JP6855996B2 - 車両用乗員拘束装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用乗員拘束装置に関する。
下記特許文献1には、緊急時にショルダベルト内に搭載したバック(エアベルト)を膨張して乗員の胸部の拘束範囲を拡大し、乗員に生じる圧力を人体の骨格の中で比較的強度の高い肩部で受け止めることにより、乗員に生じる衝撃を緩和するエアベルト装置が開示されている。なお、ショルダベルトの乗員胸部と対応する部分に胸当て部材を設けると共に、胸当て部材に乗員胸部の剛性分布に応じて剛性を変化させたパッド材を配置した構造として、特許文献2に記載されたものがある。また、乗員頭部の車室外側に位置するショルダベルト部に、シートベルトに対して別体で、かつ相対移動可能に配置されたエアバックを設けた構造として、特許文献3に記載されたものがある。
特開2015−123915号公報 特開2004−075015号公報 特開2000−142303号公報
上記特許文献1に記載の構造では、シートベルトと一体のバック(エアベルト)でも乗員の鎖骨にベルト荷重を積極的に伝えることはできる。しかし、シートスライド装置による車両用シートのスライド位置や乗員の体格によって肩部の位置が変わるため、バックが乗員の肩部の後ろになったり、乗員の胸部をバックが押す状態となる場合がある。例えば、乗員の胸部をバックが押す状態となると、乗員の胴体に入力される荷重のうち、肩部の鎖骨よりも相対的に耐性の低い胸部の肋骨に入力される割合が高くなる可能性がある。このため、乗員の胸部の肋骨に変形(以下、「胸たわみ」という)を生じさせるおそれがあり、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、前面衝突時にショルダベルト側から乗員の肋骨に作用する入力荷重を低減することができる車両用乗員拘束装置を得ることが目的である。
第1態様に記載の車両用乗員拘束装置は、乗員が着座する車両用シートを構成するシートバックのシート幅方向一端側上方からシート幅方向他端側下部のバックルに向けて延在するショルダベルトを含む3点式シートベルト装置と、前記シートバックのシート幅方向一端側の上部に設けられ、前記ショルダベルトが挿通されると共に、前記車両用シートに着座した乗員の拘束面に沿って配置されるショルダカバーと、前記シートバックのシート幅方向一端側の上部に対して、前記ショルダカバーの端末部の側が上下方向に相対移動可能となるように取り付けられる取付部と、前記ショルダカバーの内部に設けられ、前記車両用シートに着座した乗員と前記ショルダベルトとの間の乗員の鎖骨に対向する領域に配置された硬質パッドと、を有する。
第1態様に記載の車両用乗員拘束装置によれば、3点式シートベルト装置のショルダベルトは、シートバックのシート幅方向一端側上方からシート幅方向他端側下部のバックルに向けて延在されている。シートバックのシート幅方向一端側の上部には、ショルダベルトが挿通されると共に乗員の拘束面に沿って配置されるショルダカバーが設けられている。ショルダカバーの端末部の側は、取付部によって、シートバックのシート幅方向一端側の上部に対して上下方向に相対移動可能となるように取り付けられている。これにより、車両用シートに着座した乗員が3点式シートベルト装置に拘束された状態で(すなわち、乗員がシートベルトを装着したときに)、乗員の体格に合わせて、ショルダカバーの端末部の側がシートバックのシート幅方向一端側の上部に対して上下方向に相対移動する。これにより、ショルダカバーが乗員の肩部と対向する位置に配設される。
ショルダカバーの内部には、車両用シートに着座した乗員とショルダベルトとの間の乗員の鎖骨に対向する領域に硬質パッドが配置されている。これにより、前面衝突時に、ショルダベルトから乗員への荷重を、硬質パッドを介してより耐性の高い鎖骨に伝えることができ、鎖骨よりも相対的に耐性の低い肋骨への負荷を低減することができる。このため、胸たわみ(すなわち、肋骨たわみ)の発生が抑制される。しかも、シートスライド装置による車両用シートのスライド位置や乗員の体格によらず、衝突後半まで乗員の鎖骨に荷重を伝え続けることが可能となる。
第2態様に記載の車両用乗員拘束装置は、第1態様に記載の車両用乗員拘束装置において、前記ショルダカバーの内部には、少なくとも前記車両用シートに着座した乗員と前記硬質パッドとの間に配置されると共に前記硬質パッドより柔らかい軟質パッドが設けられている。
第2態様に記載の車両用乗員拘束装置によれば、ショルダカバーの内部には、少なくとも車両用シートに着座した乗員と硬質パッドとの間に、硬質パッドより柔らかい軟質パッドが設けられている。すなわち、乗員と硬質パッドとの間に軟質パッドが介在されることで、乗員のシートベルト装着時の快適性が向上する。
第3態様に記載の車両用乗員拘束装置は、第2態様に記載の車両用乗員拘束装置において、前記軟質パッドは、前記ショルダカバーの厚さ方向で、前記ショルダベルトに沿って前記車両用シートに着座した乗員の肩部の側を覆うように延長されている。
第3態様に記載の車両用乗員拘束装置によれば、軟質パッドは、ショルダカバーの厚さ方向で、ショルダベルトに沿って乗員の肩部の側を覆うように延長されている。これにより、ショルダカバーの厚さ方向で、乗員の肩部との間に軟質パッドが介在されることで、乗員のシートベルト装着時の快適性がより一層向上する。
第4態様に記載の車両用乗員拘束装置は、第2態様又は第3態様に記載の車両用乗員拘束装置において、前記軟質パッドは、前記ショルダカバーの幅方向で、前記ショルダベルトに沿って前記車両用シートに着座した乗員の首側を覆うように延長されている。
