JP2000241000A - 建物と給気ガラリ - Google Patents
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- JP2000241000A JP2000241000A JP11035909A JP3590999A JP2000241000A JP 2000241000 A JP2000241000 A JP 2000241000A JP 11035909 A JP11035909 A JP 11035909A JP 3590999 A JP3590999 A JP 3590999A JP 2000241000 A JP2000241000 A JP 2000241000A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 急激な空気の汚れや異常な熱気発生に対して
換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気できる換気
システムを備えた建物を提供する。 【解決手段】 屋外空気の吸気口2と、屋内の空気を屋
外に排出する排気装置3,4とからなり、屋内全体の空
気を所定の換気回数で換気する換気システムを備えた建
物1において、厨房設備を備えたLDK11に、空気汚
染度の検知手段5と、急速排出手段付きの排気装置4が
設置され、検知手段5が限界値を越える空気汚染度を検
知すると、排気装置4を急速排出状態にし、LDK11
だけを局所的に換気回数を高めて換気する制御手段を有
するものである。
換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気できる換気
システムを備えた建物を提供する。 【解決手段】 屋外空気の吸気口2と、屋内の空気を屋
外に排出する排気装置3,4とからなり、屋内全体の空
気を所定の換気回数で換気する換気システムを備えた建
物1において、厨房設備を備えたLDK11に、空気汚
染度の検知手段5と、急速排出手段付きの排気装置4が
設置され、検知手段5が限界値を越える空気汚染度を検
知すると、排気装置4を急速排出状態にし、LDK11
だけを局所的に換気回数を高めて換気する制御手段を有
するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気システムを備
えた建物に関する。
えた建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建物の換気システムとして、特開
平10−25825号公報記載のものは、上階、下階の
各居室に設けられた屋外に通じる給気口(換気口)と、
各居室と吹抜けのホールとの間に設けられた通孔と、ホ
ールに設けられた屋外に通じる排気装置(換気扇)とか
らなり、上階の給気口に給気ファンを取り付け、この給
気ファンは外気が所定温度以下になると自動的に稼働
し、所定温度以上になると停止するようにしたものであ
る。これによって、四季を通じて上階と下階の各居室の
換気がバランスよく行える換気システムとなる。
平10−25825号公報記載のものは、上階、下階の
各居室に設けられた屋外に通じる給気口(換気口)と、
各居室と吹抜けのホールとの間に設けられた通孔と、ホ
ールに設けられた屋外に通じる排気装置(換気扇)とか
らなり、上階の給気口に給気ファンを取り付け、この給
気ファンは外気が所定温度以下になると自動的に稼働
し、所定温度以上になると停止するようにしたものであ
る。これによって、四季を通じて上階と下階の各居室の
換気がバランスよく行える換気システムとなる。
【0003】また、特開平10−37331号公報記載
のものは、建物の天井面に、この天井面から室内に向け
て吹出口が形成された換気ボックスが設けられると共
に、この換気ボックスの対向する位置にそれぞれ換気口
が設けられ、これら換気口から建物側壁に設けられた換
気ガラリにかけて蓄熱換気ダクトが延設されたものであ
る。これによって、低コスト、低メンテナンスで効率の
よい換気を行えるようにしている。
のものは、建物の天井面に、この天井面から室内に向け
て吹出口が形成された換気ボックスが設けられると共
に、この換気ボックスの対向する位置にそれぞれ換気口
が設けられ、これら換気口から建物側壁に設けられた換
気ガラリにかけて蓄熱換気ダクトが延設されたものであ
る。これによって、低コスト、低メンテナンスで効率の
よい換気を行えるようにしている。
【0004】また、特開平10−266351号公報記
載のものは、冷温水供給手段と、これを各部屋に搬送す
る搬送手段と、冷温水によって空調する空調手段と、屋
外空気を屋内に給気し屋内の空気を屋外に排気する換気
手段とを備えた空調換気システムであって、室内の汚染
度、温度・湿度の好適な範囲の負荷に応じて、空調と換
気を快適域に制御する快適域空調換気と、べ一ス域に制
御する予備的空調換気とからなり、快適域空調換気と予
備的空調換気とが選択的に動作するようになされたもの
である。
載のものは、冷温水供給手段と、これを各部屋に搬送す
る搬送手段と、冷温水によって空調する空調手段と、屋
外空気を屋内に給気し屋内の空気を屋外に排気する換気
手段とを備えた空調換気システムであって、室内の汚染
度、温度・湿度の好適な範囲の負荷に応じて、空調と換
気を快適域に制御する快適域空調換気と、べ一ス域に制
御する予備的空調換気とからなり、快適域空調換気と予
備的空調換気とが選択的に動作するようになされたもの
である。
【0005】上記空調換気システムにおいて、例えば、
室内に人が大勢いて室内の汚れが大の場合、空気の汚れ
を感知するセンサーが作動し、換気扇を強運転にして換
気するようにし、室内の汚れが小になると、換気扇の運
転を中運転にし、換気を快適域に制御するようにし、室
内に人がいない場合、換気扇を弱運転にし、予備的に換
気するようにしたものである。
室内に人が大勢いて室内の汚れが大の場合、空気の汚れ
を感知するセンサーが作動し、換気扇を強運転にして換
気するようにし、室内の汚れが小になると、換気扇の運
転を中運転にし、換気を快適域に制御するようにし、室
内に人がいない場合、換気扇を弱運転にし、予備的に換
気するようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来技術には、以下の問題点がある。 1)特開平10−25825号公報と特開平10−37
331号公報記載のものは、換気時の排気装置の風量が
一定であるため、定常的な室内の空気の汚れに対しては
対応できるが、急激な空気の汚れに対しては、換気時間
がかかったり、換気しきれないという問題がある。
報記載の従来技術には、以下の問題点がある。 1)特開平10−25825号公報と特開平10−37
331号公報記載のものは、換気時の排気装置の風量が
一定であるため、定常的な室内の空気の汚れに対しては
対応できるが、急激な空気の汚れに対しては、換気時間
がかかったり、換気しきれないという問題がある。
【0007】また、換気時の風量が少ないと、調理時や
夏季等の外出時にキッチン等の室内に熱気が籠もってし
まう等の弊害がある。
夏季等の外出時にキッチン等の室内に熱気が籠もってし
まう等の弊害がある。
【0008】2)また、特開平10−25825号公報
と特開平10−37331号公報記載のものは、冬季の
強風時に室内温度が低下し寒さを感じたときは、手動で
給気口の開口度を調節しなければならず、煩わしいとい
う問題がある。
と特開平10−37331号公報記載のものは、冬季の
強風時に室内温度が低下し寒さを感じたときは、手動で
給気口の開口度を調節しなければならず、煩わしいとい
う問題がある。
【0009】3)特開平10−266351号公報記載
のものは、快適域空調換気と予備的空調換気とが選択的
に動作するようになされているので、上記1)の問題は
解消できるが、上記2)の問題の解消には不十分であ
る。
のものは、快適域空調換気と予備的空調換気とが選択的
に動作するようになされているので、上記1)の問題は
解消できるが、上記2)の問題の解消には不十分であ
る。
【0010】また、室内に人が大勢いて室内の汚れが大
となるような汚染空気発生室が、屋内の中央部に配置さ
れていると、汚染空気が他室を通って屋外に排出される
ので、換気に時間がかかったり、汚染空気を発生しない
他室が一時汚染されるという間題がある。
となるような汚染空気発生室が、屋内の中央部に配置さ
れていると、汚染空気が他室を通って屋外に排出される
ので、換気に時間がかかったり、汚染空気を発生しない
他室が一時汚染されるという間題がある。
