JP6016538B2 - プリント装置 - Google Patents

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Description

本発明はシートにプリントを行うプリント装置に関する。
特許文献1には大型のディスプレイを備えたプリンタが開示されている。この装置は、前面のディスプレイが筐体に対して横方向または縦方向にスライド移動することが可能となっている。ディスプレイをスライド移動させると開口が現われて、ユーザは筐体内部のプリント部にメンテナンスのためにアクセスすることができる。ディスプレイにはメンテナンスのための表示がなされる。
特開2010−64437号公報
昨今、単機能プリンタに代えて、プリンタとスキャナを一体化した複合機(マルチファンクションプリンタ)の普及が進んでいる。このような装置では、プリント機構の上にフラットベッドタイプのスキャナを配置したレイアウトが主流となっている。
特許文献1は単機能のプリンタであって、スキャナを一体化することに関してはなんら教示しない。仮に、複合機に、特許文献1のスライド移動するディスプレイを搭載することを想定しても、プリント機構の上で大きな容積を占有するフラットベッドスキャナが邪魔になって、装置内部へのアクセスするための開口を大きくすることが容易ではない。
本発明は上述の課題の認識に基づいてなされたものであり、プリンタとスキャナを一体化したプリント装置において、装置内部のメンテナンスが容易となる装置レイアウトを提供することを目的とする。
上述の課題を解決する本発明のプリント装置は 筐体の内部に設けられたプリント部と、前記プリント部の上に設けられた、原稿を押圧するカバーを含むスキャナ部と、前記筐体に対して開閉することが可能に設けられた操作部とを有し、ユーザが前記操作部を開けると、前記操作部が前記カバーの開閉を干渉する位置に移動し、且つ、前記プリント部の少なくとも一部が露出する開口が現れて、ユーザは前記開口から前記筐体の内部における前記プリント部のメンテナンスを行なうことが可能となることを特徴とする。
本発明のプリント装置によれば、筐体に対して開閉することが可能に設けられた操作部を有し、操作部を開けると、操作部がスキャナのカバーの開閉を干渉する位置に移動し、且つ、プリント部の少なくとも一部が露出する。そのため、装置内部のメンテナンスが容易であるとともに、メンテナンス中にスキャナのカバーが不用意に開けられることを防ぐことができる。
実施形態のプリント装置の外観斜視図 操作部と蓋部を開放した状態を示す斜視図 ユーザが操作部を開放する動作を説明するための図 開放した操作部に押圧カバーが干渉する状態を示す図 3つのリンク部品だけを抜き出して描いた部品図 平行リンク機構の動きを説明するための説明図 操作部に接続されている平行リンク機構の様子を示す斜視図 操作部の底部に設けられたインクミストカバーを示す図 前リンクの軸部の構造を示す斜視図 後リンクの嵌合部の構造を示す斜視図 後リンクの軸部の構造を示す斜視図 開閉の際の平行リンク機構の各リンクの支点の動きを示す図 逆相モードで操作部が開いてしまった状態を示す図 操作部を開ける際の付勢部材の状態を示す図 インクミストカバーと付勢部材の位置関係を示す図 FFCの引き回しを説明するための斜視図 FFCの引き回しを説明するための斜視図
本発明の実施形態として、プリンタとスキャナを一体化したプリント装置(複合機)について説明する。ただし、本発明はこれに限定されず、スキャナを持たないプリント装置であってもよい。
図1は実施形態に係るプリント装置の外観斜視図である。図2はプリント装置の操作部と蓋部を開けた状態を示す斜視図である。
プリント装置は、大きくは、操作部1、スキャナ部2、プリント部3、蓋部32、および制御部(プリント装置の筐体内部に設けられた制御回路基板)を備えている。使用時には、ユーザは矢印Aの方向からプリント装置に向き合う。本明細書では、使用環境に設置された装置は、ユーザが向き合う矢印Aの方向に沿って手前、奥と定義し、重力方向に沿って上、下と定義する。
操作部1は、スキャナ部2よりも手前に設けられている。操作部1の上面のパネルには、LCDやOLEDなどの表示器11、複数の入力キー12が設けられている。入力キー12は、カラーコピースタートキー、モノクロコピースタートキー、ストップキー、矢印キー、電源ボタンなどである。
