JP2018179492A - レンジフード - Google Patents

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【課題】外気温度が比較的高い夏などの時季において、室内の温度変化に応じた自動的な排熱運転を好適に行うことができるレンジフードを提供する。【解決手段】制御部14は、平均温度Tpおよび周囲温度Thに基づいて、調理物温度Tcを算出し、制御部14は、調理自動運転モードおよび非調理自動運転モードを有し、調理自動運転モードは、調理物温度Tcが第1所定温度未満の場合の送風機4の風量を調理物温度Tcが第1所定温度以上の場合の送風機の風量よりも小さくするモードであり、非調理自動運転モードは、調理物温度Tcが設定値未満の条件下において、周囲温度Thが第2所定温度未満の場合の送風機4の風量を周囲温度Thが第2所定温度以上の場合の送風機4の風量よりも小さくするモードであることを特徴とするレンジフード1。【選択図】図7

Description

本発明は、温度を検知し、風量を制御するレンジフードに関するものである。
従来、この種のレンジフードは、サーミスタに代表される、空気の温度を直接検知する温度センサーを吸気通路に配置し、ガス調理機器で加熱された吸気温度に応じて、運転制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、そのレンジフードについて図11を参照しながら説明する。
レンジフード110は、調理コンロ113の上方位置の壁面111に固定されている。フード本体114の下面は調理コンロ113に向かって開口する吸引口115を有し、レンジフード110の上面には、排気ダクト116が連設され、排気ダクト116の端部は屋外に開放されている。フード本体114内には送風機118が設置されている。吸込口115には、吸気の温度を検出する温度センサー119が設けられている。温度センサー119が検出した温度は制御部に入力されるが、調理コンロ113により、周辺空気が加熱されると、制御部は、温度センサー119から入力された吸気温度tの増加分Δtに応じて、送風機118の回転数を自動的に大きくする制御を行なう。送風機118の回転数が増加すると、吸引口115から吸い込んだ空気は、吸気通路117、排気ダクト116を通って屋外に排出されるため、吸気温度tの増加分Δtが大きいほど、多くの空気を屋外に排出することになる。
特開平7−280307号公報
このような従来のレンジフードにおいては、例えば、夏場にエアコンを付けずに外出した際の室内の温度上昇は、調理コンロを点火した場合の温度上昇より小さいため、室内にこもった温度の高い空気を自動的に排出することができない。
つまり、従来のレンジフードにおいては、外気温度が高い夏等の時季において、室内の温度変化に応じた自動的な排熱運転を好適に行うことが困難である、という課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、外気温度が比較的高い時季において、室内の温度変化に応じた自動的な排熱運転を好適に行うことができるレンジフードを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明の一態様に係るレンジフードは、フード本体と、前記フード本体に接続された送風機と、前記フード本体に設けられた赤外線温度センサーと、接触式温度センサーと、前記送風機の風量を制御する制御部とを備え、前記赤外線温度センサーは、加熱調理器上面の平均温度Tpを検知し、前記接触式温度センサーは、前記接触式温度センサーの周囲の温度である周囲温度Thを検知し、前記制御部は、前記平均温度Tpおよび前記周囲温度Thに基づいて、調理物温度Tcを算出し、前記制御部は、調理自動運転モードおよび非調理自動運転モードを有し、前記調理自動運転モードは、前記調理物温度Tcが第1所定温度未満の場合の前記送風機の風量を前記調理物温度Tcが第1所定温度以上の場合の前記送風機の風量よりも小さくするモードであり、前記非調理自動運転モードは、前記調理物温度Tcが設定値未満の条件下において、前記周囲温度Thが第2所定温度未満の場合の前記送風機の風量を前記周囲温度Thが第2所定温度以上の場合の前記送風機の風量よりも小さくするモードであることを特徴とするものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、室内の温度変化に応じた自動的な排熱運転を好適に行うことができる。
