JP2012163295A - レンジフード - Google Patents

レンジフード Download PDF

Info

Publication number
JP2012163295A
JP2012163295A JP2011025741A JP2011025741A JP2012163295A JP 2012163295 A JP2012163295 A JP 2012163295A JP 2011025741 A JP2011025741 A JP 2011025741A JP 2011025741 A JP2011025741 A JP 2011025741A JP 2012163295 A JP2012163295 A JP 2012163295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cooking
range hood
ambient temperature
detection means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011025741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5828121B2 (ja
Inventor
Masamichi Kachi
昌道 可知
Toshikazu Yoshizawa
寿和 吉澤
Takashi Tonogaito
崇 殿垣内
Masanori Yamanaka
政典 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011025741A priority Critical patent/JP5828121B2/ja
Publication of JP2012163295A publication Critical patent/JP2012163295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5828121B2 publication Critical patent/JP5828121B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

【課題】使用環境温度によらず、調理状態によって適切な換気風量をレンジフード側で決定して過大な換気をしたり、換気量の不足をしたりしないレンジフードファンを提供する。
【解決手段】サーミスタ9と熱起電力型温度センサ11の検知温度と、検知エリアと調理器具の面積比によって調理器具の温度を算出して、算出した温度によってレンジフードファン1の必要換気量を決定し、自動運転することによって、周囲温度によらず常に効率的な換気を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キッチンの空気中に含まれるゴミ、埃、ダニの死骸、油成分等をフィルタを介して除去し、きれいになった空気を排気ダクトを通じて屋外へ排出するレンジフードに関するものである。
従来のレンジフードファンは、加熱調理機器の周辺に設置され、調理時に発生する油煙や臭いを室外へ排気する排気ファンモーターと、前記加熱調理機器周辺の遠赤外線を検知する単眼の素子を内蔵した熱起電力型温度センサと、前記熱起電力型温度センサが検出した結果を温度に変換する制御部を備え、前記制御部が変換した温度を基に前記加熱調理機器の使用状態を判断して前記排気ファンモーターを駆動もしくは停止するものであった。(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−121751号公報
このような従来のレンジフードファンでは、加熱調理器のトッププレートの検知温度が周囲温度に大きく依存し、低温度環境下と高温度環境下で同等の調理をしたところで同じ温度検知ができず、風量が一定に決まらず必要な換気量が確保できなくなるという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するのもで、加熱調理器の周囲温度によらず調理器具の温度によって制御部が排気ファンを駆動し、風量を変化することを目的とする。