第4態様に記載の車両用乗員拘束装置によれば、軟質パッドは、ショルダカバーの幅方向で、ショルダベルトに沿って車両用シートに着座した乗員の首側を覆うように延長されている。これにより、ショルダカバーの幅方向で、乗員の首との間に軟質パッドが介在されることで、乗員のシートベルトの装着時の快適性がさらに向上する。
第5態様に記載の車両用乗員拘束装置は、第1態様から第4態様までのいずれか1つの態様に記載の車両用乗員拘束装置において、前記取付部は、前記ショルダカバーの端末部が前記シートバックに対して上下方向にスライド可能に固定されるスライドプレートを有する。
第5態様に記載の車両用乗員拘束装置によれば、取付部は、スライドプレートを有しており、スライドプレートによって、ショルダカバーの端末部がシートバックに対して上下方向にスライド可能に固定されている。これにより、乗員がシートベルトを装着したときに、ショルダカバーの端末部がシートバックに対して上下方向にスライドすることで、乗員の体格に合わせて、ショルダカバーが乗員の肩部と対向する位置に配設される。このため、簡単な構成で、ショルダカバーを乗員の拘束に適切な位置(すなわち、硬質パッドが乗員の鎖骨に対向する位置)に設定することができる。
第6態様に記載の車両用乗員拘束装置は、第1態様から第4態様までのいずれか1つの態様に記載の車両用乗員拘束装置において、前記取付部は、前記ショルダカバーの端末部の側を前記ショルダカバーよりも伸び易い部材を介して前記シートバックのシート幅方向一端側の上部に固定する構成とされている。
第6態様に記載の車両用乗員拘束装置によれば、ショルダカバーの端末部の側がショルダカバーよりも伸び易い部材を介してシートバックのシート幅方向一端側の上部に固定されている。これにより、乗員がシートベルトを装着したときに、伸び易い部材が伸びることで、乗員の体格に合わせて、ショルダカバーが乗員の肩部と対向する位置に配設される。このため、簡単な構成で、ショルダカバーを乗員の拘束に適切な位置(すなわち、硬質パッドが乗員の鎖骨に対向する位置)に設定することができる。
第7態様に記載の車両用乗員拘束装置は、第1態様から第6態様までのいずれか1つの態様に記載の車両用乗員拘束装置において、前記硬質パッドは、前記車両用シートに着座した乗員に沿って屈曲可能に、前記ショルダベルトの長手方向に複数のスリットを備え、又は前記ショルダベルトの長手方向に複数に分割されている。
第7態様に記載の車両用乗員拘束装置によれば、硬質パッドは、ショルダベルトの長手方向に複数のスリットを備え、又はショルダベルトの長手方向に複数に分割されている。これにより、車両用シートに着座した乗員に沿って硬質パッドが屈曲し、硬質パッドが乗員にフィットするので、硬質パッドが乗員の鎖骨に対向する領域により確実に配置されると共にシートベルトの装着性が向上する。
第8態様に記載の車両用乗員拘束装置は、第7態様に記載の車両用乗員拘束装置において、複数の前記スリットは、前記硬質パッドにおける前記車両用シートに着座した乗員の側に設けられており、前記スリットにおける前記ショルダベルトの長手方向の幅は、前記ショルダベルトの側から前記車両用シートに着座した乗員の側に向かうにしたがって徐々に大きくなる構成とされている。
第8態様に記載の車両用乗員拘束装置によれば、複数のスリットは、硬質パッドにおける車両用シートに着座した乗員の側に設けられている。スリットにおけるショルダベルトの長手方向の幅は、ショルダベルトの側から乗員の側に向かうにしたがって徐々に大きくなる。これにより、複数のスリットの幅が小さくなるように硬質パッドが変形することで、車両用シートに着座した乗員に沿って硬質パッドが屈曲しやすくなり、シートベルトの装着性がさらに向上する。
本発明に係る車両用乗員拘束装置によれば、前面衝突時にショルダベルト側から乗員の肋骨に作用する入力荷重を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用乗員拘束装置が設けられた車両用シートを示す概略斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用乗員拘束装置に、車両用シートに着座した乗員が拘束された状態を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用乗員拘束装置に、車両用シートに着座した乗員が拘束された状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用乗員拘束装置に用いられるショルダカバーを示す、ショルダベルトの長手方向に沿った拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用乗員拘束装置に用いられるショルダカバーを示す、図4中の5A−5A線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用乗員拘束装置に用いられるショルダカバーの上端部がシートバックに対して上下方向に相対移動可能に取り付けられた取付部を示す、水平方向に沿った拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用乗員拘束装置に用いられるショルダカバーを示す、ショルダベルトの長手方向に沿った図4に対応する断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用乗員拘束装置に用いられるショルダカバーの端末部の側の伸長性部材が伸びた第1状態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用乗員拘束装置に用いられるショルダカバーの端末部の側の伸長性部材が伸びた第2状態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用乗員拘束装置において、前面衝突時のショルダカバーの端末部の側の伸長性部材の状態を示す側面図である。 