【0011】本発明は、上述のような従来技術の問題点
を解消するためになされたものであって、急激な空気の
汚れや異常な熱気発生に対して換気時間を短縮でき、他
室を汚染せずに換気できる換気システムを備えた建物を
提供することを第一課題とする。
を解消するためになされたものであって、急激な空気の
汚れや異常な熱気発生に対して換気時間を短縮でき、他
室を汚染せずに換気できる換気システムを備えた建物を
提供することを第一課題とする。
【0012】また、冬季等の強風時に室内温度が急激に
低下しない換気システムを備えた建物を提供することを
第二課題とする。
低下しない換気システムを備えた建物を提供することを
第二課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
屋外の空気を屋内に給気する給気口と、屋内の空気を屋
外に排出する排気装置とからなり、屋内全体の空気を標
準時所定の換気回数で換気する換気システムを備えた建
物において、厨房設備を備えた部屋に、空気汚染度の検
知手段と排気装置が設置され、排気装置は、この室内の
空気を大量に屋外に排出する急速排出手段付きの排気装
置であって、前記検知手段が限界値を越える空気汚染度
を検知すると、前記排気装置を急速排出状態にして厨房
設備を備えた部屋だけを局所的に換気回数を高めて換気
し、限界値以下の空気汚染度を検知すると、急速排出状
態を解除して所定の換気回数に戻して換気する制御手段
を備えていることを特徴とする。
屋外の空気を屋内に給気する給気口と、屋内の空気を屋
外に排出する排気装置とからなり、屋内全体の空気を標
準時所定の換気回数で換気する換気システムを備えた建
物において、厨房設備を備えた部屋に、空気汚染度の検
知手段と排気装置が設置され、排気装置は、この室内の
空気を大量に屋外に排出する急速排出手段付きの排気装
置であって、前記検知手段が限界値を越える空気汚染度
を検知すると、前記排気装置を急速排出状態にして厨房
設備を備えた部屋だけを局所的に換気回数を高めて換気
し、限界値以下の空気汚染度を検知すると、急速排出状
態を解除して所定の換気回数に戻して換気する制御手段
を備えていることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、屋外の空気を屋内
に給気する給気口と、屋内の空気を屋外に排出する排気
装置とからなり、屋内全体の空気を標準時所定の換気回
数で換気する換気システムを備えた建物において、厨房
設備を備えた部屋に、室内温度の検知手段と排気装置が
設置され、排気装置は、この室内の空気を大量に屋外に
排出する急速排出手段付きの排気装置であって、前記検
知手段が所定の温度を越える高い値を検知すると、前記
排気装置を急速排出状態にして厨房設備を備えた部屋だ
けを局所的に換気回数を高めて換気し、所定の温度以下
の値を検知すると、急速排出状態を解除して所定の換気
回数に戻して換気する制御手段を備えていることを特徴
とする。
に給気する給気口と、屋内の空気を屋外に排出する排気
装置とからなり、屋内全体の空気を標準時所定の換気回
数で換気する換気システムを備えた建物において、厨房
設備を備えた部屋に、室内温度の検知手段と排気装置が
設置され、排気装置は、この室内の空気を大量に屋外に
排出する急速排出手段付きの排気装置であって、前記検
知手段が所定の温度を越える高い値を検知すると、前記
排気装置を急速排出状態にして厨房設備を備えた部屋だ
けを局所的に換気回数を高めて換気し、所定の温度以下
の値を検知すると、急速排出状態を解除して所定の換気
回数に戻して換気する制御手段を備えていることを特徴
とする。
【0015】請求項3記載の発明は、検知手段が、キッ
チン区画を有する部屋のキッチン区画外領域の略中央か
らキッチン区画とキッチン区画外領域との境界部または
ダイニング領域の壁に設置されていることを特徴とす
る。
チン区画を有する部屋のキッチン区画外領域の略中央か
らキッチン区画とキッチン区画外領域との境界部または
ダイニング領域の壁に設置されていることを特徴とす
る。
【0016】請求項4記載の発明は、屋外の空気を温度
調節して屋内に給気する温度調節機能付き給気装置と、
屋内の空気を屋外に排出する排気装置と、制御手段とを
備え、屋内全体の空気を標準時所定の換気回数で換気す
る換気システムを備えた建物であって、前記制御手段
は、屋内に給気する空気の温度を外気の風速の大小に応
じて温度調節することを特徴とする。
調節して屋内に給気する温度調節機能付き給気装置と、
屋内の空気を屋外に排出する排気装置と、制御手段とを
備え、屋内全体の空気を標準時所定の換気回数で換気す
る換気システムを備えた建物であって、前記制御手段
は、屋内に給気する空気の温度を外気の風速の大小に応
じて温度調節することを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、屋外の空気を屋内
に給気する給気口と、屋内の空気を屋外に排出する排気
装置と、制御手段とを備え、屋内全体の空気を標準時所
定の換気回数で換気する換気システムを備えた建物であ
って、前記制御手段は、外気の風速の大小に応じて給気
口の開度を自動調節することを特徴とする。
に給気する給気口と、屋内の空気を屋外に排出する排気
装置と、制御手段とを備え、屋内全体の空気を標準時所
定の換気回数で換気する換気システムを備えた建物であ
って、前記制御手段は、外気の風速の大小に応じて給気
口の開度を自動調節することを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、建物の給気口に取
り付けられるととも外気を吹き出す吹出口を有する給気
装置であって、建物の内壁面に沿う方向に外気を吹き出
す横吹出口を備えたことを特徴とする。
り付けられるととも外気を吹き出す吹出口を有する給気
装置であって、建物の内壁面に沿う方向に外気を吹き出
す横吹出口を備えたことを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明は、建物の給気口に取
り付けられるとともに外気を吹き出す吹出口を有する給
気装置であって、前記吹出口から吹き出す外気の向きを
変える風向切換手段を備えたことを特徴とする。
り付けられるとともに外気を吹き出す吹出口を有する給
気装置であって、前記吹出口から吹き出す外気の向きを
変える風向切換手段を備えたことを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明は、建物の給気口に取
り付けられるとともに外気を吹き出す吹出口を有する給
気装置であって、前記吹出口から吹き出される風量を外
気の風の強さに応じて調整する風量調整手段を備えたこ
とを特徴とする。
り付けられるとともに外気を吹き出す吹出口を有する給
気装置であって、前記吹出口から吹き出される風量を外
気の風の強さに応じて調整する風量調整手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0021】請求項9記載の発明は、屋外の空気を屋内
に給気する給気口と、屋内の空気を屋外に排出する排気
装置とからなり、屋内全体の空気を標準時所定の換気回
数で換気する換気システムを備えた建物において、請求
項6ないし請求項8のいずれか記載の給気装置を取り付
けたことを特徴とする。
に給気する給気口と、屋内の空気を屋外に排出する排気
装置とからなり、屋内全体の空気を標準時所定の換気回
数で換気する換気システムを備えた建物において、請求
項6ないし請求項8のいずれか記載の給気装置を取り付
けたことを特徴とする。
【0022】請求項10記載の発明は、屋外の空気を屋
内に給気する給気口と、屋内の空気を屋外に排出する排
気装置とからなり、屋内全体の空気を標準時所定の換気
回数で換気する換気システムを備えた建物において、前
記給気口から吹き出される外気を撹拌する撹拌手段を吸
気口近傍に設けた給気装置を取り付けたことを特徴とす
る。
内に給気する給気口と、屋内の空気を屋外に排出する排
気装置とからなり、屋内全体の空気を標準時所定の換気
回数で換気する換気システムを備えた建物において、前
記給気口から吹き出される外気を撹拌する撹拌手段を吸
気口近傍に設けた給気装置を取り付けたことを特徴とす
る。
【0023】
【作 用】請求項1記載の建物によると、検知手段が限
界値を越える空気汚染度を検知すると、前記排気装置を
急速排出状態にして厨房設備を備えた部屋だけを局所的
に換気回数を高めて換気するので、急激な空気の汚れに
