JP2012097909A - レンジフードファン - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱調理器の使用に連動して自動的に運転し、かつ加熱調理器の使用状態に応じて自動的に排気能力を調節する。
【解決手段】レンジフードファンは、加熱調理器の周辺に設置され、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、吐出口と吸込口とを結ぶ通風路内に排気ファンと、フード部分5aには、フード周辺の温度を検出するサーミスタと、加熱調理器のトッププレート付近の温度を計測する熱起電力型温度センサと、排気ファンの動作を制御する制御部とで構成され、制御部により、熱起電力型温度センサの前回検知信号から変換した温度と一定時間後に検出する次回検知信号から変換した温度とを比較した結果△Tを算出し、さらにサーミスタが検出した温度から△Tを補正してトッププレート上に置いた鍋の温度上昇値を算出し、前記鍋の温度上昇値に基づいて排気ファンの制御を行うものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、キッチンの空気中に含まれるゴミ、埃、ダニの死骸、油成分等をフィルタを介して除去し、きれいになった空気を排気ダクトを通じて屋外へ排出するレンジフードファンに関するものである。
従来のレンジフードファンは、レンジフードファン101は誘導加熱(IH)を用いた加熱調理器102の上部に取り付けられ、レンジフードファン101内部には排気ファン5が構成されている。排気ファン105は加熱調理器2を使ってユーザーが調理を行った際に発生する油煙等を吸い上げ、吐出口103から屋外へ排出するものである。スイッチ受付部120は排気ファン105の運転、停止、速調の切り替えをユーザーが手動で指示するもので、ユーザーがスイッチ操作を行うと、レンジフードファン101に内臓されている制御部21がその指示に基いて排気ファン105の制御を行うものである。また、センサユニット122は、フレネルレンズとセンサ素子を内蔵した熱起電力型温度センサで構成されており、加熱調理器102と対面させる位置で取り付け、熱起電力型温度センサが検知する遠赤外線をもとに制御部121が加熱調理器102のトッププレート107上の平均相対温度を検出し、その平均相対温度に基づいて排気ファン105の運転制御を行うもので、加熱調理器102の使用状況に応じて排気ファン105を制御することができ、複雑な演算処理を必要とせず瞬間的に高温部の発生を検出して排気ファン105の連動運転が可能となる。調理時に発生する熱の排熱、調理排熱と、調理時に発生する油煙や臭いなどの排気、調理排気を素早く行うことができるものであった(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−121751号公報
このような従来のレンジフードファンでは、熱起電力型温度センサにより加熱調理器のコンロに置かれた鍋などの温度と、それ以外のトッププレート上面の温度との平均温度により、加熱調理器の平均相対温度を検出し、検出した結果により、排気ファンの運転制御を行っていた。この場合、同じ調理状態であっても季節によって熱起電力型センサの検出温度が異なることがあった。すなわち、季節によって周囲温度がことなることから、コンロに置かれた鍋以外のトッププレート上面の温度は周囲温度によって異なる。
そして、熱起電力型温度センサの検出値はトッププレート上面の温度の影響を受けて異なるため、検出値から算出した平均相対温度が異なってしまう。つまり、平均相対温度に基づき排気ファンの運転制御を行っている従来のレンジフードファンでは、季節により周囲温度が変化してしまうと平均相対温度が異なってしまい、排気ファンの運転制御にずれが生じ、必要な換気量を調理の状態に合わせて設定することができないという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、季節が異なった場合などに、コンロに置かれた鍋など以外のトッププレート上面の温度が異なる場合においても、熱起電力型温度センサの検出値を正しく行い、排気ファン運転に必要な換気量を調理の状態に合わせて設定することを目的とする。
