JP2002307669A - キャリッジユニット - Google Patents

キャリッジユニット

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JP2002307669A
JP2002307669A JP2001111658A JP2001111658A JP2002307669A JP 2002307669 A JP2002307669 A JP 2002307669A JP 2001111658 A JP2001111658 A JP 2001111658A JP 2001111658 A JP2001111658 A JP 2001111658A JP 2002307669 A JP2002307669 A JP 2002307669A
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ink
carriage unit
carriage
compartments
cartridges
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JP2001111658A
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English (en)
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Masato Tamehira
正人 為平
Shinji Sugita
慎二 杉田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、インクの種類数に関係なくキャリッ
ジ幅を一定にすることができ、延いてはインクジェット
プリンタの大型化を避けることができるキャリッジユニ
ットを提供する。 【解決手段】このキャリッジユニット1には、複数色の
インクを個別に収容する複数のインクカートリッジ11
1〜116と、複数色のインクを印刷対象物に吐出する
インクヘッド12とが備えられている。なお、符号3は
保持シャフトを示す。インクカートリッジ111〜11
6は、各々独立しており、保持シャフト3と直行する方
向に積層して配されている。インクヘッド12はキャリ
ッジユニット1下部に設けられ、キャリッジユニット1
の背面部には、インクカートリッジ111〜116とイ
ンクヘッド12とを連結するインク搬送部13が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに用いられるキャリッジユニットの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、印刷機においてカラープリンタが
主流であり、一般消費者の間では、廉価であるインクジ
ェットプリンタが多く用いられている。
【0003】従来のインクジェットプリンタを図10お
よび図11に示す。図10は、インクジェットプリンタ
の概略斜視図であり、図11は、図10に示すインクジ
ェットプリンタのA−A線断面図である。
【0004】このインクジェットプリンタ6には、印刷
対象物aを配する給紙トレイ61と、印刷対象物aを搬
送する搬送路62と、印刷を行うキャリッジユニット6
3と、印刷された印刷対象物aを配する排紙トレイ64
と、全体を制御する制御部(図示省略)とが設けられて
いる。なお、符号611はピックアップローラ、符号6
21はPS(PaperStop)ローラ、符号622
はスターホイール、符号623は排出ローラ、符号65
は保持シャフトを示す。
【0005】前記給紙トレイ61は本体背面に設けら
れ、前記排紙トレイ64は本体前部に設けられ、給紙ト
レイ61と排紙トレイ64とが搬送路62を介して連結
されている。この搬送路62はインクジェットプリンタ
6内部下面に沿って形成され、搬送路62上空部には保
持シャフト65が印刷対象物aの搬送方向と直行する方
向に設けられている。
【0006】前記給紙トレイ61には、制御部から受け
る給紙命令に応じて一枚ずつ印刷対象物を取り出すピッ
クアップローラ611が設けられている。
【0007】前記搬送路62には、制御部から受ける印
刷命令に応じて印刷対象物aを印刷領域まで送り出すな
ど印刷対象物aの搬送を制御するPSローラ621と、
印刷対象物aに吐出されたインクが他の部材に付着する
のを防ぐスターホイール622と、印刷された印刷対象
物aを排紙トレイに送る排出ローラ623とが設けられ
ている。
【0008】前記保持シャフト65には、保持シャフト
65を軸にして双方向に走査するキャリッジユニット6
3が備えられている。また、保持シャフト65の両端部
にはキャリッジユニット63が停止する第1ホームポジ
