JP5555033B2 - 換気装置及びこれを備えた換気システム - Google Patents

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本発明は、換気を必要とする運転処理を実行する外部機器との間で通信する通信処理部、及び、換気作動を行う換気作動部の運転を制御する換気制御部が設けられ、前記換気制御部が、前記通信処理部が受信する前記外部機器からの換気運転に関する換気運転用指令情報に基づいて、前記換気作動部の換気作動を制御するように構成された換気装置、及び、その換気装置を備えた換気システムに関する。
かかる換気装置、及び、換気システムは、コンロや湯沸し器等の外部機器から通信される換気運転に関する換気運転用指令情報に基づいて、換気作動部の運転開始や運転停止等の換気作動を制御することによって、換気作動部を外部機器の運転処理に連動して作動させることができるようにしたものである(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1においては、外部機器としてのガスコンロが、コンロバーナやグリルバーナを作動させたときや、そのガスコンロに下部に装備したガスオーブンの排気温度が高温になったときに、換気運転用指令情報として、換気開始指令を指令し、また、コンロバーナやグリルバーナを作動させていないときや、そのガスコンロに下部に装備したガスオーブンの排気温度が低温であるときは、換気運転用指令情報として、換気停止指令を指令するように構成され、しかも、コンロバーナの燃焼量等に基づいて、換気装置が出力すべき目標換気出力(目標換気量)を求めて、その目標換気出力を、換気装置に指令するように構成され、そして、換気装置の換気制御部が、指令された目標換気出力(目標換気量)にて換気作動部を作動させるべく、換気作動部の換気作動を制御するように構成されている。
ちなみに、特許文献1には記載されていないが、一般には、外部機器が換気開始指令を指令したときには、換気装置の換気制御部は、その換気開始指令を受信したことを示す信号や、その換気開始指令に基づいて換気作動部を作動させたことを示す信号を、応答信号として、外部機器に通信することになり、外部機器は、応答信号を設定適正状態で受信したときには、運転処理を所定通り実行することになるものの、応答信号を設定適正状態で受信できないときには、異常であるとして、運転処理を実行しないことになる。
特開2008−128495号公報
換気装置の換気制御部は、一般に、マイクロコンピュータを用いて構成されることになり、そして、マイクロコンピュータは、諸々の原因にて、フリーズ等の動作不良を起こすことがある。
このような動作不良を起こした場合には、電力の供給を一旦遮断することにより、動作不良が解消することが多い。
ちなみに、換気制御部には、一般に、リセット用入力端子が備えられており、上述の動作不良を起こした場合には、このリセット用入力端子にリセット信号を入力することによっても、動作不良が解消することが多い。
従来の換気装置、及び、換気システムでは、換気装置の換気制御部が動作不良を起こすと、換気開始指令を指令しても、応答信号を設定適正状態で受信できないため、異常であるとして、運転処理を実行しないことになる。
このような場合には、外部機器の使用者は、メンテナンスコールを行って、サービス作業者によって動作不良を解消してもらうことになる。
ちなみに、外部機器の使用者が、換気制御部に対する電力の供給を一旦遮断することにより、動作不良が解消する可能性があることを理解している場合があり、このような場合には、外部機器の使用者が電力の供給を断続する操作を行って、動作不良を解消することもある。
上述の如く、メンテナンスコールを行って、動作不良を解消する場合には、メンテナンスコールを行う面倒があるばかりでなく、サービス作業者によって動作不良が解消するまでの長時間の間、外部機器を使用できない不便を招く不都合がある。
また、外部機器の使用者が電力の供給を断続する操作を行って、動作不良を解消する場合には、長時間の間、外部機器を使用できない不便はないものの、電力の供給を断続する操作を行わなければならない面倒がある。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、換気制御部の動作不良を自動的に解消できる換気装置、及び、その換気装置を備えた換気システムを提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、換気を必要とする運転処理を実行する外部機器との間で通信する通信処理部、及び、換気作動を行う換気作動部の運転を制御する換気制御部が設けられ、
前記換気制御部が、前記通信処理部が受信する前記外部機器からの換気運転に関する換気運転用指令情報に基づいて、前記換気作動部の換気作動を制御するように構成された換気装置を備えた換気システムであって、
前記外部機器からのリセット指令により前記換気制御部をリセットするためのリセット処理を実行するリセット処理部が、前記換気装置に設けられ
前記換気制御部が、前記外部機器からの前記換気運転用指令情報に対する応答情報を前記通信処理部から前記外部機器に通信するように構成され、
前記外部機器が、前記換気運転用指令情報の通信に対する前記応答情報を設定適正状態にて受信できないときには、前記換気装置の異常であるとして、前記リセット指令を指令するように構成され、
前記換気作動部が作動することにより出力した実換気出力を検出する換気出力検出手段が、前記換気装置に装備され、
前記換気制御部が、前記換気出力検出手段が検出した実換気出力を前記通信処理部から前記外部機器側に通信するように構成され、
前記外部機器が、前記通信処理部から通信されてくる前記実換気出力に基づいて、前記換気装置が正常であるか否かを判別して、異常であると判別したときには、前記リセット指令を指令するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、外部機器からリセット指令が指令されると、リセット処理部が換気制御部をリセットするためのリセット処理を実行することになり、フリーズ等の動作不良を起こしている換気制御部の動作不良を解消できる。
したがって、換気開始指令を指令したときに、応答信号を設定適正状態で受信できないときには、リセット指令を指令するように外部機器を構成しておけば、換気制御部の動作不良を自動的に解消することが可能となるのである。
つまり、換気制御部の動作不良が、リセット処理にて解消する場合であれば、その換気制御部の動作不良を自動的に解消できるのである。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、換気制御部の動作不良を自動的に解消できる換気装置を備えた換気システムを提供できる。
また、第1特徴構成によれば、外部機器からの換気運転用指令情報に対する応答情報が、換気装置の通信処理部から外部機器に通信されることになる。そして、外部機器が、その応答情報を設定適正状態で受信できないときには、換気装置の異常であるとして、リセット指令を指令することになる。
ちなみに、換気装置のリセット処理部が、リセット指令を指令されると、換気制御部をリセットするためのリセット処理を実行し、その結果、フリーズ等の動作不良を起こしている換気制御部の動作不良を解消できることは、上述の通りである。
このように、換気装置と外部機器との間において、本来的に行う通信の状況に基づいて換気装置の異常を判断して、リセット指令を指令するものであるから、換気装置の異常発生を、本来的に備える構成及び機能を有効利用した簡素な構成によって検出して、リセット指令を指令できるものとなる。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、換気装置の異常発生を簡素な構成によって検出して、リセット指令を指令できる換気システムを提供できる。
また、第1特徴構成によれば、換気装置の換気出力検出手段が検出した実換気出力が、換気装置の通信処理部から外部機器に通信されることになる。そして、外部機器が、その実換気出力に基づいて換気装置が正常であるか否かを判別して、異常であると判別したときに、リセット指令を指令することになる。
つまり、換気装置の通信処理部から外部機器に通信される実換気出力が、極端に低い場合等においては、換気制御部による換気作動部に対する制御が適正に行われていない異常状態であると判別でき、このような場合には、外部機器がリセット指令を指令することになるのである。
ちなみに、換気装置のリセット処理部が、リセット指令を指令されると、換気制御部をリセットするためのリセット処理を実行し、その結果、フリーズ等の動作不良を起こしている換気制御部の動作不良を解消できることは、上述の通りである。
このように、換気装置の実換気出力に基づいて、換気装置の異常を判別して、リセット指令を指令するものであるから、換気制御部による換気作動部の制御が適正に行われないことにより、換気装置の実換気出力が極端に不足している場合等において、換気制御部をリセット処理して、換気制御部の動作不良を解消することが可能となるのである。
つまり、換気装置の実換気出力が極端に不足している場合等において、換気出力が不足した状態のままで、外部機器の運転処理を継続することを回避して、換気装置の実換気出力を必要とする換気出力にした状態で、外部機器の運転処理を実行させることができるのである。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、上記した作用効果に加えて、換気出力が不足した状態のままで、外部機器の運転処理を継続することを回避できる換気システムを提供できる。
本発明の第2特徴構成は、上記した第1特徴構成に加えて、
