JP6879452B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を噴射する液体噴射装置に関する。
液体を噴射する液体噴射装置の一例として、インクジェットプリンターがある。インクジェットプリンターには、液体の一例であるインクを噴射する液体噴射部としての記録ヘッドを備えるとともに所定方向に移動可能なキャリッジを備えた、所謂シリアル式のインクジェットプリンターがある。
また更に、インクジェットプリンターには、インクを収容するインク収容容器をキャリッジに搭載するものと、インク収容容器をキャリッジの外部に備えるものとがある。キャリッジ外部にインク収容容器を備えるものは、インク収容容器とキャリッジ(記録ヘッド)とが、インク供給用のチューブ(以下「インクチューブ」と言う)によって接続される。
インクチューブは、キャリッジから延出した後、湾曲部を形成するように折り返され、インク収容容器に向かうよう取り回しされる。そしてインクチューブは、キャリッジの移動動作に追従して変形することとなる。
特許文献1には、キャリッジの移動方向に延設されたチューブガイドに対し固定部材によってインクチューブを固定する構成が開示されている。インクチューブはキャリッジの移動に伴い、チューブガイドに押し当たりながら湾曲部の形成位置が移動する構成となる。
特開2012−076224号公報
近年、装置にはより一層の小型化が求められており、装置の小型化を図ると、インクチューブを取り回すことのできる空間も小さくなる。
その反面、装置の組立時にはインクチューブに余分な長さ(以下、「余長」と言う)が生じる場合があり、その余長を収容できるスペースが設けられていることが好ましい。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、装置の小型化と、インクチューブの余長を収容するスペースの確保と、の両立を図ることにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る液体噴射装置は、媒体に液体を噴射するノズルを有する液体噴射ヘッドを備えるとともに、前記液体噴射ヘッドの走査方向に往復動するキャリッジユニットと、前記液体噴射ヘッドから噴射する液体を収容可能であり、前記キャリッジユニットとは別の設置場所に設けられる液体収容容器と、前記キャリッジユニットに接続され、前記液体収容容器から送られる液体を前記キャリッジユニットに供給するチューブと、を備え、前記キャリッジユニットは、前記チューブが撓んで入り込むことが可能な撓み空間を、前記キャリッジユニットの移動方向と交差する方向である媒体搬送方向の端部寄りに備えることを特徴とする。
仮に、前記撓み空間を媒体搬送方向において前記キャリッジユニットの中央寄りに設けると、前記キャリッジユニットの本体部の容量、即ち前記キャリッジユニットが液体を貯留可能な容量を、前記撓み空間が侵食する為、前記キャリッジユニットを全体的に大型化せざるを得ない場合がある。
しかしながら本態様によれば、前記キャリッジユニットは、前記撓み空間を、前記キャリッジユニットの移動方向と交差する方向である媒体搬送方向の端部寄りに備えるので、前記撓み空間が前記キャリッジユニットの本体部の容量を侵食せず、或いは侵食しても最小限に抑えることができ、ひいては前記キャリッジユニットの大型化を回避できる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記撓み空間は、前記ノズルが設けられたノズル面と交差する方向に前記チューブが撓んで入り込むことが可能な空間であることを特徴とする。
本態様によれば、前記撓み空間は、前記ノズルが設けられたノズル面と交差する方向に前記チューブが撓んで入り込む空間であるので、前記ノズル面と平行な面に対して前記キャリッジユニットを投影した際の当該キャリッジユニットの大きさを抑制できる。その結果、多くの場合、液体噴射装置の奥行き方向寸法を抑制できる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記撓み空間は、前記キャリッジユニットの筐体によって形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記撓み空間は、前記キャリッジユニットの筐体によって形成されているので、前記撓み空間を形成する為の部材を別途設ける必要がなく、前記キャリッジユニットのコストアップを抑制できる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記液体収容容器と前記キャリッジユニットとの間に複数の液体流路を形成する複数の前記チューブを備え、前記撓み空間は、複数の前記チューブが並んで入り込むことが可能な幅を有することを特徴とする。
本態様によれば、前記撓み空間は、複数の前記チューブが並んで入り込むことが可能な幅を有するので、複数の前記チューブの間で余長にばらつきが生じても、前記撓み空間でそのバラツキを吸収できる。
例えば、一本のチューブについて余長処理の必要がなく(前記撓み空間の利用の必要がなく)、しかしながら他のチューブについて処理すべき余長が長くなった場合、処理すべき余長が長くなったチューブについて前記撓み空間内で充分に撓ませることができる。
