JP2012083009A - レンジフード - Google Patents

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Toshikazu Yoshizawa
寿和 吉澤
Takashi Tonogaito
崇 殿垣内
Masamichi Kachi
昌道 可知
Masanori Yamanaka
政典 山中
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Abstract

【課題】加熱調理機器の動作に連動させ、かつ調理の進行状態に合わせて適切な換気を行うレンジフードを提供することを目的とする。
【解決手段】加熱調理機器1の上方に設置され、加熱調理機器1の動作に連動して動作するレンジフード本体2と、このレンジフード本体2には、加熱調理機器1が発信する信号を受信する受信部7と、加熱調理機器1の表面の温度を検知する温度検知部8と、加熱調理機器1が発信する信号に応じて最大風量を決定する最大風量決定手段9と、温度検知部8により検出した表面温度とから最大風量以下の風量で換気風量を段階的に調整する風量調整手段10とを備え、加熱調理機器1の動作に連動させ、かつ調理の進行状態に合わせて適切な風量で換気を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、家庭の厨房に使用され、加熱調理機器の動作に連動し、調理時に発生する油煙等を排出するレンジフードに関するものである。
住宅の高気密化に伴って厨房における調理の際に発生する熱気や油煙を屋外に排出するレンジフードと呼ばれる換気装置が普及しており、近年、加熱調理機器の動作に連動して動作するレンジフードが提案されている。
従来この種のレンジフードは、食品を加熱して調理する加熱調理機器と、加熱調理器に既設してあって、調理状態を検知する加熱調理状態検知手段と、加熱調理状態検知手段の検知信号を送信する送信手段と、送信手段からの信号を受信する受信手段と、受信手段が受信した信号により換気風量を制御する換気風量制御手段と、換気風量制御手段の決定した換気風量で換気する換気手段を備えており、加熱調理機器からの信号で換気風量を設定して調理中に発生する熱気や油煙等を屋外に排気するものであった。(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−340473号公報
このような従来のレンジフードでは、加熱調理機器の火力信号によって一律に換気モードを設定して排気を行っていた。つまり、加熱調理機器の状態として、火力「低」、「中」、「高」の信号を受信した場合にレンジフードはこれらの状態に対応させて換気風量を「弱」、「中」、「強」といった具合に切り替えていたため調理状態に最適な排気をすることができず、また調理開始時は火力を「強」にして使用することが多いため、当初から換気風量が大きくなり無駄な換気をしていたという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、加熱調理機器の動作に連動させ、かつ調理の進行状態に合わせて適切な換気を行うレンジフードを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のレンジフードは、加熱調理機器の上方に設置して、加熱調理機器動作に連動するレンジフード本体と、このレンジフード本体には、前記加熱調理機器が発信する火力信号を受信する受信部と、前記加熱調理機器の表面の温度を検知する温度検知部と、前記火力信号に応じて最大風量を決定する最大風量決定手段と、前記表面温度とから前記最大風量以下の風量で換気風量を段階的に調整する風量調整手段を備えたものである。
また、他の手段は、加熱調理機器が発信する動作開始信号を受信する受信部と、前記加熱調理機器の表面の温度を検知する温度検知部と、前記動作開始信号に応じて最大風量を決定する最大風量決定手段と、前記表面温度とから前記最大風量以下の風量で換気風量を段階的に調整する風量調整手段を備えたものである。
