JP3521769B2 - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents
頭部保護エアバッグ装置Info
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Description
ガスを噴出させ、このガスによって頭部保護エアバッグ
袋体を膨張展開させる頭部保護エアバッグ装置に関す
る。
ートに着座した乗員の頭部保護性能を向上させるべく、
シートベルトに格納されたエアバッグ袋体を膨張させる
頭部保護エアバッグ装置の一例が特開平6−64493
号公報に示されている。
バッグ装置におけるシートベルト200は、乗員202
の車室外側となる肩部202Aから他方側へ下方へ向か
って斜めに延設されるショルダベルト部204と、乗員
202の腰部202Bの左右一方の片側から他側へ延設
されるラップベルト部206とを有している。また、シ
ョルダベルト部204は、それぞれ中間ガイドである第
1アンカー208と第2アンカー210とによってガイ
ドされ、ショルダベルト部204が乗員202に良好に
フィットするようになっている。また、側突時等には、
インフレータから噴出したガスによって、図37に二点
鎖線で示される如く、ショルダベルト部204が膨張す
る。この際、ショルダベルト部204の第1アンカー2
08と第2アンカー210との間の部位204Aが大き
く膨張するので、乗員202の頭部202C及び顔が、
横方向の加速度により、膨張したショルダベルト部20
4の部位204Aに当接するようになっている。
たような頭部保護エアバッグ装置においては、図38に
示される如く、ショルダベルト部204が、チューブ2
12、ウエビング214、カバー216の三層構造とな
っており、インフレータからのガスが図37に示すバッ
クル装置218及びタングプレート220に形成された
ガス流路を通ってショルダベルト部204のチューブ2
12内に瞬時に充填される構成となっている。即ち、シ
ョルダベルト部204自体にエアバッグ袋体の機能を持
たせた構成となっている。このため、ショルダベルト部
204自体が厚くなり、しなやかさが損なわれるので、
ショルダベルト部204の使用性及び装着感が悪化す
る。
に沿って展開可能で且つシートベルトの使用性及び装着
感を向上できる頭部保護エアバッグ装置を得ることが目
的である。
は、車両の側突とロールオーバーとのうちの少なくとも
いずれか一方を検出するセンサと、該センサの出力信号
に基づいて作動するインフレータと、シートに着座した
乗員頭部の車室外側に位置するシートベルトのショルダ
ベルト部に沿って、前記シートベルトに対して別体で且
つ相対的に摺動可能に配設され、長手方向膨張 展開外形
形状が筒形状であり、該筒形状を前記ショルダベルト部
が長手方向に挿通しているエアバッグ袋体と、を有する
ことを特徴とする。
バーとのうちの少なくともいずれか一方を検出すると、
インフレータがガスを噴出する。このガスにより、エア
バッグ袋体は、シートに着座した乗員頭部の車室外側に
位置するシートベルトのショルダベルト部に沿って膨張
展開して、乗員頭部を保護する。この際、エアバッグ袋
体はショルダベルト部に沿い、且つ長手方向膨張展開外
形形状が筒形状であり、該筒形状をショルダベルト部が
長手方向に挿通するため、エアバッグ袋体を乗員頭部と
車室側部との間の所定の部位に確実に展開することがで
きる。しかも、エアバッグ袋体をシートベルトに対して
別体で且つ相対的に摺動可能に配設したため、シートベ
ルト自体が薄軟となり、シートベルトの使用性及び装着
感を向上できる。また、車室内側側部に沿って配設する
カーテン状のエアバッグ袋体に比べ、エアバッグ袋体の
容量を小さくできるため、展開完了時間の短縮や低コス
ト化が可能となる。
頭部保護エアバッグ装置において、前記シートは3点式
シートベルトを有し、前記インフレータは前記シートに
内蔵され、前記エアバッグ袋体はシートバックのサイド
ドア側上部から繰り出される前記シートベルトのショル
ダベルト部に沿って折り畳まれた状態で配設されている
ことを特徴とする。
部保護エアバッグ装置をシート側だけで構成できる。こ
のため、コンバーチブル車にも適用可能である。また、
シートを交換することにより、既存の車両にも容易に適
用できる。
頭部保護エアバッグ装置において、 前記シートは3点
式シートベルトを有し、前記インフレータは前記シート
に内蔵され、前記エアバッグ袋体は折り畳まれた状態で
シートバックのサイドドア側上部内に格納されているこ
とを特徴とする。
ートに内蔵されたインフレータが作動すると、折り畳ま
れた状態でシートバックのサイドドア側上部内に格納さ
ていたエアバッグ袋体がシートベルトのショルダベルト
部に沿ってシート前方へ膨張展開して、乗員頭部を保護
する。また、エアバッグ袋体を折り畳まれた状態でシー
トバックのサイドドア側上部内に格納したので、頭部保
護エアバッグ装置をシート側だけで構成できる。このた
め、コンバーチブル車にも適用可能である。また、シー
トを交換することにより、既存の車両にも容易に適用で
きる。また、エアバッグ袋体の傷つきを防止できると共
に、エアバッグ袋体によってシートベルトの格納性が損
なわれることも無い。
頭部保護エアバッグ装置において、 前記折り畳んだ状
態のエアバッグ袋体とともに前記シートバックのサイド
ドア側上部から繰り出される前記シートベルトのショル
ダベルト部の一部を覆い、エアバッグ袋体の展開方向を
前記ショルダベルト部に沿った方向へ誘導する誘導カバ
ーを有することを特徴とする。
ートに内蔵されたインフレータが作動すると、折り畳ま
れた状態でシートバックのサイドドア側上部内に格納さ
ていたエアバッグ袋体がシートベルトのショルダベルト
部と誘導カバーによって案内されて、ショルダベルト部
に沿った方向へ膨張展開して乗員頭部を保護する。ま
た、誘導カバーを設けたので、エアバッグ袋体が乗員と
直接接触することが無いため、エアバッグ袋体をさらに
スムーズに膨張展開させることができる。
いずれかに記載の頭部保護エアバッグ装置において、前
記エアバッグ袋体の展開形状は前記シートベルトのショ
ルダベルト部に沿った中空円筒形状となっており、長手
方向に沿って形成された中空部内に前記ショルダベルト
部が挿通されていることを特徴とする。
内容に加えて、中空円筒形状のエアバッグ袋体に長手方
向に沿って形成された中空部内にシートベルトが挿通さ
れているため、シートベルトと乗員肩部との接触を防止
できる。
いずれかに記載の頭部保護エアバッグ装置において、前
記エアバッグ袋体の展開形状は前記シートベルトのショ
ルダベルト部に沿った円筒形状となっており、前記シー
トベルトの上面及び車室外側面の少なくともいずれか一
方に取り付けるためのガイド手段を、備えていることを
特徴とする。
内容に加えて、ガイド手段により、エアバッグ袋体をシ
ートベルトの上面及び車室外側面のいずれか一方に取り
付けたため、エアバッグ袋体の展開が乗員に邪魔され難
く、エアバッグ袋体が容易に展開できると共にエアバッ
グ袋体の形状を簡素化することもできる。
頭部保護エアバッグ装置において、前記インフレータが
ピラー部に内蔵され、前記エアバッグ袋体のインフレー
タ側端部がピラー部に対してスリップジョイントを取り
付けるショルダアンカボルトにより固定されていること
を特徴とする。
存のショルダアンカボルトを利用してエアバッグ袋体を
固定したので専用の固定具が不要である。また、ショル
ダアンカボルトの取付部は高強度に設定されているた
め、新たに補強する必要もない。
頭部保護エアバッグ装置において、前記インフレータが
ピラー部に内蔵され、前記エアバッグ袋体が折り畳まれ
た状態で、ピラー部に取り付けたスリップジョイントか
ら延びるショルダベルト部に沿って設けられ、且つ前記
スリップジョイントにインフレータとエアバッグ袋体と