本発明のレンジフードファンは上記目的を達成するために、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、フード部分には前記排気ファンの排気風量を手動で決定するための操作スイッチと、前記操作スイッチの入力に基づいて前記排気ファンの運転を決定する制御手段と、加熱調理器の周囲温度を検知するための周囲温度検知手段と、加熱調理器のトッププレートの温度を検知するための温度検知手段と、前記制御手段で決定した排気ファンの運転に対して前記検知手段と前記温度検知手段の情報と、あらかじめ定義した前記温度検知手段の検知エリア面積と調理器具の面積の値の面積比をもとに調理器具の温度を計算して、計算後の調理器具の温度によって前記排気ファンの排気風量を調整するための調整手段を備え、前記調整手段によって前記排気ファンの排気風量を可変させることを特徴としたものであり、所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、フード部分には前記排気ファンの排気風量を手動で決定するための操作スイッチと、前記操作スイッチの入力に基づいて前記排気ファンの運転を決定する制御手段と、加熱調理器の周囲温度を検知するための周囲温度検知手段と、加熱調理器のトッププレートの温度を検知するための温度検知手段と、前記制御手段で決定した排気ファンの運転に対して前記検知手段と前記温度検知手段の情報と、あらかじめ定義した前記温度検知手段の検知エリア面積と調理器具の面積の値の面積比をもとに調理器具の温度を計算して、計算後の調理器具の温度によって前記排気ファンの排気風量を調整するための調整手段を備えたレンジフードファンであって、加熱調理器の周囲温度と加熱調理器のトッププレートの温度から調理器具の温度を算出して、調理器具の温度をもとに調整手段が排気ファンの排気風量を可変させることで、必要な換気量を調理の状態に合わせて設定することができ、換気に要する電力量の削減ができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1のレンジフードの概観図 熱起電力型センサ検知エリアを示す概略図 風量の設定値を示す図 サーミスタと熱起電力型温度センサの時間変化のグラフ 本発明の実施の形態2のレンジフードの概観図 熱起電力型センサ検知エリアを示す概略図 サーミスタと熱起電力型温度センサの時間変化のグラフ
本発明の請求項1の発明は、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、フード部分には前記排気ファンの排気風量を手動で決定するための操作スイッチと、前記操作スイッチの入力に基づいて前記排気ファンの運転を決定する制御手段と、加熱調理器の周囲温度を検知するための周囲温度検知手段と、加熱調理器のトッププレートの温度を検知するための温度検知手段と、前記制御手段で決定した排気ファンの運転に対して前記周囲温度検知手段と前記温度検知手段の情報と、あらかじめ定義した前記温度検知手段の検知エリア面積と調理器具の面積の値の面積比をもとに調理器具の温度を計算して、計算後の調理器具の温度によって前記排気ファンの排気風量を調整するための調整手段を備え、前記調整手段によって前記排気ファンの排気風量を可変させるという構成を有する。
これにより、前記温度検知手段の検知温度と、周囲温度検知手段の検知温度を用いて、調理器具の面積と前記温度検知手段の検知面積比から調理器具の温度を計算で算出できるため、加熱調理器の周囲温度によらず調理器具の温度の変化で風量を切り替えることができる効果を奏する。
また、本発明の請求項2の発明は、前記周囲温度検知手段を、レンジフードの手前側に搭載するという構成を有する。
これにより、加熱調理器の周囲温度を調理中の廃熱の影響を少なくして検知することができ、調理中の加熱調理器のトッププレートの周囲温度の検知精度を高くするという効果を奏する。
また、本発明の請求項3の発明は、前記周囲温度検知手段の調理前と調理中の検知温度の温度差を用いて加熱調理器のトッププレートの検知温度を補正する構成を有する。
これにより、周囲温度検知手段の調理前と調理中の検知温度の温度差を用いることで加熱調理器の周囲温度の調理中の廃熱による影響分を算出することができ、これをもとに補正を行なうことで調理中の加熱調理器のトッププレートの周囲温度の検知精度を高くするという効果を奏する。
また、本発明の請求項4の発明は、前記周囲温度検知手段の情報をもとに調理開始時を検知するという構成を有する。
これにより、前記周囲温度検知手段の調理中の廃熱による影響の検知温度変化によって調理開始のタイミングを認識することができ、廃熱による影響分を算出することができ、調理中の加熱調理器のトッププレートの周囲温度の検知精度を高くするという効果を奏する。
また、本発明の請求項5の発明は、調理開始時の前記周囲温度検知手段の検知温度を常に加熱調理器のトッププレートの温度とするという構成を有する。
これにより、調理中の廃熱による影響を受ける前の前記周囲温度検知手段の温度で調理器具の温度を算出できるため、調理中の加熱調理器のトッププレートの周囲温度の検知精度を高くするという効果を奏する。
また、本発明の請求項6の発明は、前記温度検知手段に周囲温度によって検知温度を補正するための補正手段を備え、前記補正手段は前記周囲温度検知手段を兼用する構成を有する。
