JP6842812B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
直列に接続された複数台の変換器と、各変換器の動作を制御する制御装置と、を備えた多段構成の電力変換装置がある。各変換器は、複数のスイッチング素子と、各スイッチング素子に並列に接続された電荷蓄積素子と、各スイッチング素子のオン・オフを制御する制御部と、を有する。
各変換器の直列数が多い場合、制御装置の電位は、各変換器の電位と比べて低電位である。このような場合、制御装置から各変換器の制御部に制御電源を供給することは、絶縁の観点から困難になる。このため、電荷蓄積素子などの主回路側から制御部に制御電源を供給する給電回路を各変換器に設けることが行われている。
しかしながら、例えば、制御部の固有差などにより、給電回路の負荷には、変換器毎にアンバランスが生じてしまう。このため、各スイッチング素子をオフ状態にする、いわゆるフローティングの状態においては、こうした負荷のアンバランスにともなう誤差が、各電荷蓄積素子に蓄積され、各電荷蓄積素子の電圧にアンバランスが発生してしまう可能性があった。
例えば、特定の電荷蓄積素子に集中的に電荷が蓄積された場合、過電圧となって変換器の故障の要因となってしまう。そこで、フローティング中においても各スイッチング素子をオン・オフすることにより、各電荷蓄積素子の電圧のアンバランスを調整することも提案されている。しかしながら、各スイッチング素子をオン・オフする構成では、各スイッチング素子のスイッチングにともなって、不要な電力消費(例えばスイッチングロス)を招いてしまう。このため、電力変換装置では、不要な電力消費を抑えつつ、各変換器の電荷蓄積素子の電圧にアンバランスが生じてしまうことを抑制できるようにすることが望まれる。
特開2016−13019号公報
本発明の実施形態は、不要な電力消費を抑えつつ、複数の変換器において電荷蓄積素子の電圧にアンバランスが生じてしまうことを抑制可能な電力変換装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、直列に接続された複数台の変換器を有し、前記複数台の変換器の動作により、交流電力から直流電力への変換及び直流電力から交流電力への変換の少なくとも一方を行う主回路部と、前記複数台の変換器の動作を制御する制御装置と、を備え、前記複数台の変換器のそれぞれは、第1スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子に対して直列に接続された第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続された電荷蓄積素子と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを制御する制御部と、前記電荷蓄積素子に蓄積された電荷を基に、前記制御部の制御電源を生成し、生成した制御電源を前記制御部に供給する給電回路と、前記電荷蓄積素子の電圧を検出し、検出結果を前記給電回路に入力する電圧検出器と、を有し、前記電圧検出器によって検出された前記電荷蓄積素子の電圧検出値を前記制御装置に入力し、前記制御装置は、前記複数台の変換器の前記電圧検出値の平均値を演算し、前記平均値を前記複数台の変換器に入力し、前記給電回路は、前記電荷蓄積素子と接続された一次巻線と、前記一次巻線と磁気的に結合し、前記制御部と接続された二次巻線と、を有するトランスと、前記一次巻線に流れる電流を制御するスイッチ部と、を有し、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子をオフ状態にするフローティング状態を前記制御装置から指示された際に、前記電荷蓄積素子の電圧検出値と前記平均値との差分を求め、前記電圧検出値を前記平均値に近付けるための補正値を前記差分から求め、前記補正値に応じて前記スイッチ部のオン状態になる頻度を制御することにより、前記電圧検出器によって検出された前記電荷蓄積素子の電圧が高くなる程、前記スイッチ部のオン状態になる頻度を高くする電力変換装置が提供される。
不要な電力消費を抑えつつ、複数の変換器において電荷蓄積素子の電圧にアンバランスが生じてしまうことを抑制可能な電力変換装置が提供される。
実施形態に係る電力変換装置を模式的に表すブロック図である。 変換器を模式的に表すブロック図である。 給電回路を模式的に表すブロック図である。 アンバランス補正部を模式的に表すブロック図である。 制御装置の変形例を模式的に表すブロック図である。 アンバランス補正部の変形例を模式的に表すブロック図である。 給電回路の変形例を模式的に表すブロック図である。 変換器の変形例を模式的に表すブロック図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る電力変換装置を模式的に表すブロック図である。
図1に表したように、電力変換装置10は、主回路部12と、制御装置14と、を備える。電力変換装置10は、例えば、直流送電システムに用いられる。電力変換装置10は、直流送電システムにおいて、交流電力系統2及び一対の直流送電線3、4に接続される。
