JP6836113B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
記録装置の一例であるインクジェットプリンターには、記録ヘッドを搭載したキャリッジが主走査方向に往復動しつつ該記録ヘッドから媒体に液体(その一例であるインク)を吐出して記録を実行するように構成された、所謂シリアル式のものがある。
シリアル式のインクジェットプリンターにおいて、キャリッジにインクカートリッジを搭載するものは、キャリッジ内における複数のインクカートリッジの配列が、キャリッジの移動方向に沿って配列されるものが一般的であるが、特許文献1に示されるようにキャリッジの移動方向と交差する方向に沿って配列されるものもある。
米国特許第6286932号明細書
インクカートリッジに記憶媒体が設けられており、インクカートリッジに関する情報(色、インク残量など)を保持できるように構成されたインクジェットプリンターもある。インクカートリッジに設けられた記憶媒体はキャリッジ内に設けられた接点と接触するように構成され、プリンター本体の制御手段は、インクカートリッジに設けられた記憶媒体からの情報の読み込みや、記憶媒体への情報の書き込みを行う。
プリンター本体の制御手段は、インクカートリッジに設けられた記憶媒体に対するアクセスを、キャリッジが移動範囲の端部、より具体的にはホームポジションに位置(停止)した状態で行うことが多い。しかしながら、インクカートリッジに設けられた記憶媒体からの情報の読み込みや、記憶媒体への情報の書き込みを実行している状態でインクカートリッジが取り外されると、読み取り或いは書き込みエラーが生じ、更には回路基板を破損させてしまう虞もある。
そこで本発明はこの様な問題に鑑み成されたものであり、その目的は、インクカートリッジに設けられた記憶媒体へのアクセス途中でインクカートリッジが取り外されることを防止し或いは抑制することのできる記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに所定方向に移動可能なキャリッジを備え、前記キャリッジは、前記記録ヘッドから吐出する液体を収容する、着脱可能な複数のインクカートリッジと、前記インクカートリッジの前記キャリッジに対する固定を解除する操作を行う操作部と、を備え、複数の前記インクカートリッジは、前記キャリッジにおいて前記キャリッジの移動方向と交差する方向に向けて並べて設けられるとともに、前記操作部が、前記インクカートリッジに対して前記キャリッジの移動方向外側に位置することを特徴とする。
本態様によれば、複数の前記インクカートリッジは、前記キャリッジにおいて前記キャリッジの移動方向と交差する方向に向けて並べて設けられる(前記交差する方向に沿って配列される)とともに、前記操作部が、前記インクカートリッジに対して前記キャリッジの移動方向外側に位置するので、前記キャリッジが移動領域の端部に位置した状態では、ユーザーにより前記操作部を操作するためのスペースが小さくなる。即ち、前記キャリッジが移動領域の端部に位置した状態では、ユーザーは前記操作部を操作し難くなり、これにより不適切なタイミングで前記インクカートリッジが取り外されることを防止し或いは抑制することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記キャリッジを内部に備える筐体が、前記キャリッジが移動領域の端部に位置する状態で前記操作部の上部を覆う覆い部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジを内部に備える筐体が、前記キャリッジが移動領域の端部に位置する状態で前記操作部の上部を覆う覆い部を備えるので、前記キャリッジが移動領域の端部に位置した状態では、ユーザーは前記操作部をより一層操作し難くなる。これにより、上述した第1の態様の作用効果をより確実に得ることができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記操作部及び前記覆い部は、前記インクカートリッジの頂部より低い位置にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記操作部及び前記覆い部は、前記インクカートリッジの頂部より低い位置にあるので、前記覆い部に起因する装置高さ方向寸法の増加を回避できる。
本発明の第4の態様は、第1の態様において、前記キャリッジが移動領域の端部に位置する状態において、前記キャリッジを内部に備える筐体の内側壁面と前記操作部との間隔は、前記操作部の操作を不可とする間隔であることを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジが移動領域の端部に位置する状態において、前記キャリッジを内部に備える筐体の内側壁面と前記操作部との間隔は、前記操作部の操作を不可とする間隔であるので、上述した第1の態様の作用効果をより確実に得ることができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記操作部は、前記キャリッジのホームポジション側に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記操作部は、前記キャリッジのホームポジション側に設けられているので、前記キャリッジがホームポジションに位置する際の、ユーザーによる前記インクカートリッジの不適切な取り外しを抑制できる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記操作部は、上面と、上面から前記キャリッジの移動方向外側かつ装置高さ方向下方側に延びる傾斜面と、を備え、前記インクカートリッジの前記キャリッジに対する固定が、前記傾斜面を押圧することで解除される構成であり、前記キャリッジの移動方向と交差する方向から見て、前記傾斜面の長さは、前記上面の長さよりも長いことを特徴とする。