これにより、周囲温度検知手段を設置するスペースを削除し、省スペースのレンジフードを実現できるという効果を奏する。
また、本発明の請求項7の発明は、前記温度検知手段の調理開始前の検知温度を加熱調理器のトッププレートの温度とするという構成を有する。
これにより、加熱調理器のトッププレートの温度を直接検知でき、調理中の廃熱による影響を受ける前の前記周囲温度検知手段の温度で調理器具の温度を算出できるため、調理中の加熱調理器のトッププレートの周囲温度の検知精度を高くするという効果を奏する。
また、本発明の請求項8の発明は、前記温度検知手段の変化範囲が一定値以下であるときに、前記温度検知手段の温度を加熱調理器のトッププレートの温度とするという構成を有する。
これにより、加熱調理器のトッププレートの温度を直接検知でき、前記温度検知手段の調理中の廃熱による影響の検知温度変化によって調理開始のタイミングを認識することができるため、調理中の加熱調理器のトッププレートの周囲温度の検知精度を高くするという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、レンジフードファン1は、屋外に連通した吐出口2と、空気を吸込む吸込口3と、吐出口2と吸込口3とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファン5を備えている。
このレンジフードファン1のフード部分4には、排気ファン5の排気風量を手動で決定するための操作スイッチ6と、操作スイッチ6の入力に基づいて排気ファン5の運転を決定する制御手段7と、レンジフードファン1の下部に備えた加熱調理器8の周囲温度を検知するための周囲温度検知手段としてのサーミスタ9と、加熱調理器8のトッププレート10の温度を検知するための温度検知手段としての熱起電力型温度センサ11と、制御手段7で決定した排気ファン5の運転に対してサーミスタ9と熱起電力型温度センサ11の情報と、あらかじめ定義した熱起電力型温度センサ11の検知エリア面積と調理器具の面積の値の面積比をもとに加熱調理器8上に置いた調理器具の温度を計算して、計算後の調理器具の温度によって排気ファン5の排気風量を調整するための調整手段としてのマイクロコンピューター12を備えている。
サーミスタ9は、フード部分4内に備えており、レンジフードファン1の周辺温度を検知できるものである。通常レンジフードファン1と加熱調理器8は約800mmから1000mmの距離で近接距離に備え付けられるため、レンジフードファン1の周囲温度は加熱調理器8の周囲温度とほぼ同じであり、加熱調理器8の周囲温度としての代用も可能である。熱起電力型温度センサ11は図2(a)、(b)に示すような加熱調理器8のトッププレート10の温度を非接触で検知できる。調理中には、トッププレート10に調理器具が置かれて調理器具が加熱されるため、熱起電力型温度センサ11の検知温度は徐々に上昇していく。また、レンジフードファン1の風量調節はユーザーにより感覚は異なるが、調理器具の温度の上昇に従って風量を上げる傾向にあることが解かっており、熱起電力型温度センサ11の検知温度をもとに風量を変化することでレンジフードファン1の自動運転が可能になる。
ただし、熱起電力型温度センサ11の検知対象物は調理器具だけではなく、加熱調理器8のトッププレート10の温度も検知するため、熱起電力型温度センサ11の検知温度は加熱調理器8のトッププレート10の温度に依存してしまう。また、加熱調理器8のトッププレート10の温度は加熱調理器8の周囲温度とほぼ同じであるため、結果的に熱起電力型温度センサ11の検知温度は加熱調理器8の周囲温度に依存してしまう。
熱起電力型温度センサ11の検知エリアを図2(c)に示す。PA、PB、PCはそれぞれ、調理器具A、B、Cの面積、PDは温度検知エリアの面積とする。
このとき、熱起電力型温度センサ11の検知温度は(1)式に示すような式となる。
すなわち、検知温度=(PA/PD)×TA+(PB/PD)×TB+(PC/PD)×TC+〔(PD−PA−PB−PC)/PD〕×TD・・・・・(1)式
ただし、TAは調理器具Aの温度、TBは調理器具Bの温度、TCは調理器具Cの温度、TDは検知エリアの温度である。
ここで、仮に調理している状況を調理器具Aのみとして、調理器具BおよびCがトッププレートに置かれていないとすると、熱起電力型温度センサ11の検知温度は(2)式のようになる。
すなわち、検知温度=(PA/PD)×TA+〔(PD−PA)/PD〕×TD・・(2)式
この(2)式より、調理器具Aの温度TAは、(3)式のように展開できる。
TA=(PD/PA)×〔(検知温度)−(PD−PA)/PD×TD〕・・・・(3)式