直流送電システムは、例えば、変圧器6を有する。電力変換装置10の主回路部12は、変圧器6を介して交流電力系統2に接続される。交流電力系統2の交流電力は、三相交流電力である。より詳しくは、対称三相交流電力である。変圧器6は、交流電力系統2の三相交流電力を主回路部12に対応した交流電力に変換する。変圧器6は、主回路部12に合わせて三相交流電力の各相の実効値を変化させる。変圧器6は、三相変圧器である。変圧器6は、必要に応じて設けられ、省略可能である。主回路部12には、交流電力系統2の三相交流電力を直接供給してもよい。
電力変換装置10は、交流電力系統2から供給された三相交流電力を直流電力に変換し、変換後の直流電力を直流送電線3、4に供給する。また、電力変換装置10は、直流送電線3、4から供給された直流電力を三相交流電力に変換し、変換後の三相交流電力を交流電力系統2に供給する。このように、電力変換装置10は、交流から直流への交直変換、及び、直流から交流への交直変換を行う。
例えば、直流送電線3は、直流電力の高圧側の送電線であり、直流送電線4は、直流電力の低圧側の送電線である。電力変換装置10は、直流送電線3側が高圧、直流送電線4側が低圧となるように、変換後の直流電力を直流送電線3、4に出力する。
主回路部12は、交流電力系統2と各直流送電線3、4との間に設けられる。主回路部12は、三相交流電力から直流電力への変換、及び、直流電力から三相交流電力への変換を行う。主回路部12は、例えば、MMC(Modular Multilevel Converter)型の電力変換器である。MMC型の主回路部12は、直列に接続された複数の変換器を有する。各変換器は、ハーフブリッジ接続又はフルブリッジ接続された複数のスイッチング素子と、各スイッチング素子に並列に接続された電荷蓄積素子と、を有する。主回路部12は、各スイッチング素子のスイッチングにより、交直変換を行う。
制御装置14は、主回路部12に接続されている。制御装置14は、各スイッチング素子のオン・オフを制御することにより、主回路部12による三相交流電力から直流電力への変換、及び、直流電力から三相交流電力への変換を制御する。
主回路部12は、第1及び第2の一対の直流端子20a、20bと、第1〜第3の3つの交流端子21a〜21cと、第1〜第6の6つのアーム部22a〜22fと、を有する。
第1直流端子20aは、高圧側の直流送電線3に接続される。第2直流端子20bは、低圧側の直流送電線4に接続される。これにより、主回路部12によって変換された直流電力が直流送電線3、4に供給されるとともに、直流送電線3、4から供給された直流電力が主回路部12に入力される。
第1アーム部22aは、第1直流端子20aに接続される。第2アーム部22bは、第1アーム部22aと第2直流端子20bとの間に接続される。第1アーム部22a及び第2アーム部22bは、各直流端子20a、20bの間に直列に接続される。
第3アーム部22cは、第1直流端子20aに接続される。第4アーム部22dは、第3アーム部22cと第2直流端子20bとの間に接続される。第3アーム部22c及び第4アーム部22dは、第1アーム部22a及び第2アーム部22bに対して並列に接続される。
第5アーム部22eは、第1直流端子20aに接続される。第6アーム部22fは、第5アーム部22eと第2直流端子20bとの間に接続される。すなわち、第5アーム部22e及び第6アーム部22fは、第1アーム部22a及び第2アーム部22bに対して並列に接続されるとともに、第3アーム部22c及び第4アーム部22dに対して並列に接続される。
主回路部12では、第1アーム部22a及び第2アーム部22bによって第1レグLG1が構成され、第3アーム部22c及び第4アーム部22dによって第2レグLG2が構成され、第5アーム部22e及び第6アーム部22fによって第3レグLG3が構成される。すなわち、この例において、主回路部12は、3レグ、6アームの三相インバータである。第1アーム部22a、第3アーム部22c及び第5アーム部22eは、上側アームである。第2アーム部22b、第4アーム部22d及び第6アーム部22fは、下側アームである。
第1アーム部22aは、直列に接続された複数の変換器UP1、UP2…UPMを有する。第2アーム部22bは、直列に接続された複数の変換器UN1、UN2…UNMを有する。第3アーム部22cは、直列に接続された複数の変換器VP1、VP2…VPMを有する。第4アーム部22dは、直列に接続された複数の変換器VN1、VN2…VNMを有する。第5アーム部22eは、直列に接続された複数の変換器WP1、WP2…WPMを有する。第6アーム部22fは、直列に接続された複数の変換器WN1、WN2…WNMを有する。
但し、以下では、各変換器UP1、UP2…UPM、UN1、UN2…UNM、VP1、VP2…VPM、VN1、VN2…VNM、WP1、WP2…WPM、WN1、WN2…WNMをまとめて呼称する場合に、「変換器CEL」と称す。
各アーム部22a〜22fにおいて、M、M、M、M、M、Mは、直列接続された変換器CELの台数を表す。各アーム部22a〜22fにおいて、直列接続される変換器CELの台数は、例えば、100台〜120台程度である。但し、直列接続される変換器CELの台数は、これに限ることなく、任意の台数でよい。
