JP2020175675A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この様な問題を回避する為には、外観を構成する各構成部材を高精度に形成することも考えられるが、この場合コストアップを招いてしまう。
特許文献3記載のインクジェットプリンターは、装置側面が画像読取装置の下縁と装置本体の上縁とによって水平な分割ラインが形成されている。
本態様によれば、前記筐体の側面には切り欠き部が形成され、前記切り欠き部を介して前記本体部の側面の一部が露呈するので、前記読み取り機構部(本体部)を開く際に前記本体部の側面に指を掛けることができ、操作性が向上する。
本態様によれば、前記切り欠き部を介して露呈する前記本体部の側面の一部は凹状に形成されているので、前記本体部の側面により一層指を掛け易くなり、操作性が向上する。
本態様によれば、前記切り欠き部は、前記記録機構部の両側面において、装置前面寄りに形成されているので、前記読み取り機構部(本体部)を開く際により小さい力で開くことができる。
<<<プリンターの概要>>>
図1を参照するに、プリンター10は、記録機構部12と、記録機構部12の上部に設けられた、「読み取り機構部」としてのスキャナ部14とを備えている。記録機構部12の装置前面側には操作部16が記録機構部12に対して回動(チルト)可能に設けられている。より具体的には、操作部16は記録機構部12に対して閉じた姿勢(図1参照)と、記録機構部12に対して装置前面側に回動した姿勢(図2参照)とを切換え可能に構成されている。操作部16には表示パネル等の表示手段18が設けられている。
また、図3及び図4に示すように記録機構部12の上部にはスキャナ部14が設けられている。スキャナ部14は、本体部30(図6参照)と、本体部30の上部に設けられた原稿台32(図6参照)と、「開閉体」としての原稿台カバー34とを備えている。原稿台32は、一例として透明なガラス板で形成され、その上面に原稿を載置可能に構成されている。
次いで、図3を参照して記録機構部12における被記録媒体の媒体搬送経路38について説明する。図3において符号Pが付された太い実線は、カセット40から排紙トレイ22までの媒体搬送経路38に沿って搬送される媒体の案内経路を示している。
図1、図7及び図8を参照するに、カセット40は記録機構部12の下部において、記録機構部12に着脱可能に設けられている。カセット40の装置奥行き方向前面側には、前面カバー20がカセット40に対して回動可能に取り付けられている。
操作部16は、記録機構部12の装置奥行き方向前面側に記録機構部12に対して回動可能に取り付けられている。本実施例において操作部16は、図1及び図5に示すように記録機構部12の横幅に相当する幅を有している。すなわち、操作部16が記録機構部12に対して閉じた姿勢を取ると、記録機構部12の装置前面の一部、本実施例の場合、装置前面の上部を構成する。
これは、後述するプリンター94(図17参照)やプリンター100(図18参照)でも同様である。
図9ないし図11を参照するに、記録機構部12の背面側には、記録機構部12に対して着脱可能なユニット体68が取り付けられている。本実施例において、ユニット体68は、反転ローラー44、従動ローラー46b、46cを備えている。そして、ユニット体68は、記録機構部12に取り付けられた状態において、媒体搬送経路38の一部を構成している。
次いで図12ないし図16を参照して記録機構部12の構成について説明する。図12を参照するに、本実施例において記録機構部12の上部には、スキャナ部14と上面カバー24とが設けられている。そして、本実施例では、図1及び図9に示すように、プリンター10の上面をスキャナ部14の原稿台カバー34及び上面カバー24により構成している。
(1)本実施例において、プリンター10は、記録機構部12の上部にスキャナ部14を設ける構成としたが、この構成に代えて、スキャナ部14を設けない構成、すなわちプリンター機能のみの構成としてもよい。
(2)また、プリンター10において装置高さ方向の寸法を変更してもよい。図17は、装置高さ方向の寸法を大きくしたプリンター94を示している。本実施例では、前面カバー96及び側面側外装部材98の装置高さ方向における寸法を前面カバー20及び側面側外装部材76A、76Bの装置高さ方向における寸法よりも大きくすることでプリンター94の筐体78の装置高さ方向の寸法を変更できる。つまり、前面カバー20及び側面側外装部材76A、76Bを交換するだけで、プリンター94の筐体78の装置高さ方向の寸法変更が可能である。この様な寸法変更は、例えば用紙を収容するカセット40の用紙収容可能枚数を増やす様な設計変更の際に適用できる。
