JP6857236B2 - 偏光子および偏光板 - Google Patents

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Description

本発明は、偏光子および偏光板に関する。
液晶表示装置等の画像表示装置には、偏光子が用いられている。偏光子は、代表的には、ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂フィルムをヨウ素等の二色性物質で染色することにより製造される(例えば、特許文献1および2)。近年、画像表示装置の薄型化の要望が高まっている。そのため偏光子についても、より薄型化することが求められている。しかしながら、染色工程でPVA系樹脂フィルムに取り込まれるヨウ素の量には限度があるため、単純に偏光子を薄型化してしまうと、PVAに対するヨウ素の割合が変わらず、PVAが薄くなった分、ヨウ素の含有量も減少する。その結果、偏光子の透過率が上昇してしまい、偏光特性の低下が起こる。そのため、従来よりも、より高いヨウ素含有量を有する偏光子が求められている。
特許第5048120号公報 特開2013−156391号公報
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、ヨウ素含有量の高い偏光子を提供することにある。
本発明の偏光子は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムから構成される。この偏光子のヨウ素含有量は12.5重量%以上である。
1つの実施形態においては、偏光子の厚みは10μm以下である。
1つの実施形態においては、偏光子の鉄元素の含有量は500ppm以上である。
1つの実施形態においては、偏光子の透過率は45%以下であり、かつ、偏光子の偏光度は99%以上である。
本発明の別の局面においては、偏光板が提供される。この偏光板は、上記偏光子を含む。
本発明によれば、従来の偏光子に比べてヨウ素含有量が高い偏光子が提供される。具体的には、本発明の偏光子はPVA系樹脂フィルムから構成される偏光子であって、ヨウ素含有量が12.5重量%以上である。また、本発明の偏光子は、厚みが薄い場合(例えば、10μm以下)であっても、高いヨウ素含有量であり得る。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
本発明の偏光子は、PVA系樹脂フィルムから構成される。この偏光子のヨウ素含有量は12.5重量%以上である。本発明の偏光子は、従来の偏光子よりも高いヨウ素含有量を有する。
PVA系樹脂フィルムを形成するPVA系樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体が挙げられる。ポリビニルアルコールは、ポリ酢酸ビニルをケン化することにより得られる。エチレン−ビニルアルコール共重合体は、エチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化することにより得られる。PVA系樹脂のケン化度は、通常85モル%以上100モル%未満であり、好ましくは95.0モル%〜99.99モル%、さらに好ましくは99.0モル%〜99.99モル%である。ケン化度は、JIS K 6726−1994に準じて求めることができる。このようなケン化度のPVA系樹脂を用いることによって、耐久性に優れた偏光子を得ることができる。
PVA系樹脂の平均重合度は、目的に応じて適切に選択され得る。平均重合度は、通常1000〜10000であり、好ましくは1200〜4500、さらに好ましくは1500〜4300である。なお、平均重合度は、JIS K 6726−1994に準じて求めることができる。
上記の通り、本発明の偏光子は、従来よりも高いヨウ素含有量を有する。具体的には、本発明の偏光子のヨウ素含有量は12.5重量%以上であり、好ましくは14重量%以上であり、より好ましくは16重量%以上である。ヨウ素含有量は、例えば、60重量%以下である。なお、本明細書において「ヨウ素含有量」とは、偏光子(PVA系樹脂フィルム)中に含まれるすべてのヨウ素の量を意味する。より具体的には、偏光子中にヨウ素はI、I、I 、I 等の形態で存在し得る。本明細書におけるヨウ素含有量は、これらの形態をすべて包含したヨウ素の含有量を意味する。特に、厚みが2μm以下の超薄型偏光子の場合、偏光子のヨウ素含有量を上記の範囲に制御することで優れた偏光度を有する偏光子を提供することができる。ヨウ素含有量は、実施例に記載の方法により、測定することができる。具体的には、蛍光X線分析による蛍光X線強度(kcps)とフィルム(偏光子)の厚み(μm)とから下記式により算出され得る。
