JP6858092B2 - シュープレスベルト基布及びシュープレスベルト - Google Patents
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Description
これに対し、本発明者は、様々に撚りを組み合わせた多数のマルチフィラメント撚糸について検討を行うなかで、所定の撚り特性を有するマルチフィラメント撚糸では、内部空隙の低減と、表面凹凸の増大と、それに伴う表面積の増大を実現しながらも、シュープレスベルト基布における基布強度を低下させないことを見出し、本発明を完成させるに至った。
請求項1に記載のシュープレスベルト基布は、走行方向に延在された経糸及び幅方向に延在された緯糸を用いて、経三重又は経四重に織られたシュープレスベルト基布であって、
フェルト側の最外層を構成する前記経糸に諸撚糸Xが含まれ、
前記諸撚糸Xは、S回/25.4mmの下撚りが施されたマルチフィラメント原糸を3本又は4本束ねてZ回/25.4mmの上撚りが施された撚糸であり、
前記S及び前記Zは、下記(1)乃至(3)を満たすことを要旨とする。
(1)S≧15
(2)Z≧10
(3)S/Z≧1.5
請求項2に記載のシュープレスベルト基布は、請求項1に記載のシュープレスベルト基布において、前記マルチフィラメント原糸の繊度が、220dtex以上3300dtex以下であることを要旨とする。
請求項3に記載のシュープレスベルト基布は、請求項1又は2に記載のシュープレスベルト基布において、前記フェルト側の最外層を構成する経糸数は、25.4mmあたりに8本以上18本以下の経糸を含むことを要旨とする。
請求項4に記載のシュープレスベルト基布は、請求項1乃至3のうちのいずれかに記載のシュープレスベルト基布において、シュー側の最外層を構成する経糸が諸撚糸Xであることを要旨とする。
請求項5に記載のシュープレスベルト基布は、請求項4に記載のシュープレスベルト基布において、前記シュー側の最外層を構成する経糸数は、25.4mmあたりに8本以上18本以下の経糸を含むことを要旨とする。
請求項6に記載のシュープレスベルトは、弾性層と、前記弾性層内に埋設された請求項1乃至5のうちのいずれかに記載のシュープレスベルト基布と、を備えることを要旨とする。
また、マルチフィラメント原糸の繊度が、220dtex以上3300dtex以下である場合には、従来製品にそのまま代替できる形態(基布厚さ等)を実現しながら、とりわけ良好に、本シュープレスベルト基布の伸度及び強度を維持しつつ、諸撚糸Xと弾性材料との接着性を向上させることができる。
本シュープレスベルトは、弾性材料によって形成された弾性層と、本発明のシュープレスベルト基布とを備えており、弾性層にシュープレスベルト基布が埋設されている。この構成によって、本シュープレスベルトは、シュープレスベルト基布と弾性材料との接着性が向上されることによる耐クラック性向上を達することができる。
本シュープレスベルト基布2は、走行方向D1に延在された経糸21及び幅方向D2に延在された緯糸22を用いて、経三重又は経四重に織られたシュープレスベルト基布である。
更に、本シュープレスベルト基布2は、フェルト側2aの最外層を構成する経糸(最外層経糸)に諸撚糸Xが含まれる。
また、諸撚糸Xは、S回/25.4mmの下撚りが施されたマルチフィラメント原糸を3本又は4本束ねてZ回/25.4mmの上撚りが施された撚糸であり、S及び前記Zは、(1)S≧15、(2)Z≧10及び(3)S/Z≧1.5を満たす(図1〜図4参照)。
尚、以下では、フェルト側2aの最外層経糸211として含まれる諸撚糸Xを単に「諸撚糸X211」ともいう。また、シュー側2bの最外層経糸214として含まれる諸撚糸Xを単に「諸撚糸X214」ともいう。そして、これらに共通する事項については、諸撚糸Xとして説明する。