前記リセット処理部が、前記通信処理部が受信した前記外部機器からの送信信号の信号形態がリセット要求用信号形態になると、前記外部機器からのリセット指令であるとして前記リセット処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、通信処理部が受信した外部機器からの送信信号の信号信形態がリセット要求用信号形態になると、外部機器からのリセット指令であるとして、リセット処理部がリセット処理を実行することになる。
このように、通信処理部が受信した外部機器からの送信信号の信号形態がリセット要求用信号形態になると、外部機器からのリセット指令であるとするものであるから、換気運転に関する換気運転用指令情報の通信のために備えられている通信処理部の通信機能を有効利用した簡素な構成にて、外部機器からリセット指令を指令することが可能となる。
要するに、本発明の第2特徴構成によれば、上記した第1特徴構成による作用効果に加えて、簡素な構成にて、外部機器からリセット指令を指令することが可能となる換気装置を備えた換気システムを提供できる。
本発明の第3特徴構成は、上記した第2特徴構成に加えて、
前記リセット要求用信号形態が、搬送波の連続存在時間を、通常通信用の搬送波連続存在時間よりも増大させた状態で、前記搬送波を出力する形態である点を特徴とする。
すなわち、換気運転に関する換気運転用指令情報の通信が、通信すべき情報に応じて搬送波を変調させることによって行われることになる。具体的には、搬送波を断続させることによって、通信すべき情報に応じたコードを作成する形態で行なわれることになる。
そして、リセット要求用信号形態が、搬送波の連続存在時間を、通常通信用の搬送波連続存在時間よりも増大させた状態で、搬送波を出力する形態に定められているから、搬送波の連続存在時間が、通常通信用の搬送波連続存在時間よりも増大すると、外部機器からのリセット指令であるとして、リセット処理部がリセット処理を実行することになる。
このように、搬送波の連続存在時間を、通常通信用の搬送波連続存在時間よりも増大させることによって、外部機器からのリセット指令を指令するものであるから、通信処理部の構成を極力有効利用した簡素な構成にて、外部機器からリセット指令を指令することが可能となる。
つまり、通信処理部には、搬送波を識別するためのフィルタ回路を備えさせることになるが、外部機器からリセット指令を指令するときにも、その搬送波を識別するフィルタ回路を通して受信された搬送波の情報に基づいて、リセット指令を判別することができるものとなるため、通信処理部の構成を極力有効利用した簡素な構成にて、外部機器からリセット指令を指令することが可能となるのである。
要するに、本発明の第3特徴構成によれば、上記した第2特徴構成による作用効果に加えて、通信処理部の構成を極力有効利用した簡素な構成にて、外部機器からリセット指令を指令することが可能となる換気装置を備えた換気システムを提供できる。
本発明の第4特徴構成は、上記第2特徴構成に加えて、
前記リセット要求用信号形態が、搬送波の周波数を、通常通信用の周波数とは異なる周波数に変更した状態で、前記搬送波を出力する形態である点を特徴とする。
すなわち、換気運転に関する換気運転用指令情報の通信が、通信すべき情報に応じて搬送波を変調させることによって行われることになる。具体的には、搬送波を変調して、通信すべき情報に応じたコードを作成する形態で行なわれることになる。
そして、リセット要求用信号形態が、搬送波の周波数を、通常通信用の周波数とは異なる周波数に変更した状態で、前記搬送波を出力する形態に定められているから、通常通信用の周波数とは異なる周波数の搬送波を受信すると、外部機器からのリセット指令であるとして、リセット処理部がリセット処理を実行することになる。
このように、通常通信用の周波数とは異なる周波数の搬送波を用いてリセット指令を指令するものであるから、換気運転に関する換気運転用指令情報を通信することと、リセット指令を通信することとを、切り離すことができるため、通常通信用の周波数とは異なる周波数の搬送波にてリセット指令を指令するための通信フォーマットを定義する際に、その搬送波を出力する時間等の取り決めを自由に行え、しかも、その取り決めは、換気運転に関する換気運転用指令情報を通信する場合のように、緻密に決める必要がないものとなり、リセット処理部の設計や製作が行い易いものとなる。
要するに、本発明の第4特徴構成によれば、上記した第2特徴構成による作用効果に加えて、リセット処理部の設計や製作が行い易いものとなる換気装置を備えた換気システムを提供できる。
本発明の第5特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記通信処理部が、無線通信式に構成され、
前記リセット処理部が、有線にて通信されてくる前記リセット指令を受信するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、通信処理部が、赤外線等を用いた無線通信式にて、換気運転に関する換気運転用指令情報を受信することになり、リセット処理部が、有線にて通信されてくるリセット指令を受信して、リセット処理を実行することになる。
このように、有線を用いてリセット処理部にリセット指令を通信するものであるから、リセット指令を外乱等の影響を受け難い状態で、適切にリセット処理部に通信することが可能となるため、リセット処理部によるリセット処理を的確に行わせ易いものとなる。
要するに、本発明の第5特徴構成によれば、上記した第1特徴構成による作用効果に加えて、リセット指令をリセット処理部に的確に通信して、リセット処理部によるリセット処理を的確に行わせることができる換気装置を備えた換気システムを提供できる。
本発明の第6特徴構成は、上記第1〜第5特徴構成のいずれかに加えて、
前記リセット処理部が、前記換気制御部に対する電力供給を所定時間の間遮断するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、リセット処理部が、リセット指令を指令されると、リセット処理として、換気制御部に対する電力供給を所定時間の間遮断することになる。
換気制御部は、電力供給が遮断されたのち、再び電力が供給されることにより、初期化の処理を実行して立ち上がりことになるため、フリーズ等の動作不良が発生しているときにも、その動作不良が解消することなる。
このように、換気制御部に対する電力供給を所定時間の間遮断することにより、換気制御部をリセットするものであるから、換気制御部にリセットのための特別な構成を備えさせない場合においても、換気制御部の動作不良を解消することが可能となる。
要するに、本発明の第6特徴構成によれば、上記した第1〜第5特徴構成による作用効果のいずれかに加えて、換気制御部にリセットのための特別な構成を備えさせない場合においても、換気制御部の動作不良を解消することが可能となる換気装置を備えた換気システムを提供できる。
本発明の第7特徴構成は、上記第1〜第5特徴構成のいずれかに加えて、
前記リセット処理部が、前記換気制御部のリセット用入力端子にリセット信号を出力するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、リセット処理部が、リセット指令を指令されると、リセット処理として、換気制御部のリセット用入力端子にリセット信号を出力することになる。
換気制御部は、リセット用入力端子にリセット信号が入力されと、今までの処理を中断して、初期化の処理を実行して立ち上がりことになるため、フリーズ等の動作不良が発生しているときにも、その動作不良が解消することなる。
このように、換気制御部のリセット用入力端子にリセット信号を出力して、換気制御部をリセットするものであるから、リセット処理部を、リセット指令が指令されると、単にリセット信号を出力するだけの簡素な構成にすることが可能なる。
要するに、本発明の第7特徴構成によれば、上記した第1〜第5特徴構成による作用効果に加えて、リセット処理部の構成の簡素化を図ることができる換気装置を備えた換気システムを提供できる。
本発明の第特徴構成は、上記第1〜第7特徴構成のいずれかに加えて、
前記外部機器が、前記換気装置が出力すべき目標換気出力を前記換気装置に指令するように構成され、
前記換気制御部が、前記換気作動部が前記目標換気出力を出力するように、前記換気作動部の作動を制御するように構成され、
前記外部機器が、前記通信処理部から通信されてくる前記実換気出力が前記目標換気出力よりも設定値以上低いときには、前記換気装置が異常であると判別するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、換気制御部が、外部機器から指令された目標換気出力を換気作動部にて出力させるように、換気作動部の作動を制御することになり、さらに、換気出力検出手段が検出した実換気出力を、通信処理部から外部機器に通信することになる。
尚、外部機器は、その運転状況に等に基づいて、目標換気出力を求めることになる。
そして、外部機器が、換気装置の通信処理部から通信されてくる実換気出力が目標換気出力よりも設定値以上低いときには、換気装置が異常であると判別して、リセット指令を指令することになる。
つまり、換気装置の通信処理部から外部機器に通信される実換気出力が、目標換気出力よりも設定値以上低いときには、換気制御部による換気作動部に対する制御が適正に行われていない異常状態であると判別でき、このような場合には、外部機器がリセット指令を指令することになるのである。
尚、換気装置のリセット処理部が、リセット指令を指令されると、換気制御部をリセットするためのリセット処理を実行し、その結果、フリーズ等の動作不良を起こしている換気制御部の動作不良を解消できることは、上述の通りである。
このように、換気装置の実換気出力が目標換気出力よりも設定値以上低いときには、換気装置の異常であると判別して、リセット指令を指令するものであるから、換気制御部による換気作動部の制御が適正に行われないことにより、換気装置の実換気出力が目標換気出力よりも不足していることを的確に検出して、換気制御部をリセット処理できることになるのである。