本発明のレンジフードファンは上記目的を達成するために、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、フード部分には、フード周辺の温度を検出するサーミスタと、前記加熱調理器のトッププレート付近の温度を計測する熱起電力型温度センサと、前記熱起電力型温度センサの検知信号と前記サーミスタの検知信号とから検出した前記トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値により前記排気ファンの動作を制御する制御部を備えたレンジフードファンであって、前記制御部は、前記熱起電力型温度センサの前回検知信号から変換した温度と一定時間後に検出する次回検知信号から変換した温度とを比較した結果△Tを算出し、さらに前記サーミスタが検出した温度から前記△Tを補正して前記鍋の温度上昇値を算出するものであり、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値により、排気ファンを運転、停止させ、また、排気ファンの風量を可変させることで、所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、フード部分には、フード周辺の温度を検出するサーミスタと、前記加熱調理器のトッププレート付近の温度を計測する熱起電力型温度センサと、前記熱起電力型温度センサの検知信号と前記サーミスタの検知信号とから検出した前記トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値により前記排気ファンの動作を制御する制御部を備えたレンジフードファンであって、前記制御部は、前記熱起電力型温度センサの前回検知信号から変換した温度と一定時間後に検出する次回検知信号から変換した温度とを比較した結果△Tを算出し、さらに前記サーミスタが検出した温度から前記△Tを補正して前記鍋の温度上昇値を算出するものであり、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値により、排気ファンを運転、停止させ、また、排気ファンの風量を可変させることで、必要な換気量を調理の状態に合わせて設定することができ、換気に要する電力量の削減ができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1のレンジフードの概観図 同レンジフードの熱起電力型センサ検知エリアを示す概略図((a)平面図、(b)側面図) 同レンジフードの運転開始、風量設定時の流れを示すフローチャート 同レンジフードの運転開始、風量設定時の流れを示すフローチャート 本発明の実施の形態2のレンジフードの概観図 本発明の実施の形態3のレンジフードの風量設定、運転停止時の流れを示すフローチャート 従来のレンジフードファンの図
本発明の請求項1の発明は、加熱調理器の周辺に設置され、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、フード部分には、フード周辺の温度を検出するサーミスタと、前記加熱調理器のトッププレート付近の温度を計測する熱起電力型温度センサと、前記熱起電力型温度センサの検知信号と前記サーミスタの検知信号とから検出した前記トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値により前記排気ファンの動作を制御する制御部を備えたレンジフードファンであって、前記制御部は、前記熱起電力型温度センサの前回検知信号から変換した温度と一定時間後に検出する次回検知信号から変換した温度とを比較した結果△Tを算出し、さらに前記サーミスタが検出した温度から前記△Tを補正して前記鍋の温度上昇値を算出するという構成を有する。
これにより、熱起電力型温度センサの検出値を、コンロに置かれた鍋以外のトッププレート上の温度が周囲温度の影響を受けて異なる場合においても、正しく検出できるという効果を奏する。
本発明の請求項2の発明は、前記制御部により、前記排気ファンの運転を開始させる第一の閾値を備え、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値が正の値であって、かつ前記第一の閾値より大きい場合に前記排気ファンを運転開始するという構成を有する。
これにより、レンジフードファンは加熱調理器の加熱開始直後に連動して排気ファンの運転開始を行うことができるという効果を奏する。
本発明の請求項3の発明は、前記制御部により、前記排気ファンの運転を開始させる第一の閾値より大きい閾値であって、排気ファンの排気風量を可変させる第二の閾値を備え、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値が正の値であって、かつ前記第二の閾値より大きい場合に、前記鍋の温度上昇値をもとに、前記排気ファンの排気風量を可変させるという構成を有する。
これにより、レンジフードファンは加熱調理器の調理状態を判断して排気ファンを制御することができ、換気に要する電力量の削減ができるという効果を奏する。
本発明の請求項4の発明は、前記加熱調理器からレンジフードに発せられる調理している情報の信号を受信する受信手段を備え、前記受信手段は、前記加熱調理器から発せられる調理している情報の信号を受信すると、前記制御部に信号を出力し、前記制御部は、信号が入力されると、前記排気ファンの運転を開始し、また前記熱起電力型温度センサの検知信号を温度に変換する制御をし、さらに一定時間後に検出する次回検知信号から変換した温度を比較した結果△Tを算出し、前記サーミスタが検出した温度から前記△Tを補正して前記トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値を算出した結果と、前記加熱調理器から発せられる調理している情報の信号とによって、前記排気ファンの排気風量を可変させるという構成を有する。