ション(図示省略)および第2ホームポジション(図示
省略)が設けられ、この両端部は搬送路62上空部から
外れたところに位置している。なお、キャリッジユニッ
ト63は最初、第1ホームポジションに配されている。
【0009】前記キャリッジユニット63には、インク
を収容しているインクカートリッジ631と、インクを
吐出するインクヘッド632とが設けられ、制御部と搬
送ベルト(図示省略)を介して接続されている。なお、
搬送ベルトは制御部の搬送命令に応じてキャリッジユニ
ット63を走査させるものである。
【0010】上記構成要素を用いて、インクジェットプ
リンタ6の動作を詳説する。まず、印刷対象物aの搬
送、すなわち給紙から排紙までを詳説する。
【0011】給紙トレイ61に印刷対象物aを配する。
給紙トレイ61に配した印刷対象物aは、ピックアップ
ローラ611により取り出されて搬送路62に送られ
る。送られた印刷対象物aはPSローラ621により最
初の印刷領域(キャリッジユニット63が第1ホームポ
ジションと第2ホームポジションとの間を一往復走査す
る間に印刷対象物aにインクを吐出することができる領
域)まで送られて、最初の印刷が行われる。最初の印刷
が終わると、印刷対象物aは次の印刷領域までPSロー
ラ621により送られる。以下、同様の動作を繰り返し
て、印刷対象物aに所望のデータが印刷される。印刷さ
れた印刷対象物aは、排出ローラ623およびスターホ
イール622により排紙トレイ64に送られて、排紙ト
レイ64に配される。
【0012】次に、印刷工程を詳説する。印刷対象物a
が上記最初の印刷領域まで送られると、第1ホームポジ
ションに配されているキャリッジユニット63が、制御
部からの印刷および搬送命令により起動する。キャリッ
ジユニット63はインクヘッド632から印刷対象物a
にインクを吐出しながら保持シャフト65上を走査す
る。キャリッジユニット63は一方向を走査し終えると
第2ホームポジションで停止する。その後、PSローラ
621により印刷対象物aが次の印刷領域まで送られる
とともにキャリッジユニット63が再び第1ホームポジ
ションまで走査する。双方向を走査し終えるとキャリッ
ジユニット63は第1ホームポジションで停止する。以
下、同様の動作を繰り返して、印刷対象物aに所望のデ
ータが印刷される。このようにインクジェットプリンタ
6では、一枚の印刷対象物aに対して一回ではなく数回
に分けてインクを吐出させることで印刷が行われる。
【0013】ところで、カラー印刷を行うためには、数
種類のインクが必要である。インクを収容しているイン
クカートリッジを備えた従来のキャリッジユニットを図
12(a)および図12(b)に示す。図12(a)お
よび図12(b)はキャリッジユニットの概略一部断面
図である。なお、図12(a)と図(b)との相違点
は、用いるインクの数の違いのみであり、他の構造は同
一であるため、同一構成要素には同一符号を付し、説明
を省略する。
【0014】図12(a)に示すように、前記キャリッ
ジユニット7は、インクが収容されている複数のインク
カートリッジ71と、インクを吐出するインクヘッド7
2とを備えている。なお、符号9は保持シャフトを示
す。
【0015】このキャリッジユニット7では4種類のイ
ンクがインクカートリッジ713〜716に収納されて
いる。4種類のインクが収容されているカートリッジ7
13〜716を詳説すると、シアンインク(以下、Cイ
ンクと略す)カートリッジ713、マゼンタインク(以
下、Mインクと略す)カートリッジ714、黄(インク
以下、Yインクと略す)カートリッジ715および黒イ
ンク(以下、Bkインクと略す)カートリッジ716で
ある。
【0016】複数のインクカートリッジ713〜716
をキャリッジユニット7に配する時、複数のインクカー
トリッジ713〜716を保持シャフト9と並行する方
向に沿って配する。配したインクカートリッジ713〜
716に収容されているインクは、インクカートリッジ
713〜716の下面部に設けられた流出部(図示省
略)からインクヘッド72に流出される。流出されたイ
ンクはインクヘッド72の下面から印刷対象物に吐出さ
れて、印刷対象物に所望のデータが印刷される。
【0017】このように4種類のインクを用いること
で、カラー印刷が可能になる。
【0018】また、図12(b)に示すように、キャリ
ッジユニット8では6種類のインクがインクカートリッ
ジ811、812、713、714、715および71
6に収納されている。6種類のインクが収容されている
カートリッジ811、812、713、714、715
および716を詳説すると、ライトシアンインク(以
下、cインクと略す)カートリッジ811、ライトマゼ
ンタインク(以下、mインクと略す)カートリッジ81