つまり、換気装置の実換気出力と目標換気出力とを対比することによって、換気装置の異常を的確に検出しながら、換気制御部をリセット処理して、換気制御部の動作不良を解消できるのである。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記した第1〜第7特徴構成のいずれかによる作用効果に加えて、換気装置の異常を的確に検出して、その異常を解消できる換気システムを提供できる。
本発明の第特徴構成は、上記第特徴構成に加えて、
前記外部機器が、前記通信処理部から通信されてくる前記実換気出力が前記目標換気出力よりも低いものの、前記設定値以上低くないときには、前記実換気出力に見合った能力にて作動するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、換気装置の通信処理部から通信されてくる実換気出力が目標換気出力よりも低いものの、設定値以上低くないときには、外部機器は、実換気出力に見合った能力にて作動することになる。
つまり、換気装置の通信処理部から通信されてくる実換気出力が目標換気出力よりも低いものの、設定値以上低くないときとは、換気装置の換気出力が目標換気出力よりも低いものの、外部機器の運転処理を継続できる換気出力を換気装置が出力している状態であるため、外部機器の運転処理を継続させるのである。
そして、外部機器の運転処理を継続させるにあたって、実換気出力が目標換気出力よりも低いものであるから、実換気出力に見合った能力にて外部機器を作動させるのである。
例えば、外部機器がガスコンロである場合においては、目標換気出力は、ガスコンロの燃焼量の総和に応じて増減することになるが、実換気出力が目標換気出力よりも低いものであるから、燃焼量の総和を、実換気出力に見合った燃焼量に制限することになる。
このように、換気装置の通信処理部から通信されてくる実換気出力が目標換気出力よりも低いものの、設定値以上低くないときには、外部機器を、実換気出力に見合った能力にて作動させるようにして、外部機器の運転処理を継続させるものであるから、外部機器の運転処理を停止させることを極力回避して、外部機器の運転処理をできるだけ継続させることができるのである。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記した第特徴構成による作用効果に加えて、外部機器の運転処理を停止させることを極力回避できる換気システムを提供できる。
換気システムの正面図 同システムの側面図 コンロの斜視図 コンロの制御構成を示すブロック図 通信データの構成を示す図 通信データの構成部分を示す図 換気装置の制御構成を示すブロック図 リセット指令判定回路の作動を示す図 第1実施形態の制御作動を示すフローチャート 第1実施形態の制御作動を示すフローチャート 第1実施形態の制御作動を示すフローチャート 第1実施形態の制御作動を示すフローチャート 第1実施形態の制御作動を示すフローチャート 第1実施形態の制御作動を示すフローチャート 第1実施形態の制御作動を示すフローチャート 第1実施形態の制御作動を示すフローチャート 第2実施形態の換気装置の制御構成を示すブロック図 第2実施形態のリセット指令判定回路の作動を示す図 第3実施形態の換気装置の制御構成を示すブロック図 第4実施形態の換気装置の制御構成を示すブロック図
〔第1実施形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2に示すように、台所におけるキッチンカウンターKに埋め込まれる状態で加熱調理器の一例としてのビルトイン形式のガスコンロAが設けられ、そのガスコンロAの下方に位置する状態でビルトイン形式のガスオーブンBが設けられ、そして、ガスコンロAの上方側に位置するレンジフードCに、ガスコンロA及びガスオーブンBにて発生する調理排気を外部に排出して換気を行う換気装置Dが設けられて、換気システムが構成されている。
図3に示すように、ガスコンロAは、3つのコンロバーナ1を備え、また、グリルバーナ2(図4参照)を装備したグリル部3を備えている。
また、ガスコンロAの上部の背部側箇所には、グリル部3及びガスオーブンBにて発生した調理排気を排気するための排気用開口部4が形成されている。
3つのコンロバーナ1は、図3に示すように、3角形の各角部に位置する状態に分散配置される標準バーナ1a、小火力バーナ1b、及び、高火力バーナ1cであり、ガスコンロAの上部を覆うガラス製の天板5の上部には、標準バーナ1a、小火力バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々に対応して被加熱物を載置する五徳6が載置支持されている。
グリルバーナ2は、図4に示すように、上部バーナ2Uと、左右の下部バーナ2L、2Rとから構成されている。
図4に示すように、3つのコンロバーナ1及び3つのグリルバーナ2の夫々に対して、点火用の点火プラグ7、バーナへの着火状態を検出する着火検出センサ8、及び、ガス供給量を変更調整するガス量調整弁9が設けられている。
また、3つのコンロバーナ1の夫々には、鍋等の調理容器の存否を検出し且つ調理容器の温度を検出する容器存否検出センサNが装備され、ガス量調整弁9の夫々には、その調整位置を検出する位置センサSが装備されている。
尚、図中、Vは、3つのコンロバーナ1及び3つのグリルバーナ2のいずれかを燃焼させるときには開き、それらバーナ1、2の全ての燃焼を停止させる際には閉じる元ガス弁であり、また、Gは、グリルバーナ2に供給するガス圧力を設定圧力に調整するガバナである。
図4に示すように、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の夫々に対応して、点火並びに消火を指令し、且つ、燃焼量すなわち加熱量の調節を指令する手動操作式の4個の入力操作部10〜13が夫々備えられている。
ちなみに、グリルバーナ2における上部バーナ2Uと左右の下部バーナ2L、2Rとに対しては、点火並びに消火の指令や燃焼量の指令を、各別に指令できるように構成されることが多いが、本実施形態においては、グリルバーナ2における3つのバーナ2U、2L、2Rに対して、点火並びに消火の指令や燃焼量の指令を、一つの入力操作部13にて同時に指令する場合を説明する。
各入力操作部10〜13は、同様に構成されるものであり、図3に示すように、ガスコンロAの前面パネル15に、各入力操作部10〜13についての円柱状の指令操作体16が、回転操作並びに押し操作自在に設けられている。
すなわち、指令操作体16は、押し操作される毎に、前面パネル15とほぼ面一になる押し込み位置と前方に突出する突出位置とに切り換えられ、また、突出位置に切り換えられているときに、正転方向及び逆転方向に回動操作されるように構成されている。
図4に示すように、指令操作体16が押し込み位置になるとオフ状態となりかつ指令操作体16が突出位置になるとオン状態となる点消火スイッチ14、及び、指令操作体16の回転操作に伴って燃焼量調整用のパルス信号を出力するロータリーエンコーダ17が、前面パネル15の内部に設けられている。
そして、マイクロコンピュータを備えて各種の制御を実行するように構成されたコンロ制御部Hが、各入力操作部10〜13にて指令された指令情報に基づいて、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼作動を制御するように構成されている。
すなわち、コンロ制御部Hは、コンロバーナ1やグリルバーナ2についての点消火スイッチ14がオン状態になると、元ガス弁Vを開いて、対応するコンロバーナ1やグリルバーナ2に対する点火処理を実行し、点消火スイッチ14がオフ状態になると対応するコンロバーナ1やグリルバーナ2の消火処理を実行し、また、ロータリーエンコーダ17の出力及びに位置センサSの検出情報に基づいて、指令操作体16の回転操作量に対応するガス量になるように、コンロバーナ1やグリルバーナ2についてのガス量調整弁9を制御するように構成されている。
また、コンロ制御部Hは、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の全てを消火させるときには、元ガス弁Vを閉じることになる。
尚、コンロ制御部Hは、3つのコンロバーナ1に夫々に対応して装備した容器存否検出センサNの検出情報に基づいて、燃焼量を調整する処理を実行することになるが、本書においては、その説明は省略する。
このガスコンロAには、図4に示すように、換気装置Dに対して換気運転の実行及び停止等の換気運転に関する換気運転用指令情報を指令するためのガスコンロ側の通信処理部18が設けられている。
このガスコンロ側の通信処理部18は、送受信回路18Aと赤外線ポート18Bとから構成されている。
この赤外線ポート18Bは、赤外光を利用した無線式にて、換気装置Dに対して換気運転用指令情報を送信するように構成されるものであり、ガスコンロAの上面部の背部側箇所に設けられている。
そして、コンロ制御部Hが、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の作動状態に基づいて、通信すべき換気運転用指令情報を赤外線ポート18Bに対する送受信回路18Aに指令して、換気運転用指令情報を換気装置Dに指令するように構成されている。
本実施形態においては、換気運転用指令情報は、換気運転が必要であることを示す換気開始指令、換気運転が必要でないことを示す換気停止指令、及び、換気装置Dが出力すべき目標換気出力(以下、目標換気風量と記載する)である。