対して換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気でき
る。
界値を越える空気汚染度を検知すると、前記排気装置を
急速排出状態にして厨房設備を備えた部屋だけを局所的
に換気回数を高めて換気するので、急激な空気の汚れに
対して換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気でき
る。
【0024】また、限界値以下の空気汚染度を検知する
と、急速排出状態を解除して所定の換気回数に戻して換
気するので、エネルギー消費の無駄を排除できると同時
に、冬場等換気による寒さ感を排除できる。
と、急速排出状態を解除して所定の換気回数に戻して換
気するので、エネルギー消費の無駄を排除できると同時
に、冬場等換気による寒さ感を排除できる。
【0025】請求項2記載の建物によると、検知手段が
所定の温度を越える高い値を検知すると、前記排気装置
を急速排出状態にして厨房設備を備えた部屋だけを局所
的に換気回数を高めて換気するので、異常な熱気発生に
対して換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気でき
る。
所定の温度を越える高い値を検知すると、前記排気装置
を急速排出状態にして厨房設備を備えた部屋だけを局所
的に換気回数を高めて換気するので、異常な熱気発生に
対して換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気でき
る。
【0026】また、所定の温度以下の値を検知すると、
急速排出状態を解除して所定の換気回数に戻して換気す
るので、エネルギー消費の無駄を排除できると同時に、
冬場等換気による寒さ感を排除できる。
急速排出状態を解除して所定の換気回数に戻して換気す
るので、エネルギー消費の無駄を排除できると同時に、
冬場等換気による寒さ感を排除できる。
【0027】請求項3記載の建物は、さらに、検知手段
が、キッチン区画を有する部屋のキッチン区画外領域の
略中央からキッチン区画とキッチン区画外領域との境界
部またはダイニング領域の壁に設置されているので、空
気汚染度または異常な熱気発生を精度よく検出できる。
が、キッチン区画を有する部屋のキッチン区画外領域の
略中央からキッチン区画とキッチン区画外領域との境界
部またはダイニング領域の壁に設置されているので、空
気汚染度または異常な熱気発生を精度よく検出できる。
【0028】請求項4記載の建物は、屋内に給気する空
気の温度を外気の風速の大小に応じて温度調節する制御
手段を備えているので、冬季等の強風時に冷気の侵入を
防止でき室内温度が急激に低下しない。
気の温度を外気の風速の大小に応じて温度調節する制御
手段を備えているので、冬季等の強風時に冷気の侵入を
防止でき室内温度が急激に低下しない。
【0029】また、風速大のときは給気温度を高めに、
風速小のときは低めに設定すれば、エネルギー消費の無
駄を排除できる。
風速小のときは低めに設定すれば、エネルギー消費の無
駄を排除できる。
【0030】請求項5記載の建物は、外気の風速の大小
に応じて給気口の開度を自動調節する制御手段を備えて
いるので、風速大のときは開度を小に、風速小になれば
開度を大にでき、給気量を維持しながら冬季等の強風時
に冷気の侵入を防止でき室内温度が急激に低下しない。
に応じて給気口の開度を自動調節する制御手段を備えて
いるので、風速大のときは開度を小に、風速小になれば
開度を大にでき、給気量を維持しながら冬季等の強風時
に冷気の侵入を防止でき室内温度が急激に低下しない。
【0031】請求項6記載の給気装置は、建物の内壁面
に沿う方向に空気を吹き出す横吹出口を備えたものであ
るから、その横吹出口から吹き出される外気は内壁面に
沿って分散されていき、室内居住域に局所的な冷気スポ
ットができてしまうことが防止され、人体に寒さ感を与
えてしまうことが防止される。
に沿う方向に空気を吹き出す横吹出口を備えたものであ
るから、その横吹出口から吹き出される外気は内壁面に
沿って分散されていき、室内居住域に局所的な冷気スポ
ットができてしまうことが防止され、人体に寒さ感を与
えてしまうことが防止される。
【0032】請求項7記載の給気装置は、吹出口から吹
き出す空気の向きを変える風向切換手段を備えたもので
あるから、その吹出口から吹き出される外気の向きを風
向切換手段によって任意の方向に切り換えて、室内居住
域に局所的な冷気スポットができてしまうことを防止す
ることができ、人体に寒さ感を与えてしまうことを防止
することができる。また、室内にいる人に合わせて、室
内に吹き出す外気の向きを所望の方向に切り換えること
により、室内をより快適なものにすることができる。
き出す空気の向きを変える風向切換手段を備えたもので
あるから、その吹出口から吹き出される外気の向きを風
向切換手段によって任意の方向に切り換えて、室内居住
域に局所的な冷気スポットができてしまうことを防止す
ることができ、人体に寒さ感を与えてしまうことを防止
することができる。また、室内にいる人に合わせて、室
内に吹き出す外気の向きを所望の方向に切り換えること
により、室内をより快適なものにすることができる。
【0033】請求項8記載の給気装置は、吹出口から吹
き出される風量を外気の風の強さに応じて調整する風量
調整手段を備えたものであるから、強風により外気が室
内に多量に給気されてしまうことが防止され、室内の温
度が外気によって急激に低下してしまうことが防止され
る。請求項6ないし請求項8の給気口は加熱手段がなく
ても寒さ感をなくせるので構造が簡単なものとなる。
き出される風量を外気の風の強さに応じて調整する風量
調整手段を備えたものであるから、強風により外気が室
内に多量に給気されてしまうことが防止され、室内の温
度が外気によって急激に低下してしまうことが防止され
る。請求項6ないし請求項8の給気口は加熱手段がなく
ても寒さ感をなくせるので構造が簡単なものとなる。
【0034】請求項9の発明によれば、請求項6ないし
請求項8のいずれか記載の給気装置を取り付けたもので
あるから、請求項6ないし請求項8の効果を有する建物
を提供することができる。
請求項8のいずれか記載の給気装置を取り付けたもので
あるから、請求項6ないし請求項8の効果を有する建物
を提供することができる。
【0035】請求項10の発明によれば、給気口から吹
き出される空気を撹拌する撹拌手段を給気口近傍に設け
たものであるから、撹拌手段によって、給気口から吹き
出される外気を撹拌することにより、撹拌された外気の
温度と室内の温度との差がなくなり、室内に冷気スポッ
トが生じてしまうことを防止することができる。
き出される空気を撹拌する撹拌手段を給気口近傍に設け
たものであるから、撹拌手段によって、給気口から吹き
出される外気を撹拌することにより、撹拌された外気の
温度と室内の温度との差がなくなり、室内に冷気スポッ
トが生じてしまうことを防止することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0037】図1〜図6は、本発明の換気システムを備
えた建物の一実施例であって、この換気システムを機能
毎に分けこれを機能1〜4で説明する。
えた建物の一実施例であって、この換気システムを機能
毎に分けこれを機能1〜4で説明する。
【0038】(建物)図1は、本発明の換気システムを
備えたユニット住宅の説明図である。
備えたユニット住宅の説明図である。
【0039】図1において、1はユニット住宅(ユニッ
ト建物)、11はリビング・ダイニング・キッチン(以
下略称LDK)、12は居室、13は階段ホール、14
は居室であって、このユニット住宅1の1階部分には、
上記LDK11と居室12が設けられ、2階部分には、
1階に通じる階段ホール13と居室14が設けられてい
る。
ト建物)、11はリビング・ダイニング・キッチン(以
下略称LDK)、12は居室、13は階段ホール、14
は居室であって、このユニット住宅1の1階部分には、
上記LDK11と居室12が設けられ、2階部分には、
1階に通じる階段ホール13と居室14が設けられてい
る。
【0040】(機能1)図1は、本発明の一機能例であ
って、機能1の換気システムは、居室12、14の外壁
を貫通して設けられ屋外の空気を屋内に給気する給気口
2、2と、給気された屋内の空気を間仕切り壁の通孔と
隣室であるLDK11、階段ホール13を経て屋外に排
出する排気装置3、4とからなっている。
って、機能1の換気システムは、居室12、14の外壁
を貫通して設けられ屋外の空気を屋内に給気する給気口
