JP2017184496A - 電力変換装置及びその制御方法 - Google Patents

電力変換装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化の妨げを抑制しつつ、変換器に故障が生じた際にも、運転を継続できる電力変換装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】インバータ回路と制御盤と複数の変換器と制御部とを備えた電力変換装置10であって、インバータ回路12は、入力電力を変換して交流負荷4に供給する。インバータ回路は、複数台の変換器22が直列に接続された変換器ユニット20を含む。各変換器は、第1スイッチング素子と、第2スイッチング素子と、各スイッチング素子に並列に接続された電荷蓄積素子と、故障検出部と、第1接続端子と、第2接続端子と、を含む。制御盤14は、インバータ回路による電力の変換を制御する。各故障検出部は、各変換器の各スイッチング素子の故障の検出を行い、故障の検出結果を示す検出信号を出力する。制御部26は、検出信号を基に、各接続端子の間を導通状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力変換装置及びその制御方法に関する。
複数台の変換器を直列に接続した多段構成の電力変換装置がある。各変換器は、複数のスイッチング素子を含む。また、多段構成の電力変換装置は、各スイッチング素子に接続された制御盤を含む。制御盤は、各スイッチング素子に制御信号を入力し、各スイッチング素子のオン・オフを制御することにより、交流又は直流の入力電力を、入力電力と異なる交流電力に変換する。多段構成の電力変換装置では、直列に接続された変換器の数に応じて、出力電圧のレベルを変化させ、出力電力の高調波成分を抑制することができる。いわゆるマルチレベルの電力変換を実現できる。
多段構成の電力変換装置では、各変換器のそれぞれに短絡器を設けることが行われている。短絡器は、変換器に並列に接続され、オン状態の時に、変換器の出力を短絡させる。短絡器が設けられていない場合には、直列に接続された各変換器のいずれかが故障した際に、各変換器が直列に接続された経路に電流が流れなくなり、運転の継続が困難になる。短絡器が設けられている場合には、直列に接続された各変換器のいずれかが故障した際に、故障した変換器に並列に接続された短絡器をオン状態にし、故障した変換器を短絡させる。これにより、変換器が故障した場合でも、各変換器が直列に接続された経路に電流が流れ、残りの変換器で運転を継続することができる。
しかしながら、各変換器のそれぞれに短絡器を設けると、電力変換装置の小型化が難しくなる。このため、多段構成の電力変換装置では、小型化の妨げを抑制しつつ、変換器に故障が生じた際にも、運転を継続できるようにすることが望まれる。
特開2013−27260号公報
本発明の実施形態は、小型化の妨げを抑制しつつ、変換器に故障が生じた際にも、運転を継続できる電力変換装置及びその制御方法を提供する。
本発明の実施形態によれば、インバータ回路と、制御盤と、複数の故障検出部と、制御部と、を備えた電力変換装置が提供される。前記インバータ回路は、電源及び交流負荷に接続され、前記電源から入力された入力電力を、前記入力電力と異なる交流の出力電力に変換し、前記出力電力を前記交流負荷に供給する。前記インバータ回路は、複数台の変換器が直列に接続された変換器ユニットを含む。前記複数台の変換器のそれぞれは、一対の主端子と制御端子とを含む第1スイッチング素子と、一対の主端子と制御端子とを含み、前記第1スイッチング素子に対して直列に接続された第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続された電荷蓄積素子と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との間に接続された第1接続端子と、前記第1スイッチング素子の前記第2スイッチング素子に接続された主端子と反対側の主端子に接続された第2接続端子と、を含む。前記制御盤は、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを制御するための制御信号を前記複数台の変換器毎に生成し、前記制御信号を前記複数台の変換器のそれぞれに入力することにより、前記インバータ回路による電力の変換を制御する。前記複数の故障検出部は、前記複数台の変換器のそれぞれに対応して前記インバータ回路に設けられ、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の故障の検出を行い、前記故障の検出結果を示す検出信号を出力する。前記制御部は、前記検出信号を基に、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを切り替えることにより、前記第1接続端子と前記第2接続端子との間を導通状態にする。
小型化の妨げを抑制しつつ、変換器に故障が生じた際にも、運転を継続できる電力変換装置及びその制御方法が提供される。
第1の実施形態に係る電力変換装置を模式的に表すブロック図である。 第1の実施形態に係る変換器を模式的に表すブロック図である。 図3(a)及び図3(b)は、第1の実施形態に係るスイッチング素子の模式図である。 図4(a)〜図4(c)は、第1の実施形態に係るスイッチング素子の特性を模式的に表すグラフ図である。 第1の実施形態に係る電力変換装置の動作を模式的に表すフローチャートである。 第1の実施形態に係る別の変換器を模式的に表すブロック図である。 第2の実施形態に係る電力変換装置を模式的に表すブロック図である。 第2の実施形態に係る変換器を模式的に表すブロック図である。 第2の実施形態に係る別の変換器を模式的に表すブロック図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電力変換装置を模式的に表すブロック図である。
図1に表したように、電力変換装置10は、インバータ回路12と、制御盤14と、を備える。
インバータ回路12は、電源2及び交流負荷4に接続される。インバータ回路12は、電源2から入力された入力電力を、入力電力と異なる交流の出力電力に変換し、出力電力を交流負荷4に供給する。この例において、入力電力は、三相交流電力である。インバータ回路12は、例えば、三相交流の入力電力を実効値の異なる三相交流の出力電力に変換する。インバータ回路12は、例えば、入力電力を交流負荷4に対応した実効値の出力電力に変換する。
