JP6849985B2 - 摘採機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、畝状の茶樹に沿って移動しながら茶葉を摘採する摘採機に関するものである。
従来、この種の摘採機としては、畝状の茶樹に沿って走行する走行機と、茶樹から茶葉を刈り取る刈刃と、刈刃によって刈り取られた茶葉を搬送する空気の流れを生じさせる送風手段と、送風手段によって搬送された茶葉を収容する袋状の収容体としての茶袋が載置される載置台と、を備えたものが知られている(例えば、引用文献1参照)。
前記摘採機では、茶樹から刈刃で刈り取った摘採物としての茶葉を送風手段によって走行機体の後方に位置する載置台に向けて搬送し、載置台の載置面に載置された茶袋に対して茶葉を投入している。
特開2002−136215号公報
前記摘採機では、刈刃の高さと載置台の載置面との高さが略同一であるため、走行機の前方に向かって下り傾斜となる斜面を走行しながら茶葉を摘採する場合等、送風手段によって茶葉を茶袋の底側まで到達させることができず、茶葉が茶袋の入り口付近に溜まる場合が発生し得る。この場合、前記摘採機では、茶袋に収容される茶葉の量が少なくなったり、茶葉の刈り取り作業時に茶袋内の茶葉を底側に移動させる作業が発生したりする。また、前記摘採機では、茶袋の取り付け高さが載置台の載置面に近い高さとなるため、載置台上において茶袋の着脱作業を行う作業者は屈んだ姿勢での作業を強いられることとなり、茶袋の着脱作業の作業性がよくない。
本発明の目的とするところは、袋状の収容体に対する摘採物の収容量の増加を図るとともに、摘採作業時における作業効率を向上させることのできる摘採機を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、畝を跨いで走行する走行機と、畝から摘採物を刈り取る刈刃と、刈刃によって刈り取られた摘採物を搬送する空気の流れを生じさせる送風手段と、送風手段によって搬送される摘採物を上方に案内する搬送ダクトと、送風手段及び搬送ダクトによって搬送された摘採物を収容する袋状の収容体が載置されると共に作業者がその上に載って作業可能な載置面を有する載置台と、を備え、搬送ダクトには、収容体が取り付け可能であって、取り付けられた収容体内に向かって搬送された摘採物を放出する放出口が設けられ、放出口は、載置台における作業者が載る載置面から上方に間隔をおいて設けられている。
これにより、放出口から放出された摘採物が、載置面まで落下する間に、放出口から水平方向に離れた位置まで到達することになり、摘採物が収容体の底側から順に収容される。また、放出口が載置台の載置面の所定以上の間隔をおいて上方に位置することから、載置台上の作業者が屈む姿勢となることなく、放出口に対する収容体の着脱作業が行われる。
本発明によれば、袋状の収容体の底側から順に摘採物を収容することができるので、収容体内において摘採物を移動させる作業を要することなく、収容体に対する摘採物の収容量を増加させることが可能となる。また、載置台上の作業者が屈む姿勢となることなく、放出口に対する収容体の着脱作業を行うことができるので、収容体の着脱作業の作業性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態を示す摘採機の側面図である。 摘採機の正面図である。 摘採機の平面図である。 摘採装置及び搬送装置の要部斜視図である。 摘採装置及び搬送装置の要部側面断面図である。 本発明の他の実施形態を示す刈落とし装置を装着した摘採機の側面図である。 刈落とし装置を説明する図である。
図1乃至図5は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の摘採機1は、搭乗した作業者の操作によって走行しながら畝状の茶樹から摘採物としての茶葉の摘採を行うものである。摘採機1は、図1に示すように、畝状の茶樹Tを跨いで茶樹Tの延びる方向に沿って走行するための走行機10と、茶樹Tから茶葉を摘採するための摘採装置20と、摘採した茶葉を袋状の収容体としての茶袋Bに向かって搬送するための搬送装置30と、茶袋Bが載置されると共に茶袋Bの着脱作業を行う作業者が作業可能な載置台40と、を備えている。
走行機10は、上部側に位置する走行機本体11と、走行機本体11の幅方向両側からそれぞれ下方に延びる一対の脚部12と、脚部12の下端部に設けられた走行装置13と、を備えている。