(ヨウ素含有量)=18.2×(蛍光X線強度)/(フィルム厚み)
偏光子の単位厚み当たりの蛍光X線強度は、例えば、0.50kcps/μm以上であり、好ましくは0.65kcps/μm以上である。単位厚み当たりの蛍光X線強度が上記の範囲であれば、偏光子が偏光子として機能するのに十分なヨウ素を含んでいる。
1つの実施形態においては、本発明の偏光子は、鉄元素を含む。偏光子が鉄元素を含むことにより、偏光子の加湿耐久性が向上し得る。ヨウ素含有量が高い偏光子では、65℃90%RHのような高温加湿環境下における加湿耐久性が問題となる場合があるため、ヨウ素含有量が高い偏光子が鉄元素をさらに含むことが好ましい。偏光子の鉄含有量は、好ましくは500ppm以上であり、より好ましくは750ppm以上である。偏光子の鉄含有量が上記範囲であることにより、偏光子の加湿耐久性が向上し得る。偏光子の鉄含有量は、例えば、10000ppm以下である。偏光子が10μm以下の場合、偏光子の鉄含有量が上記の範囲であることにより、透過率および偏光度が良好であり、かつ、加湿耐久性にも優れた偏光子を得ることができる。偏光子の鉄含有量は、ICP−MSにより測定することができる。
本発明の偏光子は、鉄元素以外に硫黄元素、亜鉛元素、ホウ素元素、カリウム元素等を含んでいてもよい。これらの元素は後述する偏光子の製造工程で、偏光子に含まれ得る。これらの元素は1種のみ含まれていてもよく、2種以上含まれていてもよい。また、上記鉄元素とこれらの元素とが含まれていてもよく、いずれか一方のみが含まれていてもよい。
本発明の偏光子の厚みは、好ましくは10μm以下であり、より好ましくは5μm以下であり、さらに好ましくは2.5μm以下であり、特に好ましくは2.0μm以下である。本発明の偏光子は、ヨウ素含有量が高いため、上記のような範囲の厚みであっても、優れた光学特性を発揮し得る。偏光子の厚みは、例えば、0.6μm以上である。
本発明の偏光子の単体透過率は、好ましくは45%以下である。また、偏光子の単体透過率は、例えば、30%以上である。なお、単体透過率(Ts)は、JIS Z8701の2度視野(C光源)により測定して視感度補正を行なったY値であり、例えば、積分球付き分光光度計(日本分光株式会社製、製品名:V7100)を用いて測定することができる。また、偏光子の偏光度は、好ましくは99.0%以上である。
本発明の偏光子は任意の適切な製造方法により製造することができる。1つの実施形態においては、本発明の偏光子は、PVA系樹脂フィルムを、ヨウ化物およびヨウ素イオンに対する酸化剤を含む溶液(以下、染色溶液ともいう)を用いて染色する工程を含む製造方法により得られる。このような染色溶液を用いて染色することにより、PVA系樹脂フィルムをより効率よく染色することができ、ヨウ素含有量が高い偏光子が得られる。
PVA系樹脂フィルムの厚みは、特に制限はなく、所望の偏光子の厚みに応じて設定され得る。PVA系樹脂フィルムの厚みは、例えば、0.5μm〜200μmである。
1つの実施形態においては、PVA系樹脂フィルムは、基材上に形成されたPVA系樹脂層であってもよい。基材と樹脂層との積層体は、例えば、上記PVA系樹脂を含む塗布液を基材に塗布する方法、基材にPVA系樹脂フィルムを積層する方法等により得ることができる。基材としては、任意の適切な樹脂基材を用いることができ、例えば、熱可塑性樹脂基材を用いることができる。
偏光子は、例えば、PVA系樹脂フィルムを、膨潤工程、染色工程、架橋工程、延伸工程、洗浄工程、乾燥工程に供することにより製造することができる。各工程は任意の適切なタイミングで行われる。また、必要に応じて、染色工程以外の任意の工程が省略されていてもよく、また複数の工程を同時に行ってもよく、それぞれの工程を複数回行ってもよい。以下、各工程について説明する。