本発明のレンジフードによれば、加熱調理機器の上方に設置して、加熱調理機器動作に連動するレンジフード本体と、このレンジフード本体には、前記加熱調理機器が発信する火力信号を受信する受信部と、前記加熱調理機器の表面の温度を検知する温度検知部と、前記火力信号に応じて最大風量を決定する最大風量決定手段と、前記表面温度とから前記最大風量以下の風量で換気風量を段階的に調整する風量調整手段を備えたものであり、加熱調理機器の動作に連動させ、かつ調理の進行状態に合わせて適切な換気を行うことで、無駄な換気を抑え、例えば室内が空調されている場合には空調された空気を無駄に室外へ排出することがないので、レンジフード本体のみならず空調機器の消費電力量も抑えられ、省エネルギーになるという効果のあるレンジフードを提供することができる。
また、加熱調理機器が発信する動作開始信号を受信する受信部と、前記加熱調理機器の表面の温度を検知する温度検知部と、前記動作開始信号に応じて最大風量を決定する最大風量決定手段と、前記表面温度とから前記最大風量以下の風量で換気風量を段階的に調整する風量調整手段を備えたものであり、動作開始の信号を受信することで最大風量を設定し、検出した温度とから必要な風量を最適に選択し無駄なく排気するので、動作開始の信号は発信するが火力信号は発信しない調理機器でもこのレンジフードと組み合わせて使用することで省エネルギーが図れ、かつ組み合わせて使用できる加熱調理機器の種類を多くすることができるという効果のあるレンジフードを提供することができる。
本発明の実施の形態1のレンジフードと加熱調理機器の構成を示す図 同レンジフード、加熱調理機器の構成を示すブロック図 同加熱調理機器の構成を示す斜視図 同加熱調理機器の加熱調理機器操作手段の構成を示す図((a)天面操作部の構成を示す図、(b)同本体操作部の構成を示す図) 同熱起電力型センサの検知エリアを示す概略図 同最大風量の設定値を示す図((a)自動調理メニューの場合の図、(b)加熱モードの場合の図) 本発明の実施の形態2のレンジフードと加熱調理機器の構成を示すブロック図
請求項1記載の発明は、加熱調理機器の上方に設置して、加熱調理機器動作に連動するレンジフード本体と、このレンジフード本体には、前記加熱調理機器が発信する火力信号を受信する受信部と、前記加熱調理機器の表面の温度を検知する温度検知部と、前記火力信号に応じて最大風量を決定する最大風量決定手段と、前記表面温度とから前記最大風量以下の風量で換気風量を段階的に調整する風量調整手段を備えたレンジフードであって、加熱調理機器の動作に連動させ、かつ調理の進行状態に合わせて適切な換気を行うという作用を有する。
このことにより、無駄な換気を抑え、例えば室内が空調されている場合には空調された空気を無駄に室外へ排出することがないので、レンジフード本体のみならず空調機器の消費電力量も抑えられ、省エネルギーになるという効果が得られる。
また、請求項2記載の発明は、加熱調理機器から発信する火力信号は、調理の種別に基づいて加熱調理機器が自動で火力調整をする信号であって、この信号を受信する受信部を備えたものであって、同じ火力でも、調理の種別によって異なる必要な換気風量を最適に調整して換気を行うという作用を有する。
このことにより、調理内容に合わせて最適な最大風量を設定することができ、換気不足による油煙や臭いが室内に充満することを避けることができるという効果が得られる。
また、請求項3記載の発明は、加熱調理機器から発信する火力信号は、加熱調理機器側で設定した火力の信号であって、この信号を受信する受信部を備えたものであって、同じ温度でも設定火力によって異なる湯気や油煙などの発生量に応じて必要な換気風量を最適に調整して換気を行うという作用を有する。
このことにより、火力設定に応じて適切な最大風量を設定することができ、過不足なく換気することができるという効果が得られる。
また、請求項4記載の発明は、加熱調理機器は複数の加熱部を備えており、前記加熱調理機器は発信する火力信号と、使用している前記加熱部の位置を特定する信号とを発信するものであって、これら信号を受信する受信部を備えたものであり、使用している前記加熱部の火力信号と位置情報に基づいて最適な最大風量を決定するという作用を有する。
このことにより、調理状態に合わせてより効率的な換気を行うことで消費電力量を抑え、省エネルギーになるという効果が得られる。