入力電力及び出力電力は、例えば、単相交流や二相交流でもよい。また、インバータ回路12は、例えば、三相交流の入力電力を単相交流や二相交流の出力電力に変換してもよい。
交流負荷4は、例えば、三相交流モータなどの電子機器である。この場合、インバータ回路12は、出力電力を交流負荷4に供給することにより、交流負荷4を駆動する。交流負荷4は、例えば、電力を需要家の受電設備に供給する送電線などの電力系統でもよい。この場合、インバータ回路12は、出力電力を電力系統に供給する、いわゆる逆潮流を行う。
この例において、電力変換装置10は、トランス16をさらに備える。インバータ回路12は、トランス16を介して電源2に接続される。トランス16は、電源2に接続された一次巻線16aと、一次巻線16aと磁気結合した複数の二次巻線16bと、を含む。インバータ回路12は、各二次巻線16bのそれぞれに接続されている。この例において、トランス16は、三相トランスである。
なお、本願明細書において、「接続」には、直接接触して接続される場合の他に、他の導電性部材などを介して電気的に接続される場合も含むものとする。また、トランスなどを介して磁気的に結合している場合も、「接続」に含むものとする。
制御盤14は、インバータ回路12に接続されている。制御盤14は、インバータ回路12による電力の変換を制御する。制御盤14は、例えば、CPUやMPUなどのプロセッサを含む。制御盤14は、例えば、図示を省略したメモリから所定のプログラムを読み出し、そのプログラムを逐次処理することによって、インバータ回路12の動作を制御する。プログラムを記憶したメモリは、制御盤14内に設けてもよいし、制御盤14と別に設け、制御盤14に接続してもよい。
インバータ回路12は、複数台の変換器22が直列に接続された変換器ユニット20を含む。変換器ユニット20は、出力電力の相に対応して設けられる。従って、この例では、三相交流の各相に対応した3つの変換器ユニット20が、インバータ回路12に設けられる。例えば、出力電力が単相交流である場合には、変換器ユニット20の数は、1つでよい。
この例では、各変換器ユニット20の一端が、それぞれ互いに接続され、各変換器ユニット20の他端が、交流負荷4に接続されている。すなわち、この例では、各変換器ユニット20が、Y結線されている。各変換器ユニット20の接続は、例えば、デルタ結線でもよい。すなわち、各変換器ユニット20の両端に交流負荷4を接続してもよい。例えば、2組の変換器ユニット20をV結線してもよい。インバータ回路12では、変換器ユニット20の少なくとも一方の端部が、交流出力点となる。インバータ回路12では、変換器ユニット20から交流負荷4に出力電力を供給する。
この例では、各変換器ユニット20のそれぞれが、直列に接続された3台の変換器22を含んでいる。各変換器ユニット20に設けられる変換器22の台数は、3台以上でもよい。例えば、高圧用のインバータ回路12では、各変換器ユニット20のそれぞれにおいて、100台〜120台程度の変換器22が、直列に接続される。各変換器ユニット20に設けられる変換器22の台数は、実質的に同じである。例えば、多数の各変換器22が接続される場合には、インバータ回路12の動作に影響のない範囲において、各変換器ユニット20に設けられる変換器22の台数が異なってもよい。例えば、1つの変換器ユニット20に100台の変換器22を設けた場合、別の変換器ユニット20に設ける変換器22の台数は、1〜2台異なってもよい。
各変換器22のそれぞれは、トランス16の各二次巻線16bのそれぞれに接続される。これにより、電源2の入力電力が、トランス16を介して各変換器22に供給される。例えば、電源2の入力電力をトランス16で変圧した電力が、各変換器22に供給される。この例では、三相交流電力が、各変換器22に供給される。各二次巻線16bの数は、各変換器22の台数と実質的に同じである。従って、この例では、9つの二次巻線16bが、トランス16に設けられている。トランス16に設けられる二次巻線16bの数は、インバータ回路12に設けられる変換器22の台数以上であればよい。
図2は、第1の実施形態に係る変換器を模式的に表すブロック図である。
図2に表したように、変換器22は、第1接続端子22aと、第2接続端子22bと、第1スイッチング素子31と、第2スイッチング素子32と、第3スイッチング素子33と、第4スイッチング素子34と、電荷蓄積素子35と、抵抗素子36と、インダクタ37と、整流回路38と、駆動回路40と、故障検出部42と、を含む。
各スイッチング素子31〜34のそれぞれは、一対の主端子と、制御端子と、を含む。制御端子は、一対の主端子間に流れる電流を制御する。各スイッチング素子31〜34には、例えば、IGBTなどの自己消弧素子が用いられる。一対の主端子は、例えば、エミッタ及びコレクタであり、制御端子は、例えば、ゲートである。また、各スイッチング素子31〜34には、ノーマリオフ型の素子が用いられる。
第2スイッチング素子32の一対の主端子(電流経路)は、第1スイッチング素子31の一対の主端子に対して直列に接続されている。第4スイッチング素子34の一対の主端子は、第3スイッチング素子33の一対の主端子に対して直列に接続されている。また、第3スイッチング素子33及び第4スイッチング素子34は、第1スイッチング素子31及び第2スイッチング素子32に対して並列に接続されている。
第1接続端子22aは、第1スイッチング素子31と第2スイッチング素子32との間に接続されている。第2接続端子22bは、第3スイッチング素子33と第4スイッチング素子34との間に接続されている。この例において、第2接続端子22bは、第3スイッチング素子33を介して第1スイッチング素子31の第2スイッチング素子32に接続された主端子と反対側の主端子に接続される。
変換器22では、各接続端子22a、22bが、交流出力点となる。すなわち、この例において、変換器22は、各スイッチング素子31〜34によってフルブリッジ回路を構成している。第1スイッチング素子31及び第3スイッチング素子33は、いわゆるローサイドスイッチであり、第2スイッチング素子32及び第4スイッチング素子34は、いわゆるハイサイドスイッチである。
変換器ユニット20に含まれる各変換器22は、各接続端子22a、22bを介して互いに直列に接続される。すなわち、1つの変換器22の第1接続端子22aは、別の1つの変換器22の第2接続端子22bに接続される。