を接続するガス供給用ホースを通す長孔が設定されてい
ることを特徴とする。
ス供給用ホースがむき出しになり、車室内側からの見栄
えが悪くなるのを防止できると共に、ガス供給用ホース
がシートベルトの操作に悪影響を与えることもない。
頭部保護エアバッグ装置において、前記インフレータが
ピラー部に内蔵され、前記エアバッグ袋体が長手方向を
短縮した蛇腹状に折り畳まれて、ピラー部に取り付けた
スリップジョイント部に格納されていることを特徴とす
る。
アバッグ袋体をピラー部に取り付けたスリップジョイン
ト部に格納したため、シートベルトの通常使用状態にお
けるエアバッグ袋体の傷つきを防止できる。
の頭部保護エアバッグ装置において、前記インフレータ
をシートバックに内蔵すると共に、該シートバックのサ
イドドア側上部にベルトガイドを設定し、且つ折り畳ま
れたエアバッグ袋体の一端を前記ベルトガイドに固定し
たことを特徴とする。
アバッグ袋体がシートバックに装着されているので、エ
アバッグ袋体の展開領域が乗員のシートスライド位置に
よる影響を受けない。このため、エアバッグ袋体の容量
を小さくできる。また、乗員の車室外側方向への移動を
より有効に制御可能である。更に、シートベルトの取り
回しは従来構成をそのまま使用可能である。
載の頭部保護エアバッグ装置において、前記シートバッ
クには、胸部保護エアバッグ袋体が設定されており、前
記インフレータを頭部保護エアバッグ袋体と胸部保護エ
アバッグ袋体とに共用していることを特徴とする。
部保護エアバッグ袋体と胸部保護エアバッグ袋体のイン
フレータを共用した構成としたことで、システムの簡素
化が可能である。
載の頭部保護エアバッグ装置において、前記頭部保護エ
アバッグ袋体へのガス供給用ホースに、インフレータか
ら頭部保護エアバッグ袋体への流れを許容するが、頭部
保護エアバッグ袋体から胸部保護エアバッグ袋体へのガ
ス流れを阻止する逆止弁を備えたことを特徴とする。
部保護エアバッグ袋体は、二次衝突時刻が遅いこともあ
り、頭部衝突時にガスが胸部保護エアバッグ袋体に流れ
て圧力が低下することが考えられるが、この場合には、
逆止弁により、頭部保護エアバッグ袋体から胸部保護エ
アバッグ袋体へのガス流れが阻止され、頭部保護エアバ
ッグ袋体の内圧保持時間を延長することが可能である。
の頭部保護エアバッグ装置において、前記展開膨張部
は、ショルダベルト使用時に乗員と接しないベルト面側
に主に折り畳まれており、外周部をエアバッグ袋体展開
時に破断可能なエアバッグカバーによって覆われている
ことを特徴とする。
アバッグ袋体が膨張展開すると、その膨張力によりエア
バッグカバーが破断してエアバッグ袋体が主として上方
へ向けて展開する。このため、乗員の頭部を避けた方向
に向けて、且つ乗員の頭部と車室側部との間に確実にエ
アバッグ袋体を展開させることができる。
の頭部保護エアバッグ装置において、中心側に位置する
ショルダベルト貫通部と、外周側に位置しエアバッグ袋
体展開時に破断可能なカバー部と、を備えたエアバッグ
ケースの環状空間内に、中空円筒形状をなすエアバッグ
袋体を格納したことを特徴とする。
アバッグケースのショルダベルト貫通部によりエアバッ
グ袋体がシートベルトと直接接触することがなく、且つ
エアバッグケースのカバー部により、エアバッグ袋体に
乗員の手等が触れることもない。この結果、エアバッグ
袋体が傷付かず、且つシートベルトも操作し易い。
の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
護エアバッグ装置10は、側突状態またはロールオーバ
ー状態を検出するためのセンサ12と、作動することに
よりガスを噴出するインフレータ14と、頭部保護エア
バッグ袋体16と、を主要構成要素として構成されてい
る。センサ12は、図示を省略したBピラー(センタピ
ラー)の下端部付近等に配設されている。また、インフ
レータ14はフロントシート17のシートバック18の
シートバックフレーム(図示省略)に固定されており、
前述したセンサ12と接続されている。従って、センサ
12が側突状態またはロールオーバー状態を検出する
と、インフレータ14が作動するようになっている。
が配設されている。シートベルト22は、乗員24のサ
イドドア側(車室外側)の肩部24Aの上方となるシー
トバック18のサイドドア側上部18Aから、シートバ
ック18の他方のサイド下部18Bへ向けて斜めに延設
されるショルダベルト部26と、前記サイドドア側上部
18Aの下方となるシートクッションフレーム30のサ
イド後部30Aから前記サイド下部18Bへ向けて延設
されるラップベルト部28とを有している。また、ショ
ルダベルト部26とラップベルト部28との境にはタン
グプレート32が摺動可能に取付けられており、このタ
ングプレート32は、バックル装置34に着脱可能に連
結されている。なお、バックル装置34はシートクッシ
ョンフレーム30のサイド後部30Bに取付けられてお
り、ラップベルト部28の端部28Aは、ベルトアンカ
ー36を介してシートクッションフレーム30のサイド
後部30Aに取付けられている。
ショルダベルト部26は、シートバック18の内側へ延
設されており、延設部26Aはリトラクタ38に達して
いる。なお、リトラクタ38はシートバックフレーム4
0に固定されている。シートバック18のサイドドア側
上部18Aには、ショルダベルト部26が挿通された挿
通孔42が形成されており、この挿通孔42の内周部に
は、筒状のベルトガイド44が取付けられている。ベル
トガイド44の上端部には、挿通孔42の開口部周辺と
なるサイドドア側上部18Aの部位を覆うフランジ44
Aが形成されており、このフランジ44A上の一部をシ
ョルダベルト部26が摺動するようになっている。
タ14が固定されており、インフレータ14とエアバッ
グ袋体16のインフレータ側端部16Aとは、ガス供給
用ホース46で連結されている。このガス供給用ホース
46は中間部がベルトガイド44の外周部に沿って配設
されており、インフレータ14から噴出したガスは、ガ
ス供給用ホース46を通ってエアバッグ袋体16内に送
られるようになっている。エアバッグ袋体16のインフ
レータ側端部16Aには固定用ストラップ16Bが形成
されている。この固定用ストラップ16Bは、ショルダ
ベルト部26の延設部26Aに沿ってベルトガイド44
内を通過し、その先端部16Cがベルトガイド44の下
端外周部44Bに固定されており、エアバッグ袋体16
は移動しないようになっている。また、エアバッグ袋体
16の膨張展開形状は、中空円筒形状となっており、中
空部48内にショルダベルト部26が挿通されている。
ッグ袋体16の外周部16Dは、内周部16Eより周長
が長く設定されており、エアバッグ袋体16の外周部1
6Dと、内周部16Eの幅方向端部が互いに接合された
エアバッグ袋体16の幅方向両端部16F、16Gは、
ショルダベルト部26の下面(乗員側面)26B側に形
成されている。この結果、図4(B)に示される如く、
エアバッグ袋体16は、ショルダベルト部26の下面2
6B側に比べて、ショルダベルト部26の上面26C側
に大きく膨張するようになっている。
ッグ袋体16の外周部16Dはショルダベルト部26の
上面26C側において、エアバッグ袋体16の長手方向
に直交する方向(幅方向)を短縮した蛇腹状に折り畳ま
れており、接着剤、ラップ等の折り畳み形状保持手段に
よって、折り畳み形状に保持されている。
とロールオーバーとのうちの少なくともいずれか一方を
検出すると、インフレータ14がガスを噴出する。この
ガスにより、エアバッグ袋体16は、図2に示される如
く、シート17に着座した乗員24の頭部24Bの車室
外側に位置するショルダベルト部26の部位に沿って膨
張展開して、乗員24の頭部24Bを保護する。なお、
エアバッグ袋体16によって、乗員24の頭部24Bだ
けでなく首部も拘束されるため、頭部24Bが車両外方
