JP2003130409A - 撹拌扇の動作確認装置 - Google Patents

撹拌扇の動作確認装置

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JP2003130409A
JP2003130409A JP2001330484A JP2001330484A JP2003130409A JP 2003130409 A JP2003130409 A JP 2003130409A JP 2001330484 A JP2001330484 A JP 2001330484A JP 2001330484 A JP2001330484 A JP 2001330484A JP 2003130409 A JP2003130409 A JP 2003130409A
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Japan
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stirring fan
information signal
motor
monitor
sounding body
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JP2001330484A
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Katsuhisa Mori
勝久 森
Takaharu Sonoda
敬治 園田
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Nichifu Co Ltd
Original Assignee
Nichifu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撹拌扇に簡単に取り付けて、離れた場所で動
作状態をモニターすることで、メンテナンス担当者が直
接に撹拌扇に接して確認作業をすることを要しない、撹
拌扇の動作確認装置を提供すること。 【解決手段】 撹拌扇1の動作確認装置であって、撹拌
扇1のモーター11の電源入力部に、モーター11への
流入電流値を検出するモニター部2が設けられており、
流入電流値が定常運転状態での正常値から逸脱したとき
に、前記モニター部2から検出された電流値が検知回路
4により動作異常を知らせる動作情報信号に変換され、
該動作情報信号により撹拌扇1の動作異常を知らせる表
示灯5a又は報知用発音体6を動作させて、撹拌扇1の
動作状態を監視し且つ確認を行う構成となっている。
又、動作情報信号を電波として送信し、離れた場所から
動作状態を監視する送信機7と受信機8とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば倉庫等、各
種の建造物内部の天井裏や床下などに取り付けられてい
る、撹拌扇並びに排気扇の動作状態を管理するための撹
拌扇の動作確認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の建造物内部の空気の状態
を、場所的に均一な温度分布としたり床下等に湿気が籠
るのを防ぐのに、内部の空気を撹拌したり吸気や排気を
積極的に行う目的で、天井裏や床下に撹拌扇を設置して
いた。しかるにこれらの撹拌扇は天井裏や床下等直接に
目につかない場所に設置されるので、撹拌扇が本当に正
常に動作して空気を撹拌・排気・吸気をしているのかと
不安を訴える建造物の使用者即ち顧客が多数あり、満足
のいく説明と不安を解消することが困難であった。この
事態に対処するためには撹拌扇設置工事を行った担当者
が直接に床下や天井裏に潜り一基づつ点検をしているの
が現実である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこの様な撹拌
扇が設置されている場所は潜り込むのに困難を伴うのみ
ならず、暗くて、狭く、且つ汚くて、その上極めて暑い
場所でもあるので、作業着を着てそれ相当の準備をしな
いと簡単には点検できないという事情があり、この様な
撹拌扇の動作状態を簡単にモニターできる装置が望まれ