本発明の実施の形態1のレンジフードの室内設置状態を示す図 同レンジフードを示す側面断面図 操作スイッチ周辺を示す拡大側面断面図 調理物温度Tcの算出方法を説明するための加熱調理器の上面図 操作スイッチを示す拡大正面図 調理自動運転モードの制御方法を示すブロック図 非調理自動運転モードの制御方法を示すブロック図 室内外の温度、空気の流出入を示す図 非調理自動運転モードの強風量で運転した場合の温度変化を示すグラフ 本発明の実施の形態2の非調理自動運転モードの制御方法を示すブロック図 従来のレンジフードの構造を示す側面図
本発明の一態様に係るレンジフードは、フード本体と、前記フード本体に接続された送風機と、前記フード本体に設けられた赤外線温度センサーと、接触式温度センサーと、前記送風機の風量を制御する制御部とを備え、前記赤外線温度センサーは、加熱調理器上面の平均温度Tpを検知し、前記接触式温度センサーは、前記接触式温度センサーの周囲の温度である周囲温度Thを検知し、前記制御部は、前記平均温度Tpおよび前記周囲温度Thに基づいて、調理物温度Tcを算出し、前記制御部は、調理自動運転モードおよび非調理自動運転モードを有し、前記調理自動運転モードは、前記調理物温度Tcが第1所定温度未満の場合の前記送風機の風量を前記調理物温度Tcが第1所定温度以上の場合の前記送風機の風量よりも小さくするモードであり、前記非調理自動運転モードは、前記調理物温度Tcが設定値未満の条件下において、前記周囲温度Thが第2所定温度未満の場合の前記送風機の風量を前記周囲温度Thが第2所定温度以上の場合の前記送風機の風量よりも小さくするモードである、という構成を有する。
これにより、調理物温度Tcが変化する調理中と、調理物温度Tcが変化せず周囲温度Thが変化する非調理中とで、それぞれ別の自動運転制御が可能となる。このため、外気温度が比較的高い時季において、室内の温度変化に応じた自動的な排熱運転をしたい場合は、非調理自動運転モードにしておくことで好適に自動運転制御することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、本実施の形態のレンジフード1は、住宅の室内2の加熱調理器3の上方の壁面に設置される。レンジフード1は、風量を変更可能な送風機4を内部に備えるとともに下面に吸込口5を形成するフード本体6を有している。
送風機4は、ケーシング4a、シロッコファン4b、モーター4cで構成される。レンジフード1の天面には排気口7を設け、排気口7には屋外8に連通するダクト9を接続し、送風機4により、吸込口5から吸い込んだ室内2の空気を屋外8に排出する。
室内2には、給気口10が設けられる。送風機4により、室内2の空気を排出すると室内2が負圧になるため、屋外8の空気が給気口10から流入する。フード本体6の前面には、操作スイッチ11を備える。
図3は、フード本体6の操作スイッチ11周辺(図2の丸印で囲った部分)を示す拡大側面断面図である。フード本体6の内部には、スイッチケース12が設けられる。
スイッチケース12内には、温度センサーユニット13および制御部14を備えている。温度センサーユニット13は、赤外線温度センサー13aと接触式温度センサー13bとで構成される。制御部14は、送風機4に風量の変更を指示する。
温度センサーユニット13の下方にはセンサーカバー15が設けられている。センサーカバー15は、温度センサーユニット13を汚れから保護するものであり、遠赤外線を透過しやすいポリエチレンなどの材料で成形される。
接触式温度センサー13bが検知する周囲温度Thは、接触式温度センサー13b自身の周囲温度である。周囲温度Thは、スイッチケース12の上面にスイッチケース通気口16、フード本体6の上面にフード本体通気口17、をそれぞれ設け通気させることで、室内2の室温に近いものになる。
図4は、赤外線温度センサー13aが検知する平均温度Tpから調理物温度Tcを算出する計算式を説明するための加熱調理器3の上面図である。
赤外線温度センサー13aは、加熱調理器3の上面のセンサー検知範囲18の平均温度Tpを非接触で検出する。センサー検知範囲18のセンサー検知面積をSp、調理物19の調理物面積をScとすると、センサー検知範囲18から調理物19を除いた面積はSp−Scである。
面積Spは赤外線温度センサー13aの視野角θから決まるので、あらかじめ制御部14に記憶させておく。
調理物19の調理物面積をScは、一般的によく使用される鍋の面積として、あらかじめ制御部14に設定しておく。