本発明の第5の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記キャリッジユニットの移動に伴う前記チューブの変形を規制する、前記キャリッジユニットの移動方向に沿って延設されたガイド部と、前記液体収容容器と前記キャリッジユニットとの間に複数の液体流路を形成する複数の前記チューブを備え、複数の前記チューブは、前記ガイド部上において並べて設けられ、一の前記チューブは、前記ガイド部上の少なくとも一箇所において、第1チューブと第2チューブとが接続部材によって接続されて成り、前記接続部材は、複数の前記チューブのうち少なくとも一部を接続する第1接続部材と、他の前記チューブを接続する第2接続部材と、を備えて構成され、前記第1接続部材および前記第2接続部材は、前記ガイド部の延設方向において位置をずらして配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記接続部材は、複数の前記チューブのうち少なくとも一部を接続する第1接続部材と、他の前記チューブを接続する第2接続部材と、を備えて構成され、前記第1接続部材と前記第2接続部材は、前記ガイド部の延設方向において位置をずらして配置されているので、複数の前記チューブを並べる際に並び方向の寸法の大型化を抑制できる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記チューブを前記ガイド部に対して固定する固定部材を複数備え、前記接続部材は、複数の前記固定部材の間に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記チューブを前記ガイド部に対して固定する固定部材を複数備え、前記接続部材は、複数の前記固定部材の間に設けられるので、前記接続部材が前記チューブの可動部(前記キャリッジユニットの移動に伴い変形する部分)に設けられる構成に比して、前記可動部の挙動を安定させることができるとともに、前記接続部材から前記チューブが外れるといった不具合を回避できる。
本発明の第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記撓み空間を第1の撓み空間として、前記キャリッジユニットが移動可能領域における一方側の端部に位置した状態における当該キャリッジユニットの少なくとも一部の下側に、前記チューブが撓んで入り込むことが可能な第2の撓み空間を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1の撓み空間に加え、前記第2の撓み空間を更に備えるので、前記チューブの余長処理の自由度が更に向上する。
加えて、前記第2の撓み空間は、前記キャリッジユニットが移動可能領域における一方側の端部に位置した状態における当該キャリッジユニットの少なくとも一部の下側に位置するので、前記キャリッジユニットの移動方向における装置寸法を抑制できる。
本発明に係るプリンターの外観斜視図。 操作部を装置奥行き方向前面側に回動させた状態におけるプリンターの外観斜視図。 スキャナー部及びインクタンクのカバーを装置本体に対して開状態とした際のプリンターの外観斜視図。 装置本体の外観斜視図。 装置高さ方向において斜め下方側から見たキャリッジの斜視図。 装置奥行き方向背面側から見た装置本体の外観斜視図。 装置本体においてホームポジションに位置するキャリッジの斜視図。 キャリッジの筐体の斜視図。 図8におけるA−A断面の断面図。 図8におけるB−B断面の断面図。 装置本体に設けられたガイド部の斜視図。 ガイド部にチューブを固定する固定部材の断面図。 キャリッジの移動領域とガイド部に設けられた固定部材との関係を示す装置本体の平面図。 ガイド部におけるインクチューブを接続する接続部の配置状態を示すガイド部の斜視図。 装置本体に設けられた第2の撓み空間の斜視図。 インクタンクから延びるインクチューブが第2の撓み空間を通っている状態におけるインクタンク部の斜視図。 キャリッジがホームポジションに位置する際における第1チューブ案内部と第2の撓み空間の斜視図。 ガイド部におけるインクチューブを接続する接続部の配置状態の変更例を示すガイド部材の斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターの外観斜視図であり、図2は操作部を装置奥行き方向前面側に回動させた状態におけるプリンターの外観斜視図であり、図3はスキャナー部及びインクタンクのカバーを装置本体に対して開状態とした際のプリンターの外観斜視図であり、図4は装置本体の外観斜視図であり、図5は装置高さ方向において斜め下方側から見たキャリッジの斜視図であり、図6は装置奥行き方向背面側から見た装置本体の外観斜視図である。
図7は装置本体においてホームポジションに位置するキャリッジの斜視図であり、図8はキャリッジの筐体の斜視図であり、図9は図8におけるA−A断面の断面図であり、図10は図8におけるB−B断面の断面図であり、図11は装置本体に設けられたガイド部の斜視図であり、図12はガイド部にチューブを固定する固定部材の断面図であり、図13はキャリッジの移動領域とガイド部に設けられた固定部材との関係を示す装置本体の平面図である。