本態様によれば、前記インクカートリッジの前記キャリッジに対する固定が、前記操作部の前記傾斜面を押圧することで解除される構成において、前記傾斜面の傾斜方向の長さは、前記上面の前記キャリッジの移動方向における長さより長いので、ユーザーに対して前記傾斜部が指を掛ける部分であるとより明確に認識させることができ、ユーザーが前記インクカートリッジの固定解除の際に前記上面を押すといった誤操作を抑制できる。
本発明の第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記インクカートリッジには、前記インクカートリッジの情報を保持する記憶媒体が設けられ、前記キャリッジにおいて前記記憶媒体と電気的に接触する接触端子は、前記キャリッジの移動方向において前記操作部の側に配置されることを特徴とする。
本発明の第8の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記インクカートリッジには、前記インクカートリッジの情報を保持する記憶媒体が設けられ、前記キャリッジは、ケーブルが接続される接続部を備え、前記キャリッジにおいて前記記憶媒体と電気的に接触する接触端子は、前記キャリッジの移動方向において前記接続部が設けられた側に配置されることを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジは、ケーブルが接続される接続部を備え、前記キャリッジにおいて前記記憶媒体と電気的に接触する接触端子は、前記キャリッジの移動方向において前記接続部が設けられた側に配置されるので、前記キャリッジの内部において前記接触端子と前記接続部との間の距離が短くなり、即ち配線長を短くでき、低コスト化を図ることができる。
本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターの装置本体を示す斜視図。 本発明に係るキャリッジとキャリッジ駆動手段との関係を示す概要図。 キャリッジがホームポジションに位置する状態を示すプリンターの斜視図。 プリンターにおけるキャップを示す斜視図。 本発明に係るキャリッジの斜視図。 キャリッジの筐体を示す斜視図。 取付フィルター部の斜視図。 取付フィルター部及び記録ヘッドを示す斜視図。 本発明に係るキャリッジにおいてインクカートリッジを取り外した状態を示す斜視図。 キャリッジ下部に設けられた記録ヘッドを示す斜視図。 インクカートリッジの斜視図。 インクカートリッジが取り付けられた状態の取付フィルター部を示す側段面図。 キャリッジがホームポジションに位置する場合におけるプリンターの筐体との関係を示す斜視図。 キャリッジがホームポジションに位置する場合におけるプリンターの筐体との関係を示す正面図。 プリンターにおいてキャリッジがインクカートリッジ交換ポジションに位置する状態の斜視図。 キャリッジがホームポジションと反対側の端部に位置する場合におけるプリンターの筐体との関係を示す斜視図。 キャリッジがホームポジションと反対側の端部に位置する場合におけるプリンターの筐体との関係を示す正面図。 第2の実施例に係る操作部とプリンターの筐体との関係を示す正面図。 第2の実施例に係る操作部を示す斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターの外観斜視図であり、図2は本発明に係るプリンターの装置本体を示す斜視図であり、図3は本発明に係るキャリッジとキャリッジ駆動手段との関係を示す概要図であり、図4はキャリッジがホームポジションに位置する状態を示すプリンターの斜視図であり、図5はプリンターにおけるキャップを示す斜視図であり、図6は本発明に係るキャリッジの斜視図である。
また、図7はキャリッジの筐体を示す斜視図であり、図8は取付フィルター部の斜視図であり、図9は取付フィルター部及び記録ヘッドを示す斜視図であり、図10は本発明に係るキャリッジにおいてインクカートリッジを取り外した状態を示す斜視図であり、図11はキャリッジ下部に設けられた記録ヘッドを示す斜視図であり、図12はインクカートリッジの斜視図である。
また、図13はインクカートリッジが取り付けられた状態の取付フィルター部を示す側段面図であり、図14はキャリッジがホームポジションに位置する場合におけるプリンターの筐体との関係を示す斜視図であり、図15はキャリッジがホームポジションに位置する場合におけるプリンターの筐体との関係を示す正面図であり、図16はプリンターにおいてキャリッジがインクカートリッジ交換ポジションに位置する状態の斜視図であり、図17はキャリッジがホームポジションと反対側の端部に位置する場合におけるプリンターの筐体との関係を示す斜視図であり、図18はキャリッジがホームポジションと反対側の端部に位置する場合におけるプリンターの筐体との関係を示す正面図であり、図19は第2の実施例に係る操作部とプリンターの筐体との関係を示す正面図であり、図20は第2の実施例に係る操作部を示す斜視図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向がキャリッジの主走査方向(移動方向)、すなわち記録装置の幅方向、Y方向が記録装置の奥行き方向、Z方向が装置高さ方向を示している。尚、各図において+X方向側を装置左側とし、−X方向側を装置右側とし、−Y方向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とし、+Z軸方向側を装置上方側とし、−Z軸方向側を装置下方側とする。