ていた。この要望に対処して個々の撹拌扇にセンサーを
取り付け、該センサーからの動作情報信号を無線又は有
線で動作確認装置まで送信する手段が提案されている
が、このうち前者の動作情報信号を無線で送信する手段
は、全体がセット化された設備として設備費が高価にな
るという欠点があった。一方後者の有線で送信する手段
では、設備は前者に対して比較的低費用ですむが、送信
ケーブルの端部にはコネクタが設置されていて、その設
置場所によっては装置の動作確認部を接続するのに手数
が掛り、作業能率が低下するという問題点があり、いず
れも相当の設備費が必要であった。一方では設備費節減
のために動作確認装置に採用されている表示灯又は報知
用発音体と同種のものを撹拌扇の本体又はその近傍に取
り付け、視認により動作状態を認知する手段も提案され
ているが、この手段は安価ではあるが設置場所によって
は視認できないという解決すべき課題を有していた。
【0004】そこで、本発明は、上記撹拌扇のメンテナ
ンス面での需要に関する業界の要望を解消するために、
設置場所に応じて安価ですむ手段を採用すると共に、必
要に応じて撹拌扇に簡単に取り付けて、離れた位置から
も動作状態を確実にモニターすることを可能とすると共
に、点検のために担当者が直接に接触する必要のない、
撹拌扇の動作確認装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1発明は、実施例を示す図面中の符号を参照にしな
がら以下に説明すると、撹拌扇1の動作確認装置であっ
て、撹拌扇1のモーター11の入力部に、モーター11
への流入電流値を検出するモニター部2が設けられてお
り、流入電流値が正常運転状態での値から逸脱したとき
に、前記モニター部2から検出された流入電流値に依存
するモニター出力信号が検知回路4により動作異常を知
らせる動作情報信号に変換され、該動作情報信号により
撹拌扇1の動作異常を知らせる表示灯5a又は報知用発
音体6を動作させて、撹拌扇1の動作状態を監視し且つ
確認を行う構成となっている。
【0006】第2発明は、撹拌扇1の動作確認装置であ
って、撹拌扇1のモーター11の入力部に、モーター1
1への流入電流値を検出するモニター部2が設けられて
おり、流入電流値が正常運転状態での値から逸脱したと
きに、前記モニター部2から検出された流入電流値に依
存するモニター出力信号が、検知回路4により動作異常
を知らせる動作情報信号に変換されて出力される機能を
有する撹拌扇1と、送波器71と変調器72とを内蔵
し、前記動作情報信号を電波に変えて送信する送信機7
と、受波器81と復調器82を内臓し、送信機7からの
電波を受信して表示灯85a又は報知用発音体86を動
作させて撹拌扇1の動作状態を報知する受信機8とから
なる構成となっている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の撹拌扇の動作確認装置が
対象とする撹拌扇並びに排気扇(以下便宜上一括して撹
拌扇と呼称する)は、図4に示すように、倉庫等、各種
建造物9の天井裏92や床下91等に取付けて使用され
るもので、撹拌扇の本体は羽車を有する周知の構造の扇
風機、送風機乃至排風機、又はシロッコファンである。
【0008】本発明の実施態様を、第1実施例の構造を
事例として説明すると、主ファン13の動作状態を検出
する機構は、撹拌扇1のモーター11に電力を供給する
電流路を形成する電線の片側に、モーター11への流入
電流値を監視するモニター部2が設けられている。一般
にモーターの動作電流Iは、図5に示すごとくスイッチ
投入直後(図5において加速期間)はモーターのインピ
ーダンスが低いので、回路の直流抵抗値で決定される比
較的大きい電流Ipが流れるが、モーターの速度が増す
と共に逆起電力が高くなって動インピーダンスが増大
し、電流は減少してモーターが負荷(撹拌される空気
量)と釣り合った正常回転の釣り合い速度領域では、動
作電流Iは一定の定常電流Ioを持続する。モーターが
例えば軸受の焼き付き等で回転速度が低下乃至停止した
場合は逆起電力が低くなって動インピーダンスが低下
し、動作電流IはIoよりも高い過負荷電流Imとなる
