環基である。
本明細書の一実施態様において、R10〜R13は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;ハロゲン基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロ環基である。
本明細書の一実施態様において、R10〜R13は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;または置換もしくは非置換のアルキル基である。
本明細書の一実施態様において、R10は、置換もしくは非置換のアルキル基である。
本明細書の一実施態様において、R10は、炭素数1〜30の置換もしくは非置換のアルキル基である。
本明細書の一実施態様において、R10は、炭素数1〜20の置換もしくは非置換のアルキル基である。
本明細書の一実施態様において、R10は、炭素数1〜10の置換もしくは非置換のアルキル基である。
本明細書の一実施態様において、R10は、炭素数1〜10のアルキル基である。
本明細書の一実施態様において、R11〜R13は、水素である。
本明細書の一実施態様において、RaおよびRbは、それぞれ
Figure 0006859589
であり、R13およびcは、前述した通りである。
本明細書の一実施態様において、RaおよびRbは、それぞれ
Figure 0006859589
であり、R13は、水素である。
本明細書の一実施態様において、RaおよびRbは、それぞれ
Figure 0006859589
であり、R10は、前述した通りである。
本明細書の一実施態様において、RaおよびRbは、それぞれ
Figure 0006859589
であり、R10は、炭素数1〜10のアルキル基である。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1は、下記化学式1−11〜1−19のうちのいずれか1つで表されてもよい。
[化学式1−11]
Figure 0006859589
[化学式1−12]
Figure 0006859589
[化学式1−13]
Figure 0006859589
[化学式1−14]
Figure 0006859589
[化学式1−15]
Figure 0006859589
[化学式1−16]
Figure 0006859589
[化学式1−17]
Figure 0006859589
[化学式1−18]
Figure 0006859589
[化学式1−19]
Figure 0006859589
前記化学式1−11〜1−19において、
Y1〜Y7は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CRR'、NR、O、SiRR'、PR、S、GeRR'、Se、またはTeであり、
Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CRR'R''、NRR'、OR、SiRR'R''、PRR'、SR、GeRR'R''、SeR、またはTeRであり、
R、R'およびR''は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;イミド基;アミド基;ヒドロキシ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアルキルアミン基;置換もしくは非置換のアラルキルアミン基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のヘテロアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロ環基である。
本明細書の一実施態様において、前記Y1〜Y7は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CRR'、NR、O、またはSであり、RおよびR'は、前述した通りである。
本明細書の一実施態様において、前記Y1〜Y7は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、NRまたはSであり、Rは、前述した通りである。
本明細書の一実施態様において、前記Y1〜Y7は、Sである。
本明細書の一実施態様において、Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、CRR'R''、NRR'、OR、またはSRであり、R、R'およびR''は、前述した通りである。
本明細書の一実施態様において、Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、OまたはSRであり、Rは、前述した通りである。
本明細書の一実施態様において、Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、SRであり、Rは、前述した通りである。