また、第1スイッチング素子31には、一対の主端子に対して逆並列にダイオード51が接続されている。ダイオード51の順方向は、第1スイッチング素子31の一対の主端子間に流れる電流の向きに対して逆向きである。同様に、第2スイッチング素子32には、一対の主端子に対して逆並列にダイオード52が接続されている。第3スイッチング素子33には、一対の主端子に対して逆並列にダイオード53が接続されている。第4スイッチング素子34には、一対の主端子に対して逆並列にダイオード54が接続されている。各ダイオード51〜54は、いわゆる還流ダイオードである。
電荷蓄積素子35は、第1スイッチング素子31及び第2スイッチング素子32に対して並列に接続されるとともに、第3スイッチング素子33及び第4スイッチング素子34に対して並列に接続される。変換器22は、例えば、直列に接続された複数の電荷蓄積素子35を含んでもよい。電荷蓄積素子35には、例えば、コンデンサや蓄電池などが用いられる。電荷蓄積素子35は、電荷を蓄積可能な任意の素子でよい。
抵抗素子36は、電荷蓄積素子35とハイサイド側の各スイッチング素子32、34との間に設けられる。抵抗素子36は、例えば、電荷蓄積素子35の内部抵抗、及び、電荷蓄積素子35とハイサイド側の各スイッチング素子32、34との間の配線抵抗の少なくとも一方である。
インダクタ37は、電荷蓄積素子35とハイサイド側の各スイッチング素子32、34との間に設けられる。インダクタ37は、例えば、電荷蓄積素子35とハイサイド側の各スイッチング素子32、34との間の配線インダクタンスである。このように、抵抗素子36及びインダクタ37は、例えば、配線などによって回路に二次的に発生する抵抗及びインダクタである。抵抗素子36及びインダクタ37は、例えば、物理的な素子として設けてもよい。
図3(a)及び図3(b)は、第1の実施形態に係るスイッチング素子の模式図である。図3(a)は、第1スイッチング素子31を模式的に表す平面図であり、図3(b)は、第1スイッチング素子31を模式的に表す側面図である。
図3(a)及び図3(b)に表したように、第1スイッチング素子31は、半導体チップ60と、第1電極61と、第2電極62と、配線63と、ケース64と、を含む。
半導体チップ60は、一対の主端子と、制御端子と、を含む。半導体チップ60には、例えば、IGBTなどの縦型のチップが用いられる。第1電極61は、一方の主端子に接続される。第2電極62は、他方の主端子に接続される。配線63は、制御端子に接続される。半導体チップ60は、第1電極61と第2電極62との間に設けられる。半導体チップ60は、例えば、第1電極61及び第2電極62に圧接される。第1電極61及び第2電極62には、例えば、銅などの電気伝導性及び熱伝導性の高い金属材料が用いられる。
ケース64は、例えば、筒状である。ケース64は、半導体チップ60、第1電極61、第2電極62及び配線63を内部の空間に保持する。半導体チップ60は、ケース64内において、第1電極61と第2電極62との間に圧接される。ケース64には、例えば、セラミックや樹脂などの絶縁材料が用いられる。
すなわち、第1スイッチング素子31は、いわゆる圧接型の半導体素子である。第1スイッチング素子31の過電流や過電圧に対する故障モードは、短絡故障である。第1スイッチング素子31では、第1電極61と第2電極62との間に過電流や過電圧などが生じた際に、第1電極61と第2電極62とが導通する。
第2スイッチング素子32〜第4スイッチング素子34には、第1スイッチング素子31と実質的に同じ素子が用いられる。第2スイッチング素子32〜第4スイッチング素子34には、圧接型の半導体素子が用いられる。第2スイッチング素子32〜第4スイッチング素子34の過電流や過電圧に対する故障モードは、短絡故障である。従って、第2スイッチング素子32〜第4スイッチング素子34についての詳細な説明は省略する。
図4(a)〜図4(c)は、第1の実施形態に係るスイッチング素子の特性を模式的に表すグラフ図である。
図4(a)は、第1スイッチング素子31が短絡故障した時に、電荷蓄積素子35の電圧に基づいて第1スイッチング素子31に流れる短絡電流の一例を表す。
図4(b)は、第1スイッチング素子31が短絡故障した時の電荷蓄積素子35の電圧の一例を表す。
図4(c)は、図4(a)に表す短絡電流の電流二乗積(短絡電流の二乗の積分値)の一例を表す。また、図4(c)では、第1スイッチング素子31のケース64のエネルギー耐量を破線で表している。
図4(a)〜図4(c)に表したように、変換器22では、短絡電流の電流二乗積が、ケース64のエネルギー耐量以下である。第1スイッチング素子31が短絡故障した時に、第1スイッチング素子31に加わるエネルギーは、短絡電流の二乗に比例にする。第1スイッチング素子31に加わるエネルギーが、ケース64のエネルギー耐量を超えると、例えば、素子の破損箇所に電流が集中し、ケース64にまで影響が拡大してしまう恐れがある。すなわち、第1スイッチング素子31が、短絡故障からオープン故障となってしまう恐れがある。
従って、短絡電流の電流二乗積を、ケース64のエネルギー耐量以下にする。これにより、例えば、第1スイッチング素子31の故障モードを適切に短絡故障とすることができる。前述のように、第2スイッチング素子32〜第4スイッチング素子34には、第1スイッチング素子31と実質的に同じ素子が用いられる。従って、第2スイッチング素子32〜第4スイッチング素子34においても、第1スイッチング素子31と同様に、短絡電流の電流二乗積は、ケース64のエネルギー耐量以下である。
短絡電流の電流二乗積は、例えば、電荷蓄積素子35の容量及び電圧によって調整する。すなわち、電荷蓄積素子35の容量及び電圧により、故障時に第1スイッチング素子31に加わる総エネルギーを調整する。
また、故障時に素子に流れる短絡電流の立ち上がりを、例えば、抵抗素子36及びインダクタ37の定数で調整する。短絡電流の立ち上がりが早いと、短絡電流の立ち上がりの時に、短絡電流の電流二乗積が、ケース64のエネルギー耐量を超えやすくなる。このため、抵抗素子36の抵抗値及びインダクタ37のインダクタンス値を調整することにより、短絡電流の立ち上がりを遅らせる。例えば、インダクタ37のインダクタンス値を比較的大きくすることにより、短絡電流の立ち上がりを遅らせることができる。インダクタ37のインダクタンス値は、例えば、電荷蓄積素子35とハイサイド側の各スイッチング素子32、34との間の配線(例えば、ブスバー)を長くすることによって大きくすることができる。