操作部1のパネルは、矢印Aの方向から操作するユーザの視認性および操作性を高めるために、水平に対して前方側に僅かに傾斜している。表示器11は、その表示面11aがタッチパネルで入力ができるものであってもよい。また、表示器11は、操作部のパネルに対して、ヒンジによって起き上がるようにしてもよい。
スキャナ部2はフラットベッド型のスキャナであり、原稿を置くための原稿台(透明ガラス板)を、押圧カバー2a(原稿圧板)で押さえるようになっている。原稿台の中には光学的に原稿を読み取るためのラインセンサやキャリッジを含むスキャナ部が設けられている。押圧カバー2aは装置奥側の2カ所のヒンジ2bを回転中心にして、原稿台に対して開閉することができる。押圧カバー2aの手前側には、ユーザがカバーを開ける際に指を掛ける切欠きが形成されている。
なお、押圧カバー2aに代えて、複数の原稿を順次原稿台の上に自動給送するオートシートフィーダ(ASF)であってもよい。この場合もオートシートフィーダは、同様のヒンジによって原稿台に対して開閉可能とする。
プリント部3は、装置の筐体の内部に収納されており、図1の状態ではプリント部3は筐体の外からは見えない。プリント部3はインクジェット方式のプリントヘッドと、このプリントヘッドおよび複数色に対応した複数のインクタンクを搭載して、シートに対向してシート幅方向に往復移動するキャリッジを有する。キャリッジを移動させながらプリントヘッドからインクを吐出して1バンドのプリントを行う動作と、シートのステップ送り動作とを繰り返して、シリアルプリントを行う。なお、キャリッジを用いずに、ラインプリントヘッドによりラインプリントを行うものであってもよい。また、プリント方式はインクジェットに限らず、電子写真方式、サーマル方式、熱転写方式など他の方式であってもよい。
蓋部32は、装置筐体の手前側に設けられており、2カ所のヒンジで手前に開けることが可能であり、開けた状態においてプリント部3でプリントされて排出されるシートを複数枚支持することができるシート積載面を持つ。
この構成において、図1の状態から図2に状態にするには、ユーザは最初に蓋部32を手前に開ける。次いで、操作部1を上に持ち上げる。後述するように、操作部1は平行リンク機構により平行を保ちながら上方且つ奥側に移動する。こうして、図2の状態に移行すると、プリント部に対するメンテナンスを可能とする開口が現れる。また、画像を取り込むためのメモリカードが挿入されるカードスロット4が現れる。
操作部1を開状態にする前に蓋部32が手前に開いているので、ユーザは矢印Aの方向からアクセスが容易である。ユーザは開口から装置内部のプリント部にアクセスして種々のメンテナンスを行なうことができる。メンテナンスには、例えば次のようなものがある。
(1)ジャムの復帰作業
プリント中にプリントメディアがジャムを起こして詰まった際に、ユーザが詰まったメディアを取り除くジャム処理である。装置がジャムを検知したら、ジャムが発生したジャム位置、復帰のための操作手順などを表示器11に表示して、メンテナンス作業をするユーザの便宜を図る。
(2)インクタンクの交換作業
空になった色のインクタンクをユーザが交換する交換作業である。操作部1を開放すると、プリント部のキャリッジが自動的に開口の近傍まで移動して、交換作業を可能にしている。このとき、表示器11に、交換が必要なインクタンクと操作手順などを表示して、メンテナンス作業をするユーザの便宜を図る。
図3を用いて、ユーザが操作部1を開放する動作をより詳しく説明する。図3は、装置の手前側の部分を側方から見た図であり、図3(a)〜図3(d)は動作の一連を時系列に示している。
図3(a)では、操作部1、蓋部32ともに閉じられた状態を示す。ユーザは、最初に蓋部32に隣接して装置両側面に形成されている2か所の凹部32aに指先を差し込む。そして、蓋部32の両端を手間に引いて、蓋部32を手前に開ける。図3(b)は蓋部32を開けた状態である。蓋部32を開けると、延長トレイ33が手前側に自動的に飛び出すようになっている。延長トレイ33(延長部)は蓋部32の中に収納されており、蓋部32を開けると、延長トレイ33は折り畳みナイフのごとく回動して蓋部の中から飛び出す。逆に、蓋部32を閉じると、延長トレイは折り畳みナイフのごとく回動して蓋部の中に収納される。なお、蓋部32はユーザが指で開ける形態に限らず。開閉用のボタンを押すことでストッパが外れて自動的に回動して開くようにしてもよい。あるいはプリントに際して制御部の指令により自動的に蓋部32が開くようにしてもよい。