本明細書の一実施態様において、Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、SRであり、Rは、置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロ環基である。
本明細書の一実施態様において、Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、SRであり、Rは、置換もしくは非置換のヘテロ環基で置換されたアルキル基;置換もしくは非置換のアリール基で置換されたアルキル基;または直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基である。
本明細書の一実施態様において、Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、SRであり、Rは、アルキル基で置換されたヘテロ環基で置換されたアルキル基;アルキル基で置換されたアリール基で置換されたアルキル基;または炭素数1〜30のアルキル基である。
本明細書の一実施態様において、Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、SRであり、Rは、アルキル基で置換されたヘテロ環基で置換されたアルキル基;アルキル基で置換されたアリール基で置換されたアルキル基;または炭素数1〜20のアルキル基である。
本明細書の一実施態様において、Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、SRであり、Rは、炭素数1〜15のアルキル基で置換されたヘテロ環基で置換されたアルキル基;炭素数1〜15のアルキル基で置換されたアリール基で置換されたアルキル基;または炭素数1〜15のアルキル基である。
前記Z1〜Z4に、特にS−Rの構造が導入された場合、Sの間の強い相互作用(interaction)により分子間の集合性(aggregation)を誘発することができ、これによって分子間の電荷キャリア(charge carrier)の移動が速くなるという利点がある。
本明細書の一実施態様において、前記化学式1は、下記の化合物のうちのいずれか1つで表されてもよい。
Figure 0006859589
Figure 0006859589
本出願の一実施態様において、第1電極および第2電極は、当技術分野で公知のものであれば特に限定されない。一実施態様において、第1電極および第2電極は、それぞれ独立に、ITO(indium doped tin oxide)、ATO(antimony doped tin oxide)、FTO(fluorine doped tin oxide)、IZO(Indium doped zinc oxide)、ZnO、白金などを含むことができ、ただし、これらに限定されるものではない。
本出願の一実施態様において、第1電極および第2電極は、それぞれ透明電極であってもよい。具体的には、透過率が80%以上のITOを用いることができる。
本出願の一実施態様において、第1電極および第2電極の厚さは、それぞれ独立に、10〜500nmである。
前記第1電極または第2電極は、エレクトロクロミック素子において通常使用するアノード活物質がコーティングされている基材を意味することができる。また、前記基材の一実施形態は、集電体であってもよいし、電圧の領域によって、銅、ニッケル、またはSUS集電体を使用することができ、具体的には、銅集電体を使用することができる。
前記アノードは、エレクトロクロミック素子に使用される通常のアノード活物質がコーティングされているものを意味することができ、その種類として、リチウム、リチウムと合金化可能な金属物質、遷移金属酸化物、リチウムをドープおよび脱ドープ可能な物質、またはリチウムイオンを可逆的に挿入および脱離可能な物質などを使用することができる。
より具体的には、本出願の一実施態様によれば、前記第1電極および第2電極は、それぞれ独立に、リチウム(Li)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、スズ(Sn)、鉛(Pb)、銅(Cu)、インジウム(In)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、およびジルコニウム(Zr)からなる群より選択された1種以上の金属、またはこれらの合金を含む。
また、前記遷移金属酸化物としては、具体例としては、バナジウム酸化物、リチウムバナジウム酸化物などがあり、リチウムをドープおよび脱ドープ可能な物質の例としては、Si、SiOx(0<x<2)、Si−Y合金(前記Yは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、13族元素、14族元素、遷移金属、希土類元素、またはこれらの組み合わせ元素であり、Siではない)、Sn、SnO、Sn−Y(前記Yは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、13族元素、14族元素、遷移金属、希土類元素、またはこれらの組み合わせ元素であり、Snではない)などが挙げられ、また、これらのうちの少なくとも1つとSiOとを混合して使用することもできる。