走行機本体11は、図1乃至図3に示すように、前側に水平面状に形成された床部11aと、床部11aの後方且つ床部11aよりも上方において水平面状に形成された荷台11bと、を有している。
床部11aの右側の前部には、作業者が摘採機1の動作に関する操作入力を行う操作入力部11cが設けられ、操作入力部11cの後方には、操作入力部11cを操作する作業者が着座するシート11dが設けられている。また、床部11aの左側には、走行機10、摘採装置20及び搬送装置の動力源としてのエンジン14が設けられている。さらに、床部11aにおける操作入力部11cとエンジン14との間には、搬送装置30を構成する後述する送風機が設けられている。
荷台11bは、走行機本体11の幅方向にわたって延びるように設けられ、茶葉が収容された茶袋Bが載置される。
一対の脚部12は、図1に示すように、それぞれ、走行機本体11の幅方向両側の前側から下方に延びる前側部材12aと、後側から下方に延びる後側部材12bと、前側部材12aの下端側と後側部材12bの下端側とを互いに連結する連結部材12cと、を有している。右側の脚部12には、油圧式のアクチュエータを駆動させる作動油を収容するため作動油タンク15が設けられている。また、左側の脚部12には、図2及び図3に示すように、エンジン14を駆動させる液体燃料を収容するための燃料タンク16が設けられている。
一対の脚部12は、それぞれ走行機本体11に対して幅方向に移動自在に支持されている。一対の脚部12は、例えば、各脚部12側に固定されたラックと、走行機本体11側に回転自在に支持されたピニオンと、からなる脚部連動機構によって互い連動する。一対の脚部12は、油圧モータで脚部連動機構のピニオンを駆動させることによって互いの間隔の調整が可能である。
走行装置13は、図1に示すように、各脚部12の下端側の後側に設けられた駆動輪13aと、各脚部12の下端側の前側に設けられた従動輪13bと、駆動輪13a及び従動輪13bに巻き掛けられたゴム製または金属製のクローラ13cと、を有している。走行装置13は、駆動輪13aを油圧モータ13dによって駆動させることにより、駆動輪13a及び従動輪13bに巻き掛けられたクローラ13cを回転させる。
摘採装置20は、送風機を除く搬送装置30を構成する部材及び載置台40と共に、走行機10の後側において上下方向に移動する昇降装置50に支持されている。摘採装置20は、図4及び図5に示すように、一対の脚部12の間を幅方向に延びる上下一対の刈刃21と、上下方向の一方の刈刃21に対して他方の刈刃21を幅方向に往復動させるための油圧モータと、を有している。一対の刈刃21は、それぞれ幅方向に延びる櫛形の刃であり、一方の刈刃21に対して他方の刈刃21を往復動させることで茶葉を挟み切る。一対の刈刃21は、それぞれ長手方向の両端部に対して中央部が上方に位置するように円弧状に形成されている。
搬送装置30は、摘採装置20及び載置台40と共に、昇降装置50に支持されている。搬送装置30は、図4及び図5に示すように、刈刃21で刈り取られた茶葉を後方に移動させるための幅方向一対の回転ブラシ31と、刈刃21で刈り取られた茶葉を上方且つ後方に案内するための搬送ダクト32と、搬送ダクト32内に流通させる空気の流れを発生させるための送風手段としての送風機33(図4及び図5に図示せず)と、送風機33によって発生させた空気の流れを搬送ダクト32内に導入するための空気流導入ダクト34と、を有している。
一対の回転ブラシ31は、図4に示すように、それぞれ、回転軸31aと、各回転軸31aの外周部に設けられた複数のブラシユニット31bと、とからなる。一対の回転ブラシ31は、互いに走行機10の幅方向に並べて配置され、各回転軸31aが、走行機10の幅方向外側から幅方向中央部側に向かって斜め上方に延びるように、刈刃21の上方に位置する枠部材31cに回転自在に支持されている。一対の回転ブラシ31の各回転軸31aは、走行機10の幅方向中央部側の端部同士が例えばユニバーサルジョイントによって連結されており、一方の回転軸31aを油圧モータによって回転させることにより他方の回転軸31aが連動して回転する。また、複数のブラシユニット31bは、それぞれ基台に毛材が取り付けられた部材であり、回転軸31aの軸方向に重複することなく配置されるとともに、回転軸31aの周方向に互いに間隔をおいて配置される。ブラシユニット31bは、毛材の先端部が刈刃21に近接する回転位置において、毛材の先端部が刈刃21の円弧形状に沿う長さ寸法となっている。一対の回転ブラシ31は、枠部材31cに対する回転軸31aの取り付け高さを変更することにより、取り付け高さの変更が可能である。