前にも述べたように、加熱調理器8のトッププレート10の温度は加熱調理器8の周囲温度に依存し、加熱調理器8の周囲温度はサーミスタ9によって検出が可能である。
このようにして、サーミスタ9の検知温度をTDとし、熱起電力型温度センサ11の温度検知エリアと調理器具Aの面積比率から調理器具Aの温度を算出することができる。
マイクロコンピューター12がサーミスタ9および熱起電力型温度センサ11の検知温度をもとに調理器具Aの温度を算出することで、加熱調理器8の周囲温度に依存せずにマイクロコンピューター12が適切な風量を決定して、制御手段7に風量を指示して排気ファン5の風量を自動で調整する。
例えば、加熱調理器8の周囲温度が20℃のときに、調理器具Aの調理を行ったとする。ここで、調理器具Aの面積はPA=300cm2、熱起電力型温度センサ11の温度検知エリアの面積をPD=4000cm2と初期値してマイクロコンピューター12は認識しているとする。また、調理器具Aの温度を算出後にマイクロコンピューター12が制御手段7に指示する風量テーブルを図3に示す。
加熱調理器8が調理器具Aを加熱し始めると、熱起電力型温度センサ11の温度は徐々に上昇していく。仮に熱起電力型温度センサ11の温度が25℃になったとき、マイクロコンピューター12が算出する調理器具Aの温度は(3)式より、
(調理器具Aの温度)=(4000÷300)×〔25−(4000−300)÷4000×20〕=86.5℃
となる。
このようにして、熱起電力型温度センサ11の検知温度から調理器具Aの温度が計算され、図3にあるように調理器具Aの温度が100℃以上のなると、マイクロコンピューター12は制御手段7に風量をMiにするように指示をする。更に熱起電力型温度センサ11が上昇して調理器具Aの温度が150℃以上のなると、マイクロコンピューター12は制御手段7に風量をHiにするように指示をする。このようにして、調理器具の温度によってレンジフードファン1の風量を自動で可変することができる。
ここで、調理器具Aの面積は300cm2、熱起電力型温度センサ11の温度検知エリアの面積をPD=4000cm2とし、マイクロコンピューター12が制御手段7に指示する風量テーブルを図3のように表記したが、同様の効能が得られるものであればこの限りではない。
また、調理器具Aの温度の算出式を(3)式のように示したが、サーミスタ9、熱起電力型温度センサ11の検知温度および調理器具Aと温度検知エリアの面積比で調理器具の温度を算出するものであって、同様の効能が得られるものであればこの限りではない。
また、サーミスタ9の温度は加熱調理器8の周囲温度とほぼ同じであるとしたが、調理が長時間に渡ることでレンジフード1の周囲温度と加熱調理器の周囲温度に差が出ることがある。これは、調理器具Aが発する熱が上昇してレンジフードファン1の周囲温度を高くするためであり、これにより調理器具Aの温度計算に誤差を生じしてしまう。調理器具Aの発する熱は、レンジフードファン1の排気ファン5で吸われるため、風路になるレンジフードファン1の中央から奥側に渡って周囲温度が上昇することになる。そのため、レンジフードファン1の風路から外れたレンジフードファン1の中央から手前側に備えることで、サーミスタ9の検知温度が調理器具Aの発する熱の影響を少なくし、調理中においても加熱調理器8の周囲温度とレンジフードファン1の周囲温度の差を極力少なくすることができる。
また、ガスの加熱調理器を使用した時のように、調理器具A側から発する熱が高い場合、調理開始時と調理中のサーミスタ9の検知温度の差を用いて加熱調理器の周囲温度を決めることができる。
つまり、図4に示すように、調理開始時、つまり操作スイッチ6で調理を開始したときのサーミスタの温度をT1、調理中のサーミスタの温度をT2とすると、T2−T1であるΔTh分は加熱調理器8もしくは調理器具Aの熱によりサーミスタ9周囲の温度が上昇したと考えられる。しかし、調理器具Aから離れた加熱調理器8のトッププレート10の温度は上昇していないため、これにより調理器具Aの温度計算に誤差を生じしてしまう。そこで、マイクロコンピューター12がT1およびT2の温度からΔThを算出し、調理中のサーミスタ9の検知温度からΔTh分低く認識させることで、サーミスタ9の検知温度が調理器具Aの発する熱の影響を少なくし、調理中においても加熱調理器8の周囲温度とレンジフードファン1の周囲温度の差を極力少なくすることができる。