前記元素Yの具体例としては、特に限定があるわけではないが、Mg、Ca、Sr、Ba、Ra、Sc、Y、Ti、Zr、Hf、Rf、V、Nb、Ta、Db、Cr、Mo、W、Sg、Tc、Re、Bh、Fe、Pb、Ru、Os、Hs、Rh、Ir、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、B、Al、Ga、Sn、In、Ti、Ge、P、As、Sb、Bi、S、Se、Te、Po、またはこれらの組み合わせである。
前記リチウムイオンを可逆的に挿入および脱離可能な物質としては、炭素物質であって、エレクトロクロミック素子において一般的に使用される炭素系アノード活物質はいずれも使用可能であり、その代表例としては、結晶質炭素、非晶質炭素、またはこれらを共に使用可能である。前記結晶質炭素の例としては、無定形、板状、フレーク(flake)状、球状または繊維状の天然黒鉛または人造黒鉛のような黒鉛が挙げられ、前記非晶質炭素の例としては、ソフトカーボン(soft carbon:低温焼成炭素)またはハードカーボン(hard carbon)、メソフェーズピッチ炭化物、焼成されたコークスなどが挙げられる。
本出願の一実施態様において、前記エレクトロクロミック層を形成する方法は、スピンコーティングのような溶液工程であるエレクトロクロミック素子の製造方法を提供する。
本出願の一実施態様において、前記エレクトロクロミック層を形成する方法は、当技術分野で知られた方法を使用することができ、特に限定されない。例えば、電気めっき法、スパッタリング(sputtering)、電子ビーム蒸着法(e−beam evaporation)、化学気相蒸着法(chemical vapor deposition)、またはゾル−ゲルコーティング法などを利用することができる。
本出願の一実施態様において、電解質層の製造は、当技術分野で知られた材料および方法を利用することができる。具体的には、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)単量体、1M以上のLiClO、ポリカーボネート(PC)などを用いることができ、ただし、これらに限定されるものではない。
本出願の一実施態様において、前記電解質層には固体電解質または液体電解質が使用され、イオンと電子を移動させる役割を果たせば特に限定されない。
本出願の一実施態様において、電解質層は、リチウム塩、可塑剤(Plasticizer)、オリゴマー(Oligomer)、モノマー(Monomer)、添加剤(Additive)、ラジカル開始剤(Radical initiator)などを含むことができる。本発明で使用されるオリゴマー(Oligomer)は、可塑剤(Plasticizer)と相溶性がなければならない。
エレクトロクロミック層の厚さの変化により脱色および着色の程度を調節することができ、透過度が必要な場合は薄く、透過度よりは不透明性が必要な場合は厚く調節することができる。
本出願の一実施態様において、前記エレクトロクロミック層の厚さは、10nm以上1.5μm以下、好ましくは20nm以上1μm以下であってもよい。
本出願の一実施態様は、基材を用意するステップと、前記基材上に第1電極を形成するステップと、前記第1電極に対向して第2電極を形成するステップと、前記第1電極と第2電極との間に電解質層を形成するステップと、前記電解質層と前記第2電極との間にエレクトロクロミック層を形成するステップとを含み、前記エレクトロクロミック層のうちの1層以上は、前記化学式1によるエレクトロクロミック化合物を含むものであるエレクトロクロミック素子の製造方法を提供する。
前記エレクトロクロミック素子の製造方法において使用されるエレクトロクロミック化合物に関する説明は、前記エレクトロクロミック素子におけるエレクトロクロミック化合物の説明と同じである。
本出願において、前記エレクトロクロミック化合物の製造方法およびこれを含むエレクトロクロミック素子の製造は、以下の製造例および実施例で具体的に説明する。しかし、下記の実施例は本明細書を例示するためのものであり、本明細書の範囲がこれらによって限定されるわけではない。
製造例1.化合物1の製造
(1)化合物A−2の製造
Figure 0006859589
1.55mLのN,N−ジメチルホルムアミド(N,N−dimethylformamide、DMF)(20mmol)に1.49mLのオキシ塩化リン(phosphorus oxychloride、POCl)(16mmol)を添加し、0℃で60分間撹拌して混合溶液を用意した。用意された混合溶液に、化合物A−1(1.53mmol)を20mLのジクロロエタン(dichloroethane、DCE)に溶かした溶液を添加し、100℃で48時間撹拌した。撹拌後、1Mの水酸化ナトリウム(NaOH)を添加し、中和のために1時間撹拌した。その後、ジクロロメタン(dichloromethane)で抽出し、抽出物を無水硫酸マグネシウム(anhydrous MgSO)で乾燥させ、蒸発させた。減圧下で溶媒を除去した後、残留物をヘキサン(hexane)とクロロホルム(chloroform)を溶離液(eluent)として用いるフラッシュクロマトグラフィー(flash chromatography)(hexane:chloroform=4:1)により精製して、1.066gの化合物A−2を得た。(収率:67.3%)