搬送ダクト32は、図4及び図5に示すように、刈刃21の上方からやや後方に傾斜しながら上方に延びると共に上方に向かって幅寸法が徐々に小さく形成された縦ダクト32aと、縦ダクト32aの上端部から幅方向に分岐してそれぞれ後方に屈曲する一対の屈曲ダクト32bと、を有している。縦ダクト32aには、刈刃21に対して上方に所定間隔をおいた位置に茶葉を導入するための導入口32cが設けられている。また、一対の屈曲ダクト32bには、開口が略水平方向の後方を臨むように設けられ、茶葉を略水平方向の後方に向けて放出するための放出口32dが設けられている。放出口32dは、図1に示すように、走行機本体11の荷台11bの後端部よりも後方に張り出している。また、一対の屈曲ダクト32bの上面には、図4に示すように、屈曲ダクト32bの一部を透明な板状部材によって形成することで屈曲ダクト32bの内部を外側から視認するための点検窓32eが設けられている。
送風機33は、エンジン14の動力によって駆動する多翼ファンであり、図2及び図3に示すように、走行機本体11の床部11aにおける操作入力部11cとエンジン14との間に設けられている。送風機33は、空気の吐出口が後方に向くように床部11aに配置されている。
空気流導入ダクト34は、搬送ダクト32の縦ダクト32aと略同一の幅寸法を有し、縦ダクト32aの後側に設けられている。空気流導入ダクト34の上面部は、幅方向両端側に対して幅方向中央部が上方に突出する円弧状に形成され、図5に示すように、幅方向中央部に送風機33の吐出した空気を取り込むための空気取込口34aが設けられている。送風機33の空気の吐出口と空気取込口34aとは、可撓性を有するフレキシブルダクト34bによって接続されている。フレキシブルダクト34bは、搬送ダクト32の一対の屈曲ダクト32bの間に配置されている。空気流導入ダクト34の下端側には、幅方向にわたって空気の流路が前方に延びる延出部34cが形成され、延出部34cの前端側が搬送ダクト32の下方に位置している。搬送ダクト32の下方に位置する延出部34cの上面には、幅方向にわたって開口が上方に臨む空気吹出口34dが設けられている。
載置台40は、摘採装置20及び搬送装置30と共に、昇降装置50に支持されている。載置台40は、図1及び図3に示すように、走行機本体11の後方を幅方向に延びる載置台基部41と、載置台基部41の後端部の幅方向両側からそれぞれ後方に延びる一対の延長部42と、を有している。載置台基部41の前端部は、上下方向に揺動自在に昇降装置50に支持されている。載置台40は、載置台基部41と昇降装置50との間に連結された油圧シリンダ43によって、茶袋Bが載置される載置面40aが略水平面を成す張出姿勢と、載置面40aが略鉛直面を成す格納姿勢と、が切り替えられる。一対の延長部42は、それぞれ載置台基部41に対して取り外し可能である。
ここで、搬送ダクト32の放出口32dの下端部は、図1に示すように、張出姿勢における載置台40の載置面40aから上方に所定距離H1(例えば、25cm)以上の間隔をおいた高さ位置となる。
また、張出姿勢における載置台40の下面40bは、図1に示すように、刈刃21の幅方向中央部から上方に所定距離H2(例えば、15cm)以上の間隔をおいた高さ位置となる。
以上のように構成された摘採機1において、茶葉を刈り取る作業を行う場合に、オペレータは、まず、畝状の茶樹Tを跨いで走行可能な状態とするために、茶樹Tの幅に応じて一対の脚部12の間隔を調整するとともに、昇降装置50を駆動させて茶樹Tに対する刈刃21の高さを調整する。ここで、オペレータは、刈刃21に対する一対の回転ブラシ31の高さ位置を、茶樹Tから刈り取る茶葉の長さに応じて調整する。また、オペレータは、載置台40の載置面40aを上方に向けた張出姿勢として、搬送ダクト32の放出口32dに茶袋Bを取り付ける。