膨潤工程は、通常、染色工程の前に行われる。膨潤工程は、同じ浸漬浴の中で染色工程とともに行われてもよい。膨潤工程は、例えば、PVA系樹脂フィルムを膨潤浴に浸漬することにより行われる。膨潤浴としては、任意の適切な液体を用いることができ、例えば、蒸留水、純水等の水が用いられる。膨潤浴は、水以外の任意の適切な他の成分を含んでいてもよい。他の成分としては、アルコール等の溶媒、界面活性剤等の添加剤、ヨウ化物等が挙げられる。ヨウ化物としては、例えば、ヨウ化カリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化亜鉛、ヨウ化アルミニウム、ヨウ化鉛、ヨウ化銅、ヨウ化バリウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化錫、ヨウ化チタン等が挙げられる。好ましくは、ヨウ化カリウムが用いられる。膨潤浴の温度は、例えば、20℃〜45℃である。また、浸漬時間は、例えば、10秒〜300秒である。
延伸工程において、PVA系樹脂フィルムは、所望の性能および厚みに応じて、任意の適切な延伸倍率で延伸される。代表的には、PVA系樹脂フィルムは、元長に対して3倍〜7倍に一軸延伸される。延伸方向は、フィルムの長手方向(MD方向)であってもよく、フィルムの幅方向(TD方向)であってもよい。延伸方法は、乾式延伸であってもよく、湿式延伸であってもよく、これらを組み合せてもよい。また、架橋工程、膨潤工程、染色工程等を行う際にPVA系樹脂フィルムを延伸してもよい。なお、延伸方向は、得られる偏光子の吸収軸方向に対応し得る。
染色工程は、代表的にはヨウ素をPVA系吸着させることにより行われる。染色工程は、例えば、ヨウ素水溶液を用いて行われる。ヨウ素水溶液を用いる場合、ヨウ素の水に対する溶解度を高めるため、ヨウ素水溶液にヨウ化物を配合することが好ましい。
1つの実施形態においては、染色工程では、PVA系樹脂フィルムを、ポリヨウ素イオン、ヨウ化物およびヨウ素イオンに対する酸化剤等を含む溶液を用いて染色する。この酸化剤としては、例えば、カチオンとアニオンとからなるイオン性化合物が用いられる。このイオン性化合物としては、好ましくはアニオンまたはカチオンのいずれか一方の標準電極電位がヨウ素イオンの標準電極電位よりも大きいイオン性化合物が用いられる。
この実施形態において、染色溶液に含まれるヨウ化物の含有量は、溶媒100重量部に対して好ましくは1重量部〜40重量部であり、より好ましくは3重量部〜20重量部である。ヨウ化物としては、上記で例示したものを用いることができる。好ましくはヨウ化カリウムである。
上記酸化剤としてカチオンとアニオンとからなるイオン性化合物を用いる場合、上記アニオンまたはカチオンの標準電極電位は、好ましくはヨウ素イオンの標準電極電位(0.536V)よりも大きい。上記アニオンまたはカチオンの標準電極電位は、好ましくは0.55V以上であり、より好ましくは0.60V以上である。酸化剤として好適に機能し得るからである。また、アニオンまたはカチオンの標準電極電位は、例えば、2.00V以下である。
上記アニオンまたはカチオンとしては、例えば、Fe3+(0.771V)、Ag(0.7991V)、Ag2+(1.980V)、Au(1.83V)、Au3+(1.52V)、Co3+(1.92V)、Cu2+(0.559V)、Mn3+(1.5V)、Pt2+(1.188V)等のカチオン、Br3−(1.0503V)、ClO (0.622V)、ClO (0.681V)、ClO(0.890V)、Cr 2−(1.36V)、NO (0.835V、0.94V、0.9557V)、MnO (0.56V)等のアニオンが挙げられる。好ましくは三価の鉄イオン(Fe3+)である。三価の鉄イオンは、ヨウ素イオンを酸化した後、二価の鉄イオンとして染色溶液中に存在する。三価の鉄イオンおよび二価の鉄イオンは、染色工程においてPVA系樹脂フィルムに取り込まれ得る。これらの鉄イオンはPVAを脱水する作用を有する。そのため、その後の工程でポリヨウ素イオンがPVA系樹脂フィルムから抜け出す作用を抑制することできる。その結果、加湿耐久性が向上した偏光子を提供することができる。本明細書において、標準電極電位は標準圧力が1atm、25℃の水溶液における値をいう。標準圧力が1atm、25℃の水溶液における標準電極電位は、例えば、電気化学便覧 第6版 電気化学会編 発行元 丸善出版株式会社に記載されている。本明細書においては、上記電気化学便覧に記載の値を用いる。