すなわち、コンロ制御部Hは、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2のいずれかを点火して燃焼させるときには、ガスコンロAが換気を必要とする運転処理を実行する状態であるとして、換気開始指令を換気装置Dに指令することになり、そして、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の全ての燃焼が停止した状態が設定時間(本実施形態では、30秒)継続すると、ガスコンロAが換気を必要とする運転処理を実行していない状態であるとして、換気停止指令を換気装置Dに指令することになり、さらに、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2のいずれかが燃焼しているときには、その燃焼量の総和に基づいて換気装置Dが出力すべき目標換気風量を求めて、その目標換気風量を指令するように構成されている。
ちなみに、目標換気風量と、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼量の総和との関係を示す換気風量関係情報が予め設定されており、コンロ制御部Hは、入力操作部10〜13の夫々のロータリーエンコーダ17の検出情報に基づいて、各バーナ1、2の燃焼量を検出して、その検出した燃焼量の総和を求め、この求めた燃焼量の総和と換気風量関係情報とに基づいて、目標換気風量(目標出力)を求めることになる。
換気装置Dは、図1及び図2に示すように、調理排気を吸引して外部に排出する換気作動部としての、電動モータ19にて駆動される換気ファン20と、レンジフードCの下方側を照明する照明ランプ21とを備え、そして、図7に示すように、換気ファン20を駆動する電動モータ19の換気作動及び照明ランプ21の点灯作動を換気制御部22にて制御するように構成されている。
また、図1、図2及び図7に示すように、手動操作にて換気作動及び点灯作動に関する諸々の指令情報を指令するための手動操作部23が備えられている。
換気装置Dには、換気ファン20を収納する吸気室R1と、換気制御部22を収納する制御部収納室R2とが設けられている。
換気ファン20は、フィルタ部24を通して吸気室R1内に吸引した調理排気を、排気ダクト25を通して外部に排出するように構成されている。
換気制御部22は、換気装置Dが出力する換気出力、つまり、換気ファン20の換気風量を、「強」「弱」の2段階に切り換えるべく、電動モータ19を制御するように構成されている。
手動操作部23には、換気作動停止を指令するための切スイッチ23a、換気風量を「弱」にした状態にて換気作動することを指令する弱運転指令スイッチ23b、換気風量を「強」にした状態にて換気作動することを指令する強運転指令スイッチ23c、及び、照明ランプ21の点灯及び消灯を指令するランプスイッチ23dが備えられている。
換気装置Dには、図7に示すように、上述したガスコンロ側の通信処理部18との間で赤外線を用いて通信する換気装置側の通信処理部26が設けられている。
この換気装置側の通信処理部26は、送受信回路26Aと赤外線ポート26Bとから構成されている。
また、換気ファン20を駆動する電動モータ19の回転速度を検出する回転速度センサ27が設けられ、その回転速度センサ27の検出情報が、換気制御部22に入力されるように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、回転速度センサ27が、換気ファン20が作動することにより出力した実換気出力(以下、実換気風量と記載)を検出する換気出力検出手段として機能することになる。
そして、換気制御部22が、コンロ制御部Hから換気開始指令が指令されると、その換気開始指令を受信したことを示す応答情報をガスコンロAに送信し、コンロ制御部Hから換気停止指令が指令されると、その換気停止指令を受信したことを示す応答情報をガスコンロAに送信し、さらに、目標換気風量(目標換気出力)に対する応答情報として、換気ファン20が実際に出力した実換気風量(実換気出力)をガスコンロAに送信するように構成されている。
すなわち、換気制御部22は、コンロ制御部Hから換気開始指令が指令されると、その換気開始指令を受信したことを示す応答情報を送信し、次に、コンロ制御部Hから指令される目標換気風量に基づいて、回転速度センサ27の検出情報が指令された目標換気風量に対応する回転速度となるように、換気ファン20を駆動する電動モータ19の作動を制御することになる。
そして、換気制御部22は、換気ファン20を駆動する電動モータ19の作動を制御してからの時間が設定時間(例えば、4秒)を経過した段階で、回転速度センサ27の検出情報に基づいて求めた実換気風量を送信することになる。
また、換気制御部22は、コンロ制御部Hから換気停止指令が指令されると、その換気停止指令を受信したことを示す応答情報を送信したのち、換気ファン20を駆動する電動モータ19の作動を停止させるように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、換気ファン20の換気風量を「強」と「弱」との2段階に切り換える構成であるので、換気制御部22は、目標換気風量が換気ファン20を「弱」で作動させた場合に出力される換気風量よりも小さいときには、換気ファン20を「弱」で作動させ、目標換気風量が換気ファン20を「弱」で作動させた場合に出力される換気風量よりも大きいときには、換気ファン20を「強」で作動させるように構成されている。
本実施形態においては、換気制御部22は、上述の如く、手動操作部23における各スイッチ23a〜23dの指令に基づいて、換気ファン20及び照明ランプ21の作動制御するものであるため、換気ファン20(具体的には、電動モータ19)の作動については、手動操作部23からの指令と、コンロ制御部Hからの指令とが重なる場合があるが、このような場合においては、換気ファン20を作動させる指令を停止させる指令よりも優先し、かつ、換気風量が多い側の指令を用いて換気ファン20を作動させるように構成されている。
ガスコンロ側の通信処理部18について説明を加えると、送受信回路18Aは、コンロ制御部Hから指令された送信データを記憶する送信用バッファ、赤外線ポート18Bからの受信データをフィルタ処理するフィルタ回路、送信用バッファに記憶した送信データを変調して赤外線ポート18Bに出力しかつフィルタ回路から出力される受信データを復調する制御回路、及び、復調された受信データを記憶する受信用バッファ等を備えて構成されている。
赤外線ポート18Bは、赤外線発光素子、送受信回路18Aからの出力にて赤外線発光素子を駆動する駆動回路、赤外線受光素子、及び、その赤外線受光素子が受光した情報を増幅して送受信回路に出力する増幅回路等を備えて構成されている。
そして、換気装置側の通信処理部26は、ガスコンロ側の通信処理部18と同様に構成されている。
すなわち、送受信回路26Aは、換気制御部22から指令された送信データを記憶する送信用バッファ、赤外線ポート26Bからの受信データをフィルタ処理するフィルタ回路、送信用バッファに記憶した送信データを変調して赤外線ポート26Bに出力しかつフィルタ回路から出力される受信データを復調する制御回路、及び、復調された受信データを記憶する受信用バッファ等を備えて構成されている。
赤外線ポート26Bは、赤外線発光素子、送受信回路26Aからの出力にて赤外線発光素子を駆動する駆動回路、赤外線受光素子、及び、その赤外線受光素子が受光した情報を増幅して送受信回路に出力する増幅回路等を備えて構成されている。
ガスコンロ側の通信処理部18と換気装置側の通信処理部26との間での赤外線通信について説明を加えると、本実施形態においては、搬送波(以下、通信用キャリアと記載する)として、周波数38kHz、デューティ比1/3の赤外線が用いられている。
そして、ガスコンロ側の通信処理部18と換気装置側の通信処理部26との間での通信のフォーマットは次の通りである。
図5に示すように、通信用フォーマットは、「リーダコード」、「カスタムコード」、「データコード」、「ストップビット」からなるフォーマットである。
図6には、通信用フォーマットにおいて、データ「1」と、データ「0」とを示すデータ構成を示している。尚、図6において、通信用キャリアが存在する場合をon、通信用キャリアが存在しない場合をoffとして表している。
通信フォーマットにおけるリーダコードは、通信用キャリアのon状態が9msの期間に亘って続き、その後に 4.5msの期間に亘って通信用キャリアのoff状態が続くように定義されている。
なお、このリーダコードは、通信用フォーマットのなかで、通信用キャリアが最も長い時間に亘り連続して存在するコードである。
「カスタムコード」は、製造メーカ毎に割り当てられる16ビットのデータである。
本実施形態では、8ビットのカスタムコードと、8ビットのカスタムコードの1と0を反転させた8ビットのパリティ用反転カスタムコードとからなる、連続した16ビットのコードをカスタムコードとしている。
「データコード」は、送信したいデータそのものである。
本実施形態では、8ビットからなるデータコードと、データコードの1と0を反転させた8ビットのパリティ用反転データコードとからなる、連続した16ビットのデータとしている。
つまり、このデータコードが、ガスコンロ側の換気装置側に送信される、換気開始指令、換気停止指令、目標換気風量や、換気装置側からガスコンロ側に送信される、換気開始指令を受信したことを示す応答情報、換気停止指令を受信したことを示す応答情報、実換気風量に対応するデータコードに変調されて、ガスコンロAと換気装置Dとの間にて通信されることになる。
ちなみに、本実施形態においては、上述の説明からも理解できるように、ガスコンロ側から換気装置Dを作動させるように指令する場合には、先ず、換気開始指令を指令するデータコードを送信し、続いて、目標換気風量を指令するデータコードを送信することになる。
「カスタムコード」及び「データコード」は、0や1のデータを含むが、0/1の区別は単純に通信用キャリアがONの場合に1とし、通信用キャリアがOFFの場合に0とすることにより行うのではなく、上記した如く、図6に示すように、通信用キャリアが0.56mSの期間onした後に通信用キャリアのoffする期間が1.69ms(通信用キャリアのonから次のonまでの周期が2.25ms)の場合を1とし、通信用キャリアが0.56msの期間onした後に通信用キャリアのoffする期間が0.565ms(通信用キャリアのonから次のonまでの周期が1.125ms)の場合を0としている。