これにより、レンジフードファンは加熱調理器の調理状態、加熱状態を判断して排気ファンを制御することができ、換気に要する電力量の削減ができるという効果を奏する。
本発明の請求項5の発明は、前記制御部により、前記加熱調理器の加熱が終了したことを判別する第三の閾値を備え、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値が負の値であって、かつ前記第三の閾値より大きい場合に前記加熱調理器の加熱が終了したと判断し、前記排気ファンの制御を行うという構成を有する。
これにより、レンジフードファンは、加熱調理器の加熱停止と連動して排気ファンの運転制御を行うことができるという効果を奏する。
本発明の請求項6の発明は、前記制御部は、前記加熱調理器の加熱が終了してことを判別する第三の閾値より大きい値であって、排気ファンの運転を停止させる第四の閾値を備え、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値が負の値で、かつ前記第四の閾値より大きい場合に前記排気ファンを運転停止するといる構成を有する。
これにより、レンジフードファンは、加熱調理器の加熱停止と連動して排気ファンの運転停止を行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1には本実施の形態1のレンジフードファン1を示す。レンジフードファン1は誘導加熱(IH)を熱源とする加熱調理器2の上部に取り付けられ、屋外に連通した吐出口3と、空気を吸込む吸込口4と、吐出口3と吸込口4とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファン5と、フード部分5aから構成される。フード部分5aには、フード周辺の温度を検出するサーミスタ6と、加熱調理器2のトッププレート7上面の温度を計測する熱起電力型温度センサ8と、熱起電力型温度センサ8の検知信号とサーミスタ6の検知信号とから検出したトッププレート7上に置いた鍋の温度上昇値により排気ファン5の動作を制御する制御部10を備えている。
熱起電力型温度センサ8は、2種類の金属で構成されたセンサ素子(図示せず)が遠赤外線を検知すると金属接点間に起電力を発生する。その起電力の発生量に基づいて物体表面温度やその変化を検出するという使い方ができる。通称サーモパイルとも呼ばれ、温度を検出するサーミスタ6とともにセンサユニットとして知られている。
センサ素子は単眼であり、熱起電力型温度センサ8が監視できる範囲は図2で示す検知エリア9とする。すなわち検知エリア9は破線で示すように円形のエリアを有する。
そして、検知エリア9内の物体から放射される遠赤外線を、熱起電力型温度センサ8内部のセンサ素子で検知し、その検知量に応じたアナログ値を出力する。その検知量に応じたアナログ値は、制御部10で温度に換算するものである。
次に、熱起電力型温度センサ8の動作を説明する。熱起電力型温度センサ8は、加熱調理器2のトッププレート7上で検知エリア9として半径30CMのエリアを検知している。
ここでユーザーが右コンロで鍋10aを使って調理を開始し、鍋10a全体の平均温度が約100℃となったとしても、熱起電力型温度センサ8は、鍋10a以外のトッププレート上面の温度も検知するために顕著な温度上昇を検出することはできない。
すなわち、鍋10a以外のトッププレート7の平均温度が25℃であった場合、鍋10aの面積が314平方CM(直径20CM)、トッププレート7上面の検知エリア9面積が2827平方CMとし、検知エリア全体で温度を平均化すると約33.3℃となる。調理開始時の鍋の温度を、トッププレート7の平均温度と同等とすると、調理開始時の熱起電力型温度センサ8の検知温度は、25℃であるから、8.3℃温度が上昇する(=△Tとする)。
次に、水を沸騰させた場合の湯気が発生する場合を考える。水温すなわち鍋の温度が50℃程度で湯気が発生する。この場合の熱起電力型温度センサ8の検知温度は、27.7℃となり、△Tは2.7℃となる。従って、△T=2.7℃となった場合に、レンジフードファンの排気ファン5を運転開始するように、制御部10により制御する。すなわち、△Tに対して排気ファン5の運転を開始させる第一の閾値である閾値S1を2.7℃とすると、熱起電力型温度センサ8の温度上昇値△Tが2.7℃を超えると、自動でレンジフードファンの排気ファン5を運転開始することになる。
ところで、トッププレート7の上面温度は季節の変化により周囲温度の影響を受けて変化することが解かっている。
以下、加熱調理器2のコンロに置かれた鍋10a以外のトッププレート7上面の温度の変化の補正の仕方について説明する。