図2は、化合物A−2のMSスペクトルを示す図である。
(2)化合物1の製造
Figure 0006859589
窒素(N)雰囲気下、40mLのクロロホルム(CHCl)に化合物A−2(0.725g、0.7mmol)、化合物C−1(0.68g、3.5mmol)が混合された溶液に、2mLのピリジン(pyridine)を添加した。この混合溶液を窒素雰囲気下で24時間還流(reflux)させた後、ジクロロメタン(dichloromethane、CHCl)で抽出し、水で洗浄した。溶媒除去後に、メチルクロライド(methyl chloride、MC)/メタノールを通して再結晶化し、生成物をヘキサン(hexane)、アセトン(acetone)、酢酸エチル(ethyl acetate)、クロロホルム(CHCl)を溶離液として用いるシリカゲルカラム(silica gel column)を用いたクロマトグラフィー(chromatography)により精製した。生成された固体はクロロホルムを通して再結晶化された。その後、メタノールで洗浄し、真空条件で乾燥して、905mgの化合物1を得た。(収率:93%)
図3は、化合物1のMSスペクトルを示す図である。
製造例2.化合物2の製造
(1)化合物B−2の製造
Figure 0006859589
化合物B−1(2.5g、9.4mmol)が溶解している100mLのテトラヒドロフラン(THF)に、NaOC(CH(sodium−t−butoxide)4.13g(43mmol)を添加した後、1時間、計2.58mLの二硫化炭素(CS)(43mmol)を添加した。その後、2−エチルヘキシルブロミド(2−ethylhexyl bromide)8.89mL(50mmol)を添加し、24時間撹拌した。反応後、水酸化アンモニウム(NHOH)を添加して反応を終結させ、ジクロロメタン(dichloromethane、DCM)で抽出した後、水で3回洗浄した。生成物をヘキサン(hexane)を溶離液(eluent)として用いるシリカゲルカラム(silica gel column)を用いたクロマトグラフィー(chromatography)により精製して、3.63gの赤色オイル形態の化合物B−2を得た。(収率:45%)
図4は、化合物B−2のMSスペクトルを示す図である。
(2)化合物B−3の製造
Figure 0006859589
N,N−ジメチルホルムアミド(N,N−dimethylformamide、DMF)(55mmol)に4mLのオキシ塩化リン(phosphorus oxychloride、POCl)(43mmol)を添加し、0℃で60分間撹拌して混合溶液を用意した。用意された混合溶液に、化合物B−2(4.19mmol)を40mLのジクロロエタン(dichloroethane、DCE)に溶かした溶液を添加して、100℃で48時間撹拌した。撹拌後、1Mの水酸化ナトリウム(NaOH)を添加し、中和のために1時間撹拌した。その後、ジクロロメタン(dichloromethane)で抽出し、抽出物を無水硫酸マグネシウム(anhydrous MgSO)で乾燥させ、蒸発させた。減圧下で溶媒を除去した後、残留物をヘキサン(hexane)とクロロホルム(chloroform)を溶離液(eluent)として用いるフラッシュクロマトグラフィー(flash chromatography)(hexane:chloroform=4:1)により精製して、2.47gの化合物B−3を得た。(収率:64%)
図5は、化合物B−3のMSスペクトルを示す図である。
(3)化合物2の製造
Figure 0006859589
窒素(N)雰囲気下、30mLのクロロホルム(CHCl)に化合物B−3(0.44g、0.48mmol)、化合物C−1(0.93g、4.8mmol)が混合された溶液に、2mLのピリジン(pyridine)を添加した。この混合溶液を窒素雰囲気下で24時間還流(reflux)させた後、ジクロロメタン(dichloromethane、CHCl)で抽出し、水で洗浄した。溶媒除去後に、メチルクロライド(methyl chloride、MC)/メタノールを通して再結晶化し、生成物をヘキサン(hexane)、酢酸エチル(ethyl acetate)、クロロホルム(CHCl)を溶離液として用いるシリカゲルカラム(silica gel column)を用いたクロマトグラフィー(chromatography)により精製した。生成された固体はクロロホルムを通して再結晶化された。その後、メタノールで洗浄し、真空条件で乾燥して、550mgの化合物2を得た。(収率:90%)
図6は、化合物2のMSスペクトルを示す図である。