各アーム部22a〜22fに設けられる変換器CELの台数は、実質的に同じである。例えば、多数の各変換器CELが接続される場合には、主回路部12の動作に影響のない範囲において、各アーム部22a〜22fに設けられる変換器CELの台数が異なってもよい。例えば、1つのアーム部に100台の変換器CELを直列に接続する場合、別のアーム部に設ける変換器CELの台数は、1〜2台異なってもよい。
各アーム部22a〜22fのそれぞれは、バッファリアクトル23a〜23fと、複数の電流検出器24a〜24fと、をさらに有する。また、電力変換装置10は、電圧検出部25をさらに有する。
各バッファリアクトル23a〜23fは、各アーム部22a〜22fのそれぞれにおいて、各変換器CELに直列に接続される。第1アーム部22aのバッファリアクトル23aは、交流端子21aと第1アーム部22a及び第2アーム部22bとの接続点と変換器UP1との間に設けられる。第2アーム部22bのバッファリアクトル23bは、交流端子21aと第1アーム部22a及び第2アーム部22bとの接続点と変換器UN1との間に設けられる。第3アーム部22cのバッファリアクトル23cは、交流端子21bと第3アーム部22c及び第4アーム部22dとの接続点と変換器VP1との間に設けられる。第4アーム部22dのバッファリアクトル23dは、交流端子21bと第3アーム部22c及び第4アーム部22dとの接続点と変換器VN1との間に設けられる。第5アーム部22eのバッファリアクトル23eは、交流端子21cと第5アーム部22e及び第6アーム部22fとの接続点と変換器WP1との間に設けられる。第6アーム部22fのバッファリアクトル23fは、交流端子21cと第5アーム部22e及び第6アーム部22fとの接続点と変換器WN1との間に設けられる。
電流検出器24aは、第1アーム部22aに設けられ、第1アーム部22aに流れる電流を検出する。すなわち、電流検出器24aは、第1アーム部22aのアーム電流を検出する。電流検出器24aは、図示を省略した配線などを介して制御装置14に接続されている。電流検出器24aは、検出した第1アーム部22aの電流値を制御装置14に入力する。これにより、制御装置14には、第1アーム部22aの電流値が入力される。
以下同様に、電流検出器24bは、第2アーム部22bに流れる電流を検出し、検出した電流値を制御装置14に入力する。電流検出器24cは、第3アーム部22cに流れる電流を検出し、検出した電流値を制御装置14に入力する。電流検出器24dは、第4アーム部22dに流れる電流を検出し、検出した電流値を制御装置14に入力する。電流検出器24eは、第5アーム部22eに流れる電流を検出し、検出した電流値を制御装置14に入力する。電流検出器24fは、第6アーム部22fに流れる電流を検出し、検出した電流値を制御装置14に入力する。
電圧検出部25は、交流電力系統2の各相の交流電圧(相電圧)を検出し、検出値を制御装置14に入力する。電圧検出部25は、変圧器6の一次側に接続してもよいし、二次側に接続してもよい。
主回路部12では、第1アーム部22aと第2アーム部22bとの接続点、第3アーム部22cと第4アーム部22dとの接続点、及び、第5アーム部22eと第6アーム部22fとの接続点のそれぞれが、交流出力点となる。
第1交流端子21aは、第1アーム部22aと第2アーム部22bとの接続点に接続される。第2交流端子21bは、第3アーム部22cと第4アーム部22dとの接続点に接続される。第3交流端子21cは、第5アーム部22eと第6アーム部22fとの接続点に接続される。各交流端子21a〜21cは、例えば、変圧器6に接続される。
各変換器CELは、信号線26を介して制御装置14と接続される。制御装置14は、信号線26を介して変換器CELに制御信号を入力することにより、変換器CELの動作を制御する。また、変換器CELは、例えば、変換器CELの制御及び動作保護に関する制御信号や保護信号を図示されていない別の信号線を介して制御装置14に入力する。
図2は、変換器を模式的に表すブロック図である。
図2に表したように、変換器CELは、チョッパ回路40と、制御部42と、給電回路44と、電圧検出器46と、を有する。
チョッパ回路40は、第1接続端子50aと、第2接続端子50bと、第1スイッチング素子51と、第2スイッチング素子52と、電荷蓄積素子55と、を有する。各スイッチング素子51、52のそれぞれは、一対の主端子と、制御端子と、を含む。制御端子は、一対の主端子間に流れる電流を制御する。各スイッチング素子51、52には、例えば、IGBTなどの自己消弧素子が用いられる。一対の主端子は、例えば、エミッタ及びコレクタであり、制御端子は、例えば、ゲートである。また、各スイッチング素子51、52には、例えば、ノーマリオフ型の半導体素子が用いられる。
第2スイッチング素子52の一対の主端子は、第1スイッチング素子51の一対の主端子に対して直列に接続される。電荷蓄積素子55は、第1スイッチング素子51及び第2スイッチング素子52に対して並列に接続される。電荷蓄積素子55は、例えば、コンデンサである。第1接続端子50aは、第1スイッチング素子51と第2スイッチング素子52との間に接続される。第2接続端子50bは、第1スイッチング素子51の第2スイッチング素子52に接続された主端子と反対側の主端子に接続される。