また、請求項5記載の発明は、複数の使用している加熱部の内、火力設定が最大の前記加熱部の火力設定に基づいて最大風量を決定するものであって、加熱機器の使用状況に応じて適切な最大風量を設定するという作用を有する。
このことにより、レンジフード本体は、加熱部の使用位置に影響されることなく効率的に換気するために加熱調理機器の上方全体を覆うようにして設置されているため、加熱部の使用数が増えたことで不必要に最大風量を増加させないので、無駄な換気を抑えることで消費電力量を抑え、省エネルギーになるという効果が得られる。
また、請求項6記載の発明は、加熱調理機器の上方に設置して、加熱調理機器動作に連動するレンジフード本体と、このレンジフード本体には、前記加熱調理機器が発信する動作開始信号を受信する受信部と、前記加熱調理機器の表面の温度を検知する温度検知部と、前記動作開始信号に応じて最大風量を決定する最大風量決定手段と、前記表面温度とから前記最大風量以下の風量で換気風量を段階的に調整する風量調整手段を備えたレンジフードであって、動作開始の信号を受信することで最大風量を設定し、検出した温度とから必要な風量を最適に選択し無駄なく排気するという作用を有する。
このことにより、動作開始の信号は発信するが火力信号は発信しない加熱調理機器でもこのレンジフードと組み合わせて使用することで省エネルギーが図れ、かつ組み合わせて使用できる加熱調理機器の種類を多くすることができるという効果が得られる。
また、請求項7記載の発明は、加熱調理機器には、魚などを加熱調理するグリルを備え、前記グリル内を加熱し前記グリル内のにおいを抑えるお手入れ機能を有しており、前記お手入れ機能が選択されたときには、レンジフードの運転を開始させないものであって、調理をするためではなく、グリルのお手入れのために加熱調理機器を動作させているため換気をする必要性はなく、このような場合に加熱調理機器の動作開始に連動してレンジフードを動作させないという作用を有する。
このことにより、必要に応じてレンジフードを運転することで無駄な運転を削減できるという効果が得られる。
また、請求項8記載の発明は、加熱調理機器の表面の温度を検知する温度検知部を熱起電力型温度センサで構成したものであり、非接触で調理物の温度を直接検出できるという作用を有する。
このことにより、調理の状態に素早く応答し、効率よく換気できるという効果が得られる。
また、請求項9記載の発明は、加熱調理機器は動作停止の信号を発信し、レンジフード本体はこの信号を受信する受信部を備えており、前記加熱調理機器の動作停止の信号を受信した後、前記調理機器が停止している間、温度検出部への通電を遮断するものであり、加熱調理機器が停止しているとき、すなわち温度の検出が不要な調理していないときは温度検出部への通電を遮断するという作用を有する。
このことにより、運転待機時の消費電力を抑えることができ、省エネルギーになるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、加熱調理機器1の上方に設置され、加熱調理機器1の動作に連動して動作するレンジフード本体2には室内の空気を吸込む吸込口3と、屋外に連通する吐出口4と、吸込口3と吐出口4を結ぶ排気風路内に空気を吸込み排気する排気ファン5と、排気ファン5を駆動する排気モータ6と、加熱調理機器1が発信する信号を受信する受信部7と、加熱調理機器1の表面の温度を検知する温度検知部8と、加熱調理機器1が発信する信号に応じて最大風量を決定する最大風量決定手段9と、温度検知部8により検出した表面温度とから最大風量以下の風量で換気風量を段階的に調整する風量調整手段10とを備えている。
制御装置11は、その内部にマイコンなどのCPUと各種のインタフェース(図示せず)を備えており、CPUがそれぞれのインタフェースを介して排気モータ6を制御する。
図3に示すように、加熱調理機器1は天面に複数の加熱部12a〜12cと、魚などの焼き物を加熱調理するグリル13の煙を排出する排気口14と、加熱調理機器1の運転状態を赤外線等の信号で送信する送信部15とを設ける。加熱調理機器1としてはガスコンロやIHクッキングヒーターが用いられるものである。また、加熱調理機器1の運転または停止や火力等を操作する加熱調理機器操作手段16が設けられており、天面には加熱部12a、12bの運転操作をする天面操作部16aを設け、前面には加熱部12cおよびグリル13の運転操作をする本体操作部16bを設け、本体操作部16bは、加熱調理機器1の本体内部に収納可能な構成である。