センサー検知範囲18の調理物19以外の部分の温度は、接触式温度センサー13bで検知した周囲温度Thと同じであると仮定し、あらかじめ制御部14に設定しておく。
以上より、センサー検知範囲18の平均温度Tpは、Tp={Sc×Tc+(Sp−Sc)×Th}÷Spと計算される。この式から調理物温度Tcは、Tc={Sp×Tp−(Sp−Sc)×Th}÷Scと算出される。この調理物温度Tcの算出を制御部14が行なう。
図5は、操作スイッチ11を示す拡大正面図である。
操作スイッチ11には、切ボタン11a、調理自動運転ボタン11b、非調理自動運転ボタン11c、手動運転ボタン11dが設けられている。
操作スイッチ11の手動運転ボタン11dを1度押すと、制御部14は手動運転モードに切り替わり、送風機4に弱風量で運転するよう指示し、もう1度押すと、送風機4に強風量で運転するよう指示する。このように、手動運転モードは、使用者が運転風量を任意に選択できる運転モードである。
次に、調理自動運転モードの制御方法を図6のブロック図で説明する。
操作スイッチ11の調理自動運転ボタン11bを押すと、制御部14は調理自動運転モードに切り替わる。
調理自動運転モードは、調理中に調理物温度Tcに応じて風量が自動的に切り替わる自動運転モードである。調理自動運転モードでは、制御部14で算出された調理物温度Tcが第1所定温度未満の場合、制御部14は送風機4に弱風量で運転するよう指示し、調理物温度Tcが第1所定温度以上の場合、制御部14は送風機4に強風量で運転するよう指示する。
この第1所定温度は、例えば水が沸騰する温度より少し低い80℃程度(70〜90℃)で、水を加熱する場合、沸騰する少し前に送風機4が強運転に切り替わるよう、制御部14にあらかじめ記憶させておく。
次に、非調理自動運転モードの制御方法を図7のブロック図で説明する。
非調理自動運転ボタン11cを押すと、制御部14は非調理自動運転モードに切り替わる。
非調理自動運転モードは、調理中以外、例えば、夏場の不在時に室温に応じて風量が自動的に切り替わる自動運転モードである。非調理自動運転モードでは、調理物温度Tcが設定値未満の条件下において、接触式温度センサー13bが検知した周囲温度Thが第2所定温度未満の場合、制御部14は送風機4に弱風量で運転するよう指示し、接触式温度センサー13bが検知した周囲温度Thが第2所定温度以上の場合、制御部14は送風機4に強風量で運転するよう指示する。
この第2所定温度は、例えば32℃程度(30〜35℃)で、夏場に室内の窓を閉め切って出かけた際、室内の温度が上昇して32℃(30〜35℃)以上になると、送風機4が強風量に切り替わり、温度が上昇した室内の空気がより多く排出され、屋外の空気が流入する。そうすることで、室内の温度が異常に高くなることを防ぐことができ、帰宅した際の不快感が軽減する。
ここで、調理物温度Tcが設定値未満であることを条件としたが、非調理自動運転モード中に調理物温度Tcが設定値以上となった場合、非調理自動運転モードを自動的に解除して調理自動運転モードに移行する。非調理自動運転モード中に調理が開始され、調理物温度Tcが設定値以上になった場合、非調理自動運転モードは、調理中に好適な運転制御ではないからである。設定値は、調理が開始されたことを温度センサーユニット13が確実に検出できる60℃程度(50〜70℃)がよい。非調理自動運転モードを自動的に解除して調理自動運転モードに移行することで、手動で運転モードを選択し直すことなく、調理中に好適な自動運転に自動的に移行することができる。
なお、非調理自動運転モード中に調理物温度Tcが設定値以上となった場合、調理自動運転モードに移行せずに送風機4を停止させ、調理中に好適な調理自動運転モードまたは手動運転モードの選択を使用者に促してもよい。
なお、本実施の形態では、接触式温度センサー13bをフード本体6内に設けたが、フード本体6以外の場所に設けてもよく、例えば、室内の壁などに設けてもよい。
また、レンジフード1によって室内全体の自動排熱運転を行ってもよい。
本発明の一態様に係るレンジフード1は、フード本体6と、フード本体6に接続された送風機4と、フード本体6に設けられた赤外線温度センサー13aと、接触式温度センサー13bと、送風機4の風量を制御する制御部14とを備え、赤外線温度センサー13aは、加熱調理器3上面の平均温度Tpを検知し、接触式温度センサー13bは、接触式温度センサー13bの周囲の温度である周囲温度Thを検知し、制御部14は、平均温度Tpおよび周囲温度Thに基づいて、調理物温度Tcを算出し、制御部14は、調理自動運転モードおよび非調理自動運転モードを有し、調理自動運転モードは、調理物温度Tcが第1所定温度未満の場合の送風機4の風量を調理物温度Tcが第1所定温度以上の場合の送風機の風量よりも小さくするモードであり、非調理自動運転モードは、調理物温度Tcが設定値未満の条件下において、周囲温度Thが第2所定温度未満の場合の送風機4の風量を周囲温度Thが第2所定温度以上の場合の送風機4の風量よりも小さくするモードである、という構成を有する。
