JP6846733B2 - 換気制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、換気制御システムに関する。
従来から、調理器から発生する油煙等を検知して、油煙等を含む空気を換気するために送風機の風量を制御する換気制御システムが知られている。たとえば、特許文献1は、手動運転状態を決定した後は、使用者の意図に反して調理用コンロからの信号を受信し、自動運転に変更されることがない換気装置を開示する。この換気装置は、送風機を設けた排出装置に調理用コンロの運転または停止の信号を受信するように設けた受信部が受信した信号に基づいて、排出装置に設けた送風機の運転を制御する。また、この換気装置は、手動による操作で送風機の運転を変更できるスイッチ操作部を設け、手動操作で運転したときには、自動運転を行わず手動運転を優先して行うことにより、使用者の意図に反して運転されることのない換気装置を提供する。
特開2003−294283号公報
上述した従来の換気装置に対して、火力の状態や空気質の状態などの客観情報に基づく運転と使用者の意思に沿った運転とを適切に切り替えて利便性を向上させた改良技術において、客観情報や使用者の意思に基づくが故に、その時の換気装置の状態を踏まえずに運転の指示を行い、その指示が実行されない旨を報知音等で報知し続けるという問題があった。
そこで、本発明は、換気装置が運転することができない状態や運転することが適切ではない状態にある場合には、運転の指示を出さないまたは運転の指示を受け付けないことで、かかる状態にあるのに当該指示があることで報知し続けることを防止する換気制御システムを提供するものである。
上記課題を解決するために、室内に設置された室内機器と、前記室内の空気を換気する換気装置と、連携制御部と、報知部と、室内の空気の質を検知する検知器を含み、前記室内機器は、前記室内機器の運転状態を前記連携制御部に伝達する室内機器伝達部を備え、前記換気装置は、送風機と、前記送風機が運転可能な状態にあるか否かの運転可否状態を検出する検出部と、前記送風機の風量および前記報知部への指示を制御する換気装置制御部と、前記検出部が検出した前記運転可否状態を前記連携制御部に伝達する換気装置伝達部と、を備え、前記連携制御部は、前記室内機器伝達部から伝達された室内機器運転状態情報と、前記換気装置伝達部から伝達された前記送風機の運転可否状態情報のいずれかまたはこれらを組合せた情報に基づいて、前記換気装置制御部に前記送風機の風量を指示し、前記検出部が前記送風機が運転可能でないことを検出した場合において前記連携制御部が前記送風機の風量を指示した場合、前記報知部が使用者に視覚的および/または聴覚的な報知を行う換気制御システムであって、前記検出部が前記送風機が運転可能でないことを検出した場合、前記換気装置制御部は、前記送風機の風量をゼロに制御し、前記換気装置伝達部は、前記運転可否状態情報として運転不可停止状態を前記連携制御部に伝達し、前記連携制御部は、前記運転不可停止状態を伝達された場合、前記検知器が空気の質の異常を検知した場合であっても、前記換気装置制御部に前記送風機の風量の指示を行わない換気制御システムが提供される。
これによれば、検出部が送風機が運転可能でないことを検出した場合、前記検知器が空気の質の異常を検知した場合であっても、連携制御部は、換気装置制御部に送風機の風量の指示を行わないことで、換気装置が運転することができない状態や運転することが適切ではない状態にある場合には、運転の指示を出さないことにより、かかる状態にあるのに当該指示があることで報知し続けることを防止する換気制御システムを提供することができる。
上記課題を解決するために、室内に設置された室内機器と、前記室内の空気を換気する換気装置と、連携制御部と、報知部と、室内の空気の質を検知する検知器を含み、前記室内機器は、前記室内機器の運転状態を前記連携制御部に伝達する室内機器伝達部を備え、前記換気装置は、送風機と、前記送風機が運転可能な状態にあるか否かの運転可否状態を検出する検出部と、前記送風機の風量および前記報知部への指示を制御する換気装置制御部と、前記検出部が検出した前記運転可否状態を前記連携制御部に伝達する換気装置伝達部と、を備え、前記連携制御部は、前記室内機器伝達部から伝達された室内機器運転状態情報と、前記換気装置伝達部から伝達された前記送風機の運転可否状態情報のいずれかまたはこれらを組合せた情報に基づいて、前記換気装置制御部に前記送風機の風量を指示し、前記検出部が前記送風機が運転可能でないことを検出した場合において前記連携制御部が前記送風機の風量を指示した場合、前記報知部が使用者に視覚的および/または聴覚的な報知を行う換気制御システムであって、前記検出部が前記送風機が運転可能でないことを検出した場合において前記検知器が空気の質の異常を検知した場合、前記連携制御部が前記換気装置制御部に前記送風機の風量の指示を行っても、前記換気装置制御部は、該指示を無視する換気制御システムが提供される。