例えば、季節が春・秋の場合、トッププレート7の温度が上記値(25℃)とすると、鍋10aの温度が50℃、100℃であった場合、熱起電力型温度センサ8の検知温度は、前述した通り、それぞれ27.7℃、33.3℃であり、△Tはそれぞれ2.7℃、8.3℃となる。次に、季節が夏になった場合、トッププレート7の温度が35℃とすると、鍋の温度が50℃、100℃であった場合、熱起電力型温度センサ8の検知温度は、それぞれ、36.6℃、42.2℃となり、△Tは1.6℃、7.2℃となる。この場合、鍋10aの温度が50℃になっても、△T=1.6℃であり、閾値S1=2.7℃より小さいので、所望の鍋の温度でレンジフードファンの排気ファン5が運転開始しない。
そこで、フード部分5aにフード周辺の温度を検出するサーミスタ6を設けて、トッププレート7の温度=レンジフードファンに備え付けているサーミスタ6とし、サーミスタ6の温度により、算出した△Tの値を(1)式のように補正する。
△T’=△T−(T0−Ta)*α ・・・(1)
補正後△Tを△T’、T0:基準温度、Ta:サーミスタ6検知温度、α:補正係数=0.111
ここで、基準温度を25℃とし、サーミスタ6温度が35℃の場合の前述△Tを補正すると、△T’は、2.7℃、8.3℃となり、サーミスタ6の検出温度(トッププレート7温度)が25℃の場合と同様になり、鍋温度が50℃になると、△T’=2.7℃となり、閾値S1以上であるので、レンジフードファンの排気ファン5を運転開始することができるようになる。
なお上記の補正係数αは、熱起電力型温度センサ8により検出し、算出した△Tを基に、例えば、サーミスタ6温度が25℃、30℃、35℃の場合の各△Tを基に、△Tと周囲温度の関係式を導き、近似曲線を求めた結果、求めることができる。従って、△Tは熱起電力型温度センサ8の検知エリア9に依存するので、検知エリア9により補正係数αは異なる値となる。
次に、季節が冬になった場合を考えると、サーミスタ6の検出温度を15℃とする。鍋の温度が50℃、100℃であった場合、熱起電力型温度センサ8の検知温度は、それぞれ、18.8℃、24.4℃となり、△Tは3.8℃、9.4℃となる。この場合、鍋10aの温度が50℃になる前に△Tは閾値S1を超えてしまうので、排気ファン5の運転開始が早くなり、無駄な電力量を消費してしまう。△Tを(1)式に代入し、△T’を算出すると、それぞれ、2.7℃、8.3℃となり、サーミスタ6の検出温度が25℃の場合と同様になり、所望の鍋温度でレンジフードファンの排気ファン5を運転開始することができ、換気に要する電力量を削減することができる。
次に、レンジフードの排気ファン5の換気風量の制御について説明する。水を沸騰させた場合、湯気が発生する場合を考えると、水温が80℃程度で湯気の発生が多くなりレンジフードファンの換気風量を多くする必要がある。鍋10aの温度が80℃、サーミスタ6の検知温度を25℃とすると、熱起電力型温度センサ8の検知温度は、31.1℃となり、△T=6.1℃となる。従って、第一の閾値より大きい閾値であって、排気ファンの排気風量を可変させる第二の閾値である閾値S2=6.1℃とし、△Tが閾値S2を超えると、排気ファン5の風量をアップし、換気量を多くするように制御部10により制御する。ここでもサーミスタ6の検知温度により△Tを補正し、補正した値△T’により排気ファン5を制御する。
上記のように制御することで、トッププレート7の温度が異なる場合でも、サーミスタ6の検出温度によって補正を行うことで、所望の鍋温度でレンジフードファンの排気ファン5を制御することができる。排気ファン5の風量の設定は、閾値を設定することで、増やすことができ、数段階でのレンジフードファンの排気ファン5の風量制御が可能となる。
次に、上記一連の動作を図3、図4のフローチャートを用いて説明する。
図3で示すとおり、まず熱起電力型温度センサ8(サーモパイルTp)およびサーミスタ6(Th)により温度t0、th0を検出する。次に、熱起電力型温度センサ8およびサーミスタ6により温度t1、th1を検出する。ここで、t1>t0の場合、加熱調理器2のトッププレート7上に置かれた鍋10aの加熱が始まったと考えられるので、次のステップに進む。t1>t0でない場合は、再度t1、th1検出に戻る。次のステップで、熱起電力型温度センサ8で検出した温度t0を基準値とし、△T=t1−t0を算出する。算出した△Tは、サーミスタ検出温度th1をTaとした値を、(1)式に代入し、△T’に補正する。補正した値である△T’が閾値S1を超えると、排気ファン5を運転開始する。△T’がS1未満である場合は、熱起電力型温度センサ8およびサーミスタ6により温度t2、th2を検出する。t2>t0である場合は、t2=t1、th2=th1とし、サイド、△T’を算出し、閾値S1と比較する。t2>t0でない場合は、鍋10aの加熱は始まっていないと判断し、初期の状態に戻る。