2、Cインクカートリッジ713、Mインクカートリッ
ジ714、Yインクカートリッジ715およびBkイン
クカートリッジ716である。このキャリッジユニット
8は、図12(a)に示されたキャリッジユニット7と
同様な構造を有し、同様な方法でインクを印刷対象物に
吐出する。
【0019】キャリッジユニット8のように、6種類の
インクを用いることで、4種類のインクを用いた場合と
比べて、より鮮明なカラー印刷が可能になる。このよう
に、より多くの種類のインクを用いることで印刷対象物
に印刷される色の表現力が豊かになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12(a)
および図12(b)に示されるように、用いるインクの
種類が増えるほど、インクカートリッジの数が増すた
め、キャリッジユニットの本体幅(走査方向と同一方向
の幅)を広げる必要があることから、プリンタの大型化
を招来するといった問題があった。
【0021】すなわち、上述したようにインクジェット
プリンタに装填されたキャリッジユニットは、保持シャ
フト両端部に設けられた第1ホームポジションと第2ホ
ームポジションとの間を保持シャフトを軸にして走査さ
れる。そのため、キャリッジユニットのキャリッジ幅を
広げた場合、広げたキャリッジ幅だけ上記各ホームポジ
ションの幅(キャリッジユニット幅と同一方向の幅)も
広げる必要がある。この結果、インクジェットプリンタ
の横幅が大きくなる。
【0022】このように、インクの種類を増やせば鮮明
なカラー印刷が行えるようになる反面、インクジェット
プリンタの大型化は避けられない。
【0023】そこで、上記課題を解決するために本発明
は、インクの種類数に関係なくキャリッジ幅を一定にす
ることができ、延いてはインクジェットプリンタの大型
化を避けることができるキャリッジユニットを提供する
ことを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るキャリッジユニットは、印刷対象物の搬送
方向と直行する方向に走査されながら複数色のインクを
印刷対象物に吐出するキャリッジユニットにおいて、複
数色のインクを個別に収容する複数の隔室が、前記走査
方向と直行する方向に沿って配されたことを特徴とす
る。
【0025】この発明によれば、複数の隔室が走査方向
と直行する方向に沿って配されているので、インクの種
類が増え、その分隔室数が増加してもキャリッジユニッ
トは走査方向と直行する方向に拡大するだけであって、
走査方向には広がらない。この結果、複数色のインクを
個別に収納する複数の隔室の数に関係なくキャリッジ幅
を一定にすることが可能となる。
【0026】複数の上記隔室は積層して配されてもよ
い。または、複数の上記隔室は水平に並べて配されても
よい。
【0027】複数の上記隔室は、各々独立した挿脱自在
なインクカートリッジとされてもよい。
【0028】この場合、複数の隔室が各々独立した挿脱
自在なインクカートリッジとされているので、複数のイ
ンクカートリッジを個別に取出しおよび挿入することが
可能となる。
【0029】上記積層して配されている隔室と複数色の
インクを印刷対象物に吐出するインクヘッドとを連結
し、隔室に収容されているインクをインクヘッドに搬送
するインク搬送部が設けられてもよい。
【0030】この場合、隔室とインクヘッドとを連結す
るインク搬送部が設けられているので、隔室が積層され
てもインクをインクヘッドに導くことが可能となる。
【0031】上記隔室は、積層されている場合、上記イ
ンク搬送部側に傾斜されてもよい。
【0032】この場合、隔室はインク搬送部側が下がる
ように傾斜して配されているので、収容されているイン
クを傾斜下部から流出して、インクを無駄なく使用する
ことが可能となる。
【0033】上記隔室は、水平に並べて配されている場
合、その下部が傾斜して形成されてもよい。
【0034】この場合、隔室は下部が傾斜して形成され
るので、収容されているインクを下部から流出して、イ
ンクを無駄なく使用することが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、以下に示す各実施の
形態では、隔室として複数色のインクを個別に収容する
各々独立した挿脱自在なインクカートリッジを備えたキ
ャリッジユニットに本発明を適用した場合を示すが、こ
れに限定されるものではなく、収容するインクの色数に
対応した数の隔室を内蔵する1個のインクカートリッ
ジ、あるいはこのようなインクカートリッジと前記各々
独立したインクカートリッジとを混在させたキャリッジ
ユニットにも適用できるものである。
【0036】<実施の形態1>図1、図2、図3および