へ大きく振られるのを抑制でき、乗員24の首部も保護
することが可能である。
ルダベルト部26に沿って膨張展開するため、エアバッ
グ袋体16を乗員24の頭部24Bと車室側部との間の
所定の部位に確実に展開することができる。しかも、エ
アバッグ袋体16をショルダベルト部26に対して別体
で且つ、中空略円筒形状のエアバッグ袋体16の中空部
48内にショルダベルト部26が挿通され、両者が相対
的に摺動可能に配設したため、ショルダベルト部26自
体を薄軟とすることができ、ショルダベルト部26の使
用性及び装着感を向上できる。また、エアバッグ袋体1
6の中空部48内にショルダベルト部26が挿通されて
いるため、ショルダベルト部26と乗員24の肩部24
Aとの接触を防止できる。
部に沿って配設するカーテン状のエアバッグ袋体に比
べ、完全に展開するためのガス量(容量)を小さくでき
るため、エアバッグ袋体の展開完了時間の短縮や低コス
ト化が可能となる。
式シートベルト22を有し、インフレータ14がシート
バック18に内蔵され、エアバッグ袋体16がシートバ
ック18のサイドドア側上部18Aから繰り出されるシ
ョルダベルト部26に沿って配設されているため、頭部
保護エアバッグ装置10をシート17側だけで構成でき
る。即ち、頭部保護エアバッグ装置10の一部をBピラ
ー等の車体側に配設する必要がない。このため、本実施
形態の頭部保護エアバッグ装置10は、コンバーチブル
車にも適用可能である。また、シート17を交換するこ
とにより、既存の車両にも容易に適用できる。
れる如く、ショルダベルト部26の上面26C側におい
て、エアバッグ袋体16の外周部16Dを蛇腹状に折り
畳んだが、これに代えて、図5(A)に示される如く、
ショルダベルト部26の下面(乗員側面)26B側にお
いて、エアバッグ袋体16の外周部16Dを蛇腹状に折
り畳んだ構成としても良い。なお、この場合にも、エア
バッグ袋体16の展開形状は、図5(B)に示される如
く、ショルダベルト部26の下面26B側に比べて、シ
ョルダベルト部26の上面26C側に大きく膨張する。
第2実施形態を図6及び図7に従って説明する。
は、同一符号を付してその説明を省略する。
ートバック18のサイドドア側上部18Aが上方に延設
されている。
サイドドア側上部18A内には、エアバッグ袋体16
が、長手方向を短縮した蛇腹状に折り畳まれた状態で格
納されており、固定用ストラップ16Bは、ビス等の固
定部材50によって、シートバックフレーム40に固定
されている。シートバックフレーム40内には、筒状の
ベルトガイド52がシート幅方向に沿って取付けられて
いる。エアバッグ袋体16は、シートパッド54に形成
された切欠56内に収納されており、この切欠56を覆
うシート表皮58の部位58Aには、ショルダベルト部
26を挿通するための、スリット60がシート幅方向に
沿って形成されている。スリット60の両端部には、上
下方向に延びる脆弱部(図示省略)がそれぞれ形成され
ており、エアバッグ袋体展開時に、エアバッグ袋体16
の膨張展開圧によって、これらの脆弱部において、図6
に示される如く、シート表皮58が破断し、エアバッグ
袋体16が展開するようになっている。
すると、折り畳まれた状態でシートバック18のサイド
ドア側上部18A内に格納さていたエアバッグ袋体16
が、図7に二点鎖線で示すように、ショルダベルト部2
6に沿ってシート前方(図7の矢印A方向)へ膨張展開
し、図6に示される如く、シート17に着座した乗員2
4の頭部24Bの車室外側に位置するショルダベルト部
26の部位に沿って膨張展開して、乗員24の頭部24
Bを保護する。この際、スリット60が形成されたシー
ト表皮58の部位58Aは、エアバッグ袋体16の膨張
圧によって、スリット60の両端部に形成された脆弱部
が破断し、図7に二点鎖線で示されるように上下に開
く。
ッグ装置では、エアバッグ袋体16を折り畳んだ状態で
シートバック18のサイドドア側上部18A内に格納し
たので、展開しない状態でのエアバッグ袋体16の傷つ
きを防止できると共に、エアバッグ袋体16によって、
通常使用時のショルダベルト部26の格納性が損なわれ
ることも無い。
式シートベルト22を有し、インフレータ14がシート
バック18に内蔵され、エアバッグ袋体16が折り畳ま
れた状態でシートバック18のサイドドア側上部18A
に格納されているため、第1実施形態と同様に、頭部保
護エアバッグ装置10をシート17側だけで構成でき
る。即ち、頭部保護エアバッグ装置10の一部をBピラ
ー等の車体側に配設する必要がない。このため、本実施
形態の頭部保護エアバッグ装置10は、コンバーチブル
車にも適用可能である。また、シート17を交換するこ
とにより、既存の車両にも容易に適用できる。
第3実施形態を図8に従って説明する。
は、同一符号を付してその説明を省略する。
り畳んだ状態のエアバッグ袋体16とともに、シートバ
ック18のサイドドア側上部18Aから繰り出されるシ
ョルダベルト部26の一部を覆い、エアバッグ袋体16
の展開方向をショルダベルト部26に沿った方向(図8
の矢印A方向)へ誘導する誘導カバー62が配設されて
いる。また、誘導カバー62のシートバック18のサイ
ドドア側上部18Aから突出した部位62Aは、小径の
状態(図8の実線の状態)から、エアバッグ袋体16の
膨張によって、図8に二点鎖線で示す拡径した状態へ変
形可能となっている。
18A内の端部62Bは、エアバッグ袋体16の固定用
ストラップ16Bに固定されている。
すると、折り畳まれた状態でシートバック18のサイド
ドア側上部18A内に格納さていたエアバッグ袋体16
が、図8に二点鎖線で示すように膨張展開し、第2実施
形態と同様に、シートに着座した乗員の頭部の車室外側
に位置するショルダベルト部26の部位に沿って膨張展
開して、乗員の頭部を保護する。この際、エアバッグ袋
体16は、ショルダベルト部26と誘導カバー62によ
って案内され、矢印A方向へ膨張展開する。
袋体16の誘導カバー62を設けたので、エアバッグ袋
体16が乗員と直接接触することが無いため、エアバッ
グ袋体16をさらにスムーズに膨張展開させることがで
きる。
第4実施形態を図9〜図13に従って説明する。なお、
第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付して
その説明を省略する。
護エアバッグ装置70は、側突状態またはロールオーバ
ー状態を検出するためのセンサ12と、作動することに
よりガスを噴出するインフレータ14と、エアバッグ袋
体16と、を主要構成要素として構成されている。セン
サ12は、Bピラー72の下端部付近等に配設されてい
る。また、インフレータ14はBピラー72のインナパ
ネル74の車室内側面に固定されており、前述したセン
サ12と接続されている。従って、センサ12が側突状
態またはロールオーバー状態を検出すると、インフレー
タ14が作動するようになっている。
側面下端には、3点式シートベルト22のリトラクタ3
8が配設されている。シートベルト22は、乗員24の
サイドドア側(車室外側)の肩部24Aの上方となるB
ピラー72の上部から、フロアトンネル部76の側壁部
76Aへ向けて斜めに延設されるショルダベルト部26
と、Bピラー72の下方となるロッカ78の車室内側面
78Aからフロアトンネル部76の側壁部76Aへ向け
て延設されるラップベルト部28とを有している。ま
た、ショルダベルト部26とラップベルト部28との境
にはタングプレート32が摺動可能に取付けられてお
り、このタングプレート32は、フロアトンネル部76
の側壁部76Aに固定されたバックル装置34に着脱可
能に連結されている。なお、ラップベルト部28の端部
28Aはベルトアンカー36を介してロッカ78の車室
内側面78Aに取付けられている。
のショルダベルト部26の上部は、スリップジョイント
80に係合されている。スリップジョイント80の上部