蓋部32を開けると、それまで蓋部32によって隠れていた、操作部1の手前側の底部13が現れる。底部13は、操作部1を上方に移動させるためにユーザが指をかける手掛かり部となる。つまり、蓋部32を開けるとユーザが操作部1を開けるための手掛かり部が現れ、蓋部32を閉めると手掛かり部は蓋部で隠れるようになっている。
ユーザは底部13に指の腹を掛けて、操作部1を上方に持ち上げる。図3(c)は持ち上げ始めた状態を示す。操作部1をさらに移動させると、平行リンク機構により、操作部1は平行を保ちながら奥側に移行する。図3(d)は移行が終わって操作部1が開き切った状態を示す。
図3(d)の状態では、スキャナ部の押圧カバー2aの手前側の上方を、操作部1の一部が覆う。押圧カバー2aを開けようとしても、操作部1が物理的に干渉して、押圧カバー2aは開けることができない。そのため、メンテナンス中にスキャナのカバーが不用意に開けられることを防ぐことができる。例えば、メンテナンスにおいて、ユーザが装置を大きく傾けるあるいは上下ひっくり返したとしても、操作部1と干渉するので押圧カバー2aが勝手に開いてしまう事態が防がれる。
また、メンテナンスにおいては、インクタンク交換作業を目的として、プリントヘッドは自動的に開口の近傍に移動する。この状態ではインク吐出するノズルは空気中に開放されて且つインクも吐出しないので、インク乾燥によりノズルの目詰まりや吐出不良を起こしやすい。もし、図3(d)の状態でスキャナの動作が可能だとすると、画像読み取りには時間がかかるので、その間にノズル乾燥が進んでしまう。本実施形態では、図3(d)の状態では、操作部1の干渉より、押圧カバー2aを開けてユーザがスキャナで読み取りを行うことを阻止するので、上述の不具合を未然に防いでいる。
このように、操作部1を開けると、操作部1が押圧カバー2aの開閉を干渉する位置に移動し、且つ、プリント部3の少なくとも一部が露出し、筐体の外から見えるようになっている。そのため、装置内部のメンテナンスが容易であるとともに、メンテナンス中にスキャナのカバーが不用意に開けられること、ユーザがスキャナで画像読み取りを行うことを防ぐことができる。
もし、ユーザが意図的に押圧カバー2aを開けた状態で、操作部1を開放した場合には、押圧カバー2aを閉じることができなくなる。図4はその状態を示す。押圧カバー2aの内側面2cの一部が操作部1の角に当接して、これ以上押圧カバー2aを閉めることができない。内側面2cは衝撃吸収体(例えばスポンジ)付きの白色シートとしている。そのため、衝撃吸収体がクッションとなり、押圧カバー2aを勢いよく閉めたとしても、操作部のパネルや白色シートに傷がつく懸念が無い。なお、衝撃吸収体はスポンジに限らず、衝撃を吸収する作用を持った弾性材料であればよい。
図5〜図7を用いて、平行リンク機構の詳細について説明する。図5は3つのリンク部品だけを抜き出して描いた部品図である。図6は平行リンク機構の動き(軌跡)を説明するための説明図である。図7は操作部に接続されている平行リンク機構の様子を示す斜視図である。
平行リンク機構は、装置手前側の左前リンクアーム41、右前リンクアーム42、および装置奥側の後リンクアーム43の3つの部材から構成されている。左前リンクアーム41と右前リンクアーム42は、独立しており、操作部1の手前側を左右の2カ所で筐体に対して支持する。後リンクアーム43は1部品であり、操作部1の奥側の2カ所を支持し、筐体側では2カ所で支持される。
左前リンクアーム41の両端には軸部41a、41bが形成されている。同様に、右前リンクアーム42の両端には軸部42a、42bが形成されている。装置本体に軸部41a、42aが回転可能に保持されるとともに、操作部1の底面の手前側(後述するインクミストカバー14の側面)に軸部41b、42bが回転可能に保持されている。後リンクアーム43もその両端に軸部43a、43bが形成されている。装置本体に軸部43aが回転可能に保持されるとともに、操作部1の底面の奥側の2カ所に軸部43bが回転可能に保持されている。