図14はガイド部におけるインクチューブを接続する接続部の配置状態を示すガイド部の斜視図であり、図15は装置本体に設けられた第2の撓み空間の斜視図であり、図16はインクタンクから延びるインクチューブが第2の撓み空間を通っている状態におけるインクタンク部の斜視図であり、図17はキャリッジがホームポジションに位置する際における第1チューブ案内部と第2の撓み空間の斜視図であり、図18はガイド部におけるインクチューブを接続する接続部の配置状態の変更例を示すガイド部材の斜視図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向がキャリッジの主走査方向(移動方向)、すなわち記録装置の幅方向、Y方向が記録装置の奥行き方向、Z方向が装置高さ方向を示している。尚、各図において+X方向側を装置左側とし、−X方向側を装置右側とし、+Y方向を装置前面側とし、−Y方向側を装置背面側とし、+Z軸方向側を装置上方側とし、−Z軸方向側を装置下方側とする。
■■■第1の実施例■■■■
<<<プリンターの概要>>>
図1ないし図4、及び図6を参照して「液体噴射装置」の一例としてのプリンター10について説明する。プリンター10は、装置本体12と、装置本体12に対して回動可能に装置本体12の上部に配置されたスキャナー14とを備えている。
装置本体12の装置奥行き方向前面側には、操作パネル16が設けられている。操作パネル16には、図1ないし図4に示すように液晶パネル等の表示手段と、複数の入力用ボタンやスイッチ等を備える入力手段とが設けられている。そして、操作パネル16は、図2に示すように装置本体12に対して装置奥行き方向前面側に回動可能に取り付けられている。
また、図2に示すように操作パネル16が装置本体12に対して装置奥行き方向前面側に回動した状態となると、装置本体12に格納されている媒体排出トレイ18が露呈する。媒体排出トレイ18は、装置本体12内に格納された位置(図2実線部参照)と、装置本体12から装置奥行き方向前面側に引き出された位置(図2二点鎖線部参照)との間を進退可能に構成されている。
また、図4及び図6を参照するに、装置奥行き方向において、操作パネル16の背面側には、プリンター10における駆動要素に電力を供給する、装置幅方向に延びる電源部20が配置されている。また、電源部20は装置本体12内に設けられている不図示の制御部に電力を供給している。
また、装置本体12において媒体排出トレイ18の装置高さ方向下方側には、媒体を収容可能な媒体収容部22が装置本体12に対して装置奥行き方向前面側から挿抜可能に装着されている。
また、図3を参照するにスキャナー14は、装置奥行き方向背面側を回動支点として装置本体12に対して回動可能に構成されており、装置本体12に対して閉じた姿勢(図1及び図2参照)と開いた姿勢(図3参照)とを切換可能である。
また、図1ないし図4において装置本体12の装置幅方向右方端部の装置奥行き方向前面側には、インクタンク部24が設けられている。インクタンク部24は、「液体収容容器」としての複数のインクタンク26(図16参照)と、複数のインクタンク26を覆う筐体28と、筐体28に対して回動可能に取り付けられたカバー30とを備えている。
インクタンク部24は、装置幅方向において少なくとも一部が閉じた姿勢のスキャナー14の下方に位置するように配置されている。本実施例において、インクタンク26は図16に示すように5つ設けられており、各インクタンク26には「液体」としてのブラック、マゼンタ、イエロー、シアン、フォトブラックのインクがそれぞれ収容されている。また、インクタンク部24の装置奥行き方向前面側には、各インクタンク26におけるインクの残量を確認可能な表示部24aが設けられている。
そして、スキャナー14が装置本体12に対して開いた姿勢を取ると、インクタンク部24において筐体28の上部に設けられ、インクタンク26の上部を覆うカバー30が完全に露呈する。カバー30は、筐体28に対して回動可能に取り付けられている。そして、カバー30が完全に露呈している状態では、図3に示すようにカバー30を筐体28に対して回動させることにより、インクタンク26の上部を露呈させることができる。尚、インクタンク26の構成については、後述する。
次いで図4及び図6を参照するに、装置奥行き方向においてインクタンク部24の背面側にはキャリッジユニット32が配置されている。一例として、キャリッジユニット32は、装置本体12内において装置幅方向に往復動可能に構成されている。キャリッジユニット32の駆動機構をより具体的に説明すると、装置奥行き方向においてキャリッジユニット32の背面側には、駆動モーター34が設けられている。
駆動モーター34の駆動軸には、不図示の駆動プーリーが設けられている。また、駆動プーリー(不図示)に対して装置幅方向に間隔をおいて従動プーリー36(図13参照)が駆動プーリーに対して従動回転可能に装置本体12内に設けられている。駆動プーリー(不図示)と従動プーリー36には無端ベルト38(図13も参照)が掛けまわされている。そして、図13に示すように、無端ベルト38の少なくとも一部は、キャリッジユニット32の背面側端部に設けられた把持部32aにおいてキャリッジユニット32に把持されている。そして、駆動モーター34が回転駆動すると、無端ベルト38は駆動モーター34の回転方向と同じ方向に回転駆動させられ、キャリッジユニット32を装置幅方向に移動させる。尚、一例として、装置本体12内において図4に示すキャリッジユニット32の位置がキャリッジユニット32のホームポジションとして設定されている。