これによれば、検出部が送風機が運転可能でないことを検出した場合において前記検知器が空気の質の異常を検知した場合、換気装置制御部は、連携制御部から送風機の風量の指示があってもその指示を無視することで、換気装置が運転することができない状態や運転することが適切ではない状態にある場合には、運転の指示を受け付けないことにより、かかる状態にあるのに当該指示があることで報知し続けることを防止する換気制御システムを提供することができる。
さらに、換気装置は、整流板をさらに備え、検出部が、整流板が正規の位置に取り付けられていないことを検出した場合は、運転可否状態は、運転不可停止状態とすることを特徴としてもよい。
これによれば、整流板が取り外されているなど正規の位置に取り付けられていない場合を、換気装置が運転することができない状態であるとすることで、かかる状態にあるのに運転指示があることで報知し続けることを防止できる。
さらに、換気装置は、送風機の風量を手動で指示操作するための風量操作部をさらに備え、検出部が、風量操作部に送風機の風量をゼロに固定する操作がなされたことを検出した場合は、運転可否状態は、運転不可停止状態とすることを特徴としてもよい。
これによれば、使用者が換気装置を掃除する際など送風機が運転することを意識的に停止している場合を、運転することが適切ではない状態であるとすることで、かかる状態にあるのに運転指示があることで報知し続けることを防止できる。
以上説明したように、本発明によれば、換気装置が運転することができない状態や運転することが適切ではない状態にある場合には、運転の指示を出さないまたは運転の指示を受け付けないことで、かかる状態にあるのに当該指示があることで報知し続けることを防止する換気制御システムを提供することができる。
本発明に係る第一実施例の換気制御システムが設置された室内の立面図。 本発明に係る第一実施例の換気制御システムのブロック図。 本発明に係る第一実施例の換気制御システムにおける基本的な動作を示す説明図。 本発明に係る第一実施例の換気制御システムにおける報知継続を防止ための動作を示す説明図。
以下では、図面を参照して、各実施例について説明する。
<第一実施例>
図1および図2を参照して、本実施例に係る換気制御システム100について説明する。換気制御システム100は、室内RMに設置された室内機器である調理器10と、室内RMの空気を換気する換気装置20と、室内RMの空気の質を検知する検知器30と、検知器30に設けられる連携制御部40と、換気装置20に設けられる報知部50とを備える。室内RMは、マンションや戸建てなど住宅におけるキッチン(台所)であるが、飲食店の厨房などであってもよい。なお、本明細書では、室内機器は調理器10として説明するが、これに限定されず、たとえば、室内機器は、ガスストーブなどの暖房機器、キッチンに設置されるガス湯沸かし器などであってもよい。
調理器10は、使用者がなべやフライパンを使用し調理を行うための機器であり、調理のため調理器操作部14を操作してなべ等を加熱すると、調理器10の上方や周囲に熱、水分、油分、燃焼ガス等を発生させる。換気装置20は、調理器10の上方に設けられ、風量操作部24を操作して、調理器10が発生させた油分等を捕集し、屋外へ排気することにより、室内RMの空気を換気する。検知器30は、加熱された空気が滞留することが多い調理器近傍の壁面の天井付近に設けられ、室内RMの空気質、たとえば、空気の温度、湿度、臭気、油分を含む油煙などの汚染物質、燃焼排ガス、未燃焼ガスなどを検知する検知部31を有する。
したがって、検知器30は、調理器10の使用により、空気の温度や湿度の上昇、臭気の増加、油煙などの汚染物質、燃焼排ガス、未燃焼ガスなどの増加を検知したり、換気装置20の使用により、空気の温度や湿度の下降、臭気の減少、油煙などの汚染物質、燃焼排ガス、未燃焼ガスなどの減少を検知したりする。検知器30は、音を発する通報部(図示せず)を備えて、有害ガスなどを検知した場合には警報を鳴らす警報機であってもよい。連携制御部40は、調理器10、換気装置20、および検知器30の各機器が上述したように空気質の観点から関連しているので、各機器を連携させるために制御を行う。本実施例では、連携制御部40は、検知器30に備えられるが、これに特に限定されることはなく、調理器10または換気装置20に備えられてもよいし、これ以外の機器や、または独立に備えられてもよい。