操作部1が移動する際に、軸部41aと41bを結ぶ中心間距離と、軸部42aと42bを結ぶ中心間距離と、軸部43aと43bを結ぶ中心間距離は、全て等しく維持され、横から見たときに3つのリンクは平行四辺形を維持しながら動く。この平行リンク機構はいわゆる「4節平行リンク機構」である。操作部1はパネル面、すなわち表示器の表示面が平行を保ちながら、滑らかに移動することができる。後リンクアーム43は単一部品として一体化されているため、ユーザが操作部1を左右対称に持ち上げずに、平行リンク機構にねじれ方向の力を加わったとしても、変形が小さく滑らかな移動が維持される。
図7、図8において、操作部1の下面の手前側には、インクミストの流れを遮断する隔壁としてインクミストカバー14が設けられている。インクミストカバー14には左右両側に左前リンクアーム41、右前リンクアーム42の軸部41b、42bが嵌合するような穴14bが設けられている。
操作部1が全閉の状態では、インクミストカバー14はプリント部3の手前側に仕切り壁として存在し、開口をほぼ覆うように構成されている。プリント動作中にプリント部3で発生するインクミストの流れは隔壁であるインクミストカバー14で遮られ、開口を通して装置外にインクミストが漏れ出すことが抑制される。メンテナンス時には、インクミストカバー14がプリント部へのアクセスを妨げない位置に逃げるので、メンテナンス作業は効率よく行うことができる。
リンクの回転嵌合部について詳細に説明する。図8に示すように、軸部41b、42bと嵌合するインクミストカバー14に設けられた穴14bにはそれぞれ、穴に隣接して切欠き14cが形成されている。また、図9に示すように、左前リンクアーム41の軸部41bにはその端部に抜け止め用のフック41cが設けられている。右前リンクアーム42についても同様である。
操作部1の開閉の移動範囲において、フック41cと切欠き14cは合致しないような位相関係となっている。組み立て時には、リンクアーム41をインクミストカバー14に組み込む際に、フック41cを切欠き14cに合わせて挿入する。その後フック41cを回転させ、位相をずらす。これにより、フック41cが抜け止めとして機能し、操作部の開閉において軸部が穴から抜けることがなくなる。
同様に、図10に示すように、スキャナ部2の上部の原稿台21には、リンクアーム43の軸部43aが嵌合する穴22aが形成されている。さらに穴22aに隣接して切り欠き22cが形成されている。また、図11に示すように、後リンクアーム43側の軸部43aにはその端部に抜け止め用のフック43cが設けられている。操作部1の開閉の移動範囲において、フック43cと切り欠き22cが合致しないように移動関係となっている。これにより、フック43cが抜け止めとして機能し、操作部の開閉において軸部が穴から抜けることがなくなる。 組み立て手法は、フック41cと切欠き14cと同じである。
図12は操作部1が全閉から全開まで移動する際の平行リンク機構の各リンクの支点の動きを示した図である。図12(a)は全閉、図12(b)は4°、図12(c)は60°、図12(d)は全開(135°)開いた状態を示す。先にも説明したように、3つのリンクは平行四辺形を維持しながら動く4節平行リンク機構である。したがって、図12に示すように、操作部1が全閉状態から全開状態まで移動する際に、軸部41aと41bを結ぶ中心間距離と、軸部42aと42bを結ぶ中心間距離と、軸部43aと43bを結ぶ中心間距離は、全て等しく維持される。
図12(a)の全閉状態から、図12(d)の全開状態に移行させる過程において、図12(b)の4°のときだけ、側方から見たときに全てのリンクの支点(軸部41a、41b、43a、43b)が一直線上に並ぶ。4節平行リンク機構では、すべての支点が一直線に並ぶと不安定な系になりやすい。不安定な系では、一部のリンクが本来とは逆方向に移動してしまいやすくなる。
一例として、図12(e)は、後リンクアーム43だけが意図しない方向に移動してしまった状態を示す。本来ならば、左前リンクアーム41と共に、後リンクアーム43も軸部43aを中心に、時計回転方向に回転する(同相モード)はずであるが、後リンクアーム43だけが反時計方向に回転して(逆相モード)いる。図13は、逆相モードで操作部1が開いてしまった状態を示す図である。操作部1は、手前側のみが持ち上がり、奥側は逆に下がって装置本体と当接してしまっている。こうなってしまうと、これ以上は操作部1を移動させることができない。
これを回避するため本実施形態では、図14に示すように、4節平行リンク機構が一直線上に並ぶ(4°)近傍の角度で、逆相モードにならないような付勢力を与えるため、付勢部材15を設けている。付勢部材15はポリアセタール樹脂などの弾性体であり、その下端は装置本体に固定され、上端は揺動可能である。