図4に実施の形態1に係るキャリッジユニット1を示
す。ここで、図1は、キャリッジユニット1の概略斜視
図であり、図2は、キャリッジユニット1の概略前面図
であり、図3および図4は、キャリッジユニット1の概
略側面図である。
【0037】このキャリッジユニット1には、複数色の
インクを個別に収容する複数のインクカートリッジ11
1〜116と、複数色のインクを印刷対象物に吐出する
インクヘッド12とが備えられている。なお、符号3は
保持シャフトを示す。
【0038】実施の形態1では6種類のインクがインク
カートリッジ111〜116に収納されている。6種類
のインクが収容されているインクカートリッジを詳説す
ると、ライトシアンインク(以下、cインクと略す)カ
ートリッジ111、ライトマゼンタインク(以下、mイ
ンクと略す)カートリッジ112、シアンインク(以
下、Cインクと略す)カートリッジ113、マゼンタイ
ンク(以下、Mインクと略す)カートリッジ114、黄
インク(以下、Yインクと略す)カートリッジ115お
よび黒インク(以下、Bkインクと略す)カートリッジ
116である。また、インクの種類はこれら6種類に限
らず、任意の色のインクを用いても構わない。
【0039】インクカートリッジ111〜116は、図
1に示すように各々独立しており、保持シャフト3と直
行する方向に積層して配されている。インクヘッド12
はキャリッジユニット1下部に設けられ、キャリッジユ
ニット1の背面部には、インクカートリッジ111〜1
16とインクヘッド12とを連結するインク搬送部13
が設けられている。
【0040】図3および図4に示すように、インクカー
トリッジ111〜116はインク搬送部13側に傾斜さ
れ、インク搬送部13にはインクカートリッジ111〜
116に収容されているインクをインクヘッド12に搬
送するインク搬送用パイプ131が設けられている。ま
た、インク搬送用パイプ131はインクカートリッジ1
11〜116に収容されている6種類のインクそれぞれ
に対応して設けられている。
【0041】次に、図4を用いて、インクカートリッジ
111〜116に収容されているインクの搬送を詳説す
る。
【0042】例えば、Cインクカートリッジ113の傾
斜下部には、Cインクが溜まっている(図示省略)。傾
斜下部に溜まっているCインクはインク搬送用パイプ1
31に流出される。インク搬送用パイプ131に流出さ
れたCインクは、インク搬送部13の直下に備えられた
インクヘッド12に搬送される。搬送されたCインクは
インクヘッド12で一時的に蓄積される。以下同様に、
cインク、mインク、Mインク、YインクおよびBkイ
ンクも、各々インクカートリッジ111、112、11
4、115および116からインク搬送用パイプ131
を通ってインクヘッド12で一時蓄積される。
【0043】図5にインクヘッド12を示す。なお、図
5は、キャリッジユニット1の概略下面図である。
【0044】インクヘッド12は、インク搬送用パイプ
131を通ってインクカートリッジ111〜116から
搬送された各インクを少量だけ蓄積するcインクタンク
121、mインクタンク122、Cインクタンク12
3、Mインクタンク124、Yインクタンク125およ
びBkインクタンク126と、これらcインクタンク1
21、mインクタンク122、Cインクタンク123、
Mインクタンク124、Yインクタンク125およびB
kインクタンク126に蓄積された各インクを印刷対象
物に吐出するノズル127を有する吐出口128とを設
けている。
【0045】前記cインクタンク121、mインクタン
ク122、Cインクタンク123、Mインクタンク12
4、Yインクタンク125およびBkインクタンク12
6は、キャリッジユニット1の走査方向と並行する方向
に沿って配され、前記ノズル127はcインクタンク1
21、mインクタンク122、Cインクタンク123、
Mインクタンク124、Yインクタンク125およびB
kインクタンク126下部に設けられている。また、図
5に示すように、吐出口128はキャリッジ幅より狭い
幅で形成されている。
【0046】インクヘッド12に搬送された各インク
は、cインクタンク121、mインクタンク122、C
インクタンク123、Mインクタンク124、Yインク
タンク125およびBkインクタンク126で少量だけ
蓄積される。キャリッジユニット1が保持シャフト3上
を走査されている間、蓄積された各インクが、Cインク
タンク123、cインクタンク121、Mインクタンク
124、mインクタンク122、Yインクタンク125
およびBkインクタンク126下部のノズル127から
印刷対象物に吐出され、印刷対象物に所望のデータが印
刷される。
【0047】このように、複数のインクカートリッジ1
11〜116が保持シャフト3と直行する方向に沿って