には、貫通孔82が形成されており、この貫通孔82に
挿入されたショルダアンカボルト84は、Bピラー72
のインナパネル74に固定されたアジャスタブルアンカ
レール86に沿って上下方向へ移動可能とされたスライ
ダ88に固定されている。また、スライダ88の車室内
側部には、スライドカバー90が配設されている。この
スライドカバー90は、アッパガーニッシュ92に形成
された、上下方向に延びる開口部94の車室外側に配設
されており、スリップジョイント80が上下方向へ移動
した際にも、開口部94から内部が見えないようにして
いる。
ト80の下部には、円弧状のベルト通し孔96が形成さ
れており、このベルト通し孔96に、ショルダベルト部
26が摺動可能に挿通されている。スリップジョイント
80の上下方向中央部には、円弧状の長孔98が形成さ
れており、この長孔98に、ガス供給用ホース100が
挿通されている。なお、ガス供給用ホース100は、長
孔98に対して、長孔98の長手方向(図13の矢印B
方向)へ相対移動可能となっている。即ち、ガス供給用
ホース100に対して、スリップジョイント80は、シ
ョルダアンカボルト84を回転中心にして、矢印B方向
へ回転可能となっている。
100はフレキシブルホースとされており、スリップジ
ョイント80の移動に対応可能となっている。また、ガ
ス供給用ホース100は、エアバッグ袋体16のインフ
レータ側端部16Aとインフレータ14とを連結してお
り、インフレータ14からのガスをエアバッグ袋体16
に供給できるようになっている。
6のインフレータ側端部16Aの先端部には固定用スト
ラップ16Bが形成されている。この固定用ストラップ
16Bの中央部には貫通孔が穿設されており、この貫通
孔に、ショルダアンカボルト84が挿通している。な
お、スリップジョイント80の車室内側には、キャップ
80Aが配設されており、ショルダアンカボルト84を
含むスリップジョイント80の上部及び上下方向中央部
を覆っている。従って、図11に二点鎖線で示される如
く、エアバッグ袋体16が膨張展開した際に、エアバッ
グ袋体16が直接ショルダアンカボルト84に当接する
のを防止できるようになっている。
延びるショルダベルト部26は、Bピラー72のインナ
パネル74とロアガーニッシュ101の間を通り、ロア
ガーニッシュ101の上端部101Aとアッパガーニッ
シュ92の下端部92Aとの間からアッパガーニッシュ
92の車室内側部へ導かれている。
とロールオーバーとのうちの少なくともいずれか一方を
検出すると、インフレータ14がガスを噴出する。この
ガスにより、エアバッグ袋体16は、図10に示される
如く、シート17に着座した乗員24の頭部24Bの車
室外側に位置するショルダベルト部26の部位に沿って
膨張展開して、乗員24の頭部24Bを保護する。ま
た、図11及び図12に二点鎖線で示される如く、スリ
ップジョイント80の車室内側と乗員頭部との間にもエ
アバッグ袋体16が膨張展開する。
ルト部26に沿って膨張展開するため、エアバッグ袋体
16を乗員24の頭部24Bと車室側部との間の所定の
部位に確実に展開することができる。しかも、エアバッ
グ袋体16をショルダベルト部26に対して別体で且
つ、中空略円筒形状のエアバッグ袋体16の中空部48
内にショルダベルト部26が挿通され、両者が相対的に
摺動可能に配設したため、ショルダベルト部26自体を
薄軟とすることができ、ショルダベルト部26の使用性
及び装着感を向上できる。また、エアバッグ袋体16の
中空部48内にショルダベルト部26が挿通されている
ため、ショルダベルト部26と乗員24の肩部24Aと
の接触を防止できる。
部に沿って配設するカーテン状のエアバッグ袋体に比
べ、完全に展開するためのガス量(容量)を小さくでき
るため、エアバッグ袋体の展開完了時間の短縮や低コス
ト化が可能となる。
がBピラー72に内蔵され、エアバッグ袋体16の固定
用ストラップ16BがBピラー72に対してスリップジ
ョイント80を取り付けるショルダアンカボルト84に
より固定されているため、既存のショルダアンカボルト
84を利用してエアバッグ袋体16を車体側に固定で
き、専用の固定具が不要である。また、一般的な車体構
造では、ショルダアンカボルト84の取付部は高強度に
設定されているため、エアバッグ袋体16の取付を考慮
してショルダアンカボルト84の取付部を新たに補強す
る必要もない。
ト80に形成した長孔98にガス供給用ホース100を
通したため、スリップジョイント80のキャップ80A
によって、ガス供給用ホース100が車室内側にむき出
しになり、車室内側からの見栄えが悪くなるのを防止で
きると共に、ガス供給用ホース100に対して、スリッ
プジョイント80は、ショルダアンカボルト84を回転
中心にして、矢印B方向へ回転可能となっているため、
ショルダベルト部26を操作する際に、ガス供給用ホー
ス100が悪影響を与えることもない。
ト80をBピラー72の車室内側部に配設した構成を説
明したが、これに代えて、図14及び図15に示される
如く、スリップジョイント102をBピラー72の内部
に配設し、スリップジョイント102を、ベルト通し孔
104が形成されたスライドカバー90で覆った構成と
しても良い。なお、図14及び図15に示される構成で
は、スリップジョイント102を経由せず、ガス供給用
ホース100を直接、エアバッグ袋体16のインフレー
タ側端部16Aに連結している。
第5実施形態を図16に従って説明する。なお、第4実
施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説
明を省略する。
エアバッグ袋体16が長手方向を短縮した蛇腹状に折り
畳まれてスリップジョイント108に配設されている。
スリップジョイント108は金属から成り、エアバッグ
袋体展開時に、エアバッグ袋体16がBピラー72側へ
膨張するのを防止し、エアバッグ袋体16を車室内方へ
膨張展開させるようになっている。また、スリップジョ
イント108の中央部に形成された筒状部108A内に
は、ショルダベルト部26が摺動可能に挿通されてい
る。筒状部108Aの外周部には、折り畳まれたエアバ
ッグ袋体16が配設されており、スリップジョイント1
08とエアバッグ袋体16とを布製の誘導カバー110
が覆っている。
エアバッグ袋体16とともに、スリップジョイント10
8の筒状部108Aから繰り出されるショルダベルト部
26の一部を覆い、エアバッグ袋体16の展開方向をシ
ョルダベルト部26に沿った方向(図16の矢印A方
向)へ誘導するようになっている。また、誘導カバー1
10のスリップジョイント108から突出した部位11
0Aは、小径の状態(図16の実線の状態)から、エア
バッグ袋体16の膨張によって、図16に二点鎖線で示
す拡径した状態へ変形可能となっている。
すると、折り畳まれた状態でスリップジョイント108
に格納さていたエアバッグ袋体16が、図16に二点鎖
線で示すように膨張展開し、シートに着座した乗員24
の頭部24Bの車室外側に位置するショルダベルト部2
6の部位に沿って膨張展開して、乗員24の頭部24B
を保護する。この際、エアバッグ袋体16は、ショルダ
ベルト部26と誘導カバー110によって案内され、矢
印A方向へ膨張展開する。
110を設けたので、エアバッグ袋体16が乗員と直接
接触することが無いため、エアバッグ袋体16をスムー
ズに膨張展開させることができる。また、エアバッグ袋
体16をスリップジョイント108に格納したため、エ
アバッグ袋体16の格納状態における傷つきを防止でき
る。
第6実施形態を図17〜図19に従って説明する。な
お、第4実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付
してその説明を省略する。
シートバック18のサイドドア側上部18Aが上方に延
設されている。このシートバック18のサイドドア側上