また、第1スイッチング素子51には、一対の主端子に対して逆並列に整流素子51dが接続されている。整流素子51dの順方向は、第1スイッチング素子51の一対の主端子間に流れる電流の向きに対して逆向きである。同様に、第2スイッチング素子52には、一対の主端子に対して逆並列に整流素子52dが接続されている。整流素子51d、52dは、いわゆる還流ダイオードである。
チョッパ回路40に対する電力の供給は、各接続端子50a、50bを介して行われる。チョッパ回路40において、各スイッチング素子51、52は、ハーフブリッジ接続されている。第1スイッチング素子51は、いわゆるローサイドスイッチであり、第2スイッチング素子52は、いわゆるハイサイドスイッチである。
制御部42は、各スイッチング素子51、52のオン・オフを制御する。制御部42は、ゲート制御回路60と、ゲート駆動回路61、62と、を有する。ゲート制御回路60は、信号線26を介して制御装置14に接続されている。制御装置14は、各スイッチング素子51、52のオン・オフを制御するための制御信号を信号線26を介してゲート制御回路60に送信する。ゲート制御回路60は、入力された制御信号に基づいて、各スイッチング素子51、52のオン・オフを切り替えるための駆動信号をゲート駆動回路61、62に入力する。
ゲート駆動回路61は、第1スイッチング素子51の制御端子に接続されている。ゲート駆動回路62は、第2スイッチング素子52の制御端子に接続されている。ゲート駆動回路61、62は、ゲート制御回路60から入力された駆動信号に基づいて、各スイッチング素子51、52のオン・オフを切り替える。これにより、制御装置14からの制御信号に応じて、各スイッチング素子51、52のオン・オフが制御される。制御装置14は、各変換器CEL毎に制御信号を生成し、各変換器CELのそれぞれの各スイッチング素子51、52のオン・オフを制御する。これにより、制御装置14は、主回路部12による電力の変換を制御する。なお、制御部42の構成は、上記に限ることなく、各スイッチング素子51、52のオン・オフを制御可能な任意の構成でよい。
給電回路44は、チョッパ回路40の電荷蓄積素子55に対して並列に接続されている。給電回路44は、電荷蓄積素子55に蓄積された電荷を基に、制御部42の制御電源を生成し、生成した制御電源を制御部42に供給する。給電回路44は、例えば、ゲート制御回路60及びゲート駆動回路61、62のそれぞれに対応する制御電源を生成し、ゲート制御回路60及びゲート駆動回路61、62のそれぞれに対応する制御電源を供給する。制御部42は、給電回路44からの制御電源の供給に応じて動作する。
電圧検出器46は、電荷蓄積素子55と電気的に接続されている。また、電圧検出器46は、給電回路44と電気的に接続されている。電圧検出器46は、電荷蓄積素子55の電圧を検出し、検出結果を給電回路44に入力する。
図3は、給電回路を模式的に表すブロック図である。
図3に表したように、給電回路44は、DCDCコンバータ70と、周波数発生部71と、キャリア発生部72と、比較部73と、出力制御部74と、ゲート駆動部75と、アンバランス補正部76と、スイッチング素子77と、を有する。
DCDCコンバータ70は、電荷蓄積素子80と、トランス82と、スイッチング素子84と、を有する。電荷蓄積素子80は、電荷蓄積素子55と並列に接続される。トランス82は、一次巻線82aと、4つの二次巻線82b〜82eと、を有する。一次巻線82aの一端は、電荷蓄積素子55、80の高電位側の端子と接続されている。一次巻線82aの他端は、スイッチング素子84の一方の主端子に接続されている。スイッチング素子84の他方の主端子は、電荷蓄積素子55、80の低電位側の端子と接続されている。これにより、スイッチング素子84のオン・オフによって、一次巻線82aへの電流の供給、及び電流の供給の停止を切り替えることができる。すなわち、スイッチング素子84は、一次巻線82aに流れる電流を制御するスイッチ部である。
二次巻線82b〜82eは、一次巻線82aと磁器的に結合している。また、二次巻線82b〜82eは、一次巻線82aと電気的に絶縁されている。これにより、一次巻線82aに電流が流れると、巻き数比に応じた電流が、二次巻線82b〜82eに流れる。DCDCコンバータ70は、例えば、フライバックコンバータである。
二次巻線82bは、ゲート制御回路60と接続されている。二次巻線82cは、ゲート駆動回路61と接続されている。二次巻線82dは、ゲート駆動回路62と接続されている。二次巻線82eは、出力制御部74と接続されている。二次巻線82b〜82eの一次巻線82aに対する巻き数比は、ゲート制御回路60、ゲート駆動回路61、62、及び出力制御部74に対応して適宜設定されている。これにより、スイッチング素子84をオン状態にして一次巻線82aに電流を流すことにより、ゲート制御回路60、ゲート駆動回路61、62、及び出力制御部74のそれぞれに、対応する電力が供給される。
周波数発生部71は、所定の周波数の正弦波信号を生成し、生成した正弦波信号をキャリア発生部72に入力する。キャリア発生部72は、入力された正弦波信号から所定の周波数の三角波状のキャリア信号を生成し、生成したキャリア信号を比較部73に入力する。