図4に示すように、天面操作部16aには手動操作で火力(1)から火力(9)の9段階で火力調整して調理を行なう加熱モード、またはあらかじめ決められている調理メニューに対応して自動で火力調整して調理を行なう複数の自動調理メニュー(例えば、揚げ物、焼き物、湯沸しなど)より加熱調理機器1の動作モードを選択するメニュースイッチ17a、17bと、加熱部12aまたは12bの運転、停止を行う運転スイッチ18a、18bと、手動操作で火力を調整するための火力設定スイッチ19a、19bとを備えている。また、本体操作部16bには、加熱部12cの操作スイッチである、メニュースイッチ17cと、運転スイッチ18cと、火力設定スイッチ19cと、手動操作でグリル13の火力を調整して調理を行なうグリル運転スイッチ20と、火力を調整するためのグリル火力設定スイッチ21と、グリル13内を加熱してグリル13内のにおいを抑えるためのお手入れ運転を選択するお手入れスイッチ22とを備えている。
加熱調理機器1に設けられている運転スイッチ18またはグリル運転スイッチ20を操作して調理を開始すると、動作開始信号が送信部15より発信されるものである。このとき、メニュースイッチ17を操作し、加熱モードを選択した場合には、火力設定の信号も動作開始信号と共に送信部15より発信される。また、メニュースイッチ17を操作し、自動調理メニューを選択した後、運転スイッチ18を操作して調理を開始すると、それぞれの調理メニューに応じたメニュー信号が動作開始信号と共に送信部15より発信される。更に、使用している加熱部12の位置の信号、グリル13を使用している場合にはグリル使用の信号が送信部15より発信される。
さらに、調理が終了し使用している加熱部12の運転スイッチ18、またはグリル13を使用している場合は、グリル運転スイッチ20を操作して加熱調理機器1が停止すると、動作停止の信号が送信部15より発信されるものである。
図5に示すように、温度検知部8を加熱調理機器1の表面の温度を非接触で検知ができる熱起電力型温度センサ8aで構成する。熱起電力型温度センサ8aで検知できる加熱調理機器1の表面の温度範囲は3口の加熱部12をもつ加熱調理器では、3つの加熱部12の温度分布の平均温度として熱起電力型温度センサ8aは表面温度を検知するものである。
風量調整手段10は、加熱調理機器1から発信される調理中の動作状態の情報を含んだ火力設定の信号や、メニュー信号、使用している加熱部12の位置の信号、グリル使用の信号を受信し、情報を得ることによって、熱起電力型温度センサ8aの検知温度との組み合わせで調理状態に合わせた風量を設定するものである。また、直接加熱調理機器1の表面温度を検知できるため、常に調理状態を把握することができ、必要なタイミングで適切な換気風量を確保するように、常時熱起電力型温度センサ8aからの信号と加熱調理機機器からの信号から風量調整手段10が最適な風量を求めて、制御装置11を介して排気ファン5を可変して駆動するものである。
図6を用いて、最大風量決定手段9および風量調整手段10の動作について説明する。
まず初めに自動調理メニューを選択して調理を開始した場合について説明する。
受信部7が運転開始の信号と共にメニュー信号および加熱部12の位置の信号を受信すると、最大風量決定手段9は、受信したメニュー信号に応じた最大風量を決定し設定する。
例えば、揚げ物が選択され、メニュー信号として揚げ物信号を受信すると、最大風量を換気風量の多い強風量に設定する。また、湯沸しが選択され、メニュー信号として湯沸し信号を受信すると、最大風量を強風量よりも換気風量の少ない中風量に設定する。
風量調整手段10は、まず運転開始の信号を受信したことにより換気風量を最も換気風量の少ない微弱風量に設定すると、制御装置11は、排気ファン5を運転させて換気運転を開始する。
その後、調理の進行と共に加熱調理機器1の表面温度が徐々に上昇してくると、風量調整手段10は、受信したメニュー信号と、熱起電力型温度センサ8aが検知した表面温度の上昇値に基づいて、適切な換気風量となるように段階的に設定された最大風量以下の範囲で風量を増していき、風量を調整していく。