2、2と、給気された屋内の空気を間仕切り壁の通孔と
隣室であるLDK11、階段ホール13を経て屋外に排
出する排気装置3、4とからなっている。
【0041】そして、上記排気装置3、4を運転するこ
とで、ユニット住宅1の屋内全体の空気を標準時所定の
換気回数(0.3〜0.8回/時間)で換気するように
なっている。
とで、ユニット住宅1の屋内全体の空気を標準時所定の
換気回数(0.3〜0.8回/時間)で換気するように
なっている。
【0042】なお、上記排気装置3は、階段ホール13
の2階部分の外壁に設けられた換気扇であり、排気装置
4は、LDK11の厨房機器と接する外壁上部に設けら
れたレンジフードである。また、上記ユニット住宅1の
トイレや浴室にも排気装置(不図示)が設けられてい
る。
の2階部分の外壁に設けられた換気扇であり、排気装置
4は、LDK11の厨房機器と接する外壁上部に設けら
れたレンジフードである。また、上記ユニット住宅1の
トイレや浴室にも排気装置(不図示)が設けられてい
る。
【0043】上記LDK11には、調理時の煙、水蒸
気、あるいは喫煙時のタバコの煙等の汚染空気の空気汚
染度を検知する検知センサー5(検知手段)と、排気装
置4が設置されている。この排気装置4は、LDK11
の室内空気を大量に屋外に排出する急速排出手段付きに
なされ、後述の制御手段を有している。
気、あるいは喫煙時のタバコの煙等の汚染空気の空気汚
染度を検知する検知センサー5(検知手段)と、排気装
置4が設置されている。この排気装置4は、LDK11
の室内空気を大量に屋外に排出する急速排出手段付きに
なされ、後述の制御手段を有している。
【0044】上記空気汚染度の検知センサー5は、リビ
ンクとダイニングの境界部分に壁付けされ、その高さ位
置は床面から略1200mmになされている。
ンクとダイニングの境界部分に壁付けされ、その高さ位
置は床面から略1200mmになされている。
【0045】6は通信ケーブルであって、検知センサー
5により検知した空気汚染度の検知信号を電気的に変換
し、通信ケーブル6を介して排気装置4の制御手段部に
送り、排気装置4の排出量を100m3/時間〜350
m3/時間の範囲で増減できるようになっている。
5により検知した空気汚染度の検知信号を電気的に変換
し、通信ケーブル6を介して排気装置4の制御手段部に
送り、排気装置4の排出量を100m3/時間〜350
m3/時間の範囲で増減できるようになっている。
【0046】なお、上記通信ケーブル6の代わりに、赤
外線等無線で検知センサー5と排気装置4間の通信をし
てもよい。検知センサー5の通信を無線にすると、可動
間仕切りに設置したり、設置位置を変えたりしても、配
線をしなおす必要がない。
外線等無線で検知センサー5と排気装置4間の通信をし
てもよい。検知センサー5の通信を無線にすると、可動
間仕切りに設置したり、設置位置を変えたりしても、配
線をしなおす必要がない。
【0047】上記排気装置4の制御手段は、検知センサ
ー5が、限界値を越える空気汚染度を検知すると、上記
排気装置4を急速排出状態(排出量200m3/時間〜
350m3/時間の範囲が好ましい)にして、汚染空気
発生室であるLDK11だけを局所的に換気回数を高め
て換気するように制御する。
ー5が、限界値を越える空気汚染度を検知すると、上記
排気装置4を急速排出状態(排出量200m3/時間〜
350m3/時間の範囲が好ましい)にして、汚染空気
発生室であるLDK11だけを局所的に換気回数を高め
て換気するように制御する。
【0048】また、検知センサー5が、限界値以下の空
気汚染度を検知すると、急速排出状態を解除して上記排
気装置4を低速排出状態(排出量100m3/時間程
度)にして、所定の換気回数に戻して換気するように制
御する。
気汚染度を検知すると、急速排出状態を解除して上記排
気装置4を低速排出状態(排出量100m3/時間程
度)にして、所定の換気回数に戻して換気するように制
御する。
【0049】本実施例のユニット住宅1の換気システム
によると、検知センサー5が限界値を越える空気汚染度
を検知すると、排気装置4を急速排出状態にして汚染空
気を発生するLDK11だけを局所的に換気回数を高め
て換気するので、調理時等における急激な空気の汚れに
対して換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気でき
る。
によると、検知センサー5が限界値を越える空気汚染度
を検知すると、排気装置4を急速排出状態にして汚染空
気を発生するLDK11だけを局所的に換気回数を高め
て換気するので、調理時等における急激な空気の汚れに
対して換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気でき
る。
【0050】また、検知センサー5が限界値以下の空気
汚染度を検知すると、急速排出状態を除して所定の換気
回数に戻して換気するので、エネルギー消費の無駄を排
除できると同時に、冬場等換気による寒さ感を排除でき
る。
汚染度を検知すると、急速排出状態を除して所定の換気
回数に戻して換気するので、エネルギー消費の無駄を排
除できると同時に、冬場等換気による寒さ感を排除でき
る。
【0051】なお、上記空気汚染度の検知センサー5
は、リビングとダイニングの境界部分に壁付けされてい
るが、室内の照明器具と一体型になされていてもよい。
取付け配線等施工が容易となる。
は、リビングとダイニングの境界部分に壁付けされてい
るが、室内の照明器具と一体型になされていてもよい。
取付け配線等施工が容易となる。
【0052】また、上記検知センサー5が、置物のよう
に任意に移動でき、通信ケーブル6の代わりに無線や赤
外線等で通信するものであってもよい。
に任意に移動でき、通信ケーブル6の代わりに無線や赤
外線等で通信するものであってもよい。
【0053】すると、LDK11のような大部屋の場
合、空気汚染度の検知センサー5を複数箇所に設置しな
くても空気汚染の発生源近くに移動して設置すれば、感
度よく空気汚染度を検知できる。
合、空気汚染度の検知センサー5を複数箇所に設置しな
くても空気汚染の発生源近くに移動して設置すれば、感
度よく空気汚染度を検知できる。
【0054】(機能2)図2は、本発明の別の機能であ
って、換気システムを備えたユニット住宅の説明図であ
る。
って、換気システムを備えたユニット住宅の説明図であ
る。
【0055】以下の実施例において、前記機能と同じも
のは同符号を付けて説明を省略し、異なるものだけ別符
号を付けて説明する。
のは同符号を付けて説明を省略し、異なるものだけ別符
号を付けて説明する。
【0056】LDK11には、加熱調理器具や大型冷蔵
庫等の熱気を発生する設備機器が設置され、夏場等にこ
れら熱気が籠もると、快適性が阻害される。
庫等の熱気を発生する設備機器が設置され、夏場等にこ
れら熱気が籠もると、快適性が阻害される。
【0057】本実施例の換気システムでは、上記のよう
な熱気発生室であるLDK11に、室内温度の検知セン
サー7と、外気温の検知センサー8と、前記実施例1と
同様、室内の空気を大量に屋外に排出する急速排出手段
付きの排気装置4が設置されている。
な熱気発生室であるLDK11に、室内温度の検知セン
サー7と、外気温の検知センサー8と、前記実施例1と
同様、室内の空気を大量に屋外に排出する急速排出手段
付きの排気装置4が設置されている。
【0058】上記換気システムは、制御手段を備えてい
る。
る。
【0059】この制御手段は、室内温度の検知センサー
7が、所定の温度(検知センサー8で検知した外気温よ
り高く、不快感を覚える温度等)を越える高い値を検知
すると、前記排気装置4を急速排出状態にして熱気発生
室であるLDK11だけを局所的に換気回数を高めて換
気するように制御する。
7が、所定の温度(検知センサー8で検知した外気温よ
り高く、不快感を覚える温度等)を越える高い値を検知
すると、前記排気装置4を急速排出状態にして熱気発生
室であるLDK11だけを局所的に換気回数を高めて換
気するように制御する。
【0060】そして、上記室内温度の検知センサー7
が、所定の温度以下の値を検知すると、急速排出状態を
解除して所定の換気回数に戻して換気するようになって
いる。
が、所定の温度以下の値を検知すると、急速排出状態を
解除して所定の換気回数に戻して換気するようになって
いる。
【0061】本機能2の換気システムによると、検知セ
ンサー7が所定の温度を越える高い値を検知すると、前
記排気装置4を急速排出状態にして熱気発生室であるL
