JP6988962B2 - 記録装置 - Google Patents

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本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置に関する。
記録装置の一例としてのインクジェットプリンターは、被記録媒体の一例としての用紙に記録を行う記録機構部を、樹脂材料で形成された筐体で覆う構成が採用されている(特許文献1、2参照)。
特開平11−58884号公報 特開2015−123606号公報 特開2014−013971号公報
以下、従来技術の筐体の問題点の一例を説明する。特許文献2記載のインクジェットプリンターは、装置前面に操作部(チルトパネル)とカバーを備えている。カバーは、着脱可能な下段側トレイに対し回動可能に設けられ、回動することにより、用紙排出口を開閉する。
特許文献2記載のカバー及び操作部(チルトパネル)は、いずれも閉じた状態で装置前面の中央部を構成し、その両側に位置する装置本体の前面とで、全体として平坦な面(面一の面)を形成して装置前面の外観を構成している。
しかしながら部品精度や組み立て精度に起因して、操作部(チルトパネル)の面が装置本体の前面に対し手前側に出ていたり、或いは奥側に引っ込んでいたりして段差が形成されてしまうと、装置の美観が低下してしまう。これは、下段側トレイに設けられたカバーについても同様である。
この様な問題を回避する為には、外観を構成する各構成部材を高精度に形成することも考えられるが、この場合コストアップを招いてしまう。
次に、特許文献3記載のインクジェットプリンターは、装置本体の上部に画像読取装置を備えている。画像読取装置は開閉可能に設けられており、開くことにより装置内部が露呈し、装置内部のメンテナンス(例えばインクカートリッジの交換)が行える様になっている。
特許文献3記載のインクジェットプリンターは、装置側面が画像読取装置の下縁と装置本体の上縁とによって水平な分割ラインが形成されている。
上記の様に画像読取装置の下縁と装置本体の上縁とによって装置側面に分割ラインが形成される構成の場合、部品精度に起因して画像読取装置の下縁と装置本体の上縁との間に隙間が形成され、美観が低下するのみならず、その隙間から塵埃が内部に侵入する虞がある。そしてこの様な問題を回避する為に筐体を高精度に形成すると、コストアップを招いてしまう。
そこで本発明はこの様な問題に鑑み成されたものであり、その目的は、装置外観を構成する部材のコストアップを抑制することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録手段を備える記録機構部と、前記記録機構部の上部において前記記録機構部に対し回動することにより前記記録機構部の上部を開閉する、原稿を読み取る読み取り機構部と、を備え、前記読み取り機構部は、原稿を載置する原稿台を備えた本体部と、前記原稿台を開閉する開閉体と、を備え、前記読み取り機構部が閉じた状態において、少なくとも前記本体部は前記記録機構部の筐体の内側に入り込むことを特徴とする。
本態様によれば、前記読み取り機構部が閉じた状態において、少なくとも前記読み取り機構部の本体部は前記記録機構部の筐体の内側に入り込む構成である為、前記読み取り機構部の下縁及び前記記録機構部の筐体の上縁について部品精度が低下しても、それが外観上目立ち難くなるとともに、装置内部(記録機構部の内部)への塵埃等の侵入も抑制でき、ひいては筐体のコストアップを抑えることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記筐体の側面には切り欠き部が形成され、前記切り欠き部を介して前記本体部の側面の一部が露呈することを特徴とする。
本態様によれば、前記筐体の側面には切り欠き部が形成され、前記切り欠き部を介して前記本体部の側面の一部が露呈するので、前記読み取り機構部(本体部)を開く際に前記本体部の側面に指を掛けることができ、操作性が向上する。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記切り欠き部を介して露呈する前記本体部の側面の一部は凹状に形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記切り欠き部を介して露呈する前記本体部の側面の一部は凹状に形成されているので、前記本体部の側面により一層指を掛け易くなり、操作性が向上する。
本発明の第4の態様は、第2のまたは第3の態様において、前記読み取り機構部の回動軸は、装置背面寄りに設けられ、前記切り欠き部は、前記記録機構部の両側面において、装置前面寄りに形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記切り欠き部は、前記記録機構部の両側面において、装置前面寄りに形成されているので、前記読み取り機構部(本体部)を開く際により小さい力で開くことができる。
本発明の第5の態様は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、装置前面側に設けられた、チルト可能な操作部と、を備え、前記操作部は、装置の横幅に相当する幅を有することを特徴とする。