更に、基布2は、経糸層を3層有する経三重織の織布、又は、経糸層を4層有する経四重織の織布である。
尚、シュープレスベルト基布として、経糸5層以上に更に多重に織られた織布を利用することは少ないが、基布の伸度及び強度を維持しながら、経糸と弾性材料との接着性を向上させるという目的においては、これらの織布に対しても本発明を適用することは当然効果的である。
即ち、諸撚糸Xは、下撚りが25.4mm(1インチ)あたり15回以上施されたマルチフィラメント原糸を、3本又は4本束ね、更に、上撚りを25.4mm(1インチ)あたり10回以上施こすとともに、下撚り数を上撚り数の1.5倍以上に維持したマルチフィラメント撚糸である。
この点、実際に、様々な諸撚糸を利用してみると、下撚りが15回/インチ以上施されたマルチフィラメント原糸を、3本又は4本束ね、更に、上撚りを10回/インチ以上施こし、下撚り数を上撚り数の1.5倍以上に維持したマルチフィラメント撚糸では、構成糸自体の強度の低下は認められても、基布においては強度低下をきたさず、寧ろ、僅かながらであっても強度上昇が認められる場合があることが分かった。
また、諸撚糸Xの上撚り数Zは、Z≧10であればよく、通常、Z≦20である。従って、通常、上撚り数Zは、10≦Z≦20である。この数は、更に10.1≦Z≦19.0とすることができ、更に10.2≦Z≦18.0とすることができ、更に10.3≦Z≦17.0とすることができ、更に10.4≦Z≦16.0とすることができる。
更に、下撚り数Sと上撚り数Zとの比(S/Z)は、S/Z≧1.5であればよく、通常、S/Z≦3.0である。従って、通常、比S/Zは、1.5≦S/Z≦3.0である。この比は、更に1.55≦S/Z≦2.50とすることができ、更に1.60≦S/Z≦2.25とすることができ、更に1.65≦S/Z≦2.00とすることができ、更に1.70≦S/Z≦1.95とすることができる。
尚、諸撚糸Xの撚数は、JIS R3912:2014(補強用糸−より数の試験方法)に準拠して検撚器を用いて測定される。但し、本発明では25.4mmあたりの撚り数(撚数)を規定する。
21.0≦S≦29.0がより好ましく、22.0≦S≦28.0が特に好ましい。上撚り数Zは、上記のなかでも、13.0≦Z≦20.0が好ましく、13.5≦Z≦19.5がより好ましく、14.0≦Z≦19.0が特に好ましい。比(S/Z)は、上記のなかでも、1.50≦S/Z≦3.00が好ましく、1.60≦S/Z≦2.75がより好ましく、1.70≦S/Z≦2.50が特に好ましい。即ち、ポリアミド系樹脂からなる諸撚糸Xに比べると、ポリエステル系樹脂からなる諸撚糸Xでは、撚数を大きく設定することができる。
更に、マルチフィラメント原糸を構成する単糸数も限定されないが、例えば、20本以上1000本以下とすることができ、更に30本以上600本以下とすることができ、更に40本以上300本以下とすることができる。
尚、本発明では、テンションを掛けない状態の諸撚糸Xにおいて、無作為にピックアップした10箇所の最太部幅を、寸法測定機能付きの拡大カメラを用いて測定し、得られた測定値の平均値を見掛け外径とする。
これらのなかでも、機械的強度、耐摩耗性及び比重等の観点から、ナイロン6又はナイロン66を用いることが特に好ましい。
更に、諸撚糸X211の場合と同様に、諸撚糸X214は、基布2のシュー側2bの最外層経糸214の全部(即ち、最外層経糸214の全数に対して100%)の経糸として利用してもよいが、最外層経糸214のうちの一部にのみ利用してもよい。一部にのみ利用する場合、最外層経糸214の全数に対して50%以上の構成糸が諸撚糸X214であることが好ましい。この割合は、60%以上がより好ましく、70%以上が更に好ましく、80%以上が特に好ましく、90%以上がとりわけ好ましい。