変形例に係る車両用乗員拘束装置において、前面衝突時のショルダカバーの端末部の側の伸長性部材の状態を示す側面図である。 比較例の車両用乗員拘束装置において、前面衝突時にショルダベルト部と一体のエアバックが乗員の胸部と対向する位置で膨張した状態を示す側面図である。 比較例の車両用乗員拘束装置において、前面衝突時にショルダベルト部と一体のエアバックが乗員の肩部の後側で膨張した状態を示す側面図である。
本発明の実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。また、本発明の実施の形態では、シート前方、シートベルト幅方向、シート上方は、それぞれ車両前方、車両幅方向、車両上方と略一致しているため、車両前方、車両幅方向、車両上方に統一して記載する。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る車両用乗員拘束装置について図1〜図7を参照して説明する。また、各図は模式的なものであり、本発明と関連性の低いものは図示を省略している。さらに、図1では、後述する乗員Pの図示を省略している。
(車両用乗員拘束装置の構成)
図1に示すように、本実施形態に係る自動車の車両用乗員拘束装置10は、キャビンにおける車両前席右側の運転手席側の車両用シート(以下、単に「シート」という)12に設けられたものである。
シート12は、乗員が着座するシートクッション14と、シートクッション14の後端部で着座乗員の背部を支持するシートバック16と、シートバック16の上端部に配置されて着座乗員の頭部を支持するヘッドレスト18とを備えている。本実施形態では、ヘッドレスト18の一部のみを図示している。なお、本実施形態では、ヘッドレスト18は、シートバック16と一体的に設けられているが、シートバック16とは別体で設けられていてもよい。
シートバック16の上部の前面16Aの車両幅方向外側には、後述するシートベルト(ウェビング)22が挿通されて案内されるベルトガイド34が形成されている。
シート12に対して設けられたシートベルト装置20は、いわゆる3点式シートベルト装置であって、シートベルト22と、シートベルト22の一端が係止されるアンカプレート24とを備えている。また、シートベルト装置20は、シートベルト22の他端が係止されると共にシートベルト22に所定の張力を付与するプリテンショナ機能付きのリトラクタ26と、シート12の車両幅方向外側上部(ピラー)でシートベルト22をリトラクタ26の側に折り返すショルダアンカ28とを備えている。さらに、シートベルト装置20は、シートベルト22に挿通されたタングプレート30が嵌合されることにより固定されるバックル32を備えている。
シートベルト22のうち、ショルダアンカ28からバックル32にかけての部分をショルダベルト部(ショルダベルト)22Aといい、バックル32からアンカプレート24にかけての部分をラップベルト部22Bという。
ショルダベルト部22Aは、図2に示すように、シート12に着座した乗員Pの車両幅方向外側上部の肩部Sから車両幅方向内側下部の腰部Lにかけて斜めに且つ前方から乗員Pを拘束するものである。ここで、シート12の車両幅方向外側は、シート幅方向一端側の一例である。シート12の車両幅方向内側は、シート幅方向他端側の一例である。
また、車両用乗員拘束装置10には、図1〜図3に示すように、シートバック16の車両幅方向外側の上部にショルダカバー40が設けられている。ショルダカバー40は、ショルダベルト部22Aが挿通されると共に、シート12に着座した乗員Pの拘束面に沿って配置されている(図2及び図3参照)。すなわち、ショルダカバー40は、シートバック16の車両幅方向外側の上方からシートバック16の車両幅方向内側の斜め下方側に向けて延在されている。また、車両用乗員拘束装置10は、ショルダカバー40の車両幅方向外側の端末部としての上端部40Aの側が、シートバック16の車両幅方向外側の上部の前面16Aに対して上下方向(図3中の矢印X方向)に相対移動可能となるように取り付けられる取付部60を備えている。この取付部60については、後に説明する。
また、ショルダカバー40の車両幅方向内側の下端部40Bは、シート12に着座した乗員Pの肩部Sの下部と対向する位置に配置されている。すなわち、ショルダカバー40の車両幅方向内側の下端部40Bは、シート12に着座した乗員Pの肋骨94より上側に配置されている(図3参照)。
図4及び図5に示されるように、ショルダカバー40の内部には、ショルダベルト部22Aが挿通される筒状のベルト挿通部42と、シート12に着座した乗員Pとショルダベルト部22A(すなわち、ベルト挿通部42)との間に配置された硬質パッド44とが設けられている。硬質パッド44は、ショルダカバー40の略車両前後方向の中間部から前側部分に配置されている。また、硬質パッド44は、シート12に着座した乗員Pの鎖骨92と対向する領域に配置されている(図3参照)。また、ショルダカバー40の内部には、少なくともシート12に着座した乗員Pと硬質パッド44との間に配置されると共に硬質パッド44より柔らかい軟質パッド46が設けられている。