本態様によれば、前記操作部は、装置の横幅に相当する幅を有するので、部品精度を向上させることなく、前記操作部を閉じた状態で当該操作部の左右に段差が形成される問題を回避でき、ひいてはコストアップを抑制できる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、装置前面側にインターフェース部を備え、前記操作部を閉じることにより前記操作部が前記インターフェース部を覆い、前記操作部を開くことにより前記インターフェース部が露呈することを特徴とする。
本態様によれば、装置前面側に、記憶媒体を挿入するインターフェース部を備え、前記操作部を閉じることにより前記操作部が前記インターフェース部を覆い、前記操作部を開くことにより前記インターフェース部が露呈する構成を備えるので、前記インターフェース部を開閉する為の専用のカバーを設ける必要がなく、低コスト化を図ることができる。
本発明の第7の態様は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、装置前面側から引き出し可能な、被記録媒体を収容するカセットと、を備え、前記カセットは、装置前面の少なくとも一部を開閉する前面カバーを備え、前記前面カバーは、装置の横幅に相当する幅を有することを特徴とする。
本態様によれば、前記カセットは、装置前面の少なくとも一部を開閉する前面カバーを備え、前記前面カバーは、装置の横幅に相当する幅を有するので、部品精度を向上させることなく、前記前面カバーを閉じた状態で当該前面カバーの左右に段差が形成される問題を回避でき、ひいてはコストアップを抑制できる。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、装置上部の背面側に、被記録媒体をセットするセット口と、前記セット口を覆う上面カバーと、を備え、前記上面カバーは、装置の横幅に相当する幅を有することを特徴とする。
本態様によれば、装置上部の背面側に、被記録媒体をセットするセット口と、前記セット口を覆う上面カバーと、を備え、前記上面カバーは、装置の横幅に相当する幅を有するので、前記上面カバーを閉じた状態で当該上面カバーの左右に段差が形成される問題を回避でき、ひいてはコストアップを抑制できる。
本発明の第9の態様は、第8の態様において、装置上部に、原稿を読み取る読み取り機構部を備え、前記読み取り機構部は、原稿を載置する原稿台を開閉する原稿台カバーを備え、前記原稿台カバーの上面と前記上面カバーの上面とが面一に形成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記原稿台カバーの上面と前記上面カバーの上面とが面一に形成されるので、装置の美観を向上させることができる。
本発明の第10の態様は、第7から第9の態様のいずれかにおいて、装置前面側にインターフェース部を備え、前記前面カバーを閉じることにより前記前面カバーが前記インターフェース部を覆い、前記前面カバーを開くことにより前記インターフェース部が露呈することを特徴とする。
本態様によれば、装置前面側にインターフェース部を備え、前記前面カバーを閉じることにより前記前面カバーが前記インターフェース部を覆い、前記前面カバーを開くことにより前記インターフェース部が露呈する構成を備えるので、前記インターフェース部を開閉する為の専用のカバーを設ける必要がなく、低コスト化を図ることができる。
本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターにおける記録動作状態を示す外観斜視図。 本発明に係るプリンターにおける媒体搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るプリンターにおいて原稿台に対して原稿台カバーを回動させた状態を示す斜視図。 本発明に係るプリンターにおいてスキャナ部を回動させた状態を示す斜視図。 本発明に係るスキャナ部の本体部を示す斜視図。 本発明に係るプリンターにおいてカセットを記録機構部から引き出した状態を示す斜視図。 カセットに収納されているトレイを引き出した状態を示す斜視図。 本発明に係るプリンターを背面側から見た斜視図。 本発明に係るプリンターにおいてユニット体のロック解除レバーを露出させた状態を示す斜視図。 記録機構部からユニット体を取り外した状態を示す斜視図。 記録機構部、スキャナ部及び上面カバーの分解斜視図。 記録機構部及びカセットの分解斜視図。 記録機構部及び操作部の分解斜視図。 記録機構部から外装部材を取り外した状態を示す分解斜視図。 記録機構部から上部カバー部材を取り外した状態を示す分解斜視図。 プリンターの装置高さ方向における高さ寸法を変更した変更例を示す外観斜視図。 プリンターの上部を原稿台カバーのみで覆った変更例を示す外観斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターの外観斜視図であり、図2は本発明に係るプリンターにおける記録動作状態を示す外観斜視図であり、図3は本発明に係るプリンターにおける媒体搬送経路を示す側断面図であり、図4は本発明に係るプリンターにおいて原稿台に対して原稿台カバーを回動させた状態を示す斜視図であり、図5は本発明に係るプリンターにおいてスキャナ部を回動させた状態を示す斜視図であり、図6は本発明に係るスキャナ部の本体部を示す斜視図であり、図7は本発明に係るプリンターにおいてカセットを記録機構部から引き出した状態を示す斜視図である。
また、図8はカセットに収納されているトレイを引き出した状態を示す斜視図であり、図9は本発明に係るプリンターを背面側から見た斜視図であり、図10は本発明に係るプリンターにおいてユニット体のロック解除レバーを露出させた状態を示す斜視図であり、図11は記録機構部からユニット体を取り外した状態を示す斜視図であり、図12は記録機構部、スキャナ部及び上面カバーの分解斜視図である。