DK11だけを局所的に換気回数を高めて換気するの
で、調理時や夏場の外出時等の異常な熱気発生に対して
換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気できる。
ンサー7が所定の温度を越える高い値を検知すると、前
記排気装置4を急速排出状態にして熱気発生室であるL
DK11だけを局所的に換気回数を高めて換気するの
で、調理時や夏場の外出時等の異常な熱気発生に対して
換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気できる。
【0062】また、検知センサー7が所定の温度以下の
値を検知すると、急速排出状態を解除して所定の換気回
数に戻して換気するので、エネルギー消費の無駄を排除
できると同時に、冬場等換気による寒さ感を排除でき
る。
値を検知すると、急速排出状態を解除して所定の換気回
数に戻して換気するので、エネルギー消費の無駄を排除
できると同時に、冬場等換気による寒さ感を排除でき
る。
【0063】(機能3)図3と図4は、本発明の他の機
能であって、図3はユニット住宅に取り付けられた換気
システムの説明図であり、図4は図3の給気装置を拡大
して示す説明図である。
能であって、図3はユニット住宅に取り付けられた換気
システムの説明図であり、図4は図3の給気装置を拡大
して示す説明図である。
【0064】本実施例は、前記ユニット住宅1に取り付
けられている換気システムであって、前記給気口2が、
屋外の空気を温度調節して屋内に給気する温度調節付き
給気装置20である。そして、この給気装置20を、居
室12、14に設置している。そして、前記実施例と同
様、屋内の空気を屋外に排出する排気装置3、4とを設
け、屋内全体の空気を標準時所定の換気回数で換気する
ようになっている。
けられている換気システムであって、前記給気口2が、
屋外の空気を温度調節して屋内に給気する温度調節付き
給気装置20である。そして、この給気装置20を、居
室12、14に設置している。そして、前記実施例と同
様、屋内の空気を屋外に排出する排気装置3、4とを設
け、屋内全体の空気を標準時所定の換気回数で換気する
ようになっている。
【0065】上記給気装置20は、屋内に給気する空気
の温度を外気温と外気の風速の大小に応じて調節できる
制御手段を有している。
の温度を外気温と外気の風速の大小に応じて調節できる
制御手段を有している。
【0066】すなわち、給気装置20は、図4に示すよ
うに、ガラリ付きの給気口21の流入側に、ヒーター2
2が給気可能に設けられ、給気する空気を加熱する。そ
して、ヒーター22の外側を屋外フード23によって囲
っている。
うに、ガラリ付きの給気口21の流入側に、ヒーター2
2が給気可能に設けられ、給気する空気を加熱する。そ
して、ヒーター22の外側を屋外フード23によって囲
っている。
【0067】上記屋外フード23の上方には、外気温と
外気の風速を検知する検知センサー24が取り付けら
れ、給気口21の室内側に室温検知センサー25が取り
付けられている。
外気の風速を検知する検知センサー24が取り付けら
れ、給気口21の室内側に室温検知センサー25が取り
付けられている。
【0068】上記ヒーター22は、電気式の熱交換機で
もよいし、温水式でもよい。
もよいし、温水式でもよい。
【0069】上記ヒーター22は、検知センサー24、
25から送られる検知信号によって、例えば、高温、低
温、加熱無しの3段階に調節して制御される。すなわ
ち、外気の風速が大で、かつ、外気温が室温に比べて低
いときは、ヒーター22を高温で加熱するように制御す
る。外気の風速が小で、外気温が室温に比べて低いとき
は、ヒーター22を低温で加熱するように制御する。外
気温が室温と同等以上であると、外気の風速にかかわら
ずヒーター22を加熱無しとするように制御する。
25から送られる検知信号によって、例えば、高温、低
温、加熱無しの3段階に調節して制御される。すなわ
ち、外気の風速が大で、かつ、外気温が室温に比べて低
いときは、ヒーター22を高温で加熱するように制御す
る。外気の風速が小で、外気温が室温に比べて低いとき
は、ヒーター22を低温で加熱するように制御する。外
気温が室温と同等以上であると、外気の風速にかかわら
ずヒーター22を加熱無しとするように制御する。
【0070】本実施例の換気システムによると、給気装
置20が、屋内に給気する空気の温度を外気の風速の大
小に応じて温度調節可能になされているので、冬季等の
強風時に冷気の侵入を防止でき室内温度が急激に低下し
ない。
置20が、屋内に給気する空気の温度を外気の風速の大
小に応じて温度調節可能になされているので、冬季等の
強風時に冷気の侵入を防止でき室内温度が急激に低下し
ない。
【0071】また、風速大のときは給気温度を高めに、
風速小のときは低めに設定すれば、エネルギー消費の無
駄を排除できる。
風速小のときは低めに設定すれば、エネルギー消費の無
駄を排除できる。
【0072】(機能4)図5と図6は、本発明の他の機
能であって、図5はユニット住宅に取り付けられた換気
システムの説明図であり、図6は図5の給気装置を拡大
して示す説明図である。
能であって、図5はユニット住宅に取り付けられた換気
システムの説明図であり、図6は図5の給気装置を拡大
して示す説明図である。
【0073】本実施例は、前記ユニット住宅1に取り付
けられている換気システムであって、前記機能3の給気
装置20が、給気口21に外気の風速の大小に応じて開
度を自動調節する風よけ板26が設けられた給気装置2
0Aである。この給気装置20Aを、居室12、14に
設置している。そして、前記機能例と同様、屋内の空気
を屋外に排出する排気装置3、4とを設け、屋内全体の
空気を標準時所定の換気回数で換気するようになってい
る。
けられている換気システムであって、前記機能3の給気
装置20が、給気口21に外気の風速の大小に応じて開
度を自動調節する風よけ板26が設けられた給気装置2
0Aである。この給気装置20Aを、居室12、14に
設置している。そして、前記機能例と同様、屋内の空気
を屋外に排出する排気装置3、4とを設け、屋内全体の
空気を標準時所定の換気回数で換気するようになってい
る。
【0074】上記給気装置20Aは、図6に示すよう
に、ガラリ付きの給気口21の流入側に、自動開閉装置
付きの風よけ板26が設けられ、給気装置20Aの近傍
に外気の風速を検知する検知センサー28が設置されて
いる。
に、ガラリ付きの給気口21の流入側に、自動開閉装置
付きの風よけ板26が設けられ、給気装置20Aの近傍
に外気の風速を検知する検知センサー28が設置されて
いる。
【0075】給気装置20Aの制御手段は、検知センサ
ー28が風速大を検知すると、その検知信号を風よけ板
26の自動開閉装置に伝えて、風避け板26の開度を小
にするように制御する。
ー28が風速大を検知すると、その検知信号を風よけ板
26の自動開閉装置に伝えて、風避け板26の開度を小
にするように制御する。
【0076】検知センサー28が風速小を検知すると、
その検知信号を風よけ板26の自動開閉装置に伝えて、
風避け板26の開度を大にするように制御する。
その検知信号を風よけ板26の自動開閉装置に伝えて、
風避け板26の開度を大にするように制御する。
【0077】本実施例の換気システムは、給気口21
に、外気の風速の大小に応じて開度を自動調節する風よ
け板26が設けられているので、風速大のときは開度を
小に、風速小になれば開度を大にでき、給気量を維持し
ながら冬季等の強風時に冷気の侵入を防止でき室内温度
が急激に低下しない。 [給気装置]図7は図1及び図2に示す給気口2に設置
する給気装置30を示す。この給気装置30は、ガラリ
本体31に取り付けたレジスタ32と、このレジスタ3
2に取り付けられた室内カバー体33と、ガラリ本体3
1に取り付けた屋外フード34とを備えている。ガラリ
本体31や屋外フード34の材質はプラスチックや金属
性のものが良い。
に、外気の風速の大小に応じて開度を自動調節する風よ
け板26が設けられているので、風速大のときは開度を
小に、風速小になれば開度を大にでき、給気量を維持し
ながら冬季等の強風時に冷気の侵入を防止でき室内温度
が急激に低下しない。 [給気装置]図7は図1及び図2に示す給気口2に設置
する給気装置30を示す。この給気装置30は、ガラリ
本体31に取り付けたレジスタ32と、このレジスタ3
2に取り付けられた室内カバー体33と、ガラリ本体3
1に取り付けた屋外フード34とを備えている。ガラリ