したがって、1が連続する場合においても、その間、通信用キャリアが連続してon状態となることがなく、また、0が連続する場合においても、その間、通信キャリアが連続してoff状態となることがないため、通信キャリアの有無の検出精度が高い復調回路を用いることで、外乱ノイズの影響を受けにくい通信が可能となっている。
「ストップビット」は、送信データの最後が1であるのか、送信データの最後が0であるのかを識別するために用いられるデータである。
図7に示すように、換気装置Dには、外部機器としてのガスコンロAからのリセット指令により換気制御部22をリセットするためのリセット処理を実行するリセット処理部Fが設けられている。
すなわち、リセット処理部Fが、通信処理部26が受信したガスコンロAからの送信信号の信号形態がリセット要求用信号形態になると、ガスコンロAからのリセット指令であるとしてリセット処理を実行するように構成され、そして、リセット処理として、換気制御部22のリセット用入力端子Eにリセット信号を出力するように構成されている。
そして、本実施形態においては、リセット要求用信号形態が、通信用キャリアの連続存在時間を、通常通信用の通信用キャリア連続存在時間(通常通信用の搬送波連続存在時間)よりも増大させた状態で、通信用キャリア(搬送波)を出力する形態に定められている。
つまり、ガスコンロAからの通信用フォーマットは、上述の如く、リーダコードが、通信用フォーマットのなかで、搬送用キャリアが最も長い時間に亘り連続して存在するコードであり、換気制御部22をリセットする際には、ガスコンロAから、通信用キャリアのon状態が9msよりも長いデータ(例えば、14ms)が通信されることになる。
リセット処理部Fは、38kHzフィルタ回路30、及び、その回路30からの連続出力時間が12ms以上になるとリセット信号を出力する12mSタイマ回路31を備えて構成されている。
すなわち、図8に示すように、赤外線ポート26Bから38kHzフィルタ回路30に出力されるA部の出力に応じて、38kHzフィルタ回路30から12mSタイマ回路31にB部の信号が出力され、12mSタイマ回路31が、B部の出力に応じて、リセット信号をC部に出力するように構成されている。
つまり、搬送用キャリヤ(搬送波)の連続存在時間が基準時間T2(12mS)より短い時間T1である場合には、リセット出力は出力されないものの、搬送用キャリヤ(搬送波)の連続存在時間が基準時間T2(12mS)より長い時間T3である場合には、C部にリセット信号が出力されるように構成されている。
そして、本実施形態においては、ガスコンロAが、換気運転用指令情報の通信に対する換気装置Dからの応答情報を設定適正状態にて受信できないときには、換気装置Dの異常であるとして、リセット指令を指令するように構成されている。
すなわち、換気制御部22が、上述の如く、ガスコンロAからの換気運転用指令情報に対する応答情報を通信処理部26からガスコンロAに通信することになるが、コンロ制御部Hが、換気運転用指令情報の通信に対する応答情報を設定適正状態にて受信できないときには、換気装置Dの異常であるとして、リセット指令を指令するように構成されている。
具体的には、コンロ制御部Hから換気開始指令を指令したきに換気制御部22から送信される応答情報が、設定適正状態のデータではない場合、コンロ制御部Hから換気停止指令を指令したときに換気制御部22から送信される応答情報が、設定適正状態のデータではない場合、さらに、換気制御部22から送信される実換気風量を示す情報が、設定適正状態のデータではない場合には、換気装置Dの異常であるとして、リセット指令を指令するように構成されている。
また、ガスコンロAが、換気装置Dの通信処理部26から通信されてくる実換気風量に基づいて、換気装置Dが正常であるか否かを判別して、異常であると判別したときには、リセット指令を指令するように構成されている。
すなわち、換気制御部22は、換気作動部としての換気ファン20が作動することにより出力した実換気風量(実換気出力)を、換気出力検出手段としての回転速度センサ27の検出情報に基づいて求めて、その実換気風量を、上述の如く、通信処理部26からガスコンロ側に通信することになるが、コンロ制御部Hは、換気装置Dの通信処理部26から通信されてくる実換気風量に基づいて、換気装置Dが正常であるか否かを判別して、異常であると判別したときには、リセット指令を指令することになる。
具体的には、コンロ制御部Hが、上述の如く、換気装置Dの目標換気風量を換気装置Dに指令すると、換気制御部22が、換気ファン20が目標換気風量を出力するように、換気ファン20の駆動用の電動モータ19を制御し、かつ、回転速度センサ27の検出情報に基づいて求めた実換気風量を、通信処理部26からガスコンロ側に通信する。
コンロ制御部Hは、換気装置Dの通信処理部26から通信されてくる実換気風量が目標換気風量よりも設定値以上低いときには、換気装置Dが異常であると判別するように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、換気装置Dの通信処理部26から通信されてくる実換気風量が目標換気風量よりも設定値以上低いときとは、実換気風量が目標換気風量の半分以下のときである。
さらに、ガスコンロA、つまりコンロ制御部Hは、換気装置Dの通信処理部26から通信されてくる実換気風量が目標換気風量よりも低いものの、上記の設定値以上低くないときには、実換気風量に見合った能力にて、コンロバーナ1及びグリルバーナ2を燃焼させるように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、換気装置Dの通信処理部26から通信されてくる実換気風量が目標換気風量よりも低いときとは、実換気風量が目標換気風量の95パーセントよりも低いときである。
つまり、換気装置Dの通信処理部26から通信されてくる実換気風量が、目標換気風量の95パーセントよりも低く、かつ、実換気風量が目標換気風量の半分よりも高いときには、実換気風量に見合った能力(燃焼量)にて、コンロバーナ1及びグリルバーナ2が燃焼されることなる。
ちなみに、実換気風量に見合った能力(燃焼量)は、上述した換気風量関係情報に基づいて求めることができる。
すなわち、換気風量関係情報は、目標換気風量と、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼量の総和との関係を示す情報であるから、目標換気風量を、実換気風量に置き換えることによって、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼量の総和を求めることができるのであり、この求めた燃焼量の総和が、実換気風量に見合った能力としての燃焼量である。
つまり、実換気風量見合った能力として求められる燃焼量の総和が、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2についての燃焼可能な燃焼量の総和になる。
また、本実施形態においては、コンロ制御部Hは、換気運転用指令情報の通信に対する換気装置Dからの応答情報を設定適正状態にて受信できないときには、応答情報を設定適正状態にて受信できるまで、リセット指令を指令することを繰り返すように構成され、そして、リセット指令を指令することを2回繰り返しても、換気装置Dからの応答情報を設定適正状態にて受信できないときには、コンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼を停止し、また、換気装置Dとの間での通信を停止するように構成されている。
さらに、本実施形態においては、コンロ制御部Hは、換気装置Dの通信処理部26から通信されてくる実換気風量が目標換気風量の半分以下であるときには、実換気風量が目標換気風量の半分よりも高くなるまで、リセット指令を指令することを繰り返すように構成され、そして、リセット指令を指令することを2回繰り返しても、実換気換気風量が目標換気風量の半分よりも高くならないときには、コンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼を停止し、また、換気装置Dとの間での通信を停止するように構成されている。
ガスコンロAがリセット指令を換気装置Dに指令する構成について説明すると、図4に示すように、コンロ制御部Hが、リセット指令を指令するときには、リセット回路Qに対して、送信指令(例えば、15msのハイ信号)を指令するように構成され、リセット回路Qが、コンロ制御部Hからの送信指令に基づいて、周波数38kHz、デューティ比1/3の搬送用キャリアに相当する出力信号を設定時間(例えば、15ms)の間に亘って赤外線ポート18Bに出力するように構成されている。
そして、本実施形態においては、リセット回路Qからの出力信号を送受信回路18Aの送信信号よりも優先して選択する選択回路Pが設けられている。
この選択回路Pは、コンロ制御部Hがリセット回路Qに指令する送信指令の反転信号を生成するNOT回路32、NOT回路32の信号と送受信回路18Aからの信号とが入力されるAND回路33、及び、そのAND回路33からの信号とリセット回路Qの出力とが入力されるOR回路34を備えて構成されている。
つまり、コンロ制御部Hがリセット回路Qに対して送信指令(例えば、15msのハイ信号)を指令している間は、NOT回路32の信号はロウ信号となるため、送受信回路18Aからの信号が、赤外線ポート18Bに出力されることはなく、リセット回路Qからの出力信号が、赤外線ポート18Bに出力されることになるのである。
次に、コンロ制御部H及び換気制御部22の制御作動について、フローチャートを参照しながら説明を加える。
先ず、コンロ制御部Hの制御作動を説明する。