製造例3.化合物3の製造
Figure 0006859589
窒素(N)雰囲気下、15mLのクロロホルム(CHCl)に化合物B−3(0.83g、0.9mmol)、化合物C−2(1.45g、9mmol)が混合された溶液に、3滴のピペリジン(piperidine)を添加した。この混合溶液を窒素雰囲気下で24時間還流(reflux)させた後、ジクロロメタン(dichloromethane、CHCl)で抽出し、水で洗浄した。溶媒除去後に、メチルクロライド(methyl chloride、MC)/メタノールを通して再結晶化し、生成物をヘキサン(hexane)、酢酸エチル(ethyl acetate)、クロロホルム(CHCl)を溶離液として用いるシリカゲルカラム(silica gel column)を用いたクロマトグラフィー(chromatography)により精製した。生成された固体はクロロホルムを通して再結晶化された。その後、メタノールで洗浄し、真空条件で乾燥して、918mgの化合物3を得た。(収率:84.3%)(MALDI−TOF MS:1208.3g/mol)
図7は、化合物3のUVスペクトルを示す図である。
図7にて、(a)は化合物3の溶液状態でのUVデータであり、(b)はフィルム状態での化合物3を、(c)はフィルム状態で110℃で10分熱処理した後の化合物3を測定したUVデータである。
この時、溶液状態は、化合物3をクロロベンゼン溶液に溶かした状態であり、フィルムは、溶液状態の化合物3をスピンコーティング方法により形成した。
図7では、フィルムを熱処理した後(c)の振動ピーク(vibronic peak)が、フィルムを熱処理する前の振動ピークより増加したことを確認することができる。これにより、熱処理後に結晶性に優れていることを確認することができる。
図8は、化合物3のCV測定結果を示す図である。
図9は、化合物3のMSスペクトルを示す図である。
製造例4.化合物4の製造
(1)化合物B−4の製造
Figure 0006859589
化合物B−1(1.25g、4.7mmol)が100mLのテトラヒドロフラン(THF)に溶解している溶液に、NaOC(CH(sodium−t−butoxide)2.1g(21.85mmol)を添加して1時間反応後、1.31mLの二硫化炭素(CS)(21.85mmol)を添加した。その後、1時間反応後、化合物C−3(6.53g、25mmol)を添加し、24時間撹拌した。反応後、水酸化アンモニウム(NHOH)を添加して反応を終結させ、ジクロロメタン(dichloromethane、DCM)で抽出した後、水で3回洗浄した。生成物をヘキサン(hexane)を溶離液(eluent)として用いるシリカゲルカラム(silica gel column)を用いたクロマトグラフィー(chromatography)により精製して、2.15gの赤色粘性のオイル形態の化合物B−4を得た。(収率:40%)(LCQ MS:1140.1g/mol)
(2)化合物B−5の製造
Figure 0006859589
N,N−ジメチルホルムアミド(N,N−dimethylformamide、DMF)(55mmol)に4mLのオキシ塩化リン(phosphorus oxychloride、POCl)(43mmol)を添加し、0℃で60分間撹拌して混合溶液を用意した。用意された混合溶液に、化合物B−4(4.77g、4.19mmol)を40mLのジクロロエタン(dichloroethane、DCE)に溶かした溶液を添加して、100℃で48時間撹拌した。撹拌後、1Mの水酸化ナトリウム(NaOH)を添加し、中和のために1時間撹拌した。その後、ジクロロメタン(dichloromethane)で抽出し、抽出物を無水硫酸マグネシウム(anhydrous MgSO)で乾燥させ、蒸発させた。減圧下で溶媒を除去した後、残留物をヘキサン(hexane)とクロロホルム(chloroform)を溶離液(eluent)として用いるフラッシュクロマトグラフィー(flash chromatography)(hexane:chloroform=4:1)により精製して、4.1gの化合物B−5を得た。(収率:82%)(MALDI−TOF MS:1196.2g/mol)
(3)化合物4の製造
Figure 0006859589
窒素(N)雰囲気下、30mLのクロロホルム(CHCl)に化合物B−5(1g、0.84mmol)、化合物C−1(1.55g、8mmol)が混合された溶液に、2mLのピリジン(pyridine)を添加した。この混合溶液を窒素雰囲気下で24時間還流(reflux)させた後、ジクロロメタン(dichloromethane、CHCl)で抽出し、水で洗浄した。溶媒除去後に、メチルクロライド(methyl chloride、MC)/メタノールを通して再結晶化し、生成物をヘキサン(hexane)、酢酸エチル(ethyl acetate)、クロロホルム(CHCl)を溶離液として用いるシリカゲルカラム(silica gel column)を用いたクロマトグラフィー(chromatography)により精製した。生成された固体はクロロホルムを通して再結晶化された。その後、メタノールで洗浄し、真空条件で乾燥して、950mgの化合物4を得た。(収率:73%)(MALDI−TOF MS:1548.2g/mol)