より具体的には、軟質パッド46は、シート12に着座した乗員Pと硬質パッド44との間に介在される本体部46Aを備えている。また、軟質パッド46は、ショルダカバー40の厚さ方向で、本体部46Aからショルダベルト部22Aに沿ってシート12に着座した乗員Pの肩部Sの側を覆うように延長された後側延長部46Bを備えている(図4参照)。さらに、軟質パッド46は、ショルダカバー40の幅方向で、本体部46Aからショルダベルト部22Aに沿ってシート12に着座した乗員Pの首Nの側を覆うように延長された内側延長部46Cを備えている(図5参照)。
さらに、ショルダカバー40は、ベルト挿通部42と硬質パッド44と軟質パッド46とを囲む袋状の表皮48を備えている。表皮48の下端部48Aには、ショルダベルト部22Aが挿通される開口部50が設けられている(図4参照)。また、表皮48の上端部48Bは、車両上側の斜め後方側に延在されており、表皮48の上端部48Bは、取付部60の一部を構成するスライドプレート62に固定されている(図4参照)。
ベルト挿通部42は、ショルダベルト部22Aの長手方向と直交する方向の断面視にて略矩形筒状に形成されている(図5参照)。ベルト挿通部42は、ショルダベルト部22Aを囲むように配置されており、ベルト挿通部42に挿通されたショルダベルト部22Aが長手方向に沿って摺動するようになっている(図4参照)。ベルト挿通部42は、例えば、低摩擦性の樹脂で形成されている。ショルダベルト部22Aの引き出し、又は巻取りをスムーズに行うために、ベルト挿通部42の摺動抵抗を下げている。
硬質パッド44は、ショルダベルト部22Aに沿って一体で構成されており、シート12に着座した乗員Pの側(すなわち、ベルト挿通部42と反対側)にショルダベルト部22Aの長手方向に複数のスリット44Aを備えている。スリット44Aは、例えば、乗員Pの側の幅(ショルダベルト部22Aの長手方向に沿った幅)がベルト挿通部42の側の幅よりも徐々に大きくなるように、逆V字状に形成されている。硬質パッド44は、複数のスリット44Aを設けることで、シート12に着座した乗員Pの拘束面に沿って屈曲しやすい。
硬質パッド44は、軟質パッド46よりも硬い材料で形成されており、例えば、樹脂で形成されている。硬質パッド44は、ショルダカバー40の内部で位置がずれないように、例えば、ベルト挿通部42に接着等により接合されていてもよい。硬質パッド44は、上記のようにシート12に着座した乗員Pの鎖骨92と対向する領域に配置されていることで、前面衝突時に乗員Pの鎖骨92に荷重を伝え、乗員Pの肋骨94を押しにくくする構成とされている。
軟質パッド46は、上記のように本体部46Aと、後側延長部46Bと、内側延長部46Cとを備えている。後側延長部46Bは、ショルダカバー40の厚さ方向で、本体部46Aの厚さよりも厚い(図4参照)。本実施形態では、後側延長部46Bは、ショルダベルト部22Aの長手方向に沿って、厚さがほぼ同じとなるように構成されている。後側延長部46Bの上部は、ベルト挿通部42に接触している。軟質パッド46は、硬質パッド44よりも柔らかい材料で形成されており、例えば、発泡樹脂で形成されている。軟質パッド46は、ショルダカバー40の内部で位置がずれないように、例えば、ベルト挿通部42に接着等により接合されていてもよい。
また、内側延長部46Cは、本体部46Aから硬質パッド44及びベルト挿通部42の車両幅方向内側に回り込むように延長されている(図5参照)。
ショルダカバー40では、シート12に着座した乗員Pと硬質パッド44との間に軟質パッド46の本体部46Aが介在されることで、乗員Pのシートベルト22の装着時の快適性を向上させるようになっている。また、ショルダカバー40の厚さ方向で、ベルト挿通部42と乗員Pの肩部Sとの間に軟質パッド46の後側延長部46Bが介在されている。さらに、ショルダカバー40の幅方向で、ベルト挿通部42と乗員Pの首Nとの間に軟質パッド46の内側延長部46Cが介在されている。これにより、乗員Pのシートベルト22の装着時の快適性を向上させるようになっている。
表皮48は、例えば、繊維を織り込んだ布又は柔軟な樹脂で形成されており、乗員Pとのこすれを防止又は抑制するようになっている。本実施形態では、表皮48は、伸びにくい材料で形成されている。
図6には、ショルダカバー40の上端部40Aの側を、シートバック16に対して上下方向に相対移動可能に取り付ける取付部60が水平断面図にて示されている。図6に示されるように、シートバック16には、シートフレーム76と、シートフレーム76に取り付けられるシードパッド70とが設けられている。シードパッド70には、シート12の略前後方向に沿ってショルダベルト部22Aが挿通される貫通部72が設けられている。シードパッド70の表面は、シート表皮74で覆われている。シート表皮74は、例えば、シードパッド70の表面に接着等により取り付けられている。
取付部60は、ショルダカバー40の表皮48の上端部48Bが固定されるスライドプレート62を備えている。スライドプレート62は、略矩形状の単一の枠体で構成されており、上下一対の横枠部62A(図4参照)と、左右一対の縦枠部62B(図6参照)とを備えている。本実施形態では、表皮48の上端部48Bは筒状に形成されており、表皮48の上端部48Bがスライドプレート62の内側縁部に固定されている。また、取付部60は、シートバック16の車両幅方向外側の上部に取り付けられ、かつスライドプレート62を上下方向に移動可能にガイドするガイド部材64を備えている。