図9に示すように、コンロ制御部Hは、電源の投入により起動すると、各種の制御用フラグをOFFにする等の初期化の処理を実行する(#1)。
その後、センサ類の情報や送受信回路18Aの受信バッファの記憶内容を読取る入力処理(#2)、コンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼作動を制御するための機器制御処理(#3)、換気装置Dに送信する情報を設定する送信情報設定処理(#4)、換気装置Dから送信されてきたデータを判定する受信内容判定処理(#5)、送信情報設定処理によって設定した送信用データを送信する換気用データ送信処理(#6)、及び、リセット指令を換気装置Dに送信するためのリセット指令送信処理(#7)を、繰り返し実行することになる。
次に、#2の入力処理について説明する。
図10に示すように、先ず、点消火スイッチ14、ロータリーエンコーダ17等のセンサ類の検出情報を読み込む処理(#11)、送受信回路18の受信バッファのデータを読み込む処理(#12)を順次実行する。
次に、#12の読込処理を実行したときに、データが存在する場合には、その読み込んだデータの通信用フォーマットが適正であるか否か等、受信データが設定適正状態であるか否か(受信データが正常であるか否か)を判定し(#13)、正常でない場合には、異常フラグをONにし(#14)、その後、機器制御処理(#3)に移行する。
尚、#12の読込処理を実行したときに、データが存在しない場合には、その後、直ちに機器制御処理(#3)に移行することになるが、図10においては、その流れの記載を省略している。
#13にて、正常であると判定した場合には、受信データを記憶する処理(#15)、異常フラグをOFFにする処理(#16)を順次実行し、その後、機器制御処理(#3)に移行する。
次に、#3の機器制御処理について説明する。
図11に示すように、先ず、詳細を後述する#5の受信内容判定処理にて設定される停止フラグがONであるか否かを判定する(#21)。
停止フラグがONである場合には、換気装置Dが適正に作動していない異常状態であるため、コンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼や、換気装置Dとの間での通信を停止する停止処理を実行し(#25)、さらに、警報ランプや警報ブザーにて異常を報知する報知処理を実行する(#26)。
#21にて、停止フラグがONでないと判定した場合には、換気装置Dの実換気風量(図面では、受信風量と記載)が、目標換気風量(図面では、換気風量と記載)の95パーセントよりも大きいか否かを判定する(#22)。
#22にて、実換気風量(受信風量)が目標換気風量(換気風量)の95パーセントよりも大きいと判定したときには、コンロバーナ1及びグリルバーナ2を使用者によって指令された燃焼量にて燃焼させる非制限燃焼制御を実行し(#23)。その後、送信情報設定処理(#4)に移行する。
#22にて、実換気風量(受信風量)が目標換気風量(換気風量)の95パーセントよりも大きくないと判定したときには、コンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼量の総和を、換気装置Dの実換気風量に見合った燃焼量に制限することになる有制限燃焼制御を実行し(#24)、その後、送信情報設定処理(#4)に移行する。
ちなみに、実換気風量(受信風量)が目標換気風量(換気風量)の半分以下である場合には、後述の如く、停止フラグがONにセットされることになるため、この有制限燃焼制御が実行されることはない。つまり、有制限燃焼制御は、実換気風量(受信風量)が目標換気風量(換気風量)の95パーセントよりも低いものの、実換気風量(受信風量)が目標換気風量(換気風量)の半分よりも高い場合に実行されることになる。
#24の有制限燃焼制御は、上述した如く、換気風量関係情報に基づいて、実換気風量に見合った能力としての、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2についての燃焼可能な燃焼量の総和を求めて、コンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼量の総和を、求めた燃焼可能な燃焼量の総和内に収めるように、コンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼量を制御することになる。
尚、コンロバーナ1及びグリルバーナ2の燃焼量を減少させる場合において、コンロバーナ1及びグリルバーナ2の両者が燃焼中であるときには、コンロバーナ1の燃焼量を減少させることになり、コンロバーナ1の3つのバーナのうちの2つ以上が燃焼しているときには、小火力バーナ1b、標準バーナ1a、高火力バーナ1cの順にて、燃焼量を減少させることになる。
次に、#4の送信情報設定処理について説明する。
図12に示すように、先ず、3つコンロバーナ1及びグリルバーナ2のいずれかを燃焼させているとき、または、その燃焼のための点火処理を行っているときであるか否か、つまり、機器使用中であるか否かを判定する(#31)。
#31にて、機器使用中であると判定したときには、換気開始指令の指令済みであるか否かを判定し(#32)、指令済みでないときには、換気開始指令を換気装置Dに指令することを設定する換気開始指令設定処理を行う(#33)。
#32にて、指令済みであると判定したときや、#33の換気開始指令設定処理を実行したあとは、換気風量を演算する換気風量演算処理を実行する(#34)。
この換気風量演算処理は、上述の如く、入力操作部10〜13の夫々のロータリーエンコーダ17の検出情報に基づいて、各バーナ1、2の燃焼量を検出して、その検出した燃焼量の総和を求め、この求めた燃焼量の総和と換気風量関係情報とに基づいて、目標換気風量を求める処理である。
#34の換気風量演算処理を実行したあとは、求めた換気風量が前回求めた換気風量から変化したか否かを判定し(#35)、変化していると判定した場合には、求めた換気風量を換気装置Dに指令することを設定する換気風量指令設定処理を実行する(#36)。
#35にて、変化していないと判定した場合や、#36の換気風量指令設定処理を実行したのちは、受信内容判定処理(#5)に移行する。
#31にて、機器使用中でないと判定したときには、換気停止指令の指令済みであるか否かを判定し(#37)、指令済みでないときには、機器使用後30秒経過したか否かを判定する(#38)
機器使用後30秒経過しているときには、換気停止指令を換気装置Dに指令することを設定する換気停止指令設定処理を行う(#39)。
#37にて、指令済みであると判定した場合、#38にて、機器使用後30秒経過していないと判断した場合、及び、#39の換気停止指令設定処理を実行したのちは、#5の受信内容判定処理に移行する。
尚、#36の換気風量指令設定処理は、換気停止指令に対する応答情報を設定適正状態で受信した場合にのみ実行され、#39の換気停止指令設定処理は、換気停止指令に対する応答情報を設定適正状態で受信し、また、目標換気風量の指令に対する応答情報としての、実換気風量を示す情報を設定適正状態で受信した場合にのみ実行されるが、図12では、その流れの記載を省略している。
次に、#5の受信内容判定処理について説明する。
図13に示すように、先ず、換気開始指令後の判別タイミングであるか否かを判定する(#41)。この判別タイミングとは、#6の換気用データ送信処理にて換気開始指令を指令したのち、#2の入力処理にて、換気装置Dからの応答情報として送受信回路18Aの受信バッファに記憶されている換気装置Dからのデータを読み込んだ直後のタイミングである。
#41にて、判別タイミングであると判定したときには、#2の入力処理にて設定される異常フラグがONであるか否かによって、換気装置Dからの応答が正常であるか否かを判定する(#42)。
#42にて、応答が正常でないと判定したときには、換気装置Dに対してリセット指令を指令することを設定するリセット指令設定処理(#43)、リセットカウンタRCを加算するカウンタ加算処理(#44)、換気開始指令を再度指令することを設定する換気開始指令設定処理(#45)を実行する。
また、#42にて、応答が正常であると判定したときには、リセットカウンタRCを零に初期化するカウンタ初期化処理を実行する(#46)。
#41にて、判別タイミングでないと判定したときや、#46のカウンタ初期化処理を実行したのち、及び、#45の換気開始指令設定処理を実行したのちには、#47の処理に移行する。
#47の処理は、換気停止指令後の判別タイミングであるか否かを判定する処理である。この判別タイミングとは、#6の換気用データ送信処理にて換気停止指令を指令したのち、#2の入力処理にて、換気装置Dからの応答情報として送受信回路18Aの受信バッファに記憶されている換気装置Dからのデータを読み込んだ直後のタイミングである。
#47にて、判別タイミングであると判定したときには、#2の入力処理にて設定される異常フラグがONであるか否かによって、換気装置Dからの応答が正常であるか否かを判定する(#48)。
#48にて、応答が正常でないと判定したときには、換気装置Dに対してリセット指令を指令することを設定するリセット指令設定処理(#49)、リセットカウンタRCを加算するカウンタ加算処理(#50)、換気停止指令を再度指令することを設定する換気停止指令設定処理(#51)を実行する。
また、#42にて、応答が正常であると判定したときには、リセットカウンタRCを零に初期化するカウンタ初期化処理を実行する(#52)。
#47にて、判別タイミングでないと判定したときや、#52のカウンタ初期化処理を実行したのち、及び、#51の換気停止指令設定処理を実行したのちには、#53の処理に移行する。
#53の処理は、換気装置Dに対して目標換気風量を指令した換気風量指令後の判別タイミングであるか否かを判定する処理である。