出力制御部74は、二次巻線82eの出力電圧から電荷蓄積素子55の電圧に対応する電圧基準を生成し、生成した電圧基準を比較部73に入力する。比較部73は、入力されたキャリア信号と電圧基準とを比較し、比較結果をゲート駆動部75に入力する。ゲート駆動部75は、入力された比較結果に応じてスイッチング素子84のオン・オフを切り替える。
比較部73及びゲート駆動部75は、例えば、電圧基準がキャリア信号以上の時に、スイッチング素子84をオン状態にする。これにより、電荷蓄積素子55の電圧が高くなる程、スイッチング素子84のオン状態になる頻度が高くなり、電荷蓄積素子55に蓄積された電荷が多く消費されるようになる。反対に、電荷蓄積素子55の電圧が低下した場合には、スイッチング素子84のオン状態になる頻度が低くなり、電荷蓄積素子55に蓄積された電荷の消費が抑えられる。これにより、電荷蓄積素子55の電圧を定格電圧値に近付け易くすることができる。
図4は、アンバランス補正部を模式的に表すブロック図である。
図3及び図4に表したように、アンバランス補正部76には、電圧検出器46によって検出された電荷蓄積素子55の電圧検出値が入力される。アンバランス補正部76は、例えば、減算器90と、演算器91と、リミッタ92と、を有する。
減算器90には、電荷蓄積素子55の電圧検出値と定格電圧値とが入力される。減算器90は、入力された電圧検出値と定格電圧値との差分を求め、得られた差分を演算器91に入力する。
演算器91は、入力された差分に対して比例演算や比例積分演算などを施すことにより、電圧検出値を定格電圧値に近付けるための補正値を差分から求め、補正値をリミッタ92に入力する。
リミッタ92は、入力された補正値に対して上限及び下限を設定し、上限値よりも大きい補正値及び下限値よりも小さい補正値の出力を制限する。リミッタ92は、スイッチング素子77の一方の主端子に接続されている。スイッチング素子77の他方の主端子は、周波数発生部71に接続されている。これにより、スイッチング素子77をオン状態にすることにより、補正値が周波数発生部71に入力される。
スイッチング素子77の制御端子は、ゲート制御回路60に接続されている。スイッチング素子77のオン・オフは、ゲート制御回路60によって制御される。ゲート制御回路60は、チョッパ回路40の各スイッチング素子51、52のオン・オフを切り替えて主回路部12において交直変換を行う通常状態を制御装置14から指示された際に、スイッチング素子77をオフ状態にする。そして、ゲート制御回路60は、チョッパ回路40の各スイッチング素子51、52をオフ状態にするフローティング状態を制御装置14から指示された際に、スイッチング素子77をオン状態にする。従って、補正値は、フローティング状態の時に、アンバランス補正部76(リミッタ92)から周波数発生部71に入力される。
周波数発生部71は、アンバランス補正部76から入力された補正値に応じて、正弦波信号の周波数を変化させる。周波数発生部71及びアンバランス補正部76は、例えば、電圧検出値が定格電圧値よりも高い場合に、正弦波信号の周波数を高くし、電圧検出値が定格電圧値よりも低い場合に、正弦波信号の周波数を低くする。
これにより、電圧検出値が定格電圧値よりも高い場合には、スイッチング素子84のオン状態になる頻度が高くなり、電荷蓄積素子55に蓄積された電荷が多く消費されるようになる。従って、電荷蓄積素子55の電圧を低下させ、電圧検出値を定格電圧値に近付けることができる。そして、電圧検出値が定格電圧値よりも低い場合には、スイッチング素子84のオン状態になる頻度が低くなり、電荷蓄積素子55に蓄積された電荷の消費が抑えられる。従って、電荷蓄積素子55の電圧を上昇させ、電圧検出値を定格電圧値に近付けることができる。
このように、本実施形態に係る電力変換装置10では、各変換器CELにおいて、給電回路44が、フローティング状態の際に、DCDCコンバータ70のスイッチング素子84のスイッチングを、電荷蓄積素子55の電圧に比例して変化させる。給電回路44は、電荷蓄積素子55の電圧が高くなる程、スイッチング素子84のオン状態になる頻度を高くする。これにより、各変換器CELの電荷蓄積素子55の電圧にアンバランスが生じてしまうことを抑制することができる。換言すれば、制御部42の固有差などによって変換器CEL毎に生じる給電回路44の負荷のアンバランスを補正することができる。
また、電力変換装置10では、フローティング状態において、チョッパ回路40の各スイッチング素子51、52をオン・オフさせる必要がない。従って、フローティング状態において、不要な電力の消費が発生してしまうことを抑制することもできる。
このように、本実施形態においては、不要な電力消費を抑えつつ、複数の変換器CELにおいて電荷蓄積素子55の電圧にアンバランスが生じてしまうことを抑制可能な電力変換装置10が提供される。
図5は、制御装置の変形例を模式的に表すブロック図である。
なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5に表したように、この例では、電圧検出器46によって検出された各変換器CELの電荷蓄積素子55の電圧検出値が、制御装置14に入力される。各変換器CELは、例えば、信号線26を介して制御装置14に電荷蓄積素子55の電圧検出値を入力する。