製造例5.化合物5の製造
Figure 0006859589
窒素(N)雰囲気下、30mLのクロロホルム(CHCl)に化合物B−5(1g、0.84mmol)、化合物C−4(1.96g、8mmol)が混合された溶液に、3滴のピペリジン(piperidine)を添加した。この混合溶液を窒素雰囲気下で24時間還流(reflux)させた後、ジクロロメタン(dichloromethane、CHCl)で抽出し、水で洗浄した。溶媒除去後に、メチルクロライド(methyl chloride、MC)/メタノールを通して再結晶化し、生成物をヘキサン(hexane)、酢酸エチル(ethyl acetate)、クロロホルム(CHCl)を溶離液として用いるシリカゲルカラム(silica gel column)を用いたクロマトグラフィー(chromatography)により精製した。生成された固体はクロロホルムを通して再結晶化された。その後、メタノールで洗浄し、真空条件で乾燥して、1.04gの化合物5を得た。(収率:75%)(MALDI−TOF MS:1650.6g/mol)
製造例6.化合物6の製造
(1)化合物B−6の製造
Figure 0006859589
化合物B−1(1.25g、4.7mmol)が100mLのテトラヒドロフラン(THF)に溶解している溶液に、NaOC(CH(sodium−t−butoxide)2.1g(21.85mmol)を添加した後、1時間反応させた。反応後、1.31mLの二硫化炭素(CS)(21.85mmol)を添加して1時間反応させた。その後、化合物C−5(6.38g、25mmol)を添加し、24時間撹拌した。反応後、水酸化アンモニウム(NHOH)を添加して反応を終結させ、ジクロロメタン(dichloromethane、DCM)で抽出した後、水で3回洗浄した。生成物をヘキサン(hexane)を溶離液(eluent)として用いるシリカゲルカラム(silica gel column)を用いたクロマトグラフィー(chromatography)により精製して、2.5gの赤色粘性のオイル形態の化合物B−6を得た。(収率:48%)(LCQ MS:1115.3g/mol)
(2)化合物B−7の製造
Figure 0006859589
N,N−ジメチルホルムアミド(N,N−dimethylformamide、DMF)(55mmol)に4mLのオキシ塩化リン(phosphorus oxychloride、POCl)(43mmol)を添加し、0℃で60分間撹拌して混合溶液を用意した。用意された混合溶液に、化合物B−6 4.67g(4.19mmol)を40mLのジクロロエタン(dichloroethane、DCE)に溶かした溶液を添加して、100℃で48時間撹拌した。撹拌後、1Mの水酸化ナトリウム(NaOH)を添加し、中和のために1時間撹拌した。その後、ジクロロメタン(dichloromethane)で抽出し、抽出物を無水硫酸マグネシウム(anhydrous MgSO)で乾燥させ、蒸発させた。減圧下で溶媒を除去した後、残留物をヘキサン(hexane)とクロロホルム(chloroform)を溶離液(eluent)として用いるフラッシュクロマトグラフィー(flash chromatography)(hexane:chloroform=4:1)により精製して、3.5gの化合物B−7を得た。(収率:71%)(MALDI−TOF MS:1171.2g/mol)
(3)化合物6の製造
Figure 0006859589
窒素(N)雰囲気下、30mLのクロロホルム(CHCl)に化合物B−7(1g、0.85mmol)、化合物C−2(1.29g、8mmol)が混合された溶液に、3滴のピペリジン(piperidine)を添加した。この混合溶液を窒素雰囲気下で24時間還流(reflux)させた後、ジクロロメタン(dichloromethane、CHCl)で抽出し、水で洗浄した。溶媒除去後に、メチルクロライド(methyl chloride、MC)/メタノールを通して再結晶化し、生成物をヘキサン(hexane)、酢酸エチル(ethyl acetate)、クロロホルム(CHCl)を溶離液として用いるシリカゲルカラム(silica gel column)を用いたクロマトグラフィー(chromatography)により精製した。生成された固体はクロロホルムを通して再結晶化された。その後、メタノールで洗浄し、真空条件で乾燥して、970mgの化合物6を得た。(収率:78%)(MALDI−TOF MS:1457.6g/mol)
製造例7.化合物7の製造
Figure 0006859589