続いて、図4に排気ファン5が運転開始した後の動作をフローチャートで説明する。排気ファン5が運転開始した後、熱起電力型温度センサ8およびサーミスタ6により温度t2、th2を検出する。t2>t1である場合、t1を第2の基準値とし、△T=t2−t0を算出し、サーミスタ検出温度th2をTaとした値を、(1)式に代入し、△T’に補正する。補正した値である△T’が閾値S2を超えると、排気ファン5の風量をアップし、必要な換気量を確保する。t2>t1でない場合は、調理が終了し、加熱されていない状態か、または保温状態であると判断できる。また△T’が閾値S2未満である場合は、熱起電力型温度センサ8およびサーミスタ6により温度t3、th3を検出する。t3>t1である場合は、t3=t2、th3=th2とし、再度△T’を算出し、閾値S2と比較する。t3>t1でない場合は、調理が終了し、加熱されていない状態か、または保温状態であると判断できる。尚、風量アップしたあとに、熱起電力型温度センサ8およびサーミスタ6により温度tn、thnを検出し、△T’を算出し、さらに閾値Snを設定し、比較することで、さらに風量アップすることが可能である(図省略)。すなわち、任意の風量段階を設定することが可能である。
上記制御を行うことで、トッププレート7の温度の違いによらず、熱起電力型温度センサ8およびサーミスタ6により、レンジフードファン1の排気ファン5の運転開始、風量アップの制御を行うことができる。
(実施の形態2)
実施の形態2について、図5を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一部分は同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
レンジフードファン1は加熱調理器2の上部に取り付けられ、レンジフードファン1は、加熱調理器2からレンジフードに発せられる調理している情報の信号を受信する受信手段11と、屋外に連通した吐出口3と、空気を吸込む吸込口4と、吐出口3と吸込口4とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファン5と、フード部分5aには、フード周辺の温度を検出するサーミスタ6と、加熱調理器2のトッププレート7上面の温度を計測する熱起電力型温度センサ8と、熱起電力型温度センサ8の検知信号とサーミスタ6の検知信号とから検出したトッププレート7上に置いた鍋10aの温度上昇により排気ファン5の動作を制御する制御部10から構成される。
加熱調理器2から、調理している情報の信号が送信されると、レンジフードファン1は受信手段11により信号を受信する。受信手段11は、受信した信号を制御部10へ出力し、制御部10は受信手段11から出力された信号を受信する。その受信信号に基づき、排気ファン5の運転開始、風量変更、運転停止を行う。排気ファン5の運転開始後は、実施の形態1と同様に、サーミスタ6と、熱起電力型温度センサ8との検出温度により、熱起電力型温度センサ8の温度上昇△T’を算出し、算出した△T’と設定した閾値を比較することで、排気ファン5の風量制御を行う。ここで、熱起電力型温度センサ8は加熱調理器2のトッププレート7全体の平均温度を検出しているため、調理中の使用口の箇所や個数までは検知することができない。しかし、例えば加熱調理器2から調理中の使用口の箇所や個数などの情報を得ることによって、熱起電力型温度センサ8の検出温度との組合せで、より調理状態に合わせたレンジフードファン1の排気ファン5の制御を行うことができ、最適な排気を行うことができる。
(実施の形態3)
実施の形態3について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一部分は同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
レンジフードファン1の排気ファン5が運転している状態で、熱起電力型温度センサ8により検出した温度t2が前回検出した温度t1より小さい場合、調理が終了し、加熱されていない状態か、または保温状態であると判断できる。次に、温度が下がり始めた温度t1を基準として、△T=t1−t2を算出する。算出した△Tは、サーミスタ検出温度th2をTaとした値を、式(1)に代入し、△T’に補正する。補正した値である△T’が負の値であって、加熱調理器の加熱が終了したことを判別する第三の閾値である閾値S3より大きい値になると、排気ファン5の運転風量をダウンさせる。また、風量が数段階ある場合には、さらに閾値S3より大きな値である閾値S4を設定し、上記△T’ が閾値S4を超えると風量をさらにダウンさせるように制御することもできる。
さらに、補正した値である△T’が負の値であって、排気ファン5を運転停止する第四の閾値である閾値S5を設定し、△T’が閾値S5より大きな値になると排気ファン5の運転を停止させることとなる。
上記のように、制御することで、トッププレート7の温度の違いによらず、熱起電力型温度センサ8およびサーミスタ6により、レンジフードファン1の排気ファン5の運転停止、風量ダウンの制御を行うことができる。