ガイド部材64は、シートバック16の貫通部72の両側に配置されるシートフレーム76に取り付けられる取付プレート64Aと、取付プレート64Aの端部に設けられると共にスライドプレート62の縦枠部62Bの縁部を上下方向に摺動可能に挟み込むガイド部64Bとを備えている。取付プレート64A及びガイド部64Bは、シートバック16の貫通部72の車両幅方向両側に配置されている。取付プレート64Aは、車両幅方向に沿った断面視にて略L字状に形成されており、一端部がシートフレーム76に図示しない取付具で固定されている。ガイド部64Bは、取付プレート64Aの他端部に設けられており、車両幅方向に沿った断面視にて略U字状に形成されている。左右一対のガイド部64Bは、スライドプレート62の縦枠部62Bを両側から摺動可能に支持することで、スライドプレート62が上下方向に移動するようになっている。本実施形態では、ガイド部64Bの内側縁部がベルトガイド34とされている。
本実施形態では、ガイド部材64は、スライドプレート62をシートバック16の前後方向には移動させずに、シートバック16の上下方向に移動させる構成とされている。ガイド部材64の上下方向の長さは、スライドプレート62の上下方向の長さよりも長く、ガイド部材64の上下にスライドプレート62を上下方向に移動させるためのスペースが設けられている。また、図示を省略するが、取付部60には、スライドプレート62の上下方向の移動範囲を規制するための上側ストッパ及び下側ストッパが設けられている。
シート12に着座した乗員Pがシートベルト22を装着する際には、乗員Pの体格に合わせて、ショルダカバー40の表皮48の上端部48Bに固定されたスライドプレート62がガイド部材64にガイドされた状態で上下方向に移動する。これにより、乗員Pの肩部Sの位置に合わせて、ショルダカバー40がシートバック16に対して上下方向に移動することで、ショルダカバー40が乗員Pの肩部Sにセルフフィットするようになっている(図2及び図3参照)。これにより、ショルダカバー40の硬質パッド44が乗員Pの鎖骨92に対向する領域に配置されるようになっている。
(作用及び効果)
次に、第1実施形態の車両用乗員拘束装置10の作用及び効果について説明する。
車両用乗員拘束装置10では、シートバック16の幅方向外側の上部には、ショルダベルト部22Aが挿通されると共に乗員Pの拘束面に沿って配置されるショルダカバー40が設けられている。ショルダカバー40の上端部40Aの側は、取付部60によって、シートバック16の幅方向外側の上部の前面16Aに沿って上下方向に相対移動可能となるように取り付けられている。これにより、シート12に着座した乗員Pがシートベルト22で拘束された状態で(すなわち、乗員Pがシートベルト22を装着したときに)、乗員Pの体格に合わせて、ショルダカバー40の上端部40Aの側がシートバック16の幅方向外側の上部の前面16Aに対して上下方向(図3中の矢印X方向)に相対移動する。このため、ショルダカバー40が、シート12に着座した乗員Pの肩部Sと対向する位置に配設される(図2及び図3参照)。また、シートスライド装置(図示省略)によりシート12のスライド位置が変わった場合でも、乗員Pの体格に合わせて、ショルダカバー40の上端部40Aの側がシートバック16の幅方向外側の上部の前面16Aに対して上下方向に相対移動することで、ショルダカバー40を乗員Pの肩部Sと対向する位置に配設することが可能となる。
ショルダカバー40の内部には、シート12に着座した乗員Pとショルダベルト部22Aとの間の乗員Pの鎖骨92に対向する領域に硬質パッド44が配置されている(図3参照)。これにより、車両の前面衝突時に、ショルダベルト部22Aから乗員Pへの荷重を、硬質パッド44を介してより耐性の高い鎖骨92に伝えることができ、鎖骨92よりも相対的に耐性の低い肋骨94への負荷を低減することができる。このため、乗員Pの肋骨94付近が変形する胸たわみ(すなわち、肋骨たわみ)の発生が抑制又は防止される。しかも、車両用乗員拘束装置10では、シートスライド装置(図示省略)によるシート12のスライド位置や乗員Pの体格によらず、衝突後半まで乗員Pの鎖骨92に荷重を伝え続けることが可能となる。
このように、車両用乗員拘束装置10では、前面衝突時にショルダベルト部22Aの側から乗員Pの肋骨94に作用する入力荷重を低減することができる。
また、車両用乗員拘束装置10では、ショルダカバー40の内部には、少なくともシート12に着座した乗員Pと硬質パッド44との間に、硬質パッド44より柔らかい軟質パッド46が設けられている。すなわち、乗員Pと硬質パッド44との間に軟質パッド46が介在されることで、乗員Pのシートベルト22の装着時の快適性が向上する。
また、車両用乗員拘束装置10では、軟質パッド46は、ショルダカバー40の厚さ方向で、ショルダベルト部22Aに沿ってシート12に着座した乗員Pの肩部Sの側を覆うように延長された後側延長部46Bを備えている。これにより、ショルダカバー40の厚さ方向で、ショルダベルト部22Aと乗員Pの肩部Sとの間に軟質パッド46の後側延長部46Bが介在されることで、乗員Pのシートベルト22の装着時の快適性がより一層向上する。
また、車両用乗員拘束装置10では、軟質パッド46は、ショルダカバー40の幅方向で、ショルダベルト部22Aに沿ってシート12に着座した乗員Pの首Nの側を覆うように延長された内側延長部46Cを備えている。これにより、ショルダカバー40の幅方向で、ショルダベルト部22Aと乗員Pの首Nとの間に軟質パッド46の内側延長部46Cが介在されることで、乗員Pのシートベルト22の装着時の快適性がさらに向上する。