また、図13は記録機構部及びカセットの分解斜視図であり、図14は記録機構部及び操作部の分解斜視図であり、図15は記録機構部から外装部材を取り外した状態を示す分解斜視図であり、図16は記録機構部から上部カバー部材を取り外した状態を示す分解斜視図であり、図17はプリンターの装置高さ方向における高さ寸法を変更した変更例を示す外観斜視図であり、図18はプリンターの上部を原稿台カバーのみで覆った変更例を示す外観斜視図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向がキャリッジの主走査方向(移動方向)、すなわち記録装置の幅方向、Y方向が記録装置の奥行き方向、Z方向が装置高さ方向を示している。尚、各図において+X方向側を装置左側とし、−X方向側を装置右側とし、−Y方向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とし、+Z軸方向側を装置上方側とし、−Z軸方向側を装置下方側とする。
■■■実施例■■■■
<<<プリンターの概要>>>
図1を参照するに、プリンター10は、記録機構部12と、記録機構部12の上部に設けられた、「読み取り機構部」としてのスキャナ部14とを備えている。記録機構部12の装置前面側には操作部16が記録機構部12に対して回動(チルト)可能に設けられている。より具体的には、操作部16は記録機構部12に対して閉じた姿勢(図1参照)と、記録機構部12に対して装置前面側に回動した姿勢(図2参照)とを切換え可能に構成されている。操作部16には表示パネル等の表示手段18が設けられている。
記録機構部12の装置前面側において操作部16の下方には前面カバー20が配置されている。また、記録機構部12には排紙トレイ22が設けられている。排紙トレイ22は、記録機構部12内に収容された状態(図1参照)と記録機構部12の装置前面側に展開した状態(図2参照)とを切換え可能に構成されている。
また、記録機構部12の背面側の上部には上面カバー24が回動可能に取り付けられている。上面カバー24は、図1に示す記録機構部12に対して閉じた状態と、図2に示す記録機構部12に対して開いた状態とを切換え可能に構成されている。上面カバー24を記録機構部12に対して開いた状態とすると、記録機構部12の上部背面側に被記録媒体をセットするセット口26が露出する。そして、矢印Aの向きに被記録媒体をセット口26に差し入れることができ、差し入れられた媒体は、図3に示す傾斜した媒体案内経路28に案内されて、搬送方向下流側に送られる。
また、本実施例において、上面カバー24は、図1に示すように記録機構部12の横幅、すなわち装置幅方向における記録機構部12の幅寸法に相当する幅を有している。すなわち、上面カバー24が記録機構部12に対して閉じた状態では、記録機構部12の上面の一部、本実施例の場合、装置奥行き方向において背面側の上面を構成する。
<<<スキャナ部について>>>
また、図3及び図4に示すように記録機構部12の上部にはスキャナ部14が設けられている。スキャナ部14は、本体部30(図6参照)と、本体部30の上部に設けられた原稿台32(図6参照)と、「開閉体」としての原稿台カバー34とを備えている。原稿台32は、一例として透明なガラス板で形成され、その上面に原稿を載置可能に構成されている。
また、原稿台カバー34は本体部30に対して回動可能に連結されている。すなわち、原稿台カバー34は、回動することにより原稿台32を開閉する。原稿台カバー34は、閉じた状態(図1及び図2参照)では、原稿台32を覆っており、開いた状態(図4参照)では原稿台32を露出させる。尚、本実施例において原稿台カバー34は、原稿台カバー34が原稿台32に対して閉じた姿勢を取ると、プリンター10において装置奥行き方向前面側の上面を構成する。
そして、原稿台32に対して原稿台カバー34を回動させて開いた状態とし、原稿台32を露出させ、その上面に原稿をセットし、原稿台カバー34を閉じることで、原稿台32において原稿の読み取りが可能となる。尚、原稿台32の下方、すなわち本体部30内には原稿台32にセットされた原稿を読み取り可能な読み取り手段(不図示)が設けられている。
また、本実施例において、スキャナ部14には、本体部30の装置奥行き方向背面側寄りに回動軸36(図12参照)が設けられている。そして、スキャナ部14は、回動軸36を介して回動可能に記録機構部12に連結されている。スキャナ部14は、記録機構部12に対して閉じた姿勢(図1及び図2参照)と、記録機構部12に対して回動し、開いた姿勢(図5参照)とを切換え可能に構成されている。
また、図5を参照するに、スキャナ部14の本体部30において、装置奥行き方向前面側かつ装置幅方向両端部には、それぞれ凹状部30aが設けられている。本実施例において凹状部30aは、スキャナ部14を記録機構部12に対して回動させる際、ユーザーの指を凹状部30aに掛けてスキャナ部14を引き上げる大きさに形成されている。
また、本実施例において本体部30は、図6に示すように上部ケース30bと下部ケース30cとを備えている。そして、凹状部30aは上部ケース30bに設けられている。本実施例では、図4に示すように、原稿台カバー34を原稿台32に対して開いた状態とすると、原稿台32とともに上部ケース30bが露呈する。本実施例において下部ケース30cは、後述する記録機構部12の筐体78に覆われている。