本発明は、キッチンの空気中に含まれるゴミ、埃、ダニの死骸、油成分等をフィルタを介して除去し、きれいになった空気を排気ダクトを通じて屋外へ排出するレンジフードファンに関しいて、熱起電力型温度センサの前回検知信号から変換した温度と一定時間後に検出する次回検知信号から変換した温度とを比較した結果△Tを算出し、さらにサーミスタが検出した温度から前記△Tを補正して鍋の温度上昇値を算出するものであり、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値により、排気ファンを運転、停止させ、また、排気ファンの風量を可変させることで、必要な換気量を調理の状態に合わせて設定することができ、換気に要する電力量の削減ができるという効果を奏し有用である。
1 レンジフードファン
2 加熱調理器
3 吐出口
4 吸込口
5 排気ファン
5a フード部分
6 サーミスタ
7 トッププレート
8 熱起電力型温度センサ
9 検知エリア
10 制御部
11 受信手段

Claims (6)

  1. 加熱調理器の周辺に設置され、屋外に連通した吐出口と、空気を吸込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口とを結ぶ通風路内に空気を吸込み排気する排気ファンと、フード部分には、フード周辺の温度を検出するサーミスタと、前記加熱調理器のトッププレート付近の温度を計測する熱起電力型温度センサと、前記熱起電力型温度センサの検知信号と前記サーミスタの検知信号とから検出した前記トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値により前記排気ファンの動作を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記熱起電力型温度センサの前回検知信号から変換した温度と一定時間後に検出する次回検知信号から変換した温度とを比較した結果△Tを算出し、さらに前記サーミスタが検出した温度から前記△Tを補正して前記トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値を算出することを特徴とするレンジフードファン。
  2. 前記制御部は、前記排気ファンの運転を開始させる第一の閾値を備え、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値が正の値であって、かつ前記第一の閾値より大きい場合に前記排気ファンを運転開始することを特徴とする、請求項1に記載のレンジフードファン。
  3. 前記制御部は、前記排気ファンの運転を開始させる第一の閾値より大きい閾値であって、排気ファンの排気風量を可変させる第二の閾値を備え、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値が正の値であって、かつ前記第二の閾値より大きい場合に、前記鍋の温度上昇値をもとに、前記排気ファンの排気風量を可変させることを特徴とする、請求項1または2に記載のレンジフードファン。
  4. 前記加熱調理器からレンジフードに発せられる調理している情報の信号を受信する受信手段を備え、前記受信手段は、前記加熱調理器から発せられる調理している情報の信号を受信すると、前記制御部に信号を出力し、前記制御部は、信号が入力されると、前記排気ファンの運転を開始し、また前記熱起電力型温度センサの検知信号を温度に変換する制御をし、さらに一定時間後に検出する次回検知信号から変換した温度を比較した結果△Tを算出し、前記サーミスタが検出した温度から前記△Tを補正して前記トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値を算出した結果と、前記加熱調理器から発せられる調理している情報の信号とによって、前記排気ファンの排気風量を可変させることを特徴とする請求項1記載のレンジフードファン。
  5. 前記制御部は、前記加熱調理器の加熱が終了したことを判別する第三の閾値を備え、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値が負の値であって、かつ前記第三の閾値より大きい場合に前記加熱調理器の加熱が終了したと判断し、前記排気ファンの制御を行うことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一つに記載のレンジフードファン。
  6. 前記制御部は、前記加熱調理器の加熱が終了してことを判別する第三の閾値より大きい値であって、排気ファンの運転を停止させる第四の閾値を備え、トッププレート上に置いた鍋の温度上昇値が負の値で、かつ前記第四の閾値より大きい場合に前記排気ファンを運転停止することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一つに記載のレンジフードファン。
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