また、車両用乗員拘束装置10では、取付部60は、ショルダカバー40の上端部40Aがシートバック16に対して上下方向にスライド可能に固定されるスライドプレート62を有している。すなわち、ショルダカバー40の上端部40Aが固定されたスライドプレート62は、シートバック16に設けられたガイド部材64に沿って上下方向にスライドする。これにより、乗員Pがシートベルト22を装着したときに、ショルダカバー40の上端部40Aの側のスライドプレート62がシートバック16に対して上下方向にスライドすることで、乗員Pの体格に合わせて、ショルダカバー40が乗員Pの肩部Sと対向する位置に配設される。このため、簡単な構成で、ショルダカバー40を乗員Pの拘束に適切な位置(すなわち、硬質パッド44が乗員Pの鎖骨92に対向する位置)に設定することができる(図3参照)。
また、車両用乗員拘束装置10では、硬質パッド44は、ショルダベルト部22Aの長手方向に複数のスリット44Aを備えている。複数のスリット44Aは、シート12に着座した乗員Pの側に設けられている。スリット44Aにおけるショルダベルト部22Aの長手方向の幅は、ショルダベルト部22Aの側から乗員Pの側に向かうにしたがって徐々に大きくなる構成とされている。これにより、複数のスリット44Aの幅が小さくなるように硬質パッド44が変形することで、シート12に着座した乗員Pに沿って硬質パッド44が屈曲しやすくなり、硬質パッド44が乗員Pにフィットしやすい。このため、硬質パッド44が乗員Pの鎖骨92に対向する領域により確実に配置されると共にシートベルト22の装着性が向上する。
図11及び図12には、比較例の車両用乗員拘束装置200が概略構成図にて示されている。図11及び図12に示されるように、車両用乗員拘束装置200は、ショルダベルト部22Aの上下方向の上部にショルダベルト部22Aと一体でエアバック204が設けられている。車両用乗員拘束装置200では、図示しないセンサで前面衝突が検出されたときに、エアバック204にガスが導入されることで、エアバック204が膨張する。
図11に示されるように、比較例の車両用乗員拘束装置200では、シート202のシートスライド位置やシート202に着座した乗員Pの体格によって、エアバック204が乗員Pの胸部と対向する位置に配置される場合がある。この場合は、前面衝突時にエアバック204が乗員Pの胸部と対向する位置で膨張し、エアバック204が乗員Pの肋骨94を押すことになる。
また、図12に示されるように、比較例の車両用乗員拘束装置200では、シート202のシートスライド位置やシート202に着座した乗員Pの体格によって、エアバック204が乗員Pの後側に配置される場合がある。この場合は、前面衝突時にエアバック204が乗員Pの肩部の後側で膨張するため、エアバック204が乗員Pの肩部を押すことができない。
このため、比較例の車両用乗員拘束装置200では、前面衝突時にエアバック204が膨張しても、エアバック204により乗員Pの鎖骨92に安定して荷重を伝達することは難しい。
これに対して、第1実施形態の車両用乗員拘束装置10では、シート12に着座した乗員Pがシートベルト22を装着したときに、乗員Pの体格に合わせて、ショルダカバー40の上端部40Aの側がシートバック16の幅方向外側の上部の前面16Aに対して上下方向に相対移動する。これにより、ショルダカバー40が、シート12に着座した乗員Pの肩部Sと対向する位置に配設され、前面衝突時にショルダベルト部22Aから乗員Pへの荷重を硬質パッド44を介してより耐性の高い鎖骨92に伝えることができる。
〔第2実施形態〕
図7には、第2実施形態の車両用乗員拘束装置100に用いられるショルダカバー102が示されている。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、車両用乗員拘束装置100には、ショルダカバー102の内部に、硬質パッド104が設けられている。硬質パッド104は、シートに着座した乗員P(図示省略)とショルダベルト部22A(すなわち、ベルト挿通部42)との間に配置されている。また、硬質パッド104は、ショルダカバー102の略車両前後方向の中間部から前側部分に配置されており、シートに着座した乗員Pの鎖骨92(図示省略)と対向する領域に配置されている。
硬質パッド104は、ショルダベルト部22Aの長手方向に複数に分割されている。より具体的には、硬質パッド104は、ショルダベルト部22Aの長手方向に分割された複数の分割部104Aを備えている。本実施形態では、隣り合う分割部104Aの間には、スペース(空間)が設けられている。硬質パッド104の複数の分割部104Aは、ショルダカバー102の内部で位置がずれないように、例えば、ベルト挿通部42に接着等により接合されている。
上記の車両用乗員拘束装置100では、硬質パッド104が、ショルダベルト部22Aの長手方向に分割された複数の分割部104Aを備えていることにより、シートに着座した乗員P(図示省略)の拘束面に沿って硬質パッド104が屈曲しやすい。これにより、硬質パッド104が乗員Pにフィットする。このため、硬質パッド104が乗員Pの鎖骨92(図示省略)に対向する領域により確実に配置されると共にシートベルト22の装着性が向上する。
上記の車両用乗員拘束装置100では、車両の前面衝突時に、ショルダベルト部22Aから乗員Pへの荷重を、硬質パッド104を介してより耐性の高い鎖骨92に伝えることができ、鎖骨92よりも相対的に耐性の低い肋骨94(図示省略)への負荷を低減することができる。