ここで、プリンター10では、一例として上面カバー24、原稿台カバー34、側面側外装部材76A、76B及び上部ケース30bの色を変えることによりバリエーション展開が行われる場合がある。
図4を参照するに、本実施例において凹状部30aは、側面側外装部材76A、76Bに設けられた切り欠き部86から露呈するように構成されている。そして、凹状部30aの色と側面側外装部材76A、76Bの色とが異なる色であると、装置外観の統一感が損なわれる。本実施例では、上部ケース30bに凹状部30aを設ける構成としたので、凹状部30aの色も側面側外装部材76A、76Bの色と同じ色に容易にすることができる。その結果、プリンター10の外観に統一感を持たすことができる。
また、本実施例では、プリンター10において記録機構部12の側面側外装部材76A、76B及び上部ケース30bの色を変えることによりバリエーション展開しても、下部ケース30cの色を変更することがなく、部材を共通化できる。
<<<媒体搬送経路について>>>
次いで、図3を参照して記録機構部12における被記録媒体の媒体搬送経路38について説明する。図3において符号Pが付された太い実線は、カセット40から排紙トレイ22までの媒体搬送経路38に沿って搬送される媒体の案内経路を示している。
記録機構部12の下部には、被記録媒体を収容するカセット40が設けられている。カセット40は、箱状に形成され、その内部に被記録媒体が収容可能である。さらに、記録機構部12内には、媒体搬送経路38に沿ってピックアップローラー42、反転ローラー44、従動ローラー46a、46b、46c、搬送ローラー対48、記録部50及び排出ローラー対52の順に設けられている。ピックアップローラー42は、回動軸53を支点に回動可能に、カセット40の上方に配置されている。そして、ピックアップローラー42によりカセット40から給送された被記録媒体は、反転ローラー44と従動ローラー46a、46bとにニップされて、搬送ローラー対48に搬送される。
搬送ローラー対48は被記録媒体を記録部50に搬送する。本実施例において記録部50は、キャリッジ54と、「記録手段」としての記録ヘッド56と、媒体案内部材58とを備えている。本実施例においてキャリッジ54は、装置幅方向に往復動可能に構成されている。そして、キャリッジ54の下部には、記録ヘッド56が設けられている。本実施例において記録ヘッド56は装置高さ方向下方側に向けてインクを吐出するように構成されている。
また、記録ヘッド56の下方において、記録ヘッド56と対向する領域に媒体案内部材58が設けられている。媒体案内部材58は、記録ヘッド56と対向し、記録ヘッド56と間隔をおいて配置されている。媒体案内部材58は、搬送ローラー対48により記録ヘッド56と対向する領域に搬送されてきた被記録媒体の下面(記録面と反対側の面)を支持する。そして、記録ヘッド56は、媒体案内部材58により支持された被記録媒体に対してインクを吐出し、被記録媒体の記録面に記録を実行する。
そして、記録が実行された被記録媒体は、記録部50の搬送方向下流側に設けられた排出ローラー対52にニップされて、装置前面側に突出している排紙トレイ22に向けて排紙される。
また、上面カバー24を開いて、プリンター10の上方からセット口26に差し入れられた被記録媒体は、媒体案内経路28に案内されて記録部50に搬送され、記録部50において記録が行われる。そして、記録が行われた後、排紙トレイ22に排出される。
また、記録部50において被記録媒体の第1面(記録面)に記録が実行された後、第1面と反対の側の第2面(下面)に記録を行う場合、搬送ローラー対48を逆転させて、被記録媒体を搬送方向上流側に搬送する。搬送方向上流側に搬送される被記録媒体は、反転ローラー44と従動ローラー46cとにニップされる。そして、被記録媒体は反転ローラー44により、第1面と第2面とを反転させられて、再度記録部50に搬送され、記録部50において第2面の記録が実行された後、排紙トレイ22に向けて排出される。
<<<カセットについて>>>
図1、図7及び図8を参照するに、カセット40は記録機構部12の下部において、記録機構部12に着脱可能に設けられている。カセット40の装置奥行き方向前面側には、前面カバー20がカセット40に対して回動可能に取り付けられている。
本実施例において、カセット40は、カセット40の下部にトレイ60(図8参照)を収容可能に構成されている。トレイ60は、カセット40が記録機構部12の装置奥行き方向前面側に引き出された状態においてカセット40の側部40aから装置幅方向に沿って引き出すことが可能に構成されている。トレイ60は、円盤状の光学メディアがセット可能に構成されている。そして、プリンター10の装置奥行き方向前面側から記録部50に向けてトレイ60を差し込むことにより、円盤状の光学メディアの表面に文字や画像等の記録が行える。
また、本実施例において前面カバー20は、図1及び図5に示すように記録機構部12の横幅に相当する幅を有している。すなわち、カセット40が記録機構部12に取り付けられた状態において前面カバー20をカセット40に対して閉じると、記録機構部12の装置前面の一部、本実施例の場合、装置前面の下部を構成する。
また、本実施例において、カセット40が記録機構部12に取り付けられた状態において前面カバー20をカセット40に対して開くと、装置幅方向左側端部に設けられたインターフェース部63(図7及び図8参照)が露呈する。本実施例では、一例としてインターフェース部63は赤外線通信用窓(ポート)62と外部機器接続口64とを備えて構成されている。そして、前面カバー20が開くと、赤外線通信用窓62は通信可能状態となる。また、実施例において外部機器接続口64は、一例としてUSB端子の接続ポートとして構成されている。そして、前面カバー20が開くと、外部機器接続口64にはUSB端子が接続可能となる。