■■■第1の実施例■■■■
<<<プリンターの概要>>>
図1及び図2を参照するに、プリンター10は、筐体12と、筐体12の内側を構成する装置本体14(図2参照)と、装置本体14の上部に設けられたスキャナ部16とを備えている。本実施例において筐体12は、装置本体14の外観を構成している。図1に示すように筐体12の装置前面側には操作部18が筐体12に対して回動可能に設けられている。操作部18には表示パネル等の表示手段20が設けられている。
筐体12の装置前面側において操作部18の下方にはカバー22が筐体12に対して回動可能に取り付けられている。また、装置本体14には排紙トレイ24が設けられている。排紙トレイ24は、装置本体14内に収容された状態と装置本体14すなわち筐体12の装置前面側に展開した状態(図1における二点鎖線部参照)とを切換え可能に構成されている。
また、筐体12の背面側の上部にはカバー26が回動可能に取り付けられている。カバー26は、図1に示す筐体12に対して閉じた状態と、筐体12に対して開いた状態(不図示)とを切換え可能に構成されている。カバー26を筐体12に対して開いた状態とすると、矢印Aの向きに媒体を筐体12内の装置本体14に差し入れることができ、差し入れられた媒体は、図2に示す傾斜した媒体案内経路28に案内されて、搬送方向下流側に送られる。
次いで、図2を参照するに装置本体14の下部には、媒体を収容する媒体収容部30が設けられている。本実施例において、媒体収容部30は筐体12に対してカバー22を開くことにより、装置前面側から装置本体14に着脱可能に構成されている。
また、装置高さ方向において媒体収容部30の上方には記録部32が設けられている。本実施例において記録部32は、キャリッジ34と、記録ヘッド36と、媒体案内部材38と、キャリッジ駆動手段40(図3参照)とを備えている。本実施例においてキャリッジ34は、装置幅方向に往復動可能に構成されている。そして、キャリッジ34の下部には、記録ヘッド36(図11参照)が設けられている。本実施例において記録ヘッド36は装置高さ方向下方側に向けて、「液体」としてのインクを吐出するように構成されている。
本実施例において、媒体収容部30に収容された媒体は、不図示の給送手段により、媒体収容部30から搬送方向下流側に向けて給送され、湾曲反転させられて、媒体搬送方向である装置奥行き方向背面側から前面側に向けて搬送される。そして、媒体は記録部32に搬送され、記録部32において媒体の記録面に記録が実行された後、装置本体14、すなわち筐体12の前面側に展開した状態の排紙トレイ24に排出される。また、カバー26を開いて、プリンター10の上方から差し入れられた媒体は、媒体案内経路28に案内されて記録部32に搬送され、記録部32において記録が行われる。そして、記録が行われた後、排紙トレイ24に排出される
<<<キャリッジ及びキャリッジ駆動手段の概要>>>
図3及び図4を参照して、キャリッジ34及びキャリッジ駆動手段40について説明する。キャリッジ34は、箱状の筐体34aと、ベルト把持部34bと、軸受部34c(図11参照)とを備えている。本実施例において筐体34aは上方に開口しており(図10参照)、筐体34aに複数のインクカートリッジ42(図6参照)が着脱可能に取り付けられている。筐体34aの背面側には、ベルト把持部34b及び軸受部34cが筐体34aに一体的に設けられている。
本実施例において、キャリッジ駆動手段40は、一例としてキャリッジ駆動モーター44と、駆動プーリー46と、従動プーリー48と、駆動ベルト50とを備えている。また、キャリッジ駆動手段40は、装置本体14内に設けられた制御部52によりその動作を制御されている。より具体的には、制御部52はキャリッジ駆動モーター44の回転を制御することにより、キャリッジ駆動手段40を制御している。本実施例において、制御部52は複数の電子部品を備える電気回路として構成されている。また、本実施例において制御部52は、プリンター10における媒体の搬送動作、キャリッジ34の動作のみならず、スキャナ部16及びキャップ56のキャッピング動作も制御している。
本実施例において、キャリッジ駆動モーター44は装置幅方向において装置本体14の装置左側に設けられている。そして、キャリッジ駆動モーター44には駆動プーリー46が取り付けられている。また、装置本体14の装置右側には、駆動プーリー46に対して装置幅方向に間隔をおいて従動プーリー48が配置されている。
そして、駆動ベルト50は、駆動プーリー46と従動プーリー48とに掛け回されている。また、キャリッジ34の背面側に設けられたベルト把持部34bは、駆動ベルト50の少なくとも一部を把持している。制御部52がキャリッジ駆動モーター44を回転駆動させると駆動プーリー46もキャリッジ駆動モーター44の回転方向に回転駆動させられる。そして、駆動ベルト50も同じ回転方向に駆動させられる。
その結果、キャリッジ34は、キャリッジ駆動手段40により装置幅方向に移動させられる。本実施例において、キャリッジ34は装置幅方向において図3に示す移動領域B内を往復動可能である。移動領域Bは、装置幅方向における右側端部と左側端部との間の領域に設定されている。すなわち、キャリッジ34は図3において装置幅方向左側に位置する符号34′が付された二点鎖線の状態から装置幅方向右側において符号34が付された実線の状態までの間を装置幅方向において移動可能である。そして、装置幅方向において移動領域B内には、記録部32に搬送されてきた媒体に記録ヘッド36により記録を行う記録領域Cが設けられている。