図14(a)は操作部1が全閉状態である。操作部1の底部に形成されたインクミストカバー14は、付勢部材15に接触していない。そのため、付勢部材15は変形せずに真直ぐな形状である。これに対して、図14(b)は操作部1が4°回転した状態である。上述のように、このとき4節平行リンク機構の各リンクの支点がすべて一直線に並んで、逆相モードになりやすい不安定な系となる。本実施形態では、この状態になる直前に、インクミストカバー14と付勢部材15とが接触し出すように、インクミストカバー14と付勢部材15との位置関係が規定されている。
図15を用いて詳しく説明する。平行リンクの全ての支点が一直線に並ぶ直前に、手前側に変位したインクミストカバー14の先端部分が、付勢部材15の根元部分と当接する。その反作用力として、付勢部材15はインクミストカバー14の下端を奥側に向けて押す力Fを発生させる。上述したように、インクミストカバー14は操作部1と一体に構成されており、リンクの軸部41b、43bはインクミストカバー14に支持されている。そのため、力Fにより、軸部43bは略上方向(同相モード)の付勢力を受けて、後リンクアーム43が逆相モードへの移行することが抑止される。
このように、平行リンク機構の全ての支点が略一直線になるときには、付勢部材15の働きでインクミストカバー14が逆相モードにならないような付勢力を受けるので、平行リンク機構のより確実な動作が実現する。
図14、図16、図17を用いて、操作部1と装置本体内に設けられた制御部(制御回路基板)との間の電気ケーブルの引き回しについて説明する。操作部1に設けられた各種の電子部品(表示器、キー、ランプなど)を駆動するために、操作部1と制御部とは信号線としてFFC16(フレキシブルフラットケーブル)で接続されている。
操作部1の開閉に伴って、FFC16もその動きに追従して変形させる必要がある。FFC16の屈曲Rがあまりにも小さいと、変形を繰り返すと金属疲労によりFFC16が断線する懸念が生じる。また、FFC16が目立つ場所を通っていると、静電気が帯電したユーザの手がFFC16に触れて、放電で制御部や操作部の誤動作が起きる懸念もある。
これを回避するため、操作部1が全閉状態もなっても(図14(a))、FFC16は金属疲労が起きない程度の屈曲R(R=5mm程度)を持つようにしている。操作部1が全開状態(図16、図17)では、FFC16は変形が緩和され、ゆるやかに撓んだ形状になる。このとき、左前リンクアーム41の張り出し41d、およびインクミストカバー14の背後にFFC16の手前に配置される。そのため、これらが防護壁となってユーザがFFC16に手を触れてしまうことを抑止する。さらに、図17に示すように、FFC16の背後(装置の奥側)にはシート部材17を設けている。シート部材17により、ユーザが裏側から指を入れてFFCに触れることを抑止する。
以上の実施形態のプリント装置は、筐体に対して開閉することが可能に設けられた操作部を有し、操作部を開けると、操作部がスキャナのカバーの開閉を干渉する位置に移動し、且つ、プリント部の少なくとも一部が露出する。そのため、装置内部のメンテナンスが容易であるとともに、メンテナンス中にスキャナのカバーが不用意に開けられることを防ぐことができる。
また、操作部は筐体に対して平行リンク機構で連結され、開閉の際には操作部のパネル面および表示面がほぼ平行を保って移動する。そのため、移動中にもパネル面および表示面の角度が変わらず、ユーザにとっての違和感がない。そして、ユーザは表示部に表示されるメンテナンスのための情報を見ながら容易にメンテナンス作業に行うことができる。
1 操作部
2 スキャナ部
2a 押圧カバー
3 プリント部
32 蓋部
41 左前リンクアーム
42 右前リンクアーム
43 後リンクアーム

Claims (16)

  1. 筐体の内部に設けられたプリント部と、
    前記プリント部の上に設けられた、原稿を押圧するカバーを含むスキャナ部と、
    前記筐体に対して開閉することが可能に設けられた操作部と、
    を有し、ユーザが前記操作部を開けると、前記操作部が前記カバーの開閉を干渉する位置に移動し、且つ、前記プリント部の少なくとも一部が露出する開口が現れて、ユーザは前記開口から前記筐体の内部における前記プリント部のメンテナンスを行なうことが可能となることを特徴とするプリント装置。