上記酸化剤としては、所望の標準電極電位となる電極反応が染色溶液中で起こるイオン性化合物であればよく、任意の適切な化合物を用いることができる。例えば、硫酸第二鉄、塩化第二鉄、硝酸第二鉄等のFe3+をカチオンとして含む化合物、過マンガン酸カリウム等のMnO をアニオンとして含む化合物、塩化銅、硫酸銅等のCu2+をカチオンとして含む化合物等が挙げられる。Fe3+を含むことから、硫酸第二鉄、塩化第二鉄、および、硝酸第二鉄からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を用いることが好ましい。酸化剤は1種のみを用いてもよく、2種以上を組み合せて用いてもよい。
染色溶液における酸化剤の含有量は、溶媒100重量部に対して好ましくは0.1重量部〜10重量部であり、より好ましくは0.5重量部〜4重量部である。染色溶液における酸化剤の含有量は、染色溶液に含まれるヨウ化物の含有量に応じて決定され得る。
ヨウ化物と酸化剤とのモル比は、任意の適切な値に設定することができ、例えば、2/1〜50/1であり、好ましくは10/1〜50/1である。ヨウ化物と酸化剤とのモル比が上記の範囲内であれば、酸化剤がヨウ素イオンに対する酸化剤として十分に機能し得る。
染色溶液の溶媒としては、任意の適切な溶媒を用いることができ、通常、水が用いられる。
上記染色溶液は、ヨウ化物および酸化剤以外にも任意の適切な他の化合物を含んでいてもよい。例えば、染色溶液はヨウ素をさらに含んでいてもよい。染色溶液がヨウ素をさらに含む場合、染色溶液におけるヨウ素含有量は、例えば、溶媒100重量部に対して1重量部以下である。
染色方法としては、例えば、上記染色溶液にPVA系樹脂フィルムを浸漬させる方法、PVA系樹脂フィルムに当該染色溶液を塗工する方法、当該染色溶液をPVA系樹脂フィルムに噴霧する方法等が挙げられる。良好に染色することができることから、好ましくは染色溶液にPVA系樹脂フィルムを浸漬させる方法である。
染色溶液の染色時の液温は、任意の適切な値に設定することができ、例えば、20℃〜50℃である。染色溶液にPVA系樹脂フィルムを浸漬させる場合、浸漬時間は、例えば、1秒〜1分である。
架橋工程においては、通常、架橋剤としてホウ素化合物が用いられる。ホウ素化合物としては、例えば、ホウ酸、ホウ砂等が挙げられる。好ましくは、ホウ酸である。架橋工程においては、ホウ素化合物は、通常、水溶液の形態で用いられる。
ホウ酸水溶液を用いる場合、ホウ酸水溶液のホウ酸濃度は、例えば、2重量%〜15重量%であり、好ましくは3重量%〜13重量%である。ホウ酸水溶液には、ヨウ化カリウム等のヨウ化物、硫酸亜鉛、塩化亜鉛等の亜鉛化合物をさらに含有させてもよい。
架橋工程は、任意の適切な方法により行うことができる。例えば、ホウ素化合物を含む水溶液にPVA系樹脂フィルムを浸漬する方法、ホウ素化合物を含む水溶液をPVA系樹脂フィルムに塗布する方法、または、ホウ素化合物を含む水溶液をPVA系樹脂フィルムに噴霧する方法が挙げられる。ホウ素化合物を含む水溶液に浸漬することが好ましい。
架橋に用いる溶液の温度は、例えば、25℃以上であり、好ましくは30℃〜85℃、さらに好ましくは40℃〜70℃である。浸漬時間は、例えば、5秒〜800秒であり、好ましくは8秒〜500秒である。
洗浄工程は、水、または、上記ヨウ化物を含む水溶液を用いて行われる。代表的には、ヨウ化カリウム水溶液にPVA系樹脂フィルムを浸漬させることにより行う。洗浄工程における水溶液の温度は、例えば、5℃〜50℃である。浸漬時間は、例えば、1秒〜300秒である。
乾燥工程は、任意の適切な方法により行うことができる。例えば、自然乾燥、送風乾燥、減圧乾燥、加熱乾燥等が挙げられ、加熱乾燥が好ましく用いられる。加熱乾燥を行う場合、加熱温度は、例えば、30℃〜100℃である。また、乾燥時間は、例えば、10秒〜10分間である。
本発明の偏光板は、上記偏光子を有する。本発明の偏光板は、代表的には、少なくともその片側に保護フィルムを積層させて使用される。保護フィルムの形成材料としては、例えば、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース等のセルロース系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂等のエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、これらの共重合体樹脂等が挙げられる。