また、諸撚糸Y1を構成するマルチフィラメント原糸の繊度は限定されないが、500dtex以上3300dtex以下であることが好ましく、700dtex以上2200dtex以下がより好ましい。特に、諸撚糸Xのマルチフィラメント原糸の繊度に対して、諸撚糸Yのマルチフィラメント原糸の繊度は、2倍以上(通常、5倍以下)であることが好ましい。
また、諸撚糸Y2を構成するマルチフィラメント原糸の繊度は限定されないが、220dtex以上1670dtex以下であることが好ましく、280dtex以上1100dtex以下がより好ましい。特に、諸撚糸Xのマルチフィラメント原糸の繊度に対して、諸撚糸Yのマルチフィラメント原糸の繊度は、2倍未満(通常、0.5倍以上)であることが好ましい。
一方、基布2において、シュー側2bの最外層を構成する経糸数は限定されないが、25.4mmあたりに8本以上18本以下であることが好ましい。この値は、更に、8.5本以上17本以下が好ましく、9本以上16本以下がより好ましく、9.5本以上15本以下が特に好ましい。
本シュープレスベルト1(図5参照)は、弾性材料によって形成された弾性層3と、前述のシュープレスベルト基布2とを備える。そして、シュープレスベルト基布2は、少なくとも弾性層3に埋設されている。
基布2の埋設の程度は特に限定されないが、基布2の全体が弾性層3内に完全に埋設(即ち、埋没)されていることが好ましい。
一方、基布2と、基布2のシュー側2bに積層(弾性材料が基布2のシュー側2bから含浸され、基布2内に浸透されて固化された状態)されたシュー側弾性層32を備える。
[1]諸撚糸X
(1)諸撚糸Xの製造
ナイロン66製の460dtex(72f)であるマルチフィラメント原糸に対して18.5回/25.4mm(即ち、S=18.5)の下撚りを施した。ついで、このマルチフィラメント原糸3本を束ねて10.5回/25.4mm(即ち、Z=10.5)の上撚りを施して諸撚糸Xを得た。この諸撚糸Xの撚数比(S/Z)は1.76である。
尚、撚数S及び撚数Zは、製造時に撚糸製造機に設定した値ではなく、実際に得られた諸撚糸Xから実測された値である。
(2−1)見掛け外径
テンションを掛けない状態で載置した諸撚糸Xを、寸法測定機能付きの拡大カメラを用いて拡大撮影し、得られた画像を取得した。この拡大画像内において、無作為にピックアップした10箇所の最太部幅を測定し、得られた測定値の平均値を算出した。その結果、見掛け外径は0.630mmであった。
尚、上記で得られた画像の一部を図6(実測3.8mm分に相当)に示した。
上記(2−1)で得られた画像において、諸撚糸Xの1cmあたりに含まれる凹部R(図6参照)の数を片側10箇所(無作為にピックアップ)で測定し、得られた測定値の平均値を算出した。その結果、凹部R数は12箇所であった。
上記(2−1)で得られた画像を用いて、無作為にピックアップした10箇所の凹部Rの深さDR(図8参照)を測定し、得られた測定値の平均値を算出した。その結果、凹部深さDRは74.57μmであった。
尚、凹部深さDRは、隣合ったヤマ(撚り合わせにより形成される糸の凹凸状外形線のうちの凸部分)のうち、ヤマM1とヤマM2とに挟まれた凹部Rの深さである。凹部深さDRは、下記により特定される。即ち、ヤマM1の左側凹部底をB11、右側凹部底をB12とし、B11及びB12を結ぶ線分をL11とする。線分L11に平行な線分であり、ヤマM1に対する接線のうちL11との距離H1が最大となる線分をL12とする(線分L12とヤマM1との接点は頂部T1)。同様に、ヤマM2の左側凹部底をB21、右側凹部底をB22とし、B21及びB22を結ぶ線分をL21とする。線分L21に平行な線分であり、ヤマM2に対する接線のうちL21との距離H2が最大となる線分をL22とする(線分L22とヤマM2との接点は頂部T2)。上記で定まるH1とH2とを用い、「(H1+H2)/2」(=DR)により特定される。