(過負荷領域)。又、例えば主ファン13が破損してモ
ーターが空転の近い状態では、逆起電力が高くなって動
インピーダンスも増大し、動作電流Iは定常電流Ioよ
りも低い無負荷電流Ilとなる(無負荷領域)。いずれ
にしても異常事態により回転速度が正常回転から逸脱す
れば、モーターの動作電流Iは定常電流Ioから外れた
値となるので、動作電流Iをモニターする事で撹拌扇1
の動作状態を監視することができる。
【0009】本発明のモニター部2は、最も簡単な構造
のものとして撹拌扇1のモーター11に電力を供給する
電流路の片側の導体に、モーターに直列に抵抗器2aを
挿入し、該抵抗器2aの両端の電位差を検出してモニタ
ー出力信号とする。この電位差は抵抗器2aの抵抗値と
モーター11に流れる電流値との積になるので、抵抗値
が大きいほど電位差が高くなって感度はよいが、電力消
費を伴い且つ発熱するので限度があり、又、小さいと感
度が低くなって動作状態の正確な把握が困難となるの
で、撹拌扇1の定格出力を勘案して電位差が0.1V〜
1.0V程度となる抵抗値と必要な電力容量を有する抵
抗器を採用すればよい。抵抗器の抵抗値と電力容量の設
定は、抵抗器が短時間で熱的平衡状態に達するためには
余分に大きな容量とする必要はない。又、放熱器を併用
してもよい。
【0010】モニター部2の構造としては、この他にも
変成器2bの1次コイル21をモーターに直列に接続
し、2次コイル22の両端に生じた電圧をモニター出力
信号とする。更に別の構造として、コアー23に誘導コ
イル24を巻き付けた電磁誘導型のピックアップ2cを
使用してもよい。前記電流路の片側の導体にピックアッ
プ2cを接近させて取り付け、導体の周囲の磁力線をコ
アー23に誘導して、誘導コイル24の両端に生じた電
圧をモニター出力信号とする。この場合のコアー23に
高導磁率の磁性体を使用すると感度を高くすることがで
きる。
【0011】モニター部2からのモニター出力信号は検
知回路4によって撹拌扇1の動作情報信号に変換され
る。検知回路4は、モニター出力信号の電流値又は電圧
値の変動を識別し、動作異常を表現する表示灯5a
(赤)又は報知用発音体6に対して、夫々に適した動作
情報信号を出力する複数の出力端子を有する。この検知
回路4は、既成のIC素子を使用すれば簡単に実現可能
である。表示灯は必要に応じて正常動作を表現する表示
灯5b(緑)(以下表示灯の赤、緑の付記は省略する)
を併用してもよい。この場合検知回路4は表示灯5bに
対しても動作情報信号を出力することになる
【0012】表示灯5a、表示灯5bは通常の発光ダイ
オードを使用する。これらの発光ダイオードは長いリー
ド線で前記プリント基板18に配線され、プリント基板
18を上部カバー14に取り付けたとき、発光部位が上
部カバー14に穿設された穴から露出して視認されるよ
うになっている。表示灯は、撹拌扇1の動作異常を報知
する機能があればよいので、表示灯5aだけでもよい。
しかし撹拌扇1が動作中であることを表すためには表示
灯5bも併用することが望ましい。表示灯5aは連続点
灯状態でもよいが断続的に明滅させてもよい。又、表示
灯5bも併用する場合、表示灯5bを点灯するか表示灯
5aを点灯するかの境界値は、例えば撹拌扇の正規の回
転数が800rpmの場合は300rpm程度が適当で
ある。尚、各表示灯への出力は分割されてリード線によ
って上部カバー14に設けられたコネクタ15に導か
れ、動作情報信号を電波に変換する送信機7を接続した
り、より視認が容易な場所に設置されている表示灯を点
灯するように配慮されている。又、このコネクタ15を
リード線で撹拌扇1本体外に引き出しておき、作業のし
易い本体外の任意の場所で接続作業が出来るようにして
もよい。
【0013】報知用発音体6は、一般のブザー、ベル、
小形スピーカ等が使用できる。第1実施例ではブザーを
プリント基板18に取り付け、通気用の格子窓19の内
面に設置される。報知用発音体6は特に必要ではない
が、動作異常時に注意を喚起する目的として有効であ
る。報知用発音体6の吹鳴状態は異常事態と同時に鳴り
始めて持続するか、一定時間後に鳴り止むようにする
か、一旦鳴り止んでから一定時間後に再び吹鳴するよう
にしてもよい。又、報知用発音体6についても動作用電