積層して配されているので、キャリッジユニットは保持
シャフトと直行する方向に拡大するだけであって、キャ
リッジ幅には広がらない。この結果、複数色のインクを
個別に収納する複数のインクカートリッジの数に関係な
くキャリッジ幅を一定にすることができる。
【0048】また、複数のインクカートリッジ111〜
116が独立して備えられているので、複数のインクカ
ートリッジ111〜116を個別に取出しおよび挿入す
ることができる。その上、インクカートリッジ111〜
116はインク搬送部13側が下がるように傾斜して配
されているので、インクカートリッジ111〜116に
収容されているインクを傾斜下部からインク搬送用パイ
プ131に流出して、収容されているインクを無駄なく
使用することができる。
【0049】<実施の形態2>この実施の形態2は、上
記実施の形態1と複数のインクカートリッジと、インク
カートリッジに収容されているインクの搬送経路との点
で異なるだけであり、他の構成およびインクの吐出は同
じである。したがって、実施の形態1と同様の構成要素
には同一の符号を付し、その説明およびインクの吐出に
ついての説明は省略する。
【0050】図6、図7、図8および図9に実施の形態
2に係るキャリッジユニット2を示す。なお、図6は、
キャリッジユニット2の概略斜視図であり、図7は、キ
ャリッジユニット2の概略前面図であり、図8は、キャ
リッジユニット2の概略側面図であり、図9は、キャリ
ッジユニット2の概略下面図である。
【0051】図6および図7に示すように、このキャリ
ッジユニット2は、上部にインクカートリッジ211〜
216を備え、下部にインクヘッド22を設けている。
なお、符号3は保持シャフトを示す。
【0052】実施の形態2では6種類のインクがインク
カートリッジ211〜216に収納されている。6種類
のインクが収容されているインクカートリッジを詳説す
ると、cインクカートリッジ211、mインクカートリ
ッジ212、Cインクカートリッジ213、Mインクカ
ートリッジ214、Yインクカートリッジ215および
Bkインクカートリッジ216である。また、インクの
種類はこれら6種類に限らず、任意の色のインクを用い
ても構わない。
【0053】複数のインクカートリッジ211〜216
は、各々独立しており、保持シャフト3と直行する方向
に沿って、水平に並べて配されている。その上、図8に
示すように、このインクカートリッジ21は下部が傾斜
して形成され、傾斜下端にインクヘッド22と接続する
インクパイプ217が形成されている。
【0054】また、図9に示すように、インクヘッド2
2は、インクパイプ217を介してインクカートリッジ
21から搬送された各インクを少量だけ蓄積するcイン
クタンク221、mインクタンク222、Cインクタン
ク223、Mインクタンク224、Yインクタンク22
5およびBkインクタンク226と、これらcインクタ
ンク221、mインクタンク222、Cインクタンク2
23、Mインクタンク224、Yインクタンク225お
よびBkインクタンク226に蓄積された各インクを印
刷対象物に吐出するノズル227を有する吐出口228
とを設けている。この吐出口228は、保持シャフト3
近傍であって、キャリッジ幅より狭い幅で形成されてい
る。
【0055】インクカートリッジ211〜216に収容
されているインクは、インクパイプ217を介してイン
クヘッド22に流出され、インクヘッド22のノズル2
27から印刷対象物に吐出される。
【0056】このように、複数のインクカートリッジ2
11〜216が保持シャフト3と直行する方向に沿っ
て、水平に並べて配されているので、キャリッジユニッ
トは保持シャフトと直行する方向に拡大するだけであっ
て、キャリッジ幅には広がらない。この結果、複数色の
インクを個別に収納する複数のインクカートリッジの数
に関係なくキャリッジ幅を一定にすることができる。
【0057】また、複数のインクカートリッジ211〜
216が独立して備えられているので、複数のインクカ
ートリッジ211〜216を個別に取出しおよび挿入す
ることができる。その上、インクカートリッジ211〜
216は下部が傾斜して形成され、傾斜下端にインクヘ
ッド22と接続されるインクパイプ217が形成されて
いるので、実施の形態1のようにインク搬送用パイプ1
31をキャリッジユニット2に設けなくても、インクカ
ートリッジ211〜216に収容されているインクをイ
ンクパイプ217からインクヘッド22に流出すること
ができ、収容されているインクを無駄なく使用すること
ができる。そのため、キャリッジユニットの内部構造を
簡略することができる。