保護フィルムの厚みは、例えば、10μm〜100μmである。保護フィルムは、代表的には、接着層(具体的には、接着剤層、粘着剤層)を介して偏光子に積層される。接着剤層は、代表的にはPVA系接着剤や活性化エネルギー線硬化型接着剤で形成される。粘着剤層は、代表的にはアクリル系粘着剤で形成される。
上記の通り、本発明の偏光子は基材とPVA系樹脂層との積層体を用いて製造され得る。この基材は、剥離されることなく偏光板の構成要素として用いてもよい。この基材は、例えば、偏光子の保護層として機能し得る。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
熱可塑性樹脂基材として、吸水率0.75%、Tg75℃の非晶質のイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート(IPA共重合PET)フィルム(厚み:100μm)を用いた。基材の片面に、コロナ処理を施し、このコロナ処理面に、ポリビニルアルコール(重合度4200、ケン化度99.2モル%)およびアセトアセチル変性PVA(重合度1200、アセトアセチル変性度4.6%、ケン化度99.0モル%以上、日本合成化学工業社製、商品名「ゴーセファイマーZ200」)を9:1の比で含む水溶液を25℃で塗布および乾燥して、厚み11μmのPVA系樹脂層を形成し、積層体を作製した。
得られた積層体を、テンター延伸機を用いて、140℃で積層体の長手方向と直交する方向に4.5倍空中延伸した(延伸処理)。
次いで、積層体を、液温30℃の不溶化浴(水100重量部に対して、ホウ酸を4重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(不溶化処理)。
次いで、積層体を30℃の染色溶液(水100重量部に対し、ヨウ化カリウム6.0重量部、および、硫酸第二鉄n水和物0.8重量部を添加した水溶液)に30秒間浸漬させ、染色した(染色処理)。染色溶液におけるヨウ化物と酸化剤とのモル比は、23.5/1であった。なお、染色溶液に添加した硫酸第二鉄n水和物については、ヨウ素滴定により平均6.7水和物であることを確認した。したがって、硫酸第二鉄n水和物の平均分子量を520として、ヨウ化物とのモル比を算出した。
次いで、液温60℃の架橋浴(水100重量部に対して、ヨウ化カリウムを3重量部配合し、ホウ酸を3重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に35秒間浸漬させた(架橋処理)。
その後、積層体を液温25℃の洗浄浴(水100重量部に対して、ヨウ化カリウム4重量部を配合して得られた水溶液)に10秒間浸漬させた(洗浄処理)。
その後、60℃のオーブンで60秒間乾燥させ、厚み2.5μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体1を得た。
[実施例2]
厚み7μmのPVA系樹脂層を形成し積層体を作製したこと、染色溶液を水100重量部に対し、ヨウ化カリウム15.0重量部、および、硫酸第二鉄n水和物2.0重量部を添加した水溶液(染色溶液におけるヨウ化物と酸化剤とのモル比=23.5/1)とした以外は実施例1と同様にして、厚み1.5μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体2を得た。
[実施例3]
染色溶液を水100重量部に対し、ヨウ化カリウム3.8重量部、および、硫酸第二鉄n水和物0.5重量部を添加した水溶液(染色溶液におけるヨウ化物と酸化剤とのモル比=23.8/1)とした以外は実施例2と同様にして、厚み1.5μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体3を得た。
[実施例4]
厚み6μmのPVA系樹脂層を形成し積層体を作製したこと、染色溶液を水100重量部に対し、ヨウ化カリウム12.0重量部、および、硫酸第二鉄n水和物1.6重量部を添加した水溶液(染色溶液におけるヨウ化物と酸化剤とのモル比=23.5/1)とした以外は実施例1と同様にして、厚み1.2μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体4を得た。