また、図4に示すようにキャリッジユニット32には、複数の中継アダプター40が装着されている。そして、各中継アダプター40は、「一のチューブ」としてのインク供給チューブ42を介してインクタンク26に接続されている。
また、図5に示すように、キャリッジユニット32の下部には、「液体噴射部」としての記録ヘッド44が設けられている。また、記録ヘッド44の下面は、インクを噴射する複数のノズルが設けられたノズル面として構成されている。尚、図示していないが、一例として複数のノズルは装置奥行き方向に沿って配列され、ノズル列を形成している。また、中継アダプター40は記録ヘッド44のノズルにインクを供給可能に構成されている。
また、図4において、記録ヘッド44の下方には装置幅方向に延びる媒体支持部材46が設けられている。また、装置奥行き方向において媒体支持部材46の背面側には搬送ローラー対48が設けられている。
ここで、プリンター10の媒体の記録動作について説明すると、媒体収容部22に収容された媒体は、不図示の給送手段により、搬送ローラー対48まで給送される。そして、搬送ローラー対48は媒体をニップして、記録ヘッド44の下方側において記録ヘッド44と対向する領域に媒体を送り込む。そして、媒体支持部材46に支持された媒体は、記録ヘッド44と対向する面に記録ヘッド44のノズルから噴射されたインクを受ける。これにより、媒体において記録ヘッド44と対向する面に記録が実施される。そして、記録が行われた媒体は、装置本体12の装置奥行き方向前面側に突出した媒体排出トレイ18に向けて排出される。
<<<インク供給経路について>>>
以下、図7ないし図17を参照して、プリンター10におけるインクタンク26からキャリッジユニット32の記録ヘッド44までのインクの供給経路について説明する。まず、図8ないし図10を参照するに、キャリッジユニット32は、箱状の筐体50を備えている。箱状の筐体50には、アダプター収容部50aが設けられている。そして、アダプター収容部50aは装置高さ方向上方側が開口している。また、アダプター収容部50aの底部には、開口50bが形成されている。開口50bには、ノズル面が筐体50の底部から装置高さ方向下方側に突出するように記録ヘッド44(図5参照)が取り付けられている。そして、アダプター収容部50a内において記録ヘッド44の装置高さ方向上方には、複数の中継アダプター40が配置されている。中継アダプター40には、インク供給チューブ42、具体的には後述する第1チューブ42aの一端が接続されている。
また、筐体50においてアダプター収容部50aの装置奥行き方向前方側の端部には、第1チューブ案内部50cが形成されている。第1チューブ案内部50cは、チューブ保持部50dと、「撓み空間」及び「第1の撓み空間」としてのチューブ収容部50eと、チューブ導入部50fとを備えている。ここで、第1チューブ案内部50cは、アダプター収容部50aに配置された中継アダプター40から装置奥行き方向前方側に延びるインク供給チューブ42を湾曲させて装置幅方向左方に案内する案内部として構成されている。
図8及び図9を参照するに、チューブ保持部50dは、アダプター収容部50aの装置奥行き方向前方側の端部に形成されている。そして、チューブ保持部50dは、装置幅方向に間隔をおいて装置高さ方向に突出する複数のリブ52を備えている。リブ52は、複数のインク供給チューブ42を装置幅方向に沿って配列させている。また、図10を参照するに、チューブ保持部50dの装置奥行き方向前方側端部は、半径がR1以上の曲面となるように形成されている。ここで、曲面の半径R1は、インク供給チューブ42が曲面に沿って曲がった際、インク供給チューブ42内を流れるインクの流れが阻害されない大きである。尚、本明細書において例えば「R1」とは、半径が1mmであることを意味する。
次いで、チューブ保持部50dの装置奥行き方向前方側には、装置幅方向に延びるチューブ収容部50eが設けられている。チューブ収容部50eの底部50gは、装置高さ方向においてチューブ保持部50dよりも下方に位置するように設定されている。また、チューブ収容部50eの底部50gは、装置幅方向左方に向かって上り坂として形成された緩やかな曲面50hによりチューブ導入部50fと接続されている。
曲面50hの半径は、一例として半径R2以上となるように設定されている。半径R2は、インク供給チューブ42が曲面に沿って曲がった際、インク供給チューブ42内を流れるインクの流れが阻害されない大きさである。
また、チューブ導入部50fは、キャリッジユニット32の移動方向に沿って延びる複数のインク供給チューブ42を装置奥行き方向に沿って並べるとともに、チューブ収容部50eに向けて案内している。
図9及び図10を参照して、インク供給チューブ42の余長を吸収するバッファー空間、すなわち撓み空間として機能するチューブ収容部50eについてさらに説明する。チューブ収容部50eは、ノズル面と交差する方向である装置高さ方向に高さを有する空間として形成されている。そして、図9及び図10において実線で図示されたインク供給チューブ42は、第1チューブ案内部50c内において最短の経路を通っている状態を示している。
ここで、装置の組立時、インク供給チューブ42の長さが第1チューブ案内部50c内における最短の経路よりも長く、余長が生じる場合がある。この場合には、図9及び図10において二点鎖線で図示したインク供給チューブ42′のように、チューブ収容部50e内においてインク供給チューブ42の一部を装置高さ方向下方側に撓ませることにより、第1チューブ案内部50c内における経路長を長くすることができる。これにより、第1チューブ案内部50cにおいて、インク供給チューブ42の長さを調整することができる。