上記(2−1)で得られた画像を用いて、10箇所の凹部Rの面積SR(図9参照)を測定し、得られた測定値の平均値を算出した。その結果、凹部面積SRは41.88×103μm2であった。
尚、凹部面積SRは、隣合ったヤマ(撚り合わせにより形成される糸の凹凸状外形線のうちの凸部分)のうち、ヤマM1とヤマM2とに挟まれた凹部Rの面積である。凹部面積SRは、下記により特定される。即ち、ヤマM1とヤマM2とに共通した接線をL3とする(線分L3とヤマM1との接点は頂部T3、線分L3とヤマM2との接点は頂部T4)。そして、ヤマM1の外形線とヤマM2の外形線と接線L3とで囲まれた面積(図89の斜線部)として特定される。
諸撚糸Xの各種強度特性を、強伸度試験器(株式会社東洋精機製作所製、型式「V10−D」)を用いて測定した。具体的には、長さ60cmの諸撚糸Xを用い、チャック間距離を200mmとし試験速度を100mm/分として、1%、2%、3%、5%伸度時強度、切断強度、切断伸度の各特性を各5回の測定し、その平均値を各値とした。その結果を表1に示した。
(1)比較例糸(従来糸)の製造
ナイロン66製の460dtex(72f)であるマルチフィラメント原糸に対して9.2回/25.4mm(即ち、S=9.2)の下撚りを施した。ついで、このマルチフィラメント原糸3本を束ねて6.7回/25.4mm(即ち、Z=6.7)の上撚りを施して諸撚糸Xに対する比較品である従来糸を得た。この従来糸の撚数比(S/Z)は1.37である。
尚、撚数S及び撚数Zは、製造時に撚糸製造機に設定した値ではなく、実際に得られた諸撚糸Xから実測された値である。
(2−1)見掛け外径
諸撚糸Xの場合と同様に、測定した見掛け外径は0.646mmであった。
尚、得られた画像の一部を図7(実測3.8mm分に相当)に示した。
(2−2)凹部(R)数
諸撚糸Xの場合と同様に、測定した凹部R数は8箇所であった。
(2−3)凹部深さ(DR)
諸撚糸Xの場合と同様に、測定した凹部深さDRは59.51μmであった。
(2−4)凹部面積(SR)
諸撚糸Xの場合と同様に、測定した凹部面積SRは32.28×103μm2であった。
諸撚糸Xの場合と同様に、測定した1%、2%、3%、5%、10%伸度時強度、切断強度、切断伸度を表1に併記した。
諸撚糸Xを用いて下記構成の基布を得た。更に、併せて比較例1の基布を得た。
(1)実施例1(経四重織、図1参照)
最外層経糸(211);諸撚糸X
各種特性は上述の通り。
第2層経糸(212);諸撚糸Y2
ナイロン66製470dtexマルチフィラメント(S=9.2)3本を諸撚(Z=6.7)した糸(S/Z=1.37)。
第3層経糸(213);諸撚糸Y1
ポリエチレンテレフタレート製1100dtexマルチフィラメント(S=8.9)3本を諸撚(Z=5.0)した糸(S/Z=1.78)。
第4層経糸(214);モノフィラメント
線径0.35mmのナイロン6製モノフィラメント。
経糸数;最外層から第4層まで各々15.5本/25.4mm(経糸密度)
緯糸;線径0.4mmのポリエステル製モノフィラメント
緯糸数;56本/25.4mm(緯糸密度)
組織;経四重織
最外層経糸(211);諸撚糸
ナイロン66製470dtexマルチフィラメント(S=9.2)3本を諸撚(Z=6.7)した糸(S/Z=1.37)。
第2層経糸(212);諸撚糸
ナイロン66製470dtexマルチフィラメント(S=9.2)3本を諸撚(Z=6.7)した糸(S/Z=1.37)。
第3層経糸(213);諸撚糸
ポリエチレンテレフタレート製1100dtexマルチフィラメント(S=8.9)3本を諸撚(Z=5.0)した糸(S/Z=1.78)。
第4層経糸(214);モノフィラメント