窒素(N)雰囲気下、30mLのクロロホルム(CHCl)に化合物B−7(1g、0.85mmol)、化合物C−1(1.55g、8mmol)が混合された溶液に、2mLのピリジン(pyridine)を添加した。この混合溶液を窒素雰囲気下で24時間還流(reflux)させた後、ジクロロメタン(dichloromethane、CHCl)で抽出し、水で洗浄した。溶媒除去後に、メチルクロライド(methyl chloride、MC)/メタノールを通して再結晶化し、生成物をヘキサン(hexane)、酢酸エチル(ethyl acetate)、クロロホルム(CHCl)を溶離液として用いるシリカゲルカラム(silica gel column)を用いたクロマトグラフィー(chromatography)により精製した。生成された固体はクロロホルムを通して再結晶化された。その後、メタノールで洗浄し、真空条件で乾燥して、910mgの化合物7を得た。(収率:70%)(MALDI−TOF MS:1524.1g/mol)
実施例1.
前記製造例1による化合物1をクロロホルム(chloroform)溶媒に15wt%に溶かした後、作業電極のITO(Indium Tin Oxide)基板にスパッタ(sputter)を用いてコーティング後、乾燥した。電解質層としてLiClOをプロピレンカーボネートに溶かしたものを電解質として用い、対極と基準電極をそれぞれ白金と銀電極を用いてエレクトロクロミック素子を作製した。
実施例2〜7.
前記実施例1において、製造例1の化合物1の代わりに前記製造例2〜7の化合物2〜7を用いたことを除けば、実施例1と同様の方法でエレクトロクロミック素子を作製した。
比較例1.
前記実施例1において、製造例1の化合物1の代わりに下記の化合物Kを用いたことを除けば、実施例1と同様の方法でエレクトロクロミック素子を作製してみたものの、素子の作製が不可能であった。
Figure 0006859589
比較例1の前記化合物Kの場合、本願の化学式1のRaおよびRbに対応する置換基として電子受容体として作用する基を有さず、水素を有する化合物であり、前記化合物の場合、粘度のある液体形態を呈し、これによってエレクトロクロミック素子の作製が不可能で、適合しないことを確認することができた。
図8および図10は、実施例3による化合物3をエレクトロクロミック素子に用いた場合によるCV測定結果および色を示す図である。本出願の一実施態様に係る化合物を用いたエレクトロクロミック素子は、印加された電圧に応じて2つ以上の色が実現されることを確認することができた。
10:エレクトロクロミック素子
20:第1電極
30:電解質層
40:エレクトロクロミック層
50:第2電極

Claims (10)

  1. 基材と、
    前記基材上に形成された第1電極と、
    前記第1電極に対向して備えられた第2電極と、
    前記第1電極と第2電極との間に形成された電解質層と、
    前記電解質層と前記第2電極との間に形成されたエレクトロクロミック層とを含み、
    前記エレクトロクロミック層のうちの1層以上は、下記化学式1−1によるエレクトロクロミック化合物を含むものであるエレクトロクロミック素子:
    [化学式1−1]
    Figure 0006859589
    前記化学式1−1において、
    RaおよびRbは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、電子受容体として作用する基であり、
    Y1およびY6は、それぞれSであり、
    Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、SRであり、
    R1、R2およびRは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;イミド基;アミド基;ヒドロキシ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアルキルアミン基;置換もしくは非置換のアラルキルアミン基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のヘテロアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロアリール基である。
  2. 前記RaおよびRbは、互いに同一または異なり、それぞれ下記の構造のうちのいずれか1つである、請求項1に記載のエレクトロクロミック素子:
    Figure 0006859589
    前記構造において、
    cは、1〜4の整数であり、
    cが2以上の場合、2以上の括弧内の構造は、互いに同一または異なり、
    R10〜R13は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;イミド基;アミド基;ヒドロキシ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアルキルアミン基;置換もしくは非置換のアラルキルアミン基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のヘテロアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロアリール基である。