この判別タイミングとは、#6の換気用データ送信処理にて目標換気換気風量を指令したのち、#2の入力処理にて、換気装置Dからの応答情報として送受信回路18Aの受信バッファに記憶されている換気装置Dからのデータを読み込んだ直後のタイミングである。
#53にて、判別タイミングであると判定したときには、#2の入力処理にて設定される異常フラグがONであるか否かによって、換気装置Dからの応答が正常であるか否かを判定する(#54)。
#54にて、応答が正常でないと判定したときには、換気装置Dに対してリセット指令を指令することを設定するリセット指令設定処理(#55)、リセットカウンタRCを加算するカウンタ加算処理(#56)、目標換気風量を再度指令することを設定する換気風量指令設定処理(#57)を実行する。
#54にて、応答が正常であると判定したときには、換気装置Dの実換気風量(図面では、受信風量と記載)が、目標換気風量(図面では、換気風量と記載)の半分よりも大きいか否かを判定し(#58)、大きくないと判定した場合、つまり、実換気風量(受信風量)が目標換気風量(換気風量)の半分以下であると判定した場合には、#54にて応答が正常でないと判定したときと同様に、リセット指令設定処理(#55)、カウンタ加算処理(#56)、及び、換気風量指令設定処理(#57)を順次実行する。
また、#58にて、大きいと判定した場合、つまり、実換気風量(受信風量)が目標換気風量(換気風量)の半分より大きいと判定した場合には、リセットカウンタRCを零に初期化するカウンタ初期化処理を実行する(#59)。
#53にて、判別タイミングでないと判定したときや、#59のカウンタ初期化処理を実行したのち、及び、#57の換気風量指令設定処理を実行したのちには、リセットカウンタRCが3であるか否かを判定する(#60)。
この#60にて、リセットカウンタRCが3であると判定したときには、換気装置Dに対してリセット指令を2回指令したにも拘わらず、換気装置Dが正常に動作していない状況であると判断できるため、上述した停止フラグをONにする(#61)。
#60にて、リセットカウンタRCが3でないと判定したときや、#61にて、停止フラグをONにする処理を実行したのちは、#6の換気用データ送信処理に移行する。
次に、#6の換気用データ送信処理について説明する。
図14に示すように、先ず、#7のリセット指令送信処理によってリセット指令を指令したのちの設定時間(例えば、5秒)内か否かを判定する(#70)。
つまり、換気装置Dにリセット指令を指令したときには、換気装置Dがリセットされてから通常の作動状態に立ち上がるまでには時間が掛かることになるため、換気装置Dにリセット指令を指令した場合において、換気装置Dが通常の作動状態に立ち上がるまでに必要とする時間が経過しているか否かを判定することになる。
#70にて、リセット指令を指令したのちの設定時間(例えば、5秒)内でないと判定した場合には、換気開始指令、換気停止指令、又は、目標換気風量を、送受信回路18Aに指令する送信データ送信処理を実行する(#71)。
ちなみに、換気開始指令、換気停止指令、又は、目標換気換気風量は、上述したように、#4の送信情報設定処理、及び、#5の受信内容判定処理によって設定されることになる。
#70にて、リセット指令を指令したのちの設定時間(例えば、5秒)内であると判定した場合や、#71の送信データ送信処理を実行したのちは、#7のリセット指令送信処理に移行することになる。
尚、#71の送信データ送信処理を実行するときに、送信するデータが存在しない場合には、その後、直ちにリセット指令送信処理(#3)に移行することになるが、図14においては、その流れの記載を省略している。
次に、#7のリセット指令送信処理について説明する。
図15に示すように、先ず、リセット指令が有るか否かを判定する(#81)。
この#81にて、リセット指令が有ると判定した場合には、リセット回路Qに対して送信指令(例えば、15msのハイ信号)を指令するリセット指令送信処理(#82)、及び、リセット指令を解除するリセット指令解除処理(#83)を順次実行する。
#81にて、リセット指令が有ると判定した場合や、#83のリセット指令解除処理を実行したのちは、#2の入力処理に移行することになる。
次に、換気制御部22の制御作動について、フローチャートを参照しながら説明を加える。
図16に示すように、換気制御部22は、電源の投入により起動すると、各種の制御用フラグをOFFにする等の初期化の処理を実行する(#101)。
ちなみに、換気制御部22は、上述の如く、リセット処理部Fからのリセット信号がリセット用入力端子Eに入力された場合にも、初期化の処理(#101)を実行することになる。
その後、センサ類の情報や送受信回路26Aの受信バッファの記憶内容を読取る入力処理(#102)、換気ファン20の駆動用の電動モータ19の作動や照明ランプ2の作動を制御する換気制御処理(#103)、ガスコンロAに送信する情報を設定する送信情報設定処理(#104)、及び、送信情報設定処理によって設定した送信用データを送信する送信処理(#105)を、繰り返し実行することになる。
送信情報設定処理(#104)にて設定する送信データは、上述の如く、コンロ制御部Hから換気開始指令が指令されたときの応答情報、コンロ制御部Hから換気停止指令が指令されたときの応答情報、及び、実換気風量を示す情報である。
送信処理(#105)は、換気開始指令に対する応答情報、換気停止指令に対する応答情報、又は、実換気風量を示す情報を、送受信回路26Aに指令する処理である。
以上の通り、この第1実施形態においては、換気装置DからガスコンロAに送信される情報、つまり、換気開始指令に対する応答情報、換気停止指令に対する応答情報、又は、実換気風量を示す情報が、ガスコンロ側にて受信されたときに、設定適正状態で無い場合には、ガスコンロAのリセット指令に基づいて、換気装置Dの換気制御部22をリセットすることにより、換気装置Dの作動を正常な状態に戻して、適正に換気する状態でガスコンロAを使用することが可能となるのである。
また、換気装置Dの実換気風量が、ガスコンロAが必要とする目標換気風量よりも低くても、実換気風量が目標換気風量の半分よりも大きい場合には、ガスコンロAの燃焼量を実換気風量に見合った燃焼量に抑制した状態で、ガスコンロAの使用を継続させることができるので、ガスコンロAを極力使用することが可能となり、ガスコンロAを使用できなくなる事態を極力回避できるものとなっている。
尚、本実施形態においては、ガスオーブンBが燃焼作動したときに、換気装置Dを作動させることについての説明は省略したが、ガスオーブンBのオーブン制御部とコンロ制御部とを通信自在に接続して、オーブン制御部からコンロ制御部Hに、ガスオーブンの点火、消火、及び、燃焼量の情報を通信するようにして、コンロ制御部Hが、ガスオーブンBの使用状況にも基づいて、換気装置Dに対して換気運転用指令情報を指令するように構成してもよい。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態を説明するが、この第2実施形態は、ガスコンロAからのリセット信号にて換気装置Dをリセットする構成の別実施形態を例示するものであって、ガスコンロAの構成や換気装置Dの構成は、第1実施形態と同様に構成されるものであるため、以下の説明においては、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図17に示すように、換気装置Dが備えるリセット処理部Fが、赤外線ポート26Bから54kHzの信号が出力されると、リセット用入力端子Eにリセット信号を出力する54kHzフィルタ回路40にて構成されている。
すなわち、図18に示すように、赤外線ポート26Bから54kHzの信号(T2で示す期間)がA部に出力されると、54kHzフィルタ回路40がリセット信号をB部に出力するように構成され、また、赤外線ポート26Bから38kHzの信号(T1で示す期間)がA部に出力されても、54kHzフィルタ回路40は、リセット信号をB部に出力しないように構成されている。
そして、ガスコンロAに備えさせるコンロ制御部Hが、リセット指令を指令するときには、リセット回路Qに対して、送信指令(例えば、15msのハイ信号)を指令するように構成され、リセット回路Qが、コンロ制御部Hからの送信指令に基づいて、周波数54kHz、デューティ比1/3の搬送用キャリアに相当する出力信号を設定時間(例えば、15ms)の間に亘って赤外線ポート18Bに出力するように構成されている。
このように、この第2実施形態においては、ガスコンロ側から周波数54kHzの赤外線が、リセット指令用の出力信号として、換気装置側に送信され、換気装置Dが備えるリセット処理部Fが、赤外線ポート26Bから54kHzの信号が出力されると、換気制御部22のリセット用入力端子Eにリセット信号を出力することにより、換気制御部22をリセットするようになっている。
つまり、この第2実施形態においては、リセット要求用信号形態が、搬送用キャリア(搬送波)の周波数を、通常通信用の周波数(38kHz)とは異なる周波数(54kHz)に変更した状態で、搬送用キャリア(搬送波)を出力する形態である
尚、この第2実施形態におけるコンロ制御部Hの制御作動や換気制御部22の制御作動は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態を説明するが、この第3実施形態は、ガスコンロAからのリセット信号にて換気装置Dをリセットする構成の別実施形態を例示するものであって、ガスコンロAの構成や換気装置Dの構成は、第1実施形態と同様に構成されるものであるため、以下の説明においては、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図19に示すように、換気装置Dが備えるリセット処理部Fが、作動用信号の入力により、換気制御部22に供給する電力を設定時間(例えば、1秒)の間遮断する電源回路41にて構成されている。