本体31や屋外フード34の材質はプラスチックや金属
性のものが良い。
【0078】ガラリ本体31内には、上下に雨よけ板3
5A,35Bと花粉などを除去するフィルタ36とが設
けられている。
5A,35Bと花粉などを除去するフィルタ36とが設
けられている。
【0079】レジスタ32は、図示しない複数の開口を
形成した開口板と、この開口板に重ねられるとともにス
ライド移動するスライド板(図示せず)とを有し、この
スライド板のスライド移動により前記開口の開口度が調
整できるようになっている。37はスライド板をスライ
ド移動させるスライドツマミである。
形成した開口板と、この開口板に重ねられるとともにス
ライド移動するスライド板(図示せず)とを有し、この
スライド板のスライド移動により前記開口の開口度が調
整できるようになっている。37はスライド板をスライ
ド移動させるスライドツマミである。
【0080】室内カバー体33は、後面が開口した筺体
40から構成され、図8および図9に示すように、正面
の開口が吹出口41とされている。筺体40の両側面4
0A,40Bには複数のスリット孔からなる横吹出口4
2,43が設けられており、筺体40内にはルーバ(風
向切換手段)50と横吹出口42から空気を吹き出させ
るためのガイド板55とが設けられている。横吹出口4
3側にも同様なガイド板(図示せず)が設けられてい
る。
40から構成され、図8および図9に示すように、正面
の開口が吹出口41とされている。筺体40の両側面4
0A,40Bには複数のスリット孔からなる横吹出口4
2,43が設けられており、筺体40内にはルーバ(風
向切換手段)50と横吹出口42から空気を吹き出させ
るためのガイド板55とが設けられている。横吹出口4
3側にも同様なガイド板(図示せず)が設けられてい
る。
【0081】ルーバ50は複数のブレード51を有して
おり、各ブレード51は軸51aを中心にして回動自在
になっている。また、各ブレード51の後部は連結部材
52に枢支され、連結部材52を左右に移動させること
により各ブレード51の向きが変わり、吹出口41から
吹き出す空気の向きを任意の方向に変えられるようにな
っている。連結部材52の左右の移動は図示しないレバ
ーを操作することによって行われる。
おり、各ブレード51は軸51aを中心にして回動自在
になっている。また、各ブレード51の後部は連結部材
52に枢支され、連結部材52を左右に移動させること
により各ブレード51の向きが変わり、吹出口41から
吹き出す空気の向きを任意の方向に変えられるようにな
っている。連結部材52の左右の移動は図示しないレバ
ーを操作することによって行われる。
【0082】この給気装置30によれば、室内カバー体
33の正面の吹出口41から空気が吹き出される他に横
吹出口42,43から室内壁に沿って外気が吹き出して
いく。このように、給気装置30に入った外気は室内の
3方向へ分散されていき、さらに、横吹出口42,43
から吹き出された外気は室内の内壁に沿って分散されて
いくので、室内温度が高く室内気流が微弱なときに(輻
射式の暖房機による暖房をオフにした直後等に)、強風
の影響で給気量が増大しても、外気が分散されることに
より、室内居住域に局所的な冷気スポットができてしま
うことが防止され、人体に寒さ感を与えてしまうことが
防止される。
33の正面の吹出口41から空気が吹き出される他に横
吹出口42,43から室内壁に沿って外気が吹き出して
いく。このように、給気装置30に入った外気は室内の
3方向へ分散されていき、さらに、横吹出口42,43
から吹き出された外気は室内の内壁に沿って分散されて
いくので、室内温度が高く室内気流が微弱なときに(輻
射式の暖房機による暖房をオフにした直後等に)、強風
の影響で給気量が増大しても、外気が分散されることに
より、室内居住域に局所的な冷気スポットができてしま
うことが防止され、人体に寒さ感を与えてしまうことが
防止される。
【0083】また、正面の吹出口41から吹き出される
外気の向きはルーバ50によって任意の方向に切り換え
ることができるので、室内居住域に局所的な冷気スポッ
トができてしまうことを確実に防止することができ、人
体に寒さ感を与えてしまうことが確実に防止することが
できる。また、室内にいる人に合わせて、外気の向きを
ルーバ50によって所望の方向に切り換えることによ
り、室内をより快適なものにすることができる。
外気の向きはルーバ50によって任意の方向に切り換え
ることができるので、室内居住域に局所的な冷気スポッ
トができてしまうことを確実に防止することができ、人
体に寒さ感を与えてしまうことが確実に防止することが
できる。また、室内にいる人に合わせて、外気の向きを
ルーバ50によって所望の方向に切り換えることによ
り、室内をより快適なものにすることができる。
【0084】この実施例では、室内カバー体33の側面
40A,40Bに横吹出口42,43を設けているが、室
内カバー体33の上面に吹出口を設けてもよい。また、
この場合、ルーバ50を省き、吹出口41を塞いでもよ
い。この場合も外気は3方向に分散されていくので、室
内居住域に局所的な冷気スポットができてしまうことが
防止され、人体に寒さ感を与えてしまうことが防止され
る。また、ルーバ50を省き、吹出口41,42,43だ
けを設けてもよい。
40A,40Bに横吹出口42,43を設けているが、室
内カバー体33の上面に吹出口を設けてもよい。また、
この場合、ルーバ50を省き、吹出口41を塞いでもよ
い。この場合も外気は3方向に分散されていくので、室
内居住域に局所的な冷気スポットができてしまうことが
防止され、人体に寒さ感を与えてしまうことが防止され
る。また、ルーバ50を省き、吹出口41,42,43だ
けを設けてもよい。
【0085】図10は、機能4を検知センサー等を用い
ずに達成するため、ガラリ本体31内に給気量を調整す
る風量調整手段60を設けたものである。
ずに達成するため、ガラリ本体31内に給気量を調整す
る風量調整手段60を設けたものである。
【0086】この風量調整手段60は、軸61に回動自
在に垂下した垂下板部62と、この垂下板部62の下端
に屋外フード34側に延びた水平板部63とから構成さ
れるフード板64を有している。水平板部63の長さは
垂下板部62の長さより長く設定されており、水平板部
63の左端部(図10において)には重り65が取り付
けられている。この重り65によって、フード板64は
図10に示す実線位置の状態にある。
在に垂下した垂下板部62と、この垂下板部62の下端
に屋外フード34側に延びた水平板部63とから構成さ
れるフード板64を有している。水平板部63の長さは
垂下板部62の長さより長く設定されており、水平板部
63の左端部(図10において)には重り65が取り付
けられている。この重り65によって、フード板64は
図10に示す実線位置の状態にある。
【0087】いま、強風によってガラリ本体31内に多
量の外気が入ってくると、フード板64はその外気の風
圧によって鎖線で示す位置へ回動していく。この結果、
フード板64の水平板部63と雨よけ板35Bとによっ
て、外気が室内カバー体33へ流れていく量が制限さ
れ、給気量は一定以上増加しないことになる。このとき
の給気量のしきい値は20m3/hに設定しておくのが
望ましい。
量の外気が入ってくると、フード板64はその外気の風
圧によって鎖線で示す位置へ回動していく。この結果、
フード板64の水平板部63と雨よけ板35Bとによっ
て、外気が室内カバー体33へ流れていく量が制限さ
れ、給気量は一定以上増加しないことになる。このとき
の給気量のしきい値は20m3/hに設定しておくのが
望ましい。
【0088】すなわち、強風により外気が室内に多量に
給気されてしまうことが防止され、室内の温度が外気に
よって急激に低下してしまうことが防止される。
給気されてしまうことが防止され、室内の温度が外気に
よって急激に低下してしまうことが防止される。
【0089】微風になると、重り65によりフード板6
4は実線の位置へ戻り、通常の給気が行われることにな
る。
4は実線の位置へ戻り、通常の給気が行われることにな
る。
【0090】図11は、室内カバー70の吹出口71か
ら吹き出される外気を撹拌するファン(撹拌手段)72
を設けたものである。このファン72によって、吹出口
71から吹き出される外気を撹拌することにより、撹拌
された外気の温度と室内の温度との差がなくなり、室内
に冷気スポットを生じてしまうことが防止される。ファ
ン72は電動モータによって駆動されるが、外気の風に
よって回転するようにしてもよい。