このように、故障時に第1スイッチング素子31に加わる総エネルギー、及び、短絡電流の立ち上がりを調整する。これにより、短絡電流の電流二乗積を、ケース64のエネルギー耐量以下にすることができる。
図2に戻って、整流回路38は、電荷蓄積素子35に対して並列に接続されている。また、整流回路38は、トランス16の二次巻線16bに接続されている。この例において、整流回路38は、三相ブリッジ回路である。整流回路38は、二次巻線16bから供給される三相交流電力を整流電力(例えば脈流電力)に変換する。
電荷蓄積素子35は、整流回路38から出力された整流電力を平滑化することにより、整流電力を直流電力に変換する。すなわち、電荷蓄積素子35は、いわゆる平滑コンデンサである。ここで、電荷蓄積素子35から出力される直流電力の電圧を、電圧Vcとする。
変換器22では、第2スイッチング素子32及び第3スイッチング素子33をオン状態にし、第1スイッチング素子31及び第4スイッチング素子34をオフ状態にした場合に、各接続端子22a、22b間に+Vcが出力される。
第1スイッチング素子31及び第4スイッチング素子34をオン状態にし、第2スイッチング素子32及び第3スイッチング素子33をオフ状態にした場合に、各接続端子22a、22b間に−Vcが出力される。
そして、第1スイッチング素子31及び第3スイッチング素子33をオン状態にし、第2スイッチング素子32及び第4スイッチング素子34をオフ状態にした場合、または、第2スイッチング素子32及び第4スイッチング素子34をオン状態にし、第1スイッチング素子31及び第3スイッチング素子33をオフ状態にした場合に、各接続端子22a、22b間に0Vが出力される。
このように、変換器22では、オン・オフする各スイッチング素子31〜34の組み合わせによって、+Vc、0、−Vcの3レベルの電力を出力することができる。変換器22は、例えば、パワーセルと呼ばれる場合もある。
インバータ回路12では、各変換器ユニット20の出力電圧が、各変換器22の出力電圧を加算した電圧となる。すなわち、各変換器ユニット20の出力電圧は、+3Vc、+2Vc、+Vc、0、−Vc、−2Vc、及び、−3Vcの7レベルに変化する。電力変換装置10は、いわゆるMV(Medium Voltage)型の電力変換装置である。
駆動回路40は、信号線23を介して制御盤14に接続されている。制御盤14は、各スイッチング素子31〜34のオン・オフを制御するための制御信号を信号線23を介して駆動回路40に送信する。駆動回路40は、入力された制御信号に基づいて、各スイッチング素子31〜34のオン・オフを切り替える。これにより、制御盤14からの制御信号に応じて、各スイッチング素子31〜34のオン・オフが制御される。制御盤14は、各変換器22毎に制御信号を生成し、各変換器22のそれぞれの各スイッチング素子31〜34のオン・オフを制御する。これにより、制御盤14は、インバータ回路12による電力の変換を制御する。
故障検出部42は、各スイッチング素子31〜34の故障の検出を行う。故障検出部42は、各スイッチング素子31〜34の故障を検出すると、各スイッチング素子31〜34の故障の検出結果を示す検出信号を出力する。この例では、故障検出部42が、信号線24を介して制御盤14に接続されている。故障検出部42は、故障を検出すると、検出信号を制御盤14に出力する。
この例では、制御盤14と変換器22との間の信号の送受を2本の信号線23、24を用いて行っている。制御盤14と変換器22との間の信号の送受は、これに限ることなく、例えば、1本の信号線で行ってもよい。すなわち、制御盤14から駆動回路40に入力される制御信号、及び、故障検出部42から制御盤14に入力される検出信号は、同じ信号線を介して送受してもよい。
故障検出部42は、各接続端子22a、22bに接続されている。故障検出部42は、例えば、各スイッチング素子31〜34をオフ状態にした時の各接続端子22a、22b間の電圧を基に、各スイッチング素子31〜34の故障を検出する。
各スイッチング素子31〜34が正常である場合には、各接続端子22a、22b間に電荷蓄積素子35の電圧が現れる。より詳しくは、第2接続端子22bの電位が第1接続端子22aの電位よりも高い負バイアス電圧が、各接続端子22a、22b間に現れる。
一方、各スイッチング素子31〜34のいずれかが故障して短絡した場合には、各スイッチング素子31〜34をオフ状態にした時にも、各接続端子22a、22b間に電荷蓄積素子35の電圧が現れなくなる。
従って、故障検出部42は、各スイッチング素子31〜34をオフ状態にした時に、電圧が検出された場合には、各スイッチング素子31〜34が正常であると判断し、電圧が検出されなかった場合には、各スイッチング素子31〜34のいずれかが故障していると判断する。すなわち、故障検出部42は、電圧が検出されなかった場合に、各スイッチング素子31〜34の故障を検出し、検出信号を出力する。このように、この例において、故障検出部42は、各スイッチング素子31〜34のいずれかが故障していることを表す検出信号を生成し、その検出信号を制御盤14に出力する。
制御盤14には、制御部26が設けられている。制御部26は、所定の変換器22の故障検出部42から検出信号が入力されると、故障が検出された変換器22の駆動回路40に、故障検出時の制御信号を入力する。
駆動回路40は、故障検出時の制御信号を受けると、各スイッチング素子31〜34のオン・オフにより、各接続端子22a、22b間を導通状態にする。すなわち、制御部26は、故障検出部42の検出信号に応じて、各接続端子22a、22b間を導通状態にする。
駆動回路40は、例えば、ローサイド側の第1スイッチング素子31及び第3スイッチング素子33をオン状態にし、ハイサイド側の第2スイッチング素子32及び第4スイッチング素子34をオフ状態にすることにより、各接続端子22a、22b間を導通状態にする。駆動回路40は、例えば、ハイサイド側の第2スイッチング素子32及び第4スイッチング素子34をオン状態にし、ローサイド側の第1スイッチング素子31及び第3スイッチング素子33をオフ状態にすることにより、各接続端子22a、22b間を導通状態にしてもよい。この際、各スイッチング素子31〜34の故障モードは、前述のように、短絡故障であるから、故障したスイッチング素子が、導通状態の設定の妨げとなることはない。