また、本実施例においてチューブ保持部50dの曲面の半径R1及び曲面50hの半径R2は、インク供給チューブ42内を流れるインクの流れが阻害されない大きさであるので、インク供給チューブ42の一部をチューブ収容部50e内において装置高さ方向下方側に撓ませても、インク供給チューブ42が潰れてしまうことを抑制でき、インクの流れを阻害せずにインク供給チューブ42の余長を調整することができる。
尚、図4、図7ないし図10では、図示を省略しているが、第1チューブ案内部50c内にインク供給チューブ42が引き回された状態において、キャリッジユニット32の筐体50の上部は、カバー54により覆われている(例えば図6参照)。カバー54は、キャリッジユニット32内においてインク供給チューブ42の装置高さ方向上方への変位を規制している。
<<<ガイド部について>>>
次いで、図6、図11ないし図14を参照してガイド部56について説明する。図6に示すように、インク供給チューブ42はキャリッジユニット32の第1チューブ案内部50cのチューブ導入部50fから装置幅方向左方向延びた後、下方側に湾曲して装置幅方向右方に延びている。そして、インク供給チューブ42において装置幅方向右方に延びる部分の下方には、ガイド部56が配置されている。
図11に示すように、ガイド部56は、装置奥行き方向において操作パネル16とキャリッジユニット32の移動領域との間に位置している。そして、ガイド部56は装置幅方向に延びる平板状の部材として構成されている。さらに、図12を参照するに、ガイド部56の装置奥行き方向前方側端部及び背面側端部は装置高さ方向上方に突出している。そして、ガイド部56は、装置奥行き方向に沿った断面が凹状となるように形成されている。そして、ガイド部56において凹部がインク供給チューブ42を案内するガイド面56aとして機能する。尚、一例として、ガイド部56は、金属材料をプレス加工等の曲げ加工で曲げて形成されている。
また、図11ないし図13を参照するにガイド部56には、装置幅方向に間隔をおいて複数のチューブ固定部材58A、58B、58C(以下、区別する必要がない場合は単にチューブ固定部材58と呼ぶ)が取り付けられている。図12に示すように、チューブ固定部材58は、装置奥行き方向に延びるチューブ受け部58aと、チューブ受け部58aの装置奥行き方向両端部において装置高さ方向下方側に突出するフック部58bとを備えている。
ここで、ガイド部56には、ガイド面56aの装置奥行き方向両端部に対を成して開口部56bが形成されている。そして、ガイド部56には、装置幅方向に沿って複数対の開口部56bが適宜間隔をおいて形成されている。そして、ガイド面56aの装置奥行き方向両端部に形成された開口部56bに、チューブ固定部材58のフック部58bが通されて、掛止されている。
そして、図12に示すように、インク供給チューブ42は、装置高さ方向においてチューブ固定部材58のチューブ受け部58aとガイド部56のガイド面56aとの間を通されている。このため、インク供給チューブ42がガイド面56aから離間しようとしても、チューブ受け部58aがインク供給チューブ42の離間方向への変位を規制する。
また、本実施例において、チューブ固定部材58A、58B、58Cは、ガイド部56に装置幅方向左方から右方に向かって順番に取り付けられている。そして、図13に示すように、キャリッジユニット32が移動領域において略中心位置に位置する際、チューブ固定部材58Aが、装置幅方向においてキャリッジユニット32の記録ヘッド44が設けられた領域(図13において符号44が付された二点鎖線で囲まれた領域)、すなわち開口50b内に位置するようにガイド部56に取り付けられている。
<<<接続部材について>>>
次いで、図14を参照するに、ガイド部56のガイド面56a上において、2つの隣り合うチューブ固定部材58の間、一例としてチューブ固定部材58Aとチューブ固定部材58Bとの間に、第1チューブ接続部材60と、第2チューブ接続部材62とが配置されている。尚、本実施例では、第1チューブ接続部材60及び第2チューブ接続部材62をチューブ固定部材58Aとチューブ固定部材58Bとの間に配置する構成としたが、この構成に限定されず、チューブ固定部材58Bとチューブ固定部材58Cとの間に配置してもよい。尚、第1チューブ接続部材60及び第2チューブ接続部材62は、一例としてインクチューブを接続する継ぎ手として構成されている。
ここで、第1チューブ接続部材60及び第2チューブ接続部材62は、キャリッジユニット32の中継アダプター40から第1チューブ接続部材60及び第2チューブ接続部材62までの液体流路を構成する第1チューブ42aと、第1チューブ接続部材60及び第2チューブ接続部材62からインクタンク26までの液体流路を構成する第2チューブ42bとを接続している。
また、本実施例では、一例として6本のインク供給チューブ42によりインクタンク26から中継アダプター40までインクを供給している。そして、一例として、第1チューブ接続部材60は、6本のインク供給チューブ42の内、装置奥行き方向背面側に位置する3本の第1チューブ42aと第2チューブ42bとをそれぞれ接続している。また、第2チューブ接続部材62は、6本のインク供給チューブ42の内、装置奥行き方向前面側に位置する3本の第1チューブ42aと第2チューブ42bとをそれぞれ接続している。