また、カセット40が記録機構部12に取り付けられた状態において前面カバー20をカセット40に対して閉じると、赤外線通信用窓62及び外部機器接続口64が前面カバー20に覆われる。すなわち、本実施例では、赤外線通信用窓62及び外部機器接続口64のためのカバーを別途設ける必要がないので、部品点数を削減でき、コストダウンを図れる。また、本実施例では、装置前面の下部を単一の前面カバー20で構成したので、装置前面側に段差や繋ぎ目が形成されず、装置の美観を向上させることができる。
<<<操作部について>>>
操作部16は、記録機構部12の装置奥行き方向前面側に記録機構部12に対して回動可能に取り付けられている。本実施例において操作部16は、図1及び図5に示すように記録機構部12の横幅に相当する幅を有している。すなわち、操作部16が記録機構部12に対して閉じた姿勢を取ると、記録機構部12の装置前面の一部、本実施例の場合、装置前面の上部を構成する。
また、図2を参照するに、操作部16が記録機構部12に対して開いた姿勢を取ると、装置幅方向左側端部に設けられたインターフェース部66が露呈する。本実施例において、インターフェース部66は、一例としてカード状の記憶媒体を挿入可能なスロットとして構成されている。但し、インターフェース部66を、記憶媒体を挿入可能なスロットのみで構成するのではなく、例えば赤外線通信用ポート(窓)や、外部機器との接続インターフェース(接続口:例えばUSBなど)を含めて構成しても良いし、或いはこれらのいずれか一つ或いは二以上の組み合わせで構成しても良い。
これは、後述するプリンター94(図17参照)やプリンター100(図18参照)でも同様である。
操作部16を記録機構部12に対して開いた姿勢から閉じた姿勢に変化させると、インターフェース部66は操作部16に覆われて、記録機構部12の装置奥行き方向前面側からは隠された状態となる。
本実施例において、操作部16は記録機構部12の横幅に相当する幅を有している。すなわち、記録機構部12の装置前面上部を複数の部品で構成していないので、複数の部品間で形成される段差を解消すべく、操作部16の部品精度を向上させる必要がない。また、操作部16を記録機構部12に対して閉じた際、操作部16の装置幅方向両端部に段差が形成されないので、装置の美観を向上させることができる。
<<<ユニット体について>>>
図9ないし図11を参照するに、記録機構部12の背面側には、記録機構部12に対して着脱可能なユニット体68が取り付けられている。本実施例において、ユニット体68は、反転ローラー44、従動ローラー46b、46cを備えている。そして、ユニット体68は、記録機構部12に取り付けられた状態において、媒体搬送経路38の一部を構成している。
図9を参照するに、ユニット体68は、記録機構部12の背面側に取り付けられた状態においてユニット体68の背面68aは、記録機構部12の背面の少なくとも一部を構成している。ユニット体68の背面68aにはカバー部材70が着脱可能に取り付けられている。カバー部材70を背面68aから取り外すと、図10に示すように一対のロック解除レバー72が露出する。
本実施例において、記録機構部12にユニット体68が装着された状態において一対のロック解除レバー72を相寄る方向、すなわち装置幅方向における中心方向に向けて押圧すると、記録機構部12に対するユニット体68のロック状態が解除され、図11に示すように記録機構部12からユニット体68の取り外しが可能となる。そして、記録機構部12からユニット体68を取り外すと、媒体搬送経路38の一部が露呈し、媒体搬送経路38における紙詰まりの処理が容易となる。
<<<記録機構部の構成について>>>
次いで図12ないし図16を参照して記録機構部12の構成について説明する。図12を参照するに、本実施例において記録機構部12の上部には、スキャナ部14と上面カバー24とが設けられている。そして、本実施例では、図1及び図9に示すように、プリンター10の上面をスキャナ部14の原稿台カバー34及び上面カバー24により構成している。
本実施例では、原稿台カバー34及び上面カバー24が閉じた状態において、原稿台カバー34の上面と上面カバー24の上面とが面一となるように、すなわち段差が生じないように配置されている。その結果、プリンター10の上面に凹凸を生じさせることを抑制できるので、装置の美観を向上させることができる。
また、図13ないし図15を参照するに、記録機構部12から操作部16及びカセット40を取り外すと、前面側外装部材74A、74Bが露呈する。本実施例において、前面側外装部材74Aは、記録機構部12の装置奥行き方向前面側において装置幅方向左側端部に取り付けられている。そして図14に示すように、前面側外装部材74Aには赤外線通信用窓62、外部機器接続口64及びインターフェース部66が設けられている。また、前面側外装部材74Bは、記録機構部12の装置奥行き方向前面側において装置幅方向右側端部に取り付けられている。
また、記録機構部12の装置幅方向両側面には、側面側外装部材76A、76Bが設けられている。本実施例において、前面側外装部材74A、74B及び側面側外装部材76A、76Bは、記録機構部12に取り付けられ、記録機構部12の外観を構成する筐体78として機能する。