制御装置14は、平均値演算回路101〜106を有する。平均値演算回路101は、第1アーム部22aの各変換器UP1〜UPMの電圧検出値の平均値をセル電圧平均値として演算する。平均値演算回路102は、第2アーム部22bの各変換器UN1〜UNMの電圧検出値の平均値をセル電圧平均値として演算する。平均値演算回路103は、第3アーム部22cの各変換器VP1〜VPMの電圧検出値の平均値をセル電圧平均値として演算する。平均値演算回路104は、第4アーム部22dの各変換器VN1〜VNMの電圧検出値の平均値をセル電圧平均値として演算する。平均値演算回路105は、第5アーム部22eの各変換器WP1〜WPMの電圧検出値の平均値をセル電圧平均値として演算する。平均値演算回路106は、第6アーム部22fの各変換器WN1〜WNMの電圧検出値の平均値をセル電圧平均値として演算する。
このように、制御装置14は、各アーム部22a〜22f毎にセル電圧平均値を演算する。そして、制御装置14は、得られた各アーム部22a〜22f毎のセル電圧平均値を、対応する各アーム部22a〜22fの各変換器CELに入力する。
セル電圧平均値は、各アーム部22a〜22f毎に限ることなく、例えば、上側の各アーム部22a、22c、22e毎、及び下側の各アーム部22b、22d、22f毎に演算してもよい。
図6は、アンバランス補正部の変形例を模式的に表すブロック図である。
図6に表したように、この例では、アンバランス補正部76の減算器90に、電荷蓄積素子55の電圧検出値と、対応する各アーム部22a〜22fのセル電圧平均値と、が入力される。減算器90は、入力された電圧検出値とセル電圧平均値との差分を求め、得られた差分を演算器91に入力する。以下の処理は、上記実施形態と同様であるから、詳細な説明は省略する。
このように、各変換器CELのセル電圧平均値を制御装置14で演算し、アンバランス補正部76で電圧検出値とセル電圧平均値との差分を求めてもよい。そして、電圧検出値をセル電圧平均値に近付けるための補正値を求め、この補正値を基に、周波数発生部71において正弦波信号の周波数を変化させてもよい。
例えば、各変換器CELの受電電圧が低い場合などに、全ての変換器CELの電荷蓄積素子55の電圧が低下してしまう可能性がある。この際、上記実施形態に示したように、電圧検出値と定格電圧値との差分を求める構成では、全ての変換器CELが、スイッチング素子84のスイッチングを低下させた状態でリミットされ、電荷蓄積素子55の電圧のアンバランスを補正できない状態となってしまう可能性がある。
これに対して、図5及び図6に示したように、各変換器CELのセル電圧平均値を演算し、電圧検出値とセル電圧平均値との差分を求めることにより、全ての変換器CELの電荷蓄積素子55の電圧が低下した場合などにも、電荷蓄積素子55の電圧のアンバランスを適切に補正することができる。従って、不要な電力消費を抑えつつ、複数の変換器CELにおいて電荷蓄積素子55の電圧にアンバランスが生じてしまうことを、より適切に抑制することができる。
図7は、給電回路の変形例を模式的に表すブロック図である。
図7に表したように、この例において、給電回路44は、スイッチング素子120と、抵抗素子122と、ゲート駆動部124と、をさらに有する。スイッチング素子120の一方の主端子は、電荷蓄積素子80の高電位側の端子と接続されている。スイッチング素子120の他方の主端子は、抵抗素子122の一端と接続されている。抵抗素子122の他端は、電荷蓄積素子80の低電位側の端子と接続されている。すなわち、スイッチング素子120及び抵抗素子122は、電荷蓄積素子55、80に対して並列に接続されている。従って、スイッチング素子120をオン状態にすることにより、抵抗素子122に電流が流れる。スイッチング素子120は、抵抗素子122に流れる電流を制御するスイッチ部である。
スイッチング素子120の制御端子は、ゲート駆動部124に接続されている。また、この例では、アンバランス補正部76によって得られた補正値が、ゲート駆動部124に入力されている。なお、アンバランス補正部76の構成は、図4に示した構成でもよいし、図6に示した構成でもよい。
ゲート駆動部124は、入力された補正値に応じてスイッチング素子120のオン・オフを切り替える。ゲート駆動部124は、例えば、電圧検出値が定格電圧値(セル電圧平均値)よりも高い場合に、スイッチング素子120をオン状態にする頻度を高くし、電圧検出値が定格電圧値よりも低い場合に、スイッチング素子120をオン状態にする頻度を低くする。スイッチング素子120のオン状態の頻度は、例えば、周波数又はデューティ比によって設定される。スイッチング素子120のスイッチング周波数を高くする、あるいは、オン状態のデューティ比を大きくする。これにより、スイッチング素子120をオン状態にする頻度を高くすることができる。
このように、電圧検出値が定格電圧値よりも高い場合には、スイッチング素子120のオン状態になる頻度を高くする。これにより、スイッチング素子120及び抵抗素子122に電流が流れ、電荷蓄積素子55、80に蓄積された電荷が多く消費されるようになる。従って、電荷蓄積素子55の電圧を低下させ、電圧検出値を定格電圧値に近付けることができる。