ここで、「導通状態」とは、各スイッチング素子31〜34を選択的にオン状態にして、各接続端子22a、22b間に電流が流れるようにした状態である。換言すれば、各接続端子22a、22b間を短絡させた状態である。一方、「非導通状態」とは、各スイッチング素子31〜34をオフ状態にして、各接続端子22a、22b間に実質的に電流が流れないようにした状態である。「非導通状態」は、例えば、変換器22の動作に影響を及ぼさない範囲の微弱な電流が各接続端子22a、22b間に流れる状態でもよい。
故障検出時の制御信号は、各スイッチング素子31〜34の制御端子に入力する制御信号(ゲート信号)そのものでもよいし、駆動回路40に各スイッチング素子31〜34の制御を指示する信号でもよい。
また、制御盤14は、各変換器22からの検出信号を基に、各スイッチング素子31〜34の故障を検出した変換器22の台数が所定数に達したか否かを判定する。制御盤14は、例えば、各変換器ユニット20毎に、故障を検出した変換器22の台数が所定数に達したか否かを判定する。例えば、変換器ユニットに含まれる変換器22の台数に対して、故障の検出された変換器22の台数が所定数に達したか否かを判定する。
制御盤14は、所定数に達したと判定した場合、インバータ回路12の運転を停止させる。制御盤14は、例えば、各変換器22への制御信号の入力を停止し、各スイッチング素子31〜34をオフ状態にすることにより、インバータ回路12の運転を停止させる。すなわち、インバータ回路12からの電力の出力を停止させる。制御盤14は、例えば、変換器ユニット20に120台の変換器22が直列に接続されている場合、6台程度の変換器22で故障が検出された際に、所定数に達したと判定してインバータ回路12の運転を停止させる。
制御盤14は、例えば、インバータ回路12に含まれる変換器22の総数を基に、所定数に達したか否かを判定してもよい。すなわち、各変換器22の総数に対して、故障を検出した変換器22の数が所定数に達したか否かを判定してもよい。例えば、変換器ユニット20毎の判定と、総数に対する判定との双方を行ってもよい。
図5は、第1の実施形態に係る電力変換装置の動作を模式的に表すフローチャートである。
次に、図5に表すフローチャートを基に、電力変換装置10の動作について説明する。 電力変換装置10の制御盤14は、動作を開始すると、各変換器22毎に制御信号を生成し、制御信号を各変換器22に送信する。制御信号は、信号線23を介して駆動回路40に入力される。駆動回路40は、入力された制御信号に基づいて各スイッチング素子31〜34のオン・オフを制御する。これにより、電源2の入力電力が、交流負荷4に応じた交流の出力電力に変換され、出力電力が、交流負荷4に供給される。
各変換器22の故障検出部42は、動作を開始した後、各スイッチング素子31〜34の故障の検出を行う(図5のステップS1)。故障検出部42は、各スイッチング素子31〜34の故障を検出すると、検出信号を制御盤14に入力する。
故障の検出は、例えば、各スイッチング素子31〜34がオフ状態になる任意のタイミングで行えばよい。故障の検出を行うタイミングは、例えば、各変換器22のそれぞれで異なってもよい。例えば、各変換器22の各スイッチング素子31〜34を一斉にオフ状態にし、各変換器22のそれぞれで実質的に同時に故障の検出を行ってもよい。例えば、電力変換を行う通常の動作モードとは、別に、各変換器22の各スイッチング素子31〜34をオフ状態にする故障検出用の動作モードを電力変換装置10に設けてもよい。
制御盤14の制御部26は、所定の変換器22の故障検出部42から検出信号が入力されると、故障が検出された変換器22の駆動回路40に、故障検出時の制御信号を入力する。駆動回路40は、指令信号の入力に応じて、前述のように各スイッチング素子31〜34のオン・オフを切り替え、各接続端子22a、22b間を導通状態にする(図5のステップS2)。
制御盤14は、各変換器22からの検出信号を基に、各スイッチング素子31〜34の故障を検出した変換器22の台数が所定数に達したか否かを判定する(図5のステップS3)。制御盤14は、所定数未満であると判定した場合、各変換器22への制御信号の送信を継続する。すなわち、制御盤14は、所定数未満と判定した場合、インバータ回路12の運転を継続させる。
一方、制御盤14は、所定数に達したと判定した場合、各変換器22への制御信号の送信を停止し、インバータ回路12の運転を停止させる(図5のステップS4)。
前述のように、各スイッチング素子31〜34は、ノーマリオフ型である。このため、例えば、各スイッチング素子31〜34のいずれかが故障し、オン・オフの切り替えができなくなると、各接続端子22a、22b間が非導通状態になってしまう恐れがある。変換器ユニット20に含まれる各変換器22のいずれかにおいて、各接続端子22a、22b間が非導通状態になると、変換器ユニット20自体に電流が流れなくなってしまう。すなわち、インバータ回路12の運転の継続が困難になってしまう。
これに対して、本実施形態に係る電力変換装置10では、各変換器22の故障検出部42が、各スイッチング素子31〜34の故障を検出した際に、各接続端子22a、22b間を導通状態にする。これにより、制御信号に異常が生じた場合にも、変換器ユニット20に電流を流すことができる。換言すれば、異常の発生した変換器22をバイパスすることができる。
従って、電力変換装置10では、各変換器22のいずれかで各スイッチング素子31〜34の故障が生じた場合にも、インバータ回路12の運転を継続させることができる。また、電力変換装置10では、各変換器22のそれぞれに対応する短絡器などを設ける必要がない。従って、電力変換装置10の小型化の妨げとなることもない。例えば、電力変換装置10の部品点数の増加を抑制することもできる。例えば、電力変換装置10の製造コストの増加を抑制することもできる。このように、電力変換装置10では、小型化の妨げを抑制しつつ、変換器22に故障が生じた際にも、インバータ回路12の運転を継続することができる。
また、電力変換装置10では、制御盤14が、故障を検出した変換器22の台数が所定数に達したか否かを判定し、所定数に達した場合に、インバータ回路12の運転を停止させる。これにより、例えば、正常に動作する残りの各変換器22に過度な負荷がかかることを抑制することができる。電力変換装置10の動作をより安定させることができる。
制御盤14は、所定数未満であると判定してインバータ回路12の運転を継続させる場合、例えば、正常に動作する変換器22の台数の違いによって、各変換器ユニット20の出力電圧に偏りが生じないようにする。制御盤14は、例えば、正常に動作する変換器22の台数に応じて、各変換器ユニット20毎に各変換器22の出力電圧を調整する。