本実施例において、側面側外装部材76A、76Bは、それぞれ記録機構部12の装置幅方向右側面、左側面を覆うカバー部材として形成されている。具体的には、側面側外装部材76A、76Bは、記録機構部12において装置奥行き方向前面側から装置奥行き方向背面側まで延び、背面側において装置幅方向において内側に湾曲している。
側面側外装部材76Aにおいて装置奥行き方向背面側の湾曲部分には、開口80、82が設けられている。開口80、82は、外部機器とプリンター10との接続口として機能する。本実施例では、一例として開口80にはLANケーブルの接続コネクタが設けられ、開口82にはUSBケーブルの接続コネクタが設けられている。
側面側外装部材76Bにおいて装置奥行き方向背面側の湾曲部分には、開口84が設けられている。開口84には、プリンター10に外部電源から電力を供給する電源プラグを接続する電源コネクタが設けられている。
また、側面側外装部材76A、76Bの上端部には切り欠き部86がそれぞれ設けられている。本実施例において、切り欠き部86は、側面側外装部材76A、76Bにおいて装置奥行き方向前面寄りに設けられている。
本実施例において、側面側外装部材76A、76Bにおける切り欠き部86は、図1及び図2を参照するに、スキャナ部14が記録機構部12に対して閉じた状態において、スキャナ部14の本体部30の一部を露呈させる。そして、本実施例では、本体部30の露呈する部分には凹状部30aが形成されている。つまり、スキャナ部14が記録機構部12に対して閉じた状態において、凹状部30aは、切り欠き部86を介して露呈しており、ユーザーの指が掛けられるように構成されている。
そして、本実施例では、スキャナ部14を回動させる際、スキャナ部14の回動軸36(図12参照)に対して装置奥行き方向前面側に離れた位置でユーザーが凹状部30aに指を掛けてスキャナ部14を引き上げるので、より小さい力でスキャナ部14を回動させることができる。
また、図1及び図5を参照するに、スキャナ部14が記録機構部12に対して閉じた状態の際、スキャナ部14において少なくとも本体部30は、前面側外装部材74A、74B及び側面側外装部材76A、76Bが成す筐体78の内側に入り込む構成となっている。
また、側面側外装部材76A、76Bの装置前面側端部には凹状部88が設けられている。本実施例において、凹状部88は装置高さ方向において操作部16と前面カバー20との境目に設けられている。そして、操作部16及び前面カバー20が閉じた状態において凹状部88に指を掛けて操作部16及び前面カバー20を押圧すると、容易に操作部16及び前面カバー20を開くことができる。
本実施例において、側面側外装部材76A、76Bは、記録機構部12の右側面及び左側面を一部品で覆っているので、複数の部品で覆う場合と異なり、分割ラインが無くなり、記録機構部12の側面、ひいては装置の美観を向上させることができる。
図16を参照するに、記録機構部12において、スキャナ部14が閉じた状態(図1参照)において本体部30の下部と対向する部分に前面側上部カバー90と、背面側上部カバー92とが取り付けられている。
本実施例において、図3及び図5を参照するに、記録機構部12における前面側上部カバー90の上面と、背面側上部カバー92の上面とは装置高さ方向において略同じ高さとなるように設定されている。すなわち、前面側上部カバー90の上面と、背面側上部カバー92の上面とは、面一となるように設定されている。これにより、スキャナ部14を記録機構部12に対して回動させて、記録機構部12の内部が露呈した際、記録機構部12の内側における凹凸を少なく見せることができ、装置の美観を向上させることができる。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例において、プリンター10は、記録機構部12の上部にスキャナ部14を設ける構成としたが、この構成に代えて、スキャナ部14を設けない構成、すなわちプリンター機能のみの構成としてもよい。
(2)また、プリンター10において装置高さ方向の寸法を変更してもよい。図17は、装置高さ方向の寸法を大きくしたプリンター94を示している。本実施例では、前面カバー96及び側面側外装部材98の装置高さ方向における寸法を前面カバー20及び側面側外装部材76A、76Bの装置高さ方向における寸法よりも大きくすることでプリンター94の筐体78の装置高さ方向の寸法を変更できる。つまり、前面カバー20及び側面側外装部材76A、76Bを交換するだけで、プリンター94の筐体78の装置高さ方向の寸法変更が可能である。この様な寸法変更は、例えば用紙を収容するカセット40の用紙収容可能枚数を増やす様な設計変更の際に適用できる。
(3)本実施例において、プリンター10の上部に上面カバー24及び原稿台カバー34をプリンター10に対して回動可能に取り付けた構成としたが、この構成に代えて、図18に示すようにプリンター100の上部を原稿台カバー34のみで覆う構成としてもよい。
(4)本実施例において、図1及び図2に示すように前面カバー20が、前面側外装部材74Aの下部に設けられたインターフェース部63を覆う構成とし、そしてインターフェース部63は上記実施例では赤外線通信用窓62及び外部機器接続口64で構成されている。但しこれは一実施例であり、インターフェース部63を、一例としてカード状の記憶媒体を挿入可能なスロットで構成しても良いし、或いは当該スロット、赤外線通信用ポート(窓)、外部機器との接続インターフェース(接続口:例えばUSBなど)、などのいずれか一つ或いは二以上を組み合わせて構成しても良い。