また、図2及び図4を参照するに、記録部32には装置幅方向に延びるガイド軸54が設けられている。本実施例において、ガイド軸54は、キャリッジ34の背面側に設けられた軸受部34c(図11参照)に挿入されて貫通している。そして、キャリッジ34が装置幅方向に移動する際、ガイド軸54は、キャリッジ34を案内する。
また、図3に示すように、本実施例では、キャリッジ34の装置幅方向における移動領域Bのホームポジションを装置本体14の装置右側の端部、すなわち記録領域Cから外れた位置に設定している。すなわち、図4に示すようにキャリッジ34が筐体12内において装置右側の端部に位置している状態が、キャリッジ34のホームポジションである。
また、図5に示すように、装置本体14においてキャリッジ34のホームポジションには、キャップ56が設けられている。キャップ56は、キャリッジ34がホームポジションに位置する際、記録ヘッド36の下方側において記録ヘッド36と対向する。そして、キャップ56は、キャリッジ34がホームポジションに位置する際、記録ヘッド36と対向し、記録ヘッド36に押し付けられ、記録ヘッド36の下面に設けられたノズル形成面を封止してインクの乾燥を防止できるようになっている。
<<<キャリッジについて>>>
次いで、図6ないし図13を参照して、キャリッジ34の構成についてさらに詳しく説明する。キャリッジ34は図7に示す箱状の筐体34aと、図8に示す取付フィルター部58とを備えている。図7に示すように箱状の筐体34aの底部には、開口34dが設けられている。また、本実施例では、筐体34aにおける装置幅方向左側の側面には、筐体34a内から後述するケーブル70を引き出すためのケーブル引き出し口34eが形成されている。
図8及び図9を参照するに、取付フィルター部58も箱状に形成されており、装置高さ方向上方側に向けて開口している。そして、図8に示すように取付フィルター部58の装置幅方向右側端部には、操作部60が設けられている。本実施例において、操作部60は複数のレバー60aを備えている。
複数のレバー60aは、装置奥行き方向に沿って順に配列されている。また、取付フィルター部58内には、複数の接触端子62と、複数のインク被供給口64とが設けられている。本実施例では、各レバー60aに対応して、取付フィルター部58内が装置奥行き方向に沿って区切られ、それぞれ接触端子62とインク被供給口64とが設けられている。そして、本実施例では、装置幅方向において右側から左側に向けて、レバー60a、接触端子62及びインク被供給口64の順に配置されている。
また、さらに図9に示すように、取付フィルター部58の下部には基板66を介して記録ヘッド36が取り付けられている。そして、各インク被供給口64と記録ヘッド36とは不図示の流路で接続されている。各インク被供給口64から供給されたインクは、不図示の流路を通って記録ヘッド36へと供給される。
また、本実施例では取付フィルター部58の下部に取り付けられた基板66は、装置幅方向における取付フィルター部58の全幅に渡って延びている。そして、基板66には、「接続部」としての第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bが設けられている。本実施例において、第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bは、装置高さ方向において重なった状態、つまり、上下二段となるように基板66に取り付けられている(図13参照)。そして、本実施例において第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bは、基板66の装置幅方向左側端部に設けられている。
本実施例において、図8に示すように取付フィルター部58には複数のケーブル70が取り付けられている。そして、第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bには、それぞれケーブル70の一端が接続されている。そして、図示しないがケーブル70の他端は、筐体34aのケーブル引き出し口34eを通ってキャリッジ34の外側に引き出され、装置本体14内を引き回されて制御部52に接続されている。尚、本実施例において、ケーブル70は、可撓性のフレキシブルフラットケーブル(FFC)として構成されている。
本実施例では、基板66の装置幅方向左側端部に設けられた第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bから延びるケーブル70が、筐体34aの装置幅方向左側面に設けられたケーブル引き出し口34eを通って延びていることから、キャリッジ34の内側から外側へ最短距離でケーブル70を引き回すことができ、ケーブル70の全長を短くできる。
図10及び図11を参照するに、筐体34aには、装置高さ方向上方側から取付フィルター部58が取り付けられている。そして、取付フィルター部58の下部に設けられた記録ヘッド36が、筐体34aの開口34dに通されて、キャリッジ34の下部において露出している。
次いで、図12を参照するにインクカートリッジ42は、略直方体の形状により構成されている。本実施例では、インクカートリッジ42内には、黒、マゼンタ、シアン、イエロー等のインクが充填されている。