例えば、故障が検出された場合に、故障を検出した変換器22と同じ変換器ユニット20の残りの各変換器22の出力電圧を高くする。例えば、故障を検出した変換器22の出力電圧分を、残りの各変換器22で等分する。すなわち、変換器22で故障が検出された場合にも、変換器ユニット20の出力電圧を正常時と実質的に同じにする。これにより、例えば、故障を検出した変換器22をバイパスした場合にも、適切な出力電力を得ることができる。制御盤14の判定する変換器22の台数の所定数は、例えば、変換器ユニット20毎の出力電圧の調整が困難となる数に設定すればよい。
上記各実施形態では、故障検出部42を各変換器22に設けている。これに限ることなく、故障検出部42は、変換器22と別に設けてもよい。故障検出部42は、インバータ回路12に設けられ、各スイッチング素子31〜34の故障を検出可能であればよい。
上記実施形態では、各接続端子22a、22b間の電圧を基に、各スイッチング素子31〜34の故障の検出を行っている。各スイッチング素子31〜34の故障の検出方法は、これに限ることなく、各スイッチング素子31〜34の故障を検出可能な任意の方法でよい。
例えば、複数の故障検出部42を各スイッチング素子31〜34のそれぞれに対応して設け、主端子間の電圧などを基に、各スイッチング素子31〜34のそれぞれの故障を個別に検出できるようにしてもよい。この場合、故障検出部42は、各スイッチング素子31〜34の中の故障している素子を表す検出信号を生成し、その検出信号を出力する。
制御部26は、故障した素子を識別可能な検出信号を受信した場合、各接続端子22a、22b間を導通状態にするために必要な素子を判別し、その素子をオン状態にするための制御信号を入力する。
制御部26は、例えば、第1スイッチング素子31の故障が検出された場合、第3スイッチング素子33をオン状態にするための制御信号を生成し、駆動回路40に入力する。制御部26は、例えば、第2スイッチング素子32の故障が検出された場合、第4スイッチング素子34をオン状態にするための制御信号を生成し、駆動回路40に入力する。これにより、例えば、短絡故障した素子を利用して、各接続端子22a、22b間を効率良く導通状態にすることができる。
上記実施形態では、各スイッチング素子31〜34の故障を故障検出部42で検出し、検出信号を制御部26に入力している。検出信号は、これに限ることなく、例えば、外部の機器などから制御部26に入力してもよい。さらには、電力変換装置10のメンテナンスを行う作業員などが、キーボードやマウスなどの入力部を介して検出信号を手動で制御部26に入力できるようにしてもよい。
図6は、第1の実施形態に係る別の変換器を模式的に表すブロック図である。
図6は、上記実施形態の変換器22に置き換えて用いられる別の変換器28を模式的に表す。なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6に表したように、変換器28は、制御部26をさらに含む。この例において、故障検出部42は、各スイッチング素子31〜34の故障を検出すると、変換器28内に設けられた制御部26に検出信号を出力する。制御部26は、故障検出部42から検出信号が入力されると、故障検出時の制御信号を駆動回路40に入力する。駆動回路40は、故障検出時の制御信号を受けると、各スイッチング素子31〜34のオン・オフにより、各接続端子22a、22b間を導通状態にする。このように、制御部26は、各変換器28のそれぞれに設けてもよい。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る電力変換装置を模式的に表すブロック図である。
図7に表したように、電力変換装置100のインバータ回路112は、一対の入力端子80a、80bと、第1〜第6の6つのアーム部81a〜81fと、を含む。
一対の入力端子80a、80bは、電源2に接続される。この例において、電源2は、直流電源である。電源2から供給される入力電力は、直流電力である。入力端子80aは、電源2の陽極に接続され、入力端子80bは、電源2の負極に接続される。電源2は、例えば、商用電源などから供給される交流電力を直流電力に変換する整流器である。電源2は、直流電力を供給可能な任意の電源でよい。
第1アーム部81aは、入力端子80aに接続される。第2アーム部81bは、第1アーム部81aと入力端子80bとの間に接続される。すなわち、第1アーム部81a及び第2アーム部81bは、電源2に対して直列に接続される。
第3アーム部81cは、入力端子80aに接続される。第4アーム部81dは、第3アーム部81cと入力端子80bとの間に接続される。すなわち、第3アーム部81c及び第4アーム部81dは、第1アーム部81a及び第2アーム部81bに対して並列に接続される。
第5アーム部81eは、入力端子80aに接続される。第6アーム部81fは、第5アーム部81eと入力端子80bとの間に接続される。すなわち、第5アーム部81e及び第6アーム部81fは、第1アーム部81a及び第2アーム部81bに対して並列に接続されるとともに、第3アーム部81c及び第4アーム部81dに対して並列に接続される。
インバータ回路112では、第1アーム部81a及び第2アーム部81bによって第1レグLG1が構成され、第3アーム部81c及び第4アーム部81dによって第2レグLG2が構成され、第5アーム部81e及び第6アーム部81fによって第3レグLG3が構成される。すなわち、この例において、インバータ回路112は、3レグ、6アームの三相インバータである。インバータ回路112は、例えば、2レグ、4アームの単相インバータでもよい。すなわち、インバータ回路112は、第1アーム部81a〜第4アーム部81dを少なくとも含んでいればよい。
各アーム部81a〜81fは、直列に接続された複数台の変換器82を含む。すなわち、インバータ回路112では、各アーム部81a〜81fのそれぞれが、変換器ユニット20を含む。この例において、電力変換装置100は、いわゆるMMC(Modular Multilevel Converter)型の電力変換装置である。
インバータ回路112では、第1アーム部81aと第2アーム部81bとの接続点、第3アーム部81cと第4アーム部81dとの接続点、及び、第5アーム部81eと第6アーム部81fとの接続点のそれぞれが、交流出力点となる。従って、インバータ回路112では、交流負荷4が、各アーム部81a〜81fの各接続点に接続される。