そして、電圧検出値が定格電圧値よりも低い場合には、スイッチング素子120のオン状態になる頻度を低くする。これにより、スイッチング素子120及び抵抗素子122に流れる電流が抑えられ、電荷蓄積素子55に蓄積された電荷の消費が抑えられる。従って、電荷蓄積素子55の電圧を上昇させ、電圧検出値を定格電圧値に近付けることができる。
このように、各変換器CELの電荷蓄積素子55の電圧のアンバランスは、DCDCコンバータ70のスイッチング素子84のスイッチングの制御に限ることなく、電荷蓄積素子55と並列に接続された抵抗素子122に流れる電流を制御することによって行ってもよい。この場合にも、上記実施形態と同様に、不要な電力消費を抑えつつ、複数の変換器CELにおいて電荷蓄積素子55の電圧にアンバランスが生じてしまうことを抑制することができる。
図8は、変換器の変形例を模式的に表すブロック図である。
図8に表したように、この例の変換器CELでは、チョッパ回路40が、フルブリッジ回路48に置き換えられている。フルブリッジ回路48は、第1スイッチング素子51と第2スイッチング素子52とを有するとともに、第3スイッチング素子53と第4スイッチング素子54とをさらに有する。第3スイッチング素子53、第4スイッチング素子54には、第1スイッチング素子51、第2スイッチング素子52と実質的に同じ素子が用いられる。
第4スイッチング素子54の一対の主端子は、第3スイッチング素子53の一対の主端子に対して直列に接続される。また、第3スイッチング素子53及び第4スイッチング素子54は、第1スイッチング素子51及び第2スイッチング素子52に対して並列に接続される。電荷蓄積素子55は、第1スイッチング素子51及び第2スイッチング素子52に対して並列に接続されるとともに、第3スイッチング素子53及び第4スイッチング素子54に対して並列に接続される。
第3スイッチング素子53には、一対の主端子に対して逆並列に整流素子53dが接続されている。第4スイッチング素子54には、一対の主端子に対して逆並列に整流素子54dが接続されている。
変換器CELの第1接続端子50aは、第1スイッチング素子51と第2スイッチング素子52との間に接続されている。第2接続端子50bは、第3スイッチング素子53と第4スイッチング素子54との間に接続されている。この例において、第2接続端子50bは、第3スイッチング素子53を介して第1スイッチング素子51の第2スイッチング素子52に接続された主端子と反対側の主端子に接続される。
変換器CELでは、第1スイッチング素子51と第4スイッチング素子54とをオン状態にし、第2スイッチング素子52と第3スイッチング素子53とをオフ状態にすることにより、各接続端子50a、50b間に+Vcの電圧が現れる。ここで、Vcは、電荷蓄積素子55の電圧である。
また、第2スイッチング素子52と第3スイッチング素子53とをオン状態にし、第1スイッチング素子51と第4スイッチング素子54とをオフ状態にすることにより、各接続端子50a、50b間に−Vcの電圧が現れる。
さらに、ローサイド側の第1スイッチング素子51及び第3スイッチング素子53をオン状態にし、ハイサイド側の第2スイッチング素子52及び第4スイッチング素子54をオフ状態にする。もしくは、ハイサイド側の第2スイッチング素子52及び第4スイッチング素子54をオン状態にし、ローサイド側の第1スイッチング素子51及び第3スイッチング素子53をオフ状態にする。これにより、各接続端子50a、50b間が導通され、各接続端子50a、50b間に実質的に0Vが現れる。このように、この変換器CELでは、各接続端子50a、50b間に、+Vc、0、−Vcの3レベルの電圧を出力することができる。
図8では、便宜的に図示を省略しているが、第3スイッチング素子53及び第4スイッチング素子54は、第1スイッチング素子51及び第2スイッチング素子52と同様に、制御部42に接続され、制御部42によってオン・オフを制御される。制御部42は、例えば、各スイッチング素子51〜54のそれぞれに対応する4つのゲート駆動回路を有する。ゲート制御回路60は、制御装置14から入力された制御信号に基づいて、各ゲート駆動回路の動作を制御する。これにより、各スイッチング素子51〜54のオン・オフが制御される。
このように、MMC型の電力変換装置10に用いられる変換器は、チョッパ回路40でもよいし、フルブリッジ回路48でもよい。
上記各実施形態では、主回路部12にMMC型の電力変換器を用いている。主回路部12は、MMC型に限ることなく、複数の変換器CELを直列に接続する他の方式の電力変換器でもよい。