これは、プリンター94(図17参照)やプリンター100(図18参照)でも同様である。
上記説明をまとめると、プリンター10、94、100は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッド56を備える記録機構部12と、記録機構部12の上部において記録機構部12に対し回動することにより記録機構部12の上部を開閉する、原稿を読み取るスキャナ部14と、を備え、スキャナ部14は、原稿を載置する原稿台32を備えた本体部30と、原稿台32を開閉する原稿台カバー34と、を備え、スキャナ部14が閉じた状態において、少なくとも本体部30は記録機構部12の筐体78の内側に入り込む。
上記構成によれば、スキャナ部14が閉じた状態において、少なくともスキャナ部14の本体部30は記録機構部12の筐体78の内側に入り込む構成である為、スキャナ部14の下縁及び記録機構部12の筐体78の上縁について部品精度が低下しても、それが外観上目立ち難くなるとともに、プリンター10、94、100の内部(記録機構部の内部)への塵埃等の侵入も抑制でき、ひいては筐体78のコストアップを抑えることができる。
筐体78の側面を構成する側面側外装部材76A、76Bには切り欠き部86が形成され、切り欠き部86を介して本体部30の側面の一部が露呈する。この構成によれば、スキャナ部14(本体部30)を開く際に本体部30の側面に指を掛けることができ、操作性が向上する。
切り欠き部86を介して露呈する本体部30の側面の一部は凹状部30aに形成されている。この構成によれば、本体部30の側面により一層指を掛け易くなり、操作性が向上する。
スキャナ部14の回動軸36は、装置背面寄りに設けられ、切り欠き部86は、記録機構部12の両側面において、装置前面寄りに形成されている。この構成によれば、スキャナ部14(本体部30)を開く際により小さい力で開くことができる。
プリンター10、94、100は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッド56と、プリンター10、94、100の装置前面側に設けられた、チルト可能な操作部16と、を備え、操作部16は、プリンター10、94、100の装置の横幅に相当する幅を有する。
上記構成によれば、操作部16は、プリンター10、94、100の装置幅方向における横幅に相当する幅を有するので、部品精度を向上させることなく、操作部16を閉じた状態で当該操作部16の左右に段差が形成される問題を回避でき、ひいてはコストアップを抑制できる。
プリンター10、94、100は、装置前面側に、記憶媒体を挿入するインターフェース部66を備え、操作部16を閉じることにより操作部16がインターフェース部66を覆い、操作部16を開くことによりインターフェース部66が露呈する。この構成によれば、インターフェース部66を開閉する為の専用のカバーを設ける必要がなく、低コスト化を図ることができる。
プリンター10、94、100は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッド56と、装置前面側から引き出し可能な、被記録媒体を収容するカセット40と、を備え、カセット40は、装置前面の少なくとも一部を開閉する前面カバー20を備え、前面カバー20は、装置の横幅に相当する幅を有する。
上記構成によれば、カセット40は、プリンター10、94、100の前面を開閉する前面カバー20を備え、前面カバー20は、プリンター10、94、100の装置幅方向における横幅に相当する幅を有するので、部品精度を向上させることなく、前面カバー20を閉じた状態で当該前面カバー20の左右に段差が形成される問題を回避でき、ひいてはコストアップを抑制できる。
プリンター10、94、100は、装置上部の背面側に被記録媒体をセットするセット口26と、セット口26を覆う上面カバー24と、を備え、上面カバー24は、プリンター10、94、100の装置幅方向における横幅に相当する幅を有する。この構成によれば、上面カバー24を閉じた状態で当該上面カバー24の左右に段差が形成される問題を回避でき、ひいてはコストアップを抑制できる。
プリンター10、94、100は、装置上部に、原稿を読み取るスキャナ部14を備えている。スキャナ部14は、原稿を載置する原稿台32を開閉する原稿台カバー34を備え、原稿台カバー34の上面と上面カバー24の上面とが面一に形成される。この構成によれば、装置の美観を向上させることができる。
プリンター10、94、100は、装置前面側にインターフェース部63を備えている。前面カバー20を閉じることにより前面カバー20がインターフェース部63を覆い、前面カバー20を開くことによりインターフェース部63が露呈する。この構成によれば、インターフェース部63を開閉する為の専用のカバーを設ける必要がなく、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態では本発明に係る筐体78を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10、94、100…プリンター、12…記録機構部、14…スキャナ部、16…操作部、18…表示手段、20、96…前面カバー、22…排紙トレイ、24…上面カバー、26…セット口、28…媒体案内経路、30…本体部、30a、88…凹状部、30b…上部ケース、30c…下部ケース、32…原稿台、34…原稿台カバー、36…回動軸、38…媒体搬送経路、40…カセット、40a…側部、42…ピックアップローラー、44…反転ローラー、46a、46b、46c…従動ローラー、48…搬送ローラー対、50…記録部、52…排出ローラー対、53…回動軸、54…キャリッジ、56…記録ヘッド、58…媒体案内部材、60…トレイ、62…赤外線通信用窓、63、66…インターフェース部、64…外部機器接続口、68…ユニット体、68a…背面、70…カバー部材、72…ロック解除レバー、74A、74B…前面側外装部材、76A、76B、98…側面側外装部材、78…筐体、80、82、84…開口、86…切り欠き部、90…前面側上部カバー、92…背面側上部カバー、A…矢印