また、調理開始時のタイミングは操作スイッチ6を押したタイミングとしたが、既に調理開始後に操作スイッチ6を押した場合は正確な加熱調理器8の周囲温度を検知することができない。そのため、調理開始時を正確に認識する必要がある。サーミスタ9の検知温度は雰囲気温度と同じなので急激な温度変化はない。しかし、調理開始後は加熱調理器8や調理器具Aの発する熱によりサーミスタ9の温度が上がることが分かっている。そのため、サーミスタ9の温度変化がある一定値を超えた時を調理開始として認識することができる。具体的には、周囲温度の変化が最も大きく変化するAM10時からPM2時までで10℃の幅を持っていたとすると、0.05℃/分の温度勾配を持っている。調理前後のサーミスタ9の温度変化が10分で3℃程度とすると、0.3℃/分の温度勾配である。そのため、この間の例えば0.1℃/分以上の上昇とした温度勾配を閾値とすれば、調理開始のタイミングを認識することができ、調理中においても加熱調理器8の周囲温度とレンジフードファン1の周囲温度の差を極力少なく制御をすることができるようになる。
また、調理開始時のタイミングを精度良く認識することができることで、調理開始時のサーミスタ9の温度T1を常に加熱調理器8の周囲温度とすることができる。これにより、調理中においても加熱調理器8の周囲温度とレンジフードファン1の周囲温度の差を極力少なくすることができる。
ここで、サーミスタ9の温度勾配の閾値を0.1℃/分以上の上昇としたが、同様の効能が得られるものであればこの限りではない。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一のものは同一番号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5に示すように、熱起電力型温度センサ11の内部に熱起電力型温度センサ11の検知温度の補正用の補正手段としての補正用サーミスタ13を備える。
補正用サーミスタ13は通常熱起電力型温度センサ11が周囲温度に対して生じる誤差を補正するために使用するが、サーミスタ9と同様で加熱調理器8や調理器具Aから発する熱による影響をうけにくい箇所に搭載する。そのため、サーミスタ9と同様で加熱調理器8の周囲温度が検出可能である。このようにして、補正用サーミスタ13の検知温度をTDとし、熱起電力型温度センサ11の温度と調理器具Aの面積比率から調理器具Aの温度を算出することができる。これにより、サーミスタ9を無くすことができ、省スペース化することができる。
また、図7に示すように、熱起電力型温度センサ11の検知するエリアは加熱調理器8のトッププレート10と調理器具Aである。ここで、調理開始前はTA=TB=TC=TDとなることから加熱調理器8のトッププレート10の検知エリアの温度を調理開始前の熱起電力型温度センサ11の温度とすることができる。つまり、操作スイッチ6を押したタイミングの熱起電力型温度センサ11の温度を加熱調理器8のトッププレート10の温度としてマイクロコンピューター12が常に認識し、検知温度が調理器具Aの発する熱の影響を少なくし、調理中においても加熱調理器8のトッププレート10の温度として正確に認識することができる。
また、調理開始時のタイミングは操作スイッチ6を押したタイミングとしたが、既に調理開始後に操作スイッチ6を押した場合は正確な加熱調理器8の周囲温度を検知することができない。そのため、調理開始時を正確に認識する必要がある。調理開始前の熱起電力型温度センサ11の検知温度は雰囲気温度と同じなので急激な温度変化はない。しかし、調理開始後は加熱調理器8や調理器具Aの発する熱により熱起電力型温度センサ11の温度が上がることが解かっている。そのため、熱起電力型温度センサ11の温度変化がある一定値を超えた時を調理開始として認識することができる。具体的には、周囲温度の変化が最も大きく変化するAM10時からPM2時までで10℃の幅を持っていたとすると、0.05℃/分の温度勾配を持っている。調理前後の熱起電力型温度センサ11の温度変化が1分で3℃程度とすると、3℃/分の温度勾配である。そのため、この間の例えば1℃/分以上の温度勾配を閾値とすれば、調理開始のタイミングを認識することができ、調理中においても加熱調理器8の周囲温度とレンジフードファン1の周囲温度の差を極力少なく制御をすることができるようになる。
ここで、サーミスタ9の温度勾配の閾値を1℃/分以上の上昇としたが、同様の効能が得られるものであればこの限りではない。
また、補正手段として補正用サーミスタ13としたが、同様の効能が得られるものであればこの限りではない。
本発明のレンジフードファンは故障が少なく耐久性に優れた、適正な排気量が自動的に設定されるレンジフードファンを提供できるため家庭用の用途のほか、食堂やホテルなどの業務用の用途などにも適用できる。
1 レンジフードファン
2 吐出口
3 吸込口
4 フード部分
5 排気ファン
6 操作スイッチ
7 制御手段
8 加熱調理器
9 サーミスタ
10 トッププレート
11 熱起電力型温度センサ
12 マイクロコンピューター
13 補正用サーミスタ