ら吹き出される外気を撹拌するファン(撹拌手段)72
を設けたものである。このファン72によって、吹出口
71から吹き出される外気を撹拌することにより、撹拌
された外気の温度と室内の温度との差がなくなり、室内
に冷気スポットを生じてしまうことが防止される。ファ
ン72は電動モータによって駆動されるが、外気の風に
よって回転するようにしてもよい。
【0091】
【発明の効果】請求項1記載の建物によると、検知手段
が限界値を越える空気汚染度を検知すると、前記排気装
置を急速排出状態にして厨房設備を備えた部屋だけを局
所的に換気回数を高めて換気するので、急激な空気の汚
れに対して換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気
できる。
が限界値を越える空気汚染度を検知すると、前記排気装
置を急速排出状態にして厨房設備を備えた部屋だけを局
所的に換気回数を高めて換気するので、急激な空気の汚
れに対して換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気
できる。
【0092】また、限界値以下の空気汚染度を検知する
と、急速排出状態を解除して所定の換気回数に戻して換
気するので、エネルギー消費の無駄を排除できると同時
に、冬場等換気による寒さ感を排除できる。
と、急速排出状態を解除して所定の換気回数に戻して換
気するので、エネルギー消費の無駄を排除できると同時
に、冬場等換気による寒さ感を排除できる。
【0093】請求項2記載の建物によると、検知手段が
所定の温度を越える高い値を検知すると、前記排気装置
を急速排出状態にして厨房設備を備えた部屋だけを局所
的に換気回数を高めて換気するので、異常な熱気発生に
対して換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気でき
る。
所定の温度を越える高い値を検知すると、前記排気装置
を急速排出状態にして厨房設備を備えた部屋だけを局所
的に換気回数を高めて換気するので、異常な熱気発生に
対して換気時間を短縮でき、他室を汚染せずに換気でき
る。
【0094】また、所定の温度以下の値を検知すると、
急速排出状態を解除して所定の換気回数に戻して換気す
るので、エネルギー消費の無駄を排除できると同時に、
冬場等換気による寒さ感を排除できる。
急速排出状態を解除して所定の換気回数に戻して換気す
るので、エネルギー消費の無駄を排除できると同時に、
冬場等換気による寒さ感を排除できる。
【0095】請求項3記載の建物は、さらに、検知手段
が、キッチン区画を有する部屋のキッチン区画外領域の
略中央からキッチン区画とキッチン区画外領域との境界
部またはダイニング領域の壁に設置されているので、空
気汚染度または異常な熱気発生を精度よく検出できる。
が、キッチン区画を有する部屋のキッチン区画外領域の
略中央からキッチン区画とキッチン区画外領域との境界
部またはダイニング領域の壁に設置されているので、空
気汚染度または異常な熱気発生を精度よく検出できる。
【0096】請求項4記載の建物は、屋内に給気する空
気の温度を外気の風速の大小に応じて温度調節する制御
手段を備えているので、冬季等の強風時に冷気の侵入を
防止でき室内温度が急激に低下しない。
気の温度を外気の風速の大小に応じて温度調節する制御
手段を備えているので、冬季等の強風時に冷気の侵入を
防止でき室内温度が急激に低下しない。
【0097】また、風速大のときは給気温度を高めに、
風速小のときは低めに設定すれば、エネルギー消費の無
駄を排除できる。
風速小のときは低めに設定すれば、エネルギー消費の無
駄を排除できる。
【0098】請求項5記載の建物は、外気の風速の大小
に応じて給気口の開度を自動調節する制御手段を備えて
いるので、風速大のときは開度を小に、風速小になれば
開度を大にでき、給気量を維持しながら冬季等の強風時
に冷気の侵入を防止でき室内温度が急激に低下しない。
に応じて給気口の開度を自動調節する制御手段を備えて
いるので、風速大のときは開度を小に、風速小になれば
開度を大にでき、給気量を維持しながら冬季等の強風時
に冷気の侵入を防止でき室内温度が急激に低下しない。
【0099】請求項6記載の給気装置は、建物の内壁面
に沿う方向に空気を吹き出す横吹出口を備えたものであ
るから、その横吹出口から吹き出される外気は内壁面に
沿って分散されていき、室内居住域に局所的な冷気スポ
ットができてしまうことが防止され、人体に寒さ感を与
えてしまうことが防止される。
に沿う方向に空気を吹き出す横吹出口を備えたものであ
るから、その横吹出口から吹き出される外気は内壁面に
沿って分散されていき、室内居住域に局所的な冷気スポ
ットができてしまうことが防止され、人体に寒さ感を与
えてしまうことが防止される。
【0100】請求項7記載の給気装置は、吹出口から吹
き出す空気の向きを変える風向切換手段を設けたもので
あるから、その吹出口から吹き出される外気の向きをル
ーバによって任意の方向に切り換えて、室内居住域に局
所的な冷気スポットができてしまうことを防止すること
ができ、人体に寒さ感を与えてしまうことを防止するこ
とができる。また、室内にいる人に合わせて、外気の向
きを所望の方向に切り換えることにより、室内をより快
適なものにすることができる。
き出す空気の向きを変える風向切換手段を設けたもので
あるから、その吹出口から吹き出される外気の向きをル
ーバによって任意の方向に切り換えて、室内居住域に局
所的な冷気スポットができてしまうことを防止すること
ができ、人体に寒さ感を与えてしまうことを防止するこ
とができる。また、室内にいる人に合わせて、外気の向
きを所望の方向に切り換えることにより、室内をより快
適なものにすることができる。
【0101】請求項8記載の給気装置は、吹出口から吹
き出される風量を外気の強さに応じて調整する風量調整
手段を備えたものであるから、強風により外気が室内に
多量に給気されてしまうことが防止され、室内の温度が
外気によって急激に低下してしまうことが防止される。
き出される風量を外気の強さに応じて調整する風量調整
手段を備えたものであるから、強風により外気が室内に
多量に給気されてしまうことが防止され、室内の温度が
外気によって急激に低下してしまうことが防止される。
【0102】請求項9の発明によれば、請求項6ないし
請求項8のいずれか記載の給気装置を取り付けたもので
あるから、請求項6ないし請求項8の効果を有する建物
を提供することができる。
請求項8のいずれか記載の給気装置を取り付けたもので
あるから、請求項6ないし請求項8の効果を有する建物
を提供することができる。
【0103】請求項10の発明によれば、給気口から吹
き出される空気を撹拌する撹拌手段を給気口近傍に備え
たものであるから、撹拌手段によって、給気口から吹き
出される外気を撹拌することにより、撹拌された外気の
温度と室内の温度との差がなくなり、室内に冷気スポッ
トが生じてしまうことを防止することができる。
き出される空気を撹拌する撹拌手段を給気口近傍に備え
たものであるから、撹拌手段によって、給気口から吹き
出される外気を撹拌することにより、撹拌された外気の
温度と室内の温度との差がなくなり、室内に冷気スポッ
トが生じてしまうことを防止することができる。
【図1】本発明の一実施例(機能1)であって、ユニッ
ト住宅に取り付けられた換気システムの説明図である。
ト住宅に取り付けられた換気システムの説明図である。
【図2】本発明の一実施例(機能2)であって、ユニッ
ト住宅に取り付けられた換気システムの説明図である。
ト住宅に取り付けられた換気システムの説明図である。
【図3】本発明の一実施例(機能3)であって、ユニッ
ト住宅に取り付けられた換気システムの説明図である。
ト住宅に取り付けられた換気システムの説明図である。
【図4】図3の給気装置を拡大して示す説明図である。
【図5】本発明の一実施例(機能4)であって、ユニッ
ト住宅に取り付けられた換気システムの説明図である。
ト住宅に取り付けられた換気システムの説明図である。
【図6】図5の給気装置を拡大して示す説明図である。
【図7】給気装置の構成を示した説明図である。
【図8】図7に示す給気装置の室内カバー体を示した正
面図である。
面図である。
【図9】ルーバの構成を示した説明図である。
【図10】他の給気装置の構成を示した説明図である。
【図11】別な他の給気装置の構成を示した説明図であ
る。
る。
1 ユニット住宅(建物) 11 LDK(厨房設備を備えた部屋) 2、21 給気口 3、4 排気装置 5 空気汚染度の検知センサー(検知手段) 7 温度の検知センサー(検知手段) 20、20A 給気装置