[実施例5]
厚み5μmのPVA系樹脂層を形成し積層体を作製したこと、染色溶液を水100重量部に対し、ヨウ化カリウム15.0重量部、および、硫酸第二鉄n水和物2.0重量部を添加した水溶液(染色溶液におけるヨウ化物と酸化剤とのモル比=23.5/1)とした以外は実施例1と同様にして、厚み1.0μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体5を得た。
[実施例6]
厚み4μmのPVA系樹脂層を形成し積層体を作製したこと以外は実施例5と同様にして、厚み0.8μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体6を得た。
[実施例7]
厚み3.6μmのPVA系樹脂層を形成し積層体を作製したこと、染色溶液を水100重量部に対し、ヨウ化カリウム22.5重量部、および、硫酸第二鉄n水和物3.0重量部を添加した水溶液(染色溶液におけるヨウ化物と酸化剤とのモル比=23.5/1)とした以外は実施例1と同様にして、厚み0.6μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体7を得た。
[実施例8]
厚み13.0μmのPVA系樹脂層を形成し積層体を作製したこと、染色溶液を水100重量部に対し、ヨウ化カリウム5.3重量部、および、硫酸第二鉄n水和物0.7重量部を添加した水溶液(染色溶液におけるヨウ化物と酸化剤とのモル比=23.7/1)とした以外は実施例1と同様にして、厚み3μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体8を得た。
[実施例9]
実施例1と同様にして、厚み11μmのPVA系樹脂層を形成し、積層体を作製した。
得られた積層体を、115℃のオーブン内で周速の異なるロール間で長手方向に2.0倍に自由端一軸延伸した(空中延伸)。
次いで、積層体を、液温30℃の不溶化浴(水100重量部に対してホウ酸を3重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(不溶化処理)。
次いで、積層体を30℃の染色溶液(水100重量部に対し、ヨウ化カリウム4.5重量部、および、硫酸第二鉄n水和物0.6重量部を添加した水溶液)に30秒間浸漬させ、染色した(染色処理)。染色溶液におけるヨウ化物と酸化剤とのモル比は、23.5/1であった。
次いで、液温30℃の架橋浴(水100重量部に対してヨウ化カリウムを3重量部、ホウ酸を3重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(架橋処理)。
その後、積層体を、液温70℃のホウ酸水溶液(水100重量部に対してホウ酸を4重量部、ヨウ化カリウムを5重量部配合して得られた水溶液)に浸漬させながら、周速の異なるロール間で長手方向に2.7倍に一軸延伸を行った(水中延伸)。
その後、積層体を液温30℃の洗浄浴(水100重量部に対してヨウ化カリウムを4重量部配合して得られた水溶液)に10秒間浸漬させた後、60℃の温風で60秒間乾燥させた(洗浄・乾燥工程)。
このようにして、樹脂基材上に厚み5μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体9を形成した。
[実施例10]
染色溶液を水100重量部に対し、ヨウ化カリウム12.0重量部、および、固体ヨウ素1.0重量部を添加した水溶液とした以外は実施例4と同様にして、厚み1.2μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体10を得た。
(比較例1)
染色溶液を水100重量部に対し、ヨウ化カリウム3.0重量部、および、硫酸第二鉄n水和物0.4重量部を添加した水溶液(染色溶液におけるヨウ化物と酸化剤とのモル比=23.5/1)とした以外は実施例2と同様にして、厚み1.5μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体C1を得た。
(比較例2)
染色溶液を水100重量部に対し、ヨウ化カリウム3.4重量部、および、硫酸第二鉄n水和物0.4重量部を添加した水溶液(染色溶液におけるヨウ化物と酸化剤とのモル比=26.6/1)とした以外は実施例2と同様にして、厚み1.5μmのPVA系樹脂層(偏光子)を有する積層体C2を得た。