  3. 前記R1およびR2は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;ハロゲン基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロアリール基である、請求項1または2に記載のエレクトロクロミック素子。
  4. 前記R1およびR2は、水素である、請求項1からのいずれか一項に記載のエレクトロクロミック素子。
  5. 前記Rは、置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロアリール基である、請求項1からのいずれか一項に記載のエレクトロクロミック素子。
  6. 前記化学式1−1は、下記化学式1−12、1−15および1−18のうちのいずれか1つで表されるものである、請求項1に記載のエレクトロクロミック素子:
    [化学式1−12]
    Figure 0006859589
    [化学式1−15]
    Figure 0006859589
    [化学式1−18]
    Figure 0006859589
    前記化学式1−12、1−15および1−18において、
    Y1およびY6は、それぞれSであり、
    Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、SRであり、
    Rは、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;イミド基;アミド基;ヒドロキシ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアルキルアミン基;置換もしくは非置換のアラルキルアミン基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のヘテロアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロアリール基である。
  7. 前記化学式1−1は、下記の化合物のうちのいずれか1つで表されるものである、請求項1に記載のエレクトロクロミック素子:
    Figure 0006859589
    Figure 0006859589
  8. 前記エレクトロクロミック層の厚さは、20nm以上1μm以下である、請求項1からのいずれか一項に記載のエレクトロクロミック素子。
  9. 基材を用意するステップと、
    前記基材上に第1電極を形成するステップと、
    前記第1電極に対向して第2電極を形成するステップと、
    前記第1電極と第2電極との間に電解質層を形成するステップと、
    前記電解質層と前記第2電極との間にエレクトロクロミック層を形成するステップとを含み、
    前記エレクトロクロミック層のうちの1層以上は、下記化学式1−1によるエレクトロクロミック化合物を含むものであるエレクトロクロミック素子の製造方法:
    [化学式1−1]
    Figure 0006859589
    前記化学式1−1において、
    RaおよびRbは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、電子受容体として作用する基であり、
    Y1およびY6は、それぞれSであり、
    Z1〜Z4は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、SRであり、
    R1、R2およびRは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素;重水素;ハロゲン基;ニトリル基;ニトロ基;イミド基;アミド基;ヒドロキシ基;置換もしくは非置換のアルキル基;置換もしくは非置換のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のアルコキシ基;置換もしくは非置換のアリールオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルチオキシ基;置換もしくは非置換のアリールチオキシ基;置換もしくは非置換のアルキルスルホキシ基;置換もしくは非置換のアリールスルホキシ基;置換もしくは非置換のアルケニル基;置換もしくは非置換のシリル基;置換もしくは非置換のホウ素基;置換もしくは非置換のアルキルアミン基;置換もしくは非置換のアラルキルアミン基;置換もしくは非置換のアリールアミン基;置換もしくは非置換のヘテロアリールアミン基;置換もしくは非置換のアリール基;または置換もしくは非置換のヘテロアリール基である。
  10. 前記エレクトロクロミック層を形成する方法は、溶液工程である、請求項に記載のエレクトロクロミック素子の製造方法。
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