(3)本実施例において、プリンター10の上部に上面カバー24及び原稿台カバー34をプリンター10に対して回動可能に取り付けた構成としたが、この構成に代えて、図18に示すようにプリンター100の上部を原稿台カバー34のみで覆う構成としてもよい。
(4)本実施例において、図1及び図2に示すように前面カバー20が、前面側外装部材74Aの下部に設けられたインターフェース部63を覆う構成とし、そしてインターフェース部63は上記実施例では赤外線通信用窓62及び外部機器接続口64で構成されている。但しこれは一実施例であり、インターフェース部63を、一例としてカード状の記憶媒体を挿入可能なスロットで構成しても良いし、或いは当該スロット、赤外線通信用ポート(窓)、外部機器との接続インターフェース(接続口:例えばUSBなど)、などのいずれか一つ或いは二以上を組み合わせて構成しても良い。
これは、プリンター94(図17参照)やプリンター100(図18参照)でも同様である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
Claims (10)
- 被記録媒体に記録を行う記録手段を備える記録機構部と、
前記記録機構部の上部において前記記録機構部に対し回動することにより前記記録機構部の上部を開閉する、原稿を読み取る読み取り機構部と、を備え、
前記読み取り機構部は、原稿を載置する原稿台を備えた本体部と、
前記原稿台を開閉する開閉体と、を備え、
前記読み取り機構部が閉じた状態において、少なくとも前記本体部は前記記録機構部の筐体の内側に入り込む、ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記筐体の側面には切り欠き部が形成され、
前記切り欠き部を介して前記本体部の側面の一部が露呈する、ことを特徴とする記録装置。 - 請求項2に記載の記録装置において、前記切り欠き部を介して露呈する前記本体部の側面の一部は凹状に形成されている、ことを特徴とする記録装置。
- 請求項2または請求項3に記載の記録装置において、前記読み取り機構部の回動軸は、装置背面寄りに設けられ、
前記切り欠き部は、前記記録機構部の両側面において、装置前面寄りに形成されている、ことを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
装置前面側に設けられた、チルト可能な操作部と、を備え、
前記操作部は、装置の横幅に相当する幅を有する、ことを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置において、装置前面側にインターフェース部を備え、
前記操作部を閉じることにより前記操作部が前記インターフェース部を覆い、前記操作部を開くことにより前記インターフェース部が露呈する、ことを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
装置前面側から引き出し可能な、被記録媒体を収容するカセットと、を備え、
前記カセットは、装置前面の少なくとも一部を開閉する前面カバーを備え、
前記前面カバーは、装置の横幅に相当する幅を有する、ことを特徴とする記録装置。 - 請求項7に記載の記録装置において、装置上部の背面側に、被記録媒体をセットするセット口と、
前記セット口を覆う上面カバーと、を備え、
前記上面カバーは、装置の横幅に相当する幅を有する、ことを特徴とする記録装置。 - 請求項8に記載の記録装置において、装置上部に、原稿を読み取る読み取り機構部を備え、
前記読み取り機構部は、原稿を載置する原稿台を開閉する原稿台カバーを備え、
前記原稿台カバーの上面と前記上面カバーの上面とが面一に形成される、ことを特徴とする記録装置。 - 請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の記録装置において、装置前面側にインターフェース部を備え、
前記前面カバーを閉じることにより前記前面カバーが前記インターフェース部を覆い、前記前面カバーを開くことにより前記インターフェース部が露呈する、ことを特徴とする記録装置。
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