力を分割してコネクタ16に取りだし、広い場所に設置
された大形の発音体を作動させる事ができる。コネクタ
16は前述のコネクタ15と共に多極構造として共用し
得る。又、後述する送信機7と受信機8とを併用する場
合は、撹拌扇本体にコネクタ15以外の表示灯や報知用
発音体の設置を省略してもよい。
【0014】付属機構として、モーター11に流れる電
流値が定常電流Ioより大きくなった時に、電源回路を
遮断するブレーカーを回路に挿入してもよい。動作確認
装置を作動させる電源装置pwは、簡単にするには電池
を使用すればよいが、電池補充等の手数を省略する目的
で、撹拌扇の電源を利用した整流器や分圧抵抗、スタビ
ライザ等を組み合わせた電源回路ユニットを使用すれば
よい。又、撹拌扇の電源が遮断状態となっても表示灯を
点灯し続けるためには、蓄電池か大容量コンデンサを使
用して、撹拌扇の使用中に常時充電する方式とすればよ
い。
【0015】第2発明に於ける送信機7は、撹拌扇1に
対し視界がよくない場所や隔たった場所から動作確認を
したい場合等に撹拌扇1に取り付けて、電波によって動
作情報を伝える装置である。リード線を前記コネクタ1
5に接続し、入力された動作情報信号を変調器72によ
って変調波に変換し、送波器71から送信する。個々の
撹拌扇に対して周波数を設定できる搬送波発生器73を
内蔵している。変調方式は、目的が異常動作を示す表示
灯85a用の信号の確認のみの場合は、異常時に単に振
幅変調波を送信すれば動作異常を識別する事ができる。
正常動作を示す表示灯85b用の信号の確認も共に区別
して送信する場合は、一つの搬送波が無変調の場合は正
常動作表示灯85b用の情報を、振幅変調波の場合は異
常動作表示灯85a用の情報とするか、多重変調方式と
するか、或いは搬送波を2チャンネル使用すればよい。
報知用発音体86に関しては、受信機8の側で表示灯8
5aに関する情報を検知したときに再生し得るので、別
途チャンネルを設ける必要はない。電源は、コネクタ1
5との接続用リード線を多極構造にして、撹拌扇本体の
電源装置pwから供給すればよい。
【0016】又、受信機8は、上記送信機7からの変調
波を受信し、動作情報信号に復調して撹拌扇の動作状態
を認知し得る機能を有する。受波器81で送信機7から
の電波を受け、受信した変調波を復調器82に通じて動
作情報信号を得る。復調器82は、同調回路87によっ
て撹拌扇1の登録番号を識別し、次いで復調して表示灯
85aに関する情報信号と表示灯85bに関する情報信
号とを得て、夫々の表示灯85a又は85b及び登録番
号表示灯83を点灯させる。又、表示灯85aに関する
情報信号を検知した時点で報知用発音体86を吹鳴させ
る。変形例として表示灯85a,85b及び報知用発音
体86を一組だけ装備し、同調回路87を切り換えて同
調周波数を選択し、所望する登録番号の撹拌扇1の動作
情報信号を呼び出す構成としたもの。又、上記変形例の
同調回路87を省略して複数の撹拌扇1を同時モニター
する簡単な方式、或いは、上記簡単な方式に於いて、受
波器81の指向性を鋭くしてモニター時に受信機8の向
きを変えるか、測定場所を移動して個々の撹拌扇1に近
づいて検査してもよい。
【0017】動作中の情報表示形態は、表示灯85aと
表示灯85bとに関して、撹拌扇1本体の表示形態とは
別のモードとする事もできるし、表示灯の発光面を細長
い線形とし、表示灯85bの長さを異常回転数の範囲に
相当する長さに、又、表示灯85aの長さを正常回転数
の範囲に相当する長さに夫々設定して、一直線に並べて
配列した形状としてもよい。或いは表示灯85aや表示
灯85bに代えて液晶表示板84を使用して必要情報を
表示させてもよい。又、報知用発音体86に関しては、
異常事態と同時に鳴り始めて持続するか、一定時間後に
鳴り止むようにセットするか、一旦鳴り止んでから一定
時間後に再び吹鳴するようにしてもよい。又は、ブザー
の代りに音声合成回路88を追加して警告音声を発生さ
せてもよい。更に、各撹拌扇の動作情報信号をコンピュ
ータに入力し、インターネットを介してサイトに登録
し、電話回線を使って離れた場所からモニターすること
も可能である。尚、受信機は携帯用が本命であるから、