部18Aには、前後方向に沿ってサイドドア側上部18
Aを貫通するガイド孔112が形成されており、このガ
イド孔112内をショルダベルト部26が挿通してい
る。なお、ショルダベルト部26の上部は、Bピラー7
2に取付けられたスリップジョイント114に係合され
ており、ショルダベルト部26はBピラー72の下部に
配設されたリトラクタ38に達している。
ーム40にはインフレータ14が固定されており、イン
フレータ14とエアバッグ袋体16のインフレータ側端
部16Aとは、ガス供給用ホース46で連結されてい
る。また、エアバッグ袋体16のインフレータ側端部1
6Aには固定用ストラップ16Bが形成されている。こ
の固定用ストラップ16Bは、ガイド孔112内に導か
れ、その先端部16Cが、サイドドア側上部18A内に
配置され、前記ガイド孔112が形成されたベルトガイ
ド116の縦壁部116Aにボルト118とナット12
0によって固定されている。
スは、ガス供給用ホース46を通ってエアバッグ袋体1
6内に送られるようになっている。また、エアバッグ袋
体16は固定用ストラップ16Bによって、ベルトガイ
ド116の縦壁部116Aに固定されており、エアバッ
グ袋体16の膨張展開圧によって、移動しないようにな
っている。
ド116は、ボルト117によって、シートバックフレ
ーム上部40Aに固定されている。
とロールオーバーとのうちの少なくともいずれか一方を
検出すると、インフレータ14がガスを噴出する。この
ガスにより、エアバッグ袋体16は、図17に二点鎖線
で示される如く、シート17に着座した乗員24の頭部
24Bの車室外側に位置するショルダベルト部26の部
位に沿って膨張展開して、乗員24の頭部24Bを保護
する。この際、エアバッグ袋体16はショルダベルト部
26に沿って膨張展開するため、エアバッグ袋体16を
乗員24の頭部24Bと車室側部との間の所定の部位に
確実に展開することができる。しかも、エアバッグ袋体
16をショルダベルト部26に対して別体で且つ、中空
略円筒形状のエアバッグ袋体16の中空部48内にショ
ルダベルト部26が挿通され、両者が相対的に摺動可能
に配設したため、ショルダベルト部26自体を薄軟とす
ることができ、ショルダベルト部26の使用性及び装着
感を向上できる。また、エアバッグ袋体16の中空部4
8内にショルダベルト部26が挿通されているため、シ
ョルダベルト部26と乗員24の肩部24Aとの接触を
防止できる。
26を含むシートベルト22の取り回しが、Bピラー7
2に沿った従来構成そのままであるため、従来構成を使
用可能である。
第7実施形態を図20及び図21に従って説明する。な
お、第6実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付
してその説明を省略する。
シートバック18のサイドドア側上部18Aに配設され
たベルトガイド116内に、エアバッグ袋体16が、長
手方向を短縮した蛇腹状に折り畳まれた状態で格納され
ている。エアバッグ袋体16の固定用ストラップ16B
は、ベルトガイド116の後壁部116Aにビス等の固
定部材50によって固定されている。
6の前壁部116Bには、ガイド孔112を中央とする
H形状の脆弱部118が形成されている。
6Bは、エアバッグ袋体16の膨張展開圧によって、脆
弱部118が破断し、図21に二点鎖線で示すように、
上端及び下端に形成されたヒンジ部116Cを中心に上
下方向(図21の矢印C方向)へ展開可能となってい
る。なお、前壁部116Bが展開すると同時に、シート
表皮58が破断し、エアバッグ袋体16が展開するよう
になっている。
すると、折り畳まれた状態でシートバック18のサイド
ドア側上部18A内に格納さていたエアバッグ袋体16
が、図21に二点鎖線で示すように、ショルダベルト部
26に沿ってシート前方(図21の矢印A方向)へ膨張
展開し、シートに着座した乗員の頭部を保護する。
ッグ装置では、エアバッグ袋体16を折り畳んだ状態で
シートバック18のサイドドア側上部18A内に格納し
たので、格納状態でのエアバッグ袋体16の傷つきを防
止できると共に、格納状態にあるエアバッグ袋体16に
よって、ショルダベルト部26の操作性(格納性)が損
なわれることも無い。
第8実施形態を図22に従って説明する。
は、同一符号を付してその説明を省略する。
シートベルト22のショルダベルト部26が、シートバ
ック18のサイドドア側上部18A内に配設されたスリ
ップジョイント102に係合されている。スリップジョ
イント102の上部には、貫通孔82が形成されてお
り、この貫通孔82に挿入されたショルダアンカボルト
84は、シートバックフレーム122に固定されたアジ
ャスタブルアンカレール86に沿って上下方向へ移動可
能とされたスライダ88に固定されている。また、スラ
イダ88の車室内側部には、スライドカバー90が配設
されている。このスライドカバー90はショルダアンカ
ボルト84に固定されており、スリップジョイント10
2が上下方向へ移動した際にも、シートバック18のサ
イドドア側上部18Aに形成された、上下方向に延びる
開口部124から内部が見えないようにしている。
ルト通し孔126が形成されており、このベルト通し孔
126に、ショルダベルト部26が摺動可能に挿通され
ている。また、このベルト通し孔126には、ガス供給
用ホース100が挿通されている。なお、ガス供給用ホ
ース100は、ベルト通し孔126に対して相対移動可
能となっている。即ち、ガス供給用ホース100に対し
て、スリップジョイント102は、ショルダアンカボル
ト84を回転中心にして、ガス供給用ホース100に邪
魔されず回転できるようになっている。
体16のインフレータ側端部16Aとシートバックフレ
ーム122に固定されたインフレータ14とを連結して
おり、インフレータ14からのガスをエアバッグ袋体1
6に供給できるようになっている。
16Aの先端部には固定用ストラップ16Bが形成され
ている。この固定用ストラップ16Bの中央部には貫通
孔が穿設されており、この貫通孔に、ショルダアンカボ
ルト84が挿通している。また、シートバックフレーム
122にはリトラクタ38が固定されている。
を噴出すると、このガスにより、エアバッグ袋体16
は、図22に二点鎖線で示される如く、シートに着座し
た乗員頭部の車室外側に位置するショルダベルト部26
の部位に沿って膨張展開して、乗員頭部を保護する。
グ装置10をシート17側だけで構成できる。即ち、頭
部保護エアバッグ装置10の一部をBピラー等の車体側
に配設する必要がない。このため、本実施形態の頭部保
護エアバッグ装置10は、コンバーチブル車にも適用可
能である。また、シート17を交換することにより、既
存の車両にも容易に適用できる。
アバッグ袋体16をBピラー72に取付けた実施形態に
おいては、図23に示される如く、エアバッグ袋体16
の取付点Pが、Bピラー72に沿ったショルダアンカボ
ルト84の移動範囲内となる。なお、この場合、エアバ
ッグ袋体16の前後長は、図23に一点鎖線で示すフロ
ントモーストにおける着座乗員24の頭部から、図23
に二点鎖線で示すリヤモーストにおける着座乗員24の
頭部をカバーする領域以上で、さらに後方へ延長してシ
ョルダアンカをカバーする領域以上に設定することが好
ましい。また、エアバッグ袋体16の上下長は、乗員2
4の肩から頭部重心高さ以上に設定することが好まし
い。
においても、エアバッグ袋体16の容量(側面視での展
開領域)は、図23に、実線、一点鎖線及び二点鎖線で
示す領域となる。このため、車室内側側部に沿って配設
するカーテン状のエアバッグ袋体に比べ、エアバッグ袋
体16の容量を小さくできるため、展開完了時間の短縮
や低コスト化が可能となる。
袋体16をシートバック18のサイドドア側上部18A
に取付けた実施形態においては、図24に示される如
く、エアバッグ袋体16の取付点Pが、サイドドア側上