調理器10は、なべ等を加熱する加熱部11と、加熱部11の火力を使用者が調節する調理器操作部14と、調理器操作部14の指示に基づき加熱部11の火力を制御する調理器制御部12と、加熱部11の火力の状態を含む調理器運転状態を連携制御部40に伝達する調理器伝達部(室内機器伝達部)13とを備える。調理器操作部14は、加熱部11におけるゼロから最大出力までの間の火力を多段階または無段階で調節可能に構成されている。たとえば、火力を多段階で調節できる場合、調理器操作部14は、4つの押しボタンなどで構成されて、加熱部11の火力を、「消火」(火力がゼロ)、「弱」、「中」、「強」(火力が最大出力)の4段階で調節できるようになっている。また、火力を無段階で調節できる場合、調理器操作部14は、回転摘みなどで構成されて、加熱部11の火力を回転摘みの回転角度に応じて火力を調節できるようになっている。なお、調理器運転状態には、加熱部11の火力の状態以外に、調理器において事前設定された調理段階などの状態が含まれる。
調理器制御部12は、調理器操作部14が多段階の場合、「消火」の指示があれば火力をゼロにする。すなわち、調理器制御部12は、火力のエネルギー源がガスであればガスの出力をなくし、電気であれば電力をゼロとするように制御する。また、調理器制御部12は、「中」の指示であれば、最大出力の半分程度の火力を出力できるように加熱部11の火力を制御する。さらに、調理器制御部12は、調理器操作部14が無段階の場合、たとえば回転摘みの回転角度に応じて火力を制御する。
調理器伝達部13は、調理器操作部14で指示され調理器制御部12で制御された加熱部11の火力などについての状態情報を連携制御部40に伝達するべく、他の機器との間で通信を行う。調理器伝達部13の通信の方法は、他の機器の通信方法と共通していれば、特に限定されない。たとえば、有線通信でもよいし無線通信であってもよい。無線通信の場合、Bluetooth(登録商標)による通信、赤外線による通信、Wifiによる通信等であってもよい。
換気装置20は、送風機21と、送風機21の風量および報知部50への指示を制御する換気装置制御部22と、送風機21が運転可能な状態にあるか否かの運転可否状態を検出する検出部25と、使用者に視覚的および/または聴覚的な報知を行う報知部50と、送風機21の風量の状態を連携制御部40に伝達すると共に、検出部25が検出した運転可否状態を連携制御部40に伝達する換気装置伝達部23と、送風機21の風量を手動で指示操作するための風量操作部24と、を備える。送風機21は、油分等を含む空気を吸引し、屋外へ排気するための原動力となる。
風量操作部24は、送風機21におけるゼロから最大出力までの間の風量を多段階で調節可能に構成されている。たとえば、風量操作部24は、4つの押しボタンなどで構成されて、送風機21の風量を、「停止」(風量がゼロ)、「弱」、「中」、「強」(風量が最大出力)の4段階で調節できるようになっている。また、風量操作部24は、使用者が特定の操作を行うことでロックがかかるように構成されている。たとえば、使用者がボタンで構成された風量操作部24の特定のボタン(例えば「停止」ボタン)を長押しすることで、風量操作部24はロックがかかり、使用者がそのロックを解除しない限り、風量がゼロのままに固定される。使用者が換気装置20を清掃する時などに、誤って風量操作部24を操作し運転が開始されることを回避するための機能である。また、換気装置20は、使用者の風量操作部24に対する操作により「中」の風量が指示された場合は、換気装置制御部22は「中」の風量が出力できるように送風機21を制御し、「中」で運転されている旨を風量状態情報として連携制御部40へ伝達する。
検出部25は、送風機21を稼働させて換気装置20が運転状態になっていいか否かの運転可否状態を検出する。たとえば、換気装置20は、調理器10で発生する油煙等を含む空気の捕集効率を上げるための整流板26を備えているが、整流板26が清掃などのために取り外されている場合は、換気装置20を運転状態にすることは安全上も好ましくないので、運転することができない状態である。したがって、検出部25は、整流板26が運転状態になってもよい正規の位置に取り付けられているか否かを検出する。