【0058】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、インクの種類数に関係なくキャリッジ幅を一定にす
ることができ、延いてはインクジェットプリンタの大型
化を避けることができる。
【0059】すなわち、用いるインクの種類が増えるほ
ど、インクカートリッジの数が増すが、キャリッジユニ
ットの本体幅を広げる必要がなくなったので、インクの
種類を増やして鮮明なカラー印刷を行うとともにインク
ジェットプリンタの大型化を避けることができる。
【0060】詳しくは、この発明によれば、複数の隔室
が走査方向と直行する方向に沿って配されているので、
インクの種類が増え、その分隔室数が増加してもキャリ
ッジユニットは走査方向と直行する方向に拡大するだけ
であって、走査方向には広がらない。そのため、複数色
のインクを個別に収納する複数の隔室の数に関係なくキ
ャリッジ幅を一定にすることができる。
【0061】また、複数の隔室が複数色のインクを個別
に収容するので、複数の隔室を個別に取出しおよび挿入
することができる。その上、隔室は一端部を最下部にす
るように備えられて隔室に収容されているインクを最下
部から流出させるので、隔室に収容されているインクを
無駄なく使用することができる。
【0062】また、隔室とインクヘッドとを連結するイ
ンク搬送部が設けられているので、隔室が積層されても
インクをインクヘッドに導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すキャリッジユニッ
トの概略斜視図。
【図2】本発明の実施の形態1を示すキャリッジユニッ
トの概略前面図。
【図3】本発明の実施の形態1を示すキャリッジユニッ
トの概略側面図。
【図4】本発明の実施の形態1を示す、インク搬送部と
インクヘッドとの要部を公開したキャリッジユニットの
概略側面図。
【図5】本発明の実施の形態1を示すキャリッジユニッ
トの概略下面図。
【図6】本発明の実施の形態2を示すキャリッジユニッ
トの概略斜視図。
【図7】本発明の実施の形態2を示すキャリッジユニッ
トの概略前面図。
【図8】本発明の実施の形態2を示す、インクカートリ
ッジとインクヘッドとの要部を公開したキャリッジユニ
ットの概略側面図。
【図9】本発明の実施の形態2を示すキャリッジユニッ
トの概略下面図。
【図10】従来のインクジェットプリンタの概略斜視
図。
【図11】図10に示す従来のインクジェットプリンタ
のA−A線断面図。
【図12】図12(a)は、4種類のインクを収容して
いる複数のインクカートリッジを備えた従来のキャリッ
ジユニットの概略前面図、図12(b)は、6種類のイ
ンクを収容している複数のインクカートリッジを備えた
従来のキャリッジユニットの概略前面図。
【符号の説明】
1、2 キャリッジユニッ
ト 111〜116、211〜216 インクカートリッ
ジ 12、22 インクヘッド 13 インク搬送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA23 FA10 HA07 HA37 KC04 KC22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷対象物の搬送方向と直行する方向に走
    査されながら複数色のインクを印刷対象物に吐出するキ
    ャリッジユニットにおいて、 複数色のインクを個別に収容する複数の隔室が、前記走
    査方向と直行する方向に沿って配されたことを特徴とす
    るキャリッジユニット。
  2. 【請求項2】複数の前記隔室は積層して配されたことを
    特徴とする請求項1記載のキャリッジユニット。
  3. 【請求項3】複数の前記隔室は水平に並べて配されたこ
    とを特徴とする請求項1記載のキャリッジユニット。
  4. 【請求項4】複数の前記隔室は、各々独立した挿脱自在
    なインクカートリッジとされたことを特徴とする請求項
    1、2または3記載のキャリッジユニット。
  5. 【請求項5】前記積層して配されている隔室と複数色の
    インクを印刷対象物に吐出するインクヘッドとを連結
    し、隔室に収容されているインクをインクヘッドに搬送
    するインク搬送部が設けられたことを特徴とする請求項
    2記載のキャリッジユニット。
  6. 【請求項6】前記隔室は前記インク搬送部側に傾斜され
    たことを特徴とする請求項5記載のキャリッジユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】前記隔室はその下部が傾斜して形成された
    ことを特徴とする請求項3記載のキャリッジユニット。
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