図8は、第2の実施形態に係る変換器を模式的に表すブロック図である。
図8に表したように、変換器82は、第1接続端子82aと、第2接続端子82bと、第1スイッチング素子31と、第2スイッチング素子32と、電荷蓄積素子35と、抵抗素子36と、インダクタ37と、故障検出部42と、を含む。
第2スイッチング素子32の一対の主端子は、第1スイッチング素子31の一対の主端子に対して直列に接続される。電荷蓄積素子35は、第1スイッチング素子31及び第2スイッチング素子32に対して並列に接続される。第1接続端子82aは、第1スイッチング素子31と第2スイッチング素子32との間に接続される。第2接続端子82bは、第1スイッチング素子31の第2スイッチング素子32に接続された主端子と反対側の主端子に接続される。抵抗素子36は、電荷蓄積素子35と第2スイッチング素子32との間に設けられる。インダクタ37は、電荷蓄積素子35と第2スイッチング素子32との間に設けられる。
変換器82では、整流回路38が省略されている。変換器82に対する電力の供給は、各接続端子82a、82bを介して行われる。この例において、変換器82は、いわゆる双方向チョッパである。第1スイッチング素子31は、いわゆるローサイドスイッチであり、第2スイッチング素子32は、いわゆるハイサイドスイッチである。
変換器82の故障検出部42は、例えば、各スイッチング素子31、32の故障を検出し、検出信号を制御盤14の制御部26に出力する。制御部26は、故障検出部42から検出信号が入力されると、故障検出時の制御信号を駆動回路40に入力する。駆動回路40は、故障検出時の制御信号を受けると、第1スイッチング素子31をオン状態にし、第2スイッチング素子32をオフ状態にすることにより、各接続端子22a、22b間を導通状態にする。
これにより、電力変換装置100においても、異常の発生した変換器82をバイパスすることができる。従って、電力変換装置100においても、上記第1の実施形態の電力変換装置10と同様に、各変換器82のいずれかで制御信号の異常が生じた場合にも、インバータ回路112の運転を継続させることができる。本実施形態に係る電力変換装置100においても、小型化の妨げを抑制しつつ、変換器22に故障が生じた際にも、インバータ回路12の運転を継続することができる。なお、制御部26は、変換器82に設けてもよい。
変換器82では、第1スイッチング素子31が短絡故障した場合、短絡故障した第1スイッチング素子31によって、各接続端子22a、22b間が既に導通状態になっている。従って、例えば、各スイッチング素子31、32の故障を個別に検出する場合には、第1スイッチング素子31の故障時に、故障検出時の制御信号を制御部26から駆動回路40に入力しなくてもよい。
図9は、第2の実施形態に係る別の変換器を模式的に表すブロック図である。
図9に表したように、変換器84は、第3スイッチング素子33と、第4スイッチング素子34と、をさらに含む。第4スイッチング素子34の一対の主端子は、第3スイッチング素子33の一対の主端子に対して直列に接続される。また、第3スイッチング素子33及び第4スイッチング素子34は、第1スイッチング素子31及び第2スイッチング素子32に対して並列に接続される。電荷蓄積素子35は、第1スイッチング素子31及び第2スイッチング素子32に対して並列に接続されるとともに、第3スイッチング素子33及び第4スイッチング素子34に対して並列に接続される。
変換器84の第1接続端子84aは、第1スイッチング素子31と第2スイッチング素子32との間に接続されている。第2接続端子84bは、第3スイッチング素子33と第4スイッチング素子34との間に接続されている。この例において、第2接続端子84bは、第3スイッチング素子33を介して第1スイッチング素子31の第2スイッチング素子32に接続された主端子と反対側の主端子に接続される。すなわち、この例において、変換器84は、フルブリッジ回路である。
変換器84の駆動回路40は、故障検出時の制御信号を受けると、上記第1の実施形態と同様に、ローサイド側の第1スイッチング素子31及び第3スイッチング素子33をオン状態にし、ハイサイド側の第2スイッチング素子32及び第4スイッチング素子34をオフ状態にすることにより、各接続端子84a、84b間を導通状態にする。または、ハイサイド側の第2スイッチング素子32及び第4スイッチング素子34をオン状態にし、ローサイド側の第1スイッチング素子31及び第3スイッチング素子33をオフ状態にすることにより、各接続端子84a、84b間を導通状態にする。
これにより、変換器84においても、異常の発生した変換器84をバイパスすることができる。この変換器84を用いた場合にも、上記実施形態と同様に、小型化の妨げを抑制しつつ、変換器22に故障が生じた際にも、インバータ回路12の運転を継続することができる。このように、MMC型の電力変換装置100に用いられる変換器84は、フルブリッジ回路でもよい。
上記各実施形態では、MV型の電力変換装置10及びMMC型の電力変換装置100を示している。電力変換装置は、これに限ることなく、複数台の変換器を直列に接続する他の電力変換装置でもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…電源、4…交流負荷、10、100…電力変換装置、12、112…インバータ回路、14…制御盤、16…トランス、20…変換器ユニット、22、28…変換器、23、24…信号線、26…制御部、31…第1スイッチング素子、32…第2スイッチング素子、33…第3スイッチング素子、34…第4スイッチング素子、35…電荷蓄積素子、36…抵抗素子、38…整流回路、40…駆動回路、42…故障検出部、51〜54…ダイオード、60…半導体チップ、61…第1電極、62…第2電極、63…配線、64…ケース、81a〜81f…アーム部、82、84…変換器

Claims (6)

  1. 電源及び交流負荷に接続され、前記電源から入力された入力電力を、前記入力電力と異なる交流の出力電力に変換し、前記出力電力を前記交流負荷に供給するインバータ回路であって、
    複数台の変換器が直列に接続された変換器ユニットを含み、
    前記複数台の変換器のそれぞれは、
    一対の主端子と制御端子とを含む第1スイッチング素子と、