また、インクカートリッジ42の下部には、「記憶媒体」としての情報記憶部72と、インク供給口42aが設けられている。本実施例において、情報記憶部72は、インクカートリッジ42におけるインク収容量やインクの色等のインクカートリッジの情報を保持するように構成されている。
ここで、図13に示すように、インクカートリッジ42を取付フィルター部58、すなわちキャリッジ34に取り付けると、情報記憶部72と接触端子62とが接触し、電気的に接続される。本実施例では、図示しないが接触端子62にはケーブル70の一端が接続されており、筐体34aの装置幅方向左側面に設けられたケーブル引き出し口34eを通ってキャリッジ34の外側に延びている。そして、インクカートリッジ42の情報が情報記憶部72から接触端子62及びケーブル70を介して制御部52に送信される。
また、インク供給口42aがインク被供給口64に密着し、インクカートリッジ42から記録ヘッド36に向けてインクの供給が可能となる。また、図6に示すように複数のインクカートリッジ42は、キャリッジ34に取り付けられた状態では、装置奥行き方向に沿って順に配列されている。そして、略直方体形状のインクカートリッジ42の長手方向がキャリッジ34の移動方向、つまり、装置幅方向となるように設定されている。
このようにインクカートリッジ42を配列することにより、例えば、インクの色等を示す表示ラベルを装置幅方向に沿ってインクカートリッジ42の頂部42bに貼り付けることができる。その結果、表示ラベルに表示する表示内容を横書きで行うことができるので、多様な言語で表示でき、表示内容を読み易くすることができる。
また、インクカートリッジ42を装置奥行き方向に沿って配列する構成としたので、インクの色数、すなわちインクカートリッジ42の数を増やす場合、装置本体14を構成するフレーム部材やガイド軸54等の装置幅方向に延びる部材の長さを変更する必要が無い。すなわち、部材を共用化しつつ、インクの色数の増減を行うことができる。
また、本実施例では、インクカートリッジ42の装置幅方向におけるサイズは、取付フィルター部58の下部に取り付けられた基板66の装置幅方向における全長内に収まるように設定されている。
また、図6に示すように、インクカートリッジ42をキャリッジ34に装着した状態では、操作部60はキャリッジ34の移動方向である装置幅方向においてインクカートリッジ42よりも外側に配置されている。
そして、キャリッジ34の装置幅方向右側端部に設けられたレバー60a、つまり操作部60を操作することにより、インクカートリッジ42のキャリッジ34に対する固定状態を解除できる。そして、固定状態が解除されたインクカートリッジ42をキャリッジ34の装置高さ方向上方側に持ち上げることにより、キャリッジ34から取り外すことができる(図10参照)。
また、例えば、複数のインクカートリッジ42を装置幅方向に沿って配列すると、インクカートリッジ42内のインク残量にバラツキが生じた場合、キャリッジ34の重心位置が装置幅方向に変動する場合がある。そして、キャリッジ34の重心位置が装置幅方向に変動すると、キャリッジ34を装置幅方向に移動させる際、キャリッジ34が装置幅方向において左方に傾斜したり右方に傾斜したりして所謂首振りが発生する虞がある。そして、キャリッジの姿勢が変わることによりインクの吐出方向が変わり、媒体の記録品質が低下する虞がある。
本実施例では、図6に示すようにキャリッジ34において複数のインクカートリッジ42を装置奥行き方向に沿って配列していることから、複数のインクカートリッジ42内のインク残量にバラツキが生じても、装置幅方向における重心位置が変動し難いことから、キャリッジの装置幅方向における姿勢変化を抑制できる。その結果、インクの吐出方向を安定させることができ、媒体の記録品質を維持できる。
また、キャリッジ34において複数のインクカートリッジ42を装置奥行き方向に沿って配列していることから、インクカートリッジ42の長手方向とキャリッジ34の移動方向とが一致するので、インクカートリッジ42内のインクが自由に動ける領域が広くなっている。これにより、キャリッジ34の加減速の際に効率的にインクを攪拌することができる。
また、インクの移動量は、キャリッジの移動方向における重心位置のずれを考慮して、インクカートリッジ42内にリブや任意の小部屋でインク収容空間を区切ることで制御可能である。これにより、インク中の色素沈降を攪拌することができ、特に色素が沈降し易い顔料インクにおいて濃度を均一に保つことに効果が期待できる。
また、キャリッジ34において複数のインクカートリッジ42を装置奥行き方向に沿って配列したので、キャリッジ34の装置幅方向におけるサイズを小さくでき、装置幅方向におけるプリンター10のサイズの大型化を抑制できる。
<<<操作部と筐体との関係について>>>
次いで、図14ないし図18を参照して筐体12とキャリッジ34との関係について説明する。図14及び図15を参照するに、筐体12の装置幅方向右側端部の内側壁面12aには覆い部74が設けられている。覆い部74は図14に示すように筐体12の右側端部の内側壁面12aから、装置幅方向左方に突出するとともに装置奥行き方向に沿って延びている。また、覆い部74は筐体12の右側端部の内側壁面12aの強度を向上させるリブとしても機能する。