本実施例では、検出部25は、整流板26が正規の位置に取り付けられている否かを検出するが、これに限定されないことは言うまでもない。たとえば、検出部25は、油煙を含む空気から油脂分を取り除くフィルタが正規の位置に取り付けられているか否か、その油脂分を回収するための油溜りが正規の位置に取り付けられているか否か、送風機に内蔵される羽根車が正規の位置に取り付けられているか否かなど、送風機21が運転可能な状態にあるか否かの運転可否状態を検出することができる。また、検出部25は、風量操作部24においてロックがかけられ風量がゼロに固定された状態か否かも運転可能な状態にあるか否かとして検出してもよい。整流板26が正規の位置に取り付けられていない場合は、換気装置20が運転することができない状態の1つであり、風量操作部24において風量がゼロに固定された場合は、運転することが適切ではない状態にある場合の1つである。
報知部50は、検出部25が送風機21が運転可能でないことを検出した場合において連携制御部40が送風機21の風量を指示した場合、使用者に視覚的および/または聴覚的な報知を行う。視覚的な報知は、発光ダイオード等の発光する部材を備えて点滅させてもよい。聴覚的な報知は、ブザー等の鳴動する部材を備えて鳴動させてもよい。本実施例では、報知部50は、換気装置20に備えられ、換気装置制御部22により報知の指示が直接行われるが、これに特に限定されることはなく、検知器30または調理器10に備えられてもよいし、これ以外の機器や、または独立に備えられてもよい。報知部50が、調理器10または検知器30に備えられる場合、報知部50は、それぞれの伝達部(調理器伝達部13または検知器伝達部33)を経由して通信し、換気装置伝達部23から検出部25が送風機21が運転可能でないことを検出したことを取得する。また、報知部50が、調理器10、換気装置20、検知器30のいずれにも備えられず、独立して設けられる場合には、報知部50は、自身で他の機器の伝達部と通信できるように伝達部を備えた上で、換気装置伝達部23から検出部25が送風機21が運転可能でないことを検出したことを取得する。
換気装置制御部22は、「停止」の指示があれば風量をゼロにする。すなわち、換気装置制御部22は、送風機21への通電を行わないように制御する。また、換気装置制御部22は、「強」の指示であれば、最大風量を出力できるように送風機21へ最大電力を供給するように制御する。また、換気装置制御部22は、風量操作部24においてロックがかけられた場合、風量をゼロ以外の風量にする操作がなされても無視して、風量ゼロすなわち送風機の停止の状態を維持する。
換気装置伝達部23は、換気装置制御部22で制御された送風機21の風量についての状態情報を連携制御部40に伝達するべく、他の機器との間で通信を行う。換気装置伝達部23の通信の方法は、他の機器の通信方法と共通していれば、特に限定されない。また、本実施例では、連携制御部40は検知器30内に設けられているので、換気装置伝達部23は、検出部25が検出した運転可否状態を連携制御部40に伝達する。なお、報知部50が換気装置20以外に設けられている場合には、換気装置伝達部23は、検出部25が検出した運転可否状態を連携制御部40に加え、報知部50にも伝達する。
検知器30は、室内RMの空気の質を検知する検知部31と、検知部31で検知した空気の質をランク分けする検知器制御部32と、検知部31が検知した空気の質(空気の質の情報自体であってもよいし、検知器制御部32がランク分けした空気の質のランクであってもよい。以下これらを空気質情報という。)を連携制御部40に伝達する検知器伝達部33と、を備える。検知部31は、空気の温度、湿度、臭気、油分を含む油煙などの汚染物質、燃焼排ガス、未燃焼ガスなどを検知するセンサを備える。
検知器制御部32は、検知部31が検知した室内RMの空気質を所定の基準に照らしてランク分けする。たとえば、検知器制御部32は、室内RMの空気質を、「正常」、「やや悪い」、「悪い」、「非常に悪い」の4つにランク分けする。たとえば、室内RMの空気の温度が25°C、湿度が50%であり、油分等の汚染物質がない場合、検知器制御部32は、室内RMの空気質は「正常」のランクにランク分けする。また、たとえば、検知部31が検知した室内RMの空気質が悪化した場合は、検知器制御部32は、悪化の程度に応じて、室内RMの空気質が「やや悪い」、「悪い」、「非常に悪い」のいずれかのランクにランク分けする。