また、図14に示すように、第1チューブ接続部材60及び第2チューブ接続部材62は、隣り合うチューブ固定部材58の間で、装置幅方向にずらして配置されている。
<<<インクタンク部の構成について>>>
次いで、図15ないし図17を参照してインクタンク部24の周辺の構成について説明する。図16を参照するに、インクタンク26は、装置高さ方向下方側において装置奥行き方向前後方向に延びる、インク収容部26aと、インク収容部26aから装置高さ方向上方に向けて突出するインク注入部26bとを備えている。そして、インク注入部26bの上部にはインク注入口26dが設けられている。つまり、インクタンク26は、装置幅方向から見た際、階段状に形成されている。
また、各インクタンク26のインク収容部26aの装置奥行き方向背面側の下部には、接続部26eが設けられている。接続部26eには、第2チューブ42bが接続されている。尚、ブラックインクを収容するインクタンク26Aには、2本の第2チューブ42bが接続されている。つまり、インクタンク26B、26C、26D、26Eの接続部26eには各1本ずつの第2チューブ42bが接続され、インクタンク26Aの接続部26eには2本の第2チューブ42bが接続されている。
また、図15に示すように、インクタンク26のインク収容部26aの上部には、第2チューブ案内部64が設けられている。ここで、第2チューブ案内部64は、チューブ保持部64aと、「第2の撓み空間」としてのバッファー部64bと、湾曲ガイド部64cとを備えている。
チューブ保持部64aは、装置幅方向においてガイド部56の右端部に隣り合って配置されている。また、チューブ保持部64aは、装置高さ方向上方側に突出する複数のリブ66により区切られている。バッファー部64bは、装置幅方向においてチューブ保持部64aの右方に配置されている。そして、バッファー部64bは、装置高さ方向において第2チューブ42bの一部を撓ませた状態で収容可能な空間として形成されている。
湾曲ガイド部64cは、第2チューブ42bの向きを装置幅方向から装置奥行き方向背面側に向けて変えた後、装置高さ方向下方側に導くガイド形状を備えている。
ここで、図16を参照するに、各インクタンク26の接続部26eから延びる第2チューブ42bは、装置高さ方向上方側に延びて、第2チューブ案内部64の湾曲ガイド部64cまで達する。そして、湾曲ガイド部64cは、第2チューブ42bを案内してバッファー部64bへと導く。
ここで、バッファー部64bは、装置高さ方向において第2チューブ42bの一部を撓ませて収容する空間を有しているので、装置の組立時、接続部26eから第1チューブ接続部材60及び第2チューブ接続部材62まで経路よりも第2チューブ42bの長さが長い場合、即ち余長がある場合に、第2チューブ42bの一部をバッファー部64b内で撓ませて長さの調整をすることができる。したがって、第2チューブ42bの長さをバッファー部64bで調整することにより、複数の第2チューブ42bの長さのバラツキを吸収することができる。
そして、チューブ保持部64aは、バッファー部64bから延びる複数の第2チューブ42bをそれぞれ保持する。また、チューブ保持部64aは、第2チューブ42bをガイド部56に向けて案内している。尚、図15において第2チューブ42bの図示を省略しており、図16においてガイド部56及びチューブ固定部材58の図示を省略している。
また、図17を参照するに、キャリッジユニット32がホームポジションに位置する状態において、装置高さ方向においてキャリッジユニット32の第1チューブ案内部50cのチューブ収容部50eの下方に、第2チューブ案内部64のバッファー部64bが位置している。すなわち、装置高さ方向においてチューブ収容部50eとバッファー部64bとはオーバーラップしている。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例では、第1チューブ接続部材60及び第2チューブ接続部材62を隣り合うチューブ固定部材58A、58B、58Cの間に配置する構成としたが、この構成に代えて、3つのチューブ固定部材58A、58B、58Cの間に1つずつチューブ接続部材を配置する構成としてもよい。具体的には、図18を参照するに、ガイド部56には、装置幅方向に沿ってチューブ固定部材58A、58B、58Cが取り付けられている。そして、チューブ固定部材58Aとチューブ固定部材58Bとの間に第2チューブ接続部材62を配置し、チューブ固定部材58Bとチューブ固定部材58Cとの間に第1チューブ接続部材60を配置する構成としてもよく、逆にチューブ固定部材58Aとチューブ固定部材58Bとの間に第1チューブ接続部材60を配置し、チューブ固定部材58Bとチューブ固定部材58Cとの間に第2チューブ接続部材62を配置する構成としてもよい。