実施例1〜10および比較例1〜2で得られた積層体を用いて、PVA系樹脂層(偏光子)の単体透過率、ヨウ素含有量、鉄含有量、偏光度、および、加湿耐久性を以下の方法により評価した。結果を表1に示す。
1.単体透過率
積分球付き分光光度計(日本分光株式会社製、製品名:V7100)を用いて、積層体の単体透過率を測定した。
2.ヨウ素およびヨウ素化合物含有量
実施例および比較例で得られた積層体から基材を剥離した。実施例および比較例で得られた偏光子について、蛍光X線分析装置(リガク社製、商品名「ZSX100E」、測定径:ψ10mm)を用いて蛍光X線強度(kcps)を測定した。測定条件は以下の通りである。
また、これらの偏光子の厚み(μm)を、分光膜厚計(大塚電子社製、商品名「MCPD−3000」)を用いて測定した。得られた蛍光X線強度と厚みから下記式を用いてヨウ素含有量(重量%)を求めた。
(ヨウ素含有量)=18.2×(蛍光X線強度)/(偏光子厚み)

・分析装置:理学電機工業社製 蛍光X線分析装置(XRF)、製品名「ZSX100e」
・測定サンプル:直径10mmの円形サンプル
・対陰極:ロジウム
・分光結晶:フッ化リチウム
・励起光エネルギー:40kV−90mA
・ヨウ素測定線:I−LA
・定量法:FP法
・2θ角ピーク:103.078deg(ヨウ素)、136.847deg(カリウム)
・測定時間:40秒
3.鉄含有量
実施例および比較例で得られた積層体から基材を剥離し、サンプルとして用いた。このサンプル1.00mgをテフロン(登録商標)容器に採取し、硝酸10mLを加えて密栓した。次いで、分解装置(アントンパール社製、製品名:Multiwave 3000)を用いて、マイクロ波を照射し、最高230℃で加圧酸分解を行った。完全分解後、超純水を加えて20mLに定容した。適宜希釈後、ICP−MSを用いて鉄(Fe)を定量した。分析に用いたICP−MSについては、以下の通りである。
ICP−MS:パーキンエルマー社製、製品名:ELAN DRC II
分析元素(m/z):Fe(57)
DRCモード:ON
4.偏光度の測定方法
紫外可視分光光度計(日本分光株式会社製、製品名「V7100」)を用いて、薄型偏光膜の単体透過率(Ts)、平行透過率(Tp)および直交透過率(Tc)を測定し、偏光度(P)を次式により求めた。
偏光度(P)(%)={(Tp−Tc)/(Tp+Tc)}1/2×100
なお、上記Ts、TpおよびTcは、JIS Z 8701の2度視野(C光源)により測定し、視感度補正を行ったY値である。また、薄型偏光子の基材に反射特性や光散乱性、色相調整などの透過率に影響する機能が付与されている場合には、ヨウ素を含むポリビニルアルコール系樹脂層のみを測定した。
5.加湿耐久性評価
各実施例および比較例により得られた積層体の偏光子側に、厚み20μmのアクリル粘着剤層を介して、厚み1.3mmの無アルカリガラスを貼り合せた。その後、65℃90%RHの恒温恒湿機に500時間投入し加湿耐久性を評価した。投入前と投入後の偏光子の偏光度を、上記偏光度の測定方法と同様に測定し、偏光度の変化量=(投入前の偏光度−投入後の偏光度)を求めた。
Figure 0006857236
実施例で得られた偏光子は、12.5重量%以上の高いヨウ素含有量であった。また、超薄型の偏光子である実施例2〜7の偏光子も優れた偏光度を有していた。また、鉄を500ppm以上含む実施例1〜7の偏光子は、加湿耐久性に優れていた。
本発明の偏光子は、液晶テレビ、液晶ディスプレイ、携帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯ゲーム機、カーナビゲーション、コピー機、プリンター、ファックス、時計、電子レンジ等の液晶パネルに幅広く適用させることができる。

Claims (3)

  1. ポリビニルアルコール系樹脂フィルムから構成される偏光子であって、該偏光子のヨウ素含有量が12.5重量%以上であり、
    厚みが10μm以下であり、鉄元素の含有量が500ppm以上である、偏光子。
  2. 透過率が45%以下であり、かつ、偏光度が99%以上である、請求項1に記載の偏光子。
  3. 請求項1または2に記載の偏光子を含む、偏光板。
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