部18A内の所定範囲内となる。この結果、乗員24の
体型を考慮した場合においても、エアバッグ袋体16の
容量(側面視での展開領域)は、図24に実線、一点鎖
線及び二点鎖線で示す領域となる。即ち、エアバッグ袋
体16の展開領域が乗員24のシートスライド位置によ
る影響を受けないため、エアバッグ袋体16の容量をエ
アバッグ袋体16をBピラー72に取付けた場合(図2
3参照)より更に小さくできる。
第9実施形態を図25に従って説明する。
は、同一符号を付してその説明を省略する。
シートバック18のサイド部の上下方向中央部18C
に、周知の胸部保護エアバッグ袋体130が折り畳んだ
状態で格納されている(図25は胸部保護エアバッグ袋
体130が膨張展開した状態を示している)。この胸部
保護エアバッグ袋体130はインフレータ14を頭部保
護エアバッグ袋体16と共用している。即ち、インフレ
ータ14の上部に形成された頭部保護エアバッグ袋体用
ガス供給口14Aには、ガス供給用ホース46が連結さ
れており、インフレータ14の側部に形成された胸部保
護エアバッグ袋体用ガス供給口14B、14Cは、胸部
保護エアバッグ袋体130に連通されている。なお、頭
部保護エアバッグ袋体用ガス供給口14Aの開口面積、
及び胸部保護エアバッグ袋体用ガス供給口14B、14
Cの各開口面積は、各袋体の容量、展開完了時間等によ
って調整されている。
は、インフレータ14から頭部保護エアバッグ袋体16
へのガス流れを許容するが、頭部保護エアバッグ袋体1
6から胸部保護エアバッグ袋体130へのガス流れを阻
止する逆止弁132が配設されている。
16と胸部保護エアバッグ袋体130のインフレータ1
4 を共用した構成としたことで、システムの簡素化が可
能である。また、インフレータ14 が作動すると、頭部
保護エアバッグ袋体16と胸部保護エアバッグ袋体13
0との双方が図25に示される如く膨張展開して乗員2
4を保護すると共に、頭部保護エアバッグ袋体16は、
二次衝突時刻が遅いこともあり、頭部保護エアバッグ袋
体16の乗員24の頭部24Bが衝突する時に、頭部保
護エアバッグ袋体16内のガスが胸部保護エアバッグ袋
体130に流れて圧力が低下することが考えられるが、
この場合には、逆止弁132により、頭部保護エアバッ
グ袋体16から胸部保護エアバッグ袋体130へのガス
流れを阻止できる。この結果、頭部保護エアバッグ袋体
16の内圧保持時間を延長することが可能である。
ッグ袋体の第1変形例について説明する。
エアバッグ袋体16は、外周部を構成する袋織りによっ
て円筒状とされた外布134と、内周部を構成する袋織
りによって円筒状とされた内布136とで構成されてい
る。
の長手方向両端部134A、134Bは、内布136の
長手方向両端部136A、136Bにそれぞれ縫合され
ており、内布136の内周部に中空部48が形成されて
いる。
て説明する。
エアバッグ袋体16は、袋織りによって円筒状とされた
布138の小径部138Aが内周部を構成し、大径部1
38Bが外周部を構成するようになっている。
小径部138Aは、大径部138Bの内側に折り返さ
れ、小径部138Aの先端部138Cと、大径部138
Bの先端部138Dとが互いに縫合されており、小径部
138Aの内周部に中空部48が形成されている。
て説明する。
エアバッグ袋体16は、外周部を構成する縫製によって
円筒状とされた外布140と、内周部を構成する縫製に
よって円筒状とされた内布142とで構成されている。
と内布142との長手方向両端部には、ドーナツ状の布
144がそれぞれ縫合され蓋をしており、内布142の
内周部に中空部48が形成されている。
28(C)に示される如く、外布140の長手方向両端
部にタッグ145を入れて絞り、内布142の長手方向
両端部に縫合しても良い。
(D)に示される如く、外布140の長手方向両端部に
三角形状の切欠146を形成し、これらの切欠146を
互いに縫合しても良い。
て説明する。
エアバッグ袋体16では、中空部48が、エアバッグ袋
体16の外周部に接近している。このため、ショルダベ
ルト部26の乗員当接側にエアバッグ袋体16が展開し
ないようにでき、エアバッグ袋体16の展開がスムーズ
になる。
エアバッグ袋体16では、一枚の布156を二つ折りし
て、上下方向中間部156Aを縫合し、中空部48を形
成した後、布156を中空部48の外側に折り返し、上
端縁部156Bを内側に折り込んだ状態で縫合して外周
部を形成している。
て説明する。
ッグ袋体16では、エアバッグ袋体16の全体が、一枚
の布158で構成されており、長手方向端部158A及
びガス供給部158Bの形成が容易になっている。
(B)に示される如く、一枚の布158を二つ折りし、
外周部を縫合してガス供給部158Bを備えたエアバッ
グ袋体16を形成する。その後、図31(C)に示され
る如く、このエアバッグ袋体16の上端縁部158C
と、下端縁部158Dとを縫合し、中空部48を形成し
ている。
ッグ袋体折り畳み形状の第1変形例について説明する。
アバッグ袋体16が、ショルダベルト部26の上方側と
下方側とのそれぞれ蛇腹状に折り畳まれており、且つ、
折り返し部160が、ショルダベルト部26の幅方向両
端部と幅方向中央部とに形成されている。また、エアバ
ッグ袋体展開時に容易に破断可能とされたカバー162
によって、折り畳み形状が保持されている。
ると、その膨張力によりカバー162が破断して、エア
バッグ袋体16が主として上方(図32の矢印D方向)
及び下方(図32の矢印E方向)へ向けて展開する。こ
のため、エアバッグ袋体16を乗員の頭部を避けた方向
に向けて、且つ乗員の頭部と車室側部との間に確実に展
開させることができる。
変形例について説明する。
は、エアバッグ袋体16が、ショルダベルト部26の上
方側と下方側とのそれぞれ蛇腹状に折り畳まれており、
且つ、ショルダベルト部26の乗員側端部に形成された
折り返し部160は、エアバッグ袋体16の一部164
によって被覆されている。
ると、エアバッグ袋体16が主として車室外方(図33
(A)の矢印F方向及び矢印G方向)へ向けて展開す
る。このため、エアバッグ袋体16を乗員の頭部を避け
た方向に向けて、且つ乗員の頭部と車室側部との間に確
実に展開させることができる。
変形例について説明する。
は、エアバッグ袋体16が、ショルダベルト部26の上
方側と下方側とのそれぞれ蛇腹状に折り畳まれており、
且つ、折り返し部160が、ショルダベルト部26の幅
方向両端部と、幅方向中央部から車室内方(図33
(B)の右方)に寄った部位とに形成されている。
ると、エアバッグ袋体16が、車室内方(図33(B)
の矢印H方向及び矢印J方向)に比べ、車室外方(図3
3(B)の矢印F方向及び矢印G方向)へ向けて大きく
展開する。このため、エアバッグ袋体16を乗員の頭部
を避けた方向に向けて、且つ乗員の頭部と車室側部との
間に確実に展開させることができる。
変形例について説明する。
は、エアバッグ袋体16が、ショルダベルト部26の下
方側のみに蛇腹状に折り畳まれており、且つ、折り返し
部160が、ショルダベルト部26の幅方向両端部と幅
方向中央部とに形成されている。
方(図34(A)の矢印K方向)へ向けて展開する。こ
のため、乗員の顔部を避けた方向に向けてエアバッグ袋
体16を確実に展開させることができる。
変形例について説明する。
は、エアバッグ袋体16が、肩ベルト部26の下方側の
みに蛇腹状に折りた畳まれており、且つ、ショルダベル
ト部26の乗員側端部に形成された折り返し部160
が、エアバッグ袋体16の一部164によって被覆され
ている。
下方(図34(B)の矢印K方向)と車室外方(図34
(B)の矢印L)へ向けて展開する。このため、エアバ
ッグ袋体16を乗員の頭部を避けた方向に向けて確実に
展開させることができる。
変形例について説明する。
は、エアバッグ袋体16が、ショルダベルト部26の下