Claims (10)
- 【請求項1】 屋外の空気を屋内に給気する給気口と、
屋内の空気を屋外に排出する排気装置とからなり、屋内
全体の空気を標準時所定の換気回数で換気する換気シス
テムを備えた建物において、 厨房設備を備えた部屋に、空気汚染度の検知手段と排気
装置が設置され、排気装置は、この室内の空気を大量に
屋外に排出する急速排出手段付きの排気装置であって、 前記検知手段が限界値を越える空気汚染度を検知する
と、前記排気装置を急速排出状態にして厨房設備を備え
た部屋だけを局所的に換気回数を高めて換気し、限界値
以下の空気汚染度を検知すると、急速排出状態を解除し
て所定の換気回数に戻して換気する制御手段を備えてい
ることを特徴とする建物。 - 【請求項2】 屋外の空気を屋内に給気する給気口と、
屋内の空気を屋外に排出する排気装置とからなり、屋内
全体の空気を標準時所定の換気回数で換気する換気シス
テムを備えた建物において、 厨房設備を備えた部屋に、室内温度の検知手段と排気装
置が設置され、排気装置は、この室内の空気を大量に屋
外に排出する急速排出手段付きの排気装置であって、 前記検知手段が所定の温度を越える高い値を検知する
と、前記排気装置を急速排出状態にして厨房設備を備え
た部屋だけを局所的に換気回数を高めて換気し、所定の
温度以下の値を検知すると、急速排出状態を解除して所
定の換気回数に戻して換気する制御手段を備えているこ
とを特徴とする建物。 - 【請求項3】 検知手段が、キッチン区画を有する部屋
のキッチン区画外領域の略中央からキッチン区画とキッ
チン区画外領域との境界部またはダイニング領域の壁に
設置されていることを特徴とする請求項1または2記載
の建物。 - 【請求項4】 屋外の空気を温度調節して屋内に給気す
る温度調節機能付き給気装置と、屋内の空気を屋外に排
出する排気装置と、制御手段とを備え、屋内全体の空気
を標準時所定の換気回数で換気する換気システムを備え
た建物であって、 前記制御手段は、屋内に給気する空気の温度を外気の風
速の大小に応じて温度調節することを特徴とする建物。 - 【請求項5】 屋外の空気を屋内に給気する給気口と、
屋内の空気を屋外に排出する排気装置と、制御手段とを
備え、屋内全体の空気を標準時所定の換気回数で換気す
る換気システムを備えた建物であって、 前記制御手段は、外気の風速の大小に応じて給気口の開
度を自動調節することを特徴とする建物。 - 【請求項6】建物の給気口に取り付けられるととも外気
を吹き出す吹出口を有する給気装置であって、 建物の内壁面に沿う方向に外気を吹き出す横吹出口を備
えたことを特徴とする給気装置。 - 【請求項7】建物の給気口に取り付けられるとともに外
気を吹き出す吹出口を有する給気装置であって、 前記吹出口から吹き出す外気の向きを変える風向切換手
段を備えたことを特徴とする給気装置。 - 【請求項8】建物の給気口に取り付けられるとともに外
気を吹き出す吹出口を有する給気装置であって、 前記吹出口から吹き出される風量を外気の風の強さに応
じて調整する風量調整手段を備えたことを特徴とする給
気装置。 - 【請求項9】屋外の空気を屋内に給気する給気口と、屋
内の空気を屋外に排出する排気装置とからなり、屋内全
体の空気を標準時所定の換気回数で換気する換気システ
ムを備えた建物において、請求項6ないし請求項8のい
ずれか記載の給気装置を取り付けたことを特徴とする建
物。 - 【請求項10】屋外の空気を屋内に給気する給気口と、
屋内の空気を屋外に排出する排気装置とからなり、屋内
全体の空気を標準時所定の換気回数で換気する換気シス
テムを備えた建物において、 前記給気口から吹き出される外気を撹拌する撹拌手段を
吸気口近傍に設けた給気装置を取り付けたことを特徴と
する建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11035909A JP2000241000A (ja) | 1998-12-22 | 1999-02-15 | 建物と給気ガラリ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36482598 | 1998-12-22 | ||
JP10-364825 | 1998-12-22 | ||
JP11035909A JP2000241000A (ja) | 1998-12-22 | 1999-02-15 | 建物と給気ガラリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000241000A true JP2000241000A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=26374921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11035909A Pending JP2000241000A (ja) | 1998-12-22 | 1999-02-15 | 建物と給気ガラリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000241000A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010101122A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Toyota Motor Corp | 換気装置及びそれを備えた建物 |
JP2013071035A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Sekisui Chem Co Ltd | 建物の清掃システム |
CN104676809A (zh) * | 2013-11-27 | 2015-06-03 | 中国建筑科学研究院 | 一种无管道式双向新风系统 |
CN104676810A (zh) * | 2013-11-27 | 2015-06-03 | 中国建筑科学研究院 | 一种调湿型全热回收通风系统 |
JP2018179492A (ja) * | 2017-04-03 | 2018-11-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | レンジフード |
CN116476356A (zh) * | 2023-06-20 | 2023-07-25 | 石狮佳南热熔胶有限公司 | 防褶皱热熔胶膜及热熔胶膜生产用冷却装置 |
-
1999
- 1999-02-15 JP JP11035909A patent/JP2000241000A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010101122A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Toyota Motor Corp | 換気装置及びそれを備えた建物 |
JP2013071035A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Sekisui Chem Co Ltd | 建物の清掃システム |
CN104676809A (zh) * | 2013-11-27 | 2015-06-03 | 中国建筑科学研究院 | 一种无管道式双向新风系统 |
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JP2018179492A (ja) * | 2017-04-03 | 2018-11-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | レンジフード |
JP7033699B2 (ja) | 2017-04-03 | 2022-03-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | レンジフード |
CN116476356A (zh) * | 2023-06-20 | 2023-07-25 | 石狮佳南热熔胶有限公司 | 防褶皱热熔胶膜及热熔胶膜生产用冷却装置 |
CN116476356B (zh) * | 2023-06-20 | 2023-09-15 | 石狮佳南热熔胶有限公司 | 防褶皱热熔胶膜及热熔胶膜生产用冷却装置 |
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