電力変換装置10は、直流送電システムに限ることなく、交流から直流への変換及び直流から交流への変換が必要な他の任意のシステムなどに適用してもよい。電力変換装置10による交直変換は、交流から直流及び直流から交流の双方に限ることなく、交流から直流又は直流から交流の一方のみでもよい。また、電力変換装置10の変換する交流電力は、三相交流電力に限ることなく、単相交流電力や二相交流電力などでもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…交流電力系統、 3、4…直流送電線、 6…変圧器、 10…電力変換装置、 12…主回路部、 14…制御装置、 20a、20b…直流端子、 21a〜21c…第1〜第3交流端子、 22a〜22f…第1〜第6アーム部、 23a〜23f…バッファリアクトル、 24a〜24f…電流検出器、 25…電圧検出部、 26…信号線、 40…チョッパ回路、 42…制御部、 44…給電回路、 46…電圧検出器、 51〜54…第1〜第4スイッチング素子、 55…電荷蓄積素子、 60…ゲート制御回路、 61、62…ゲート駆動回路、 70…DCDCコンバータ、 71…周波数発生部、 72…キャリア発生部、 73…比較部、 74…出力制御部、 75…ゲート駆動部、 76…アンバランス補正部、 77…スイッチング素子、 80…電荷蓄積素子、 82…トランス、 84…スイッチング素子、 90…減算器、 91…演算器、 92…リミッタ、 101〜106…平均値演算回路、 120…スイッチング素子、 122…抵抗素子、 124…ゲート駆動部

Claims (2)

  1. 直列に接続された複数台の変換器を有し、前記複数台の変換器の動作により、交流電力から直流電力への変換及び直流電力から交流電力への変換の少なくとも一方を行う主回路部と、
    前記複数台の変換器の動作を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記複数台の変換器のそれぞれは、
    第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子に対して直列に接続された第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続された電荷蓄積素子と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを制御する制御部と、
    前記電荷蓄積素子に蓄積された電荷を基に、前記制御部の制御電源を生成し、生成した制御電源を前記制御部に供給する給電回路と、
    前記電荷蓄積素子の電圧を検出し、検出結果を前記給電回路に入力する電圧検出器と、
    を有し、前記電圧検出器によって検出された前記電荷蓄積素子の電圧検出値を前記制御装置に入力し、
    前記制御装置は、前記複数台の変換器の前記電圧検出値の平均値を演算し、前記平均値を前記複数台の変換器に入力し、
    前記給電回路は、
    前記電荷蓄積素子と接続された一次巻線と、前記一次巻線と磁気的に結合し、前記制御部と接続された二次巻線と、を有するトランスと、
    前記一次巻線に流れる電流を制御するスイッチ部と、
    を有し、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子をオフ状態にするフローティング状態を前記制御装置から指示された際に、前記電荷蓄積素子の電圧検出値と前記平均値との差分を求め、前記電圧検出値を前記平均値に近付けるための補正値を前記差分から求め、前記補正値に応じて前記スイッチ部のオン状態になる頻度を制御することにより、前記電圧検出器によって検出された前記電荷蓄積素子の電圧が高くなる程、前記スイッチ部のオン状態になる頻度を高くする電力変換装置。
  2. 直列に接続された複数台の変換器を有し、前記複数台の変換器の動作により、交流電力から直流電力への変換及び直流電力から交流電力への変換の少なくとも一方を行う主回路部と、
    前記複数台の変換器の動作を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記複数台の変換器のそれぞれは、
    第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子に対して直列に接続された第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続された電荷蓄積素子と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを制御する制御部と、
    前記電荷蓄積素子に蓄積された電荷を基に、前記制御部の制御電源を生成し、生成した制御電源を前記制御部に供給する給電回路と、
    前記電荷蓄積素子の電圧を検出し、検出結果を前記給電回路に入力する電圧検出器と、
    を有し、前記電圧検出器によって検出された前記電荷蓄積素子の電圧検出値を前記制御装置に入力し、
    前記制御装置は、前記複数台の変換器の前記電圧検出値の平均値を演算し、前記平均値を前記複数台の変換器に入力し、
    前記給電回路は、
    前記電荷蓄積素子に接続された抵抗素子と、
    前記抵抗素子に流れる電流を制御するスイッチ部と、
    を有し、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子をオフ状態にするフローティング状態を前記制御装置から指示された際に、前記電荷蓄積素子の電圧検出値と前記平均値との差分を求め、前記電圧検出値を前記平均値に近付けるための補正値を前記差分から求め、前記補正値に応じて前記スイッチ部のオン状態になる頻度を制御することにより、前記電圧検出器によって検出された前記電荷蓄積素子の電圧が高くなる程、前記スイッチ部のオン状態になる頻度を高くする電力変換装置。
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