検知器伝達部33は、空気質情報を連携制御部40に伝達するべく、他の機器との間で通信を行う。換気装置伝達部23の通信の方法は、他の機器の通信方法と共通していれば、特に限定されない。なお、本実施例の場合、調理器10や換気装置20との伝達のためには共通な通信方法を行う必要があるが、連携制御部40は検知器30に設けられているので、空気質情報を連携制御部40に伝達するためのローカルな通信方法であってもよい。
連携制御部40は、本実施例の場合、調理器伝達部13から検知器伝達部33を経由して伝達された加熱部11の調理器運転状態情報と、換気装置伝達部23から検知器伝達部33を経由して伝達された送風機21の風量状態情報および運転可否状態情報と、検知器伝達部33から伝達された空気質情報とを取得する。たとえば、連携制御部40が調理器10に備えられる場合、連携制御部40は、調理器伝達部13から伝達された加熱部11の調理器運転状態情報と、換気装置伝達部23から調理器伝達部13を経由して伝達された送風機21の風量状態情報と、検知器伝達部33から調理器伝達部13を経由して伝達された空気質情報とを取得する。
また、連携制御部40が、調理器10、換気装置20、検知器30のいずれにも備えられず、独立して設けられる場合には、連携制御部40は、自身で他の機器の伝達部と通信できるように伝達部を備えた上で、各機器の伝達部からそれぞれの調理器運転状態情報、風量状態情報および運転可否状態情報、空気質情報を取得する。また、連携制御部40は、調理器運転状態情報、風量状態情報および運転可否状態情報、空気質情報のすべてではなく、必要に応じてこれらの一部の情報だけを取得してもよい。
連携制御部40は、これらの情報に基づいて、図3に述べる方法で、換気装置制御部22に送風機21の風量を指示する。本図は、連携制御部40が、調理器運転状態情報および空気質情報を利用して、調理器10、換気装置20、および検知器30が互いに連携する状態における基本的な動作を示す。検知器30は、室内RMの空気質を検知し、検知器制御部32は、検知した空気質をランク分けして、「正常」や「異常」などの旨の情報を空気質情報として連携制御部40に伝達する。そして、さらに連携制御部40は、伝達された空気質が「正常」や「異常」である旨の情報またはそれに基づく必要な風量を換気装置制御部22に伝達し、指示する。
たとえば、検知器30が特に「異常」を検知せず、「正常」の空気質情報を連携制御部40に伝達していた際に、検知器30が臭気の「異常」を検知した場合、検知器30は「異常」の空気質情報を連携制御部40に伝達すると共に、連携制御部40は、「異常」である旨の情報またはその「異常」のレベルに基づく必要な風量を換気装置制御部22に伝達し、指示する。そうすると、換気装置制御部22は、送風機21をその指示された風量を出力するように制御する。換気装置20が指示された風量で運転したことにより臭気が屋外に排気されると、検知器30は、その空気質を検知して「正常」にランク分けし、空気質情報として連携制御部40に伝達する。そして、連携制御部40は、伝達された空気質が「正常」である旨の情報またはそれに基づいて風量が不要(風量がゼロ)の停止指示を換気装置制御部22に行う。そうすると、換気装置制御部22は、送風機21を停止する。
また、調理器10は、「消火」の状態から加熱部11が点火されて「中」の火力となった場合、火力が「中」である旨の調理器運転状態情報を連携制御部40に伝達する。そして、さらに連携制御部40は、火力が「中」である旨の情報またはそれに対応する風量である「中」の風量の情報を換気装置制御部22に伝達、指示する。さらに、調理器10は、「中」の状態から「強」の火力となった場合、火力が「強」である旨の調理器運転状態情報を連携制御部40に伝達する。そして、さらに連携制御部40は、火力が「強」である旨の情報またはそれに対応する風量である「強」の風量の情報を換気装置制御部22に伝達、指示する。そして、調理器10は、「強」の状態から「消火」された場合、火力がゼロである旨の調理器運転状態情報を連携制御部40に伝達する。そして、連携制御部40は、伝達された調理器運転状態情報に基づく風量であるゼロの風量(「停止」)を換気装置制御部22に伝達、指示する。