次に、オペレータは、刈刃21、一対の回転ブラシ31及び送風機33を駆動させて茶葉の刈り取り作業を行う。刈刃21の駆動によって茶樹Tから刈り取られた茶葉は、回転ブラシ31によって後方に送られると共に、送風機33から送られて空気流導入ダクト34の空気吹出口34dから上方に吹き出す空気の流れによって搬送ダクト32内を流通する。
搬送ダクト32内を流通した茶葉は、搬送ダクト32の放出口32dから後方に放出される。ここで、放出口32dは、張出姿勢における載置台40の載置面40aから上方に所定距離H1以上の間隔をおいて設けられ、略水平方向に向いている。このため、放出口32dから放出される茶葉は、載置台40の載置面40aから上方に所定距離H1以上の高さから略水平方向に放出されることとなる。放出口32dから放出された茶葉は、載置面40aまで落下する間に、放出口32dから水平方向に離れた位置まで到達することになり、茶袋Bの入口側に溜まることなく底側まで到達する。
その後、オペレータは、茶葉の刈り取り作業を継続して茶袋Bが茶葉で満たされた場合に、載置台40の載置面40aにおいて茶袋Bの入り口を放出口32dから取り外して茶袋Bの入口を閉鎖し、茶葉が収容された茶袋Bを走行機本体11の荷台11bに載せる作業を行う。さらに、オペレータは、茶葉の刈り取り作業を継続する場合に、放出口32dに新たな茶袋Bを取り付ける作業を行う。
また、摘採機1は、畝状の茶樹Tの端部を移動する際に、地面の傾斜や段差によって走行機10の前後方向に傾く場合がある。この場合に、摘採機1は、載置台40の下面40bが刈刃21の高さよりも上方に所定以上の距離H2をおいた位置となるため、載置台40の茶樹Tに対する接触が抑制される。
このように、本実施形態の摘採機によれば、搬送ダクト32の放出口32dが、載置台40の載置面40aから上方に所定距離H1以上の間隔をおいて設けられている。
これにより、茶袋Bの底側から順に茶葉を収容することができるので、茶袋B内において茶葉を移動させる作業を要することなく、茶袋Bに対する茶葉の収容量を増加させることが可能となる。また、載置台40上の作業者が屈む姿勢となることなく、放出口32dに対する茶袋Bの着脱作業を行うことができるので、茶袋Bの着脱作業の作業性を向上させることが可能となる。
また、放出口32dは、略水平方向に向けられている。
これにより、搬送ダクト32を流通した茶葉が、放出口32dから略水平方向に放出されることになるため、放出口32dに取り付けられた茶袋Bの底側に直接到達させることが可能となる。
また、搬送ダクト32の上方には、茶葉が収容された茶袋Bを載置することが可能な荷台11bが設けられている。
これにより、搬送ダクト32によって走行機10の前後方向の寸法が大きくなるが、その前後方向の寸法の大きさを茶袋Bの載置スペースとして利用することで、走行機10の前後方向の寸法の大型化を防止することが可能となる。
また、搬送ダクト32及び載置台40は、荷台11bに対して上下方向に移動可能である。
これにより、搬送ダクト32及び載置台40を上方に移動させることで、載置台40に載置された茶袋Bと荷台11bとの上下方向の距離を小さくすることが可能となるので、茶葉が収容された茶袋Bを荷台11bに載せる作業が容易となる。また、載置台40の下面40bが刈刃21の高さよりも上方に所定以上の距離H2をおいた位置となるため、載置台40の載置面40aと荷台11bとの距離を小さくすることが可能となり、茶葉が収容された茶袋Bを載置台40から荷台11bに移動させる作業が容易となる。
また、放出口32dは、荷台11bの後側の端部よりも載置台40側に張り出している。
これにより、載置台40上の作業者が上方から放出口32dを視認可能となるので、放出口32dに対する茶袋Bの着脱作業を容易に行うことが可能となる。
図6及び図7は、本発明の他の実施形態を示すものである。尚、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の摘採機1は、刈刃21によって刈り取った茶葉を畝状の茶樹Tと茶樹Tとの間に落とす作業を行うための刈落とし装置60を備えている。
刈落とし装置60は、各放出口32dから放出された茶葉を畝状の茶樹Tと茶樹Tとの間に案内する一対の案内ダクト61を有している。一対の案内ダクト61は、それぞれ載置台40の載置台基部41の載置面40aに取り外し可能に取り付けられると共に、一端側の開口が放出口32dに接続され、他端側の開口が畝状の茶樹Tと茶樹Tとの間に位置している。