Claims (13)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録手段を備える筐体と、
    前記筐体の前面側から引き出し可能に設けられ、被記録媒体を収容するカセットと、
    外部機器及び記憶媒体の少なくとも一方が接続されるインターフェース部であって、前記筐体の前面側に設けられる第1インターフェース部と、
    前記記録手段により記録された被記録媒体が載置される排紙トレイであって、前記筐体に収容される収容状態と前記筐体の前面側から展開される展開状態とに切り換え可能な前記排紙トレイと、を備え、
    前記カセットは、前記筐体の前面の少なくとも一部を開閉する前面カバーを備え、
    前記前面カバーは、前記筐体の横幅に相当する幅を有し、
    前記前面カバーが前記筐体に対して閉じた状態において、前記前面カバーが、前記第1インターフェース部と、前記収状態の前記排紙トレイと、を覆い、
    前記前面カバーが前記筐体に対して開いた状態において、前記第1インターフェース部が露呈し、前記排紙トレイが前記展開状態に切り換え可能となる、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記前面カバーが前記筐体に対して閉じた状態において、前記筐体の幅方向において、前記前面カバーの該幅方向の両端部に段差が形成されない
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記筐体の前面側に設けられ、チルト可能な操作部と、を備え、
    前記操作部は、前記筐体の横幅に相当する幅を有する、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記前面カバーは、前記筐体に対して閉じた状態において前記筐体の前面の下部を覆い、
    前記操作部は、前記筐体に対して閉じた状態において、前記筐体の前面の上部を覆う
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の記録装置において、
    前記操作部が前記筐体に対して閉じた状態において、前記筐体の幅方向において、前記操作部の該幅方向の両端部に段差が形成されない
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記外部機器及び前記記憶媒体の少なくとも一方が接続されるインターフェース部であって、前記筐体の前面側に設けられる第2インターフェース部を備え、
    前記操作部が筐体に対して閉じた状態において、前記操作部が前記第2インターフェース部を覆い、前記操作部が筐体に対して開いた状態において、前記第2インターフェース部が露呈する、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記筐体は、側面部を備え、
    前記側面部は、前記前面カバーと前記操作部との境目において凹状部を有する
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項7に記載の記録装置において、
    前記側面部は、装置奥行き方向の装置前面側から装置背面側まで延び、該装置背面側において装置幅方向に湾曲する湾曲部を有する
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項8に記載の記録装置において、
    前記側面部は、前記湾曲部において開口を備え、
    前記開口には、電源接続部が設けられる
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項8に記載の記録装置において、
    前記側面部は、前記湾曲部において開口を備え、
    前記開口には、外部機器と接続する接続部が設けられる
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記カセットは、前記カセットの下部にトレイを収容可能である
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記筐体の上部の背面側に設けられ、被記録媒体をセットするセット口と、
    前記セット口を覆う上面カバーと、を備え、
    前記上面カバーは、前記筐体の横幅に相当する幅を有する、
    ことを特徴とする記録装置。
  13. 請求項12に記載の記録装置において、
    前記筐体の上部に設けられ、原稿を読み取る読み取り機構部を備え、
    前記読み取り機構部は、原稿を載置する原稿台を開閉する原稿台カバーを備え、
    前記原稿台カバーの上面と前記上面カバーの上面とが面一に形成される、
    ことを特徴とする記録装置。
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