そして、本実施例では、キャリッジ34の操作部60は装置幅方向においてホームポジション側に設けられている。これにより、キャリッジ34が筐体12内における装置幅方向右側端部の位置、すなわちホームポジションに位置した状態では、キャリッジ34の操作部60、つまりレバー60aの少なくとも一部が操作部60の装置高さ方向上方側に位置する覆い部74により覆われている。つまり、覆い部74とレバー60aの少なくとも一部が装置幅方向においてオーバーラップする。
また、図15に示すように、本実施例において操作部60及び覆い部74はインクカートリッジ42の頂部42bよりも装置高さ方向下方側に位置している。そして、本実施例において、装置幅方向において操作部60と筐体12の右側端部の内側壁面12aとの間隔は操作部60、つまりレバー60aの操作を不可とする様に、ユーザーの手指が入らない間隔に設定されている。
したがって、キャリッジ34が筐体12内においてホームポジションに位置する状態では、ユーザーがレバー60aを操作しようとしても、覆い部74により、あるいは、操作部60を操作するためのスペースが小さいので、操作部60へのアクセスを妨げられる。その結果、キャリッジ34がホームポジションに位置する状態において、不適切な操作部60の操作を防止し、或いは抑制できる。これにより、インクカートリッジ42が不適切なタイミングで取り外されることを防止でき、あるいは抑制できる。その結果、情報記憶部72及び接触端子62の破損を防止できる。
また、本実施例では、キャリッジ34に装着されたインクカートリッジ42を交換する場合には、制御部52が図16に示すインクカートリッジ交換ポジションまで、キャリッジ34を装置幅方向においてホームポジションから移動させる。本実施例において、図16に示すインクカートリッジ交換ポジションでは、操作部60と筐体12の右側端部の内側壁面12aとの間隔が、ユーザーの指が入る程度に設定されている。すなわち、前記間隔は操作部60の操作が可能なサイズに設定されている。
次いで、図17及び図18を参照するに、筐体12の装置幅方向左側端部の内側壁面12bにも覆い部76が設けられている。覆い部76は図17に示すように筐体12の左側端部の内側壁面12bから、装置幅方向右方に突出するとともに装置奥行き方向に沿って延びている。また、覆い部76は筐体12の左側端部の内側壁面12bの強度を向上させるリブとしても機能する。また、覆い部74、76は、筐体12において装置幅方向に左右対称に設けられているので、プリンター10において操作部60の誤操作を防止しつつ、デザイン性を向上させることができる。
さらに、例えば、操作部60をキャリッジ34の装置幅方向左側端部に設けた場合において、キャリッジ34が移動領域Bにおける装置幅方向左側端部に位置すると、操作部60の装置高さ方向上方に覆い部76が位置するので、操作部60を操作し難くなる。その結果、不適切な操作部60の操作を防止し、あるいは抑制できる。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例では、操作部60をキャリッジ34の装置幅方向右側端部、つまりホームポジション側に設ける構成としたが、この構成に代えて、操作部60をキャリッジ34の装置幅方向左側端部、すなわち、装置幅方向において第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bが設けられた側に設ける構成としてもよい。
(2)本実施例では、キャリッジ34がホームポジションに位置する状態において、操作部60の装置高さ方向上方側で覆い部74が操作部60を覆う構成としたが、この構成に代えて、覆い部74を設けずにキャリッジ34がホームポジションに位置する状態において操作部60と筐体12の右側端部の内側壁面12aとの間隔をユーザーが操作部60の操作が出来なくなる間隔に設定してもよい。このようにしても操作部60の不適切さ操作を防止し、あるいは抑制できる。
(3)本実施例において、接触端子62を装置幅方向において操作部60の側に設ける構成としたが、この構成に代えて、接触端子62を装置幅方向において第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bの側に設ける構成としてもよい。
■■■第2の実施例■■■■
ここで、図19及び図20を参照して、第2の実施例に係る操作部78について説明する。操作部78は、複数のレバー80を備えている。レバー80は、装置幅方向に延びる上面80aと、装置幅方向においてキャリッジ34の移動方向の外側、一例としてホームポジションの側、かつ装置高さ方向下方側に傾斜して延びる傾斜面80bとを備えている。そして、傾斜面80bには、ユーザーの指がレバー80を押圧し易いように、凹部80cが設けられている。凹部80cは、ユーザーの指の腹がフィットする形状に形成されている。尚、図19は、一例として、装置幅方向においてキャリッジ34がインクカートリッジ42の交換ポジションに位置している状態を図示している。
図19に示すように、レバー80は、キャリッジ34から装置高さ方向においてインクカートリッジ42の頂部42b近くまで突出している。そして、レバー80を装置奥行き方向正面側から見ると、傾斜面80bの長さは、上面80aの長さより長く設定されている。また、傾斜面80bの傾斜角度は、傾斜面80bを装置高さ方向上方側から視認しやすいように装置高さ方向に対して緩やかに設定されている。これにより、レバー60aを装置高さ方向上方側から見た際、上面60b及び傾斜面60cの視認性が向上する。また、レバー80は、傾斜面80bを押圧することにより、インクカートリッジ42のキャリッジ34に対する固定が解除されるように構成されている。具体的には、傾斜面80bを装置幅方向においてインクカートリッジ42の側に押圧することで、インクカートリッジ42のキャリッジ34に対する固定が解除される。