これにより、調理物温度Tcが変化する調理中と、調理物温度Tcが変化せず周囲温度Thが変化する非調理中とで、それぞれ別の自動運転制御が可能となる。このため、外気温度が比較的高い夏場などの時季において、室内の温度変化に応じた自動的な排熱運転をしたい場合は、非調理自動運転モードにしておくことで好適に自動運転制御することができる。
また、調理自動運転モードと非調理自動運転モードは、操作スイッチ11により切り替え可能である、という構成にしてもよい。
これにより、使用者が任意に運転モードを選択することができ、使用者の使用状況に応じた好適な自動運転制御をすることができる。
また、制御部14は、非調理自動運転モード中に、調理物温度Tcが設定値以上となった場合、非調理自動運転モードを自動的に解除する、という構成にしてもよい。
これにより、使用者が非調理自動運転モードを選択したまま調理を開始した場合、調理中に好適な調理自動運転モードまたは手動運転モードの選択を使用者に促すことができ、使用者の使用状況に応じた好適な自動運転制御をすることができる。
また、制御部14は、非調理自動運転モード中に、調理物温度Tcが設定値以上となった場合、非調理自動運転モードを自動的に解除して、調理自動運転モードに移行するか、或いは調理自動運転モードに移行せずに送風機4を停止させる、という構成にしてもよい。
これにより、使用者が非調理自動運転モードを選択したまま調理を開始した場合、自動的に調理自動運転モードに移行することで、手動で運転モードの選択し直す必要がなく、調理中に好適な自動運転制御をすることができる。また、送風機4を停止させる場合には、手動運転モードの使用を使用者に促すことができる。
(実施の形態2)
図8は、室内外の温度、空気の流れを示す図である。
レンジフード1の送風機4を運転すると、室内2の周囲温度Thの空気がダクト9から屋外8に排出され、室内2が負圧になるため、屋外8の外気温Toの空気が給気口10から流入する。
図9は、非調理自動運転モードで、強風量で運転した場合の温度変化を示すグラフである。周囲温度Th>外気温Toのときは、時間の経過とともに周囲温度Thは下がるため、図9(a)に示すような右下がりのグラフとなるが、周囲温度Th≦外気温Toのときは、時間の経過とともに、周囲温度Thは上がるため、図9(b)に示すような右上がりのグラフとなる。
図10は、非調理自動運転モードの制御方法のブロック図である。
調理物温度Tcが設定値未満の条件下において、接触式温度センサー13bが検知した周囲温度Thが第2所定温度未満の場合、制御部14は送風機4にΔt分間、弱風量で運転するよう指示し、接触式温度センサー13bが検知した周囲温度Thが第2所定温度以上の場合、制御部14が送風機4に強風量で運転するよう指示するのは実施の形態1と同じであるが、本実施の形態では、最初の運転開始から温度勾配計算時間Δt分経過後は、周囲温度勾配ΔThの値により運転風量を切り換える。
周囲温度勾配ΔThは、(現在の周囲温度Th− 温度勾配計算時間Δt分前の周囲温度Th)÷温度勾配計算時間Δt分で算出する。
この温度勾配計算時間Δtは、例えば30分程度(30〜60分)で、周囲温度勾配ΔThを算出するのに十分な時間であればよい。
温度勾配計算時間Δt分経過後において、周囲温度Thが第2所定温度以上かつ周囲温度勾配ΔThが第3所定温度未満の場合、制御部14は送風機4に強風量で運転するように指示し、周囲温度Thが第2所定温度以上かつ周囲温度勾配ΔThが第3所定温度以上の場合、制御部14は送風機4に弱風量で運転するように指示し、周囲温度Thが第2所定温度未満の場合、制御部14は送風機4に弱風量で運転するように指示する。
この第3所定温度は、例えば0℃程度(0〜1℃)で、周囲温度勾配ΔThが0℃より高い、つまり、図9(b)に示したような室内の周囲温度Thが上昇する場合には、熱の排出量より熱の流入量が大きいということなので、送風機4を弱風量に切り換えることで、室内の周囲温度Thが異常に高くなることを防ぐことができる。