そして、ガスコンロAに備えさせるコンロ制御部Hが、リセット指令を指令するときには、リセット回路Qに対して、送信指令(例えば、15msのハイ信号)を指令するように構成されている。
リセット回路Qは、電源回路41に対して信号線42にて接続され、そして、コンロ制御部Hからの送信指令に基づいて、電源回路41を作動させる作動用信号を、設定時間(例えば、15ms)の間に亘って信号線42に出力するように構成されている。
このように、この第3実施形態においては、ガスコンロ側から信号線42を用いて電源回路41を作動させる作動用信号が、リセット指令用の出力信号として、換気装置側に送信され、換気装置Dが備える電源回路41が、気制御部22に供給する電力を設定時間(例えば、1秒)の間遮断することにより、換気制御部22をリセットするようになっている。
つまり、この第3実施形態においては、ガスコンロ側や換気装置側に装備する通信処理部18、26が無線通信式に構成され、リセット処理部Fを構成する電源回路41が、有線としての信号線42にて通信されてくるリセット指令にて作動するように構成されている。
尚、この第3実施形態におけるコンロ制御部Hの制御作動や換気制御部22の制御作動は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態を説明するが、この第4実施形態は、ガスコンロAからのリセット信号にて換気装置Dをリセットする構成の別実施形態を例示するものであって、ガスコンロAの構成や換気装置Dの構成は、第1実施形態と同様に構成されるものであるため、以下の説明においては、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図20に示すように、換気装置Dが備えるリセット処理部Fが、作動用信号の入力により、換気制御部22のリセット用入力端子Eにリセット信号を出力するリセット信号出力回路43にて構成されている。
このリセット信号出力回路43は、ベース電圧が設定値以上になると同通するトランジスタ43Aを備えて、そのトランジスタ43Aのベースに作動用信号としての電圧が印加されると、リセット用入力端子Eに印加する電圧が高電位から低電位に変化することになり、この高電位から低電位への変化が、リセット信号として機能して、換気制御部22をリセットするように構成されている。
尚、図中、44A、44Bは、出力調整用の抵抗である。
そして、ガスコンロAに備えさせるコンロ制御部Hが、リセット指令を指令するときには、リセット回路Qに対して、送信指令(例えば、15msのハイ信号)を指令するように構成されている。
リセット回路Qは、リセット信号出力回路43に対して信号線45にて接続され、そして、コンロ制御部Hからの送信指令に基づいて、リセット信号出力回路43を作動させる作動用信号としての電圧を、設定時間(例えば、15ms)の間に亘って信号線45に出力するように構成されている。
このように、この第4実施形態においては、ガスコンロ側から信号線45を用いてリセット信号出力回路43を作動させる作動用信号が、リセット指令用の出力信号として、換気装置側に送信され、換気装置Dが備えるリセット信号出力回路43が、気制御部22のリセット用入力端子Eにリセット信号に供給することにより、換気制御部22をリセットするようになっている。
つまり、この第4実施形態においては、ガスコンロ側や換気装置側に装備する通信処理部18、26が無線通信式に構成され、リセット処理部Fを構成するリセット信号出力回路43が、有線としての信号線45にて通信されてくるリセット指令にて作動するように構成されている。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、コンロ側と換気装置側の間の通信が赤外線を用いて無線通信により行われる場合を例示したが、電波や音波を用いた無線通信を行わせるようにしてもよく、また、信号線を用いた有線通信を行わせるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、換気装置として、レンジフードに収納される換気ファンを備えるものと例示したが、換気装置として、レンジフードを備えない換気扇を用いて実施してもよい。
(3)上記実施形態では、換気装置の実換気出力(実換気風量)を、換気ファンを駆動する電動モータの回転速度から求める場合を例示したが、換気ファンの仕事量から送風量を検出する構成や、風量センサ等によって直接送風量を検出する構成を用いて、実換気出力を検出するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、換気を必要とする運転処理を実行する外部機器として、ガスコンロを例示したが、ガスコンロに限らず、電気式のコンロや、ガス燃焼式の湯沸かし器等の、換気が必要とする運転処理を実行する機器に対して、本発明は適用できる。
尚、電気式のコンロの場合において換気装置を作動させるのは、燃焼排ガスによる室内汚染を解消する目的ではなく、調理物からの煙、たとえば油煙による汚染を防ぐことを目的とするものである。
(5)上記実施形態では、換気開始指令と目標換気風量とを各別に送信する場合を例示したが、目標換気風量を指令することにより、換気開始指令と目標換気風量とが指令されたものとする形態で実施してもよい。
この場合には、目標換気風量が指令されると、先ず、そのことを受信したことを示す応答情報を送信し、その後、設定時間が経過したのちに、実換気風量を示す情報を送信するように構成することになる。
(6)上記実施形態では、換気装置が、換気風量を変更する場合を例示したが、一定の換気風量にて作動する換気装置を備えさせる形態で実施してもよい。
この場合には、外部機器側からは換気装置に対して、換気開始指令や換気停止指令を指令すればよく、目標換気風量の指令は省略できる。
(7)上記実施形態では、外部機器が、換気装置側からの応答情報が設定適正状態でないときには、リセット指令を2回指令する場合を例示したが、リセット指令を指令する回数は、1回や3回以上に設定してもよい。
20 換気作動部
22 換気制御部
26 通信処理部
27 換気出力検出手段
41 有線式受信部
43 有線式受信部
A 外部機器
E リセット用入力端子
F リセット処理部

Claims (9)

  1. 換気を必要とする運転処理を実行する外部機器との間で通信する通信処理部、及び、換気作動を行う換気作動部の運転を制御する換気制御部が設けられ、
    前記換気制御部が、前記通信処理部が受信する前記外部機器からの換気運転に関する換気運転用指令情報に基づいて、前記換気作動部の換気作動を制御するように構成された換気装置を備えた換気システムであって、
    前記外部機器からのリセット指令により前記換気制御部をリセットするためのリセット処理を実行するリセット処理部が、前記換気装置に設けられ
    前記換気制御部が、前記外部機器からの前記換気運転用指令情報に対する応答情報を前記通信処理部から前記外部機器に通信するように構成され、
    前記外部機器が、前記換気運転用指令情報の通信に対する前記応答情報を設定適正状態にて受信できないときには、前記換気装置の異常であるとして、前記リセット指令を指令するように構成され、
    前記換気作動部が作動することにより出力した実換気出力を検出する換気出力検出手段が、前記換気装置に装備され、
    前記換気制御部が、前記換気出力検出手段が検出した実換気出力を前記通信処理部から前記外部機器側に通信するように構成され、
    前記外部機器が、前記通信処理部から通信されてくる前記実換気出力に基づいて、前記換気装置が正常であるか否かを判別して、異常であると判別したときには、前記リセット指令を指令するように構成されている換気システム
  2. 前記リセット処理部が、前記通信処理部が受信した前記外部機器からの送信信号の信号形態がリセット要求用信号形態になると、前記外部機器からのリセット指令であるとして前記リセット処理を実行するように構成されている請求項1記載の換気システム
  3. 前記リセット要求用信号形態が、搬送波の連続存在時間を、通常通信用の搬送波連続存在時間よりも増大させた状態で、前記搬送波を出力する形態である請求項2記載の換気システム
  4. 前記リセット要求用信号形態が、搬送波の周波数を、通常通信用の周波数とは異なる周波数に変更した状態で、前記搬送波を出力する形態である請求項2記載の換気システム
  5. 前記通信処理部が、無線通信式に構成され、
    前記リセット処理部が、有線にて通信されてくる前記リセット指令を受信するように構成されている請求項1記載の換気システム
  6. 前記リセット処理部が、前記換気制御部に対する電力供給を所定時間の間遮断するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の換気システム
  7. 前記リセット処理部が、前記換気制御部のリセット用入力端子にリセット信号を出力するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の換気システム
  8. 前記外部機器が、前記換気装置が出力すべき目標換気出力を前記換気装置に指令するように構成され、
    前記換気制御部が、前記換気作動部が前記目標換気出力を出力するように、前記換気作動部の作動を制御するように構成され、
    前記外部機器が、前記通信処理部から通信されてくる前記実換気出力が前記目標換気出力よりも設定値以上低いときには、前記換気装置が異常であると判別するように構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の換気システム。
  9. 前記外部機器が、前記通信処理部から通信されてくる前記実換気出力が前記目標換気出力よりも低いものの、前記設定値以上低くないときには、前記実換気出力に見合った能力にて作動するように構成されている請求項8記載の換気システム。
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