JP2002005486A - 同時給排型レンジフード - Google Patents

同時給排型レンジフード

Info

Publication number
JP2002005486A
JP2002005486A JP2000182700A JP2000182700A JP2002005486A JP 2002005486 A JP2002005486 A JP 2002005486A JP 2000182700 A JP2000182700 A JP 2000182700A JP 2000182700 A JP2000182700 A JP 2000182700A JP 2002005486 A JP2002005486 A JP 2002005486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
supply
range hood
exhaust
type range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000182700A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Itagaki
雅治 板垣
Hirotake Kobayashi
洋武 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2000182700A priority Critical patent/JP2002005486A/ja
Publication of JP2002005486A publication Critical patent/JP2002005486A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】排気捕集率が高く、かつ、住戸全体あるいは台
所を負圧にしない同時給排型レンジフードを提供する。 【解決手段】台所1の床2上のシステムキッチン6のコ
ンロ3上方に同時給排型レンジフード本体7が天井8に
取付けられている。シンク4下部の温風吹き出し口11
に合わせて足元放熱機が設けられている。本体ケーシン
グ15とフードとの間には温水熱源機17が配設されて
いる。本体ケーシング15のフロント上部には制御部1
8が設けられている。フード16にはセンサ、フィルタ
が取付けられている。フード16内に配設された給気用
ファン21と排気用ファン22とは二重管23の給気側
と排気側とに接続されている。給気用ファン21は給気
用ダクト24を介して足元放熱機に接続されている。同
時給排型レンジフード25は、レンジフード本体7と、
二重管23、足元放熱機、給気用ダクト24等から構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気用ファンによ
り排気用ダクトを介して台所から戸外になされる排気
と、給気用ファンにより給気用ダクトを介して戸外から
台所へなされる給気とを同時に行う同時給排型レンジフ
ードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、台所で使用されるコンロの上方に
は通常、レンジフードが設けられている。このようなレ
ンジフードとして、排気用ファンにより排気用ダクトを
介して台所から戸外へ排気のみを行う排気型レンジフー
ドと、排気用ファンにより排気用ダクトを介して台所か
ら戸外へする排気と、給気用ファンにより給気用ダクト
を介して戸外から台所へする給気とを同時に行う同時給
排型レンジフードがある。
【0003】上記排気型レンジフードをコンロ運転時に
使用すると、排気風量が大きいため、特に気密性が高い
集合住宅では台所だけでなく住戸全体が負圧になること
がある。台所の負圧は半密閉式燃焼機器の給排気バラン
スを崩し、燃焼性を悪化させる原因となる。また、台所
が負圧になると、台所と居間などの他の居室とに圧力差
が生じてドアが開け難くなったり、居間などの他の居室
の空気が移動して空調温度が変化して一時的に寒さや暑
さを感じる不具合が生じる。
【0004】また、上記排気型レンジフードでは、特に
給気口が設けられていない台所においては、高い排気捕
集率が得られないという問題がある。さらに、換気のた
めに排気型レンジフードの排気風量を小さくして常時使
用する場合でも、気密性の高い集合住宅等では、住戸内
が負圧になってしまう可能性を有している。
【0005】上記問題を解決するために同時給排型レン
ジフードが使用されている。従来の同時給排型レンジフ
ードを図3及び図4を用いて説明する。図3は、集合住
宅の住戸における台所、居間、食堂及びその他の居室な
どの配置を示している。図4は、コンロの上方で天井に
取り付けられた同時給排型レンジフードの概略の構成を
示している。
【0006】図3に示すように、集合住宅の住戸31に
は、台所32、居間33、食堂34及び他の居室などが
配置されている。台所32には、コンロ36及びシンク
37等が配置されている。図4に示すように、コンロ3
6の上方の天井38には、同時給排型レンジフード39
が取り付けられている。
【0007】同時給排型レンジフード39はフード40
を備えている。フード40内には、給気用ファン41と
排気用ファン42とがそれぞれ配設されている。給気用
ファン41には給気用ダクト43が接続され、排気用フ
ァン42には排気用ダクト44が接続されている。フー
ド40内にはセンサ(図示せず)が取り付けられ、コン
ロ36のガスの燃焼を検出するものもある。フード40
のフロント45ほぼ中央の垂直部には、給気吹き出し口
46が設けられている。給気吹き出し口46には、吹き
出される風の方向を調節する羽板47を備えたガラリが
取り付けられている。また、同時給排型レンジフード3
9には、制御部(図示せず)が設けられており、制御部
は給気用ファン41及び排気用ファン42の回転を制御
して風量を調節するようになっている。
【0008】以上のような構成を有する同時給排型レン
ジフード39は、コンロ36が点火されるとセンサがガ
スの燃焼を検出して制御部に検出信号を送信する。制御
部はセンサの検出信号に基づいて給気用ファン41及び
排気用ファン42を作動させる。これにより、給気用ダ
クト43で戸外から台所32に空気が供給される。燃焼
ガスはフード40で捕集されて、排気用ダクト44を介
して戸外へ排出されるようになっている。
【0009】ところで、上記同時給排型レンジフード3
9では、給気は給気吹き出し口46からフード40のフ
ロント45傾斜部側に吹き出され、フロント45傾斜部
からフロント45垂直下部を回ってフード40内に吸い
込まれるようになっている。この同時給排型レンジフー
ド39では、給気風量は排気風量の半分程度までに抑え
られている。これにより、同時給排型レンジフード39
は、排気型レンジフードと比較すれば台所32の負圧を
少なくして、半密閉式燃焼機器の給排気バランスを保ち
燃焼性を改善すると共に、所望の排気捕集率を得てい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記同
時給排型レンジフード39は所望の排気捕集率は得られ
るものの、排気風量が給気風量よりも多いため台所(あ
るいは住戸全体)が負圧になることは避けられない。本
発明の目的は、高い排気捕集率を維持しつつ、台所等が
負圧にならない同時給排型レンジフードを提供すること
にある。さらに、本発明の目的は、冬季に運転しても台
所等が寒くならない同時給排型レンジフードを提供する
ことにある。またさらに、本発明の目的は、施工性に優
れた同時給排型レンジフードを提供することにある。ま
た、本発明の目的は、台所の空調を台所内で完結させて
効率的な温風暖房及び調理ができる同時給排型レンジフ
ードを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、戸外から空
気を取り込む給気用ダクトと、前記給気用ダクトから供
給される給気を台所に送風する給気用送風機と、前記台
所内の空気を捕集するフードと、前記フードを通る排気
を送風する排気用送風機と、前記フードからの排気を前
記戸外に排出する排気用ダクトとを有する同時給排型レ
ンジフードであって、前記給気用送風機により前記台所
に給気される給気風量と前記排気用送風機により前記台
所から排気される排気風量とはほぼ同量になることを特
徴とする同時給排型レンジフードによって達成される。
【0012】また、上記本発明の同時給排型レンジフー
ドにおいて、前記台所の下方に配置されて温風を送風す
る温風放熱機をさらに有し、前記給気用ダクトは、前記
温風放熱機に接続されていることを特徴とする。
【0013】さらに、上記本発明の同時給排型レンジフ
ードにおいて、前記台所の天井に配置されて温風を送風
する温風送風機をさらに有し、前記給気用ダクトは、前
記温風送風機に接続されていることを特徴とする。
【0014】さらに、上記本発明の同時給排型レンジフ
ードにおいて、前記温風放熱機あるいは前記温風送風機
に加熱媒体を供給する熱源機をさらに有していることを
特徴とする。
【0015】またさらに、上記本発明の同時給排型レン
ジフードにおいて、ガス燃焼により熱搬送用媒体を加熱
して前記加熱媒体にすることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による同時
給排型レンジフードを図1及び図2を用いて説明する。
まず、本実施の形態による同時給排型レンジフードの概
略の構成を図1及び図2を用いて説明する。図1は、台
所に配置されたコンロ及びシンク(流し台)等とコンロ
の上方の天井に取り付けられた同時給排型レンジフード
の正面を示している。図2は、シンク及び同時給排型レ
ンジフードの一側面を示している。
【0017】図1に示すように、台所1の床2上には、
コンロ3及びシンク4等からなるシステムキッチン6が
設置されている。コンロ3の五徳9上には例えば調理鍋
10等が載せられる。コンロ3の上方には、同時給排型
レンジフード本体7が天井8に取り付けられている。
【0018】図2に示すように、シンク4の下部には、
温風吹き出し口11が設けられ、温風吹き出し口11に
合わせて、足元放熱機12が配置されている。なお、温
風吹き出し口11には、温風の方向を調節できる複数の
羽板13を備えたガラリ14が取り付けられている。
【0019】同時給排型レンジフード本体7は、下側が
開放された箱形の本体ケーシング15を有している。本
体ケーシング15内には、下方向に広く形成されたフー
ド16が装着されている。本体ケーシング15とフード
16との間には温水熱源機17が組み込まれている。本
体ケーシング15のフロント上部には制御部18が設け
られている。フード16下部にはガスの燃焼を検出する
センサ19が取り付けられている。センサ19の上方に
はフィルタ20が取り付けられている。
【0020】図1に示すように、フード16内には給気
用ファン(給気用送風機)21及び排気用ファン(排気
用送風機)22等が配設されている。給気用ファン21
は二重管23の給気側(給気用ダクト)に接続されてい
る。排気用ファン22は、二重管23の排気側(排気用
ダクト)に接続されている。二重管23は、フード16
及び本体ケーシング15に設けられた穴(共に図示せ
ず)を通して戸外に延設されている。また、給気用ファ
ン21は給気用ダクト24を介して足元放熱機12に接
続されている。
【0021】本実施の形態では、給気用ファン21によ
り給気用ダクトから流れ込む給気量と排気用ファン22
により排気用ダクトから排出される排気量はほぼ同量に
なるように設定されている。これは、給気用ファン21
と排気用ファン22の両者の送風能力をほぼ同一にする
と共に給気用ダクトと排気用ダクトの管径などを調整し
て給排気能力をほぼ同一にするか、制御部18で給排気
量をモニタして給気用ファン21と排気用ファン22の
単位時間当たりの給排気量を制御することにより実現で
きる。
【0022】なお、同時給排型レンジフード25は、同
時給排型レンジフード本体7と、二重管23、足元放熱
機12、給気用ダクト24等から構成されている。ま
た、温水熱源機17は、同時給排型レンジフード25に
一体的に組み込まれたレンジフード一体型温水熱源機と
なっている。このように、シンク4下方の温風吹き出し
口11と排気用のフード16との間に所定距離が設けら
れているため給排気の流れがスムーズになり、高い排気
捕集率を維持することができる。
【0023】制御部18にはセンサ19からコンロ使用
状態の有無が入力される。制御部18からは給気用ファ
ン21、排気用ファン22及び温水熱源機17等に対し
て回転数制御や水温制御等の各種制御信号が出力され
る。また不図示のリモコンが制御部18と接続されてお
り、当該リモコンにより、同時給排型レンジフード25
がコンロ3と連動して運転される連動運転操作、あるい
は常時換気するベース運転操作、またあるいは、連動運
転せずに手動による単独運転をする単独運転操作、及び
電源を切るオフ操作等ができるようになっている。
【0024】温水熱源器17には図示しないガス管及び
水道管がそれぞれ接続されている。温水熱源器17には
足元放熱機12が接続されており、給気用ダクト24の
給気を温水で暖めて温風吹出し口11から温風として吹
き出せるようになっている。
【0025】次に、本実施の形態による同時給排型レン
ジフード25の動作を説明する。まず、運転モードとし
て、同時給排型レンジフード25がコンロ3と連動して
運転される連動運転が選択されている場合について説明
する。コンロ3が点火されると、センサ19はガスの燃
焼を検出して、制御部18に検出信号を送信する。制御
部18は、センサ19からの検出信号に基づき給気用フ
ァン21及び排気用ファン22による給排気風量が同じ
になるようにそれぞれのファンを回転させると共に、温
水熱源機17を点火してガスを燃焼させて所定温度の温
水を足元放熱機12に供給する。
【0026】二重管23の給気側(給気用ダクト)から
吸い込まれた給気は、給気用ファン21により給気用ダ
クト24を通って足元放熱機12に送られる。足元放熱
機12は、給気用ダクト24から供給される給気を温水
で加温して温風にする。温風はシンク4の温風吹き出し
口11から吹き出される。
【0027】温風はシンク4の前面側からコンロ3上を
通って上昇し、排気ガスと共に同時給排型レンジフード
25のフード16内に高い排気捕集率で捕集される。捕
集された排気ガスは、二重管23の排気側(排気用ダク
ト)を通って戸外に排出される。次いでコンロ3が消火
されると、センサ19はガスの燃焼を検出しなくなっ
て、制御部18は給気用ファン21及び排気用ファン2
2の回転をそれぞれ停止する。
【0028】以上説明したように、本実施形態の同時給
排型レンジフードは、コンロ3と給気用ファン21及び
排気用ファン22とを連動させて、ガスの燃焼時に同風
量の給気と排気とを行うコンロ連動式となっている(コ
ンロ連動式レンジフード)。また、シンク4下方の温風
吹き出し口11と排気用のフード16との間の給排気の
流れがスムーズである。したがって、最適な排気捕集率
を維持しつつ台所での給排気バランスが保たれるため、
台所あるいは住戸内全体が負圧になることはない。
【0029】次に、運転モードとしてベース運転操作が
選択されている場合について説明する。常時換気するベ
ース運転が選択されると、制御部18は、給気用ファン
21及び排気用ファン22を給排気風量が同じになるよ
うにそれぞれ回転させると共に、必要なら温水熱源器1
7を点火してガスを燃焼させて温水を足元放熱機12に
供給する。
【0030】二重管23の給気側(給気用ダクト)から
吸い込まれた給気は、給気用ファン21により給気用ダ
クト24を通って足元放熱機12に送られる。足元放熱
機12は、給気用ダクト24から供給される給気を加温
してシンク4の温風吹き出し口11から温風を吹き出
す。台所は当該温風により暖房され、一方、台所内の空
気は同時給排型レンジフード25のフード16内に捕集
される。
【0031】フード16内に捕集された空気は、排気用
ファン22で加圧されて二重管23の排気側(排気用ダ
クト)を通って戸外に排出される。以上説明したベース
運転の運転モードを用いれば、台所の常時換気ができ
る。
【0032】以上説明したように、同時給排型レンジフ
ードは、ベース運転操作あるいは、単独運転操作を選択
しても、給気用ファン及び排気用ファンがほぼ同量の給
気と排気とを行うので、台所での給排気バランスを保つ
ことができ、台所あるいは住戸内全体が負圧になること
はない。
【0033】本実施の形態では、温水熱源機から温水を
足元放熱機、温風送風機に供給するようにしている。こ
れにより、冬季の寒い時期でも、給気が加温されるた
め、同時給排型レンジフードの運転により台所が寒くな
ることがない。さらに、エアコンなどの冷熱源機から冷
媒を熱交換機に冷媒配管して供給するようにしてもよ
い。これにより、夏の暑い時期では給気を冷却すること
ができるため、同時給排型レンジフードの運転により台
所が高温になることはない。
【0034】また、本実施の形態では、シンク4の下部
に温風吹き出し口11を設けるようにしたが、これに代
えて、台所1の天井8に、温風吹き出し口を設けるよう
にしてもよい。すなわち、図2に示すコンロ3の左上方
で、図1に示すコンロ3のほぼ真上となる天井8の位置
に温風吹き出し口26を設けるようにしてもよい。この
場合、温風吹き出し口26に合わせて温風送風機27を
配置する。なお、温風吹き出し口26は、温風の方向を
調節できる羽板28を備えたガラリ29が取り付けられ
ている。
【0035】これにより、二重管23の給気側(給気用
ダクト)から吸い込まれた給気は、給気用ファン21に
より、給気用ダクト30を通って温風送風機27に送ら
れる。温風送風機27は、給気用ダクト24から供給さ
れる給気を加温して温風にする。温風は温風吹き出し口
26から吹き出される。温風はコンロ3に向かって下降
する。一方、同時給排型レンジフード25のフード16
内はコンロ3の燃焼ガスを捕集する。フード16内に捕
集された排気は、排気用ファン22で加圧されて二重管
23の排気側(排気用ダクト)を通って戸外に排出され
る。
【0036】このように、シンク4の温風吹き出し口1
1あるいは天井8の温風吹き出し口26とフード16と
の間に所定距離が設けられているため、温風吹き出し口
11あるいは温風吹き出し口26からの給気の流れとフ
ード16への排気の流れにショートサーキットを生じさ
せない構成にすることができる。これにより、本実施の
形態による同時給排型レンジフードは、排気捕集率を高
率に維持しながら台所や住戸全体を負圧にしないように
することができる。
【0037】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。上記実施の形態において、同時給排
型レンジフードは給排気用2重管を用いるようにした
が、これに限らず2本管を用いるようにしてもよい。
【0038】また、上記実施の形態では同時給排型レン
ジフードのセンサとして、紫外線を検出する光センサ、
炭酸ガス(CO2)を検出するガスセンサ、湿度を検出
する湿度センサ等を用いることができる。また、コンロ
の点火及び消火を検知するセンサからの信号は有線ある
いは無線の何れによって制御部に伝えてもよい。
【0039】また、上記実施の形態において同時給排型
レンジフードの運転終了時に、給気用ファン及び排気用
ファンの回転を直ちに停止させることなく、コンロの消
火時から所定時間だけ運転を継続するように時間差を設
けてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の通り、本発明の同時給排型レンジ
フードによれば、給気用ファンが送風する給気風量と排
気用ファンが送風する排気風量をほぼ同風量にできるの
で、給排気バランスを保つことができ台所や住戸全体内
を負圧にしないで済むようになる。さらに、排気用のフ
ードと、シンク下方あるいは天井の給気源と間に所定距
離が設けられているため給排気の流れがスムーズにな
り、高い排気捕集率を維持することができる。
【0041】また、システムキッチンの下部に、給気に
熱を供給して温める温風放熱機を設け、かつ、給気用ダ
クトを温風放熱機に接続し、システムキッチンの下部か
ら温風を吹き出せるので、冬季に同時給排型レンジフー
ドを運転しても、台所が寒くなることがない。
【0042】さらに、台所の天井に、給気に熱を供給し
て温める温風送風機を設け、かつ、給気用ダクトを温風
送風機に接続し、天井から温風を吹き出せるので、冬季
に同時給排型レンジフードを運転しても、台所が寒くな
ることがない。
【0043】またさらに、本発明の同時給排型レンジフ
ードは、温風放熱機、あるいは温風送風機に温水を供給
する温風熱源機を有しており、熱源機を戸外のベランダ
や玄関脇に別個に設ける必要がないので施工性に優れて
いる。また、台所での空調を台所内だけで完結させるこ
とができるので、負圧の影響を受けない快適な生活空間
と経済的で効率的な空調を実現できる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による同時給排型レンジ
フードの正面を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態による同時給排型レンジ
フードの一側面を示す図である。
【図3】従来の同時給排型レンジフードが使用される住
戸の台所と他の居室などの配置を示す図である。
【図4】従来の同時給排型レンジフードの概略の構成を
示す図である。
【符号の説明】
1、32 台所 2 床 3、36 コンロ 4、37 シンク 6 システムキッチン 7 同時給排型レンジフード本体 8、38 天井 9 五徳 10 鍋 11、26 温風吹き出し口 12 足元放熱機 13、28、47 羽板 14、29 ガラリ 15 本体ケーシング 16、40 フード 17 温水熱源機 18 制御部 19 センサ 20 フィルタ 21、41 給気用ファン 22、42 排気用ファン 23 二重管 24、30、43 給気用ダクト 25 同時給排型レンジフード 27 温風送風機 31 住戸 33 居間 34 食堂 39 同時給排型レンジフード 44 排気用ダクト 45 フードフロント 46 給気吹き出し口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】戸外から空気を取り込む給気用ダクトと、 前記給気用ダクトから供給される給気を台所に送風する
    給気用送風機と、 前記台所内の空気を捕集するフードと、 前記フードを通る排気を送風する排気用送風機と、 前記フードからの排気を前記戸外に排出する排気用ダク
    トとを有する同時給排型レンジフードであって、 前記給気用送風機により前記台所に給気される給気風量
    と前記排気用送風機により前記台所から排気される排気
    風量とはほぼ同量になることを特徴とする同時給排型レ
    ンジフード。
  2. 【請求項2】請求項1記載の同時給排型レンジフードに
    おいて、 前記台所の下方に配置されて温風を送風する温風放熱機
    をさらに有し、 前記給気用ダクトは、前記温風放熱機に接続されている
    ことを特徴とする同時給排型レンジフード。
  3. 【請求項3】請求項1記載の同時給排型レンジフードに
    おいて、 前記台所の天井に配置されて温風を送風する温風送風機
    をさらに有し、 前記給気用ダクトは、前記温風送風機に接続されている
    ことを特徴とする同時給排型レンジフード。
  4. 【請求項4】請求項2又は3に記載の同時給排型レンジ
    フードにおいて、 前記温風放熱機あるいは前記温風送風機に加熱媒体を供
    給する熱源機をさらに有していることを特徴とする同時
    給排型レンジフード。
  5. 【請求項5】請求項4記載の同時給排型レンジフードに
    おいて、 前記温水熱源機は、ガス燃焼により熱搬送用媒体を加熱
    して前記加熱媒体にすることを特徴とする同時給排型レ
    ンジフード。
JP2000182700A 2000-06-19 2000-06-19 同時給排型レンジフード Pending JP2002005486A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000182700A JP2002005486A (ja) 2000-06-19 2000-06-19 同時給排型レンジフード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000182700A JP2002005486A (ja) 2000-06-19 2000-06-19 同時給排型レンジフード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002005486A true JP2002005486A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18683412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000182700A Pending JP2002005486A (ja) 2000-06-19 2000-06-19 同時給排型レンジフード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002005486A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030095839A (ko) * 2002-06-14 2003-12-24 이우석 주방의 폐열을 이용한 온수장치
JP2006145138A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Matsushita Electric Works Ltd 局所排気装置
JP2008292118A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Toyo Netsu Kogyo Kk 調理室の循環気流システム及び調理室の循環気流方法
CN107655037A (zh) * 2017-08-23 2018-02-02 安徽西玛科电器有限公司 一种新型节能双头集成灶

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030095839A (ko) * 2002-06-14 2003-12-24 이우석 주방의 폐열을 이용한 온수장치
JP2006145138A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Matsushita Electric Works Ltd 局所排気装置
JP2008292118A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Toyo Netsu Kogyo Kk 調理室の循環気流システム及び調理室の循環気流方法
CN107655037A (zh) * 2017-08-23 2018-02-02 安徽西玛科电器有限公司 一种新型节能双头集成灶

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3262288B2 (ja) 空気調和機の湿度制御装置
TW201042218A (en) Heat-exchange ventilation device
JP3740593B2 (ja) 室内空気保全装置
JP6361667B2 (ja) 空気調和システム
US6019099A (en) Heat removal system for fireplaces
JP3217611B2 (ja) ダクト式全館一括空調システムの制御方法
JP2002005486A (ja) 同時給排型レンジフード
KR100702431B1 (ko) 통합환기시스템
JP2001108271A (ja) 換気装置、それを用いた空調換気システム及び建物
JPH09280604A (ja) 空気調和装置
JP2002013219A (ja) 家屋の換気システム
JPH09184649A (ja) 省エネルギ空調設備
JP2000241000A (ja) 建物と給気ガラリ
JPH0828902A (ja) 空気調和機
JPH05296548A (ja) 空気調和装置
JPH0781725B2 (ja) 換気空調装置
KR20200010939A (ko) 공기조화기 및 공기조화기의 제어방법
JP4169861B2 (ja) 天井カセット形空気調和装置の運転制御装置
KR200385265Y1 (ko) 공기조화기용 송풍 장치
JP2733323B2 (ja) ダクト式空気調和機
JPH11304192A (ja) 換気・空調システム
JP2568697B2 (ja) 空調換気給湯装置
KR20050055105A (ko) 환기 장치를 구비한 공기 조화기 및 그 운용 방법
JP3871859B2 (ja) セントラル換気式建物
JPH11141962A (ja) セントラル空調システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606