電源装置pwは電池又は蓄電池(充電器を内蔵)の使用
が適当である。
【0018】上記で実施態様を説明した本発明の撹拌扇
の動作確認装置は、図4の概略説明図に示す状態で、建
造物9の天井裏92や床下91等に取付けて使用され
る。取付けには取り付けベース94を利用して建造物の
梁93等に取り付けると便利である。そして撹拌扇本体
に取り付けられた表示灯5a,5b、並びに離れた場所
では受信機8の表示灯5a,5bにより動作状態を監視
し、且つ報知用発音体6により注意を喚起されて、確実
にモニターし得る。又、送信機7と受信機8との使用と
相俟って適用範囲が広くなり、点検のために担当者が直
接に接触する必要がないので、補修要員にとっては作業
の厳しさが取り除かれ、顧客に対しては動作状態に対す
る不安を解消することを可能とする。更に本発明品の機
能・効果を有する製品を実現するには、市場に於ける一
般の部品を使用し得るので、製造も設置も容易で安価に
提供することができる利点を有する。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は第1実施例の撹拌扇の概略構造を示す説明
図、図2は同、撹拌扇本体と送信機との関係を示す説明
図、図3は同、受信機の構造を示す説明図、図4は建造
物内の撹拌扇の使用状態を示す説明図、図6は第1実施
例の受信機の変形例の構造を示す説明図である。
【0020】本発明の撹拌扇の第1実施例の構造を図1
に示す。第1実施例の撹拌扇の本体はシロッコファン
で、ブレード形主ファン13がケーシング12の内部で
モーター11によって回転し、ケーシング12の側窓か
ら風を吹き出す。モーター11の上部カバー14の内部
にプリント基板18が固定されており、該プリント基板
18に、モーター11に電流を供給する導体、負荷電流
を監視するためのモニター部2(本実施例では抵抗器2
aを利用している)、検知回路4、電源装置pw、ブレ
ーカー17が夫々取り付けられている。又、発光ダイオ
ードを使用した表示灯5a及び表示灯5bの発光部が上
部カバー14に形成された小穴から外部に露出する位置
に、報知用発音体6としてブザーが同じ基板18に発音
面が上部カバー14に形成された格子窓19に対面する
ようにして、夫々取り付けられている。更に、表示範囲
を拡大する目的で検知回路4の出力を分岐して、表示灯
用出力に対してはコネクタ15が、報知用発音体用出力
に対してはコネクタ16が設けられて撹拌扇1から離れ
た位置に表示灯や報知用発音体を延長設置したり、後述
する送信機7を接続して広範囲に適用できるように配慮
されている。又、この実施例の電源装置pwは、撹拌扇
1の100V電源を所定電圧の直流に変換して供給する
電源回路ユニットを利用している。
【0021】本実施例の送信機7は、図2に示すよう
に、コネクタ15からの動作情報信号を変調信号発生器
74により変調信号に変換し、該変調信号と搬送波発生
器73からの個々の撹拌扇1に対する特定周波数の搬送
波とを変調器72に入力し、変調波として送波器71か
ら送信する。受信機8は、図1及び図3に外観と内部構
成を夫々示すように、復調器82と表示灯85a,85
bを夫々1チャンネル分と、更に、報知用発音体86を
具備している。入力部の同調回路は省略されて、複数台
数の撹拌扇を全て同時にモニターし得ると共に、受波器
81の指向性を鋭くしているので、検査時に受信機8の
向きを変えるか、測定場所を移動して個々の撹拌扇に近
づき、動作状態を個別に判定する。本実施例は構造が極
めて簡単で安価である特徴を有する。尚、この実施例で
は、図には詳細の記入が省略されているが、電源の消耗
を防止するために表示灯85a,85bや報知用発音体
86の動作が一定時間(約20〜30秒間)経過すると
自動的に電源を切断する構造となっている。図6に本実
施例の受信機8の変形例の構成を示す。この変形例は報
知用発音体86の回路に音声合成回路88を挿入し、音
声による警報を発するようになっている。
【0022】図7に第2実施例のモニター部の構造を示
す。本実施例のモニター部2は変成器2bの1次コイル
21をモーターに直列に接続し、2次コイル22に生じ
た電圧をモニター出力信号とする。又、図8に示す第3