〔第3実施形態〕
図8A〜図9には、第3実施形態の車両用乗員拘束装置120に用いられるショルダカバー122が示されている。なお、前述した第1及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図8A及び図8Bに示されるように、車両用乗員拘束装置120は、シートバック16の幅方向外側の上部に、ショルダベルト部22Aが挿通されると共にシート12に着座した乗員Pの拘束面に沿って配置されるショルダカバー122を備えている。また、車両用乗員拘束装置120は、シートバック16の幅方向外側の上部の前面16Aに沿って、ショルダカバー122の端末部としての上端部122Bの側が上下方向に相対移動可能となるように取り付けられる取付部124を備えている。取付部124は、ショルダカバー122の上端部122Bの側をショルダカバー122よりも伸び易い伸長性部材126を介してシートバック16の幅方向外側の上部の前面16Aに固定する構成とされている。本実施形態では、伸長性部材126は、ショルダカバー122の表皮48よりも伸び易い布で構成されている。
車両用乗員拘束装置120では、伸長性部材126のショルダカバー122と反対側の端部は、プレート128に取り付けられている。プレート128は、シートバック16の幅方向外側の上部に固定されている。すなわち、プレート128は、シートバック16の幅方向外側の上部に図示しない取付具を用いて固定されており、シートバック16に対して上下方向に移動しない構成とされている。
図8A及び図8Bに示されるように、シート12に着座した乗員Pがシートベルト22を装着する際には、乗員Pの体格に合わせて、伸長性部材126が伸びることで、シートバック16の幅方向外側の上部の前面16Aに対して、ショルダカバー122の上端部122Bの側が上下方向に相対移動する。すなわち、伸長性部材126が伸びることで、シート12に着座した乗員Pの肩部Sの位置に合わせて、ショルダカバー122が乗員Pの肩部Sにセルフフィットする。これにより、ショルダカバー122の硬質パッド44が乗員Pの鎖骨92に対向する領域に配置される。
上記の車両用乗員拘束装置120では、ショルダカバー122の上端部122Bの側がショルダカバー122よりも伸び易い伸長性部材126を介してシートバック16の幅方向外側の上部の前面16Aに固定されている。これにより、乗員Pがシートベルト22を装着したときに、伸長性部材126が伸びることで、乗員Pの体格に合わせて、ショルダカバー122が乗員Pの肩部Sと対向する位置に配設される。このため、簡単な構成で、ショルダカバー122を乗員Pの拘束に適切な位置(すなわち、硬質パッド44が乗員Pの鎖骨92に対向する位置)に設定することができる。
また、車両用乗員拘束装置120では、図9に示されるように、車両の前面衝突時に乗員Pの前後移動に伴ってショルダベルト部22Aが引っ張られ、ショルダベルト部22Aの長さに応じて伸長性部材126がさらに伸びる。これにより、乗員Pに対してショルダカバー122の位置がずれることが抑制され、ショルダカバー122が乗員Pの肩部Sと対向する位置に維持される。このため、車両用乗員拘束装置120では、車両の前面衝突時に、ショルダベルト部22Aから乗員Pへの荷重を、硬質パッド44を介してより耐性の高い鎖骨92に伝えることができ、鎖骨92よりも相対的に耐性の低い肋骨94(図示省略)への負荷を低減することができる。
〔変形例〕
図10には、変形例に係る車両用乗員拘束装置130に用いられるショルダカバー122が示されている。車両用乗員拘束装置130では、図10に示されるように、車両の前面衝突時に、衝撃により伸長性部材126が破断する構成とされている。これにより、ショルダカバー122が乗員Pに対してずれることが抑制され、乗員Pの肩部Sと対向する位置に維持される。このため、車両用乗員拘束装置130では、車両の前面衝突時に、ショルダベルト部22Aから乗員Pへの荷重を、硬質パッド44を介してより耐性の高い鎖骨92に確実に伝えることができ、鎖骨92よりも相対的に耐性の低い肋骨94(図示省略)への負荷を低減することができる。
なお、第1実施形態又は第3実施形態では、硬質パッド44が逆V字状の複数のスリット44Aを備えているが、スリット44Aの形状又は個数は、変更が可能である。例えば、硬質パッドにショルダベルト部の長手方向に複数のスリットを備えると共に、スリットの幅が、乗員P側からベルト挿通部42の側に向かってほぼ一定の構成としてもよい。その際、硬質パッドの複数のスリットの幅を大きくすることで、乗員Pの拘束面に沿って硬質パッドを屈曲させることができる。
また、第2実施形態では、硬質パッド104が複数に分割されているが、分割部104Aの形状、間隔及び個数は、変更が可能である。
また、第1〜第3実施形態では、軟質パッド46の後側延長部46Bは、ショルダベルト部22Aの長手方向に沿って、厚さがほぼ同じ構成であるが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、軟質パッドの後側延長部は、ショルダベルト部の長手方向に沿って後側に向かうにしたがって、厚さが徐々に薄くなる構成でもよい。