方側のみに蛇腹状に折りた畳まれており、且つ、折り返
し部160が、肩ベルト部26の幅方向両端部と、幅方
向中央部から車室内方(図34(C)の右方)によった
部位とに形成されている。
下方(図34(C)の矢印K方向)と車室外方(図34
(C)の矢印L)へ向けて展開する。このため、乗員の
頭部を避けた方向に向けてエアバッグ袋体16を確実に
展開させることができる。
図35及び図36に従って説明する。
ース170は軟質樹脂、布等で構成されており、断面が
矩形の筒状とされ、中心側に位置するショルダベルト貫
通部172と、外周側に位置するカバー部174とを備
えた二重構造となっている。カバー部174の上面17
4Aと下面174Bとの双方の幅方向中央部には、長手
方向に延びる脆弱部としての、例えば、薄肉部176が
形成されており、カバー部174は、エアバッグ袋体展
開時に、これらの薄肉部176を起点にして容易に破断
するようになっている。
170のショルダベルト貫通部172とカバー部174
との間には環状空間178が形成されており、この環状
空間178内に、中空円筒形状をなすエアバッグ袋体1
6が格納されている。
70Aは閉塞されている。エアバッグケース170のイ
ンフレータ側端部170Bは開口されており、エアバッ
グ袋体16が挿入可能となっている。また、エアバッグ
ケース170のインフレータ側端部170Bには、エア
バッグケース170をシートまたは車体側に取り付ける
ための取付部170Cが配設されている。
用した場合には、ショルダベルト貫通部172により、
エアバッグ袋体16がショルダベルト部26と直接接触
することがない。また、通常使用状態では、カバー部1
74によって、エアバッグ袋体16が乗員の手等に触れ
ることもない。この結果、エアバッグ袋体16が傷付か
ず、且つショルダベルト部26も操作し易い。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、エアバッグ袋体16の縫製部は、接着等
の他の方法によって接合しても良い。また、本発明は、
リヤシート及びCピラー等にも適用可能である。
ッグ装置は、シートベルトに沿って展開可能で且つシー
トベルトの使用性及び装着感を向上できるという優れた
効果を有する。また、車室内側側部に沿って配設するカ
ーテン状のエアバッグ袋体に比べ、エアバッグ袋体の容
量を小さくできるため、展開完了時間の短縮や低コスト
化が可能となるという優れた効果を有する。
グ装置は、請求項1記載の効果に加えて、頭部保護エア
バッグ装置をシート側だけで構成できるため、コンバー
チブル車にも適用可能であるという優れた効果を有す
る。また、シートを交換することにより、既存の車両に
も容易に適用できるという優れた効果を有する。
グ装置は、請求項1記載の効果に加えて、エアバッグ袋
体を折り畳まれた状態でシートバックのサイドドア側上
部内に格納したので、頭部保護エアバッグ装置をシート
側だけで構成できるため、コンバーチブル車にも適用可
能であるという優れた効果を有する。また、シートを交
換することにより、既存の車両にも容易に適用できると
いう優れた効果を有する。また、エアバッグ袋体の傷つ
きを防止できると共に、エアバッグ袋体によってシート
ベルトの格納性が損なわれることも無いという優れた効
果を有する。
グ装置は、請求項3記載の効果に加えて、誘導カバーに
より、エアバッグ袋体が乗員と直接接触することが無い
ため、エアバッグ袋体をさらにスムーズに膨張展開させ
ることができるという優れた効果を有する。
グ装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の効果に加え
て、ショルダベルト部と乗員肩部との接触を防止できる
という優れた効果を有する。
グ装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の効果に加え
て、エアバッグ袋体の展開が乗員に邪魔され難く、エア
バッグ袋体が容易に展開できると共にエアバッグ袋体の
形状を簡素化することもできるという優れた効果を有す
る。
グ装置は、請求項1記載の効果に加えて、既存のショル
ダアンカボルトを利用してエアバッグ袋体を固定したの
で専用の固定具が不要であるという優れた効果を有す
る。また、ショルダアンカボルトの取付部は高強度に設
定されているため、新たに補強する必要もないという優
れた効果を有する。
グ装置は、請求項1記載の効果に加えて、ガス供給用ホ
ースがむき出しになり、車室内側からの見栄えが悪くな
るのを防止できると共に、シートベルトの操作に悪影響
を与えることもないという優れた効果を有する。
グ装置は、請求項1記載の効果に加えて、エアバッグ袋
体をスリップジョイント部に格納したため、エアバッグ
袋体の傷つきを防止できるという優れた効果を有する。
ッグ装置は、請求項1記載の効果に加えて、エアバッグ
袋体の位置がシートスライド位置による影響を受けない
ため、エアバッグ袋体の容量を小さくできるという優れ
た効果を有する。また、乗員の車室外側方向への移動を
より有効に制御可能であると共に、シートベルトの取り
回しは従来構成をそのまま使用可能であるという優れた
効果を有する。
ッグ装置は、請求項10記載の効果に加えて、頭部保護
エアバッグ袋体と胸部保護エアバッグ袋体のインフレー
タを共用した構成としたことでシステムの簡素化が可能
であるという優れた効果を有する。
ッグ装置は、請求項11記載の効果に加えて、頭部保護
エアバッグ袋体の内圧保持時間を延長することが可能で
あるという優れた効果を有する。
ッグ装置は、請求項1記載の効果に加えて、エアバッグ
袋体展開部とは別体とされたショルダアンカボルト貫通
部を設定したので、シートベルトとの擦れによるエアバ
ッグ袋体展開部の破損を防止することができるという優
れた効果を有する。
ッグ装置は、請求項13記載の効果に加えて、乗員の頭
部を避けた方向に向けてエアバッグ袋体を確実に展開さ
せることができるという優れた効果を有する。
ッグ装置は、請求項1記載の効果に加えて、エアバッグ
袋体がシートベルトと直接接触することがなく、且つ乗
員の手等に触れることもないので、エアバッグ袋体が傷
付かず、且つシートベルトも操作し易いという優れた効
果を有する。
グ装置において、エアバッグ袋体が膨張展開していない
状態を示す車室斜め前方外側から見た斜視図である。
グ装置において、エアバッグ袋体が膨張展開した状態を
示す車室斜め前方外側から見た斜視図である。
グ装置の要部を示す側断面図である。
あり、(B)はエアバッグ袋体が膨張展開した状態を示
す図4(A)に対応する断面図である。
(A)に対応する断面図であり、(B)は第1実施形態
の変形例におけるエアバッグ袋体が膨張展開した状態を
示す図5(A)に対応する断面図である。
グ装置において、エアバッグ袋体が膨張展開した状態を
示す車室斜め前方外側から見た斜視図である。
グ装置の要部を示す側断面図である。
グ装置の要部を示す側断面図である。
グ装置において、エアバッグ袋体が膨張展開していない
状態を示す正面図である。
ッグ装置において、エアバッグ袋体が膨張展開した状態
を示す正面図である。
ッグ装置の要部を示す拡大断面図である。
ッグ装置の要部を示す拡大側面図である。
ッグ装置のスリップジョイントを示す拡大側面図であ
る。
護エアバッグ装置の要部を示す拡大断面図である。
護エアバッグ装置を示す拡大側面図である。
護エアバッグ装置を示す断面図である。
ッグ装置を示す車室斜め前方外側から見た一部を断面と
した斜視図である。
ッグ装置の要部を示す車室斜め前方外側から見た一部を
断面とした拡大斜視図である。
ッグ装置の要部を示す側断面図である。
ッグ装置の要部を示す車室斜め前方外側から見た一部を
断面とした拡大斜視図である。
ッグ装置の要部を示す側断面図である。
ッグ装置の要部を示す側断面図である。
ラーに配設した場合のエアバッグ袋体の展開領域を示す
概略側面図である。