上記説明をまとめるとプリンター10は、媒体にインクを噴射するノズルを有する記録ヘッド44を備えるとともに、記録ヘッド44の走査方向に往復動するキャリッジユニット32と、記録ヘッド44から噴射するインクを収容可能であり、キャリッジユニット32とは別の設置場所に設けられるインクタンク26と、キャリッジユニット32に接続され、インクタンク26から送られるインクをキャリッジユニット32に供給するインク供給チューブ42と、を備え、キャリッジユニット32は、インク供給チューブ42が撓んで入り込むことが可能な撓み空間としてのチューブ収容部50eを、キャリッジユニット32の移動方向と交差する方向である媒体搬送方向である装置奥行き方向の端部寄りに備える。
仮に、撓み空間であるチューブ収容部50eを媒体搬送方向である装置奥行き方向においてキャリッジユニット32の中央寄りに設けると、キャリッジユニット32の本体部の容量、即ちキャリッジユニット32がインクを貯留可能な容量を、チューブ収容部50eが侵食する為、キャリッジユニット32を全体的に大型化せざるを得ない場合がある。
しかしながら上記構成によれば、キャリッジユニット32は、チューブ収容部50eを、キャリッジユニット32の移動方向と交差する方向である媒体搬送方向である装置奥行き方向の端部寄りに備えるので、チューブ収容部50eがキャリッジユニット32の本体部の容量を侵食せず、或いは侵食しても最小限に抑えることができ、ひいてはキャリッジユニット32の大型化を回避できる。
チューブ収容部50eは、ノズルが設けられたノズル面と交差する方向である装置高さ方向にインク供給チューブ42が撓んで入り込むことが可能な空間である。この構成によれば、ノズル面と平行な面に対してキャリッジユニット32を投影した際の当該キャリッジユニット32の大きさを抑制できる。その結果、多くの場合、プリンター10の奥行き方向寸法を抑制できる。
チューブ収容部50eは、キャリッジユニット32の筐体50によって形成されている。この構成によれば、チューブ収容部50eを形成する為の部材を別途設ける必要がなく、キャリッジユニット32のコストアップを抑制できる。
インクタンク26とキャリッジユニット32との間に複数の液体流路を形成する複数のインク供給チューブ42を備え、チューブ収容部50eは、複数のインク供給チューブ42が並んで入り込むことが可能な幅を有する。
上記構成によれば、チューブ収容部50eは、複数のインク供給チューブ42が並んで入り込むことが可能な幅を有するので、複数のインク供給チューブ42の間で余長にばらつきが生じても、チューブ収容部50eでそのバラツキを吸収できる。
例えば、一本のチューブについて余長処理の必要がなく(前記チューブ収容部50eの利用の必要がなく)、しかしながら他のチューブについて処理すべき余長が長くなった場合、処理すべき余長が長くなったチューブについてチューブ収容部50e内で充分に撓ませることができる。
キャリッジユニット32の移動に伴うインク供給チューブ42の変形を規制する、キャリッジユニット32の移動方向に沿って延設されたガイド部56と、インクタンク26とキャリッジユニット32との間に複数の液体流路を形成する複数のインク供給チューブ42を備え、複数のインク供給チューブ42は、ガイド部56上において並べて設けられ、一のインク供給チューブ42は、ガイド部56上の少なくとも一箇所において、第1チューブ42aと第2チューブ42bとがチューブ接続部材60、62によって接続されて成り、チューブ接続部材60、62は、複数のインク供給チューブ42のうち少なくとも一部を接続する第1チューブ接続部材60と、他のインク供給チューブ42を接続する第2チューブ接続部材62と、を備えて構成され、第1チューブ接続部材60および第2チューブ接続部材62は、ガイド部56の延設方向において位置をずらして配置されている。
上記構成によれば、チューブ接続部材60、62は、複数のインク供給チューブ42のうち少なくとも一部を接続する第1チューブ接続部材60と、他のインク供給チューブ42を接続する第2チューブ接続部材62と、を備えて構成され、第1チューブ接続部材60と第2チューブ接続部材62は、ガイド部56の延設方向において位置をずらして配置されているので、複数のインク供給チューブ42を並べる際に並び方向の寸法の大型化を抑制できる。
インク供給チューブ42をガイド部56に対して固定するチューブ固定部材58を複数備え、チューブ接続部材60、62は、複数のチューブ固定部材58の間に設けられる。この構成によれば、チューブ接続部材60、62がインク供給チューブ42の可動部(キャリッジユニット32の移動に伴い変形する部分)に設けられる構成に比して、可動部の挙動を安定させることができるとともに、チューブ接続部材60、62からインク供給チューブ42が外れるといった不具合を回避できる。
チューブ収容部50eを第1の撓み空間として、キャリッジユニット32が移動可能領域における一方側の端部、すなわちホームポジションに位置した状態におけるキャリッジユニット32の少なくとも一部、一例としてチューブ収容部50eの下側に、第2チューブ42bが撓んで入り込むことが可能な第2の撓み空間であるバッファー部64bを備える。この構成によれば、第1の撓み空間であるチューブ収容部50eに加え、第2の撓み空間であるバッファー部64bを更に備えるので、インク供給チューブ42の余長処理の自由度が更に向上する。
加えて、バッファー部64bは、キャリッジユニット32が移動可能領域における一方側の端部であるホームポジションに位置した状態におけるキャリッジユニット32の少なくとも一部である第1チューブ案内部50cの下側に位置するので、キャリッジユニット32の移動方向における装置寸法を抑制できる。