また、第1〜第3実施形態では、ショルダベルト部22Aが挿通される筒状のベルト挿通部42が設けられていたが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、ベルト挿通部は、ショルダベルト部22Aが長手方向に摺動する構成であれば、筒状以外の構成でもよい。例えば、ショルダベルト部22Aの上側と下側に低摩擦性のシート状部材を配置した構成でもよい。また、プリテンショナ機能付きのリトラクタ26を、シートバック16に搭載した構成としてもよい。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
10 車両用乗員拘束装置
12 車両用シート
16 シートバック
16A 前面
20 シートベルト装置(3点式シートベルト装置)
22 シートベルト
22A ショルダベルト部(ショルダベルト)
32 バックル
40 ショルダカバー
40A 上端部(端末部)
44 硬質パッド
44A スリット
46 軟質パッド
46B 後側延長部(乗員の肩部側に延長された部分)
46C 内側延長部(乗員の首側に延長された部分)
48 表皮
60 取付部
62 スライドプレート
92 鎖骨
94 肋骨
100 車両用乗員拘束装置
102 ショルダカバー
104 硬質パッド
104A 分割部(分割された部分)
120 車両用乗員拘束装置
122 ショルダカバー
122B 上端部(端末部)
124 取付部
126 伸長性部材(伸び易い部材)
130 車両用乗員拘束装置
N 首
P 乗員
S 肩部

Claims (8)

  1. 乗員が着座する車両用シートを構成するシートバックのシート幅方向一端側上方からシート幅方向他端側下部のバックルに向けて延在するショルダベルトを含む3点式シートベルト装置と、
    前記シートバックのシート幅方向一端側の上部に設けられ、前記ショルダベルトが挿通されると共に、前記車両用シートに着座した乗員の拘束面に沿って配置されるショルダカバーと、
    前記車両用シートに着座した乗員が前記3点式シートベルト装置を装着したときに、前記ショルダカバーの端末部の側が、前記シートバックのシート幅方向一端側の上部の前面に沿って上下方向に相対移動可能となるように取り付けられる取付部であって、前記ショルダカバーの端末部の側がシートバックの前後方向には移動せずに、前記シートバックの上下方向のみ移動する前記取付部と、
    前記ショルダカバーの内部に設けられ、前記車両用シートに着座した乗員と前記ショルダベルトとの間の乗員の鎖骨に対向する領域に配置された硬質パッドと、
    を有する車両用乗員拘束装置。
  2. 乗員が着座する車両用シートを構成するシートバックのシート幅方向一端側上方からシート幅方向他端側下部のバックルに向けて延在するショルダベルトを含む3点式シートベルト装置と、
    前記シートバックのシート幅方向一端側の上部に設けられ、前記ショルダベルトが挿通されると共に、前記車両用シートに着座した乗員の拘束面に沿って配置されるショルダカバーと、
    前記シートバックのシート幅方向一端側の上部に対して、前記ショルダカバーの端末部の側が上下方向に相対移動可能となるように取り付けられる取付部と、
    前記ショルダカバーの内部に設けられ、前記車両用シートに着座した乗員と前記ショルダベルトとの間の乗員の鎖骨に対向する領域に配置された硬質パッドと、
    を有し、
    前記取付部は、前記ショルダカバーの端末部の側を前記ショルダカバーよりも伸び易い部材を介して前記シートバックのシート幅方向一端側の上部に固定する構成とされている車両用乗員拘束装置。
  3. 前記ショルダカバーの内部には、少なくとも前記車両用シートに着座した乗員と前記硬質パッドとの間に配置されると共に前記硬質パッドより柔らかい軟質パッドが設けられている請求項1又は請求項2に記載の車両用乗員拘束装置。
  4. 前記硬質パッドは、前記ショルダカバーの車両前後方向の中間部から前側部分に配置されており、
    前記軟質パッドは、前記ショルダカバーの厚さ方向で、前記ショルダベルトに沿って前記車両用シートに着座した乗員の肩部の側を覆うように延長されている後側延長部を備えている請求項に記載の車両用乗員拘束装置。
  5. 前記軟質パッドは、前記ショルダカバーの幅方向で、前記ショルダベルトに沿って前記車両用シートに着座した乗員の首側を覆うように前記ショルダカバーの車両幅方向内側のみに延長された内側延長部を備えており、
    前記内側延長部は、前記車両用シートに着座した乗員と前記硬質パッドとの間に配置された本体部から、前記硬質パッド及び前記ショルダベルトが挿通される筒状のベルト挿通部の車両幅方向内側に回り込むように延長されている請求項3又は請求項4記載の車両用乗員拘束装置。
  6. 前記取付部は、前記ショルダカバーの端末部が前記シートバックに対して上下方向にスライド可能に固定されるスライドプレートを有する請求項に記載の車両用乗員拘束装置。
  7. 前記硬質パッドは、前記車両用シートに着座した乗員に沿って屈曲可能に、前記ショルダベルトの長手方向に複数のスリットを備え、又は前記ショルダベルトの長手方向に複数に分割されている請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の車両用乗員拘束装置。
  8. 複数の前記スリットは、前記硬質パッドにおける前記車両用シートに着座した乗員の側に設けられており、
    前記スリットにおける前記ショルダベルトの長手方向の幅は、前記ショルダベルトの側から前記車両用シートに着座した乗員の側に向かうにしたがって徐々に大きくなる構成とされている請求項7に記載の車両用乗員拘束装置。
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