実施例のモニター部2は、高導磁率のコアー23に誘導
コイル24を巻き付けた電磁誘導型のピックアップ2c
を使用し、電源の導体の片方の線にピックアップ2cを
接近させて取り付け、導体の周囲の磁力線をコアー23
に誘導して、誘導コイル24に生じた電圧をモニター出
力信号とする構造である。
【0023】図9、図10に第4実施例の受信機8の外
観及び内部構成を夫々示す。正面パネルに表示灯85a
と登録番号表示部83及び表示灯85bを夫々縦に配列
し、下方に報知用発音体86と電源スイッチpwとが設
置されている。この受信機は、受波器81で受信した変
調波を同調回路87で複数の撹拌扇1に対応する複数の
変調波に分割し、各変調波ごとに復調器82により動作
情報信号を得て、該動作情報信号に基づいて表示灯85
a又は表示灯85bを点灯し、同時に登録番号表示部8
3も点灯して薄暗がりの中でも認知を確実とする。更
に、表示灯85aへの入力信号を利用して一チャンネル
でも動作異常があれば報知用発音体86を吹鳴する。
【0024】図11に第5実施例の受信機8の外観を、
又、図12にその内部構成を夫々示す。この実施例は同
調回路87をswで切り換えて所望する登録番号の撹拌
扇1を呼び出す構造とし、復調器82と、報知用発音体
86と、表示灯の代りに液晶表示板84を1チャンネル
分とを具備している。
【0025】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果
を有する範囲内において適宜改変して実施することがで
きる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明の撹拌扇の動作確認装置は、個々の撹拌扇に動作異
常を検知するモニター部を備え、該モニター部からの動
作情報信号によって表示灯を点灯し、表示灯を目視する
ことにより撹拌扇の個々の動作状態を把握するができる
構成としたものであるから、又は、更に送信機及び受信
機により離れた場所からも動作状態を監視し得る構成と
したものであるから、構造が簡単で保安設備として安価
である。又、全ての撹拌扇を個別に動作状態を離れた場
所から或いは目で視て認識し得るので、撹拌扇の管理に
際してその状態を把握するのに、劣悪な作業環境で作業
担当者に苦労を強いる事がない。更に、撹拌扇を設置し
た顧客の立場からも明白に且つ簡単に動作状態を認知す
ることができるので、管理が容易で信頼性が高く、従っ
て市場での信用を高める効果を有する。その上、ブザー
等の発音体によって故障発生時の報知をさせる場合に
は、直ちに回復作業に着手することができ、修理正常化
を迅速に行うことができると言う効果をも期待すること
ができるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の撹拌扇の概略構造を示す
説明図。
【図2】同、撹拌扇本体と送信機との関係を示す説明
図。
【図3】同、受信機の構造を示す説明図。
【図4】建造物内の撹拌扇の使用状態を示す説明図
【図5】本発明のモニター部の動作を説明する動作電流
−回転速度特性図。
【図6】第1実施例の受信機の変形例の構造を示す説明
図である。
【図7】第2実施例のモニター部の構造を示す概略斜視
図。
【図8】第3実施例のモニター部の構造を示す概略斜視
図。
【図9】第4実施例の受信機の外観を示す概略斜視図。
【図10】同、内部の構造を示す説明図。
【図11】第5実施例の受信機の外観を示す概略斜視
図。
【図12】同、内部の構造を示す説明図。
【符号の説明】
1 撹拌扇 11 モーター 12 ケーシング 13 主ファン 14 モーターの上部カバー 15 表示灯用のコネクタ 16 発音体用のコネクタ 17 ブレーカー 18 基板 19 格子窓 2 モニター部 2a 抵抗器 2b 変成器 21 1次コイル 22 2次コイル 2c ピックアップ 23 コアー 24 誘導コイル 4 検知回路 5a 表示灯(赤) 5b 表示灯(緑) 6 報知用発音体 7 送信機 71 送波器 72 変調器 73 搬送波発生器 74 変調波発生器 8 受信機 81 受波器 82 復調器 83 登録番号表示灯 84 液晶表示板 85a 表示灯(赤) 85b 表示灯(緑) 86 報知用発音体 87 同調回路 88 音声合成回路 9 建造物 91 床下 92 天井裏 93 梁 94 取り付けベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L056 BG09 3L060 AA02 CC10 DD06 EE45 3L061 BC05 BD02 BD03 5H223 AA19 BB08 CC05 DD07 EE06 EE13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撹拌扇(1)の動作確認装置であって、撹