また、本実施形態では本発明に係るキャリッジユニット32、ガイド部56、チューブ接続部材60、62及びチューブ固定部材58を液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、12 装置本体、14 スキャナー、16 操作パネル、18 媒体排出トレイ、20 電源部、22 媒体収容部、24 インクタンク部、24a 表示部、26 インクタンク、26a インク収容部、26b インク注入部、26d インク注入口、26e 接続部、28 筐体、30 カバー、32 キャリッジユニット、32a 把持部、34 駆動モーター、36 従動プーリー、38 無端ベルト、40 中継アダプター、42、42′ インク供給チューブ、42a 第1チューブ、42b 第2チューブ、44 記録ヘッド、46 媒体支持部材、48 搬送ローラー対、50 筐体、50a アダプター収容部、50b 開口、50c 第1チューブ案内部、50d、64a チューブ保持部、50e チューブ収容部、50f チューブ導入部、50g 底部、50h 曲面、52、66 リブ、54 カバー、56 ガイド部、56a ガイド面、56b 開口部、58、58A、58B、58C チューブ固定部材、58a チューブ受け部、58b フック部、60 第1チューブ接続部材、62 第2チューブ接続部材、64 第2チューブ案内部、64b バッファー部、64c 湾曲ガイド部、R1、R2 半径

Claims (7)

  1. 媒体に液体を噴射するノズルを有する液体噴射ヘッドを備えるとともに、第1移動方向及び前記第1移動方向に対し反対の第2移動方向に移動するキャリッジユニットと、
    前記液体噴射ヘッドから噴射する液体を収容可能であり、前記キャリッジユニットとは別の設置場所に設けられる液体収容容器と、
    前記キャリッジユニットに接続され、前記液体収容容器から送られる液体を前記キャリッジユニットに供給するチューブと、を備え、
    前記キャリッジユニットは、前記キャリッジユニットの移動方向と交差する方向である媒体搬送方向の端部に、前記チューブを前記キャリッジユニットの内部から前記第2移動方向に向けて案内するチューブ案内部を備え、
    前記チューブ案内部は、前記チューブを保持するチューブ保持部と
    前記チューブ保持部に対して前記媒体搬送方向に位置し、前記チューブが下方に撓んで入り込むことが可能な撓み空間と、
    前記撓み空間に対し前記第2移動方向に位置し、前記チューブを前記チューブ案内部の外側から前記チューブ案内部に導入するチューブ導入部と、を備え
    前記撓み空間の底部は、前記第2移動方向に向かって上り坂となり、前記チューブ導入部に接続する曲面で形成されている
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置において、前記チューブ保持部の、前記媒体搬送方向の端部が、曲面で形成されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置
  3. 請求項1または請求項に記載の液体噴射装置において、前記液体収容容器と前記キャリッジユニットとの間に複数の液体流路を形成する複数の前記チューブを備え、
    前記撓み空間は、複数の前記チューブが並んで入り込むことが可能な幅を有する、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の液体噴射装置において、前記キャリッジユニットの移動に伴う前記チューブの変形を規制する、前記キャリッジユニットの移動方向に沿って延設されたガイド部と、
    前記液体収容容器と前記キャリッジユニットとの間に複数の液体流路を形成する複数の前記チューブと、を備え、
    複数の前記チューブは、前記ガイド部上において並べて設けられ、
    一の前記チューブは、前記ガイド部上の少なくとも一箇所において、第1チューブと第2チューブとが接続部材によって接続されて成り、
    前記接続部材は、複数の前記チューブのうち少なくとも一部を接続する第1接続部材と、他の前記チューブを接続する第2接続部材と、を備えて構成され、
    前記第1接続部材および前記第2接続部材は、前記ガイド部の延設方向において位置をずらして配置されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  5. 請求項に記載の液体噴射装置において、前記チューブを前記ガイド部に対して固定する固定部材を複数備え、
    前記接続部材は、複数の前記固定部材の間に設けられる、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の液体噴射装置において、前記撓み空間を第1の撓み空間として、前記キャリッジユニットが移動可能領域における一方側の端部に位置した状態における当該キャリッジユニットの少なくとも一部の下側に、前記チューブが撓んで入り込むことが可能な第2の撓み空間を備える、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  7. 請求項6に記載の液体噴射装置において、前記第2の撓み空間は、前記液体収容容器の上部に設けられる、
    ことを特徴とする液体噴射装置
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