トバックに配設した場合のエアバッグ袋体の展開領域を
示す概略側面図である。
ッグ装置において、エアバッグ袋体が膨張展開した状態
を示す車室斜め前方外側から見た斜視図である。
置におけるエアバッグ袋体の第1変形例を示す分解斜視
図であり、(B)はエアバッグ袋体の第1変形例を示す
側断面図である。
置におけるエアバッグ袋体の第2変形例を示す分解斜視
図であり、(B)はエアバッグ袋体の第2変形例を示す
側断面図である。
置におけるエアバッグ袋体の第3変形例を示す分解斜視
図であり、(B)はエアバッグ袋体の第3変形例を示す
正面図であり、(C)はエアバッグ袋体の第3変形例の
他の構成を示す正面図であり、(D)はエアバッグ袋体
の第3変形例の他の構成を示す側面図である。
置におけるエアバッグ袋体の第5変形例を示す斜視図で
あり、(B)はエアバッグ袋体の第5変形例を示す断面
図である。
るエアバッグ袋体の第6変形例を示す一部を断面とした
斜視図である。
る製造途中の展開状態を示す断面図であり、 (B)はエ
アバッグ袋体の第5変形例における製造途中の展開状態
を示す平面図であり、(C)はエアバッグ袋体の第5変
形例における折り畳み状態を示す断面図ある。
るエアバッグ袋体折り畳み形状の第1変形例を示す拡大
断面図である。
置におけるエアバッグ袋体折り畳み形状の第2変形例を
示す拡大断面図であり、(B)は本発明に係る頭部保護
エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体折り畳み形状の
第3変形例を示す拡大断面図である。
置におけるエアバッグ袋体折り畳み形状の第4変形例を
示す拡大断面図であり、(B)は本発明に係る頭部保護
エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体折り畳み形状の
第5変形例を示す拡大断面図であり、(C)は本発明に
係る頭部保護エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体折
り畳み形状の第6変形例を示す拡大断面図である。
るエアバッグケースを示す拡大断面図である。
る。
置を示す概略正面図である。
置のショルダベルト部の構造を示す斜視図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 車両の側突とロールオーバーとのうちの
少なくともいずれか一方を検出するセンサと、 該センサの出力信号に基づいて作動するインフレータ
と、 シートに着座した乗員頭部の車室外側に位置するシート
ベルトのショルダベルト部に沿って、前記シートベルト
に対して別体で且つ相対的に摺動可能に配設され、長手
方向膨張展開外形形状が筒形状であり、該筒形状を前記
ショルダベルト部が長手方向に挿通しているエアバッグ
袋体と、 を有することを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項2】 前記シートは3点式シートベルトを有
し、前記インフレータは前記シートに内蔵され、前記エ
アバッグ袋体はシートバックのサイドドア側上部から繰
り出される前記シートベルトのショルダベルト部に沿っ
て折り畳まれた状態で配設されていることを特徴とする
請求項1記載の頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項3】 前記シートは3点式シートベルトを有
し、前記インフレータは前記シートに内蔵され、前記エ
アバッグ袋体は折り畳まれた状態でシートバックのサイ
ドドア側上部内に格納されていることを特徴とする請求
項1記載の頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項4】 前記折り畳んだ状態のエアバッグ袋体と
ともに前記シートバックのサイドドア側上部から繰り出
される前記シートベルトのショルダベルト部の一部を覆
い、エアバッグ袋体の展開方向を前記ショルダベルト部
に沿った方向へ誘導する誘導カバーを有することを特徴
とする請求項3記載の頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項5】 前記エアバッグ袋体の展開形状は前記シ
ートベルトのショルダベルト部に沿った中空円筒形状と
なっており、長手方向に沿って形成された中空部内に前
記ショルダベルト部が挿通されていることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の頭部保護エアバッグ装
置。 - 【請求項6】 前記エアバッグ袋体の展開形状は前記シ
ートベルトのショルダベルト部に沿った円筒形状となっ
ており、前記シートベルトの上面及び車室外側面の少な
くともいずれか一方に取り付けるためのガイド手段を、
備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
記載の頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項7】 前記インフレータがピラー部に内蔵さ
れ、前記エアバッグ袋体のインフレータ側端部がピラー
部に対してスリップジョイントを取り付けるショルダア
ンカボルトにより固定されていることを特徴とする請求
項1記載の頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項8】 前記インフレータがピラー部に内蔵さ
れ、前記エアバッグ袋体が折り畳まれた状態で、ピラー
部に取り付けたスリップジョイントから延びるショルダ
ベルト部に沿って設けられ、且つ前記スリップジョイン
トにインフレータとエアバッグ袋体とを接続するガス供
給用ホースを通す長孔が設定されていることを特徴とす
る請求項1記載の頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項9】 前記インフレータがピラー部に内蔵さ
れ、前記エアバッグ袋体が長手方向を短縮した蛇腹状に
折り畳まれて、ピラー部に取り付けたスリップジョイン
ト部に格納されていることを特徴とする請求項1記載の
頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項10】 前記インフレータをシートバックに内
蔵すると共に、該シートバックのサイドドア側上部にベ
ルトガイドを設定し、且つ折り畳まれたエアバッグ袋体
の一端を前記ベルトガイドに固定したことを特徴とする
請求項1記載の頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項11】 前記シートバックには、胸部保護エア
バッグ袋体が設定されており、前記インフレータを頭部
保護エアバッグ袋体と胸部保護エアバッグ袋体とに共用
していることを特徴とする請求項10記載の頭部保護エ
アバッグ装置。 - 【請求項12】 前記頭部保護エアバッグ袋体へのガス
供給用ホースに、インフレータから頭部保護エアバッグ
袋体への流れを許容するが、頭部保護エアバッグ袋体か
ら胸部保護エアバッグ袋体へのガス流れを阻止する逆止
弁を備えたことを特徴とする請求項11記載の頭部保護
エアバッグ装置。 - 【請求項13】 前記展開膨張部は、ショルダベルト使
用時に乗員と接しないベルト面側に主に折り畳まれてお
り、外周部をエアバッグ袋体展開時に破断可能なエアバ
ッグカバーによって覆われていることを特徴とする請求
項1記載の頭部保護エアバッグ装置。 - 【請求項14】 中心側に位置するショルダベルト貫通
部と、外周側に位置しエアバッグ袋体展開時に破断可能
なカバー部と、を備えたエアバッグケースの環状空間内
に、中空円筒形状をなすエアバッグ袋体を格納したこと
を特徴とする請求項1記載の頭部保護エアバッグ装置。
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