Claims (8)

  1. 屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、フード部分には前記排気ファンの排気風量を手動で決定するための操作スイッチと、前記操作スイッチの入力に基づいて前記排気ファンの運転を決定する制御手段と、加熱調理器の周囲温度を検知するための周囲温度検知手段と、加熱調理器のトッププレートの温度を検知するための温度検知手段と、前記制御手段で決定した排気ファンの運転に対して前記周囲温度検知手段と前記温度検知手段の情報と、あらかじめ定義した前記温度検知手段の検知エリア面積と調理器具の面積の値の面積比をもとに調理器具の温度を計算して、計算後の調理器具の温度によって前記排気ファンの排気風量を調整するための調整手段を備え、前記調整手段によって前記排気ファンの排気風量を可変させることを特徴とする、レンジフードファン。
  2. 前記周囲温度検知手段を、レンジフードの手前側に搭載することを特徴とする請求項1記載のレンジフードファン。
  3. 前記周囲温度検知手段の調理前と調理中の検知温度の温度差を用いて加熱調理器のトッププレートの検知温度を補正することを特徴とする、請求項1記載のレンジフードファン。
  4. 前記周囲温度検知手段の情報をもとに調理開始時を検知することを特徴とする、請求項3記載のレンジフードファン。
  5. 調理開始時の前記周囲温度検知手段の検知温度を常に加熱調理器のトッププレートの温度とすることを特徴とする、請求項4記載のレンジフードファン。
  6. 前記温度検知手段に周囲温度によって検知温度を補正するための補正手段を備え、前記補正手段を前記周囲温度検知手段として使用することを特徴とする、請求項1記載のレンジフードファン。
  7. 前記温度検知手段の調理開始前の検知温度を加熱調理器のトッププレートの温度とすることを特徴とする、請求項1記載のレンジフードファン。
  8. 前記温度検知手段の変化範囲が一定値以下であるときに、前記温度検知手段の温度を加熱調理器のトッププレートの温度とすることを特徴とする、請求項7記載のレンジフードファン。
JP2011025741A 2011-02-09 2011-02-09 レンジフード Expired - Fee Related JP5828121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011025741A JP5828121B2 (ja) 2011-02-09 2011-02-09 レンジフード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011025741A JP5828121B2 (ja) 2011-02-09 2011-02-09 レンジフード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012163295A true JP2012163295A (ja) 2012-08-30
JP5828121B2 JP5828121B2 (ja) 2015-12-02