    一対の主端子と制御端子とを含み、前記第1スイッチング素子に対して直列に接続された第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続された電荷蓄積素子と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との間に接続された第1接続端子と、
    前記第1スイッチング素子の前記第2スイッチング素子に接続された主端子と反対側の主端子に接続された第2接続端子と、
    を含む
    インバータ回路と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを制御するための制御信号を前記複数台の変換器毎に生成し、前記制御信号を前記複数台の変換器のそれぞれに入力することにより、前記インバータ回路による電力の変換を制御する制御盤と、
    前記複数台の変換器のそれぞれに対応して前記インバータ回路に設けられ、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の故障の検出を行い、前記故障の検出結果を示す検出信号を出力する複数の故障検出部と、
    前記検出信号を基に、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを切り替えることにより、前記第1接続端子と前記第2接続端子との間を導通状態にする制御部と、
    を備えた電力変換装置。
  2. 前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の故障モードは、短絡故障である請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のそれぞれは、
    第1電極と、
    第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた半導体チップと、
    前記第1電極と前記第2電極と前記半導体チップとを保持するケースと、
    を含み、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の少なくとも一方が短絡故障した時に、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の前記少なくとも一方に流れる電流の電流二乗積は、前記ケースのエネルギー耐量以下である請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記電源に接続された一次巻線と、前記一次巻線と磁気結合した複数の二次巻線と、を含むトランスを、さらに備え、
    前記入力電力は、交流電力であり、
    前記複数台の変換器のそれぞれは、
    前記電荷蓄積素子に対して並列に接続されるとともに、前記トランスの前記二次巻線に接続され、前記二次巻線から供給される交流電力を整流電力に変換し、前記整流電力を前記電荷蓄積素子に供給する整流回路と、
    一対の主端子と制御端子とを含む第3スイッチング素子と、
    一対の主端子と制御端子とを含み、前記第3スイッチング素子に対して直列に接続された第4スイッチング素子と、
    を、さらに含み、
    前記第3スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子は、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続され、
    前記第2接続端子は、前記第3スイッチング素子と前記第4スイッチング素子との間に接続され、前記第3スイッチング素子を介して前記第1スイッチング素子の前記第2スイッチング素子に接続された主端子と反対側の主端子に接続される請求項1〜3のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  5. 前記インバータ回路は、
    前記電源に接続される一対の入力端子と、
    前記入力端子の一方に接続された第1アーム部と、
    前記第1アーム部と前記入力端子の他方との間に接続された第2アーム部と、
    前記入力端子の前記一方に接続された第3アーム部と、
    前記第3アーム部と前記入力端子の前記他方との間に接続された第4アーム部と、
    前記第1アーム部、前記第2アーム部、前記第3アーム部及び前記第4アーム部のそれぞれに設けられた複数の前記変換器ユニットと、
    を含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  6. 電源及び交流負荷に接続され、前記電源から入力された入力電力を、前記入力電力と異なる交流の出力電力に変換し、前記出力電力を前記交流負荷に供給するインバータ回路であって、複数台の変換器が直列に接続された変換器ユニットを含み、前記複数台の変換器のそれぞれは、一対の主端子と制御端子とを含む第1スイッチング素子と、一対の主端子と制御端子とを含み、前記第1スイッチング素子に対して直列に接続された第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続された電荷蓄積素子と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との間に接続された第1接続端子と、前記第1スイッチング素子の前記第2スイッチング素子に接続された主端子と反対側の主端子に接続された第2接続端子と、を含むインバータ回路と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを制御するための制御信号を前記複数台の変換器毎に生成し、前記制御信号を前記複数台の変換器のそれぞれに入力することにより、前記インバータ回路による電力の変換を制御する制御盤と、
    を含む電力変換装置の制御方法であって、
    前記複数台の変換器のそれぞれの前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の故障の検出を行う工程と、
    前記故障を検出した場合に、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを切り替えることにより、前記第1接続端子と前記第2接続端子との間を導通状態にする工程と、
    を備えた電力変換装置の制御方法。
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