次に、加熱モードを選択し、手動操作で火力設定をして調理を行う場合について説明する。
受信部7が運転開始の信号と共に火力設定信号および加熱部12の位置の信号を受信すると、最大風量決定手段9は、受信した火力設定の信号に応じた最大風量を決定し設定する。
例えば、火力設定が中程度の火力(4)の火力設定信号を受信すると、最大風量を中風量に設定する。また、火力設定が最大の火力(9)の火力設定信号を受信すると、最大風量を強風量に設定する。
運転開始後、風量調整手段10は自動調理メニューを選択して調理を開始した場合と同様にして受信した火力設定信号と、熱起電力型温度センサ8aが検知した表面温度の上昇値に基づいて、適切な換気風量となるように段階的に設定された最大風量以下の範囲で風量を増加させ、風量を調整していく。
調理が進行し、例えば煮物などの調理の場合、長時間の煮込みを行うために火力設定を低くすると、最大風量決定手段9は最大風量を新たな風量に変更する。このとき、例えば、火力設定が中程度よりも低い火力(2)に設定されると、最大風量を微弱風量よりも多く、中風量よりも少ない弱風量に設定する。風量調整手段10は、新たに設定された最大風量に基づいて、風量を減らす。ただし、調理に伴い発生する蒸気や油煙などはすぐには減少しないため、熱起電力型温度センサ8aが検知した表面温度に基づきながら、徐々に設定された最大風量まで風量を減らしていくことが望ましい。
なお、熱起電力型温度センサ8aの検知温度による動作を温度上昇値によって説明をしたが、同様の効能が得られるものであればこの限りではない。
次に、調理中に使用する加熱部12を増やした場合の動作について説明する。
調理の開始と共に受信した使用している加熱部12の位置の信号から、加熱部12の使用数を把握することができる。
最大風量決定手段9は、使用数を把握することにより、新たに受信した信号が、現在使用している加熱部12の動作状態を変更したことによる信号か、別の加熱部12で調理が開始されたことによる信号かを判断し、別の加熱部12による調理開始と判断した場合には、設定されている火力設定の内、最大の火力設定に基づいて最大風量を設定する。つまり、新たに受信した火力設定信号により設定される最大風量が現在設定している最大風量よりも多ければ、受信した火力設定信号に基づいて最大風量を設定しなおす。現在設定している最大風量よりも少なければ、設定を維持する。
調理が終了し、運転スイッチ18またはグリル運転スイッチ20を操作して加熱調理機器1の運転を停止させると、送信部15より動作停止の信号を発信する。受信部7が、動作停止の信号を受信すると、風量調整手段10は微弱風量を設定し、制御装置11を介して排気ファン5を所定時間、例えば、調理臭などが室外に排出される3分程度動作させた後、停止を設定し、制御装置11を介して排気ファン5を停止させる。
排気ファン5を停止させると温度の検出が不要となるため、制御装置11は温度検知部8への通電を遮断し、温度検知部8の動作を停止させ、消費電力を抑える。
なお、動作停止の信号を受信すると、風量調整手段10は微弱風量を設定し、排気ファン5を調理臭などが室外に排出される3分程度動作させた後、停止させる構成で説明したが、同様の効能が得られるものであればこの限りではなく、例えば、温度検知部8で検出した温度に応じて段階的に風量を減らし、停止させても良い。
グリル13のお手入れ運転を行なう際の動作について説明する。
加熱調理機器1が停止しており、排気ファン5も停止している状態で、加熱調理機器1の本体操作部16bに設けられたお手入れスイッチ22を操作してお手入れ運転を選択した後、グリル運転スイッチ20を操作して、グリル13内の加熱が開始されると、送信部15より運転開始の信号と共にグリル13使用の信号、およびグリル13のお手入れ信号が送信される。この信号を受信部7が受信すると、調理の開始ではなく、グリル13のお手入れのために加熱調理機器1の運転が開始したと判断し、風量調整手段10は、最大風量を設定しない。これにより、風量調整手段10は停止を設定し、制御装置11は排気ファン5を運転しない、つまり排気ファン5は停止したままとなる。
上記構成により、加熱調理機器1の動作に連動させ、かつ調理の進行状態に合わせて適切な換気を行うので、無駄な換気を抑え、空調された空気を無駄に室外へ排出することがなく、レンジフード本体2のみならず空調機器の消費電力量も抑えられ、省エネルギーになる。