以上のように構成された摘採機1において、刈刃21によって刈り取られた茶葉は、搬送ダクト32に案内されて上方に搬送されて放出口32dから放出されると、案内ダクト61に案内されて畝状の茶樹Tと茶樹Tとの間に落とされる。
このように、本実施形態の摘採機によれば、搬送ダクト32の放出口32dが、載置台40の載置面40aから上方に所定以上の距離H1をおいた位置に設けられ、一端側の開口が放出口32dに接続されて他端側の開口が畝と畝との間に位置する案内ダクト61が、載置台40の載置面40aに取り付けられている。
これにより、放出口32dから載置台40の載置面40aまでの距離を大きくとることが可能となるので、図7に示すように、走行機10の幅方向に所定角度未満の角度θの傾斜地を走行している状態においても、案内ダクト61の茶葉の通路は、茶葉が落下する方向への下り傾斜が保持されるので、放出口32dから放出された茶葉を確実に畝状の茶樹Tと茶樹Tとの間に落下させることが可能となる。また、刈刃21に対して載置台40の載置面40aが上方に位置しているので、載置台40の載置面40aと茶樹Tとの上下方向の距離が大きくなる。これにより、案内ダクト61内における茶葉の落下の距離を大きくすることが可能となるので、案内ダクト61によって茶葉を水平方向に離間した位置に案内することが可能となり、放出口32dから放出された茶葉を確実に茶樹Tと茶樹Tとの間に落下させることが可能となる。
尚、前記実施形態では、摘採機として茶樹から茶葉を刈り取るものを示したが、例えば紫蘇の葉等、茶葉以外の植物の葉を刈り取るものに適用することが可能である。
また、前記実施形態では、幅方向両端側に対して幅方向中央部が上方に位置するように円弧状の形状を有する刈刃21を示したが、例えば幅方向にわたって直線状の刈刃であってもよい。
また、前記実施形態では、搬送ダクト32における放出口32dを幅方向に一対設けるようにしたものを示したが、茶葉を放出する放出口は、1個であってもよいし、3個以上であってもよい。
また、前記実施形態では、クローラ式の走行装置13を示したが、これに限られるものではなく、タイヤで走行するものや敷設されたレール上を走行する走行装置であってもよい。
1…摘採機、10…走行機、11…走行機本体、11b…荷台、20…摘採装置、21…刈刃、30…搬送装置、32…搬送ダクト、32d…放出口、40…載置台、40a…載置面、50…昇降装置、60…刈落とし装置、61…案内ダクト。

Claims (6)

  1. 畝を跨いで走行する走行機と、
    畝から摘採物を刈り取る刈刃と、
    刈刃によって刈り取られた摘採物を搬送する空気の流れを生じさせる送風手段と、
    送風手段によって搬送される摘採物を上方に案内する搬送ダクトと、
    送風手段及び搬送ダクトによって搬送された摘採物を収容する袋状の収容体が載置されると共に作業者がその上に載って作業可能な載置面を有する載置台と、を備え、
    搬送ダクトには、収容体が取り付け可能であって、取り付けられた収容体内に向かって搬送された摘採物を放出する放出口が設けられ、
    放出口は、載置台における作業者が載る載置面から上方に間隔をおいて設けられている
    摘採機。
  2. 放出口は、略水平方向に向けられ、
    前記間隔は、載置台上の作業者が屈む姿勢となることなく、放出口に対する茶袋の着脱を行うことができるように設定された距離以上である
    請求項1に記載の摘採機。
  3. 搬送ダクトの上方には、摘採物が収容された収容体を載置することが可能な荷台が設けられている
    請求項1または2に記載の摘採機。
  4. 搬送ダクト及び載置台は、荷台に対して上下方向に移動可能である
    請求項3に記載の摘採機。
  5. 放出口は、荷台の端部よりも載置台側に張り出している
    請求項3または4に記載の摘採機。
  6. 刈刃によって刈り取った摘採物を畝と畝との間に落とす刈落とし装置を備え、
    刈落とし装置は、一端側の開口が放出口に接続され、他端側の開口が畝と畝との間に位置し、摘採物を案内する案内ダクトを有し、
    案内ダクトは、載置台の載置面に取り付けられる
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の摘採機。
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