ここで、インクカートリッジ42のキャリッジ34に対する固定を解除する際、上述した様にレバー80を装置奥行き方向正面側から見ると、傾斜面80bの長さが、上面80aの長さより長く設定されていることから、ユーザーは、傾斜面80bをより明確に認識でき、指を傾斜面80bに掛けてレバー80を適切に操作することができる。これにより、ユーザーが誤ってレバー80の上面80aを押圧する等のレバー80の誤操作を抑制でき、インクカートリッジ42のキャリッジ34に対する固定を確実に解除することができる。
上記説明をまとめると、プリンター10は、媒体に記録を行う記録ヘッド36を備えるとともに所定方向である装置幅方向に移動可能なキャリッジ34を備え、キャリッジ34は、記録ヘッド36から吐出するインクを収容する、着脱可能な複数のインクカートリッジ42と、インクカートリッジ42のキャリッジ34に対する固定を解除する操作を行う操作部60と、を備え、複数のインクカートリッジ42は、キャリッジ34においてキャリッジ34の移動方向である装置幅方向と交差する方向である装置奥行き方向に沿って向けて並べて設けられるとともに、操作部60が、インクカートリッジ42に対してキャリッジ34の移動方向である装置幅方向の外側に位置する。
上記構成によれば、複数のインクカートリッジ42は、キャリッジ34においてキャリッジ34の移動方向である装置幅方向と交差する方向である装置奥行き方向に沿って配列されるとともに、操作部60が、インクカートリッジ42に対してキャリッジ34の移動方向である装置幅方向の外側に位置するので、キャリッジ34が移動領域Bの端部、例えばホームポジションに位置した状態では、ユーザーにより操作部60を操作するためのスペースが小さくなる。即ち、キャリッジ34が移動領域Bの端部に位置した状態では、ユーザーは操作部60を操作し難くなり、これにより不適切なタイミングでインクカートリッジ42が取り外されることを防止し或いは抑制することができる。
操作部78は、上面80aと、上面80aからキャリッジ34の移動方向外側かつ装置高さ方向下方側に延びる傾斜面80bとを備え、インクカートリッジ42のキャリッジ34に対する固定が、傾斜面80bを押圧することで解除される構成であり、キャリッジ34の移動方向と交差する方向である装置奥行き方向から見て、傾斜面80bの長さは、上面80aの長さよりも長い。この構成によれば、ユーザーに対して傾斜面80bが指を掛ける部分であるとより明確に認識させることができる。そして、ユーザーが傾斜面80bに指を掛けて操作部78を操作する際、傾斜面80bはユーザーの指が押す方向を案内するので、インクカートリッジ42のキャリッジ34に対する固定を適切に解除することができる。これにより、操作部78の上面80aを指で押すなどの誤操作を低減できる。
キャリッジ34を内部に備える筐体12が、キャリッジ34が移動領域Bの端部に位置する状態で操作部60の上部を覆う覆い部74、76を備える。この構成によれば、キャリッジ34が移動領域Bの端部に位置した状態では、ユーザーは操作部60をより一層操作し難くなる。これにより、不適切なタイミングでインクカートリッジ42が取り外されることをより確実に防止し或いは抑制することができる。
操作部60及び覆い部74は、インクカートリッジ42の頂部42bより低い位置にある。この構成によれば、覆い部74に起因する装置高さ方向寸法の増加を回避できる。
キャリッジ34が移動領域Bの端部、すなわちホームポジションに位置する状態において、キャリッジ34を内部に備える筐体12の内側壁面12aと操作部60との間隔は、操作部60の操作を不可とする間隔である。この構成によれば、不適切なタイミングでインクカートリッジ42が取り外されることをより確実に防止し或いは抑制することができる。尚、筐体12の内側壁面12aと操作部60との間隔は、操作部60の操作を不可とする間隔であり、ユーザーの手指が入らない間隔であるが、この場合の間隔の大小は、平均的なユーザーの手指の大きさを考慮して決定される。
また、筐体12の内側壁面12aと操作部60との間隔が、操作部60の操作を不可とする間隔である場合には、図14を参照しつつ説明した覆い部74は省略しても良い。
操作部60は、キャリッジ34のホームポジション側に設けられている。この構成によれば、キャリッジ34がホームポジションに位置する際の、ユーザーによるインクカートリッジ42の不適切な取り外しを抑制できる。
インクカートリッジ42には、インクカートリッジ42の情報を保持する情報記憶部72が設けられ、キャリッジ34において情報記憶部72と電気的に接触する接触端子62は、キャリッジ34の移動方向である装置幅方向において操作部60の側に配置される。
インクカートリッジ42には、インクカートリッジの情報を保持する情報記憶部72が設けられ、キャリッジ34は、ケーブル70が接続される第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bを備え、キャリッジ34において情報記憶部72と電気的に接触する接触端子62は、キャリッジ34の移動方向である装置幅方向において第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bが設けられた側に配置される。