線径0.35mmのナイロン6製モノフィラメント。
経糸数;最外層から第4層まで各々15.8本/25.4mm(経糸密度)
緯糸;線径0.40mmのポリエステル製モノフィラメント
緯糸数;58本/25.4mm(緯糸密度)
組織;経四重織
(1)基布厚さの測定
上記[2]で得られたシュープレスベルト基布の厚さを、デジマチックインジケータを用いて測定した。具体的には、上記[2]で得られたシュープレスベルト基布上から無作為に選択した10箇所の厚さを測定し、得られた測定値の平均値を各基布の厚さとした。その結果を表2に示した。
上記[2]で得られたシュープレスベルト基布の各種強度特性を、強伸度試験器(株式会社オリエンテック製、型式「RTG−1310」)を用いて測定した。具体的には、経方向は巾10mm×長さ300mmの試料を用い、チャック間距離を200mmとし、緯方向は巾10mm×長さ200mmの試料を用い、チャック間距離を100mmとし、試験速度を200mm/分として、経方向及び緯方向の1%、2%、5%、10%(経方向のみ)伸度時強度、切断強度、切断伸度の各特性を各5回の測定し、その平均値を各値とした。その結果を表2に示した。
しかしながら、製織後の基布としての強度を測定すると、表2に示すように、伸度1%程度では劣るものの、他の伸度領域や切断強度及び切断伸度では、実施例の基布と比較例の基布とではほとんど差がなく、寧ろ、僅かながら実施例の基布が勝っている場合もあることが分かる。このように、諸撚糸X単独では、従来糸に対して劣る強度特性を有していても、基布においては優れた特性を維持し得ることが分かる。
2;基布(シュープレスベルト基布)、2a;フェルト側、2b;シュー側、
21;経糸、
211;フェルト側の最外層経糸(第1層経糸)、
212;第2層経糸(中間層経糸)、
213;第3層経糸(中間層経糸)、
214;シュー側の最外層経糸、
22;緯糸、
3;弾性層、
31;表側弾性層(フェルト側弾性層)、311;排水溝、
32;裏側弾性層(シュー側弾性層)、
8;シュープレス装置
81;プレスロール
82;加圧シュー
83;フェルト
84;湿紙
85;プレスフェルト(フェルト)、
D1;走行方向、
D2;幅方向、
X;諸撚糸、
X211;フェルト側の最外層経糸である諸撚糸X、
X214;シュー側の最外層経糸である諸撚糸X。
Claims (6)
- 走行方向に延在された経糸及び幅方向に延在された緯糸を用いて、経三重又は経四重に織られたシュープレスベルト基布であって、
フェルト側の最外層を構成する前記経糸に諸撚糸(X)が含まれ、
前記諸撚糸(X)は、S回/25.4mmの下撚りが施されたマルチフィラメント原糸を3本又は4本束ねてZ回/25.4mmの上撚りが施された撚糸であり、
前記S及び前記Zは、下記(1)乃至(3)を満たすことを特徴とするシュープレスベルト基布。
(1)S≧15
(2)Z≧10
(3)S/Z≧1.5 - 前記マルチフィラメント原糸の繊度が、220dtex以上3300dtex以下である請求項1に記載のシュープレスベルト基布。
- 前記フェルト側の最外層を構成する経糸数は、25.4mmあたりに8本以上18本以下の経糸を含む請求項1又は2に記載のシュープレスベルト基布。
- シュー側の最外層を構成する経糸が諸撚糸(X)である請求項1乃至3のうちのいずれかに記載のシュープレスベルト基布。
- 前記シュー側の最外層を構成する経糸数は、25.4mmあたりに8本以上18本以下の経糸を含む請求項4に記載のシュープレスベルト基布。
- 弾性層と、前記弾性層内に埋設された請求項1乃至5のうちのいずれかに記載のシュープレスベルト基布と、を備えることを特徴とするシュープレスベルト。
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