換気装置20に設けられた検出部25は、整流板26等が正規の位置に取り付けられているか否かを検出する。検出部25は、そのいずれかの状態である運転可否状態を検出すると、換気装置制御部22および換気装置制御部22を介して換気装置伝達部23へその運転可否状態を伝達し、換気装置伝達部23は、その運転可否状態を連携制御部40へ、換気装置制御部22は報知部50へ伝達する。運転可否状態を受け取った連携制御部40は、換気装置制御部22へ運転可否状態に基づく風量指示を行う。たとえば、運転可否状態が運転できない状態で停止している状態(運転不可停止状態)である場合、連携制御部40は、換気装置制御部22に対して停止指示を行う。このように、連携制御部40は、換気装置伝達部23から伝達された送風機21の運転可否状態情報に基づいて、換気装置制御部22に送風機21の風量を指示する。
このような換気制御システム100において、たとえば、検出部25が整流板26が取り外されたり風量操作部24において風量がゼロに固定されてロックされたりしたことを検出すると、検出部25は、運転不可停止状態にあることを換気装置制御部22や換気装置伝達部23を介して連携制御部40へ伝達する。この場合において、たとえば、使用者が調理器10を点火すると、調理運転状態情報が連携制御部40へ伝達されて、連携制御部40は、「中」などの調理運転状態情報に基づいた風量の情報を換気装置制御部22に伝達、指示する。しかし、換気装置制御部22は、整流板26が取り外され運転できない状態であることを知っているので、運転できないことを知らせるために報知部50へその旨を伝達する。その伝達を受けた報知部50は、調理器10を点火したが換気装置20は運転していないことを使用者に知らせるために報知を継続する。
また、同様に、検出部25が運転不可停止状態にあることを連携制御部40へ伝達した場合において、検知器30が臭気の「異常」を検知すると、検知器30は「異常」の空気質情報を連携制御部40に伝達する。そして、連携制御部40は、その「異常」のレベルに基づく必要な風量を換気装置制御部22に伝達し、指示する。しかし、換気装置制御部22は、運転できないことを知らせるために報知部50へその旨を伝達する。その伝達を受けた報知部50は、検知部30が「異常」を検知したが換気装置20は運転していないことを使用者に知らせるために報知を継続する。
かかる報知の継続は、使用者にとっては煩わしい場合がある。図4を参照し、かかる報知継続を防止するための動作について説明する。検出部25が整流板26が取り外されたり風量操作部24において風量がゼロに固定されてロックされたりしたことを検出すると、換気装置制御部22は、送風機21の風量をゼロに制御すると共に、換気装置伝達部23は、検出部25からの運転不可停止状態の情報を連携制御部40へ伝達する。この場合において、たとえば、使用者が調理器10を点火したり、検知器30が「異常」を検知したりすると、調理器制御部12は、調理器伝達部13を介して調理運転状態情報を連携制御部40へ伝達する。しかし、連携制御部40は、運転不可停止状態を伝達されているので、換気装置制御部22に送風機21の風量の指示を行わない。
このように、検出部25が送風機21が運転可能でないことを検出した場合、連携制御部40は、換気装置制御部22に送風機21の風量の指示を行わないことで、換気装置20が運転することができない状態や運転することが適切ではない状態にある場合には、運転の指示を出さないことにより、かかる状態にあるのに当該指示があることで報知し続けることを防止する換気制御システム100を提供することができる。
また、検出部25が運転ができない状態を検出し、換気装置伝達部23が運転不可停止状態の情報を連携制御部40へ伝達した場合において、調理器制御部12が調理運転状態情報を連携制御部40へ伝達すると、連携制御部40は、「中」などの調理運転状態情報に基づいた風量の情報を換気装置制御部22に伝達、指示してもよい。また、換気装置伝達部23が運転不可停止状態の情報を連携制御部40へ伝達した場合において、検知器30が「異常」を検知すると、連携制御部40は、「異常」などの空気質情報に基づいた風量の情報を換気装置制御部22に伝達、指示してもよい。しかし、かかる場合であっても、換気装置制御部22は、その指示を無視するように動作してもよい。
このように、検出部25が送風機21が運転可能でないことを検出した場合、換気装置制御部22は、連携制御部40から送風機21の風量の指示があってもその指示を無視することで、換気装置20が運転することができない状態や運転することが適切ではない状態にある場合には、運転の指示を受け付けないことにより、かかる状態にあるのに当該指示があることで報知し続けることを防止する換気制御システム100を提供することができる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、数量、適用例、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