また、周囲温度勾配ΔThが0℃以下、つまり、図9(a)に示したような室内の周囲温度Thが低下する場合には、熱の排出量より熱の流入量が小さいということなので、送風機4を強風量に切り換えることで、室内の周囲温度Thを下げることができる。
なお、送風機4を停止せず、弱風量で運転するのは、最低限の空気の入れ替えを行うためである。
このように、周囲温度Thが第2所定温度以上かつ周囲温度勾配ΔThが第3所定温度以上の場合、および、周囲温度Thが第2所定温度未満の場合には、送風機4を弱風量で運転させることで、室内への熱の流入すなわち室内の周囲温度Thが過剰に高くなることを抑制する。また、周囲温度Thが第2所定温度以上かつ周囲温度勾配ΔThが第3所定温度未満の場合に送風機4を強風量で運転することで積極的に室内の熱を排出し、室内の周囲温度Thを下げることができる。すなわち、本実施の形態の構成により、室内外の温度状況に応じた好適な自動運転制御をすることができる。
以上、本発明に係るレンジフードについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明にかかるレンジフードは、温度変化を検知し、風量を制御するレンジフード等として有用である。
1 レンジフード
2 室内
3 加熱調理器
4 送風機
4a ケーシング
4b シロッコファン
4c モーター
5 吸込口
6 フード本体
7 排気口
8 屋外
9 ダクト
10 給気口
11 操作スイッチ
11a 切ボタン
11b 調理自動運転ボタン
11c 非調理自動運転ボタン
11d 手動運転ボタン
12 スイッチケース
13 温度センサーユニット
13a 赤外線温度センサー
13b 接触式温度センサー
14 制御部
15 センサーカバー
16 スイッチケース通気口
17 フード本体通気口
18 センサー検知範囲
19 調理物
Th 周囲温度
Tp 平均温度
Tc 調理物温度
Sp センサー検知面積
Sc 調理物面積
To 外気温
ΔTh 周囲温度勾配
Δt 温度勾配計算時間

Claims (5)

  1. フード本体と、
    前記フード本体に接続された送風機と、
    前記フード本体に設けられた赤外線温度センサーと、
    接触式温度センサーと、
    前記送風機の風量を制御する制御部とを備え、
    前記赤外線温度センサーは、加熱調理器上面の平均温度Tpを検知し、
    前記接触式温度センサーは、前記接触式温度センサーの周囲の温度である周囲温度Thを検知し、
    前記制御部は、前記平均温度Tpおよび前記周囲温度Thに基づいて、調理物温度Tcを算出し、
    前記制御部は、調理自動運転モードおよび非調理自動運転モードを有し、
    前記調理自動運転モードは、前記調理物温度Tcが第1所定温度未満の場合の前記送風機の風量を前記調理物温度Tcが第1所定温度以上の場合の前記送風機の風量よりも小さくするモードであり、
    前記非調理自動運転モードは、前記調理物温度Tcが設定値未満の条件下において、前記周囲温度Thが第2所定温度未満の場合の前記送風機の風量を前記周囲温度Thが第2所定温度以上の場合の前記送風機の風量よりも小さくするモードであることを特徴とするレンジフード。
  2. 前記調理自動運転モードと前記非調理自動運転モードは、操作スイッチにより切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記制御部は、前記非調理自動運転モード中に、前記調理物温度Tcが前記設定値以上となった場合、前記非調理自動運転モードを自動的に解除することを特徴とする請求項1または2に記載のレンジフード。
  4. 前記制御部は、前記非調理自動運転モード中に、前記調理物温度Tcが前記設定値以上となった場合、前記非調理自動運転モードを自動的に解除して、前記調理自動運転モードに移行するか、或いは前記調理自動運転モードに移行せずに前記送風機を停止させることを特徴とする請求項3に記載のレンジフード。
  5. 前記制御部は、前記非調理自動運転モード中に、前記周囲温度Thおよび所定時間前の前記周囲温度Thから周囲温度上昇勾配ΔThを算出し、前記周囲温度上昇勾配ΔThが第3所定温度以上の場合の前記送風機の風量を前記周囲温度上昇勾配ΔThが第3所定温度未満の場合の前記送風機の風量よりも小さくすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のレンジフード。
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