また、同じ火力でも、調理の種別によって異なる必要な換気風量を最適に調整して換気を行うので、調理内容に合わせて最適な最大風量を設定することができ、換気不足による油煙や臭いが室内に充満することを避けることができる。
また、同じ温度でも設定火力によって異なる湯気や油煙などの発生量に応じて必要な換気風量を最適に調整して換気を行うので、火力設定に応じて適切な最大風量を設定することができ、過不足なく換気することができる。
また、使用している加熱部12の火力信号と位置情報に基づいて最適な最大風量を決定するので、調理状態に合わせてより効率的な換気を行うことで消費電力量を抑え、省エネルギーになるという効果が得られる。
また、加熱機器の使用状況に応じて適切な最大風量を設定するので、レンジフード本体2は、加熱部12の使用位置に影響されることなく効率的に換気するために加熱調理機器1の上方全体を覆うようにして設置されているため、加熱部12の使用数が増えたことで不必要に最大風量を増加させないので、無駄な換気を抑えることで消費電力量を抑え、省エネルギーになる。
また、加熱調理機器1の表面の温度を検知する温度検知部8を熱起電力型温度センサ8aで構成することにより、非接触で調理物の温度を直接検出できるので、調理の状態に素早く応答し、効率よく換気できる。
また、調理をするためではなく、グリル13のお手入れのために加熱調理機器1を動作させた場合は換気をする必要性はなく、このような場合に加熱調理機器1の動作開始に連動してレンジフードを動作させないので、必要に応じてレンジフードを運転することで無駄な運転を削減できる。
また、加熱調理機器1が停止しているとき、すなわち温度の検出が不要な調理をしていないときは温度検知部8への通電を遮断するので、運転待機時の消費電力を抑えることができ、省エネルギーになる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一のものは同一番号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、レンジフード本体2の運転を手動操作する操作スイッチ23を備えている。また、加熱調理機器1に設けられた送信部15は、加熱調理機器1の動作状態の信号として、運転を開始したときに発信する動作開始の信号と、運転を停止したときに発信する動作停止の信号を発信する。
受信部7が運転開始の信号を受信すると、風量調整手段10は、あらかじめ設定された最大風量を設定する。この最大風量は、操作スイッチ23を所定の操作をすることによりあらかじめ設定することができる。例えば、操作スイッチ23を通常のスイッチ操作と区別可能な3秒程度、押し続けることにより最大風量の設定が可能となる。この状態で、操作スイッチ23を操作することにより、所望の風量に設定でき、設定風量は表示手段24に表示される。
なお、最大風量の設定方法として操作スイッチ23を所定の操作する構成として説明したが、同様の効能が得られるものであればこの限りではない。
また、表示手段24で設定風量を表示する構成として説明したが、同様の効能が得られるものであればこの限りではない。
風量調整手段10は、運転開始の信号を受信したことにより換気風量を最も換気風量の少ない微弱風量に設定すると、制御装置11は、排気ファン5を運転させて換気運転を開始する。
その後、調理の進行と共に加熱調理機器1の表面温度が徐々に上昇してくると、風量調整手段10は、熱起電力型温度センサ8aが検知した表面温度の上昇値に基づいて、適切な換気風量となるように段階的に設定された最大風量以下の範囲で風量を増していき、風量を調整していく。
上記構成により、動作開始の信号を受信することで最大風量を設定し、検出した温度とから必要な風量を最適に選択し無駄なく排気するので、動作開始の信号は発信するが火力信号は発信しない加熱調理機器でもこのレンジフードと組み合わせて使用することで省エネルギーが図れ、かつ組み合わせて使用できる加熱調理機器の種類を多くすることができる。
本発明のレンジフードは、加熱調理機器の動作に連動させ、かつ調理の進行状態に合わせて適切な換気を行うことで無駄な換気を抑え、例えば空調された室内の空気を無駄に室外へ排出することがないので、家庭用以外の例えば食堂やホテルなどの業務用のレンジフードについても有用である。