    拌扇(1)のモーター(11)の入力部に、モーター(11)への
    流入電流値を検出するモニター部(2)が設けられてお
    り、流入電流値が正常運転状態での値から逸脱したとき
    に、前記モニター部(2)から検出された流入電流値に依
    存するモニター出力信号が、検知回路(4)により動作情
    報信号に変換され、該動作情報信号により撹拌扇(1)の
    動作異常を知らせる表示灯(5a)又は報知用発音体(6)を
    動作させて、撹拌扇(1)の動作状態を監視し且つ確認を
    行う撹拌扇の動作確認装置。
  2. 【請求項2】 撹拌扇(1)の動作確認装置であって、撹
    拌扇(1)のモーター(11)の入力部に、モーター(11)への
    流入電流値を検出するモニター部(2)が設けられてお
    り、流入電流値が正常運転状態での値から逸脱したとき
    に、前記モニター部(2)から検出された流入電流値に依
    存するモニター出力信号が、検知回路(4)により動作情
    報信号に変換されて出力される機能を有する撹拌扇(1)
    と、送波器(71)と変調器(72)とを内蔵し、前記動作情報
    信号を電波に変えて送信する送信機(7)と、受波器(81)
    と復調器(82)を内臓し、送信機(7)からの電波を受信し
    て表示灯(5a)又は報知用発音体(6)を動作させて撹拌扇
    (1)の動作状態を報知する受信機(8)とを備えている撹拌
    扇の動作確認装置。
  3. 【請求項3】 モニター部(2)が、モーター(11)への入
    力電流の通路に直列に挿入された抵抗器からなり、該抵
    抗器の電圧降下による抵抗器の両端子間の電圧を検知回
    路(4)により動作情報信号に変換し、表示灯(5a)又は報
    知用発音体(6)を動作させる請求項1又は2に記載の撹
    拌扇の動作確認装置。
  4. 【請求項4】 モニター部(2)が、モーター(11)への入
    力電流の通路に直列に挿入された変成器からなり、該変
    成器の2次コイルに発生した誘導電圧を検知回路(4)に
    より動作情報信号に変換し、表示灯(5a)又は報知用発音
    体(6)を動作させる請求項1又は2に記載の撹拌扇の動
    作確認装置。
  5. 【請求項5】 モニター部(2)が、モーター(11)への入
    力電流の通路に接近して設置されたピックアップからな
    り、該ピックアップの誘導コイルに発生した誘導電圧を
    検知回路(4)により動作情報信号に変換し、表示灯(5a)
    又は報知用発音体(6)を動作させる請求項1又は2に記
    載の撹拌扇の動作確認装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255269A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Funai Electric Co Ltd ファンの異常検出装置
JP2011220562A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Harman Co Ltd 換気装置及びこれを備えた換気システム
JP2013053755A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Daikin Industries Ltd 加湿器

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