  2. 前記操作部は前記筐体に対して平行リンク機構で連結され、開閉の際には前記操作部がほぼ平行を保って移動することを特徴とする、請求項1に記載のプリント装置。
  3. 前記平行リンク機構は4つのアームを含み、装置手前側の2つのアームは独立しており、装置奥側の2つのアームは一体化されていることを特徴とする、請求項2に記載のプリント装置。
  4. 前記アームの端部には軸部が形成され、前記操作部が開閉する際に軸部が抜けないような位相を持ったフックが前記軸部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のプリント装置。
  5. 前記平行リンク機構の動きが逆相モードにならないように付勢する付勢部材を有することを特徴とする、請求項3に記載のプリント装置。
  6. 前記操作部から引き出される電気ケーブルが、前記装置手前側のアームの1つの背後を通って引き回されていることを特徴とする、請求項3に記載のプリント装置。
  7. 前記筐体の手前に開閉することが可能であり、開けた状態において前記プリント部で用いるシートを支持する蓋部をさらに有し、
    前記操作部と前記蓋部をともに開けた状態で、露出した前記プリント部の少なくとも一部にユーザがアクセスすること可能であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載のプリント装置。
  8. 前記蓋部を開けるとユーザが前記操作部を開けるための手掛かり部が現れ、前記蓋部を閉めると前記手掛かり部は前記蓋部で隠れることを特徴とする、請求項7に記載のプリント装置。
  9. 前記蓋部にはシートを支持するための延長部が収納されており、前記蓋部を開けると前記延長部は回動して前記蓋部の中から飛び出し、前記蓋部を閉じると前記延長部は回動して前記蓋部の中に収納されることを特徴とする、請求項7または8に記載のプリント装置。
  10. 前記操作部の底部に前記操作部の開閉とともに移動する隔壁が設けられており、
    前記操作部を閉じ且つ前記蓋部を開けて前記プリント部でプリントするとき、発生するインクミストは、前記隔壁によって遮られ、装置外への漏れ出すことが抑制されることを特徴とする、請求項7から9のいずれか1項に記載のプリント装置。
  11. 前記カバーの内側に衝撃吸収体が取り付けられており、前記カバーを開けた状態で前記操作部を開けて次いで前記カバーを閉じると、前記衝撃吸収体が前記操作部の一部に当接することを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載のプリント装置。
  12. 筐体の内部に設けられたプリント部と、
    前記プリント部の上に設けられたスキャナ部と、
    前記筐体に対して開閉することが可能に設けられた、表示面を有する操作部と、
    を備え、
    前記操作部は前記筐体に対して平行リンク機構で連結され、開閉の際には前記表示面がほぼ平行を保って移動するものであり、ユーザが前記操作部を開けると前記プリント部の少なくとも一部が露出する開口が現れて、ユーザは前記開口から前記筐体の内部における前記プリント部のメンテナンスを行なうことが可能となることを特徴とするプリント装置。
  13. 前記筐体の手前に開閉することが可能であり、開けた状態において前記プリント部で用いるシートを支持する蓋部をさらに有し、
    前記操作部と前記蓋部をともに開けた状態で、メンテナンスのために前記プリント部にアクセスすること可能であることを特徴とする、請求項12に記載のプリント装置。
  14. 前記蓋部を開けると、ユーザが前記操作部を開けるための手掛かり部が現れ、前記蓋部を閉めると前記手掛かり部は蓋部で隠れることを特徴とする、請求項13に記載のプリント装置。
  15. 前記蓋部にはシートを支持するための延長部が収納されており、前記蓋部を開けると前記延長部は回動して前記蓋部の中から飛び出し、前記蓋部を閉じると前記延長部は回動して前記蓋部の中に収納されることを特徴とする、請求項13または14に記載のプリント装置。
  16. 前記平行リンク機構の動きが逆相モードにならないように付勢する付勢部材を有することを特徴とする、請求項12から15のいずれか1項に記載のプリント装置。
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