上記構成によれば、キャリッジ34は、ケーブル70が接続される第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bを備え、キャリッジ34において情報記憶部72と電気的に接触する接触端子62は、キャリッジ34の移動方向である装置幅方向において第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bが設けられた側に配置されるので、キャリッジ34の内部において接触端子62と第1コネクタ部68A及び第2コネクタ部68Bとの間の距離が短くなり、即ち配線長を短くでき、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態では本発明に係るキャリッジ34及び覆い部74、76を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10…プリンター、12…プリンターの筐体、12a、12b…内側壁面、14…装置本体、16…スキャナ部、18…操作部、20…表示手段、22、26…カバー、24…排紙トレイ、28…媒体案内経路、30…媒体収容部、32…記録部、34…キャリッジ、34a…キャリッジの筐体、34b…ベルト把持部、34c…軸受部、34d…開口、34e…ケーブル引き出し口、36…記録ヘッド、38…媒体案内部材、40…キャリッジ駆動手段、42…インクカートリッジ、42a…インク供給口、42b…頂部、44…キャリッジ駆動モーター、46…駆動プーリー、48…従動プーリー、50…駆動ベルト、52…制御部、54…ガイド軸、56…キャップ、58…取付フィルター部、60、78…操作部、60a、80…レバー、62…接触端子、64…インク被供給口、66…基板、68A…第1コネクタ部、68B…第2コネクタ部、70…ケーブル、72…情報記憶部、74、76…覆い部、80a…上面、80b…傾斜面、80c…凹部、A…矢印、B…移動領域、C…記録領域

Claims (9)

  1. 媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに所定方向に移動可能なキャリッジを備え、
    前記キャリッジは、前記記録ヘッドから吐出する液体を収容する、着脱可能な複数のインクカートリッジと、
    前記インクカートリッジの前記キャリッジに対する固定を解除する操作を行う操作部と、を備え、
    複数の前記インクカートリッジは、前記キャリッジにおいて前記キャリッジの移動方向と交差する方向に向けて並べて設けられるとともに、前記操作部が、前記インクカートリッジに対して前記キャリッジの移動方向外側に位置し、
    前記操作部は、前記キャリッジのホームポジション側に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記キャリッジを内部に備える筐体が、前記キャリッジが移動領域の端部に位置する状態で前記操作部の上部を覆う覆い部を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記操作部及び前記覆い部は、前記インクカートリッジの頂部より低い位置にある、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の記録装置において、前記覆い部は、前記キャリッジの移動方向における前記ホームポジション側の前記筐体の第1内側壁面に設けられる
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、前記キャリッジの移動方向における前記ホームポジションの反対側の前記筐体の第2内側壁面に設けられ、前記キャリッジの移動方向において前記第2内側壁面から前記第1内側壁面に向かう方向に突出し、前記キャリッジが前記ホームポジションの反対側に位置する状態で前記キャリッジの一部を覆う第2覆い部を備える
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1に記載の記録装置において、前記キャリッジが移動領域の端部に位置する状態において、前記キャリッジを内部に備える筐体の内側壁面と前記操作部との間隔は、前記操作部の操作を不可とする間隔である、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記操作部は、上面と、上面から前記キャリッジの移動方向外側かつ装置高さ方向下方側に延びる傾斜面と、
    を備え、
    前記インクカートリッジの前記キャリッジに対する固定が、前記傾斜面を押圧することで解除される構成であり、
    前記キャリッジの移動方向と交差する方向から見て、前記傾斜面の長さは、前記上面の長さよりも長い、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の記録装置において、前記インクカートリッジには、前記インクカートリッジの情報を保持する記憶媒体が設けられ、
    前記キャリッジにおいて前記記憶媒体と電気的に接触する接触端子は、前記キャリッジの移動方向において前記操作部の側に配置される、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の記録装置において、前記インクカートリッジには、前記インクカートリッジの情報を保持する記憶媒体が設けられ、
    前記キャリッジは、ケーブルが接続される接続部を備え、
    前記キャリッジにおいて前記記憶媒体と電気的に接触する接触端子は、前記キャリッジの移動方向において前記接続部が設けられた側に配置される、
    ことを特徴とする記録装置。
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