Family

ID=46842847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011025741A Expired - Fee Related JP5828121B2 (ja) 2011-02-09 2011-02-09 レンジフード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5828121B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101332988B1 (ko) * 2013-08-08 2013-11-25 신동선 레인지 후드장치
JP2018105568A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 富士工業株式会社 レンジフード
JP2018165615A (ja) * 2018-08-02 2018-10-25 富士工業株式会社 レンジフード
JP2018179492A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンジフード
CN110762575A (zh) * 2019-10-28 2020-02-07 星络智能科技有限公司 存储介质、智能抽油烟机及其控制方法
JP2020176759A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 富士工業株式会社 換気システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214664A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置および換気システム
JP2009092338A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Panasonic Corp レンジフードファン
JP2010075623A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
US20110134413A1 (en) * 2008-08-20 2011-06-09 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Cooking hob device

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214664A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置および換気システム
JP2009092338A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Panasonic Corp レンジフードファン
US20110134413A1 (en) * 2008-08-20 2011-06-09 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Cooking hob device
JP2010075623A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101332988B1 (ko) * 2013-08-08 2013-11-25 신동선 레인지 후드장치
JP2018105568A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 富士工業株式会社 レンジフード
WO2018123512A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 富士工業株式会社 レンジフード
JP2018179492A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンジフード
JP7033699B2 (ja) 2017-04-03 2022-03-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンジフード
JP2018165615A (ja) * 2018-08-02 2018-10-25 富士工業株式会社 レンジフード
JP2020176759A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 富士工業株式会社 換気システム
JP7425454B2 (ja) 2019-04-17 2024-01-31 富士工業株式会社 換気システム
CN110762575A (zh) * 2019-10-28 2020-02-07 星络智能科技有限公司 存储介质、智能抽油烟机及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5828121B2 (ja) 2015-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6106847B2 (ja) レンジフード
JP5828121B2 (ja) レンジフード
WO2012114736A1 (ja) レンジフード
CN107113925B (zh) 炉灶
JP2009092338A (ja) レンジフードファン
JP2009121751A (ja) レンジフード
JP3797900B2 (ja) 加熱調理システム、加熱調理器および換気ファン装置
JP5926414B2 (ja) 加熱調理器
JP5887481B2 (ja) レンジフード
JP2012032102A (ja) レンジフード
US9829201B2 (en) Oven appliance and a method for operating an oven appliance
JP2018105517A (ja) レンジフード装置およびシステムキッチン
JP2015066002A (ja) 加熱調理器、及び、加熱調理器の制御方法
JP2006334132A (ja) 加熱調理器
JP2012177497A (ja) レンジフード
JP2020024054A (ja) レンジフード
JP2012097909A (ja) レンジフードファン
JP2016032670A (ja) 加熱調理器
JP2001349556A (ja) 加熱調理器
JP2012220096A (ja) レンジフードファン
JP2018179492A (ja) レンジフード
EP4276364A1 (en) An exhaust hood with improved automatic operation performance
JP3979217B2 (ja) 温風暖房機
JP2013079747A (ja) レンジフード
JP5734930B2 (ja) ミストサウナ機能付き浴室暖房装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140120

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140213

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141024

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150525

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5828121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees