JP4293047B2 - 換気装置 - Google Patents

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本発明は、常時換気モードを備えた換気装置に関するものである。
従来より、部屋全体の常時換気にも使用することができる微弱風量で換気を行う常時換気モードを備えた換気装置が知られている。（特許文献１）
このような換気装置においては、調理機器のＯＮ／ＯＦＦに連動して換気装置もＯＮ／ＯＦＦさせるようにしている。
特開平１０−１８５２５４号公報
しかしながら、上記特許文献１における換気装置では、例えば調理前に常時換気を実施していて、調理後も継続して常時換気を実施させたい場合において、調理機器をＯＦＦした際に換気装置も連動してＯＦＦされるため、誤って常時換気を停止させてしまうおそれがあった。
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、常時換気モードを備えるとともに調理機器のＯＮ／ＯＦＦに連動して換気装置をＯＮ／ＯＦＦさせる機能を備えた換気装置において、調理機器をＯＦＦした際に誤って常時換気も停止させてしまうことを防止できる換気装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、調理機器のＯＮ／ＯＦＦに連動して換気装置をＯＮ／ＯＦＦさせる機能を備えた換気装置において、部屋全体の常時換気にも使用することができる微弱風量で換気を行う常時換気モード設定手段が設けられ、常時換気モードが設定されている時に調理機器がＯＦＦされた場合には換気扇をＯＦＦさせず継続して微弱風量で換気を行い、常時換気モードが設定されていない時にのみ調理機器がＯＦＦされた場合には換気扇をＯＦＦさせるようにする。
上記本発明の換気装置では、調理機器をＯＦＦした際に誤って常時換気も停止させてしまうのを防止することができ、調理機器のＯＮ／ＯＦＦに連動させて確実に換気装置を制御することができる。
本発明の実施形態における換気装置１について、図１〜４に基づいて説明する。
本実施形態における換気装置１は、図１、２に示すように、換気扇３と、換気扇３の動作を制御する制御部３ａと、換気扇３の動作指示信号を制御部３ａへ送信する操作部７と、操作部７へリモコン信号２００を送信するリモコン発信装置５を備えている。
本実施形態においては、調理機器２としてＩＨ式のキッチン調理器であるＩＨクッキングヒーターを用いている。キッチンの床面上に設置されているキッチンキャビネット６の上部に、調理機器２を配置する空間を設け、該空間に調理機器２が配設されている。
換気扇３は調理機器２の上方に設けられている。また、調理機器２を配設した時に生じた調理機器２側部の空所４にリモコン発信装置５が着脱自在に取り付けられている。
さらに、換気扇３の外面に設けられた操作部７には、リモコン発信装置５から発信されるリモコン信号２００を受信するための受信部７ａと、ＯＮ／ＯＦＦスイッチ７ｂと、さらに換気扇３を「微弱」運転、「弱」運転、「強」運転にそれぞれ切り換えることができる強弱スイッチ７ｃ、７ｄ、７ｅが備えられている。
本実施形態における換気装置１は、調理機器２のＯＮ／ＯＦＦに連動して換気扇３もＯＮ／ＯＦＦさせるようになっている。
調理機器２のＯＮ／ＯＦＦ操作を行うと、操作信号１００を乗せた光信号（赤外線等）はリモコン発信装置５に送信される。リモコン発信装置５は操作信号１００を受信して、さらに操作部７にリモコン信号２００を発信する。
そして、リモコン発信装置５から発信されたリモコン信号２００を受信部７ａで受信するか、あるいは、ＯＮ／ＯＦＦスイッチ７ｂや強弱スイッチ７ｃ〜７ｅが直接操作されることにより換気扇３が制御部３ａによって制御されるようになっている。
リモコン発信装置５は、図３に示すように、操作部７の受信部７ａへリモコン信号２００を送信するリモコン送信部５ａと、換気扇３のＯＮ／ＯＦＦを行うリモコンＯＮ／ＯＦＦスイッチ５ｂと、さらに換気扇３を「微弱」運転、「弱」運転、「強」運転にそれぞれ切り換えることができるリモコン強弱スイッチ５ｃ、５ｄ、５ｅが設けられている。
ここで、本実施形態において、「微弱」運転とは、部屋全体の常時換気にも使用することができる微弱風量で換気を行うものであり、特に限定されないが、２００ｍ3／ｈ以下の風量をいうものである。また、「弱」運転とは、２００〜４００ｍ3／ｈの風量、「強」運転とは、４００〜６００ｍ3／ｈの風量をいうものである。
次に、換気装置１を常時換気モードに設定する設定方法について説明する。換気装置１を常時換気モードに設定するには、リモコン強弱スイッチ５ｃまたは操作部７に設けられた強弱スイッチ７ｃを長押し（例えば、１〜２秒間）すればよい。そうすると、換気装置１は常時換気モードに設定されるとともに、リモコン強弱スイッチ５ｃ及び強弱スイッチ７ｃが点灯して使用者に常時換気モードが設定されていることを知らせるようになっている。
図４に示すように、調理機器２からのＯＦＦ信号を受信した際、常時換気モードが設定されている場合は、換気扇３は停止せずに常時換気運転されるようになっている。逆に、常時換気モードが設定されていない場合は、換気扇３が停止するようになっている。
また、常時換気モードを解除する場合は、常時換気モードに設定した時と同様にリモコン強弱スイッチ５ｃまたは強弱スイッチ７ｃを長押し（例えば、１〜２秒間）するか、リモコンＯＮ／ＯＦＦスイッチ５ｂまたはＯＮ／ＯＦＦスイッチ７ｂを長押し（例えば、１〜２秒間）して換気装置１を全停止すればよい。
以上のように本実施形態における換気装置１は、調理機器２をＯＦＦした際に誤って常時換気も停止させてしまうのを防止することができ、調理機器２のＯＮ／ＯＦＦに連動させて確実に換気扇３を制御することができる。
本発明の実施形態における換気装置１の斜視図である。 同実施形態における換気装置１のブロック図である。 同実施形態におけるリモコン発信装置５の斜視図である。 同実施形態における換気装置１の動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
１ 換気装置
２ 調理機器
３ 換気扇
５ リモコン発信装置
７ 操作部

Claims (2)

  1. 調理機器のＯＮ／ＯＦＦに連動して換気扇をＯＮ／ＯＦＦさせる機能を備えた換気装置において、部屋全体の常時換気にも使用することができる微弱風量で換気を行う常時換気モード設定手段が設けられ、常時換気モードが設定されている時に調理機器がＯＦＦされた場合には換気扇をＯＦＦさせず継続して微弱風量で換気を行い、常時換気モードが設定されていない時にのみ調理機器がＯＦＦされた場合には換気扇をＯＦＦさせるようにしたことを特徴とする換気装置。
  2. 換気扇と、換気扇の動作を制御する制御部と、換気扇の動作指示信号を制御部へ送信する操作部とを備え、前記制御部が、操作部からの動作指示信号を受信して換気扇の動作を制御するとともに、調理機器のＯＮ／ＯＦＦに連動して換気扇をＯＮ／ＯＦＦさせる機能を備え、通常の換気を行う通常換気モードと、部屋全体の常時換気にも使用することができる微弱風量で換気を行う常時換気モードとを備えた換気装置であって、前記操作部は、通常換気モードと常時換気モードの切り換え手段を備えてなり、前記制御部は、常時換気モードが設定されている時に調理機器がＯＦＦされた場合には換気扇をＯＦＦさせず継続して微弱風量で換気を行い、常時換気モードが設定されていない時にのみ調理機器がＯＦＦされた場合には換気扇をＯＦＦさせるようにしたことを特徴とする換気装置。
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