100 換気制御システム
10 調理器(室内機器)
11 加熱部
12 調理器制御部
13 調理器伝達部(室内機器伝達部)
14 調理器操作部
20 換気装置
21 送風機
22 換気装置制御部
23 換気装置伝達部
24 風量操作部
25 検出部
26 整流板
30 検知器
31 検知部
32 検知器制御部
33 検知器伝達部
40 連携制御部
50 報知部
RM 室内

Claims (4)

  1. 室内に設置された室内機器と、前記室内の空気を換気する換気装置と、連携制御部と、報知部と、室内の空気の質を検知する検知器を含み、
    前記室内機器は、前記室内機器の運転状態を前記連携制御部に伝達する室内機器伝達部を備え、
    前記換気装置は、送風機と、前記送風機が運転可能な状態にあるか否かの運転可否状態を検出する検出部と、前記送風機の風量および前記報知部への指示を制御する換気装置制御部と、前記検出部が検出した前記運転可否状態を前記連携制御部に伝達する換気装置伝達部と、を備え、
    前記連携制御部は、前記室内機器伝達部から伝達された室内機器運転状態情報と、前記換気装置伝達部から伝達された前記送風機の運転可否状態情報のいずれかまたはこれらを組合せた情報に基づいて、前記換気装置制御部に前記送風機の風量を指示し、
    前記検出部が前記送風機が運転可能でないことを検出した場合において前記連携制御部が前記送風機の風量を指示した場合、前記報知部が使用者に視覚的および/または聴覚的な報知を行う換気制御システムであって、
    前記検出部が前記送風機が運転可能でないことを検出した場合、前記換気装置制御部は、前記送風機の風量をゼロに制御し、前記換気装置伝達部は、前記運転可否状態情報として運転不可停止状態を前記連携制御部に伝達し、
    前記連携制御部は、前記運転不可停止状態を伝達された場合、前記検知器が空気の質の異常を検知した場合であっても、前記換気装置制御部に前記送風機の風量の指示を行わない、
    換気制御システム。
  2. 室内に設置された室内機器と、前記室内の空気を換気する換気装置と、連携制御部と、報知部と、室内の空気の質を検知する検知器を含み、
    前記室内機器は、前記室内機器の運転状態を前記連携制御部に伝達する室内機器伝達部を備え、
    前記換気装置は、送風機と、前記送風機が運転可能な状態にあるか否かの運転可否状態を検出する検出部と、前記送風機の風量および前記報知部への指示を制御する換気装置制御部と、前記検出部が検出した前記運転可否状態を前記連携制御部に伝達する換気装置伝達部と、を備え、
    前記連携制御部は、前記室内機器伝達部から伝達された室内機器運転状態情報と、前記換気装置伝達部から伝達された前記送風機の運転可否状態情報のいずれかまたはこれらを組合せた情報に基づいて、前記換気装置制御部に前記送風機の風量を指示し、
    前記検出部が前記送風機が運転可能でないことを検出した場合において前記連携制御部が前記送風機の風量を指示した場合、前記報知部が使用者に視覚的および/または聴覚的な報知を行う換気制御システムであって、
    前記検出部が前記送風機が運転可能でないことを検出した場合において前記検知器が空気の質の異常を検知した場合、前記連携制御部が前記換気装置制御部に前記送風機の風量の指示を行っても、前記換気装置制御部は、該指示を無視する、
    換気制御システム。
  3. 前記換気装置は、整流板をさらに備え、
    前記検出部が、前記整流板が正規の位置に取り付けられていないことを検出した場合は、前記運転可否状態は、運転不可停止状態とすることを特徴とする請求項1または2に記載の換気制御システム。
  4. 前記換気装置は、前記送風機の風量を手動で指示操作するための風量操作部をさらに備え、
    前記検出部が、前記風量操作部に前記送風機の風量をゼロに固定する操作がなされたことを検出した場合は、前記運転可否状態は、運転不可停止状態とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の換気制御システム。
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