1 加熱調理機器
2 レンジフード本体
7 受信部
8 温度検知部
8a 熱起電力型温度センサ
9 最大風量決定手段
10 風量調整手段
12 加熱部
12a 加熱部
12c 加熱部
13 グリル
16 加熱調理機器操作手段
16a 天面操作部
16b 本体操作部
17 メニュースイッチ
17a メニュースイッチ
17c メニュースイッチ
18 運転スイッチ
18a 運転スイッチ
18c 運転スイッチ
19a 火力設定スイッチ
19c 火力設定スイッチ

Claims (9)

  1. 加熱調理機器の上方に設置して、加熱調理機器動作に連動するレンジフード本体と、このレンジフード本体には、前記加熱調理機器が発信する火力信号を受信する受信部と、前記加熱調理機器の表面の温度を検知する温度検知部と、前記火力信号に応じて最大風量を決定する最大風量決定手段と、前記表面温度とから前記最大風量以下の風量で換気風量を段階的に調整する風量調整手段を備えたレンジフード。
  2. 加熱調理機器から発信する火力信号は、調理の種別に基づいて加熱調理機器が自動で火力調整をする信号であって、この信号を受信する受信部を備えた請求項1記載のレンジフード。
  3. 加熱調理機器から発信する火力信号は、加熱調理機器側で設定した火力の信号であって、この信号を受信する受信部を備えた請求項1記載のレンジフード。
  4. 加熱調理機器は複数の加熱部を備えており、前記加熱調理機器は、発信する火力信号と、使用している前記加熱部の位置を特定する信号とを発信するものであって、これら信号を受信する受信部を備えた請求項1記載のレンジフード。
  5. 複数の使用している加熱部の内、火力設定が最大の前記加熱部の火力設定に基づいて最大風量を決定することを特徴とした請求項4記載のレンジフード。
  6. 加熱調理機器の上方に設置して、加熱調理機器動作に連動するレンジフード本体と、このレンジフード本体には、前記加熱調理機器が発信する動作開始信号を受信する受信部と、前記加熱調理機器の表面の温度を検知する温度検知部と、前記動作開始信号に応じて最大風量を決定する最大風量決定手段と、前記表面温度とから前記最大風量以下の風量で換気風量を段階的に調整する風量調整手段を備えたレンジフード。
  7. 加熱調理機器は魚などを加熱調理するグリルを備えており、前記グリル内を加熱することで前記グリル内のにおいを抑えるお手入れ機能を有しており、前記お手入れ機能が選択されたときには、レンジフードの運転を開始させないことを特徴とした請求項1または6にいずれか記載のレンジフード。
  8. 加熱調理機器の表面の温度を検知する温度検知部を熱起電力型温度センサで構成したことを特徴とする請求項1、4、6、7にいずれか記載のレンジフード。
  9. 加熱調理機器は動作停止の信号を発信し、レンジフード本体はこの信号を受信する受信部を備えており、前記加熱調理機器の動作停止の信号を受信した後、前記調理機器が停止している間、温度検出部への通電を遮断することを特徴とした請求項1、4、6、7にいずれか記載のレンジフード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014145518A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Panasonic Corp レンジフード
CN106773845A (zh) * 2016-12-08 2017-05-31 北京智达惠通科技有限公司 输出功率控制方法及装置
JP2017223412A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 三菱電機株式会社 加熱調理器、換気制御装置、換気方法、換気システム及びプログラム
JP2019002628A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 三菱電機株式会社 加熱調理器、空気排出システム及び家電機器の統合運転管理システム

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